JP3964164B2 - ディーゼルエンジンにおける燃料補助供給装置の作動装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンにおける燃料補助供給装置の作動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジンにおける燃料補助供給装置の手動ポンプを自動ポンピングする作動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジン車両においては、エンジンが停止しているときにカムが回転しないため燃料タンクから燃料をエンジンに供給するフィードポンプが作動せず、従って、燃料の圧送が行われないためにエンジン始動用等の手動ポンプが装備されている。この手動ポンプは例えば特開平5−65859号で開示されているように、手動ポンプをエンジンに配置して燃料タンクから燃料を吸気路に導入するようにしたものや図2で示すように手動ポンプ20を備えた燃料フィルタ17を燃料タンクとエンジンとの燃料供給系路に配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記何れの手動ポンプも出庫当初等のエンジン始動時に手動でポンピング作動して燃料タンクから燃料をエンジンの吸気路に導入して補給するが、そのポンピングストローク作動回数は、手動ポンプの製品によってバラツキがあるものの、連続100回前後行っている。この手動ポンプの加圧力は約15kgであり、生産ラインにおける作業者には重筋作業である。また、燃料補給量は作業者の感に頼っているため、過剰供給すると始動直後に長時間消えない多量の排気白煙が排出され環境に悪影響を及ぼすことになる。
【0004】
本発明の目的は、手動ポンプによる燃料補給作業を自動で、しかも常に適当量の燃料を補給可能としたディーゼルエンジンにおける燃料補助供給装置の作動装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、エンジンの始動時等に燃料タンクから燃料をエンジンの吸気路に導入して補給する手動ポンプを備えている燃料フィルタの前記手動ポンプを自動ポンピング作動する装置であって、装置本体にクランパ用シリンダによって前記装置本体を燃料フィルタにクランプ及びアンクランプするクランパと、前記手動ポンプのノブに当接してポンピング作動させるポンピング用シリンダと、前記クランパのクランプ及びアンクランプの制御と、前記ポンピング作動によって燃料フィルタ内に燃料が満杯になったときの燃料フィルタ内圧の上昇により変化する前記ポンピング用シリンダにおけるピストンロッドの上昇端と下降端ストローク時間を設定値とし、これを検知してポンピング作動を停止すると共に、前記クランパをアンクランプ制御する シーケンサとを備えたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の装置を示し、図2は本発明の装置によって自動ポンピングする燃料フィルタ17を示すものである。この燃料フィルタ17は図略の燃料タンクと接続した燃料導入路18とエンジンの吸気路に接続した燃料導出路19とを有し、燃料中の不純物等を除去するエレメントが内設されている。また、ノブ20によってポンピングして燃料タンクから燃料をエンジンの吸気路に補給する手動ポンプを備えている。
【0007】
前記図1で示す本発明の装置について以下に説明する。1は装置本体であり、水平面の支持板2が取り付けられている。この支持板2上にはクランパ用シリンダ3とポンピング用シリンダ6とが設置されている。
【0008】
前記ポンピング用シリンダ6は図4で示すように、そのピストンロッド6aを鉛直軸線方向に向けて支持板2上に設置されており、このピストンロッド6aの下端には前記手動ポンプのノブ20に当接するアタッチメント7が取り付けられている。
【0009】
前記クランプ用シリンダ3によって作動するクランパは、前記アタッチメント7を中央にして一方は前記支持板2に固定された固定クランプ爪4aと、他方は前記クランプ用シリンダ3によって連結部材5を介して前記固定クランプ爪4aと対向して進退移動する可動クランプ爪4bとによって構成されている。
【0010】
前記クランパ用シリンダ3によるクランパのクランプ及びアンクランプ作動やポンピング用シリンダ6による自動ポンピング作動及び所定量の燃料補給等はシーケンサ10の内部メモリに書き込まれたプログラムにより制御されるようになっている。
【0011】
その制御手段は、前記シーケンサ10の出力側からクランプ信号回路11a、アンクランプ信号回路11b及びポンピングON信号回路12によって開閉してエアを給排制御するバルブ群9を備えている。このバルブ群9とクランパ用シリンダ3とにクランプ用エア給排管路13a及びアンクランプ用エア給排管路13bとが接続されており、ポンピング用シリンダ6にはポンピング用エア給排管路14が接続されている。
【0012】
前記ポンピング用シリンダ6にはピストンロッド6aの上昇端から下降端までのストローク時間△tを検出するための上昇端センサ8aと下降端センサ8bが設けられており、上昇端検出信号回路15aと下降端検出信号回路15bによってシーケンサ10の入力側に入力するようになっている。また、装置本体1には作業者によって操作する作動開始用のクランパスイッチが設けられており、スイッチ信号回路16によりシーケンサ10の入力側に入力するようになっている。さらに、必要に応じてシーケンサ10の出力側に所定量の燃料補給完了を報知するブザー21が接続されている。尚、ブザー21に代えて報知ランプあるいはブザー21と報知ランプの両方を設けてもよい。
【0013】
上記の構造による本発明装置の動作について図6のフローチャートと共に説明する。先ず、燃料フィルタ17にクランパをセット(ステップS1)し、作動開始のクランパスイッチをON(ステップS2)する。これにより、シーケンサ10からクランプ信号回路11aによってバルブ群9のクランプ用エア給排管路13aを受け持つバルブが開いてエアをクランパ用シリンダ3に供給し、図3で示すように、可動クランプ爪4bが固定クランプ爪4a側に移動して燃料フィルタ17を固定クランプ爪4aと可動クランプ爪4bとで挟み込んでクランプ(ステップS3)し、装置本体1を燃料フィルタ17に結合する。このときクランプ用エア給排管路13aはエア供給流路となりアンクランプ用エア給排管路13bはエア排気流路となる。
【0014】
上記クランパによって装置本体1を燃料フィルタ17に結合した状態で、ポンピング用シリンダ6のピストンロッド6aに取り付けられているアタッチメント7は図4で示すように、手動ポンプのノブ20に嵌まり込んで当接する。
【0015】
そこで、前記クランパがクランプを完了するとシーケンサ10はポンピングON信号回路12によりバルブ群9のポンピング用エア給排管路14を受け持つバルブを開閉してポンピング用シリンダ6のピストンロッド6aが昇降ストロークしアタッチメント7を介して手動ポンプをポンピング(ステップS4)する。このポンピング用シリンダ6のピストンロッド6aの昇降ストロークの切り換えはポンピング用シリンダ6に設けられている上昇端センサ8aと下降端センサ8bによるピストンロッド6aの上昇端と下降端の検知信号を上昇端検出信号回路15aと下降端検出信号回路15bによって入力するシーケンサ10でバルブ群9のポンピング用エア給排管路14を受け持つバルブを開閉制御する。
【0016】
すなわち、ポンピング用シリンダ6のピストンロッド6aの上昇端ではポンピング用エア給排管路14はポンピング用シリンダ6へのエア供給流路となり、ピストンロッド6aを下降して手動ポンプを押し下げる。ピストンロッド6aが下降端に至るとバルブはエア供給を停止し大気に連通する。これによりポンピング用シリンダ6に供給されていたエアはエア排気流路となるポンピング用エア給排管路14より大気に排出する状態になるため、手動ポンプに装備されているリターンスプリングによってピストンロッド6aを押し上げてポンピング用シリンダ6に供給されていたエアを排出する。このエア供給排出動作を繰り返し行うことによってポンピング作動が行われるのである。
【0017】
前記ポンピング作動によるポンピング用シリンダ6のピストンロッド6aの上昇端から下降端までのストローク時間△tが変化する。このメカニズムについて図5によって説明する。ポンピング開始直後は図5(A)で示すように燃料が燃料フィルタ17内を通過してエンジン側に流れていくので燃料フィルタ17内の内圧が低いため、ピストンロッド6aの上昇端から下降端までのストローク時間△tは短い動作である。図5(B)で示すように燃料がエンジンまで行き渡り燃料が燃料フィルタ17内の溜まり始めると燃料フィルタ17内の内圧が上昇し、この内圧の上昇によりポンピングに対しての抵抗が発生しピストンロッド6aの上昇端から下降端までのストローク時間△tが長くなる。図5(C)で示すように燃料フィルタ17内に燃料が満杯に溜まった状態をOKレベルとしてその時のピストンロッド6aの上昇端から下降端までのストローク時間△tを設定値Xと定める。
【0018】
そこで、ピストンロッド6aの上昇端から下降端までのストローク時間△tと前記設定値Xとを比較(ステップS5)し、△t>XではYESでポンピング終了(ステップS6)となり、NOではステップS5に戻り△t>Xとなるよう繰り返される。前記ステップS6のポンピング終了に連続してクランパはアンクランプ(ステップS7)する。このクランパのアンクランプではアンクランプ用エア給排管路13bはエア供給流路となりクランプ用エア給排管路13aはエア排気流路となる。上記クランパのアンクランプ(ステップS7)後に作業者が装置本体1を取り出す(ステップS8)ことにより一連のポンピング作動を完了するものである。
【0019】
上記の実施形態では燃料フィルタ17に装備されている手動ポンプの自動ポンピングについて説明したが、例えば特開平5−65859号で開示されているようにな手動ポンプにも本発明を適用することができる。このような手動ポンプにおいても燃料貯留室に燃料が貯留されることにより燃料貯留室内の内圧が上昇するので、これを検知することにより手動ポンプのストローク時間△tでポンピングを自動停止することが可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、従来作業者の手動ポンピング操作による重筋作業の燃料補給を自動ポンピングによって廃止することができ、燃料補給作業の省力化と作業工数の低減が得られる。また、燃料補給量もポンピング用シリンダのピストンロッドの上昇端から下降端までのストローク時間△tの変化を検知して所定量に達した設定値のストローク時間△tでポンピングを自動停止するため手動ポンピングの作業者の感に頼っていたときのような過剰供給が防止され始動直後に長時間消えない多量の排気白煙の排出を防止することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の斜視図
【図2】 本発明が適用例を示す燃料フィルタの斜視図
【図3】 本発明装置によるクランプ及びアンクランプ動作の説明図
【図4】 本発明装置による自動ポンピング動作の説明図
【図5】 本発明装置によるポンピング用シリンダのストローク時間変化メカニズムの説明図
【図6】 本発明装置の作動フローチャート
【符号の説明】
1 装置本体
2 支持板
3 クランパ用シリンダ
4a 固定クランプ爪
4b 可動クランプ爪
5 連結部材
6 ポンピング用シリンダ
6a ピストンロッド
7 アタッチメント
8a 上昇端センサ
8b 下降端センサ
9 バルブ群
10 シーケンサ
17 燃料フィルタ
20 ノブ

Claims (1)

  1. エンジンの始動時等に燃料タンクから燃料をエンジンの吸気路に導入して補給する手動ポンプを備えている燃料フィルタの前記手動ポンプを自動ポンピング作動する装置であって、装置本体にクランパ用シリンダによって前記装置本体を燃料フィルタにクランプ及びアンクランプするクランパと、前記手動ポンプのノブに当接してポンピング作動させるポンピング用シリンダと、前記クランパのクランプ及びアンクランプの制御と、前記ポンピング作動によって燃料フィルタ内に燃料が満杯になったときの燃料フィルタ内圧の上昇により変化する前記ポンピング用シリンダにおけるピストンロッドの上昇端と下降端ストローク時間を設定値とし、これを検知してポンピング作動を停止すると共に、前記クランパをアンクランプ制御するシーケンサとを備えたことを特徴とするディーゼルエンジンにおける燃料補助供給装置の作動装置。
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