JP3965147B2 - ロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造 - Google Patents
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Description
本発明は農用トラクタの後部に装着して、耕耘作業を行うロータリ耕耘装置において、爪軸ごと爪を交換する際に、簡単に行えるように構成したものである。
従来から、ロータリ耕耘装置の爪軸を簡単に着脱する機構に関しては、種々の技術が公知とされているのである。例えば、特公昭64−8961号公報、実公昭55−39924号公報、実公昭53−52808号公報、実開昭55−152911号公報、実開昭53−103801号公報、実公昭55−51121号公報、実公昭55−14081号公報に記載の技術の如くである。
しかし、従来の技術においては、オペレータが爪軸を持ち上げて、補助者がこの爪軸をボルトによりロータリ耕耘装置に固定するという作業が必要であり、オペレータが一人で簡単に、爪軸の脱着を行うことが出来なかったのである。本発明は、オペレータが農用トラクタの座席に座ったままで、ロータリ耕耘装置を油圧機構により上下することにより、爪軸の脱着を機械的に行うことが出来るように構成するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、ロータリ耕耘装置を油圧機構により上下することにより、ロータリ耕耘装置の耕耘爪軸(10)の脱着を機械的に行うことが出来るようにした爪軸脱着構造であって、該耕耘爪軸(10)の左右両側に爪軸側結合フランジ(7)を配置し、該左右の爪軸側結合フランジ(7・7)の同じ位置から、左右対称方向に2本のロックピン(8・9)を突設し、爪駆動軸(11)の側の、爪軸側結合フランジ(7)と対向する位置に駆動軸側結合フランジ(6)を配置し、該駆動軸側結合フランジ(6)には、前記2本のロックピン(8・9)が嵌合するピン嵌入孔(25・26)を設け、該着脱する駆動軸側結合フランジ(6)のフランジ面に凸状嵌合部(A)を、該爪軸側結合フランジ(7)のフランジ面に凹状嵌合部(B)を設け、該駆動軸側結合フランジ(6)の凸状嵌合部(A)に、前記ピン嵌入孔(25・26)を穿設し、該爪軸側結合フランジ(7)の凹状嵌合部(B)に、前記ロックピン(8・9)を配置し、更に、該凸状嵌合部(A)と凹状嵌合部(B)は、楔状に構成された端部をテーパ状部(23・22)に構成したものである。
請求項1においては、ロータリ耕耘装置を油圧機構により上下することにより、ロータリ耕耘装置の耕耘爪軸(10)の脱着を機械的に行うことが出来るようにした爪軸脱着構造であって、該耕耘爪軸(10)の左右両側に爪軸側結合フランジ(7)を配置し、該左右の爪軸側結合フランジ(7・7)の同じ位置から、左右対称方向に2本のロックピン(8・9)を突設し、爪駆動軸(11)の側の、爪軸側結合フランジ(7)と対向する位置に駆動軸側結合フランジ(6)を配置し、該駆動軸側結合フランジ(6)には、前記2本のロックピン(8・9)が嵌合するピン嵌入孔(25・26)を設け、該着脱する駆動軸側結合フランジ(6)のフランジ面に凸状嵌合部(A)を、該爪軸側結合フランジ(7)のフランジ面に凹状嵌合部(B)を設け、該駆動軸側結合フランジ(6)の凸状嵌合部(A)に、前記ピン嵌入孔(25・26)を穿設し、該爪軸側結合フランジ(7)の凹状嵌合部(B)に、前記ロックピン(8・9)を配置し、更に、該凸状嵌合部(A)と凹状嵌合部(B)は、楔状に構成された端部をテーパ状部(23・22)に構成したものである。
請求項2においては、請求項1記載のロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造において、該爪軸側結合フランジ(7)より突設した、上下2か所のロックピン(8・9)の位置を、耕耘爪軸(10)の軸心を通過する線に対して偏心配置したものである。
請求項3においては、請求項1記載のロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造において、前記ロックピン(8・9)の先端は丸棒の先端を斜めに切断した形状とし、該ロックピン(8・9)は、前記爪軸側結合フランジ(7)の耕耘爪軸(10)側に固設したスライドブラケット(29・30)に支持され、該スライドブラケット(29・30)内に配置した付勢バネ(41・42)に抗して、スライドブラケット(29・30)にそって摺動すべく構成し、該ロックピン(8・9)に方向決定ピン(27・28)を突設し、該スライドブラケット(29・30)の対向する位置に、ロックピン(8・9)の位置を決める切欠部(43a・43b)を設け、該ロックピン(8・9)の方向決定ピン(27・28)が一方の切欠部(43a)の位置に嵌入されている場合には、該ロックピン(8・9)の斜めに切断した部分を、駆動軸側結合フランジ(6)の側の凸状嵌合部(A)が下降時に、先端に構成したテーパ状部(24)が押すことにより、ロックピン(8・9)は付勢バネ(41・42)に抗して、スライドブラケット(29・30)内を後退すべく構成し、前記方向決定ピン(27・28)が逆の切欠部(43b)の位置に嵌入されている場合には、該斜めに切断した傾斜部が下方に向いているので、上方から駆動軸側結合フランジ(6)を下降しても、該ロックピン(8・9)の上面に接当し、ロックピン(8・9)は後退できないように構成したものである。
請求項4においては、請求項1記載のロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造において、前記駆動軸側結合フランジ(6)に、ピン嵌入孔(50・51)を軸心を通過する一直線上に配置し、該ピン嵌入孔(50・51)の中の下方のピン嵌入孔(51)を角孔とし、上方のピン嵌入孔(50)は丸孔とし、上下のロックピンの中の下方のロックピン(52)を角ピンに構成し、上方のロックピン(8)は丸ピンに構成したものである。
請求項5においては、請求項1記載のロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造において、前記爪軸側結合フランジ(7)のフランジ面に構成した楔状の凹状嵌合部(B)の、狭くなった側の結合フランジ(7)の側端円弧面に、中央に雌螺子を加工した雌螺子体(31)を固設し、該雌螺子体(31)に螺装した押ボルト(32)により、前記凸状嵌合部(A)と凹状嵌合部(B)との食いつき状態を解除するものである。
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。
請求項1の如く、ロータリ耕耘装置を油圧機構により上下することにより、ロータリ耕耘装置の耕耘爪軸(10)の脱着を機械的に行うことが出来るようにした爪軸脱着構造であって、該耕耘爪軸(10)の左右両側に爪軸側結合フランジ(7)を配置し、該左右の爪軸側結合フランジ(7・7)の同じ位置から、左右対称方向に2本のロックピン(8・9)を突設し、爪駆動軸(11)の側の、爪軸側結合フランジ(7)と対向する位置に駆動軸側結合フランジ(6)を配置し、該駆動軸側結合フランジ(6)には、前記2本のロックピン(8・9)が嵌合するピン嵌入孔(25・26)を設け、該着脱する駆動軸側結合フランジ(6)のフランジ面に凸状嵌合部(A)を、該爪軸側結合フランジ(7)のフランジ面に凹状嵌合部(B)を設け、該駆動軸側結合フランジ(6)の凸状嵌合部(A)に、前記ピン嵌入孔(25・26)を穿設し、該爪軸側結合フランジ(7)の凹状嵌合部(B)に、前記ロックピン(8・9)を配置し、更に、該凸状嵌合部(A)と凹状嵌合部(B)は、楔状に構成された端部をテーパ状部(23・22)に構成したので、上方から駆動軸側結合フランジ6の凸状嵌合部Aが下降すると、爪軸側結合フランジ7の凹状嵌合部Bと徐々に緊締状態に嵌合するので、別に締結ボルトを螺装することなく、ボルト垂直部7cで、耕耘爪軸10と爪駆動軸11とを結合することが出来る。
請求項1の如く、ロータリ耕耘装置を油圧機構により上下することにより、ロータリ耕耘装置の耕耘爪軸(10)の脱着を機械的に行うことが出来るようにした爪軸脱着構造であって、該耕耘爪軸(10)の左右両側に爪軸側結合フランジ(7)を配置し、該左右の爪軸側結合フランジ(7・7)の同じ位置から、左右対称方向に2本のロックピン(8・9)を突設し、爪駆動軸(11)の側の、爪軸側結合フランジ(7)と対向する位置に駆動軸側結合フランジ(6)を配置し、該駆動軸側結合フランジ(6)には、前記2本のロックピン(8・9)が嵌合するピン嵌入孔(25・26)を設け、該着脱する駆動軸側結合フランジ(6)のフランジ面に凸状嵌合部(A)を、該爪軸側結合フランジ(7)のフランジ面に凹状嵌合部(B)を設け、該駆動軸側結合フランジ(6)の凸状嵌合部(A)に、前記ピン嵌入孔(25・26)を穿設し、該爪軸側結合フランジ(7)の凹状嵌合部(B)に、前記ロックピン(8・9)を配置し、更に、該凸状嵌合部(A)と凹状嵌合部(B)は、楔状に構成された端部をテーパ状部(23・22)に構成したので、上方から駆動軸側結合フランジ6の凸状嵌合部Aが下降すると、爪軸側結合フランジ7の凹状嵌合部Bと徐々に緊締状態に嵌合するので、別に締結ボルトを螺装することなく、ボルト垂直部7cで、耕耘爪軸10と爪駆動軸11とを結合することが出来る。
請求項2の如く、着脱するフランジ面の凹凸部をテーパ状に構成することにより、爪軸垂直方向の挿入を容易にし、一方のフランジ部の上下に2箇所のピン嵌入孔を設け、他方のフランジ部の上下に、前記ピン嵌入孔に嵌入する2本のロックピンを配置した構成において、上下2か所のロックピンの位置を、耕耘爪軸の軸心に対して偏心配置したので、凸状嵌合部Aと凹状嵌合部Bとの嵌入状態で、2本のロックピン8・9により、締結ボルトに替えて締結しようとする場合に、下のピンが上の孔に先に嵌合して、それ以上に凸状嵌合部Aが凹状嵌合部Bの内部に嵌入できないという不具合を解消することが出来たのである。
請求項3の如く、前記ロックピン(8・9)の先端は丸棒の先端を斜めに切断した形状とし、該ロックピン(8・9)は、前記爪軸側結合フランジ(7)の耕耘爪軸(10)側に固設したスライドブラケット(29・30)に支持され、該スライドブラケット(29・30)内に配置した付勢バネ(41・42)に抗して、スライドブラケット(29・30)にそって摺動すべく構成し、該ロックピン(8・9)に方向決定ピン(27・28)を突設し、該スライドブラケット(29・30)の対向する位置に、ロックピン(8・9)の位置を決める切欠部(43a・43b)を設け、該ロックピン(8・9)の方向決定ピン(27・28)が一方の切欠部(43a)の位置に嵌入されている場合には、該ロックピン(8・9)の斜めに切断した部分を、駆動軸側結合フランジ(6)の側の凸状嵌合部(A)が下降時に、先端に構成したテーパ状部(24)が押すことにより、ロックピン(8・9)は付勢バネ(41・42)に抗して、スライドブラケット(29・30)内を後退すべく構成し、前記方向決定ピン(27・28)が逆の切欠部(43b)の位置に嵌入されている場合には、該斜めに切断した傾斜部が下方に向いているので、上方から駆動軸側結合フランジ(6)を下降しても、該ロックピン(8・9)の上面に接当し、ロックピン(8・9)は後退できないように構成したので、上方から駆動軸側結合フランジ6を下降しても、該ロックピン8・9の上面に接当するので、ロックピン8・9は下降できないように構成したので、ロックピン8・9の方向を180度変えておくだけで、装着時と取外し時とで、ロックピン8・9の後退を可能とすることが出来たものである。
請求項4の如く、前記駆動軸側結合フランジ(6)に、ピン嵌入孔(50・51)を軸心を通過する一直線上に配置し、該ピン嵌入孔(50・51)の中の下方のピン嵌入孔(51)を角孔とし、上方のピン嵌入孔(50)は丸孔とし、上下のロックピンの中の下方のロックピン(52)を角ピンに構成し、上方のロックピン(8)は丸ピンに構成したので、下方のロックピン52が角ピンであると、上方の丸ピンの孔には嵌入しなくなるので、上下のピン嵌入孔50・51を、軸心を通過する直線上に配置することが可能となり、凸状嵌合部Aや凹状嵌合部Bの強度を大にすることが出来るのである。
請求項5の如く、前記爪軸側結合フランジ(7)のフランジ面に構成した楔状の凹状嵌合部(B)の、狭くなった側の結合フランジ(7)の側端円弧面に、中央に雌螺子を加工した雌螺子体(31)を固設し、該雌螺子体(31)に螺装した押ボルト(32)により、前記凸状嵌合部(A)と凹状嵌合部(B)との食いつき状態を解除するので、凸状嵌合部Aと凹状嵌合部Bとが錆びついたり、食い込んだりした場合において、雌螺子体31と押ボルト32を使用することにより、簡単に両者の離脱状態を得ることが出来るのである。
次に構成を説明する。図1はロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造を具備したロータリ耕耘装置の正面図、図2は突出係合ピン1とロックピン2と解除レバー3により構成したロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造を示す俯瞰図、図3は同じく図2の結合状態の前面断面図、図4は図2の結合作業中の状態を示す側面図、図5は爪駆動軸11の側の結合フランジ5の側面図、図6は同じく爪駆動軸11の側の結合フランジ5の平面断面図、図7は図2の耕耘爪軸10の側の結合フランジ4の平面図、図8は同じく耕耘爪軸10の側の結合フランジ4の後面図である。
図1において、ロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造を備えたロータリ耕耘装置について説明する。農用トラクタのミッションケースの後部より、PTO軸を突出しており、該PTOをベベルギアボックス30から突出した耕耘入力軸31に連結している。該耕耘入力軸31の回転をベベルギアボックス30内のベベルギアにより、左右方向の回転に変換し、動力伝達軸62によりメインビーム33の端部に固設したチェーンケース20に動力伝達している。
該チェーンケース20内のチェーンにより、下部の爪駆動軸11に固定したスプロケット19に伝達している。該スプロケット19により爪駆動軸11が駆動されて、スプロケット19に結合フランジ4と結合フランジ5により連結された耕耘爪軸10が回転する。該耕耘爪軸10には爪挿入ブラケット16が植設されており、該爪挿入ブラケット16に耕耘爪17が挿入固定されている。
通常は爪駆動軸11と耕耘爪軸10とを外すことは少ないのであるが、近年はアップカット耕耘とダウンカット耕耘とを切り換える為に、耕耘爪軸10と耕耘爪17の全てをセットとして取り替えることがあり、また通常速度耕耘と高速速度耕耘とを切り換える為に、耕耘爪軸10と耕耘爪17の全てを交換するという必要性が出てきたのである。
このように、耕耘爪軸10と耕耘爪17とをセットの状態で交換可能とした場合に、従来の結合フランジの構成では、オペレータ一人では交換出来ず、複数の補助者が必要となっていたのである。即ち、重量のある耕耘爪軸10と耕耘爪17のセットを、左右の爪駆動軸11から突設した結合フランジの部分に合致させて、締結ボルトで固定する為には、該耕耘爪軸10と爪駆動軸11とを合致させる位置に、重量のある耕耘爪軸10を持ち上げる必要があるのである。
本実施例は、従来の如く、耕耘爪軸10と耕耘爪17のセットを持ち上げて、空中に保持した爪駆動軸11の側のフランジに合わせるのではなくて、耕耘爪軸10と耕耘爪17のセットは、地上に配置したままで、この上に、ロータリ耕耘装置の爪駆動軸11とフランジの部分を下降させていくことにより、ロータリ耕耘装置の重量により、自動的に、耕耘爪軸10と爪駆動軸11とが合致して、結合フランジ同士が合致するように構成したものである。
図2から図8に示す第1のロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造ついて説明する。この構成においては、ロータリ耕耘装置と共に上方から爪駆動軸11と結合フランジ5のセットを下降してくるのである。該上方から下降してくる結合フランジ5には、図5に示す如く係止切欠凹部21と、ロックピン2の嵌入孔40が穿設されている。
そして、図5と図6に示す如く、該係止切欠凹部21に至る部分をガイド円弧凹部34とし、結合フランジ5のガイド円弧凹部34と逆の側にも、ガイド円弧凹部34と略同じ形状の円弧凹部35が穿設されている。これにより、該ガイド円弧凹部34の重量の減少分にマッチした重量を、円弧凹部35において獲得することが出来るのである。また、結合フランジ5には、結合フランジ4と結合フランジ5とを結合する為の締結ボルトの螺装孔36が4か所に穿設されている。14は回転側藁巻付き防止板であり、チェーンケース20の内側側面に固定した固定側藁巻付き防止板15の内径部分で回転して、藁の巻きつきを防止する。
また、結合フランジ5と結合される、結合フランジ4の側には、ロックピン2と突出係合ピン1が構成されている。図2に示す如く、ロータリ耕耘装置の側を上方から徐々に下降してくるのであるが、この際に、結合フランジ5の側は係止切欠凹部21の部分が下方に位置する方向に姿勢を直してから下降させるのである。逆に、耕耘爪軸10と結合フランジ4の側は、突出係合ピン1の部分が上方に位置するように配置するのである。
また、該爪駆動軸11と結合フランジ5の側を下降させる場合には、ロックピン2が結合フランジ4から突出していたので、結合フランジ5と干渉することから、ロックピン2は後退させておく必要がある。このロックピン2を後退させる為に、解除レバー3を結合フランジ4の側面から突出しないように、付勢バネ12に抗して押し戻すのである。このように、解除レバー3により付勢バネ12に抗してロックピン2を押し戻した状態で、ロックピン2の摺動ガイド13に設けた、L状の係止溝37の奥の位置に、解除レバー3を係止するのである。このように、L時状の係止溝の奥の位置に解除レバー3を係合させることにより、ロックピン2は付勢バネ12に抗して、結合フランジ4の端面から後方に後退しているのである。
上記の如く、ロックピン2の先端が結合フランジ4から引っ込んでいることにより、結合フランジ4と結合フランジ5とは密着しながら、結合フランジ5を下降させることが出来るのである。そして、図4の如く、係止切欠凹部21に突出係合ピン1が下から嵌入し、更にロータリ耕耘装置を下降させると、爪駆動軸11と、突出係合ピン1が嵌入した係止切欠凹部21の位置が偏心されているので、該結合フランジ4は、突出係合ピン1を中心に回動し、結合フランジ4と結合フランジ5との芯が合致するように結合フランジ4の方が回転するのである。
そして、爪駆動軸11の芯と、耕耘爪軸10の芯が近づき、ロックピン2から突出した解除レバー3の先端が、結合フランジ5の外周の切欠部37を通過し、最終的には、解除レバー3が解除カム38の部分に接当して押され、解除レバー3は摺動ガイド13のL型の係止溝39の最も深い位置から、強制的に外されて、付勢バネ12の力により、ロックピン2が突出する。該解除レバー3が解除カム38に近づく状態で、ロックピン2の位置は嵌入孔40に合致する寸前の位置まで回動しているので、解除レバー3がL型の係止溝39から外れて、ロックピン2が付勢バネ12により突出可能な状態で、ロックピン2の位置に嵌入孔40が至ると、ロックピン2は自然に嵌入孔40に嵌入する。
これにより、一方に突出係合ピン1と係止切欠凹部21の部分が係合しており、他方はロックピン2と嵌入孔40が嵌合しているので、結合フランジ4と結合フランジ5の位置は、軸心を一致した状態となっている。この状態で、結合フランジ5の螺装孔36と、結合フランジ4のボルト孔49が、4位置共に一致しているので、この部分に締結ボルト18を挿入して、結合フランジ4と結合フランジ5とを確実に固定することができる。
逆に耕耘爪軸10を爪駆動軸11から外す場合には、先ず締結ボルト18を全て締結状態から外して、前記した解除レバー3を、L型の係止溝39の部分の奥に係合するまで引っ込めて、ロータリ耕耘装置を持ち上げることにより、結合フランジ4と結合フランジ5との間が、突出係合ピン1と係止切欠凹部21の係止部分を中心に回動して、突出係合ピン1と嵌入孔40との間の嵌合も外れ、最終的には、耕耘爪軸10が置き去りにされた状態で、ロータリ耕耘装置が上昇するのである。
図9はテーパ状でかつ楔状に構成した凸部よりなる凸状嵌合部Aと、同形の凹部により構成した凹状嵌合部Bを具備したロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造の俯瞰図、図10は凸状嵌合部Aと凹状嵌合部Bにより構成した実施例の結合状態を示す正面図、図11は爪駆動軸11の側の駆動軸側結合フランジ6と凸状嵌合部Aの構成を示す側面図、図12は耕耘爪軸10の側の爪軸側結合フランジ7と凹状嵌合部Bの形状を示す側面図、図13は耕耘爪軸10の側の爪軸側結合フランジ7と凹状嵌合部Bを示す側面図、図14は同じく爪軸側結合フランジ7と、凹状嵌合部Bのテーパ溝22を示す前面図、図15は爪駆動軸11の側の駆動軸側結合フランジ6と凸状嵌合部Aと、ピン嵌入孔25・26の位置を示す図面、図16は爪駆動軸11と駆動軸側結合フランジ6の前面断面図である。
次に図9から図16において、第2のロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造の実施例を説明する。該構成においては、爪駆動軸11の側の駆動軸側結合フランジ6に、凸状嵌合部Aが構成され、耕耘爪軸10の側の爪軸側結合フランジ7に、凹状嵌合部Bが構成されている。凸状嵌合部Aも凹状嵌合部Bも楔状であるが、一方が凸部で他方が凹部であり、両者は雄雌がピッタリと嵌合可能に構成している。
更に、凸状嵌合部Aと凹状嵌合部Bとは、全体構成が楔状に構成されているだけではなくて、凸状嵌合部Aと凹状嵌合部Bの端部がテーパ状部23・22に構成されている。このテーパ状部23・22も、凹部と凸部でピッタリと嵌合すべく構成している。また、駆動軸側結合フランジ6の側の凸状嵌合部Aにピン嵌入孔25・26が設けられており、爪軸側結合フランジ7の側には、ロックピン8・9が設けられている。
該ピン嵌入孔25と26は図15に示すように、左右に偏心しており、該ピン嵌入孔26に嵌入するロックピン9が、ピン嵌入孔25の部分を通過する際に、先に嵌入してしまうことの無いように構成している。このように、ピン嵌入孔25と26をずらして、ロックピン8と9をずらしたことにより、駆動軸側結合フランジ6と爪軸側結合フランジ7とが、軸心を合致した状態で初めて、ロックピン8・9がピン嵌入孔25・26に嵌入すべく構成しているのである。
ロックピン8・9は、付勢バネ41・42により、常時、爪軸側結合フランジ7の側から駆動軸側結合フランジ6の側に突出する方向に付勢している。そしてロックピン8・9はスライド可能に支持し、付勢バネ41・42を保持するスライドブラケット29・30が、爪軸側結合フランジ7の耕耘爪軸10の側に固定されている。そして、該スライドブラケット29・30に、方向決定ピン27・28が上を向いた状態と、下を向いた状態の2方向に位置決定可能な、位置決定切欠43・44が切りかかれている。該位置決定切欠43・44は上方に向いた切欠が方向決定ピン27・28の回転方向の180度回転した位置の2か所に開口されているのである。
図9において、位置決定切欠43を構成する2つの切欠部、43aと43bが開示されている。即ち、ロックピン8・9の先端は丸棒の先端を斜めに切断した形状としており、該斜めの部分を、凸状嵌合部Aが下降時に凸状嵌合部Aの先端に構成したテーパ状部24が押すことにより、ロックピン8・9は付勢バネ41・42に抗して、スライドブラケット29・30内を後退すべく構成しているのである。
しかし、方向決定ピン27・28が逆の切欠部43bの位置に嵌入されている場合には、該傾斜面が下方に向いているので、上方から駆動軸側結合フランジ6を下降しても、該ロックピン8・9の上面に接当するので、ロックピン8・9は下降できないのである。
故に、耕耘爪軸10をロータリ耕耘装置に装着する場合には、方向決定ピン27を位置決定切欠43・44の切欠部43aに嵌入しておき、逆に耕耘爪軸10をロータリ耕耘装置から外す場合には、方向決定ピン27を位置決定切欠43の切欠部43bの方向に嵌合させておくのである。
ロックピン9と方向決定ピン28とスライドブラケット30の位置決定切欠44との関係も、上下の向きに相違はあるが、同様な構成としている。また、駆動軸側結合フランジ6と爪軸側結合フランジ7の構成は、左と右は対称に構成されているので、左右も同じである。
また、凸状嵌合部Aと凹状嵌合部Bとが食い込んだ状態から、耕耘爪軸10と爪駆動軸11とを外す場合には、方向決定ピン27・28の向きを変えて、ロータリ耕耘装置を持ち上げただけでは、食い込んだ状態の凸状嵌合部Aと凹状嵌合部Bとが離間しないのである。このような場合の為に、爪軸側結合フランジ7の側で、凹状嵌合部Bの下面に雌螺子体31を溶接固定して、該雌螺子体31に押ボルト32を螺装し、押ボルト32の先端を凸状嵌合部Aに当てることにより、強制的に離間を開始させるように構成している。
図17は上下のピン嵌入孔50・51を中心線上に直線的に配置した構成の駆動軸側結合フランジ6を示す側面図、図18はロックピン52を角ピンとした構成を示す斜視図である。図17・図18は、第2の実施例において、ピン嵌入孔25・26を左右に偏心配置した構成の改善案を図示している。即ち、該実施例においては、駆動軸側結合フランジ6に対して、ピン嵌入孔50・51を軸心を通過する1直線上に配置している。このように、1直線上にピン嵌入孔50・51を配置した場合には、上下のロックピンの内の、下方のロックピンが先に上方のピン嵌入孔50に嵌入してしまい、それ以上凸状嵌合部Aが凹状嵌合部B内を下降しなくなる恐れがあったのである。
図17・図18においては、ピン嵌入孔50・51の中の下方のピン嵌入孔51を角孔とし、上下のロックピンの中の下方のロックピン52を角ピンに構成している。このようにロックピン52を角ピンとすることにより、丸孔に構成されたピン嵌入孔50の部分を角ピンのロックピン52が通過しても、該ロックピン52は丸孔であるピン嵌入孔50には嵌入できないので、そのまま通過してしまうのである。当然のことながら、上部のロックピン8は前記の如く丸ピンに構成しておくのである。
A 凸状嵌合部
B 凹状嵌合部
1 突出係合ピン
2 ロックピン
3 解除レバー
6 駆動軸側結合フランジ
7 爪軸側結合フランジ
8,9 ロックピン
10 耕耘爪軸
11 爪駆動軸
B 凹状嵌合部
1 突出係合ピン
2 ロックピン
3 解除レバー
6 駆動軸側結合フランジ
7 爪軸側結合フランジ
8,9 ロックピン
10 耕耘爪軸
11 爪駆動軸
Claims (5)
- ロータリ耕耘装置を油圧機構により上下することにより、ロータリ耕耘装置の耕耘爪軸(10)の脱着を機械的に行うことが出来るようにした爪軸脱着構造であって、該耕耘爪軸(10)の左右両側に爪軸側結合フランジ(7)を配置し、該左右の爪軸側結合フランジ(7・7)の同じ位置から、左右対称方向に2本のロックピン(8・9)を突設し、爪駆動軸(11)の側の、爪軸側結合フランジ(7)と対向する位置に駆動軸側結合フランジ(6)を配置し、該駆動軸側結合フランジ(6)には、前記2本のロックピン(8・9)が嵌合するピン嵌入孔(25・26)を設け、該着脱する駆動軸側結合フランジ(6)のフランジ面に凸状嵌合部(A)を、該爪軸側結合フランジ(7)のフランジ面に凹状嵌合部(B)を設け、該駆動軸側結合フランジ(6)の凸状嵌合部(A)に、前記ピン嵌入孔(25・26)を穿設し、該爪軸側結合フランジ(7)の凹状嵌合部(B)に、前記ロックピン(8・9)を配置し、更に、該凸状嵌合部(A)と凹状嵌合部(B)は、楔状に構成された端部をテーパ状部(23・22)に構成したことを特徴とするロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造。
- 請求項1記載のロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造において、該爪軸側結合フランジ(7)より突設した、上下2か所のロックピン(8・9)の位置を、耕耘爪軸(10)の軸心を通過する線に対して偏心配置したことを特徴とするロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造。
- 請求項1記載のロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造において、前記ロックピン(8・9)の先端は丸棒の先端を斜めに切断した形状とし、該ロックピン(8・9)は、前記爪軸側結合フランジ(7)の耕耘爪軸(10)側に固設したスライドブラケット(29・30)に支持され、該スライドブラケット(29・30)内に配置した付勢バネ(41・42)に抗して、スライドブラケット(29・30)にそって摺動すべく構成し、該ロックピン(8・9)に方向決定ピン(27・28)を突設し、該スライドブラケット(29・30)の対向する位置に、ロックピン(8・9)の位置を決める切欠部(43a・43b)を設け、該ロックピン(8・9)の方向決定ピン(27・28)が一方の切欠部(43a)の位置に嵌入されている場合には、該ロックピン(8・9)の斜めに切断した部分を、駆動軸側結合フランジ(6)の側の凸状嵌合部(A)が下降時に、先端に構成したテーパ状部(24)が押すことにより、ロックピン(8・9)は付勢バネ(41・42)に抗して、スライドブラケット(29・30)内を後退すべく構成し、前記方向決定ピン(27・28)が逆の切欠部(43b)の位置に嵌入されている場合には、該斜めに切断した傾斜部が下方に向いているので、上方から駆動軸側結合フランジ(6)を下降しても、該ロックピン(8・9)の上面に接当し、ロックピン(8・9)は後退できないように構成したことを特徴とするロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造。
- 請求項1記載のロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造において、前記駆動軸側結合フランジ(6)に、ピン嵌入孔(50・51)を軸心を通過する一直線上に配置し、該ピン嵌入孔(50・51)の中の下方のピン嵌入孔(51)を角孔とし、上方のピン嵌入孔(50)は丸孔とし、上下のロックピンの中の下方のロックピン(52)を角ピンに構成し、上方のロックピン(8)は丸ピンに構成したことを特徴とするロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造。
- 請求項1記載のロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造において、前記爪軸側結合フランジ(7)のフランジ面に構成した楔状の凹状嵌合部(B)の、狭くなった側の結合フランジ(7)の側端円弧面に、中央に雌螺子を加工した雌螺子体(31)を固設し、該雌螺子体(31)に螺装した押ボルト(32)により、前記凸状嵌合部(A)と凹状嵌合部(B)との食いつき状態を解除することを特徴とするロータリ耕耘装置の爪軸脱着構造。
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