JP3961979B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、浴室や台所、あるいは洗面所等に給湯を行い、それぞれの箇所に設けられたリモコンにより給湯温度が制御される給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の給湯装置では、1台の給湯熱源機から浴室、台所あるいは洗面所等にある複数のカランやシャワー等の給湯口に給湯が行われている。また、それぞれの給湯箇所の近傍に給湯温度を調節するリモコンが設けられている。このような給湯装置においては、複数の給湯箇所が同時に使用された場合であっても、給湯熱源機が1台であるので、給湯温度はいずれかのリモコンで設定されたものとなっている。通常は、下記特許文献1に開示されているように、給湯装置の主電源がオフの状態で主電源をオンにする操作を行ったリモコンの設定温度を給湯熱源機の運転温度としている。
【0003】
このような給湯装置においては、通常台所用リモコンの設定温度が浴室用リモコンの設定温度より高くなっており、また、台所で操作が行われることが多いため、通常は台所リモコンの設定温度が給湯熱源機の運転温度となる。あるいは、台所において給湯を行い、給湯終了後に主電源を切らなかった場合も給湯熱源機の運転温度は台所リモコンの設定温度となる。
【0004】
また、例えば浴室で浴室リモコンの設定温度においてシャワーを使用しているときに、台所で誤って主電源をオフにして再び主電源をオンにした場合、シャワーからは台所リモコンで設定された設定温度の湯が供給されることになる。
【0005】
このように、給湯熱源機の運転温度が台所用リモコンの設定温度となっていた場合には、例えば浴室でシャワーを使用する場合には高温の湯が供給されてしまい、このままの状態で浴室でシャワーを浴びるとシャワーには浴室リモコンにおける設定温度よりも高い温度の湯が供給されることになる。これでは、使用者の意に反して高い温度の湯が供給されてしまうおそれがある。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−257732号公報(第2頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、給湯装置の改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解消するために、給湯温度が使用者の意に反して高くなることを防止すると共に使い勝手のよい給湯装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の給湯装置は、給湯熱源機と、前記給湯熱源機に接続された複数の給湯口と、前記複数の給湯口の近傍に設置され前記給湯熱源機の設定温度を別個に設定可能な複数のリモコンと、少なくともいずれかの前記給湯口から給湯が行われている際にその給湯を検知する給湯検知手段と、前記複数のリモコンからの指示により前記給湯熱源機の給湯温度を制御する制御手段とを備えた給湯装置において、前記制御手段は、主電源がオフの状態で最初に主電源をオンにしたリモコンの設定温度を前記給湯熱源機の運転温度とするものである。
【0009】
そして、本発明は、前記運転温度と前記各リモコンの設定温度とを比較して前記運転温度が前記各リモコンの設定温度の中の最低温度よりも高く、いずれの給湯口からも給湯されていないことが前記給湯検知手段により検知され所定の基準時間以上継続したときは、前記各リモコンの設定温度のうちの最低温度を選択して新たな運転温度とすることを特徴とする。
【0010】
本発明の給湯装置によれば、給湯口で給湯されていない状態が所定の基準時間以上継続したときは、前記制御手段により前記運転温度が各リモコンの設定温度のうち最低の温度となるため、使用者の意に反して高い温度の湯が給湯されることがない。また、どの給湯口についても使用されていない状態で前記給湯熱源機の運転温度が変更されるので、高い給湯温度で使用中に使用者の意に反して給湯温度が下がるという不都合がない。さらに、高い温度で給湯を行いたい場合は、いずれかのリモコンにおいて主電源のオフ−オン操作を行って温度設定を行えばよいため、他のリモコンの設定を変えることなく高い温度の給湯を行うことができる。
【0011】
また、本発明の給湯装置においては、前記制御手段は、前記運転温度が前記各リモコンの設定温度の中の最高温度以外の温度でいずれかの前記給湯口に給湯されているときは、前記リモコンにより主電源のオフ操作がなされた際に前記オフ操作を無効にすることを特徴とする。
【0012】
いずれかの給湯口に給湯がなされている際に、他のリモコンにより主電源のオフ−オン操作を許容すると、当該他のリモコンの設定温度が前記給湯熱源機の運転温度とされてしまう。このとき、当該他のリモコンの設定温度が給湯が行われていた際の運転温度よりも高い場合、使用者の意に反して高い温度の湯が給湯されてしまう。一方、運転温度が最高の設定温度であれば他のリモコンによりオフ−オン操作がなされて運転温度が変更された場合であっても、運転温度が低くなるため使用者の意に反して高い温度の湯が給湯されることがない。そこで、本発明においては、前記運転温度が最高温度以外の温度のときは他のリモコンによる主電源のオフ操作を無効とし、使用者の意に反して高い温度の湯が給湯されないようにしている。
【0013】
また、本発明の給湯装置においては、前記給湯検知手段は前記複数の給湯口のうちいずれの給湯口から給湯が行われているかを検知し、前記制御手段は、前記運転温度が前記各リモコンの設定温度の中の最低温度の状態で給湯が行われている際に、給湯が行われている給湯口を前記給湯検知手段により検知し、前記給湯が行われている給湯口を制御するリモコンの設定温度が前記最低温度よりも高く、該リモコンの給湯温度を上昇させる指示がなされたときは、前記給湯熱源機の運転温度を該リモコンに予め設定されている設定温度に変更することが好ましい。
【0014】
前記給湯熱源機の運転温度が各リモコンの設定温度の中の最低温度の状態で、設定温度の高いリモコンの近傍の給湯口で給湯されたときは前記最低温度の温水が給湯されるが、使用者が当該リモコンで給湯温度を上昇させる操作を行ったときは当該リモコンに予め設定されている設定温度で給湯が行われるので、使用者は容易に当該リモコンの設定温度での給湯を行うことができる。
【0015】
また、本発明の給湯装置においては、前記制御手段は、前記給湯熱源機に設定されている運転温度が前記各リモコンの設定温度の中の最低温度の状態で主電源がオフにされ、所定の第2基準時間が経過する前にいずれかのリモコンにより主電源がオンにされて前記運転温度が高く変更されたときは、少なくとも設定温度が最低温度のリモコンに対して前記運転温度が変更されたことを報知する報知手段を備えていることが好ましい。
【0016】
あるリモコンにおいて主電源のオフ−オン操作を行った場合、他のリモコンの近傍にある給湯口を使用している使用者は当該オフ−オン操作に気づかない場合がある。本発明においては、このような場合に前記運転温度が高く変更されたときは、少なくとも設定温度が最低温度のリモコンに対して前記運転温度が変更されたことを報知して、使用者の知らない状態で給湯温度が変更される事態を防止している。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の給湯装置の実施形態の一例について、図1及び図2を参照して説明する。図1は本実施形態の給湯装置の構成を示す模式図、図2は本実施形態の給湯装置の作動を示すフローチャートである。
【0018】
本実施形態の給湯装置1は、図1に示すように、給湯熱源機2と、浴室Bに設けられている浴室用リモコン3と、台所に設けられている台所用リモコン4と、洗面所に設けられている洗面所用リモコン5とを備えている。これらのリモコンは、図1において一点鎖線で示すように、給湯熱源機2内に設けられたコントローラ6に電気的に接続されている。
【0019】
また、浴室Bには、シャワー7と、浴室用カラン8と、浴槽9内に給湯を行う浴槽用給湯口10とが設けられている。また、浴槽9には湯張りが行われたことを検知する湯張りセンサ11が設けられ、コントローラ6に電気的に接続されている。また、台所用リモコン4の近傍には台所用カラン12が設けられ、洗面所には洗面所用カラン13が設けられている。また、これらのカラン等が接続されている給湯管14には、給湯検知手段として、浴室B内のシャワー7等に給湯が行われたことを検知する給湯センサ15、台所用カラン12に給湯が行われたことを検知する給湯センサ16、及び洗面所用カラン13に給湯が行われたことを検知する給湯センサ17が設けられ、それぞれコントローラ6に電気的に接続されている。
【0020】
浴室用リモコン3には、自動湯張りを行う自動湯張りスイッチ18、浴室用リモコン3の温度設定を優先させる優先切り替えスイッチ19、追い焚きを行うおいだきスイッチ20、浴室用リモコン3と台所用リモコン4とを使用して会話を行うための呼び出しスイッチ21が設けられている。また、浴室用リモコン3のカバー3aの内部には温度設定を行う温度設定スイッチ22、給湯装置1の主電源のオンオフを行う運転スイッチ23の他、種々のスイッチが設けられている。
【0021】
台所用リモコン4には、給湯装置1の主電源のオンオフを行う運転スイッチ24、浴槽内の自動湯張りを行う自動湯張りスイッチ25、設定温度の変更を行う温度設定スイッチ26が設けられている。また、洗面所用リモコン5には、台所用リモコン4と同様に、運転スイッチ27、自動湯張りスイッチ28、温度設定スイッチ29等のスイッチが設けられている。
【0022】
給湯熱源機2は、シャワー7や浴室用カラン8等の給湯口から給湯される湯の温度がコントローラ6により定められた運転温度となるように内蔵された図示しないバーナ等を制御するものである。また、コントローラ6には、浴室用リモコン3、台所用リモコン4及び洗面所用リモコン5の温度設定スイッチ22,26,29で設定された設定温度が記憶されており、それぞれのリモコンで設定温度の変更がなされた場合には変更された設定温度が記憶されるようになっている。また、各リモコンは給湯熱源機2に設けられたコントローラ6と電気的に接続されており、各リモコンの主電源のオンオフ操作時にはどのリモコンで操作がなされたかをコントローラ6により判別することができる。
【0023】
次に、本実施形態の給湯装置1において、各カランに温水を供給する際の制御について図1及び図2を参照して説明する。まず、本実施形態においては、主電源をオフからオンにしたリモコンの設定温度が給湯熱源機2の運転温度となるような設定となっている。
【0024】
使用者がいずれかのリモコン3,4,5に設けられた運転スイッチ23,24,27を操作して主電源をオンにすると(STEP1)、コントローラ6は、まず前回主電源がオフにされてからオンにされた時点までの経過時間が、所定のオフ継続時間(第2基準時間。本実施形態では1分。)を経過しているか否かをチェックする(STEP2)。前回主電源がオフにされた時点からオンにされた時点までの経過時間がオフ継続時間を超えていないときは、主電源のオン操作を行ったリモコン以外のリモコンに給湯熱源機2の運転温度が変更された旨をチャイム等で報知する(STEP3)。
【0025】
このようにチャイム等で報知するのは、以下の理由による。本実施形態においては、主電源をオフからオンにしたリモコンの設定温度が給湯熱源機2の運転温度となるような設定となっているため、前回主電源がオフにされた時点から今回オンにされた時点までの経過時間が短い場合は、使用者が自己の使用するリモコンにおいて温度設定を行いたい場合が多いものと推定される。このような状況では、たまたま他の給湯口の使用を中断していた使用者がいた場合、その使用者が給湯を再開すると自己の意に反した温度の湯が給湯されるおそれがあるからである。
【0026】
そこで、本実施形態においては、前回主電源がオフにされた時点からオンにされた時点までの経過時間がオフ継続時間を超えていないときは、主電源のオン操作を行ったリモコン以外のリモコンに給湯熱源機2の運転温度が変更された旨をチャイム等で報知する(STEP3)。これにより、他の給湯口において使用を中断していた使用者がいた場合であっても、その使用者に給湯熱源機2の運転温度が変更されたことを報知することができる。一方、前回主電源がオフにされた時点から今回オンにされた時点までの経過時間がオフ継続時間を超えている場合は(STEP2でNO)、上記不都合はないものと推測されるのでチャイム等による報知は行わない。
【0027】
その後、コントローラ6は、主電源をオンにしたリモコンで設定されている設定温度を給湯熱源機2の運転温度とする(STEP4)。そして、コントローラ6は、各給湯センサ15,16,17からの信号により各給湯口から給湯がなされていない時間が所定の第1基準時間(本実施形態では1分)経過したか否かをチェックし(STEP5)、第1基準時間を超えていなければ主電源をオンにしたリモコンの設定温度を給湯熱源機2の運転温度として給湯熱源機2を制御する(STEP6)。
【0028】
一方、給湯センサ15,16,17によって台所用カラン12、浴室用カラン8、シャワー7及び洗面所用カラン13のいずれの給湯口からも給湯が行われていないことが検知され、その状態が第1基準時間を経過した場合は(STEP5でYES)、コントローラ6は、各リモコンのうち、設定温度が最低となっているリモコンの設定温度を給湯熱源機2の運転温度として選択する(STEP7)。
【0029】
ここで、第1基準時間は、いずれかの給湯口の使用が終了したことを推測する目安とする時間である。例えば、台所において台所用カラン12から給湯がなされている状態で所定時間を経過したときは台所用カラン12の使用が終了したと推測してもよい。本実施形態においては、この第1基準時間を1分としている。尚、いずれかの給湯口における給湯の中断時間は、使用者によって異なる場合もあるため、使用者により設定できるようにしてもよい。
【0030】
このように、給湯熱源機2の運転温度が各リモコンの設定温度のうちの最低温度になっているときに、いずれかの給湯口から給湯が行われた場合は、いずれの給湯口からも各リモコンの最低の設定温度である運転温度で給湯が行われる(STEP10)。このとき、コントローラ6はどの給湯口から給湯が行われているか給湯センサ15,16,17により検知し(STEP9)、給湯が行われていない他のリモコンで主電源のオフや設定温度の変更等の操作がなされたときは(STEP11でYES)、当該操作を無効とし、操作が行われたリモコンに対して現在は操作ができない旨の報知を行う(STEP12)。
【0031】
一方、給湯が行われているリモコンにおいて設定温度の変更の操作が行われたときは(STEP13でYES)、コントローラ6は操作が行われたリモコンの設定温度が各リモコンの設定温度のうち最低の温度であるか否かを検知し、最低温度のリモコンであれば(STEP14でYES)、使用者の操作に従って設定温度の変更を行う(STEP15)。
【0032】
操作が行われたリモコンが、設定温度が最低温度のリモコンでない場合は(STEP14でNO)設定温度がアップされたか否かを検出し、設定温度がアップされた場合は(STEP16でYES)、運転温度を当該操作を行ったリモコンに記憶されている設定温度に変更する(STEP17)。そして、さらに設定温度を変更する操作が行われた場合はその操作に応じて運転温度を変更すると共に、他のリモコンに対して運転温度の変更がなされた旨をチャイム等で報知する(STEP18)。このように、設定温度が最低温度ではないリモコンにおいて運転温度の変更がなされた場合は、他のリモコン、特に設定温度が最低温度のリモコンに報知することで、使用者の意に反して給湯熱源機2の運転温度が高くなる事態を防止することができる。一方設定温度が低くなるように操作がなされた場合は(STEP16でNO)、使用者の操作に従って設定温度の変更を行うと共に、給湯熱源機2の運転温度を変更する。
【0033】
次に、いずれの給湯センサ15,16,17からも給湯が検知されない状態で(STEP8でNO)、いずれかのリモコンにおいて設定温度変更の操作がなされた場合は(STEP19でYES)、コントローラ6は前述のステップ14から18における制御を行う。
【0034】
尚、本実施形態においては、いずれの給湯口からも給湯されていない状態を検知するためにそれぞれの給湯口に設けられた給湯センサ15,16,17を使用しているが、給湯熱源機2に給湯センサが設けられている場合は、当該給湯センサを用いて検知してもよい。また、図示しないバーナ等の運転状況から給湯が行われているかどうかを検知してもよい。
【0035】
また、上記STEP12においては、運転温度が最低温度の状態で給湯が行われている際に他のリモコンにおいてオフ操作がなされた場合、当該オフ操作を無効としているが、同様に、STEP6において、運転温度が最高温度以外の状態で給湯が行われている際に他のリモコンにおいてオフ操作がなされた場合も当該オフ操作を無効としている。
【0036】
次に、本実施形態の給湯装置1について、具体的な事例を当てはめて説明する。まず第1事例として、給湯装置1の主電源が長時間オフにされている状態から、使用者が台所用リモコン4を使用して浴槽9内に自動湯張りを行い、その後に浴室B内で浴室用カラン8やシャワー7等を使用した場合について説明する。このとき、各リモコンにおいて設定されている温度は、台所用リモコン4で60℃、浴室用リモコン3の給湯温度が40℃、浴室用リモコン3の湯張り温度が41℃、洗面所用リモコン5で45℃となっていると仮定する。
【0037】
使用者が台所用リモコン4の運転スイッチ24をオンにしたときは、コントローラ6は、まず前回主電源がオフにされてからオンにされた時点までの経過時間が、所定のオフ継続時間を経過しているか否かをチェックする(STEP2)。第1事例では主電源が長時間オフにされていた状態で運転スイッチ24をオンにしたので、他のリモコン3,5に主電源がオンにされた旨の報知を行うことなく運転温度を台所用リモコン4の設定温度である60℃にする。
【0038】
その後、第1基準時間である1分以内に台所用リモコン4の自動湯張りスイッチ25が押された場合は(STEP5でNO)、給湯温度が現在の運転温度である60℃になるように制御されるが(STEP6)、自動湯張りが行われる場合は、浴室用リモコン3で設定がなされている41℃で浴槽用給湯口10から浴槽9内に湯張りが行われる。そして、湯張りセンサ11により湯張りが終了されたことが検知されると、コントローラ6は浴槽9内への給湯を停止して自動湯張りを終了させる。
【0039】
自動湯張りが終了し、いずれの給湯口からも給湯が行われない状態が第1基準時間である1分を経過した場合は(STEP5でYES)、給湯熱源機2の運転温度が浴室用リモコン3の設定温度である40℃に変更される(STEP7)。そして、使用者が浴室B内でシャワー7や浴室用カラン8から給湯を行ったときは(STEP8でYES)、コントローラ6は給湯センサ15により浴室B内に給湯が行われていることを検知する(STEP9)。そして、浴室B内のシャワー7等に浴室用リモコン3の設定温度である40℃で給湯を行う(STEP10)。
【0040】
このように、浴室B内のシャワー7等に給湯が行われているときに、他の台所用リモコン4や洗面所用リモコン5において主電源をオフにする操作や、設定温度を変更する操作がなされた場合であっても(STEP11でYES)、コントローラ6はこのような操作を無効にすると共に、操作が行われたリモコンに当該操作が無効である旨の報知を行う(STEP12)。
【0041】
この第1事例のように、台所において浴槽9内の自動湯張りを行い、その後に使用者がシャワー7等を使用する場合は、設定温度が最低である浴室用リモコン3の設定温度で給湯が行われ、他のリモコンにおける操作が無効とされるので、使用者の意に反して高い温度の給湯が行われることがない。
【0042】
次に、第2事例として、給湯装置1の主電源を常時オンにしており、その状態から洗面所において給湯を行った場合について説明する。この第2事例においては、使用者は給湯装置1の主電源をこまめに切ることはなく、通常はオンの状態となっている。尚、各リモコンの温度設定は上記第1事例と同様とする。
【0043】
このような使用状態においては、いずれの給湯口からも給湯されていない状態が第1基準時間である1分以上続いているので(STEP5でYES)、給湯熱源機2の運転温度は最低の設定温度である浴室用リモコン3で設定された40℃となっている(STEP7)。
【0044】
この状態から、使用者が洗面所において洗面所用カラン13から給湯を行った場合は(STEP8でYES)、給湯熱源機2の運転温度が40℃であるので、洗面所用カラン13からは40℃の湯が給湯される(STEP10)。そして、使用者が温度設定スイッチ29の「あつく」のスイッチを押すと(STEP13でYES)、洗面所用リモコン5は設定温度が最低温度のリモコンではなく(STEP14でNO)、設定温度をアップする方向に変更されるので(STEP16でYES)運転温度は洗面所用リモコン5の設定温度である45℃に変更される(STEP17)。使用者がさらに高い温度の給湯を望む場合は、さらに温度設定スイッチ29の「あつく」のスイッチを押すことにより、1℃ずつ運転温度が高くなる(STEP18)。そして、浴室用リモコン3及び台所用リモコン4に運転温度が高く設定された旨をチャイム等により報知する(STEP18)。また、このとき設定された温度が洗面所用リモコン5の設定温度として記憶される。
【0045】
このように、本実施形態においては、設定温度が最低温度のリモコンよりも高いリモコンにおいて給湯温度を高くするように操作を行ったときは、直ちに当該操作を行ったリモコンの設定温度に運転温度が変更される(STEP17)。従って、第1基準時間経過後に給湯熱源機2の運転温度が各リモコンの設定温度のうちの最低温度に変更された場合であっても、他のリモコンにおいて給湯熱源機2の運転温度をそのリモコンに記憶されている設定温度に変更することが容易となるため、従来の給湯装置に比べて使い勝手がよくなる。また、このとき、他のリモコンに運転温度が変更されたことが報知されるので、他の給湯口を使用する使用者がいた場合であっても、当該使用者は変更された運転温度を認識できるため、当該使用者の意に反して高い温度の湯が供給されることはない。
【0046】
一方、洗面所用リモコン5において使用者が40℃よりも低い温度の給湯を望む場合は、温度設定スイッチ29の「ぬるく」を押せば、設定温度が低くなるように変更されるため(STEP16でNO)、通常通り1℃ずつ運転温度が低くなる(STEP15)。また、このとき設定された温度が洗面所用リモコン5の設定温度として記憶される。
【0047】
尚、上記実施形態においては、第1基準時間及びオフ継続時間を1分としているが、使用者の使用状況に応じて変更可能としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例である給湯装置の構成を示す模式図。
【図2】図1の給湯装置の作動を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…給湯装置、2…給湯熱源機、3…浴室用リモコン、4…台所用リモコン、5…洗面所用リモコン、6…コントローラ(制御手段)。

Claims (4)

  1. 給湯熱源機と、前記給湯熱源機に接続された複数の給湯口と、前記複数の給湯口の近傍に設置され前記給湯熱源機の設定温度を別個に設定可能な複数のリモコンと、少なくともいずれかの前記給湯口から給湯が行われている際にその給湯を検知する給湯検知手段と、前記複数のリモコンからの指示により前記給湯熱源機の給湯温度を制御する制御手段とを備えた給湯装置において、
    前記制御手段は、主電源がオフの状態で最初に主電源をオンにしたリモコンの設定温度を前記給湯熱源機の運転温度とし、前記運転温度と前記各リモコンの設定温度とを比較して前記運転温度が前記各リモコンの設定温度の中の最低温度よりも高く、いずれの給湯口からも給湯されていないことが前記給湯検知手段により検知され所定の基準時間以上継続したときは、前記各リモコンの設定温度のうちの最低温度を選択して新たな運転温度とすることを特徴とする給湯装置。
  2. 記制御手段は、前記運転温度が前記各リモコンの設定温度の中の最高温度以外の温度でいずれかの前記給湯口に給湯されているときは、前記リモコンにより主電源のオフ操作がなされた際に前記オフ操作を無効にすることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記給湯検知手段は前記複数の給湯口のうちいずれの給湯口から給湯が行われているかを検知し、
    前記制御手段は、前記運転温度が前記各リモコンの設定温度の中の最低温度の状態で給湯が行われている際に、給湯が行われている給湯口を前記給湯検知手段により検知し、前記給湯が行われている給湯口を制御するリモコンの設定温度が前記最低温度よりも高く、該リモコンの給湯温度を上昇させる指示がなされたときは、前記給湯熱源機の運転温度を該リモコンに予め設定されている設定温度に変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯装置。
  4. 前記制御手段は、前記給湯熱源機に設定されている運転温度が前記各リモコンの設定温度の中の最低温度の状態で主電源がオフにされ、所定の第2基準時間が経過する前にいずれかのリモコンにより主電源がオンにされて前記運転温度が高く変更されたときは、少なくとも設定温度が最低温度のリモコンに対して前記運転温度が変更されたことを報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の給湯装置。
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