JP2009163734A - H.324および関連する通信プロトコルを用いた装置間でセッションを高速に確立する方法、システム、およびh.324類似端末 - Google Patents

H.324および関連する通信プロトコルを用いた装置間でセッションを高速に確立する方法、システム、およびh.324類似端末 Download PDF

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Abstract

【課題】短縮したセットアップ時間でH.324類似セッションを確立する。
【解決手段】a)呼開始時に端末間で、両端末の機能を確立し、交換されるメディアとデータとのタイプと形式とを一致させるためにやりとりするのに必要なH.245メッセージを連結させる方法、b)その確立を加速するために非標準H.245メッセージまたは非標準フィールドを備えた標準H.245メッセージを用いる方法、c)各端末に他方の機能を通知し、H.324呼開始段階に先立ち、ベアラ確立のために用いる呼信号プロトコルに利用可能なあらゆるユーザ定義フィールドにより交換されるメディアとデータのタイプと形式とを提案する方法、d)各端末に他方の機能を通知し、任意にベアラチャネル上でエラー制御のためにエンコードされたビットのバーストにより、交換されるメディアとデータのタイプと形式とを、望まれるとすぐに提案し、受理する方法および装置に関する。
【選択図】図11

Description

(著作権表示)
本出願の一部には、コンピュータコードが含まれ、それはDilithium Networks Pty Ltd.の所有である。あらゆる権利は、著作権保護表示Dilithium Networks Pty Ltd. (c)2003. の下で保護される。
本発明は、一般には装置(「端末」)間でのマルチメディア通信(マルチメディア「呼」)に関し、より詳細には、ITU−T H.324勧告、および第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPPおよび3GPP2)により開発され、採用された3G−324M勧告などのH.324勧告に由来または関連する他の標準および勧告を使用する端末間での呼確立に必要な時間を短縮する方法に関する。
単に一例としてではあるが、本発明は、移動通信ネットワーク上での3G−324M(H.324ベースのプロトコル)マルチメディア・ハンドセット間、および各エンドポイントで用いられるプロトコル間を仲介するマルチメディア・ゲートウェイを用いたパケットネットワーク上での3G−324Mマルチメディア・ハンドセットとH.323ベースの端末間でのマルチメディア通信の確立に適用されているが、本発明はまた他にも適用できることは明らかであろう。
H.324は、一般アナログ電話網(GSTN)上でのマルチメディア通信に対して標準の、国際電気通信連合(ITU)のプロトコルである。H.324Mは、H.324の拡張版であり、移動通信ネットワーク上での接続を目的とする。また、3G−324Mは、第三世代パートナーシップ・プログラム(3GPP)による勧告であり、3GPPの範囲内でのH.324Mの使用に対する適合性を規定し、また3GPP2により採用される。H.324ベースまたは由来のプロトコルを用いる装置やシステムをH.324類似装置と呼ぶことにする。H.324類似装置は、他のH.324類似装置と交換局経由で接続でき、H.324類似ではない他の装置とはマルチメディア・ゲートウェイを介して接続できる。H.324類似ではない他の装置の例として、H.323装置がある。H.323は、帯域非保証型パケットネットワーク上でのマルチメディア通信に対して標準の、国際電気通信連合のプロトコルである。H.323類似装置とは、H.323プロトコルベースまたは由来のプロトコルを用いる装置のことをいう。
一般性を失うことなく、「H.324」という表現を、H.324Mおよび3G−324M装置を含むH.324類似装置を示すのに用いることとし、「H.323」という表現をH.323類似装置を示すのに用いることとする。
また、一般性を失うことなく、「装置」という表現を、ハンドセットなどのようなユーザ端末装置、あるいは交換機やゲートウェイなどのネットワーク端末装置のいずれかを示すのに用いることとする。「装置」という表現はエンティティの意味を含む。また、「装置」と「端末」という表現は可換であり、どちらも本文書中では同じ意味を示すものとする。
H.324、H.324M、または3G−324Mの実施形態である機器間で呼がなされる場合、呼の第1段階は、装置間でエンドツーエンド・ベアラを確立することである。この段階のことを呼信号とよび、モデムや一般アナログ電話網が使用されている場合を除き、H.324の範囲外である。呼の第2段階は、H.324のセッションを確立することであり、それは、装置がサポートする形式で、装置間にビデオ、オーディオ、およびデータの送信手段を設けることである。これを行うために、H.324Mは、さらに2つのITU−T勧告を用いる。
この用いる勧告のうち、最初の1つは、「低ビットレートのマルチメディア通信用多重化プロトコル」であるH.223である。H.223は、フレーム指向の多重化プロトコルの仕様を定めており、単一通信回線上で、あらゆる組み合わせのボイス、ビデオ、およびデータ(例えば、コマンドとコントロールなど)のデジタル情報を転送できるようにする。このH.223は、多くの接続モードが使え、それは、エラーの存在下でもより高い柔軟性の実現を目的としたH.223勧告の補遺A、B、およびCに仕様が定められている。これはまた、モバイルレベル1、2、および3としても知られている。この補遺のいずれも適用しなければ、H.223は、時には、モバイルレベル0(ベースライン)での接続ともみなされる。H.324には、論理チャネルの概念があり、その概念とは、回線交換リンク上に仮想チャネルを設ける方法のことである。マルチプレクサの役割は、論理チャネル上に書き込まれたデータチャンク各部を、マルチプレクサ・プロトコルデータユニット(MUX−PDU)として知られるフレームに混合(多重化)することである。論理チャネル0は、常に利用可能であり、コマンドとコントロールに用いられる。データ(ボイス、ビデオ、コマンドとコントロール、および他の一般的なデータ)は、サービスデータユニット(SDU)と呼ばれるビットストリームチャンクを介して、マルチプレクサとやり取りされる。種々のSDUは、多重化される前に適合層を通過し、そこで、エラー検出、シーケンス番号付与、再送リクエストなどの目的のために追加情報を付加することができる。
勧告のうちの2番目は、「マルチメディア通信用コントロールプロトコル」であるH.245であり、端末情報メッセージの構文と動作、および通信開始時または通信の最中でのインバンド・ネゴシエーションに対するそれらの使用手順に関して仕様を定める。このメッセージは、機能と設定、ロジカルチャネルシグナリング、およびコントロールとインジケーションの送受信を扱う。H.245で仕様を定めたこのメッセージは、ITU−Tの抽象構文記法1(ASN.1)に示されており、リクエスト、レスポンス、コマンド、またはインジケーションタイプのメッセージとして分類することができる。H.245のメッセージは、送信される前に、ASN.1標準に従いエンコードされる。リクエストタイプのH.245メッセージを端末が送信すると、この端末は、遠隔端末がレスポンスタイプの適切なメッセージを返信するように要求する。もし、そのレスポンス(受信確認を意味するアック「Ack」と呼ばれることもある)が一定時間内に受信されなければ、送信側端末がリクエストを再送信する。あるいはリクエストを繰り返してもなんらのレスポンスも受信されなければ、他の適切な処置をとることになる。リクエストの再送信は、何度でも生じる可能性がある。呼設定に関わるH.245メッセージの多くが、リクエストタイプのものである。
また、H.245は、正確な接続のために信頼性の高いリンク層を要求する。これを実現する主要な手段は、H.324の補遺に仕様を定めてあるが、簡易再送プロトコル(SRP)または番号を付与した簡易再送プロトコル(NSRP)を用いることであり、このプロトコルでは、全般的にはマルチメディア・システム・コントロールPDUとして、また本文書ではH.245PDUとして知られる1つまたは複数のH.245メッセージが送信前にSRPコマンドフレームに形成され、受信側端末は、SRPコマンドフレームを正しく受信したという確認のためにSRPレスポンスフレーム(SRPアックと呼ばれることもある)を送信しなければならない。最後のメッセージに対するSRPアックが受信されるまで、端末装置は、それ以上のいかなるH.245メッセージも送信してはならない。
受信された各H.245リクエストメッセージに対するH.245レスポンスメッセージの送信要求と、送信された各SRPコマンドフレームに対するSRPアックの受信の必要性との複合効果は、単独のリクエストメッセージでは無事に伝達されるのにある程度時間がかかる、ということを意味する。一方の端末(A)から他方の端末(B)へのH.245メッセージの送信と、H.245レスポンス(アック)メッセージの入手に関わる通信について図1Aに示す。また、図1Aには、片道のH.245メッセージが片道のSRPコマンドフレーム(SRP CF)に形成された場合に関与するSRPコマンドフレーム(SRP CF)とSRPレスポンスフレーム(SRP RF または SRPアック)とを示す。 H.324標準により、複数のH.245メッセージが1つのSRPコマンドフレーム内で連結されることが可能となるが、この機能は、このような端末がもしSRPコマンドフレーム内で遭遇した最初のH.245メッセージのみに応答する場合は、そう頻繁には利用されない。場合によっては、複数のH.245リクエストまたはレスポンスを含むSDUを受信すると、この機能をサポートしない端末は誤動作を起こすかもしれない。
図1Aに示すH.245リクエストとレスポンスのシーケンスのことを、「往復」と呼ぶことにし、それを終了させるのに関与する時間を「往復遅延」と呼ぶことにする。
典型的なH.324呼設定および呼接続に関わる重要なステップは以下の通りである。
1.呼信号(ベアラ確立): H.324の範囲外。通常は、GSTNであれば、ISDNを介したモデム接続。または移動体通信の場合は移動体交換局を介した信号伝達。
2.モバイルレベル検出(MLD): ここで共通のモバイルレベルが装置間で一致する。このステップは、H.324Mや3G−324M装置などのモバイル用の拡張をサポートするH.324装置により実行される。
3.端末機能交換(TCS): H.245メッセージング
4.マスタ・スレーブ判定(MSD): H.245メッセージング
5.オープン/クローズ論理チャネル(OLC): H.245メッセージング
6.マルチプレクサ・テーブルエントリ交換(MTE): H.245メッセージング
ステップ3〜6は、前述のようにH.245リクエストとレスポンスメッセージのシーケンスを用いて実行され、これを図1Aに示す。H.324の呼に関するリクエストとレスポンスの完全なシーケンスを図1Bに示す。ここで留意すべきは、上記ステップ5および6の順序は可換だということである。また、ステップ3〜6は、シグナリングエンティティとしても知られる基礎をなす状態機械により定義される手順に関係することに留意すべきである。この関連するシグナリングエンティティには次のものがある。
1.機能交換シグナリングエンティティ(CESE)
2.マスタ・スレーブ判定シグナリングエンティティ(MSDSE)
3.論理チャネル・シグナリングエンティティ(LCSE)
4.多重化テーブル・シグナリングエンティティ(MTSE)
一旦これらのステップが完了すると、メディア(ビデオ、オーディオ、およびデータ)は端末間を流れることができる。ここで留意すべきは、H.245メッセージは、先に説明したように、事前に定義され、マルチプレクサの事前に定義した多重化テーブルエントリ0により伝わる論理チャネル0上を流れることである。一旦、他の多重化テーブルエントリと交換すると、それもH.245メッセージとあわせて用いることができる。
上記の重要なステップは、多くの場合、順番に処理されるが、これは、各方向に2つの論理チャネルでH.324セッションを確立するために、H.245メッセージの往復遅延が10も生ずる結果となる。さらに、送信された各メッセージに対して、その他のメッセージを送信する前に、それが同じシグナリングエンティティと関連するか否かにかかわらず、エンドポイントがSRPメッセージを受信することを要求するH.325/H.245に用いられるSRPスキーム(あるいは、もしモバイルレベルが0を超える場合は、番号付与バージョンであるNSRP)は、そうでない場合よりも呼設定を遅くしつつ、さらに範囲をネットワーク上のパイプラインメッセージに制限する。図1Bには、SRPメッセージは示されていない。
H.324Mに対しては、図1Bに示す上述の端末機能設定(TCS)リクエストのステップに先立ち、モバイルレベル検出/マルチプレクサ同期化フェーズが実行される。これは、各端末が接続する最高のモバイルレベルを示すビット(フラグ)の繰り返しパターンを送信する各端末からなる。各端末は、各端末が受信しているそのフラグを検証する。もし、このフラグが下位のモバイルレベルを示す場合は、端末は、同じ下位レベルまで下がる。両端末が同じフラグシーケンスを送信すると、このステップは終了する。
H.324Mの呼確立のために実行する必要がある上記一連の手順のため、H.324の実施形態である端末から呼がなされる場合は、呼信号が起動される時間から、H.324類似エンドポイント(H.324、H.324M、または3G−324M)とH.324類似か否かにかかわらず他の端末との間でのボイスとビデオの交換が開始する時間までの間、長い呼設定時間にいらいらしがちである。
ITU−T勧告H.323は、呼に関係するコマンド、コントロール、およびインジケーションメッセージの信号伝達に関して、H.324と同様の方法でH.245を用いる。ただし、H.324とは異なり、H.323は、H.323装置間での呼設定時間を短縮するために多くの特徴を備える。IETFのセッション開始プロトコルにも、同様の技術が存在する。
このように、H.324類似端末と、H.324タイプまたはマルチメディア・ゲートウェイを介したH.323などのもう一方の端末との間での呼設定時間を短縮する技術が求められている。H.324プロトコル(およびH.324Mや3G−324Mなどのその拡張版)と、H.323やその他のプロトコルとの違いは、H.324類似端末に対して呼確立時間を短縮する技術を導入する場合は、付加的な側面を考慮する必要がある、という点である。その違いには、用いるモバイルレベルに関する情報、および多重化テーブルエントリや適合層などのマルチプレクサに関するメッセージングと情報とが含まれる。
本発明は、通信技術を提供し、より詳細には、ITU−T H.324勧告、および第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPPおよび3GPP2)により開発され、採用された3G−324M勧告などのH.324勧告に由来または関連する他の標準および勧告を使用する端末間での呼確立に必要な時間を短縮する方法を提供する。さらに具体的には、本発明は、(i)呼開始時に端末間で、両端末の機能を確立し、交換されるメディアとデータのタイプと形式とを一致させるためにやりとりするのに必要なH.245メッセージを連結させる方法および装置、(ii)その確立を加速するために非標準H.245メッセージまたは非標準フィールドを備えた標準H.245メッセージを用いる方法および装置、(iii)各端末に他方の機能を通知し、H.324呼開始段階に先立ち、ベアラ確立のために用いる呼信号プロトコルに利用可能なあらゆるユーザ定義フィールドにより交換されるメディアとデータのタイプと形式とを提案する方法および装置、および(iv)各端末に他方の機能を通知し、任意にベアラチャネル上でエラー制御のためにエンコードされたビットのバーストにより、交換されるメディアとデータのタイプと形式とを、望まれるとすぐに提案する方法および装置、好ましくはベアラチャネル上において伝送される第1の情報として提案する方法および装置に関する。
ユーザが呼確立を要求する時点から、メディアが端末間で交換され始める時点までの時間を短縮するために、上記の方法を、個別に用いてもよい。単に一例としてではあるが、本発明は、移動通信ネットワーク上での3G−324M(H.324Mベースのプロトコル)マルチメディア・ハンドセット間、および各エンドポイントで用いられるプロトコル間を仲介するマルチメディア・ゲートウェイを用いたパケットネットワーク上での3G−324Mマルチメディア・ハンドセットとH.323ベースの端末間でのマルチメディア通信の確立に適用されているが、また他にも適用できることは明らかであろう。
本発明は、H.324類似の呼確立に必要なシーケンシャルステップ数を減らす技術を、個別に用いることが可能な多くの方法により提供する。
ステップ数を減らすために、少なくとも4タイプの方法を説明する。これらの方法を、タイプI、II、III、IVと呼ぶこととし、参照を簡略にするために、それらに番号を付与することとする。これらの方法は、一緒に用いても良いし、実施形態に応じて従来の技術とともに用いてもよい。また、多くの変形、代替、および修正形態があることは、当業者には明らかであろう。
具体的な実施形態では、これらの方法は次の通りである。
1.タイプI: H.245メッセージの連結。これにより、メディア通信を開始するための標準SRP/NSRPコマンドメッセージの数が減少する。
2.タイプII: H.245非標準メッセージング機能の組込み。呼に関わる装置に関する情報を組込むことにより、メディア通信を開始するためのH.245とSRP/NSRPメッセージとの交換回数が減少する。
3.タイプIII: 装置設定情報の組込み。装置設定情報を呼信号プロトコル交換に組込むことにより、呼信号に続く装置間でのメディア通信を開始するためのさらに多くの情報交換の必要性を排除する。
4.タイプIV: 装置設定情報の組込み。装置設定情報を、ベアラがデータ転送可能となるとすぐにベアラ上の装置により転送される第1のビットのバーストに組込む。ビットのバーストは、設定情報、暗号化された設定情報、干渉や他の状況のために発生するエラーから保護するためエンコードされた設定情報に代表される。ビットのバーストは、その情報を検知するタイプIVをサポートする他のエンティティの確率を増すために、また、ベアラデータの送信/運搬の開始の同期の問題を回避するために、何回か繰り返される。
いずれの場合も、これらの方法は、H.324標準と一致する端末動作に戻る手段を提供する。
タイプI: SRP/NSRPコマンドフレームにH.245メッセージを連結することによる時間短縮
この方法は、複数のH.245メッセージを単一のSRP/NSRP(H.245 PDU)コマンドフレームに連結する機能を、H.245、SRP/NSRPメッセージ、および関連する往復遅延の数を減少させる手段として有効に利用する。このH.245メッセージは、従属関係を破らない方法で連結される必要がある。
H.324範囲内でのH.245の使用により、装置は、複数のH.245要素を単一のPDUに連結することができ、これにより、次のPDUが送信可能となる前に、各H.245PDUが受信するSRP/NSRPレスポンスのために各リクエスト/レスポンス対が2往復する必要性を回避できる。
この方法は、複数のH.245メッセージを送信するために連結したH.245を用いるもので、単一のH.245PDU内の各メッセージは、相互に従属関係のない異なったシグナリングエンティティに由来する。
連結したH.245をサポートしない装置との相互接続は、そのような装置が、PDU内の2番目以降のH.245要素を無視すれば、もし無視されたメッセージがH.245リクエストメッセージである場合は、要求されたいかなるH.245レスポンスメッセージも送信しない、ということに留意することで実現できる。従って、送信された最初の連結したH.245PDUは、少なくとも2つのリクエストメッセージを含む必要があり、最初のメッセージはリクエストでなければならない。もし、最初のメッセージに対するアックのみが受信された場合は、送信側装置は、受信確認がなされていないリクエストやその他のメッセージを再送信することになる。そして、こうする際、さらにその後のあらゆるH.245メッセージを送信する際には、送信側装置は、その後の各H.245PDU内の1つのH.245メッセージのみを送信する状態に戻る必要がある。最初のH.245PDU内の全てのH.245メッセージへのレスポンスが受信されると、送信側装置は連結したメッセージを使用し続けることが可能となる。この技術を用いると、連結したメッセージをサポートしている場合は、往復遅延の回数が減少することになる。この方法は、H.245とH.324標準によりすでに認められ、定義されたプロトコル要素以外に、いかなるプロトコル要素をも定義しない。既存のプロトコルへの拡張よりも、むしろ、賢明なやり方で既存のプロセスを利用することが考えられる。
好ましくは、本発明は、1つまたは複数の通信ネットワークを用いた、ユーザ間での呼設定時間を短縮した呼起動の方法を提供する。この方法は、1つまたは複数の通信ネットワークと結合した少なくとも一組のH.324類似端末間に設けられる。この方法には、呼起動のために、第1の端末から第2の端末へ通信ネットワークを介して呼信号メッセージを送信し、一旦、呼信号メッセージが第2の端末により受信されると、第1および第2の端末間でのベアラチャネルを確立し、さらに共通のモバイルレベルを決定することが含まれる。ここで用い、また明細書全体で用いるように、「第1の端末」および「第2の端末」という用語は、例示目的のために規定されているに過ぎない。これらそれぞれの端末に関連した機能性は、ここで定義したクレームの範囲から外れることなく、相互に交換することができ、まとめることその他ができる。さらに、この方法には、最初の所定の接続モードに対する設定パラメータに関する2つ以上のH.245メッセージを確定し、この2つ以上のH.245メッセージを、所定のSRPコマンドフレームサイズに従い1つのSRPコマンドフレームに連結し、さらに2つ以上のH.245メッセージを含むSRPコマンドフレームを第1の端末から第2の端末へ通信ネットワークを介して送信することが含まれる。さらに、この方法には、一旦、SRPコマンドフレームが第2の端末により受信されると、この第2の端末によりSRP受信確認メッセージを送信し、所定の時間内に、少なくとも2つ以上のH.245メッセージを処理し、ベアラチャネルを介した第1および第2の端末間での初期の所定接続モードを確立させることが含まれる。
もう1つの実施形態では、この発明は、1つまたは複数の通信ネットワークを用いて、ユーザ間に、短縮した呼設定時間で呼起動を行うための指示を含むコンピュータ可読媒体を提供する。このコンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の通信ネットワークと結合した少なくとも一組のH.324類似端末間に設けられる。また、このコンピュータ可読媒体には、第1の端末から第2の端末へ通信ネットワークを介して呼起動を行うために呼信号メッセージを送信するための1つまたは複数の指示と、一旦、呼信号メッセージが第2の端末により受信されると第1および第2の端末間にベアラチャネルを確立するための1つまたは複数の指示と、共通のモバイルレベルを決定するための1つまたは複数の指示とが含まれる。さらに、このコンピュータ可読媒体には、初期の所定接続モードに対する設定パラメータに関する2つ以上のH.245メッセージを確定するための1つまたは複数の指示と、この2つ以上のH.245メッセージを、所定のSRPコマンドフレームサイズに従い、1つのSRPコマンドフレームに連結するための1つまたは複数の指示と、2つ以上のH.245メッセージを含むSRPコマンドフレームを、第1の端末から第2の端末へ通信ネットワークを介して送信するための1つまたは複数の指示とが含まれる。さらにこのコンピュータ可読媒体には、一旦、SRPコマンドフレームが第2の端末により受信されると、この第2の端末がSRP受信確認メッセージを送信するための1つまたは複数の指示と、所定の時間内に、少なくとも2つ以上のH.245メッセージを処理するための1つまたは複数の指示と、ベアラチャネルを介した第1および第2の端末間で初期の所定接続モードを確立させるための1つまたは複数の指示とが含まれる。
タイプII: H.245非標準メッセージを用いた時間短縮
H.324類似の呼確立に必要なシーケンシャルステップ数を減少させるという本発明の課題である2番目の方法は、H.245プロトコルの非標準メッセージング機能の利用を提案する。H.245では、非標準の拡張を付加する多くの方法が可能となる。H.245では、呼速度を上げるために非標準メッセージを付加する多くの方法がある。この方法のうち最も興味深いものは、H.245 TerminalCapabilitySetメッセージとH.245 NonStandardMessage レスポンスメッセージの範囲内での非標準機能の利用である。この2つのメッセージは、発呼装置が特定の方法で接続可能であるという信号を伝達し、マスタ・スレーブ判定、開かれるべき論理チャネル、およびこの非標準拡張内に組込まれた多重化テーブルエントリに関して、呼設定を加速するために遠隔端末に提案と設定とを提供するのに用いられる。この遠隔端末がこの方法をサポートする場合は、遠隔端末は、非標準拡張を用いて発呼端末に信号を伝達し、それはまた遠隔端末が受け入れたことを示すことになり、修正を提案したり、あるいは、例えば遠隔端末が用いている多重化テーブルエントリを含む他の情報を提供したりすることもできる。
着呼端末が、この方法をサポートしない場合は、この着呼端末は、非標準拡張を単に無視し、この非標準レスポンスに応答せず、標準レスポンスに応答することになる。そして、標準H.324類似の呼で、呼の過程は次に進むことになる。このタイプIIの方法は、タイプIの方法を処理する非サポート端末を必要としない。
好ましくは、本発明は、1つまたは複数の通信ネットワークを用いた、ユーザ間での呼設定時間を短縮した呼起動の方法を提供する。この方法には、呼起動のために、第1の端末から第2の端末へ通信ネットワークを介して呼信号メッセージを送信し、一旦、呼信号メッセージが第2の端末により受信されると、第1および第2の端末間にベアラチャネルを確立させることが含まれる。この方法にはまた、接続用の共通モバイルレベルの決定も含まれる。この方法は、1つまたは複数のカスタム非標準H.245メッセージまたは標準メッセージ中のカスタム非標準フィールドを設ける。この1つまたは複数のカスタムH.245メッセージまたはカスタム非標準フィールドは、初期の所定接続モードに関する1つまたは複数の設定パラメータに関連する。また、この方法には、1つまたは複数のカスタム非標準H.245メッセージまたは標準メッセージ中のカスタム非標準フィールドを、第1の端末から第2の端末へ送信し、1つまたは複数のカスタム非標準H.245メッセージまたはカスタム非標準フィールドに関連するカスタム非標準レスポンスメッセージを、第2の端末から第1の端末に送信し、所定の時間内に、1つまたは複数のカスタム非標準H.245メッセージまたはカスタム非標準フィールドを処理することが含まれる。さらに、この方法には、少なくとも1つまたは複数のカスタム非標準H.245メッセージまたはカスタム非標準フィールドに基づき、ベアラチャネルを介した第1および第2の端末間での初期の所定接続モードを確立することが含まれる。
もう1つの実施形態では、この発明は、1つまたは複数の通信ネットワークを用いて、ユーザ間に、短縮した呼設定時間で呼起動を行うための指示を含むコンピュータ可読媒体を提供する。このコンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の通信ネットワークと結合した少なくとも一組のH.324類似端末間に設けられる。また、このコンピュータ可読媒体には、第1の端末から第2の端末へ通信ネットワークを介して呼起動を行うために呼信号メッセージを送信するための1つまたは複数の指示と、一旦、呼信号メッセージが第2の端末により受信されると第1および第2の端末間にベアラチャネルを確立するための1つまたは複数の指示と、接続に対する共通のモバイルレベルを決定するための1つまたは複数の指示とが含まれる。さらに、このコンピュータ可読媒体には、1つまたは複数のカスタム非標準H.245メッセージまたは標準メッセージ中のカスタム非標準フィールドを設けるための1つまたは複数の指示が含まれる。1つまたは複数のカスタム非標準H.245メッセージまたはカスタム非標準フィールドは、初期の所定接続モードに対する1つまたは複数の設定パラメータに関連する。さらに、このコンピュータ可読媒体には、1つまたは複数のカスタム非標準H.245メッセージまたは標準メッセージ中のカスタム非標準フィールドを、第1の端末から第2の端末へ送信するための1つまたは複数の指示と、1つまたは複数のカスタム非標準H.245メッセージまたはカスタム非標準フィールドに関するカスタム非標準レスポンスメッセージを、第2の端末から第1の端末へ送信するための1つまたは複数の指示と、所定の時間内に、1つまたは複数のカスタム非標準H.245メッセージまたはカスタム非標準フィールドを処理するための1つまたは複数の指示とが含まれる。また、このコンピュータ可読媒体には、ベアラチャネルを介した第1および第2の端末間で、カスタム非標準H.245メッセージまたはカスタム非標準フィールドの少なくとも1つまたは複数に基づき、初期の所定接続モードを確立させるための1つまたは複数の指示とが含まれる。
タイプIII: 装置設定を呼信号フェーズに組込むことによる時間短縮
H.324端末の呼設定時間を短縮するための3番目の方法は、ユーザ定義情報をベアラ確立プロトコル中に組込むことが可能な呼信号フェーズ(ベアラ確立)の間に情報を渡すことを提案する。この方法により、H.324類似発呼装置は、メディア通信と、その基本となるマルチプレクサと論理チャネルの構成に関して、装置設定を明らかにすることができる。設定コード(事前に定義された設定構成を表す数値の文字列、またはアルファベットや数値の文字列)、およびITU−T抽象構文記法(ASN.1)形式などの形式で表現される明示的設定を含み、そのような設定を表す多くの方法がある。このような設定(符号化された、または明示的な)のことをプロファイルと呼ぶ。明示的設定またはプロファイルの場合は、ベアラ設定信号またはメッセージの一部としてプロファイルのリストを送信することができる。プロファイル(符号化された、または明示的な)により、マルチプレクサやH.245チャネルの呼設定に必要な全ての特徴を表す正確な値が明らかになる。例えば、モバイルレベル、マスタ・スレーブ判定、各論理チャネルに対するメディア形式、および各論理チャネルに対するマルチプレクサ・テーブルエントリなどは定義されてなければならない。応答装置は、次に、ベアラ確立(呼信号)信号またはメッセージに組込まれているユーザ定義情報に用いるため、プロファイルを選択する。このことにより、端末は、着呼装置が呼を受け入れた後に何往復も要求される訳ではなく、着呼装置が呼を受け入れた時点で、H.245チャネルのパラメータを交換することができる。
ベアラ確立(呼信号)は、通常はH.324類似装置を用いるネットワークに固有のものである。3G−324Mとの関連で、呼信号は、設定情報メッセージの組込みを可能にするITU−T Q.931類似呼設定プロトコルを用いる。このQ.931により、ユーザ定義情報をプロトコルメッセージに組込むことが可能となる。Q.931のシグナリングは複雑であるが、本明細書での説明のためには、2つのメッセージに簡略化できる。発呼当事者情報および他のパラメータを含むQ.931「設定」メッセージは、発呼装置から着呼装置に送信される。着呼装置は、この呼に応答するために「接続」メッセージで応答することになる(例えば、ユーザが応答ボタンを押して)。これに関連して、H.324類似装置の設定は、発呼装置により送信される「設定」メッセージに組込まれる。先に述べたように、設定メッセージは、Q.931メッセージのユーザ定義部に組込むことができる。着呼装置が、Q.931「接続」メッセージを送信することにより、呼に応答する場合は、着呼装置の接続モードを、着呼装置の「接続」応答メッセージのユーザ定義フィールドに組込む。「設定」と「接続」メッセージは、ITU−T Q.931勧告および3GPP技術仕様書に詳しい説明がある。ここで留意すべきは、3GPP2相当の文書は、WCDMA 3GPPのCDMA対応物に対して存在する。
ISDNネットワーク(例えば、ISDN上のH.324)およびSS7プロトコルを用いて信号伝達を行うネットワークの場合は、3GPPに対して上述の構成と類似の構成が用いられる。
GSTNネットワークの場合は、V.8やV.8bisなどのような呼信号プロトコルが、装置の設定コードを組込むために増補される。
符号化された、または明示的な設定を利用する能力により、信号やメッセージに含むことが可能なユーザ定義情報量に関して呼信号プロトコルが持つ可能性があるいくつかの限界は打破される。
好ましくは、本発明は、1つまたは複数の通信ネットワークを用いて、ユーザ間に、短縮した呼設定時間で呼起動を行う方法を提供する。この方法には、第1の端末(例えば、ハンドセット、ゲートウェイ、その他の装置)と第2の端末(例えば、ハンドセット、ゲートウェイ、その他の装置)とに関する呼の1つまたは複数の設定を提供することが含まれる。この1つまたは複数の設定は、第1および第2の端末間での呼の初期の接続モードに関連する。また、この方法には、1つまたは複数の設定をカスタムメッセージ(例えば、設定に基づくユーザ定義の)として処理し、そのカスタムメッセージを呼起動メッセージの所定のフィールドに組込むことが含まれる。この方法は、呼信号を用いて第1の端末から第2の端末へ通信ネットワークを介してカスタムメッセージを転送し、そのカスタムメッセージを第2の端末で処理する。この方法には、第1の端末に初期の接続モードを示すために、呼信号レスポンスメッセージを用いて、第2の端末によるカスタムレスポンスメッセージを転送し、初期の接続モードが確立した後に、第1および第2の端末間で情報を交換することが含まれる。
ここで留意すべきは、装置の好ましい接続モードを呼信号に組込むこの方法は、H.324類似装置とH.323類似装置との間の呼を仲介するH.324/H.323ゲートウェイの関連で、H.323高速接続と併せて用いられる場合に特に有効である。また、H.324類似装置とSIP装置との間の呼を仲介するH.324/SIPゲートウェイの関連で用いられる場合も、同様に有効である。
もう1つの実施形態では、本発明は、1つまたは複数の通信ネットワークを用いて、ユーザ間に、短縮した呼設定時間で呼起動を行うための指示を含むコンピュータ可読媒体を提供する。このコンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の通信ネットワークと結合した少なくとも一組のH.324類似端末間に設けられる。このコンピュータ可読媒体には、第1および第2の端末に関する呼に対する1つまたは複数の設定を設けるための1つまたは複数の指示が含まれる。この1つまたは複数の設定は、第1および第2の端末間での呼の初期の接続モードに関連する。また、このコンピュータ可読媒体には、1つまたは複数の設定をカスタムメッセージとして処理するための1つまたは複数の指示と、このカスタムメッセージを呼起動メッセージの所定のフィールドに組込むための1つまたは複数の指示と、このカスタムメッセージを、呼信号を用いて、第1の端末から第2の端末へ通信ネットワークを介して転送するための1つまたは複数の指示とが含まれる。さらに、このコンピュータ可読媒体には、第2の端末によりカスタムメッセージを処理するための1つまたは複数の指示と、第1の端末に初期の接続モードを示すために、呼信号レスポンスメッセージを用いて、第2の端末によるカスタムレスポンスメッセージを転送するための1つまたは複数の指示と、初期の接続モードが確立した後に、第1および第2の端末間で情報を交換する1つまたは複数の指示とが含まれる。
タイプIV: 装置設定をベアラチャネルの最初のデータバーストに組込むことによる時間短縮
呼設定時間を短縮するための別の方法は、タイプIIIで先に述べた装置の設定の情報を、信号チャネルの代わりにベアラチャネルで通信することである。装置の設定情報は、ASN.1でエンコードされたメッセージに組み込むことができ、また、別の構文型を用いることができる。メッセージは、さらに、ノイズ耐性の目的のために、エラー制御技術を用いてエンコードされることができ、通信チャネルの状況のエアインタフェースによるデータの破損に対する耐性を高めることができる。装置の設定情報はベアラチャネルが確立すると直ぐに転送することができ、また、何度も繰り返し送信されてもよい。発呼側の端末(呼に由来したエンティティ)から転送される設定メッセージをCaller AF4 Requestと呼び、応答側の端末から転送されるメッセージをAnswerer AF4 Requestと呼ぶことにする。応答側のメッセージは設定を含んでいてもよく、または空であってもよい。一旦、応答側の端末がCaller AF4 Requestを検出すると、その端末はリクエストを解析し、受け入れる好ましいモードを組み込むAnswerer AF4 Responseを返す。発呼側がAnswerer AF4 Responseを検出するとすぐに、発呼側は受け入れられる設定モードに応じてメディアの転送を開始できる。発呼側は、リクエストを転送する間に、Caller AF4 Request中で示したメディアを受け入れられることが必要になる。受信側は、レスポンスを転送する間に、メディアを受け入れられることが必要になる。受信側(呼ばれる側)の端末は、ベアラが利用できるときは、Answerer Request Messageをも転送する。Answerer Request Messageは、装置の設定情報を含みうる。セッションの設定時間を短縮するためであっても、発呼側はAnswerer Request Messageを無視し、または単に空のレスポンスを転送し、またはレスポンスを転送しなくともよい。したがって、双方の端末がリクエストやレスポンスを転送する場合でも、一旦、設定が検出され、正しくデコードされ、コンピュータプログラムが認識できる記載が生成されると、それらの端末は、ネゴシエーションをそれ以上行う必要なく、自動的に好ましい接続モードに切り替えることができる。留意すべき点は、モバイルレベルの検出やH.245の手順のような標準の作業は、後で実行されることができる点である。
留意すべき点は、衝突を避けたりセッションの設定時間を短縮したりする目的であっても、応答側のエンティティが決定権を有するエンティティである点、応答側の端末により提案される装置の設定に応答し、また、発呼側の端末が応答側のリクエストに対して転送するレスポンスを無視する必要がある点である。
考慮すべき別の面は、AF4 RequestメッセージとAF4 Responseメッセージとのフレーム構成である。ベアラ上のビットストリームの中で(ノイズ耐性のためにエンコードされているか否かを問わない)、これらのメッセージの検出を容易にするためには、メッセージが1または複数のバイトコードでフレーム化されている必要がある。フレーム化されたシーケンスは、使われていたとしても、エラー制御コーディングに関与しない。フレーム化されたシーケンスが長いほど、ノイズの存在に対するメッセージの保護はより向上する。
もし、一の端末が、このセッション確立の高速化のモードをサポートしていない場合や、AF4 Responseを受け付けない場合や、端末によりサポートされるAF4モードとの衝突がある場合は、そのタイプが認識されるまで、別の高速化の技術を試すことができ、または端末が基準の接続モードで手順を進めうる(高速化方法を用いない)。
特別な実施例において、本発明は、1または複数の通信ネットワークを用いて、短縮した呼設定時間でユーザ間の呼起動を行うシステムを提供する。そのシステムは、単一または複数のデバイスである1または複数のメモリを備える。メモリは、ここに記載される機能性を実行する様々なコンピュータコードを含む。コンピュータコードは、実施例に応じて、ソフトウェア内にあっても、ハードウェア内にあっても、これらの組み合わせの中にあってもよい。コードは、第1の端末と第2の端末との間での呼に対する初期の接続モードに関連する1つまたは複数の設定を設けるよう指示される。コードは、1つまたは複数の設定をカスタムメッセージとして処理するよう指示され、コードは、第1の端末と第2の端末との間にベアラチャネルを確立するよう指示される。システムはまた、コードに、カスタムメッセージを、ベアラチャネルを用いて、通信ネットワークを介し第1の端末から第2の端末へ転送するよう指示させる。実施例に応じて、ここに記載した機能性を実現する他のコンピュータコードが存在してもよい。
知る限りにおいては新規である本発明の目的、特徴、および効果は、詳細には添付の請求項に記載される。本発明は、その構成と運用方法のいずれに関しても、これ以上の目的と効果とともに、添付の図面と併せて、以下の説明を参照することで最もよく理解することができる。
本発明は、通信技術を提供し、より詳細には、ITU−T H.324勧告、および第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPPおよび3GPP2)により開発され、採用された3G−324M勧告などのH.324勧告に由来または関連する他の標準および勧告を使用する端末間での呼確立に必要な時間を短縮する方法を提供する。さらに具体的には、本発明は、(i)呼開始時に端末間で、両端末の機能を確立し、交換されるメディアとデータのタイプと形式とを一致させるためにやりとりするのに必要なH.245メッセージを連結させる方法および装置、(ii)その確立を加速するために非標準H.245メッセージまたは非標準フィールドを備えた標準H.245メッセージを用いる方法および装置、(iii)各端末に他方の機能を通知し、H.324呼開始段階に先立ち、ベアラ確立のために用いる呼信号プロトコルに利用可能なあらゆるユーザ定義フィールドにより交換されるメディアとデータのタイプと形式とを提案する方法および装置、および(iv)各端末に他方の機能を通知し、H.324標準手順の開始に先駆けてベアラチャネル上で伝送されるメッセージにより、交換されるメディアとデータのタイプと形式とを提案する方法および装置に関する。ユーザが呼確立を要求する時点から、メディアが端末間で交換され始める時点までの時間を短縮するために、上記の方法を、個別に用いてもよい。単に一例としてではあるが、本発明は、移動通信ネットワーク上での3G−324M(H.324Mベースのプロトコル)マルチメディア・ハンドセット間、および各エンドポイントで用いられるプロトコル間を仲介するマルチメディア・ゲートウェイを用いたパケットネットワーク上での3G−324Mマルチメディア・ハンドセットとH.323ベースの端末間でのマルチメディア通信の確立に適用されているが、本発明はまた他にも適用できることは明らかであろう。
上述の方法は一般的なものであり、当業者にとっては多くの方法で実現可能である。特定の装置ニーズに応用するために容易に適合可能な方法を示すための実施形態を以下に説明する。
タイプI実施形態
連結したH.245メッセージに関するこの方法の具体的な実施形態では、端末は、H.245リクエスト端末機能(TCS)メッセージとリクエスト・マスタ・スレーブ判定メッセージとを単一のH.245PDUに混合する。端末は、また、TCSとMSDレスポンスメッセージ(アック)、複数のオープン論理チャネルリクエスト(OLC)、および多重化テーブルエントリ送信リクエスト(MES)を単一のH.245PDUに連結する。さらに、端末は、OLCとMESレスポンスを第3のH.245PDUに混合する。この連結方法の実施形態をサポートする2つの端末間でのH.324呼設定プロセスを図2に示す。この方法を採用すると、呼設定に必要な往復回数が、約10から3に減少する。この実施形態は、MSDS状態機械とCESE状態機械とが同時に稼動でき、LCSE状態機械とMTSE状態機械とが同時に稼動できることを必要とする。この実施形態は、本発明の連結したH.245メッセージに関する単なる一応用例であり、メッセージに関して他の連結構成も可能であるが、H.245の実施範囲内でシグナリングエンティティ状態機械に様々な制約を生じるかもしれない。
状況に応じて、端末の一方がタイプI(すなわち、連結したH.245メッセージ)をサポートしない場合は、この方法には通常接続に復帰することも含まれる。この場合、発呼端末は、連結したH.245メッセージの2番目に対するH.245レスポンスを受信しなかったことから、このことを検出する。この場合、発呼端末は、SRPコマンドフレーム内の個々のH.245メッセージに復元し、第2のメッセージから先のH.245メッセージを個々に再送信する。もちろん、多くの変形、代替、および修正形態も可能である。
また、この方法は、番号を付与した簡易再送プロトコル(SRPの番号を付与したタイプであり、SRPコマンドフレームとSRP受信確認フレームとのシーケンス番号を含む)や、その他の類似の変形プロトコルにも適用できる。当然のことながら、他の変形、修正、および代替形態がある。
タイプII実施形態
カスタムH.245の使用に関するこの方法の具体的な実施形態では、非標準機能が用いられる。H.324類似装置は、それが送信する最初のH.245メッセージが端末機能設定(TCS)メッセージであることが必要である。発呼装置は、応答装置に送信するTCS中にNonStandardParameter型の機能を含める。この機能は、独自のオブジェクト識別子を備えたNonStandardIdentifierにより識別される。この機能は、着呼端末が呼開始のために必要とする付加的パラメータを含み、terminalType(H.245標準接続に必要であることと同様の方法で、MSDにも必要である)と多重テーブルエントリ(MTE)記述子とを含む。図6に、これらデータ全てに対する構文を含むASN.1の記述例を示す。この非標準機能を含めることで、発呼当事者は、この方法を用いるかどうか、またどのチャネルを選択するかに関して、着呼当事者の判定を受け入れる必要がある。
もし着呼装置がこの方法をサポートしない場合は、発呼装置は通常のTCSアックを受信し、呼設定を継続するために通常のH.245ネゴシエーションが用いられる。
着呼装置が、この方法に関する非標準機能を含むTCSを受信し、この方法をサポートする場合は、この着呼装置は、受信した非標準機能のterminalType値をローカル端末の値と比較することでマスタ・スレーブ判定を行うことになる。マスタとしては、最高値が選択されることになる。端末タイプの値が同じ場合は、発呼装置がマスタとして選択されることになる。
この着呼端末は、新規接続用にOpenLogicalChannelと多重化テーブルエントリとを判定するために、受信した機能テーブルを分析することになる。もし着呼端末が、受け入れ可能なチャネル構成を引き出すことができない、あるいは提供されたmultiplexEntryDescriptorを受け入れることができない場合は、この着呼端末は、通常のTCSアックで応答することになる。その後、残りの呼設定は、通常のH.245ネゴシエーションを介すことになる。
受け入れ可能なチャネル構成と多重化テーブルエントリとを引き出すことができる場合は、着呼当事者は、通常のTCSアックを、NonStandardMessage型のH.245ResponseMessageと置き換えることになる。エンコードされたデータに関するASN.1の構文記述を示す図7を参照。非標準レスポンスメッセージのNonStandardIdentifierは、この方法を識別する非標準機能と同じオブジェクト識別子を持つことになる。
ここで留意すべきは、着呼端末は、例えこの方法をサポートしていても、着呼端末が発呼端末に送信するTCSにいかなる付加的機能も非標準機能も含めないことである。発呼端末は、呼を先に進める前に、TCSアックまたはNonStandardMessageのいずれか一方を受信するのを待たなければならない。
H.245カスタムメッセージの使用に関するこの方法の実施形態をサポートする2つの端末間でのH.324呼設定プロセスを、図3に示す。この実施形態では、連結したH.245に関する方法の実施形態よりも、往復による交換は1.5回少なくなる。
TerminalCapabilitySetリクエストメッセージ上に、装置の設定を非標準機能として組み込むことにより、呼び出された端末が、通信中であって非標準機能の場合を取り扱うことができることが求められているときに、誤動作したりハングアップしたりしないことを保証する。
第2の重要な特徴は、TerminalCapabilitySetリクエストメッセージ内にカスタムメッセージをカプセル化することにより、端末は、モバイルレベルが決定された後に、最初のH.245メッセージ中のカスタムメッセージを送信できることであり、これにより端末は待機する必要がないということである。
第3の特徴は、非標準機能として組込まれたタイプIIのメッセージを含むTerminalCapabilitySetリクエストは、タイプIモード(1つまたは複数のH.245メッセージとともに)を用いて送信できるということである。
第4の特徴は、着呼端末が好むモードと、発呼端末がタイプIIメッセージ中に複数の設定を提供した場合は、その発呼端末の好むモードの1つとを発呼端末に通知するアックメッセージで着呼端末は応答するということである。
タイプIII実施形態
呼信号「ユーザ」情報の使用に関するこの方法の具体的実施形態では、ユーザ・ユーザ情報要素が設定PDUと接続PDUとに用いられる。この情報要素は、(H.245標準接続に必要とされる同じ方法でMSDに必要な)terminalTypeと発呼端末が提供することを望むプロファイルリストとを含むASN.1の符号化構造を満たす(図8参照)。この情報要素を含むことで、発呼当事者は、この方法を用いるかどうか、またどのプロファイルを選択するのかに関して、着呼当事者の判定を受け入れる必要がある。
各プロファイルは、モバイルレベル、多重化テーブルエントリ、使用する論理チャネル、および各論理チャネルに使用するコーデックを指示する。図10に、プロファイルのいくつかの例を示す。このプロファイルには、即座に呼開始を行い、ベアラが設定された後に、これ以上H.245の信号伝達を介す必要なく端末間でメディアを確立するのに必要な全ての情報が含まれる。
着呼端末がこの方法をサポートしない場合は、発呼端末は、ユーザ・ユーザ情報要素なしでQ.931接続PDUを受信し、通常の呼設定が用いられる。
着呼端末が、この方法に関するユーザ・ユーザ情報要素を含む設定PDUを受信し、この方法をサポートする場合は、着呼端末は、受信した情報要素中のterminalType値をローカル端末の値と比較することで、マスタ・スレーブ判定を実行することになる。また、最高値がマスタとして選択されることになる。端末タイプの値が等しい場合は、この衝突を回避するために、発呼端末をマスタとして選択するなどの手法を用いることができる。
着呼端末はまた、提供されたプロファイルのうちの1つを選択することになる。もし提供されたプロファイルのいずれも適さない場合は、いかなるユーザ・ユーザ情報要素もQ.931接続PDUに付加してはならず、呼は通常通り先に進む。
プロファイルが適当である場合は、マスタ・スレーブ判定結果と選択したプロファイルとが、レスポンス用のASN.1構文によりエンコードされ、ユーザ・ユーザ情報要素としてQ.931接続PDUに付加される。図9に具体的な実施形態を示す。
呼信号「ユーザ」情報の使用に関するこの方法の具体的実施形態をサポートする2つの端末間でのH.324呼設定プロセスを、図4に示す。
タイプIV実施形態
この実施例は、図11に例示される。図11は、装置の好ましいモード(リクエストメッセージとレスポンスメッセージとは図11に示されている)がベアラチャネル上で転送される様子を示す。装置の好ましいモードはタイプIIIの実施形態の箇所に記載したものに類似していてもよく、また、好ましいモードの明示的な記載であっても、コード化された記載(共通モードのテーブル内の検索用インデックス)であってもよい。図11を参照すると、Caller AF4 Requestメッセージは後述の手順に従って構築される:
タイプIVリクエストとレスポンスとの構築手順
ステップA:S1に、装置の設定のメッセージを代入する。装置の設定は、タイプIIIの手法で述べられ、図10に例示された情報を含む。メッセージは、エンコードされたASN.1文字列として表現されていてもよく、別の構文を用いて表現されていてもよい。
ステップB:S2に、エラー耐性のためエンコードされたS1を代入する。エラー防止用コーディングがなされない場合、S2はS1に等しい。
ステップC:S3に、検出と同期を容易にするためのフレーミングフラグシーケンスでフレーム化されたS2を代入する。留意すべき点は、S2のフレームフラグのエミュレーションが、検出され、保護される必要があるということである。保護は、繰り返しのメカニズムを利用することができる。たとえば、フレーミングフラグが<f1><f2>であり、S2に<f1><f2>が含まれるならば、転送において、S2の<f1><f2>は<f1><f2><f1><f2>に置き換えられる。受信側はいかなる<f1><f2><f1><f2>をも<f1><f2>に置き換える。留意すべき点は、エラーエンコーディングが使われているならば、この手順におけるフレーミングフラグの異なったセットを用いてシグナルを送りうる、ということである。
ステップD:S4に、文字列の長さ(オクテット数)を伸ばして160オクテットの整数倍になるようにするためのフレーミングフラグシーケンスでパッディングしてフレーム化されたS3を代入する。この任意のステップは3G−324Mの実装に実用的である、というのは転送のタイムスロットは通常は160オクテットに対応するからである。もし、パッディングが重要でない場合は、S4はS3に等しい。
発呼側の端末と応答側の端末とは、上述のように構築されたリクエストメッセージを、ベアラの設定タイミングによってS4の最初の数オクテットが失われる場合を防ぐため、1または複数回(一般には最低で2)、連続して(パッディングまたは同期、およびフレーミングフラグによってのみ分けられる)転送される。
発呼側端末がその好ましいモードを転送後は、発呼側端末はレスポンス、またはこのセッションの高速化方法による従来のH.324類似の初期のベアラ転送がサポートされていないと予想する。応答側がベアラチャネル上で最初に転送したものは発呼側によって無視されることができ、呼ばれた側(受信側)の端末がこのセッションの高速化方法をサポートしているということだけのために、発呼側によって用いられることができる。呼ばれた側の端末は受け入れられる接続モードを含むそのレスポンスを転送する。受け入れられる接続モードは、タイプIIIの操作の箇所において示したものであって、メッセージが上述の構築手順にしたがって構築され、レスポンスメッセージとなるメッセージとともに構築される点だけが異なる。
一旦、発呼側端末がレスポンスを受け取ると、発呼側端末はそのメディアを転送開始できる。呼ばれた側の端末は、レスポンスを転送したときに、メディアを受け取る立場となる。
留意すべき点は、発呼側は、リクエストを転送したときの提案内容にしたがって、メディアを受け取る立場になるということである。
留意すべき点は、もし、端末がメッセージを理解せず、または検出できなかった場合は、端末はタイプIIの高速化手順に進むことができるということである。
H.324/H.323ゲートウェイに関しての実施形態
「FastConnect」を用いたH.323へのゲートウェイとの併用を示すもう1つの実施形態を図5に示す。ここに示す実施形態により、呼設定時間は最も短縮される。この実施形態は、H.245メッセージに対するあらゆる往復による交換を除去し、H.324呼セグメントに対しては、最初のモバイルレベル検出を除去する。
H.324/SIPゲートウェイに関しての実施形態
これに関しての実施形態は、ゲートウェイが情報(タイプI、II、III、またはIV、あるいはこれらの組み合わせ)をSIPシグナリングメッセージに変換する点を除いては、H.324/H.323ゲートウェイに関する場合と同様である。
また、いずれか一方の端末がタイプIIIをサポートし、もう一方の端末がタイプI/II/IVをサポートすることができる。あたかも発呼端末が、呼信号フェーズでタイプIIIレスポンスを受信しないかのように、両端末とも共通のサポートタイプ(例えば、この場合タイプII)で接続できる必要がある。一般的なモードは、端末が最も高い共通モードに戻り、そのモードの範囲内で最高にサポートした状態に戻ることである。当然のことながら、変形、代替、および修正形態が可能である。
タイプI、タイプII、タイプIII、タイプIVを含む特有な手法にしたがって上述の手法のそれぞれが記載されているとしても、さまざまな修正、代替、および変形形態が存在しうる。つまり、1または複数のさまざまなタイプは、特有の実施形態にしたがった他のタイプと結合してもよい。さらに、あるタイプを用いて、方法特有のシーケンスを実行することが可能である。単に一例として、タイプIIIを用い、それからタイプIVを用い、それからタイプIIを用い、それからタイプIを用い、それから標準の接続モードを用いる方法を実行することが可能である。代わりに、これらのタイプの任意の結合であって、アプリケーションに依存するものもまた、特有の実施形態にしたがって実行可能である。特有の実施形態において、タイプIIIが失敗またはサポートされていないならばタイプIIを実行してもよい。代わりに、または組み合わせて、タイプIIが失敗またはサポートされていないならばタイプIを実行してもよい。これらの実際の任意の組み合わせは特有の実施形態にしたがって、それぞれの端末のサポートのレベルに依存して使用してもよい。しかし、一般に、初期の接続モードのためのメッセージを組み込むための呼信号の処理を用いた手法は、呼信号の確立後の処理を用いたそれらの手法の前に実行してもよい。もちろん、当業者は、多くの変形、修正、代替形態を認識するであろう。
以上の好適な実施形態の説明は、当業者が本発明を構成または利用できるようになされたものである。以上の実施形態に対する種々の代替形態は、当業者には即座に明らかであろうし、本明細書中で定義された一般的な原理は、発明の才を用いることなく、他の実施形態に適用可能である。以上のように、本発明は、本明細書中で示された実施形態に限定することを意図したわけではなく、ここで開示した原理と新規性とに一致する最大範囲に従うべきものである。例えば、上記の機能性は、実施形態に応じて一緒になってもよいし、またさらに分離しても良い。また、いくつかの特徴を付け加えても良いし、取り除いても良い。さらに、ここに列挙した特徴についての具体的な順番は、ある実施例に関しては重要かもしれないが、他の実施例では、特に必要なものではない。プロセスの順番は、実施形態に応じて、コンピュータコードおよびハードウェア、あるいはそのいずれか一方で実施することができる。当然のことながら、当業者には、他の多くの変形、修正、および代替形態があることは明らかであろう。
さらに、本明細書中で説明した実施例や実施形態は、説明のためのみであり、しかも、それらを考慮した種々の修正または変形形態は、当業者には暗示されており、本出願の精神と範囲、および添付の請求項の範囲内に含まれるべきであることも明らかである。
H.245リクエストメッセージが一方の端末から他方の端末に送信された場合の、2つのH.324端末間で流れる通信を説明するのに有用な図である。 H.324類似装置間での呼に対するセッション設定を説明する図であり、この場合、留意すべき点は、一方向のビデオチャネルが用いられていることである(例えば、H.223マルチプレクサの適合層AL2上のビデオ)。 H.324呼接続時間を短縮するための、2つのH.324端末間での連結したH.245の使用に関する方法の実施形態を示す図である。 H.324呼接続時間を短縮するための、H.245メッセージの非標準拡張の使用に関する方法の実施形態を示す図である。 H.324呼接続時間を短縮するための、ベアラ「ユーザ」情報の使用に関する方法の実施形態を示す図である。 ゲートウェイを用いたH.324端末とH.323端末間の呼接続時間を短縮するための、ベアラ「ユーザ」情報の使用に関する方法の実施形態を示す図である。 タイプIIリクエスト用ASN.1構文記述の実施形態を示す図である。 タイプIIレスポンス用ASN.1構文記述の実施形態を示す図である。 タイプIIIリクエスト用ASN.1構文記述の実施形態を示す図である。 タイプIIIレスポンス用ASN.1構文記述の実施形態を示す図である。 タイプIIIリクエストおよびレスポンスで用いることが可能な、いくつかのコード化したプロファイルとその記述の実施形態を示す図である。 本発明によるタイプIVの高速化技術の実施形態を示す図である。

Claims (33)

  1. 1つ以上の通信ネットワークを用いて、短縮したセットアップ時間でH.324類似セッションを確立する方法であって、この方法は、前記1つ以上の通信ネットワークに結合した少なくとも一対の第1および第2のH.324類似端末間に設けられ、
    前記第1のH.324類似端末に関連したH.324類似セッションに対する1つ以上のプレファレンスであって、前記H.324類似セッションの1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップに関連する前記1つ以上のプレファレンスを設けるステップと、
    前記1つ以上のプレファレンスをプレファレンスメッセージとして処理するステップと、
    前記プレファレンスメッセージをフレームフラグエミュレーション抑制(FEA)手続により処理し、FEAプレファレンスメッセージを提供するステップと、
    前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ第1のフレーム化同期フラグシーケンスを送信するステップと、
    前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ前記FEAプレファレンスメッセージを送信するステップと、
    前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ第2のフレーム化同期フラグシーケンスを送信するステップと、
    前記第1のH.324類似端末が、前記第2のH.324類似端末から承認プレファレンスメッセージを受信するステップと、
    前記1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップを完了するステップと、
    前記第1のH.324類似端末と前記第2のH.324類似端末との間で、以降、情報をやり取りするステップと、
    を備える方法。
  2. 前記第2のフレーム化同期フラグシーケンスを送信するステップは、H.245のターミナルケーパビリティセットを前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ、制御チャネルを用いて送信するステップよりも前に実行される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記情報は、音声および映像を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記情報は、音声、データ、映像、のうち、1つ以上を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記1つ以上のプレファレンスに関連するインデックスを用いて予め定義されたコンフィギュレーションを記憶するテーブルを検索するステップと、
    前記テーブルから、前記1つ以上のプレファレンスを取得するステップと、
    をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 1つ以上の前記予め定義されたコンフィギュレーションは、コーデック、論理チャネル番号、マルチプレクサコード、および、マルチプレクサテーブルエントリ、を備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記予め定義されたコンフィギュレーションのうちの1つは、GSM−AMRコーデック、論理チャネル番号1、および、マルチプレクサコード1に関連する(1、RC、UCFの)マルチプレクサテーブルエントリ1、を含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 前記第1のH.324類似端末はH.324ハンドセット、H.324ゲートウェイ、またはH.324サーバのうち、少なくともいずれかを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1および第2のH.324類似端末の一対は、H.324M端末、または3G−324M端末のうち、少なくともいずれかを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のフレーム化同期フラグシーケンスを送信する際の最後のビットには、前記FEAプレファレンスメッセージを送信する際の最初のビットが直ぐに続く、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記第1のフレーム化同期フラグシーケンスの送信は、他の送信がベアラチャネルを介して行われる前に、当該ベアラチャネルを介して行われる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記ベアラチャネルは、パケット交換ベアラチャネルを含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記プレファレンスメッセージは、前記1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップに必要な情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 前記FEAプレファレンスメッセージは、さらなるプレファレンスを備えるさらなるメッセージを不要とする、前記1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップに必要な情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 前記1つ以上の通信ネットワークは、3GPP、または3GPP2ネットワークである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 前記FEAプレファレンスメッセージを前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ送信するステップは、モバイルレベルフラグを、前記第1のH.324類似端末から前記前記第2のH.324類似端末へ送信する前に実行される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  17. 前記1つ以上のプレファレンスは、1つ以上の動作モバイルレベルに関連する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  18. 前記FEAプレファレンスメッセージを前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ繰り返して送信するステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  19. 前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ、前記FEAプレファレンスメッセージを送信するステップと、前記FEAプレファレンスメッセージを前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ繰り返して送信するステップと、は、パッディング、または同期およびフレーム化フラグのみにより隔てられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  20. 前記承認プレファレンスメッセージは前記1つ以上のプレファレンスのうちの少なくとも1つ、または前記プレファレンスメッセージが前記第2のH.324類似端末によって受信されたことを示す情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  21. 前記プレファレンスメッセージはバージョン番号を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  22. 1つ以上の通信ネットワークを用いて、短縮したセットアップ時間でH.324類似セッションを確立する方法であって、この方法は、前記1つ以上の通信ネットワークに結合した少なくとも一対の第1および第2のH.324類似端末間に設けられ、
    前記第2のH.324類似端末が、前記第1のH.324類似端末から、第1のフレーム化同期フラグシーケンスを受信するステップと、
    前記第2のH.324類似端末が、前記第1のH.324類似端末から、フレームフラグエミュレーション抑制(FEA)プレファレンスメッセージを受信するステップと、
    前記第2のH.324類似端末が、前記第1のH.324類似端末から、第2のフレーム化同期フラグシーケンスを受信するステップと、
    前記FEAプレファレンスメッセージを、逆FEA手順を用いて処理し、プレファレンスメッセージを提供するステップと、
    前記プレファレンスメッセージに基づいて、前記第1のH.324類似端末と前記第2のH.324類似端末との間のH.324類似セッション用の1つ以上のプレファレンスであって、前記H.324類似セッションの1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップに関連する前記1つ以上のプレファレンスを決定するステップと、
    前記第2のH.324類似端末から、前記第1のH.324類似端末へ、承認プレファレンスメッセージを送信するステップと、
    前記1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップを終了するステップと、
    前記第1のH.324類似端末と前記第2のH.324類似端末との間で、以降、情報をやり取りするステップと、
    を備える方法。
  23. 前記FEAプレファレンスメッセージを受信するステップは、H.245のターミナルケーパビリティセットを受信する前に実行される、
    ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記FEAプレファレンスメッセージを受信するステップは、モバイルレベルスタッフィングフラグを受信する前に実行される、
    ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 前記プレファレンスメッセージは、さらなるプレファレンスを備えるさらなるメッセージを不要とする、前記1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップに必要な情報を含む、
    ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  26. 前記情報は、音声および映像を含む、
    ことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記情報は、音声および映像のうち、少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  28. 前記1つ以上のプレファレンスを決定するステップは、
    前記1つ以上のプレファレンスに関連するインデックスを用いて、予め定義されたコンフィギュレーションを記憶するテーブルを検索するステップと、
    前記テーブルから、前記1つ以上のプレファレンスを取得するステップと、
    を備え、
    前記1つ以上のプレファレンスは、前記テーブルのインデックスとしてコード化される、
    ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  29. 1つ以上の前記予め定義されたコンフィギュレーションは、コーデック、論理チャネル番号、マルチプレクサコード、および、マルチプレクサテーブルエントリ、を備える、
    ことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 前記予め定義されたコンフィギュレーションのうちの1つは、GSM−AMRコーデック、論理チャネル番号1、および、マルチプレクサコード1に関連する(1、RC、UCFの)マルチプレクサテーブルエントリ1、を含む、
    ことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  31. 前記一対のH.324類似端末はH.324M端末か、3G−324M端末のうち、少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  32. 第1のH.324類似端末と、前記第1のH.324類似端末に1つまたは複数の通信ネットワークを介して結合されている第2のH.324類似端末とを含み、前記第1および第2のH.324類似端末間に、短縮したセットアップ時間でH.324類似セッションを確立するシステムであって、
    前記第1のH.324類似端末に関連したH.324類似セッションに対する1つ以上のプレファレンスであって、前記H.324類似セッションの1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップに関連する前記1つ以上のプレファレンスを設ける手段と、
    前記1つ以上のプレファレンスをプレファレンスメッセージとして処理する手段と、
    前記プレファレンスメッセージをフレームフラグエミュレーション抑制(FEA)手続により処理し、FEAプレファレンスメッセージを提供する手段と、
    前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ第1のフレーム化同期フラグシーケンスを送信する手段と、
    前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ前記FEAプレファレンスメッセージを送信する手段と、
    前記第1のH.324類似端末から前記第2のH.324類似端末へ第2のフレーム化同期フラグシーケンスを送信する手段と、
    前記第1のH.324類似端末が、前記第2のH.324類似端末から承認プレファレンスメッセージを受信する手段と、
    前記1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップを完了する手段と、
    前記第1のH.324類似端末と前記第2のH.324類似端末との間で、以降、情報をやり取りする手段と、
    を備えるシステム。
  33. 1つ以上の通信ネットワークを介して結合されている他のH.324類似端末と、短縮したセットアップ時間でH.324類似セッションを確立するH.324類似端末であって、
    H.324類似セッションに対する1つ以上のプレファレンスであって、前記H.324類似セッションの1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップに関連する前記1つ以上のプレファレンスを設ける手段と、
    前記1つ以上のプレファレンスをプレファレンスメッセージとして処理する手段と、
    前記プレファレンスメッセージをフレームフラグエミュレーション抑制(FEA)手続により処理し、FEAプレファレンスメッセージを提供する手段と、
    前記第2のH.324類似端末へ第1のフレーム化同期フラグシーケンスを送信する手段と、
    前記第2のH.324類似端末へ前記FEAプレファレンスメッセージを送信する手段と、
    前記第2のH.324類似端末へ第2のフレーム化同期フラグシーケンスを送信する手段と、
    前記第2のH.324類似端末から承認プレファレンスメッセージを受信する手段と、
    前記1つ以上のメディアチャネルの初期セットアップを完了する手段と、
    前記第2のH.324類似端末との間で、以降、情報をやり取りする手段と、
    を備えるH.324類似端末。
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