JP2003021022A - ディーゼルエンジンにおける燃料補助供給装置の作動装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンにおける燃料補助供給装置の作動装置Info
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Abstract
も常に適当量の燃料を補給可能としたディーゼルエンジ
ンにおける燃料補助供給装置の作動装置を提供する。 【解決手段】装置本体1にクランパ用シリンダ3によっ
て装置本体1を手動ポンプにクランプ及びアンクランプ
するクランパ4a、4bと、手動ポンプのポンピングノ
ブに当接してポンピング作動させるポンピング用シリン
ダ6と、クランパのクランプ及びアンクランプの制御
と、燃料の吸引による手動ポンプの内圧上昇によりポピ
ング用シリンダ6の上昇端と下降端ストローク時間の変
化を検知してストローク時間が設定値となったときにポ
ンピング作動を停止すると共に、クランパ4a、4bを
アンクランプ制御するシーケンサ10とを備えた。
Description
ンにおける燃料補助供給装置の手動ポンプを自動ポンピ
ングする作動装置に関するものである。
ンジンが停止しているときにカムが回転しないため燃料
タンクから燃料をエンジンに供給するフィードポンプが
作動せず、従って、燃料の圧送が行われないためにエン
ジン始動用等の手動ポンプが装備されている。この手動
ポンプは例えば特開平5−65859号で開示されてい
るように、手動ポンプをエンジンに配置して燃料タンク
から燃料を吸気路に導入するようにしたものや図2で示
すように手動ポンプ20を備えた燃料フィルタ17を燃
料タンクとエンジンとの燃料供給系路に配置している。
も出庫当初等のエンジン始動時に手動でポンピング作動
して燃料タンクから燃料をエンジンの吸気路に導入して
補給するが、そのポンピングストローク作動回数は、手
動ポンプの製品によってバラツキがあるものの、連続1
00回前後行っている。この手動ポンプの加圧力は約1
5kgであり、生産ラインにおける作業者には重筋作業
である。また、燃料補給量は作業者の感に頼っているた
め、過剰供給すると始動直後に長時間消えない多量の排
気白煙が排出され環境に悪影響を及ぼすことになる。
給作業を自動で、しかも常に適当量の燃料を補給可能と
したディーゼルエンジンにおける燃料補助供給装置の作
動装置を提供することである。
めの本発明は、請求項1に記載の通り、エンジンの始動
時等に燃料タンクから燃料をエンジンの吸気路に導入し
て補給する手動ポンプを自動ポンピング作動する装置で
あって、装置本体にクランパ用シリンダによって前記装
置本体を手動ポンプにクランプ及びアンクランプするク
ランパと、前記手動ポンプのノブに当接してポンピング
作動させるポンピング用シリンダとを備えたことを特徴
とするものである。
始動時等に燃料タンクから燃料をエンジンの吸気路に導
入して補給する手動ポンプを備えている燃料フィルタの
前記手動ポンプを自動ポンピング作動する装置であっ
て、装置本体にクランパ用シリンダによって前記装置本
体を燃料フィルタにクランプ及びアンクランプするクラ
ンパと、前記手動ポンプのノブに当接してポンピング作
動させるポンピング用シリンダと、前記クランパのクラ
ンプ及びアンクランプの制御と、前記ポンピング作動に
よって燃料フィルタ内に燃料が満杯になったときの燃料
フィルタ内圧の上昇により変化する前記ポンピング用シ
リンダにおけるピストンロッドの上昇端と下降端ストロ
ーク時間を設定値とし、これを検知してポンピング作動
を停止すると共に、前記クランパをアンクランプ制御す
るシーケンサとを備えたことを特徴とするものである。
基づいて説明する。図1は本発明の装置を示し、図2は
本発明の装置によって自動ポンピングする燃料フィルタ
17を示すものである。この燃料フィルタ17は図略の
燃料タンクと接続した燃料導入路18とエンジンの吸気
路に接続した燃料導出路19とを有し、燃料中の不純物
等を除去するエレメントが内設されている。また、ノブ
20によってポンピングして燃料タンクから燃料をエン
ジンの吸気路に補給する手動ポンプを備えている。
に説明する。1は装置本体であり、水平面の支持板2が
取り付けられている。この支持板2上にはクランパ用シ
リンダ3とポンピング用シリンダ6とが設置されてい
る。
ように、そのピストンロッド6aを鉛直軸線方向に向け
て支持板2上に設置されており、このピストンロッド6
aの下端には前記手動ポンプのノブ20に当接するアタ
ッチメント7が取り付けられている。
るクランパは、前記アタッチメント7を中央にして一方
は前記支持板2に固定された固定クランプ爪4aと、他
方は前記クランプ用シリンダ3によって連結部材5を介
して前記固定クランプ爪4aと対向して進退移動する可
動クランプ爪4bとによって構成されている。
のクランプ及びアンクランプ作動やポンピング用シリン
ダ6による自動ポンピング作動及び所定量の燃料補給等
はシーケンサ10の内部メモリに書き込まれたプログラ
ムにより制御されるようになっている。
力側からクランプ信号回路11a、アンクランプ信号回
路11b及びポンピングON信号回路12によって開閉
してエアを給排制御するバルブ群9を備えている。この
バルブ群9とクランパ用シリンダ3とにクランプ用エア
給排管路13a及びアンクランプ用エア給排管路13b
とが接続されており、ポンピング用シリンダ6にはポン
ピング用エア給排管路14が接続されている。
ロッド6aの上昇端から下降端までのストローク時間△
tを検出するための上昇端センサ8aと下降端センサ8
bが設けられており、上昇端検出信号回路15aと下降
端検出信号回路15bによってシーケンサ10の入力側
に入力するようになっている。また、装置本体1には作
業者によって操作する作動開始用のクランパスイッチが
設けられており、スイッチ信号回路16によりシーケン
サ10の入力側に入力するようになっている。さらに、
必要に応じてシーケンサ10の出力側に所定量の燃料補
給完了を報知するブザー21が接続されている。尚、ブ
ザー21に代えて報知ランプあるいはブザー21と報知
ランプの両方を設けてもよい。
て図6のフローチャートと共に説明する。先ず、燃料フ
ィルタ17にクランパをセット(ステップS1)し、作
動開始のクランパスイッチをON(ステップS2)す
る。これにより、シーケンサ10からクランプ信号回路
11aによってバルブ群9のクランプ用エア給排管路1
3aを受け持つバルブが開いてエアをクランパ用シリン
ダ3に供給し、図3で示すように、可動クランプ爪4b
が固定クランプ爪4a側に移動して燃料フィルタ17を
固定クランプ爪4aと可動クランプ爪4bとで挟み込ん
でクランプ(ステップS3)し、装置本体1を燃料フィ
ルタ17に結合する。このときクランプ用エア給排管路
13aはエア供給流路となりアンクランプ用エア給排管
路13bはエア排気流路となる。
ィルタ17に結合した状態で、ポンピング用シリンダ6
のピストンロッド6aに取り付けられているアタッチメ
ント7は図4で示すように、手動ポンプのノブ20に嵌
まり込んで当接する。
るとシーケンサ10はポンピングON信号回路12によ
りバルブ群9のポンピング用エア給排管路14を受け持
つバルブを開閉してポンピング用シリンダ6のピストン
ロッド6aが昇降ストロークしアタッチメント7を介し
て手動ポンプをポンピング(ステップS4)する。この
ポンピング用シリンダ6のピストンロッド6aの昇降ス
トロークの切り換えはポンピング用シリンダ6に設けら
れている上昇端センサ8aと下降端センサ8bによるピ
ストンロッド6aの上昇端と下降端の検知信号を上昇端
検出信号回路15aと下降端検出信号回路15bによっ
て入力するシーケンサ10でバルブ群9のポンピング用
エア給排管路14を受け持つバルブを開閉制御する。
トンロッド6aの上昇端ではポンピング用エア給排管路
14はポンピング用シリンダ6へのエア供給流路とな
り、ピストンロッド6aを下降して手動ポンプを押し下
げる。ピストンロッド6aが下降端に至るとバルブはエ
ア供給を停止し大気に連通する。これによりポンピング
用シリンダ6に供給されていたエアはエア排気流路とな
るポンピング用エア給排管路14より大気に排出する状
態になるため、手動ポンプに装備されているリターンス
プリングによってピストンロッド6aを押し上げてポン
ピング用シリンダ6に供給されていたエアを排出する。
このエア供給排出動作を繰り返し行うことによってポン
ピング作動が行われるのである。
リンダ6のピストンロッド6aの上昇端から下降端まで
のストローク時間△tが変化する。このメカニズムにつ
いて図5によって説明する。ポンピング開始直後は図5
(A)で示すように燃料が燃料フィルタ17内を通過し
てエンジン側に流れていくので燃料フィルタ17内の内
圧が低いため、ピストンロッド6aの上昇端から下降端
までのストローク時間△tは短い動作である。図5
(B)で示すように燃料がエンジンまで行き渡り燃料が
燃料フィルタ17内の溜まり始めると燃料フィルタ17
内の内圧が上昇し、この内圧の上昇によりポンピングに
対しての抵抗が発生しピストンロッド6aの上昇端から
下降端までのストローク時間△tが長くなる。図5
(C)で示すように燃料フィルタ17内に燃料が満杯に
溜まった状態をOKレベルとしてその時のピストンロッ
ド6aの上昇端から下降端までのストローク時間△tを
設定値Xと定める。
下降端までのストローク時間△tと前記設定値Xとを比
較(ステップS5)し、△t>XではYESでポンピン
グ終了(ステップS6)となり、NOではステップS5
に戻り△t>Xとなるよう繰り返される。前記ステップ
S6のポンピング終了に連続してクランパはアンクラン
プ(ステップS7)する。このクランパのアンクランプ
ではアンクランプ用エア給排管路13bはエア供給流路
となりクランプ用エア給排管路13aはエア排気流路と
なる。上記クランパのアンクランプ(ステップS7)後
に作業者が装置本体1を取り出す(ステップS8)こと
により一連のポンピング作動を完了するものである。
備されている手動ポンプの自動ポンピングについて説明
したが、例えば特開平5−65859号で開示されてい
るようにな手動ポンプにも本発明を適用することができ
る。このような手動ポンプにおいても燃料貯留室に燃料
が貯留されることにより燃料貯留室内の内圧が上昇する
ので、これを検知することにより手動ポンプのストロー
ク時間△tでポンピングを自動停止することが可能であ
る。
者の手動ポンピング操作による重筋作業の燃料補給を自
動ポンピングによって廃止することができ、燃料補給作
業の省力化と作業工数の低減が得られる。また、燃料補
給量もポンピング用シリンダのピストンロッドの上昇端
から下降端までのストローク時間△tの変化を検知して
所定量に達した設定値のストローク時間△tでポンピン
グを自動停止するため手動ポンピングの作業者の感に頼
っていたときのような過剰供給が防止され始動直後に長
時間消えない多量の排気白煙の排出を防止することがで
きる利点がある。
作の説明図
ローク時間変化メカニズムの説明図
Claims (2)
- 【請求項1】エンジンの始動時等に燃料タンクから燃料
をエンジンの吸気路に導入して補給する手動ポンプを自
動ポンピング作動する装置であって、装置本体にクラン
パ用シリンダによって前記装置本体を手動ポンプにクラ
ンプ及びアンクランプするクランパと、前記手動ポンプ
のノブに当接してポンピング作動させるポンピング用シ
リンダとを備えたことを特徴とするディーゼルエンジン
における燃料補助供給装置の作動装置。 - 【請求項2】エンジンの始動時等に燃料タンクから燃料
をエンジンの吸気路に導入して補給する手動ポンプを備
えている燃料フィルタの前記手動ポンプを自動ポンピン
グ作動する装置であって、装置本体にクランパ用シリン
ダによって前記装置本体を燃料フィルタにクランプ及び
アンクランプするクランパと、前記手動ポンプのノブに
当接してポンピング作動させるポンピング用シリンダ
と、前記クランパのクランプ及びアンクランプの制御
と、前記ポンピング作動によって燃料フィルタ内に燃料
が満杯になったときの燃料フィルタ内圧の上昇により変
化する前記ポンピング用シリンダにおけるピストンロッ
ドの上昇端と下降端ストローク時間を設定値とし、これ
を検知してポンピング作動を停止すると共に、前記クラ
ンパをアンクランプ制御するシーケンサとを備えたこと
を特徴とするディーゼルエンジンにおける燃料補助供給
装置の作動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001210122A JP3964164B2 (ja) | 2001-07-11 | 2001-07-11 | ディーゼルエンジンにおける燃料補助供給装置の作動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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