JP3965515B2 - 圧電/電歪デバイス及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電/電歪素子の変位動作に基づいて作動する可動部を備えた圧電/電歪デバイス、もしくは可動部の変位を圧電/電歪素子により検出できる圧電/電歪デバイス及びその製造方法に関し、詳しくは、強度、耐衝撃性、耐湿性に優れ、効率よく可動部を大きく作動させることができる圧電/電歪デバイス及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、光学や磁気記録、精密加工等の分野において、サブミクロンオーダーで光路長や位置を調整可能な変位素子が必要とされており、圧電/電歪材料(例えば強誘電体等)に電圧を印加したときに惹起される逆圧電効果や電歪効果による変位を利用した変位素子の開発が進められている。
【0003】
従来、このような変位素子としては、例えば特開平10−136665号公報のように圧電/電歪材料からなる材料を板状体に孔部を設けることにより、固定部と可動部とこれらを支持する梁部とを一体に形成し、更に、梁部に電極層を設けた圧電アクチュエータが開示されている。この圧電アクチュエータにおいては、電極層に電圧を印加すると、逆圧電効果や電歪効果により、梁部が固定部と可動部とを結ぶ方向に伸縮するため、可動部を板状体の面内において弧状変位又は回転変位させることが可能である。
【0004】
また、特開昭63−64640号公報には、バイモルフを用いたアクチュエータに関して、そのバイモルフの電極を分割して設け、分割された電極を選択して駆動することにより、高精度な位置決めを高速に行う技術が開示され、この公報(特に第4図)には、例えば2枚のバイモルフを対向させて使用する構造が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これら従来のアクチュエータは、すべての部分を脆弱で比較的重い材料によって構成しているため、機械的強度が低く、ハンドリング性、耐衝撃性に劣る問題点があった。
また、これらのアクチュエータの機械的強度を改良する場合、振動しやすい部分の強度を向上させる事が従来から行われる。そして、これを達成するため、振動部の剛性を高める方向の改良を行う事となり、アクチュエータ自体の共振特性・変位等の基本特性に影響を与え、その調整が困難になる問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、先に本発明者が出願した特願平11−114669号、特願平11−259006号、特願平11−259007号に記載した、力センサの耐衝撃性を改良する事に基づいて、想到したものである。更に、米国出願09/501162号に記載した、圧電体を利用した力センサについて、支台の下面に形成した細溝に粘弾性体を配置することで、作用体に加わる外的衝撃を吸収しやすくなり、もって振動板の耐衝撃性を改善できることを背景に達成したものである。
【0007】
そこで、デバイス自体の基本特性への影響を小さくしながら耐衝撃性を向上させるために、請求項1に係る発明は、可撓性を有して相対向する一対の薄板部と、これら薄板部の間にあって両薄板部の基端部分を支持する固定部とを具備し、前記一対の薄板部の先端部分に、前記薄板部の変位動作に伴って変位する可動部を有し、前記一対の薄板部のうち、少なくとも一つの薄板部に1以上の圧電/電歪素子が配置された圧電/電歪デバイスであって、前記薄板部と可動部との連結際、及び/又は前記薄板部と固定部との連結際に、前記薄板部に沿った空隙部を形成し、その空隙部に充填物を配置することを特徴とする圧電/電歪デバイスである。これにより、大きな外的衝撃により薄板部が大きな変位を起こしても、薄板部と可動部又は薄板部と固定部の接合した境界線付近に生じた応力が空隙部の充填物に分散され、従来は応力集中により発生した破損が無くなり薄板部の耐衝撃性が向上した。
ここで、圧電/電歪デバイスは、圧電/電歪素子により電気的エネルギと機械的エネルギとを相互に変換する素子を包含する概念である。従って、各種アクチュエータや振動子等の能動素子、特に、逆電圧効果や電歪効果による変位を利用した変位素子として最も好適に用いられるほか、加速度センサ素子や衝撃センサ素子等の受動素子としても好適に使用され得る。
【0008】
また、充填物の材料は、接着剤等の有機樹脂、ガラス、有機樹脂とセラミックスの混合物、金属、金属とセラミックスの混合物等でよい。また、充填物は多孔質であっても緻密質であっても良く、充填物が固いほど多孔質化していることが好ましく、柔軟度が高いほど緻密化していることが好ましい。また、充填物層は、薄板部と可動部及び固定部と接着していてそれ自体にバネ性又は可撓性を持っていることが好ましい。更に、充填物は、粘弾性体であることが望ましく、粘弾性の性質によって外的衝撃を有効に吸収するからである。
充填物を配置する空隙部の形状は、直方形状の他、薄板部に対向する、可動部又は固定部の内面は、階段状又は傾斜状であっても良い。デバイスをグリーンシートにより積層して製造する場合、空隙部を単層又は多層のどちらで形成しても良い。単層の間隔で構成する場合の大きさは、間隔厚さは0.01〜0.3mm、間隔深さは0.03〜1mmとされ、更に(間隔厚さ)/(間隔深さ)は0.01以上10以下が好ましく、更に0.1以上3以下が好適である。一方、多層の場合、薄板部の長手方向に従って間隙の厚みを向上させることが好ましい。
ここで、空隙部の間隔厚さとは、間隔の最小部の長さを指すものであり、必ずしも全面にわたり均一な間隔である必要はなく、入口部あるいは底部の間隔が大きくても構わない。
【0009】
また、上記デバイスの製造方法は、薄板部となる一対の第1のセラミックグリーンシートと、空隙部となる第1の窓部を有する複数の第2のセラミックグリーンシートと、前記薄板部間の空間となり、前記第1の窓部よりも長さが短い第2の窓部を有する複数の第3のセラミックグリーンシートとを準備する工程と、両端に夫々配置した前記第1のセラミックグリーンシートの内側に、前記第2のセラミックグリーンシートを、その第2のセラミックグリーンシートの内側に、前記第3のセラミックグリーンシートを夫々配置して、前記一対の第1のセラミックグリーンシートの間に前記第2、第3のセラミックグリーンシートを挟んだ積層体を作製する工程と、前記積層体を焼成する工程と、前記積層体の焼成前又は焼成後に前記第1のセラミックグリーンシートの表面に圧電/電歪素子を形成する工程と、前記焼成後の積層体を、前記第1、第2の窓部の幅方向の両端と、長さ方向の少なくとも一端とを、前記セラミックグリーンシートの積層方向と平行な面で切断して、前記圧電/電歪デバイスを切り出す工程と、前記圧電/電歪デバイスの前記第1の窓部によって形成される空隙部に充填物を充填する工程とを含むことを特徴とする圧電/電歪デバイスの製造方法が好ましい。
また、薄板部となる一対の第1のセラミックグリーンシートと、高融点金属を含むシートと、空隙部となる窓部を有する複数の第2のセラミックグリーンシートとを準備する工程と、両端に夫々配置した前記第1のセラミックグリーンシートの内側に、高融点金属を含むシートを、その高融点金属を含むシートの内側に、前記第2のセラミックグリーンシートを夫々配置して、前記一対の第1のセラミックグリーンシートの間に前記高融点金属を含むシートと第2のセラミックグリーンシートとを挟んだ積層体を作製する工程と、前記積層体を焼成する工程と、前記積層体の焼成前又は焼成後に前記第1のセラミックグリーンシートの表面に圧電/電歪素子を形成する工程と、前記焼成後の積層体を、前記窓部の幅方向の両端と、長さ方向の少なくとも一端とを、前記セラミックグリーンシートの積層方向と平行な面で切断して、前記圧電/電歪デバイスを切り出す工程と、を含むことを特徴とする圧電/電歪デバイスの製造方法も好ましい。
更に、前記高融点金属を含むシートが、印刷成形法で形成されていることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る圧電/電歪デバイスを実施する形態を詳細に説明する。
図1は、圧電/電歪デバイス10の斜視図である。圧電/電歪デバイス10は、相対向する一対の薄板部12a及び12bを支持する固定部14とが一体に形成された基体16を具備し、一対の薄板部12a及び12bの各一部にそれぞれ圧電/電歪素子18a及び18bが形成されて構成されている。
そして、この圧電/電歪デバイス10は、前記圧電/電歪素子18a及び/又は18bの駆動によって一対の薄板部12a及び12bが変位し、あるいは薄板部12a及び12bの変位を圧電/電歪素子18a及び/又は18bにより検出する構成を有する。
また、一対の薄板部12a及び12bは、各先端部分が内方に向かって肉厚とされ、該肉厚部は、薄板部12a及び12bの変位動作に伴って変位する可動部20a及び20bとして機能することになる。以下、一対の薄板部12a及び12bの先端部分を可動部20a及び20bと記す。
【0011】
薄板部12a及び12bの先端部分と可動部20a及び20bを接合した境界部には、薄板部12a及び12bの長手方向に沿って空隙部20c及び20dが形成され、その空隙部には充填物が設けられている。同様に、薄板部12a及び12bの基端部分と固定部14を接合した境界部には、薄板部12a及び12bの長手方向に沿って空隙部14a及び14bが形成され、これらの空隙部には充填物が設けられている。
【0012】
なお、前記基体16については、全体をセラミックスを用いて構成されたもののほか、セラミックスと金属の材料で製造されたものを組み合わせたハイブリッド構造としてもよい。
【0013】
また、基体16は、各部を有機樹脂、ガラス等の接着剤で接着してなる構造、セラミックグリーン積層体を焼成により一体化してなるセラミック一体構造、ロウ付け、半田付け、共晶接合もしくは溶接等で一体化した金属一体構造等の構成を採用することができ、好ましくはセラミックグリーン積層体を焼成により一体化したセラミック積層体で基体16を構成することが望ましい。
【0014】
このうちセラミックスの一体化物は、各部の接合部に接着剤が介在しないことから、経時的な状態変化がほとんど生じないため、接合部位の信頼性が高く、かつ、剛性確保に有利な構造であることに加え、後述するセラミックグリーンシート積層法により、容易に製造することが可能である。
【0015】
そして、圧電/電歪素子18a及び18bは、後述のとおり別体として圧電/電歪素子18a及び18bを準備して、基体16に有機樹脂、ガラス等の接着剤や、ロウ付け、半田付け、共晶接合等で貼り付けられるほか、膜形成法を用いることにより、前記貼り付けではなく直接基体16に形成されることとなる。
【0016】
圧電/電歪素子18a及び18bは、圧電/電歪層22と、該圧電/電歪層22の両側に形成された一対の電極24及び26とを有して構成され、該一対の電極24及び26のうち、一方の電極24が少なくとも一対の薄板部12a及び12bに形成されている。
【0017】
本実施の形態では、圧電/電歪層22並びに一対の電極24及び26をそれぞれ多層構造とし、一方の電極24と他方の電極26を断面ほぼ櫛歯状となるようにそれぞれ互い違いに積層し、これら一方の電極24と他方の電極26が圧電/電歪層22を間に挟んで重なる部分が多段構成とされた圧電/電歪素子18a及び18bとした場合を主体に説明するが、多層構造に限らず単層構造であってもよい。この場合、多層の数は特に限定しないが、10層以下が好ましく、更に好ましくは5層以下である。更に、圧電/電歪素子18aあるいは18bのどちらか一方のみとすることも可能であり、多数の数を異ならせてもよい。
【0018】
図1では、圧電/電歪層22を3層構造とし、一方の電極24が1層目の下面(薄板部12a及び12bの側面)と2層目の上面に位置するように櫛歯状に形成し、他方の電極26が1層目の上面と3層目の上面に位置するように櫛歯状に形成した例を示している。この構成の場合、一方の電極24同士並びに他方の電極26同士をそれぞれつなぎ共通化することで、端子28及び30の数を減らすことができるため、圧電/電歪素子18a及び18bの多層化に伴うサイズの大型化を抑えることができる。
【0019】
なお、一対の電極24及び26への電圧の印加は、各電極24及び26のうち、それぞれ固定部14の両側面(素子形成面)上に形成された端子(パッド)28及び30を通じて行われるようになっている。各端子28及び30の位置は、一方の電極24に対応する端子28が固定部14の後端寄りに形成され、外部空間側の他方の電極26に対応する端子30が固定部14の内壁寄りに形成されている。
【0020】
この場合、圧電/電歪デバイス10の固定を、端子28及び30が配置された面とは別の面を利用してそれぞれ別個に行うことができ、結果として、圧電/電歪デバイス10の固定と、回路と端子28及び30間の電気的接続の双方に高い信頼性を得ることができる。この構成においては、フレキシブルプリント回路(FPCとも称される)、フレキシブルフラットケーブル(FFCとも称される)、ワイヤボンディング等によって端子28及び30と回路との電気的接続が行われる。
【0021】
このように多層構造の圧電/電歪素子18a及び18bを用いることにより、アクチュエータ部19a及び19bの駆動力が増大し、もって大変位が図られると共に、圧電/電歪デバイス10自体の剛性が増すことで、高共振周波数化が図られ、変位動作の高速化が容易に達成できる。
【0022】
なお、段数を多くすれば、アクチュエータ部19a及び19bの駆動力の増大は図られるが、それに伴い消費電力も増えるため、実施する場合には、用途、使用状態に応じて適宜段数等を決めればよい。また、この実施の形態に係る圧電/電歪デバイス10では、圧電/電歪素子18a及び18bを用いることによって、アクチュエータ部19a及び19bの駆動力を上げても、基本的に薄板部12a及び12bの幅(Y軸方向の距離)は不変であるため、例えば非常に狭い間隙において使用されるハードディスク用磁気ヘッドの位置決め、リンギング制御等のアクチュエータに適用する上で非常に好ましいデバイスとなる。
【0023】
次に、圧電/電歪デバイス10の動作について図2で説明する。
まず、2つの圧電/電歪素子18a及びは18bが自然状態、即ち、圧電/電歪素子18a及び18bが共に変位動作を行っていない場合は、圧電/電歪デバイス10の長軸mと固定部14の中心軸とがほぼ一致している。
【0024】
この状態から、一方の圧電/電歪素子18aにおける一対の電極24及び26に所定のバイアス電位Vbを有するサイン波Waをかけ、他方の圧電/電歪素子18bにおける一対の電極24及び26に前記サイン波Waとはほぼ180°位相の異なるサイン波Wbをかける。
【0025】
そして、一方の圧電/電歪素子18aにおける一対の電極24及び26に対して例えば最大値の電圧が印加された段階においては、一方の圧電/電歪素子18aにおける圧電/電歪層22はその主面方向に収縮変位する。これにより、例えば図2に示すように、一方の薄板部12aに対し、矢印Aに示すように、該薄板部12aを例えば右方向に撓ませる方向の応力が発生することから、該一方の薄板部12aは、右方向に撓み、このとき、他方の圧電/電歪素子18bにおける一対の電極24及び26には、電圧は印加されていない状態となるため、他方の薄板部12bは一方の薄板部12aの撓みに追従して右方向に撓む。その結果、可動部20a及び20b並びにスペーサ部材37は、圧電/電歪デバイス10bの長軸mに対して例えば右方向に変位する。なお、変位量は、各圧電/電歪素子18a及び18bに印加される電圧の最大値に応じて変化し、例えば最大値が大きくなるほど変位量も大きくなる。
【0026】
特に、圧電/電歪層22の構成材料として、高い抗電界を有する圧電/電歪材料を適用した場合には、前述のサイン波Wa・Wbの最小値のレベルが僅かに負のレベルとなるように、前記バイアス電位を調整するようにしてもよい。この場合、該負のレベルが印加されている圧電/電歪素子(例えば他方の圧電/電歪素子18b)の駆動によって、例えば他方の薄板部12bに一方の薄板部12aの撓み方向と同じ方向の応力が発生し、可動部20a及び20b並びにスペーサ部材37の変位量をより大きくすることが可能となる。つまり、前述したような波形を使用することで、負のレベルが印加されている圧電/電歪素子18b又は18aが、変位動作の主体となっている圧電/電歪素子18a又は18bをサポートとするという機能を持たせることができる。
【0027】
このように、本実施の形態に係る圧電/電歪デバイス10においては、圧電/電歪素子18a及び18bの微小な変位が薄板部12a及び12bの撓みを利用して大きな変位動作に増幅されて、可動部20a及び20bに伝達することになるため、可動部20a及び20bを、圧電/電歪デバイス10bの長軸mに対して大きく変位させることが可能となる。
【0028】
特に、この実施の形態では、可動部20a及び20bに互いに対向する取付面34a及び34bを設け、取付面34a及び34b間の距離Lcを可動部20a及び20bの長さDfの約1.5倍に設定し、かつ、1つの大きなスペーサ部材37を接着剤38を介して取付面34a及び34b間に接着させるようにしている。この場合、互いに対向する取付面34a及び34bの間を空隙にしたり、前記互いに対向する取付面34a及び34bの間に可動部20a及び20bの構成部材よりも軽いスペーサ部材37を介在させることで、可動部20a及び20bの軽量化を有効に図ることができ、可動部20a及び20bの変位量を低下させることなく、共振周波数を高めることが可能となる。
【0029】
ここで、周波数とは、一対の電極24及び26に印加する電圧を交番的に切り換えて、可動部20a及び20bを左右に変位させたときの電圧波形の周波数を示し、共振周波数とは、可動部20a及び20bの変位動作が所定の振動モードで追従できる最大の周波数を示す。
【0030】
また、この実施の形態に係る圧電/電歪デバイス10においては、可動部20a及び20b、薄板部12a及び12b並びに固定部14が一体化されており、すべての部分を脆弱で比較的重い材料である圧電/電歪材料によって構成する必要がないため、機械的強度が高く、ハンドリング性、耐衝撃性、耐湿性に優れ、動作上、有害な振動(例えば、高速作動時の残留振動やノイズ振動)の影響を受け難いという利点を有する。
【0031】
更に、この実施の形態においては、互いに対向する取付面34a及び34bの間を空隙とした場合、一方の取付面34aを含む可動部20aと、他方の取付面34bを含む可動部20bとが撓みやすくなり、変形に強くなる。そのため、圧電/電歪デバイス10のハンドリング性に優れることとなる。
【0032】
また、前記互いに対向する取付面34a及び34bの存在により、可動部20a及び20bの表面積が大きくなる。従って、可動部20a及び20bに他の部品を取り付ける場合に、その取付面積を大きくとることができ、部品の取付性を向上させることができる。ここで、部品を例えば接着剤等によって固着する場合を考えると、物品は、可動部20a及び20bの主面(前面及び/又は背面)だけでなく、互いに対向する取付面34a及び34bを通じて接着されることになり、部品を確実に固着することができる。
【0033】
また、この実施の形態においては、圧電/電歪素子18a及び18bを、圧電/電歪層22と、該圧電/電歪層22の両側に形成された一対の電極24及び26とを有して構成し、一対の電極24及び26のうち、一方の電極24を少なくとも薄板部12a及び12bの側面に直接形成するようにしたので、圧電/電歪素子18a及び18bによる振動を薄板部12a及び12bを通じて効率よく可動部20a及び20bに伝達することができ、応答性の向上を図ることができる。
【0034】
また、この実施の形態においては、例えば図1に示すように、一対の電極24及び26が圧電/電歪層22を間に挟んで重なる部分(実質的駆動部分40)を固定部14の一部から薄板部12a及び12bの一部にかけて連続的に形成するようにしている。実質的駆動部分40を更に可動部20a及び20bの一部にかけて形成した場合、可動部20a及び20bの変位動作が前記実質的駆動部分40の変形と薄板部12a及び12bの変形とが相反し、大きな変位を得ることができなくなるおそれがあるが、この実施の形態では、前記実質的駆動部分40を可動部20a及び20bと固定部14の両方にかけないように形成しているため、可動部20a及び20bの変位動作が制限されるという不都合が回避され、可動部20a及び20bの変位量を大きくすることができる。
【0035】
逆に、可動部20a及び20bの一部に圧電/電歪素子18a及び18bを形成する場合は、前記実質的駆動部分40が可動部20a及び20bの一部から薄板部12a及び12bの一部にかけて位置させるように形成することが好ましい。これは、実質的駆動部分40が固定部14の一部にまでわたって形成されると、上述したように、可動部20a及び20bの変位動作が制限されるからである。
【0036】
上述の例では、可動部20a及び20bに取付面34a及び34bを設け、その間にスペーサ部材37を接着した例を示したが、その他、固定部14に端面34a及び34bを設けるようにしてもよい。この場合、例えば一対の薄板部12a及び12bの先端部分に設けられる可動部20a及び20bは一体に連結された形状を有し、固定部14に互いに対向する端面34a及び34bが設けられることとなる。
【0037】
これにより、前述した可動部20a及び20bに互いに対向する取付面34a及び34bを有する場合の効果に加え、圧電/電歪デバイス10cを所定の固定部分に強固に固定することが可能となり、信頼性の向上を図ることができる。実質的駆動部分40の長さは、薄板部12a及び12bの長さの20%〜95%とすることが好ましく、40%〜80%とすることが更に好ましい。
【0038】
ここで、空隙部の形状が直方形状である場合の充填物の形状は、図3のような実施形態がある。図1では直方体形状の空隙部の開口部まで充填できるのに対し、図3(a)は充填物が空隙部の中程まで充填され、開口部付近は開放されているもので、空隙部に所定量の充填物が充填される。充填物の端面形状を一定に揃える効果がある。なお、空隙部の底部に、充填物が充填されない空洞部が形成されても応力分散力には影響は少ない。
逆に、図3(b)は、充填物が空隙部の開口部より外側まで配置されたものであり、充填物の付着力が弱い場合に、付着面積を大きくし全体の付着力を大きくすることができる。特に、充填物の外面はR形状とする事により定着性を高め端部からの剥離を防止できる。
また、図3(c)のように成形された形状で充填物を配置しても良い。この場合、充填物の物性に加え、薄板部と固定部又は可動部との間の角部の形状が、段付き形状、換言すれば、角部のコーナ取り構造に類するものとなり形状効果が加わって、薄板部の根元部での応力集中がより低減できる効果がある。
【0039】
次に、本実施の形態に係る圧電/電歪デバイス10の好ましい構成例について説明する。
【0040】
まず、可動部20a及び20bの変位動作を確実なものとするために、圧電/電歪素子18a及び18bの実質的駆動部分40が固定部14もしくは可動部20a及び20bにかかる距離Dgを薄板部12a及び12bの厚みDdの1/2以上とすることが好ましい。
【0041】
そして、薄板部12a及び12bの内壁間の距離(X軸方向の距離)Daと薄板部12a及び12bの幅(Y軸方向の距離)Dbとの比Da/Dbが0.5〜20となるように構成する。前記比Da/Dbは、好ましくは1〜15とされ、更に好ましくは1〜10とされる。この比Da/Dbの規定値は、可動部20a及び20bの変位量を大きくし、X−Z平面内での変位を支配的に得られることの発見に基づく規定である。
【0042】
一方、薄板部12a及び12bの長さ(Z軸方向の距離)Deと薄板部12a及び12bの内壁間の距離Daとの比De/Daにおいては、好ましくは0.5〜10とされ、更に好ましくは0.5〜5とすることが望ましい。この比De/Daの規定値は、スペーサ部材37が介在された可動部20a及び20bの変位量を大きくでき、かつ、高い共振周波数で変位動作を行うことができる(高い応答速度を達成できる)という発見に基づく規定である。
【0043】
従って、この実施の形態に係る圧電/電歪デバイス10をY軸方向への煽り変位、あるいは振動を抑制し、かつ、高速応答性に優れ、相対的に低電圧で大きな変位を併せ持つ構造とするには、比Da/Dbを0.5〜20とし、かつ、比De/Daを0.5〜10にすることが好ましく、更に好ましくは比Da/Dbを1〜10とし、かつ、比De/Daを0.5〜5にすることである。
【0044】
更に、例えば圧電/電歪デバイス10においては、一対の薄板部12a及び12bの両内壁と可動部20a及び20bの内壁とスペーサ部材37の内壁(及び接着剤38の内壁)と固定部14の内壁とにより孔部42が形成されることになるが、この孔部42にゲル状の材料、例えばシリコンゲルを充填することが好ましい。通常は、充填材の存在によって、可動部20a及び20bの変位動作が制限を受けることになるが、この実施の形態では、可動部20a及び20bへの端面34a及び34bの形成に伴う軽量化や可動部20a及び20bの変位量の増大化を図るようにしているため、前記充填材による可動部20a及び20bの変位動作の制限が打ち消され、充填材の存在による効果、即ち、高共振周波数化や剛性の確保を実現させることができる。
【0045】
また、可動部20a及び20bの長さ(Z軸方向の距離)Dfは、短いことが好ましい。短くすることで軽量化と共振周波数の増大が図られるからである。更に、物品を挟持する際、変位を向上させることができる。しかしながら、可動部20a及び20bのX軸方向の剛性を確保し、その変位を確実なものとするためには、薄板部12a及び12bの厚みDdとの比Df/Ddを2以上、好ましくは5以上とすることが望ましい。
【0046】
なお、各部の実寸法は、可動部20a及び20bへの部品の取り付けのための接合面積、固定部14を他の部材に取り付けるための接合面積、電極用端子などの取り付けのための接合面積、圧電/電歪デバイス10全体の強度、耐久度、必要な変位量並びに共振周波数、そして、駆動電圧等を考慮して定められることになる。
【0047】
具体的には、例えば薄板部12a及び12bの内壁間の距離Daは、100μm〜2000μmが好ましく、更に好ましくは200μm〜1600μmである。薄板部12a及び12bの幅Dbは、50μm〜2000μmが好ましく、更に好ましくは100μm〜500μmである。薄板部12a及び12bの厚みDdは、Y軸方向への変位成分である煽り変位が効果的に抑制できるように、薄板部12a及び12bの幅Dbとの関係においてDb>Ddとされ、かつ、2μm〜100μmが好ましく、更に好ましくは10μm〜80μmである。
【0048】
薄板部12a及び12bの長さDeは、200μm〜3000μmが好ましく、更に好ましくは300μm〜2000μmである。可動部20a及び20bの長さDfは、50μm〜2000μmが好ましく、更に好ましくは100μm〜1000μmであり、より好ましくは200μm〜600μmである。
【0049】
このような構成にすることにより、X軸方向の変位に対してY軸方向の変位が10%を超えないが、上述の寸法比率と実寸法の範囲で適宜調整を行うことで低電圧駆動が可能で、Y軸方向への変位成分を5%以下に抑制できるというきわめて優れた効果を示す。つまり、可動部20a及び20bは、実質的にX軸方向という1軸方向に変位することになり、しかも、高速応答性に優れ、相対的に低電圧で大きな変位を得ることができる。
【0050】
また、この圧電/電歪デバイス10においては、デバイスの形状が従来のような板状(変位方向に直交する方向の厚みが小さい)ではなく、可動部20a及び20bと固定部14が直方体の形状(変位方向に直交する方向の厚みが大きい)を呈しており、可動部20a及び20bと固定部14の側面が連続するように一対の薄板部12a及び12bが設けられているため、圧電/電歪デバイス10のY軸方向の剛性を選択的に高くすることができる。
【0051】
即ち、この寸法構成を採用する圧電/電歪デバイス10では、平面内(XZ平面内)における可動部20a及び20bの動作のみを選択的に発生させることができ、可動部20a及び20bのYZ面内の動作(いわゆる煽り方向の動作)を抑制することができる。
【0052】
次に、この実施の形態に係る圧電/電歪デバイス10の各構成要素について説明する。
【0053】
可動部20a及び20bは、上述したように、薄板部12a及び12bの駆動量に基づいて作動する部分であり、圧電/電歪デバイス10の使用目的に応じて種々の部材が取り付けられる。例えば、圧電/電歪デバイス10を変位素子として使用する場合であれば、光シャッタの遮蔽板等が取り付けられ、特に、ハードディスクドライブの磁気ヘッドの位置決めやリンギング抑制機構に使用するのであれば、磁気ヘッド、磁気ヘッドを有するスライダ、スライダを有するサスペンション等の位置決めを必要とする部材が取り付けられる。
【0054】
固定部14は、上述したように、薄板部12a及び12b並びに可動部20a及び20bを支持する部分であり、例えば前記ハードディスクドライブの磁気ヘッドの位置決めに利用する場合には、VCM(ボイスコイルモータ)に取り付けられたキャリッジアーム、該キャリッジアームに取り付けられた固定プレート又はサスペンション等に固定部14を支持固定することにより、圧電/電歪デバイス10の全体が固定される。また、この固定部14には、圧電/電歪素子18a及び18bを駆動するための端子28及び30その他の部材が配置される場合もある。
【0055】
可動部20a及び20b並びに固定部14を構成する材料としては、剛性を有する限りにおいて特に限定されないが、後述するセラミックグリーンシート積層法を適用できるセラミックスを好適に用いることができる。具体的には、安定化ジルコニア、部分安定化ジルコニアをはじめとするジルコニア、アルミナ、マグネシア、窒化珪素、窒化アルミニウム、酸化チタンを主成分とする材料等が挙げられるほか、これらの混合物を主成分とした材料が挙げられるが、機械的強度や靱性が高い点において、ジルコニア、特に安定化ジルコニアを主成分とする材料と部分安定化ジルコニアを主成分とする材料が好ましい。
【0056】
薄板部12a及び12bは、上述したように、圧電/電歪素子18a及び18bの変位により駆動する部分である。薄板部12a及び12bは、可撓性を有する薄板状の部材であって、表面に配設された圧電/電歪素子18a及び18bの伸縮変位を屈曲変位として増幅して、可動部20a及び20bに伝達する機能を有する。従って、薄板部12a及び12bの形状や材質は、可撓性を有し、屈曲変形によって破損しない程度の機械的強度を有するものであれば足り、可動部20a及び20bの応答性、操作性を考慮して適宜選択することができる。
【0057】
薄板部12a及び12bの厚みDdは、2μm〜100μm程度とすることが好ましく、薄板部12a及び12bと圧電/電歪素子18a及び18bとを合わせた厚みは7μm〜500μmとすることが好ましい。電極24及び26の厚みは0.1μm〜50μm、圧電/電歪層22の厚みは3μm〜300μmとすることが好ましい。
【0058】
薄板部12a及び12bを構成する材料としては、可動部20a及び20bや固定部14と同様のセラミックスを好適に用いることができ、ジルコニア、中でも安定化ジルコニアを主成分とする材料と部分安定化ジルコニアを主成分とする材料は、薄肉であっても機械的強度が大きいこと、靱性が高いこと、圧電/電歪層や電極材との反応性が小さいことから最も好適に用いられる。
【0059】
前記安定化ジルコニア並びに部分安定化ジルコニアにおいては、次のように安定化並びに部分安定化されたものが好ましい。即ち、ジルコニアを安定化並びに部分安定化させる化合物としては、酸化イットリウム、酸化イッテルビウム、酸化セリウム、酸化カルシウム、及び酸化マグネシウムがあり、少なくともそのうちの1つの化合物を添加、含有させることにより、あるいは1種類の化合物の添加のみならず、それら化合物を組み合わせて添加することによっても、目的とするジルコニアの安定化は可能である。
【0060】
なお、それぞれの化合物の添加量としては、酸化イットリウムや酸化イッテルビウムの場合にあっては、1〜30モル%、好ましくは1.5〜10モル%、酸化セリウムの場合にあっては、6〜50モル%、好ましくは8〜20モル%、酸化カルシウムや酸化マグネシウムの場合にあっては、5〜40モル%、好ましくは5〜20モル%とすることが望ましいが、その中でも特に酸化イットリウムを安定化剤として用いることが好ましく、その場合においては、1.5〜10モル%、更に好ましくは2〜4モル%とすることが望ましい。また、焼結助剤等の添加物としてアルミナ、シリカ、遷移金属酸化物等を0.05〜20wt%の範囲で添加することが可能であるが、圧電/電歪素子18a及び18bの形成手法として、膜形成法による焼成一体化を採用する場合は、アルミナ、マグネシア、遷移金属酸化物等を添加物として添加することも好ましい。
【0061】
なお、機械的強度と安定した結晶相が得られるように、ジルコニアの平均結晶粒子径を0.05〜3μm、好ましくは0.05〜1μmとすることが望ましい。また、上述のように、薄板部12a及び12bについては、可動部20a及び20b並びに固定部14と同様のセラミックスを用いることができるが、好ましくは、実質的に同一の材料を用いて構成することが、接合部分の信頼性、圧電/電歪デバイス10の強度、製造の煩雑さの低減を図る上で有利である。
【0062】
圧電/電歪素子18a及び18bは、少なくとも圧電/電歪層22と、該圧電/電歪層22に電界をかけるための一対の電極24及び26を有するものであり、ユニモルフ型、バイモルフ型等の圧電/電歪素子を用いることができるが、薄板部12a及び12bと組み合わせたユニモルフ型の方が、発生する変位量の安定性に優れ、軽量化に有利であるため、このような圧電/電歪デバイス10に適している。
【0063】
前記圧電/電歪素子18a及び18bは、図1に示すように、薄板部12a及び12bの側面に形成する方が薄板部12a及び12bをより大きく駆動させることができる点で好ましい。
【0064】
圧電/電歪層22には、圧電セラミックスが好適に用いられるが、電歪セラミックスや強誘電体セラミックス、あるいは反強誘電体セラミックスを用いることも可能である。但し、この圧電/電歪デバイス10をハードディスクドライブの磁気ヘッドの位置決め等に用いる場合は、可動部20a及び20bの変位量と駆動電圧又は出力電圧とのリニアリティが重要とされるため、歪み履歴の小さい材料を用いることが好ましく、抗電界が10kV/mm以下の材料を用いることが好ましい。
【0065】
具体的な材料としては、ジルコン酸鉛、チタン酸鉛、マグネシウムニオブ酸鉛、ニッケルニオブ酸鉛、亜鉛ニオブ酸鉛、マンガンニオブ酸鉛、アンチモンスズ酸鉛、マンガンタングステン酸鉛、コバルトニオブ酸鉛、チタン酸バリウム、チタン酸ナトリウムビスマス、ニオブ酸カリウムナトリウム、タンタル酸ストロンチウムビスマス等を単独であるいは混合物として含有するセラミックスが挙げられる。
【0066】
特に、高い電気機械結合係数と圧電定数を有し、圧電/電歪層22の焼結時における薄板部(セラミックス)12a及び12bとの反応性が小さく、安定した組成のものが得られる点において、ジルコン酸鉛、チタン酸鉛、及びマグネシウムニオブ酸鉛を主成分とする材料、もしくはチタン酸ナトリウムビスマスを主成分とする材料が好適に用いられる。
【0067】
更に、前記材料に、ランタン、カルシウム、ストロンチウム、モリブデン、タングステン、バリウム、ニオブ、亜鉛、ニッケル、マンガン、セリウム、カドミウム、クロム、コバルト、アンチモン、鉄、イットリウム、タンタル、リチウム、ビスマス、スズ等の酸化物等を単独で、もしくは混合したセラミックスを用いてもよい。
【0068】
例えば、主成分であるジルコン酸鉛とチタン酸鉛及びマグネシウムニオブ酸鉛に、ランタンやストロンチウムを含有させることにより、抗電界や圧電特性を調整可能となる等の利点を得られる場合がある。
【0069】
なお、シリカ等のガラス化し易い材料の添加は避けることが望ましい。なぜならば、シリカ等の材料は、圧電/電歪層22の熱処理時に、圧電/電歪材料と反応し易く、その組成を変動させ、圧電特性を劣化させるからである。
【0070】
一方、圧電/電歪素子18a及び18bの一対の電極24及び26は、室温で固体であり、導電性に優れた金属で構成されていることが好ましく、例えばアルミニウム、チタン、クロム、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ニオブ、モリブデン、ルテニウム、パラジウム、ロジウム、銀、スズ、タンタル、タングステン、イリジウム、白金、金、鉛等の金属単体、もしくはこれらの合金が用いられ、更に、これらに圧電/電歪層22あるいは薄板部12a及び12bと同じあるいは異なる材料を分散させたサーメット材料を用いてもよい。
【0071】
圧電/電歪素子18a及び18bにおける電極24及び26の材料選定は、圧電/電歪層22の形成方法に依存して決定される。例えば薄板部12a及び12b上に一方の電極24を形成した後、該一方の電極24上に圧電/電歪層22を焼成により形成する場合は、一方の電極24には、圧電/電歪層22の焼成温度においても変化しない白金、パラジウム、白金−パラジウム合金、銀−パラジウム合金等の高融点金属を使用する必要があるが、圧電/電歪層22を形成した後に、該圧電/電歪層22上に形成される最外層の他方の電極26は、低温で電極形成を行うことができるため、アルミニウム、金、銀等の低融点金属を主成分として使用することができる。
【0072】
また、電極24及び26の厚みは、少なからず圧電/電歪素子18a及び18bの変位を低下させる要因ともなるため、特に圧電/電歪層22の焼成後に形成される電極には、焼成後に緻密でより薄い膜が得られる有機金属ペースト、例えば金レジネートペースト、白金レジネートペースト、銀レジネートペースト等の材料を用いることが好ましい。
【0073】
上述の例では、薄板部12a及び12bの先端部分に一体に形成される可動部20a及び20bの厚みを薄板部12a及び12bの厚みDdよりも厚くした場合を示したが、その他、可動部20a及び20bの厚みを薄板部12a及び12bの厚みDdとほぼ同じにしてもよい。これにより、可動部20a及び20bに物品を取り付ける場合に、可動部20a及び20b間に薄板部12a及び12b間の距離に相当する大きさの物品を挟み込むように取り付けることが可能となる。この場合、物品を取り付けるための接着剤領域(例えば接着剤38)が可動部20a及び20bに対応することになる。
【0074】
そして、圧電/電歪デバイス10は、超音波センサや加速度センサ、角速度センサや衝撃センサ、質量センサ等の各種センサに好適に利用でき、端面34a及び34bないし薄板部12a及び12b間に取り付けられる物体のサイズを適宜調整することにより、センサの感度調整が容易に行えるという更なる利点がある。
【0075】
次に、本発明の好ましい実施の形態として第2〜第4の変形例に係る圧電/電歪デバイス10について好ましい態様として端面34a及び34bを含む場合について図4以下を参照しながら説明する。従って、端面34a及び34bを含まない実施形態であっても本発明は構わない。
【0076】
まず、第2の変形例に係る圧電/電歪デバイス10aは、図4に示すように、これまでに説明した圧電/電歪デバイス10とほぼ同様な構成を有するが、空隙部及び充填物の構成等が以下の点で異なる。
空隙部14a及び14bは段付き構造になっており、薄板部に近いほど溝深さが深くなっている。これにより、薄板部と可動部及び固定部との境界線で発生する集中応力をより効果的に分散させることができ、幅の大きい空隙箇所の方が衝撃吸収に大きく寄与し効率的に応力集中を分散させることができる。
特に、1層目の下面に位置する他方の電極26は、薄板部12a及び12b、可動部20a及び20b、固定部14の各側面にかけてほぼ連続して形成され、更に、固定部14の側面において一部分離されてスリット70を構成している。このスリット70を設けた趣旨は、▲1▼:圧電/電歪素子18a及び18bの後端部72(スリット70の後端側端部から固定部14の後端までの部分)におけるアクチュエータを駆動させないこと、▲2▼:一方の端子28の端部で短絡が生じにくくすること、▲3▼:圧電/電歪素子18a及び18bの後端部における圧電/電歪層22の下面に電極材料を配置することである。なお、スリット70を設けることが反対に好ましくない場合は、スリット70は必ずしも設ける必要はなく、省略してもかまわない。
また、図5は空隙部に充填する充填物の形状を示しており、図5(a)は充填物が空隙部の中程まで充填され、開口部付近は開放されている。なお、空隙部の底部に、充填物が充填されない空洞部が形成されても応力分散力には影響は少ない。逆に、図5(b)は、充填物が空隙部の開口部より外側まで配置されたものであり、充填物の付着力が弱い場合に、付着面積を大きくし全体の付着力を大きくすることができる。特に、充填物の外面はR形状とする事により定着性を高め端部からの剥離を防止できる。図5(c)は、空隙部を形成する各層毎に充填物の材質を異ならせたものである。弾性率・気孔率等の物性、更に構成材に対する付着力等を適宜選択し、応力分散の効果を発現する組み合わせとすることが好ましい。
【0077】
次に、第3の変形例に係る圧電/電歪デバイス10bは、図4では空隙部の深さが2段階となっているのに対し、図6の空隙部は無限の多段階になって斜め形状の構造である。これにより、薄板部と可動部及び固定部との境界線で発生する集中応力をより効果的に分散させることができ、幅の大きい空隙箇所の方が衝撃吸収に大きく寄与し効率的に応力集中を分散させることができる。
また、図7は空隙部に充填する充填物の形状を示しており、図7(a)は充填物が空隙部の中程まで充填され、開口部付近は開放されている。なお、空隙部の底部に、充填物が充填されない空洞部が形成されても応力分散力には影響は少ない。逆に、図7(b)は、充填物が空隙部の開口部より外側まで配置されたものであり、充填物の付着力が弱い場合に、付着面積を大きくし全体の付着力を大きくすることができる。特に、充填物の外面はR形状とする事により定着性を高め端部からの剥離を防止できる。
【0078】
更に、第4の変形例に係る圧電/電歪デバイス10cは、図8に示すように薄板部と可動部及び固定部との間の空隙部に充填物がほぼ均一な厚みで配置されている。このような充填物は、薄板部と可動部及び固定部とをセラミックで一体形成するのと同時に形成することが好ましく、高融点金属あるいは高融点金属とセラミックの混合物であることが好ましい。
【0079】
次に、圧電/電歪デバイス10の製造方法を図9〜図12を参照しながら説明する。
圧電/電歪デバイス10は、各部材の構成材料をセラミックスとし、圧電/電歪デバイス10の構成要素として、圧電/電歪素子18a及び18bを除く基体16、即ち、薄板部12a及び12b、固定部14並びに可動部20a及び20bについてはセラミックグリーンシート積層法を用いて製造することが好ましく、一方、圧電/電歪素子18a及び18bをはじめとして、各端子28及び30については、薄膜や厚膜等の膜形成手法を用いて製造することが好ましい。
【0080】
圧電/電歪デバイス10の基体16における各部材を一体的に成形することが可能なセラミックグリーンシート積層法によれば、各部材の接合部の経時的な状態変化がほとんど生じないため、接合部位の信頼性が高く、かつ、剛性確保に有利な方法である。
【0081】
また、以下に示す製造方法は、生産性や成形性に優れるため、所定形状の圧電/電歪デバイス10を短時間に、かつ、再現性よく得ることができる。
【0082】
具体的に本実施の形態に係る圧電/電歪デバイス10の第1の製造方法について説明する。ここで、定義付けをしておく。セラミックグリーンシートを積層して得られた積層体をセラミックグリーン積層体58(例えば図10参照)と定義し、このセラミックグリーン積層体58を焼成して一体化したものをセラミック積層体60(例えば図11参照)と定義し、このセラミック積層体60から不要な部分を切除して可動部20a及び20b、薄板部12a及び12b並びに固定部14が一体化されたものをセラミック基体16(図12参照)と定義する。
【0083】
また、この製造方法においては、圧電/電歪デバイス10を同一基板内に縦方向及び横方向にそれぞれ複数個配置した形態で、最終的にセラミック積層体60をチップ単位に切断して、圧電/電歪デバイス10を同一工程で多数個取りするものであるが、説明を簡単にするために、圧電/電歪デバイス10の1個取りを主体にして説明する。
【0084】
まず、ジルコニア等のセラミック粉末にバインダ、溶剤、分散剤、可塑剤等を添加混合してスラリーを作製し、これを脱泡処理後、リバースロールコーター法、ドクターブレード法等の方法により、所定の厚みを有するセラミックグリーンシートを作製する。
【0085】
次に、金型を用いた打抜加工やレーザ加工等の方法により、セラミックグリーンシートを図9のような種々の形状や厚さに加工して、複数枚の基体形成用のセラミックグリーンシートを得る。
【0086】
これらセラミックグリーンシート50A〜50D、51A及び51B、52A及び52Bは、少なくとも薄板部12a及び12b間に空間を形成するための窓部54が形成された複数枚(例えば4枚)のセラミックグリーンシート50A〜50Dと、薄板部12a及び12b間に空間を形成するための窓部54と互いに対向する端面34a及び34bを有する可動部20a及び20bを形成するための窓部100とが連続形成された複数枚(例えば7枚)のセラミックグリーンシート102A〜102Gと、空隙部14a、14bとなる窓部100aが連続形成された複数枚(例えば2枚)のセラミックグリーンシート51A及び51Bと、後に薄板部12a及び12bとなる複数枚(例えば2枚)のセラミックグリーンシート52A及び52Bとを用意する。
【0087】
その後、図10に示すように、セラミックグリーンシート52A及び52Bでセラミックグリーンシート50A〜50D、セラミックグリーンシート51A〜51B並びに102A〜102Gを挟み込むようにして、これらセラミックグリーンシート50A〜50D、51A、51B、52A及び52B並びに102A〜102Gを積層・圧着して、セラミックグリーン積層体58とする。この積層にあたってはセラミックグリーンシート102A〜102Gを中央に位置させて積層する。このとき、窓部100、100aの存在により、圧着時に圧力がかからない部位が発生するため、積層、圧着の順番等を変更し、そのような部位が生じないようにする必要がある。その後、セラミックグリーン積層体58を焼成してセラミック積層体60(図11参照)を得る。
【0088】
なお、積層一体化のための圧着回数や順序は限定されない。構造に応じて、例えば窓部54の形状、セラミックグリーンシートの枚数等により所望の構造を得るように適宜決めることができる。
【0089】
窓部54の形状は、すべて同一である必要はなく、所望の機能に応じて決定することができる。また、セラミックグリーンシートの枚数、各セラミックグリーンシートの厚みも特に限定されない。
【0090】
圧着は、熱を加えることで、より積層性を向上させることができる。また、セラミック粉末(セラミックグリーンシートに使用されたセラミックスと同一又は類似した組成であると、信頼性確保の点で好ましい)、バインダを主体としたペースト、スラリー等をセラミックグリーンシート上に塗布、印刷して、接合補助層とすることで、セラミックグリーンシート界面の積層性を向上させることができる。なお、セラミックグリーンシート52A及び52Bが薄い場合には、プラスチックフィルム、中でも表面にシリコーン系の離型剤をコーティングしたポリエチレンテレフタレートフィルムを用いて取り扱うことが好ましい。
【0091】
次に、図11に示すように、前記セラミック積層体60の両表面、即ち、セラミックグリーンシート52A及び52Bが積層された表面に相当する表面にそれぞれ圧電/電歪素子18a及び18bを形成する。圧電/電歪素子18a及び18bの形成法としては、スクリーン印刷法、ディッピング法、塗布法、電気泳動法等の厚膜形成法や、イオンビーム法、スパッタリング法、真空蒸着、イオンプレーティング法、化学気相成長法(CVD)、めっき等の薄膜形成法を用いることができる。
【0092】
このような膜形成法を用いて圧電/電歪素子18a及び18bを形成することにより、接着剤を用いることなく、圧電/電歪素子18a及び18bと薄板部12a及び12bとを一体的に接合、配設することができ、信頼性、再現性を確保できると共に、集積化を容易にすることができる。
【0093】
この場合、厚膜形成法により圧電/電歪素子18a及び18bを形成することが好ましい。特に、圧電/電歪層22の形成において厚膜形成法を用いれば、平均粒径0.01〜5μm、好ましくは0.05〜3μmの圧電セラミックスの粒子、粉末を主成分とするペーストやスラリー、又はサスペンションやエマルジョン、ゾル等を用いて膜化することができ、それを焼成することによって良好な圧電/電歪特性を得ることができるからである。
【0094】
なお、電気泳動法は、膜を高い密度で、かつ、高い形状精度で形成できるという利点がある。また、スクリーン印刷法は、膜形成とパターン形成とを同時にできるため、製造工程の簡略化に有利である。
【0095】
具体的に、圧電/電歪素子18a及び18bの形成について説明する。まず、セラミックグリーン積層体58を1200℃〜1600℃の温度で焼成、一体化してセラミック積層体60を得た後、該セラミック積層体60の両表面の所定位置に薄板部12a及び12bの第1の一方の電極24を印刷、焼成し、次いで、圧電/電歪層22を印刷、焼成し、更に、前記第1の一方の電極24と対をなす他方の電極26を印刷、焼成し、これらを所定回数繰り返して(圧電/電歪素子18a及び18bが多層の圧電/電歪層22から構成される場合)、圧電/電歪素子18a及び18bを形成する。その後、各電極24及び26を駆動回路に電気的に接続するための端子28及び30を印刷、焼成する。
【0096】
また、最下層の第1の一方の電極24を印刷、焼成し、圧電/電歪層22と第1の一方の電極24と対をなす第1の他方の電極26を印刷、焼成し、この単位で所定回数だけ印刷、焼成を繰り返して、圧電/電歪素子18a及び18bを形成してもよい。
【0097】
ここで、一方の電極24として白金(Pt)、圧電/電歪層22としてジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、他方の電極26として金(Au)、更に、端子28及び30として銀(Ag)というように、各部材の焼成温度が積層順に従って低くなるように材料を選定すると、ある焼成段階において、それより以前に焼成された材料の再焼結が起こらず、電極材等の剥離や凝集といった不具合の発生を回避することができる。
【0098】
なお、適当な材料を選択することにより、圧電/電歪素子18a及び18bの各部材と端子28及び30を逐次印刷して、1回で一体焼成することも可能であり、最外層の圧電/電歪層22を形成した後に低温で最外層の電極26等を設けることもできる。
【0099】
また、圧電/電歪素子18a及び18bの各部材と端子28及び30は、スパッタ法や蒸着法等の薄膜形成法によって形成してもよく、この場合には、必ずしも熱処理を必要としない。
【0100】
圧電/電歪素子18a及び18bの形成においては、セラミックグリーン積層体58の両表面、即ち、セラミックグリーンシート52A及び52Bの各表面に予め圧電/電歪素子18a及び18bを形成しておき、該セラミックグリーン積層体58と圧電/電歪素子18a及び18bとを同時に焼成することも好ましく行われる。同時焼成にあたっては、セラミックグリーン積層体58と圧電/電歪素子18a及び18bのすべての構成膜に対して焼成を行うようにしてもよく、一方の電極24とセラミックグリーン積層体58とを同時焼成したり、他方の電極26を除く他の構成膜とセラミックグリーン積層体58とを同時焼成する方法等が挙げられる。
【0101】
圧電/電歪素子18a及び18bとセラミックグリーン積層体58とを同時焼成する方法としては、スラリー原料を用いたテープ成形法等によって圧電/電歪層22の前駆体を成形し、この焼成前の圧電/電歪層22の前駆体をセラミックグリーン積層体58の表面上に熱圧着等で積層し、同時に焼成して可動部20a及び20b、薄板部12a及び12b、圧電/電歪層22、固定部14とを同時に作製する方法が挙げられる。但し、この方法では、上述した膜形成法を用いて、セラミックグリーン積層体58の表面及び/又は圧電/電歪層22に予め電極24を形成しておく必要がある。
【0102】
その他の方法としては、セラミックグリーン積層体58の少なくとも最終的に薄板部12a及び12bとなる部分にスクリーン印刷により圧電/電歪素子18a及び18bの各構成層である電極24及び26、圧電/電歪層22を形成し、同時に焼成することが挙げられる。
【0103】
圧電/電歪素子18a及び18bの構成膜の焼成温度は、これを構成する材料によって適宜決定されるが、一般には、500℃〜1500℃であり、圧電/電歪層22に対しては、好ましくは1000℃〜1400℃である。この場合、圧電/電歪層22の組成を制御するためには、圧電/電歪層22の材料の蒸発源の存在下に焼結することが好ましい。なお、圧電/電歪層22とセラミックグリーン積層体58を同時焼成する場合には、両者の焼成条件を合わせることが必要である。圧電/電歪素子18a及び18bは、必ずしもセラミック積層体60もしくはセラミックグリーン積層体58の両面に形成されるものではなく、片面のみでももちろんよい。
【0104】
次に、圧電/電歪素子18a及び18bが形成されたセラミック積層体60のうち、切断線C1、C2、C5に沿って切断することにより、セラミック積層体60の側部と先端部を切除する。この切除によって、図12に示すように、セラミック基体16に圧電/電歪素子18a及び18bが形成され、かつ、互いに対向する端面34a及び34bを有する可動部20a及び20bが形成された圧電/電歪デバイス10を得る。切断のタイミングは、切断線C1及びC2に沿って切断した後に切断線C5に沿って切断してもよく、切断線C5に沿って切断した後に切断線C1及びC2に沿って切断してもよい。もちろん、これらの切断を同時に行うようにしてもよい。また、切断線C5と対向する固定部14の端面も、例えば圧電/電歪デバイスの全長を精密に制御する等の際に適宜切断するようにしてもよい。
【0105】
この製造方法においては、セラミック積層体60から不要な部分を切除したと同時に、セラミック基体16に圧電/電歪素子18a及び18bが形成され、かつ、互いに対向する端面34a及び34bを有する可動部20a及び20bが形成された圧電/電歪デバイス10を得ることができるため、製造工程の簡略化を図ることができると共に、圧電/電歪デバイス10の歩留まりを向上させることができる。この場合、同一基板内に圧電/電歪デバイス10を縦方向及び横方向にそれぞれ複数個配置して、同一工程で多数個取りする際に特に好ましい。
切除の方法としては、ダイシング加工、ワイヤソー加工等の機械加工のほか、YAGレーザ、エキシマレーザ等のレーザ加工や電子ビーム加工を適用することが可能である。
【0106】
また、セラミック基体16の切り出しには、これらの加工方法を組み合わせて加工することになる。例えば切断線C1及びC2(図11参照)は、ワイヤソー加工とし、切断線C1及びC2に直交する固定部14、可動部20a及び20bの端面をダイシング加工とすることが好ましい。
【0107】
ところで、上述の圧電/電歪デバイス10の製造方法においては、一体焼成によって薄板部12a及び12b上に圧電/電歪素子18a及び18bを形成するようにしているため、焼成時に生じる圧電/電歪層22の収縮や一対の電極24及び26と圧電/電歪層22並びに薄板部12a及び12bとの熱膨張率の違い等によって、例えば、薄板部12a及び12b並びに圧電/電歪素子18a及び18bは、孔部42に向かって凸となるようにわずかに変位し、形状的に歪みが生じた状態となり、圧電/電歪素子18a及び18b(特に圧電/電歪層22)や薄板部12a及び12bに内部残留応力が発生しやすくなる。
【0108】
この薄板部12a及び12bや圧電/電歪層22での内部残留応力の発生は、上述した一体焼成のほか、薄板部12a及び12bに別体の圧電/電歪素子18a及び18bを例えば接着剤で貼り合わせる場合にも生じる。即ち、接着剤を固定化もしくは硬化する際に、接着剤等の硬化収縮によって薄板部12a及び12bや圧電/電歪層22に内部残留応力が発生することとなる。更に、その固定化もしくは硬化に加熱が必要な場合には、内部残留応力が大きなものとなる。
【0109】
この状態で圧電/電歪デバイス10を使用すると、圧電/電歪層22に所定電界を与えても、可動部20a及び20bにおいて所望の変位を示さない場合がある。これは、圧電/電歪層22の材料特性及び可動部20a及び20bの変位動作が、前記薄板部12a及び12bや圧電/電歪層22に発生している内部残留応力によって阻害されているからである。
【0110】
そこで、この製造方法では圧電/電歪素子18a及び18b形成後、可動部20a及び20bの周辺を切除するようにしている。この切除によって、可動部20a及び20bに互いに対向する端面34a及び34bが形成されるが、薄板部12a及び12bや圧電/電歪層22に発生していた内部残留応力によって、これら端面34a及び34bが互いに近づく方向に移動し、移動後の各端面34a及び34bの幅は、前記所定幅W1よりも短い例えば第2の所定幅W2となる。より詳述すると、第2の所定幅W2は、厳密に平行では無く先端の方がより短くなる。
【0111】
これら端面34a及び34bの移動は、薄板部12a及び12bや圧電/電歪層22に発生していた内部残留応力の解放に伴うものである。内部残留応力を解放した状態で圧電/電歪デバイス10を使用すると、可動部20a及び20bは、ほぼ設計通りの変位動作を示し、良好なデバイス特性を示すこととなる。この効果は、固定部14となる部分の一部を切除して、固定部14に互いに対向する端面34a及び34bを形成した場合においても同様であり、この場合は、薄板部12a及び12bや圧電/電歪層22に発生していた内部残留応力が、固定部14に形成された互いに対向する端面34a及び34bの移動によって解放されることとなる。なお、対向する端面34a及び34bについては、必ずしも可動部20a及び20bもしくは固定部14の中心部分のみならず、中心からそれた部分を形成することによっても同様の効果が得られる。
【0112】
図11に示す切除に当たっては、切除後に300℃〜800℃で加熱処理することが好ましい。これは、加工により圧電/電歪デバイス10内にマイクロクラック等の欠陥が生じやすいが、前記熱処理によって前記欠陥を取り除くことができ、信頼性が向上するからである。更に、前記熱処理後に80℃程度の温度で少なくとも10時間程度放置し、エージング処理を施すことが好ましい。このエージング処理で、製造過程の中で受けた種々の応力等を更に緩和でき、特性の向上に寄与するからである。
【0113】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1に係る本発明によれば、前記薄板部と可動部との連結際、及び/又は前記薄板部と固定部との連結際に、充填物を配置した空隙部が存在することにより、大きな外的衝撃により薄板部が大きな変位を起こしても、薄板部と可動部又は薄板部と固定部の接合した境界線付近に生じた応力が空隙部に分散され、従来は応力集中により発生した破損が無くなり、圧電/電歪デバイスの基本特性への影響を小さくして薄板部の耐衝撃性を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電/電歪デバイスの斜視図である。
【図2】圧電/電歪デバイスの作動を示す説明図である。
【図3】空隙部に充填される充填物の他の形状を示す説明図である。
【図4】他の空隙部を有する圧電/電歪デバイスの斜視図である。
【図5】図4に示す充填物の他の形状を示す説明図である。
【図6】他の空隙部を有する圧電/電歪デバイスの斜視図である。
【図7】図6に示す充填物の他の形状を示す説明図である。
【図8】他の空隙部を有する圧電/電歪デバイスの斜視図である。
【図9】積層する各グリーンシートの説明図である。
【図10】図9のグリーンシートを積層した説明図である。
【図11】圧電層を形成し切除前の状体を示す説明図である。
【図12】切除後の圧電/電歪デバイスの説明図である。
【符号の説明】
10・・圧電/電歪デバイス、11、11a・・、11b・・、12、12a、12b・・薄板部、14・・固定部、14a,14b・・空隙部、16・・基体、18a,18b・・圧電/電歪素子、19a,19b・・圧電/電歪層、20a,20b・・可動部、20c,20d・・空隙部、22・・圧電/電歪層、24,26・・電極、28,30・・端子、34a,34b・・取付面、36・・空隙、37・・スペーサ部材、38/・接着剤、40・・実質的駆動部分、42・・孔部、50A〜50G,51A,51B,52A,52B,102A〜102G・・セラミックグリーンシート、54,100,100a・・窓部、58・・セラミックグリーン積層体、60・・セラミック積層体、C1,C2,C5・・切断線。
Claims (6)
- 可撓性を有して相対向する一対の薄板部と、これら薄板部の間にあって両薄板部の基端部分を支持する固定部とを具備し、前記一対の薄板部の先端部分に、前記薄板部の変位動作に伴って変位する可動部を有し、前記一対の薄板部のうち、少なくとも一つの薄板部に1以上の圧電/電歪素子が配置された圧電/電歪デバイスであって、
前記薄板部と可動部との連結際、及び/又は前記薄板部と固定部との連結際に、前記薄板部に沿った空隙部を形成し、その空隙部に充填物を配置することを特徴とする圧電/電歪デバイス。 - 請求項1記載の充填物が、前記薄板部と前記可動部及び/又は、前記薄板部と前記固定部との面で接着作用を有していることを特徴とする圧電/電歪デバイス。
- 請求項1又は2記載の充填物が、粘弾性の性質を有することを特徴とする圧電/電歪デバイス。
- 請求項1に記載の圧電/電歪デバイスの製造方法であって、
薄板部となる一対の第1のセラミックグリーンシートと、空隙部となる第1の窓部を有する複数の第2のセラミックグリーンシートと、前記薄板部間の空間となり、前記第1の窓部よりも長さが短い第2の窓部を有する複数の第3のセラミックグリーンシートとを準備する工程と、
両端に夫々配置した前記第1のセラミックグリーンシートの内側に、前記第2のセラミックグリーンシートを、その第2のセラミックグリーンシートの内側に、前記第3のセラミックグリーンシートを夫々配置して、前記一対の第1のセラミックグリーンシートの間に前記第2、第3のセラミックグリーンシートを挟んだ積層体を作製する工程と、
前記積層体を焼成する工程と、
前記積層体の焼成前又は焼成後に前記第1のセラミックグリーンシートの表面に圧電/電歪素子を形成する工程と、
前記焼成後の積層体を、前記第1、第2の窓部の幅方向の両端と、長さ方向の少なくとも一端とを、前記セラミックグリーンシートの積層方向と平行な面で切断して、前記圧電/電歪デバイスを切り出す工程と、
前記圧電/電歪デバイスの前記第1の窓部によって形成される空隙部に充填物を充填する工程と
を含むことを特徴とする圧電/電歪デバイスの製造方法。 - 請求項1に記載の圧電/電歪デバイスの製造方法であって、
薄板部となる一対の第1のセラミックグリーンシートと、高融点金属を含むシートと、空隙部となる窓部を有する複数の第2のセラミックグリーンシートとを準備する工程と、
両端に夫々配置した前記第1のセラミックグリーンシートの内側に、高融点金属を含むシートを、その高融点金属を含むシートの内側に、前記第2のセラミックグリーンシートを夫々配置して、前記一対の第1のセラミックグリーンシートの間に前記高融点金属を含むシートと第2のセラミックグリーンシートとを挟んだ積層体を作製する工程と、
前記積層体を焼成する工程と、
前記積層体の焼成前又は焼成後に前記第1のセラミックグリーンシートの表面に圧電/電歪素子を形成する工程と、
前記焼成後の積層体を、前記窓部の幅方向の両端と、長さ方向の少なくとも一端とを、前記セラミックグリーンシートの積層方向と平行な面で切断して、前記圧電/電歪デバイスを切り出す工程と、
を含むことを特徴とする圧電/電歪デバイスの製造方法。 - 請求項5記載の高融点金属を含むシートが、印刷成形法で形成されていることを特徴とする圧電/電歪デバイスの製造方法。
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