JP2844394B2 - 放電加工機の加工液吸引装置 - Google Patents

放電加工機の加工液吸引装置

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JP2844394B2
JP2844394B2 JP41665190A JP41665190A JP2844394B2 JP 2844394 B2 JP2844394 B2 JP 2844394B2 JP 41665190 A JP41665190 A JP 41665190A JP 41665190 A JP41665190 A JP 41665190A JP 2844394 B2 JP2844394 B2 JP 2844394B2
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政治 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工する際に発生
するガスとスラッジを加工液と共に吸引し排出する放電
加工機の液吸引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加工部を加工液に浸漬して放電加工する
ことによって発生するガスとスラッジを加工液と共に捕
集し、これを混合吸引して加工槽に環流させる方法が特
開昭63−221929号により知られている。この方
法は放電加工部で発生するガスを加工液と共に捕集でき
るので機械周囲の作業環境が改善される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べた方法は、通常ダイヤフラムポンプなどの機
械的動作による吸引方式を使用するため高温の加工液及
びチップがポンプ内に吸い込まれることにより、ポンプ
が劣化し易く、寿命を短縮し、劣化部品取り替えのため
運転休止を余儀なくされる。その上、ダイヤフラムポン
プ方式はコンプレッサを必要とするので騒音発生が避け
られなかった。又、吸引ポンプにより吸引された加工液
中のガスが加工液を泡立て、このため吸引ポンプの後に
接続されるマグネットフィルタ付近に泡が充満し連続運
転を妨げるという問題点があった。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、耐久性を向上し長時間連続運転を可能ならし
め、スラッジを含む加工液よりガス体を分離し、系外に
取り出す事により気泡の発生を防止し、環境改善を図っ
た放電加工機用加工液吸引装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における放電加工機の加工液吸引装置は、加
工部を加工液に浸漬して放電加工する際に発生するガス
とスラッジを加工液と共に吸引し移送する加工液吸引パ
イプを少なくとも2つの密閉容器に逆止弁を介して連結
し、これらの各密閉容器の下部を、加工液タンクに通ず
る環流パイプに逆止弁を介して連結し、前記各密閉容器
の頂部をソレノイドバルブを介して大気圧以上の圧力を
有した圧空源と真空ポンプに通ずるエアパイプに連結
し、前記各密閉容器に加工液面が所定の高位レベルより
上昇したことを検出する高位レベル検出器を備え、ある
密閉容器のエアパイプを前記真空ポンプに接続して前記
加工液吸引パイプから加工液を当該密閉容器に導入し前
記高位レベル検出器から信号が発生したとき、当該密閉
容器のエアパイプが前記圧空源に接続するとともに他の
少なくとも1つの密閉容器のエアパイプが前記真空ポン
プに接続し、これらの動作が前記各密閉容器間で順次連
続的に切り替わり行われるよう前記ソレノイドバルブを
制御する制御手段を設けて構成してある。
【0006】
【作用】1つの密閉容器の液面レベルが高位に達する
と、ソレノイドバルブを切り替え、エアパイプを経て密
封容器内へ空気を導入することにより密閉容器内の加工
液を加工液タンクに排出し、同時に他の密閉容器はエア
パイプを経て真空ポンプに接続され、加工液吸引パイプ
を経て密閉容器内へ加工液を導入する。これら2つの動
作を各密閉容器が順次連続的に行うと共に、少なくとも
2つの密閉容器が常時互いに異なる動作を行うものであ
る。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は放電加工機用加工液吸引装置のシステム系統図であ
る。図において、1は放電加工機の加工槽、2は電極取
付板で、その下に電極3が取り付けられている。4は加
工液流通路で、その中に加工液吸引パイプ5の吸引口6
が位置していて、放電加工により発生するガスと加工ス
ラッジを含む加工液を吸引する。加工液吸引パイプ5は
逆止弁7−1、7−2を介して2つの密閉容器8−1、
8−2の頂部に連結されている。 9−1、9−2は加
工液の環流パイプで、下端は加工液タンク10に通じ、
上端は密閉容器8−1、8−2の底部に連結し、中間に
逆止弁11−1、11−2を有している。12−1、1
2−2はエアパイプで、夫々密閉容器8−1、8−2の
頂部の気室に連通し、中間にソレノイドバルブV−1、
V−2を備え、これらのバルブV−1、V−2を電磁作
用により切り替えることにより、夫々のエアパイプ12
−1、12−2は圧空源13、真空ポンプ14のいずれ
かに通ずるように構成されている。圧空源13は少なく
とも大気圧と同じ圧力であれば良く、従って、圧空源1
3がなく、ただ大気に開放していても良い。図のソレノ
イドバルブV−1、V−2は電磁作用がはたらいて復帰
スプリングに抗して左方に変位した状態を示している。
15−1、15−2は各密閉容器内に設けられた高位の
レベルスイッチとしてのリミットスイッチ、16−1、
16−2は低位のレベルスイッチとしてのリミットスイ
ッチである。これらのスイッチおよび夫々のソレノイド
バルブV−1、V−2はバルブ制御装置17に電気的に
接続され、夫々のレベルスイッチの出力信号に応じて前
記夫々のソレノイドバルブが制御される。なお、図中1
8は加工液供給管路である。
【0008】上記装置を用いて加工を行うときは、放電
加工に際し発生したガス、加工スラッジは加工液と共に
真空ポンプ14の作用で吸引口6より吸引され、加工液
吸引パイプ5より逆止弁7−2を経て密閉容器8−2内
に導入される。一方密閉容器8−2内のガスを含むエア
はエアパイプ12−2よりソレノイドバルブV−2を経
て真空ポンプ14によって系外に取り出される。同時に
圧空源13より高圧エアがソレノイドバルブV−1及び
V−2を経て密閉容器8−1内に導入され、逆止弁11
−1を開いて環流パイプ9−1より加工液タンク10内
に戻される。
【0009】放電加工機の電源を投入し加工を開始しよ
うとするときは、両密閉容器8ー1、8ー2内の加工液
は共に低位レベル以下に下がっている。このとき、ソレ
ノイドバルブV−1及びV−2はOFFのままとする。
即ち、圧空源13からのエアーはソレノイドバルブV−
1で止められ、密閉容器8ー1が真空ポンプ14によっ
て吸引される。加工液面が上昇し高位のレベルスイッチ
15ー1以上になると、ソレノイドバルブV−1及びV
−2がONし、圧空源13のエアーは密閉容器8ー1内
に入って加工液を加工液タンク10に送る。これと同時
に真空ポンプ14は密閉容器8ー2に接続され、今度は
密閉容器8ー2の加工液面が上昇する。密閉容器8−1
内の液面が次第に低下し、低位のレベルスイッチ16−
1以下となると、バルブ制御装置17を介してソレノイ
ドバルブV−1がオフ(OFF)となる。これ以上の液
面低下は回避される。一方、密閉容器8−2内の液面が
高位のレベルスイッチ15ー2に到達すると、バルブ制
御装置17を介してソレノイドバルブV−1を再びオン
(ON)となし、同時にソレノイドバルブV−2をOF
Fとするから密閉容器8−1は吸入に転じ、密閉容器8
−2は排出に転ずる。密閉容器8−2の液面が低位のレ
ベルスイッチ16−2以下となると、バルブ制御装置1
7を介して再びソレノイドバルブV−1がOFFとな
り、これ以上の液面低下は回避される。
【0010】一方、密閉容器8−1内の液面が高位のレ
ベルスイッチ15−1に到達すると、バルブ制御装置1
7を介してソレノイドバルブV−1を再びONとなしソ
レノイドバルブV−2もONとなるから、図1のような
状態となり、密閉容器8−1は排出に転じ密閉容器8−
2は吸入に転ずる。このような動作を繰り返し継続すれ
ば連続運転が可能となる。以上の説明では、密閉容器を
2基設け切り替えを行っているが、密閉容器の数を更に
増加すれば各密閉容器の負荷が軽減できるとともに吸引
量の変動幅を小さくでき、耐久力も増すことができる。
両密閉容器8ー1、8ー2ともに加工液面が高いレベル
スイッチ15ー1、15ー2よりも上位にある場合は、
どちらか一方の加工液を加工液タンク10へ送り、高位
レベルスイッチをOFFさせてから加工を開始させる。
従って、いずれかの高位レベルスイッチがOFFするま
ではアラーム状態となり、加工は進まない。なお、ソレ
ノイドバルブV−1はなくても本発明は成立する。ま
た、空圧源13もなく、ただ大気圧に開放しているだけ
でも良い。つまり、エアーパイプ12ー1、12ー2は
ソレノイドV−2を介して真空ポンプ13又は大気のい
ずれかに接続していれば本発明は成立する。圧空源13
は密閉容器から加工液タンクへの加工液の排出速度を大
きくするためであり、環流パイプ径を太くしておけば特
に必要ない。更に、低位レベルスイッチ16ー1、16
ー2が無く、密閉容器内が空になっても支障はない。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。従来技術のようにダイ
ヤフラムポンプによる排液ではなく、真空ポンプによる
ガス体を含むエアの吸引に基づく排液を行うため、高温
の加工液及び金属スラッジ等のダイヤフラムへの接触に
基因するポンプの寿命低下が回避され、長時間の連続運
転が保証される。ダイヤフラムポンプに用いられるコン
プレッサを必ずしも必要としないので、騒音が発生せ
ず、公害対策上有利となる。スラッジを含む加工液より
ガス体を含むエアを系外に取り出すことにより、気泡の
発生を未然に防止できるから連続運転の妨げとならな
い。ガス体を系外に取り出すことが出来るので、作業環
境を改善し、更に取り出したガス体を浄化すれば公害対
策に万全を期すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、放電加工機用加
工液吸引装置のシステム系統図である。
【符号の説明】
5 …………………… 加工液吸引パイプ 7−1、7−2 …… 逆止弁 8−1、8−2 …… 密閉容器 9−1、9−2 …… 環流パイプ 10 ………………… 加工液タンク 11−1、11−2… 逆止弁 V−1、V−2 …… ソレノイド 12−1、12−2… エアパイプ 13 ………………… 圧空源 14 ………………… 真空ポンプ 15−1、15−2… 高位のレベルスイッチ 16−1、16−2… 低位のレベルスイッチ 17 ………………… バルブ制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工部を加工液に浸漬して放電加工する際
    に発生するガスとスラッジを加工液と共に吸引し移送す
    る加工液吸引パイプを少なくとも2つの密閉容器に逆止
    弁を介して連結し、これらの各密閉容器の下部を、加工
    液タンクに通ずる環流パイプに逆止弁を介して連結し、
    前記各密閉容器の頂部をソレノイドバルブを介して大気
    圧以上の圧力を有した圧空源と真空ポンプに通ずるエア
    パイプに連結し、前記各密閉容器に加工液面が所定の高
    位レベルより上昇したことを検出する高位レベル検出器
    を備え、ある密閉容器のエアパイプを前記真空ポンプに
    接続して前記加工液吸引パイプから加工液を当該密閉容
    器に導入し前記高位レベル検出器から信号が発生したと
    き、当該密閉容器のエアパイプが前記圧空源に接続する
    とともに他の少なくとも1つの密閉容器のエアパイプが
    前記真空ポンプに接続し、これらの動作が前記各密閉容
    器間で順次連続的に切り替わり行われるよう前記ソレノ
    イドバルブを制御する制御手段を設けて構成したことを
    特徴とする放電加工機の加工液吸引装置。
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