JP3968719B2 - ディスクプレーヤおよび電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクプレーヤおよび電子機器に関し、特に、回動可能に取り付けられたカバーを備えたディスクプレーヤおよび電子機器に関する。
従来、機器本体に回動可能に取り付けられたカバー(ドア)を備えたディスクプレーヤなどの電子機器が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1には、ドアをロックする構造の一例が開示されている。
図8は、上記特許文献1に開示された従来のドアロック構造を備えた電子機器の操作パネルを示した斜視図である。図9は、図8に示した従来のドアロック構造におけるバネ部材を示した図である。図10は、図8に示した従来のドアロック構造を備えた電子機器の操作パネルを部分的に示した正面図である。まず、図8〜図10を参照して、上記特許文献1に開示された従来のドアロック構造を備えた電子機器の操作パネル110の構造について説明する。
従来のドアロック構造を備えた電子機器の操作パネル110は、図8に示すように、操作パネル110の前面に、複数の操作ボタン120と、その複数の操作ボタン120を覆うとともに、操作パネル110に回動可能に取り付けられたドア(カバー)130とを備えている。このドア130は、ドア130の長手方向の一端に溝部131を含んでいる。また、操作パネル110は、図10に示すように、ドア130の溝部131に対応する位置に設けられたバネ装着用凹部111と、そのバネ装着用凹部111の内部に取り付けられた金属製のバネ部材140とを含んでいる。バネ装着用凹部111の内部には、2つの押さえ部111aが設けられている。この2つの押さえ部111aは、バネ装着用凹部111の内部にバネ部材140を固定するために、バネ装着用凹部111の内面の上方および側方にそれぞれ設けられている。また、バネ装着用凹部111の側面には、切り欠き部111bが設けられている。また、金属製のバネ部材140は、図9に示すように、傾斜部141aを有するクサビ状のカギ部141を含んでいる。このバネ部材140のカギ部141は、図10に示すように、バネ装着用凹部111の切り欠き部111bから突出するとともに、ドア130が閉じられたときに、ドア130の溝部131に嵌まり込むように構成されている。
特開2003−143510号公報
しかしながら、図8〜図10に示した特許文献1に開示されたドアロック構造を備えた電子機器の操作パネル110では、ドア(カバー)130の操作パネル110に対する開閉動作を行うための構造を得るために、別途、バネ部材140を設ける必要があるため、その分、部品点数が増加するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、部品点数を増加させることなく、カバーの開閉動作を行うことが可能なディスクプレーヤおよび電子機器を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面によるディスクプレーヤは、機器の前面を覆う樹脂製のフロントパネルと、フロントパネルに回動可能に取り付けられ、フロントパネルの所定の位置に設
けられたケーブル挿入用端子を覆うための樹脂製のフロント側端子カバーとを備えたディスクプレーヤにおいて、樹脂製のフロント側端子カバーは、樹脂製のフロント側端子カバーの内面の所定の位置から突出するように樹脂製のフロント側端子カバーに一体的に設けられるとともに、所定の位置に方形状の貫通孔を有するカバー側係合部を含み、樹脂製のフロントパネルは、フロント側端子カバーのカバー側係合部が挿入される挿入孔と、樹脂製のフロントパネルに一体的に設けられ、挿入孔の内面の互いに対向する2つの位置から奥側に向かって延びるとともに、U字状に折り返して、フロントパネルの前面に向かって延び、かつ、互いに対向する位置に方形状の貫通孔に係合するフロント側端子カバーの回動方向と交差する方向に延びる実質的に半円柱形状の凸部を有する撓み変形可能な一対のパネル側係合部と、一対のパネル側係合部のU字状の折返し部分の内側に、パネル側係合部に一体的に形成された補強リブとを含む。また、一対のパネル側係合部の各々の半円柱形状の凸部は、フロント側端子カバーが閉じられたときに、カバー側係合部を挟み込むように方形状の貫通孔に係合する。
この第1の局面によるディスクプレーヤでは、上記のように、貫通孔を有するカバー側係合部を樹脂製のフロント側端子カバーに一体的に設けるとともに、カバー側係合部の貫通孔に係合する凸部を有するパネル側係合部を樹脂製のフロントパネルに一体的に設けることによって、部品点数を増加させることなく、フロント側端子カバーのカバー側係合部とフロントパネルのパネル側係合部との係合および係合の解除を行うことができる。これによって、部品点数を増加させることなく、フロント側端子カバーのフロントパネルに対する開閉動作を行うことができる。また、互いに対向するように所定の間隔を隔てて凸部が配置された一対の撓み変形可能なパネル側係合部をフロントパネルに設けるとともに、カバー側係合部の貫通孔を、一対のパネル側係合部の凸部に対応する位置に設け、かつ、その一対のパネル側係合部の凸部を、フロント側端子カバーが閉じられたときに、カバー側係合部を挟み込むように貫通孔に係合するように構成することによって、カバー側係合部と一対の撓み変形可能なパネル側係合部とを、より確実に係合させることができる。また、フロント側端子カバーのカバー側係合部が挿入される挿入孔をフロントパネルに形成し、パネル側係合部を、挿入孔の内面の互いに対向する2つの位置から奥側に向かって延びるとともに、U字状に折り返して、フロントパネルの前面に向かって延びるように形成することによって、樹脂製のパネル側係合部に、U字状の折返し部分を支点とするバネ性を持たせることができるので、パネル側係合部をより容易に撓ませることができる。これによって、カバー側係合部と一対のパネル側係合部との係合および係合の解除が円滑に行われるので、フロント側端子カバーのフロントパネルに対する開閉動作を円滑に行うことができる。また、一対のパネル側係合部のU字状の折返し部分の内側にパネル側係合部に一体的に補強リブを形成することによって、パネル側係合部が撓む際のU字状の折返し部分にかかる負荷を軽減することができるので、パネル側係合部のU字状の折返し部分が劣化するのを抑制することができる。また、製造工程において、パネル側係合部とカバー側係合部との係合の強度を調整する場合に、パネル側係合部の形状を変化させて調整するよりも、補強リブの体積を変化させて調整する方が都合がよいという効果も奏する。また、カバー側係合部の貫通孔を方形状に形成するとともに、一対のパネル側係合部の凸部を、フロント側端子カバーの回動方向と交差する方向に延びる実質的に半円柱形状に形成することによって、パネル側係合部の凸部を半球形状に形成する場合に比べて、カバー側係合部とパネル側係合部との係合する面積が増加するので、カバー側係合部とパネル側係合部とを、より確実に係合させることができる。
この発明の第2の局面による電子機器は、電子機器本体と、電子機器本体に回動可能に設けられたカバーとを備え、カバーは、カバーの内面から突出するようにカバーに一体的に設けられるとともに、所定の位置に凹部を有するカバー側係合部を含み、電子機器本体は、電子機器本体に一体的に設けられ、カバー側係合部の凹部に係合する凸部を有する本体側係合部を含み、凸部を有する本体側係合部は、互いに対向するように所定の間隔を隔てて凸部が配置された一対の撓み変形可能な本体側係合部を含み、カバー側係合部の凹部は、一対の本体側係合部の凸部に対応する位置に形成されており、一対の本体側係合部の各々の凸部は、カバーが閉じられたときに、カバー側係合部を挟み込むように凹部に係合し、電子機器本体は、カバーのカバー側係合部が挿入される挿入孔を含み、一対の本体側係合部は、挿入孔の内面の互いに対向する2つの位置から奥側に向かって延びるとともに、U字状に折り返して、電子機器本体の表面に向かって延びるように形成されている
この第2の局面による電子機器では、上記のように、凹部を有するカバー側係合部をカバーに一体的に設けるとともに、カバー側係合部の凹部に係合する凸部を有する本体側係合部を電子機器本体に一体的に設けることによって、部品点数を増加させることなく、カバーのカバー側係合部と電子機器本体の本体側係合部との係合および係合の解除を行うことができる。これによって、部品点数を増加させることなく、カバーの電子機器本体に対する開閉動作を行うことができる。また、凸部を有する本体側係合部は、互いに対向するように所定の間隔を隔てて凸部が配置された一対の撓み変形可能な本体側係合部を含み、カバー側係合部の凹部は、一対の本体側係合部の凸部に対応する位置に形成されている。また、一対の本体側係合部の凸部は、カバーが閉じられたときに、カバー側係合部を挟み込むように凹部に係合する。このように構成すれば、カバー側係合部と一対の撓み変形可能な本体側係合部とを、より確実に係合させることができる。また、電子機器本体は、カバーのカバー側係合部が挿入される挿入孔を含み、本体側係合部は、挿入孔の内面の互いに対向する2つの位置から奥側に向かって延びるとともに、U字状に折り返して、電子機器本体の表面に向かって延びるように形成されている。このように構成すれば、本体側係合部に、U字状の折返し部分を支点とするバネ性を持たせることができるので、本体側係
合部をより容易に撓ませることができる。これによって、カバー側係合部と一対の本体側係合部との係合および係合の解除が円滑に行われるので、カバーの電子機器本体に対する開閉動作を円滑に行うことができる。
上記第2の局面による電子機器において、好ましくは、電子機器本体は、一対の本体側係合部のU字状の折返し部分の内側に、本体側係合部に一体的に形成された補強リブを含む。このように構成すれば、本体側係合部が撓む際のU字状の折返し部分にかかる負荷を軽減することができるので、本体側係合部のU字状の折返し部分が劣化するのを抑制することができる。また、製造工程において、本体側係合部とカバー側係合部との係合の強度を調整する場合に、本体側係合部の形状を変化させて調整するよりも、補強リブの体積を変化させて調整する方が都合がよいという効果も奏する。
上記第2の局面による電子機器において、好ましくは、カバー側係合部の凹部は、方形状の貫通孔を含み、一対の本体側係合部の凸部は、カバーの回動方向と交差する方向に延びるとともに、実質的に半円柱形状に形成されている。このように構成すれば、本体側係合部の凸部を半球形状に形成する場合に比べて、カバー側係合部と本体側係合部との係合する面積が増加するので、カバー側係合部と本体側係合部とを、より確実に係合させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるディスクプレーヤを示した斜視図である。図2は、図1の矢印A方向から見た状態を部分的に示した拡大図である。図3は、図2中の100−100線に沿った断面図である。図4は、図2に示した本発明の一実施形態によるディスクプレーヤにおけるフロント側端子カバーを開いた状態を示した図である。図5は、図4中の200−200線に沿った断面図である。図6は、図4に示した本発明の一実施形態によるディスクプレーヤにおけるカバー側係合部およびその挿入孔周辺の状態を示した拡大図である。図7は、本発明の一実施形態によるディスクプレーヤにおけるカバー側係合部およびパネル側係合部の係合前の状態を部分的に示した斜視図である。まず、図1〜
図7を参照して、本発明の一実施形態によるディスクプレーヤ1の構造について説明する。
本発明の一実施形態によるディスクプレーヤ1は、図1に示すように、ディスクプレーヤ1の前面を覆う樹脂製のフロントパネル10と、フロントパネル10に設けられた電源ボタン20と、複数の操作ボタン30と、ディスク挿入口40と、樹脂製のフロント側端子カバー50と、凹部60とを備えている。なお、ディスクプレーヤ1は、本発明の「電子機器」の一例であり、フロントパネル10は、本発明の「電子機器本体」の一例であり、フロント側端子カバー50は、本発明の「カバー」の一例である。フロント側端子カバー50は、図2および図4に示すように、フロントパネル10に設けられたケーブル挿入用端子70を覆うために設けられているとともに、2つの軸80によってフロントパネル10に回動可能に取り付けられている。凹部60は、図1および図6に示すように、フロント側端子カバー50の側端部に連続するようにフロントパネル10の側面に設けられている。この凹部60は、フロント側端子カバー50の開閉時に、ユーザが指を差し込むことが可能なように設けられている。また、フロントパネル10は、図4および図6に示すように、フロント側端子カバー50が当接する2つの突起14を含んでいる。この2つの突起14は、フロント側端子カバー50を閉じた際に、2つの点で支えることにより、フロントパネル10に対するフロント側端子カバー50の位置決めをするために設けられている。
ここで、本実施形態では、樹脂製のフロント側端子カバー50は、図3〜図6に示すように、方形状の貫通孔51aを有するカバー側係合部51を含んでいる。また、樹脂製のフロントパネル10は、フロント側端子カバー50のカバー側係合部51が挿入される挿入孔11と、撓み変形可能な一対のパネル側係合部12と、2つの補強リブ13とを含んでいる。なお、パネル側係合部12は、本発明の「本体側係合部」の一例である。カバー側係合部51は、フロント側端子カバー50の内面の所定の位置から突出するように樹脂製のフロント側端子カバー50に一体的に設けられている。一対のパネル側係合部12は、フロントパネル10の挿入孔11の内面の互いに対向する2つの位置から奥側に向かって延びるとともに、U字状に折り返して、フロントパネル10の前面に向かって延びるに従って互いの間隔が狭くなるように樹脂製のフロントパネル10に一体的に設けられている。
また、本実施形態では、一対のパネル側係合部12は、図7に示すように、その先端近傍の互いに対向する位置に凸部12aを有している。この一対のパネル側係合部12の凸部12aは、フロント側端子カバー50の回動方向と直交する方向に延びる実質的に半円柱形状に形成され、かつ、フロント側端子カバー50が閉じられたときに、カバー側係合部51を挟み込むように貫通孔51aに係合するように構成されている。また、補強リブ13は、図5および図6に示すように、一対のパネル側係合部12のU字状の折返し部分の内側に、パネル側係合部12にそれぞれ一体的に形成されている。また、図5および図6に示すように、カバー側係合部51の根元の所定の位置にも、樹脂製のフロント側端子カバー50および樹脂製のカバー側係合部51に一体的に4つの補強リブ52が設けられている。
次に、図3、図5および図7を参照して、本発明の一実施形態によるディスクプレーヤ1におけるフロント側端子カバー50のフロントパネル10に対する開閉動作について説明する。まず、図5に示すように、フロントパネル10に対してフロント側端子カバー50が開いた状態において、フロント側端子カバー50に図5の矢印Bの方向の力を加えると、フロント側端子カバー50は、軸80を支点にして図5の矢印Bの方向に回動する。そして、図7に示した状態を経て、カバー側係合部51の先端が一対のパネル側係合部12の凸部12aに当接する。さらに、フロント側端子カバー50に図5の矢印Bの方向の
力を加えつづけることにより、一対のパネル側係合部12が、折返し部分に一体的に形成された補強リブ13を支点にして互いに遠ざかる方向に撓むとともに、カバー側係合部51が、挿入孔の奥側へと移動する。これにより、図3に示すように、カバー側係合部51の貫通孔51aと、一対のパネル側係合部12の2つの凸部12aとが係合するので、フロントパネル10に対してフロント側端子カバー50が閉じた状態で固定される。
次に、図3に示したフロント側端子カバー50を閉じた状態から開く際には、ユーザが、フロントパネル10の側面に設けられた凹部60に指を差し込むとともに、フロント側端子カバー50の内面を手前方向(図5の矢印Bの逆方向)に引っ張る。これにより、一対のパネル側係合部12は、折返し部分に一体的に形成された補強リブ13を支点にして互いに遠ざかる方向に撓むとともに、カバー側係合部51の貫通孔51aと一対のパネル側係合部12の凸部12aとの係合状態が解除される。そして、カバー側係合部51は、挿入孔11の入口側へと移動することによって、フロントパネル10に対してフロント側端子カバー50が開かれて図5に示す状態となる。
本実施形態では、上記のように、貫通孔51aを有するカバー側係合部51を樹脂製のフロント側端子カバー50に一体的に設けるとともに、カバー側係合部51の貫通孔51aに係合する凸部12aを有するパネル側係合部12を樹脂製のフロントパネル10に一体的に設けることによって、部品点数を増加させることなく、フロント側端子カバー50のカバー側係合部51とフロントパネル10のパネル側係合部12との係合および係合の解除を行うことができる。これによって、部品点数を増加させることなく、フロント側端子カバー50のフロントパネル10に対する開閉動作を行うことができる。
また、本実施形態では、一対のパネル側係合部12の凸部12aを、フロント側端子カバー50が閉じられたときに、カバー側係合部51を挟み込むように貫通孔51aに係合するように構成することによって、カバー側係合部51と一対の撓み変形可能なパネル側係合部12とを、より確実に係合させることができる。また、成形上の問題や長期間の使用などにより、軸80がずれてしまった場合にも、2つの凸部12aのうちどちらか1つの凸部12aがカバー側係合部51の貫通孔51aに係合するので、フロント側端子カバー50をフロントパネル10に固定できなくなるのを防止することができる。
また、本実施形態では、フロント側端子カバー50のカバー側係合部51が挿入される挿入孔11をフロントパネル10に形成し、パネル側係合部12を、挿入孔11の内面の互いに対向する2つの位置から奥側に向かって延びるとともに、U字状に折り返して、フロントパネル10の前面に向かって延びるように形成することによって、樹脂製のパネル側係合部12に、U字状の折返し部分を支点とするバネ性を持たせることができるので、パネル側係合部12をより容易に撓ませることができる。これによって、カバー側係合部51と一対のパネル側係合部12との係合および係合の解除が円滑に行われるので、フロント側端子カバー50のフロントパネル10に対する開閉動作を円滑に行うことができる。
また、本実施形態では、一対のパネル側係合部12のU字状の折返し部分の内側にパネル側係合部12に一体的に補強リブ13を形成することによって、パネル側係合部12が撓む際のU字状の折返し部分にかかる負荷を軽減することができるので、パネル側係合部12のU字状の折返し部分が劣化するのを抑制することができる。また、製造工程において、パネル側係合部12とカバー側係合部51との係合の強度を調整する場合に、パネル側係合部12の撓み具合を調整する際に、パネル側係合部12の形状を変化させて撓み具合を調整するよりも、補強リブ13のパネル側係合部12の根元部から先端側に延びる長さを変化させてパネル側係合部12の撓み具合を調整する方が金型製造工程上容易に行うことができる。この点でも、補強リブ13を設ける利点がある。
また、本実施形態では、カバー側係合部51の貫通孔51aを方形状に形成するとともに、一対のパネル側係合部12の凸部12aを、フロント側端子カバー50の回動方向と直交する方向に延びる実質的に半円柱形状に形成することによって、パネル側係合部12の凸部12aを半球形状に形成する場合に比べて、カバー側係合部51とパネル側係合部12との係合する面積が増加するので、カバー側係合部51とパネル側係合部12とを、より確実に係合させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明を電子機器の一例としてのディスクプレーヤについて適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、ディスクプレーヤ以外のテレビやビデオなどの電子機器、あるいは、テレビやビデオなどの電子機器本体を遠隔操作するためのリモートコントローラなどの電子機器にも適用可能である。
また、上記実施形態では、図5に示すように、フロントパネル10の一対のパネル側係合部12とフロント側端子カバー50のカバー側係合部51とのより強い係合力を得るために、一対のパネル側係合部12を、U字状に折り返した後、フロントパネル10の前面に向かって延びるに従って互いの間隔が狭くなるように設けたが、本発明はこれに限らず、一対のパネル側係合部12を、互いの間隔が常に一定になるようにフロントパネル10の前面に向かって延びるように設けてもよく、その場合にも、上記した実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施形態によるディスクプレーヤを示した斜視図である。 図1の矢印A方向から見た状態を部分的に示した拡大図である。 図2中の100−100線に沿った断面図である。 図2に示した本発明の一実施形態によるディスクプレーヤにおけるフロント側端子カバーを開いた状態を示した図である。 図4中の200−200線に沿った断面図である。 図4に示した本発明の一実施形態によるディスクプレーヤにおけるカバー側係合部およびその挿入孔周辺の状態を示した拡大図である。 本発明の一実施形態によるディスクプレーヤにおけるカバー側係合部およびパネル側係合部の係合前の状態を部分的に示した斜視図である。 従来のドアロック構造を備えた電子機器の操作パネルを示した斜視図である。 図8に示した従来のドアロック構造におけるバネを示した図である。 図8に示した従来のドアロック構造を備えた電子機器の操作パネルを部分的に示した正面図である。
符号の説明
1 ディスクプレーヤ(電子機器)
10 フロントパネル(電子機器本体)
11 挿入孔
12 パネル側係合部(本体側係合部)
12a 凸部
13 補強リブ
50 フロント側端子カバー(カバー)
51 カバー側係合部
51a 貫通孔
70 ケーブル挿入用端子

Claims (4)

  1. 機器の前面を覆う樹脂製のフロントパネルと、前記フロントパネルに回動可能に取り付けられ、前記フロントパネルの所定の位置に設けられたケーブル挿入用端子を覆うための樹脂製のフロント側端子カバーとを備えたディスクプレーヤにおいて、
    前記樹脂製のフロント側端子カバーは、
    前記樹脂製のフロント側端子カバーの内面の所定の位置から突出するように前記樹脂製のフロント側端子カバーに一体的に設けられるとともに、所定の位置に方形状の貫通孔を有するカバー側係合部を含み、
    前記樹脂製のフロントパネルは、
    前記フロント側端子カバーのカバー側係合部が挿入される挿入孔と、
    前記樹脂製のフロントパネルに一体的に設けられ、前記挿入孔の内面の互いに対向する2つの位置から奥側に向かって延びるとともに、U字状に折り返して、前記フロントパネルの前面に向かって延び、かつ、互いに対向する位置に前記方形状の貫通孔に係合する前記フロント側端子カバーの回動方向と交差する方向に延びる実質的に半円柱形状の凸部を有する撓み変形可能な一対のパネル側係合部と、
    前記一対のパネル側係合部のU字状の折返し部分の内側に、前記パネル側係合部に一体的に形成された補強リブとを含み、
    前記一対のパネル側係合部の各々の半円柱形状の凸部は、前記フロント側端子カバーが閉じられたときに、前記カバー側係合部を挟み込むように前記方形状の貫通孔に係合する、ディスクプレーヤ。
  2. 電子機器本体と、
    前記電子機器本体に回動可能に設けられたカバーとを備え、
    前記カバーは、前記カバーの内面から突出するように前記カバーに一体的に設けられるとともに、所定の位置に凹部を有するカバー側係合部を含み、
    前記電子機器本体は、前記電子機器本体に一体的に設けられ、前記カバー側係合部の凹部に係合する凸部を有する本体側係合部を含み、
    前記凸部を有する本体側係合部は、互いに対向するように所定の間隔を隔てて前記凸部が配置された一対の撓み変形可能な本体側係合部を含み、
    前記カバー側係合部の凹部は、前記一対の本体側係合部の前記凸部に対応する位置に形成されており、
    前記一対の本体側係合部の各々の凸部は、前記カバーが閉じられたときに、前記カバー側係合部を挟み込むように前記凹部に係合し、
    前記電子機器本体は、前記カバーのカバー側係合部が挿入される挿入孔を含み、
    前記一対の本体側係合部は、前記挿入孔の内面の互いに対向する2つの位置から奥側に向かって延びるとともに、U字状に折り返して、前記電子機器本体の表面に向かって延びるように形成されている、電子機器。
  3. 前記電子機器本体は、前記一対の本体側係合部のU字状の折返し部分の内側に、前記本体側係合部に一体的に形成された補強リブを含む、請求項に記載の電子機器。
  4. 前記カバー側係合部の凹部は、方形状の貫通孔を含み、
    前記一対の本体側係合部の凸部は、前記カバーの回動方向と交差する方向に延びるとともに、実質的に半円柱形状に形成されている、請求項2または3に記載の電子機器。
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JP5558037B2 (ja) * 2009-06-26 2014-07-23 三菱電機株式会社 電子機器およびそれを用いたコントロールセンタ

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