JP3961991B2 - 光ファイバ巻取用ボビン及びそのボビンへの巻取方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は光ファイバを巻き取るためのボビンに関するものであり、巻き取られた光ファイバについてのプルーフテストを行なう一連の作業に適用される。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバを巻き取るボビンについては、巻き取った状態でファイバ伝送特性測定等のための光ファイバ口出しを容易にするために、主巻胴の一方の鍔の外側に補助巻胴を設け、光ファイバの先端部分10m程度をこの補助巻胴に巻き取り、その後、巻付位置を主巻胴に移して、所定長さこれに巻き取るものが公知である(特開昭64−38379号公報、実用新案登録第2550934号公報)。このように、光ファイバの巻取位置を補助巻胴から主巻胴に移行させるために、光ファイバを鍔の半径方向のスリットを通過させなければならない。光ファイバを鍔のスリットを通過させる操作では、ボビンを停止させずに回転させながら鍔のスリットに通すのであるが、光ファイバが上記スリット途中の内側面に引っ掛かって、主巻胴の表面から若干浮いた状態になることがあり、また、補助巻胴から主巻胴への移行途中において、光ファイバが補助巻胴に巻かれた部分において緩んでしまうことがある。このような現象が生じると、光ファイバのこの部分にストレスがかかり、このために伝送特性等の測定値が悪化する傾向がある。
【0003】
また、表面性を良くしたタックフリーの光ファイバを巻き取るのに、折り返し部での巻取張力を強化することなしに折り返し部での巻き崩れを防止できるように、左右の鍔を外側に傾斜した円錐状鍔とし、この円錐状鍔に半径方向スリットを設けたものもある(特公平5−80419号公報)。また、この従来技術は、主巻胴に巻き取るときに、送り込まれる光ファイバが鍔の内側側面と擦れ合って傷つけられることがないという利点も有している。
【0004】
【特許文献1】
特開昭64−38379号公報
【特許文献2】
実用新案登録第2550934号公報
【特許文献3】
特公平5−80419号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記従来技術について、補助巻胴から主巻胴への移行操作に伴って生じる上記問題の解消を目的とし、そのために、補助巻胴と主巻胴間の鍔のスリットに光ファイバが引っ掛かって、主巻胴の巻き始め部分において該光ファイバが主巻胴の表面より上方のスリット途中より斜めに引き出されるのを確実に防止できるように、巻取ボビンの構造及びそのボビンへの巻取方法を工夫することをその課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【解決手段1】
上記課題を解決するために講じた手段1は、円筒状の主巻胴の左右に鍔を設け、その一方の鍔の外側に補助巻胴を設け、主巻胴と補助巻胴間の上記鍔には半径方向のスリットを設けた光ファイバ巻取用のボビンを前提として、次の(a)(b)によるものである。
(a)上記半径方向スリットは、上記鍔の外周から内周に向かってスリット幅の広がる形状であること、
(b)上記半径方向スリットに、主巻胴側から補助巻胴側に向かって開いた形状の面取りを設けたこと。
【0007】
【作用】
光ファイバが上記鍔のスリットを通過するとき、光ファイバは上記スリット上端にスムーズに案内され、その後スリットを半径方向内方に移行する。半径方向内方に移動した状態で主巻胴への巻き取りが開始されるが、このとき、もし光ファイバがスリットの半径方向内方部分の内側面に当接しても、上記スリットが半径方向内方に向かってスリット幅の広がる形状であり、上記半径方向スリットに、主巻胴側から補助巻胴側に向かって開いた形状の面取りを設けているので、光ファイバが該面取り部に押付けられながら該光ファイバがスリットの内側傾斜面に引っ掛かることはなく、主巻胴表面まで確実に誘導される。
それゆえ、光ファイバは上記スリットを通り、主巻胴表面に当接した状態で主巻胴に巻き取られることになる。
【0008】
【解決手段2】
解決手段2には、解決手段1のボビンについて、その補助巻胴の上記鍔近傍部の外周面が、ボビン外側に向かって先細りのテーパ面であることである。
【0009】
【作用】
光ファイバが補助巻胴に巻き付けられながら主巻胴の方に移動するとき、上記スリットに入り込む前の段階では、ボビン外側に向かって先細りのテーパ面(補助巻胴の上記鍔近傍部分外周のテーパ面)に巻き付けられる。このとき鍔に接近するにつれて巻き付けられる補助巻胴部の半径が増大するので、その半径増大分だけ光ファイバの巻き付け力が増大する。円筒面の場合は自然に緩むところが、上記のように巻き付け力が増大するので、上記の緩みは防止される。
【0010】
【解決手段3】
解決手段3は、上記解決手段1または2における補助巻胴に垂直壁(垂直面)と斜面(傾斜面)とによる環状のV溝を設けたことである。
【0011】
【作用】
解決手段3は、解決手段1または2の補助巻胴に特許第2694679号の発明を適用したものである。
上記V溝に光ファイバ先端を嵌め、これをパッドで押さえておいて巻重ねることで、上記先端を補助巻胴に固定し、その後上記傾斜面に所定長さトラバースさせて整列巻きし、その後、鍔近傍部分を経由し、さらに上記鍔のスリットを経て主巻胴へ上記光ファイバの巻取位置を移行させることができる。この移行操作は自動操作でなされるので、巻取開始の初期操作を全て自動で行うことができる。
【0012】
【解決手段4】
解決手段4は上記解決手段3のボビンについて、その左右両鍔の外側にそれぞれ上記補助巻胴を設けたことである。
【0013】
【作用】
左右の円錐状の鍔の外側に上記補助巻胴がそれぞれ設けられているので、ボビンの左右いずれからでも巻き取り始めることができる。したがって、光ファイバを巻き取るについての巻き取り開始方向の自在性が高く、ボビンの利用性が高い。
【0014】
【解決手段5】
解決手段5は、解決手段1乃至4の鍔を、ボビン外側に向かって径が増加する切頭円錐状としたことである。
【0015】
【作用】
光ファイバを巻き取るのに、折り返し部での巻き崩れを防止できるように、左右の鍔を外側に傾斜した切頭円錐状鍔とし、また、主巻胴の外側端部に送り込まれる光ファイバが鍔の内側側面と擦れ合って傷つけられることがないようにしたものである。
【0016】
【解決手段6】
解決手段6は、上記ボビンによる光ファイバの巻取位置の移行操作方法であって、次の(a)(b)(c)(d)(e)(f)によるものである。
(a)光ファイバを補助巻胴に所定長さ巻き取った後に、上記半径方向スリットを検知して半径方向スリットが一時停止位置に来たところ(プーリーからボビンに入る光ファイバが、半径方向スリットの主巻胴側から補助巻胴側に向かって開いた形状の面取り部に掛かる位置)でボビン回転を一時停止させること、
(b)プーリーからボビンに入る光ファイバが、鍔の半径方向スリットの主巻胴側から補助巻胴側に向かって開いた形状の面取り部に押付けられるようにボビンを軸方向補助巻胴側に移動させること、
(c)ボビンをその半径方向スリットが一時停止位置から落込位置に来るまで回転させて、プーリーからボビンに入る光ファイバを半径方向スリットに落し込ませて、ボビン回転を停止させること、
(d)ボビンを軸方向補助巻胴側にさらに移動させて、プーリーからボビンに入る光ファイバが半径方向スリットとの接触をしなくすること、
(e)プーリーからボビンに入る光ファイバが、落込位置で主巻胴に対して接線方向を向くようにプーリーをボビン軸に垂直な面内で移動させること、
(f)プーリーからボビンに入る光ファイバが、落込位置で主巻胴に対して接線方向を向くようにボビンを軸方向主巻胴側に移動させること。
【0017】
【作用】
上記半径方向スリットを検知してから、光ファイバは補助巻胴の内側半分に螺旋状に巻き取られ、半径方向スリットが一時停止位置に来たところでボビン回転を一時停止させ、プーリーからボビンに入る光ファイバが、鍔の半径方向スリットの面取り部に押付けられるようにボビンをその軸方向補助巻胴側に移動させ、上記光ファイバを上記スリットの半径方向内端まで落し込ませて、ボビン回転を停止させ、さらに、ボビンを軸方向補助巻胴側に移動させて、上記光ファイバが上記スリットとの接触をなくし、上記光ファイバが、落込位置で主巻胴に対して接線方向を向くようにプーリーを下方に移動させて、上記光ファイバがスリット途中に引っ掛かることがないようにし、上記光ファイバが、落込位置で主巻胴に対して接線方向を向くようにボビンを軸方向主巻胴側に移動させて、上記光ファイバが最終的に主巻胴の外周面に確実に当接させられる。
【0018】
【実施の形態】
次いで、図1乃至図3を参照しつつこの発明の実施例を説明する。
図1において、主巻胴1の左右に外側に傾斜角Aが略60°、半径方向高さBが約45mmの切頭円錐状の鍔2があり、この左右の鍔2の外側に補助巻胴3がある。
図2において、鍔2の外周には、主巻胴の軸方向外側に向かって略水平に突出した環状の水平フランジ2aがある。この水平フランジ2aの幅Cは約10mmであり、水平フランジにはボビンを床に置いた時にボビンの変形を防ぐ機能がある。また、補助巻胴3の軸方向外端に半径方向外方へ突出した小径の外フランジ3aがある。この補助巻胴3の略軸方向外側半分T1 に傾斜角Dが55〜
70°、軸方向長さEが約7mmの傾斜面(斜面)3bと、段差Fが約2mmの垂直面(垂直壁)3cとによるV溝4が設けられている。補助巻胴3の略軸方向内側半分T2 は、ボビン外側に向かって先細りのテーパ面3dになっており、このテーパ面3dの傾斜角度Gは、約4〜6.3°である。
【0019】
図3及び図4において、鍔2には鍔2の外周から内周に向かって幅の広がる形状の半径方向スリット2cがあり、このスリットの開き角度βは約3〜5°である。該半径方向スリット2cには、主巻胴側から補助巻胴側に向かって開いた形状の面取り部2bが設けられている。この面取り部の開き角度Hは約120°である。また、該半径方向スリット2cの内側面2dは、スリット側に凸の円弧状曲面になっていて、内側面に当接した光ファイバの半径方向内方への移行が促進されるようにしている。さらに、該半径方向スリット内側面は、外周端2eでは角部を丸めてあり、内周端2fでは隅部に逃げを設けていて、内側面に当接した光ファイバの半径方向内方への移行が促進されるようにしている。
【0020】
次いで、光ファイバの補助巻胴への巻取方法について、図2にて説明する。
光ファイバ(又は素線)fの先端をV溝4の底に当て、パッド等で押さえた状態でボビンを回転させることによって、光ファイバfの先端部分がV溝4の底に巻き込まれて固定され、その後、傾斜面3bに整列に巻き取られる。傾斜面3bへは、口出しのために略10m巻き取られる。この補助巻取終了後、光ファイバfは補助巻胴の内側半分T2 のテーパ面3d上に螺旋状に巻かれ、鍔2の半径方向スリット2cを経て、主巻胴に移行される。
テーパ面3dでは、鍔2に接近するにつれて補助巻胴部の径が増大するので、その半径増大分だけ光ファイバの巻き付け力が増大する。補助巻胴部が円筒面の場合は、巻き付け力に変化がないので、巻き付けられた光ファイバは緩み易いが、上記のように巻き付け力が増大するので、光ファイバの緩みは防止される。
【0021】
次いで、光ファイバの補助巻胴から主巻胴への移行方法について、図5乃至11及び図2乃至4にて説明する。
光ファイバfをボビン50に供給するプーリー51は、横方向(ボビン50の軸方向)に対しては定位置にあり、上下方向に移動可能である。他方、ボビンは横方向に往復駆動される。ここで、プーリーとボビンの位置関係は相対的なものであるので、ボビンを上下方向に移動可能にしても良いし、プーリーを横方向に移動可能にしても良い。
上記のように、補助巻胴3に光ファイバfの先端部分を所定長さ(約10m)巻き取った後、巻取位置を主巻胴に移行させるための移行操作方法が次のように行われる。
まず、スリットの検出位置に検知装置が設けられており、この検知装置で鍔2に設けたスリット2cを検知する(図5)。
その後、ボビンを一時停止位置まで所定回転角度だけ回転させて、該一時停止位置で停止させる(図6)。この一時停止位置は、プーリー51からボビン50に入る光ファイバfが、半径方向スリット2cの面取り部2bに差し掛かる位置に設定されていて、光ファイバfを半径方向スリット2cに導入し易い位置になっている。
次に、ボビン50を右方へ移動(トラバース)させて半径方向スリット2cの面取り部2bに光ファイバfを押し付ける(図7)。
【0022】
次に、ボビン50を半径方向スリット2cが一時停止位置から落込位置に來るまで回転させて、回転を停止させる(図8)。この動作により、光ファイバfは、半径方向スリット2cの面取り部2bから半径方向スリット2c内に誘導されて、半径方向内方に向かって落とし込まれる。ここで、面取り部2bが、半径方向スリット2cに主巻胴側から補助巻胴側に向かって開いた形状で設けられている為、光ファイバfは半径方向スリット2c内に確実に誘導される。また、半径方向スリット2cは、鍔2の外周から内周に向かってスリット幅の広がる形状である為、光ファイバfはスリット内側面に当接しても半径方向内方に誘導され易くなっている。
次に、ボビンを横方向に大きくトラバースさせる(図9)。この動作により、光ファイバfは、半径方向スリット2cへ斜めから入る方向から、より正面から入る方向へ移動する為、半径方向スリット2c内側面への当接がなくなり、鍔2の内周、即ち主巻胴外周面まで確実に誘導される。
次に、プーリー51を下降させる(図10)。この動作により、光ファイバfは、ボビン軸方向から見た時に落込位置で主巻胴外周面の接線方向を向く。光ファイバfが、落込位置で接線方向を向くようにすることで、落込位置での光ファイバfの浮き上がりを防止している。
次に、ボビン50を反対の横方向にトラバースする(図11)。この動作により、光ファイバfは、落込位置で主巻胴外周面の接線方向、かつ、主巻胴軸方向の垂直方向からボビンに入る位置に来る。この位置が本巻開始位置となる。なお、巻始めの緩み防止の為、光ファイバfは、巻き始めの1〜2周程度は張力を若干上げて巻き付けられることもある。
また、ボビンは、左右両鍔の外側にそれぞれ補助巻胴を設けたものとすると、左右両鍔のどちらの方向からも巻き始めることができる。さらに、半径方向スリット2cは、ボビン軸の垂直面内において半径方向中心線で左右対称形状に構成されることで、ボビン回転が左回転、右回転のいずれにも巻取可能な両勝手対応とすることができる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1記載のボビンを用いることによって、補助巻胴に巻き付けられた光ファイバに緩みを生じることがなく、また、光ファイバがボビンの鍔の半径方向スリットの半径方向内端に無理なく、確実に落とし込まれて、主巻胴の外周面に当接されるので、主巻胴への移行部分において光ファイバが損傷を受けることはなく、また移行部分において光ファイバがスリットの途中に引っ掛かったりして、該光ファイバが主巻胴外周面から浮いた状態で巻き重ねられることはないから、そのことのために局部的に歪んで伝送特性の測定値を悪化させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例の正面図、(b)はその一部側面図である。
【図2】実施例のボビンの補助巻胴の図1(a)の円部拡大図である。
【図3】図1(b)の一部拡大図である。
【図4】図3における矢視Y方向の一部拡大図である。
【図5】補助巻終了後、スリット検知中、回転中(補助巻最終周)の実施例の光ファイバ巻取操作の説明図である。
【図6】解決手段6の光ファイバ巻取用ボビンによる光ファイバの巻取位置の移行操作方法(a)に対応する実施例の説明図である。
【図7】上記解決手段6の(b)に対応する実施例の説明図である。
【図8】上記解決手段6の(c)に対応する実施例の説明図である。
【図9】上記解決手段6の(d)に対応する実施例の説明図である。
【図10】上記解決手段6の(e)に対応する実施例の説明図である。
【図11】上記解決手段6の(f)に対応する実施例の説明図である。
【符号の説明】
1・・・主巻胴
2・・・鍔
2a・・・水平フランジ
2b・・・面取り部(面取り)
2c・・・スリット(半径方向スリット)
2d・・・スリット2cの内側面
2e・・・スリット内側面の外周端
2f・・・スリット内側面の内周端
3・・・補助巻胴
3a・・・小径の外フランジ
3b・・・傾斜面(斜面)
3c・・・垂直面(垂直壁)
3d・・・先細りのテーパ面
4・・・V溝
50・・・ボビン
51・・・プーリー
T1・・・補助巻胴3の略軸方向外側半分(補助巻胴3の略外側半分)
T2・・・補助巻胴3の略軸方向内側半分(補助巻胴3の略内側半分)
w・・・鍔側端のスリットの幅
β・・・スリットの開き角度
f・・・光ファイバ(素線)
Claims (6)
- 円筒状の主巻胴の左右に鍔を設け、その一方の鍔の外側に補助巻胴を設け、主巻胴と補助巻胴間の上記鍔には半径方向スリットを設けた光ファイバ巻取用ボビンにおいて、
上記半径方向スリットは、上記鍔の外周から内周に向かってスリット幅の広がる形状であり、
上記半径方向スリットに、主巻胴側から補助巻胴側に向かって開いた形状の面取りを設けた光ファイバ巻取用ボビン。 - 上記補助巻胴の上記鍔近傍部の外周面が、ボビン外側に向かって先細りのテーパ面である請求項1記載の光ファイバ巻取用ボビン。
- 上記補助巻胴に、垂直壁と斜面とによる環状のV溝を設けた請求項1または2記載の光ファイバ巻取用ボビン。
- 左右両鍔の外側に、それぞれ上記補助巻胴を設けた請求項1乃至3記載の光ファイバ巻取用ボビン。
- 上記鍔は、ボビン外側に向かって径が増加する切頭円錐状である請求項1乃至4記載の光ファイバ巻取用ボビン。
- 請求項1記載の光ファイバ巻取用ボビンによる光ファイバの巻取方法であって、
(a)光ファイバを補助巻胴に所定長さ巻き取った後に、上記半径方向スリットを検知して半径方向スリットが一時停止位置に来たところ(プーリーからボビンに入る光ファイバが、半径方向スリットの主巻胴側から補助巻胴側に向かって開いた形状の面取り部に掛かる位置)でボビン回転を一時停止し、
(b)プーリーからボビンに入る光ファイバが、鍔の半径方向スリットの主巻胴側から補助巻胴側に向かって開いた形状の面取り部に押付けられるようにボビンを軸方向補助巻胴側に移動させ、
(c)ボビンをその半径方向スリットが一時停止位置から落込位置に来るまで回転させて、プーリーからボビンに入る光ファイバを半径方向スリットに落し込ませて、ボビン回転を停止させ、
(d)ボビンを軸方向補助巻胴側にさらに移動させて、プーリーからボビンに入る光ファイバの半径方向スリットとの接触をなくし、
(e)プーリーからボビンに入る光ファイバが、落込位置で主巻胴に対して接線方向を向くようにプーリーをボビン軸に垂直な面内で移動させ、
(f)プーリーからボビンに入る光ファイバが、落込位置で主巻胴に対して接線方向を向くようにボビンを軸方向主巻胴側に移動させて、
光ファイバの主巻胴への本巻を開始する光ファイバの巻取方法。
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