JP3959863B2 - 無線通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばアナログコードレス電話システムのように、親局と一又は複数の子局が無線接続され、該親局と該子局の間で予め定められた制御チャネルを用いて制御情報を送受信することにより無線接続を確立する無線通信システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広く普及しているアナログコードレス電話システムにおいては、多数の通話チャネルの中から、未使用の通話チャネルを選択して親局と子局の間の通信を行い、選択された通話チャネルではFM変調された音声信号が全二重方式で送受信される。このとき、通話チャネルでの無線接続を確立するために、予め定められた制御チャネルを使用して、通話チャネルの情報等を含む各種制御情報を親局と子局の間で送受信した後、一の通話チャネルに移行して通常の通信が開始される。
【0003】
ところで、子局は一般に充電可能なバッテリーを接続して電源を供給するよう構成されている。そのため、親局からの呼び出し待ち受け時に消費電力を低減するため、所定の時間間隔で制御チャネルを間欠的に受信し、キャリア検出を行った後、自局宛ての呼び出しデータの有無を判別している。このとき、呼び出しデータを確実に受信するため、キャリアが検出された場合には、2〜3秒程度受信状態を継続して呼び出しデータの判別を行うまでの十分な時間を確保する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような間欠受信を行う場合、待ち受け時に受信されるキャリアは、自局宛ての呼び出しデータであるとは限らない。例えば、自局の属するコードレス電話システム内の他の子局宛ての制御情報である場合もあり、あるいは異なるコードレス電話システムで使用される制御チャネルが検出される場合も多い。コードレス電話は電波到達距離として100mを保証しているので、特定のエリア内で多数のコードレス電話システムが使用される状況が多く、特に集合住宅内やその近隣において、このような傾向が顕著である。
【0005】
従って、上述のように間欠受信時の制御を行うと、自局宛てではない呼び出しデータ等を含むキャリアが頻繁に検出され、その都度、受信状態が一定時間継続されることになり、受信に必要な電力を余分に消費するので待ち受け時間が短くなることが問題である。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、親局と子局を備える無線通信システムにおいて、制御チャネルを使用して子局の間欠受信を行う場合に、消費電力を増大させず、待ち受け時間を十分に確保することが可能な無線通信システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の無線通信システムは、親局と子局を備え、該親局と該子局は予め定められた制御チャネルを介して制御情報をフレーム単位で送受信し、複数の子局の登録数を記憶する記憶手段を有し、該制御情報に従って無線接続を確立する無線通信システムであって、前記親局は、前記子局の指定データを含む制御情報を送信する制御情報送信手段と、前記制御情報の送信タイミングから所定の再送時間が経過するまでに前記指定データにより示される子局から前記制御情報に対する応答データを含む制御情報が受信されないとき、前記制御情報送信手段により送信された制御情報を再送する制御情報再送手段とを備え、前記子局は、予め設定された時間間隔で前記制御チャネルに対する間欠受信動作を行う間欠受信動作制御手段と、前記間欠受信動作中に前記制御チャネルにおけるキャリアを検出するキャリア検出手段と、前記キャリア検出手段により前記制御チャネルにおけるキャリアが検出された場合は、前記再送時間と1フレームの時間長との和である受信継続時間が経過するまで受信動作を継続する受信継続手段と、前記受信継続手段による受信動作により、自局の指定データを含む制御情報を受信したか否かを検出する検出手段と、前記検出手段により自局の指定データを含む制御情報が検出された場合は、前記親局に対する応答データを含む制御情報を送信する応答手段とを備え、前記再送時間は、前記1フレームの時間長に前記子局の最大登録可能数の2倍の数を乗じた時間に設定されることを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、子局は待ち受け中に予め設定された時間間隔で間欠受信動作を行い、制御チャネルにてキャリア検出を行う。このとき、親局は子局の指定データを含む制御情報をフレーム単位で送信する。すると、子局はキャリアを検出し、受信動作を受信継続時間だけ継続する。一方、親局は所定の再送時間の経過時までに指定した子局から応答データを受信しないと、送信済みの制御情報を子局に再送する。このとき、子局の受信継続時間は、前記再送時間と1フレームの時間長の和に設定されているので、再送された制御情報を確実に受信できる。また、子局は受信した制御情報から自局の指定データを検出すると、応答データを含む制御情報を親局に送信するので、親局と子局は速やかに通話チャネルによる通信に移行できる。このように、子局の受信継続時間は、親局から再送される制御情報を受信するために必要な最小の時間に設定されるので、間欠受信時の消費電力を抑えることができる。また、無線通信システムは複数の子局の登録数を記憶し、再送時間を最大登録可能数の子局に制御情報を送信するための最大登録可能数フレームと、これに対し子局からの応答データを受信するための最大登録可能数フレームとの和である最大登録可能数の2倍の数を乗じたフレーム分に設定した。よって、半二重方式によりフレームデータを送受信する場合の再送時間が最小化され、更に受信継続時間もその分短くすることができる。
【0009】
請求項2に記載の無線通信システムは、請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記受信継続手段による受信継続中に、前記検出手段の検出結果が得られた場合、受信継続動作を中止する受信継続中止手段を更に備えたことを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、子局が間欠受信時にキャリアを検出し、受信継続状態になった場合、制御情報に自局の指定データを含むことが検出されるか、あるいは自局の指定データを含まないことが検出される場合は、受信継続動作を中止する。よって、自局の指定データを含むか否かが不明である場合のみ受信継続時間までの受信動作を続ければよく、不要な受信を行う時間が短縮され、間欠受信時の消費電力を一層抑えることができる。
【0011】
【0012】
【0013】
請求項3に記載の無線通信システムは、親局と複数の子局を備え、該親局と該子局は予め定められた制御チャネルを介して制御情報をフレーム単位で送受信し、複数の子局の登録数を記憶する記憶手段を有し、該制御情報に従って無線接続を確立する無線通信システムであって、前記親局は、実際に登録されている子局の数を示すデータを送信する子局登録数送信手段と、前記子局の指定データを含む制御情報を送信する制御情報送信手段と、前記制御情報の送信タイミングから、登録子局数に対応づけて設定される再送時間が経過するまでに前記指定データにより示される子局から前記制御情報に対する応答データを含む制御情報が受信されないとき、前記制御情報送信手段により送信された制御情報を再送する制御情報再送手段とを備え、前記子局は、前記子局登録数送信手段により送信された前記登録子局数を示すデータを受信して、記憶する子局登録数記憶手段と、予め設定された時間間隔で前記制御チャネルに対する間欠受信動作を行う間欠受信動作制御手段と、前記間欠受信動作中に前記制御チャネルにおけるキャリアを検出するキャリア検出手段と、前記キャリア検出手段により前記制御チャネルにおけるキャリアが検出された場合は、前記子局登録数記憶手段から前記登録子局数を示すデータを読み出して、前記登録子局数に対応づけて設定される前記再送時間と1フレームの和である受信継続時間が経過するまで受信動作を継続する受信継続手段と、前記受信継続手段による受信動作により、自局の指定データを含む制御情報を受信したか否かを検出する検出手段と、前記検出手段により自局の指定データを含む制御情報が検出された場合は、前記親局に対する応答データを含む制御情報を送信する応答手段とを備え、前記再送時間は、前記1フレームの時間長に前記登録子局数の2倍の数を乗じた時間に設定されることを特徴とする無線通信システム。
【0014】
この発明によれば、親局から子局の実際の登録台数を予め送信し、これを受信した子局は登録子局数を記憶しておく。そして、子局は待ち受け中に予め設定された時間間隔で間欠受信動作を行い、制御チャネルにてキャリア検出を行う。このとき、親局は子局の指定データを含む制御情報をフレーム単位で送信する。すると、子局はキャリアを検出し、受信動作を受信継続時間だけ継続する。一方、親局は登録子局数に対応して設定される再送時間が経過するまでに指定した子局から応答データを受信しないと、送信済みの制御情報を子局に再送する。このとき、子局は登録子局数を示すデータを読み出し、登録子局数に対応して設定される前記再送時間と1フレームの時間長の和に受信継続時間を設定するので、再送された制御情報を確実に受信できる。また、子局は受信した制御情報から自局の指定データを検出すると、応答データを含む制御情報を親局に送信するので、親局と子局は速やかに通話チャネルによる通信に移行できる。このように、子局の受信継続時間は、親局から再送される制御情報を受信するために必要な最小の時間に設定され、しかも登録子局数に対応して適切な時間に可変可能なので、システム構成に柔軟に対応しつつ間欠受信時の消費電力を抑えることができる。更に無線通信システムに実際に登録されている子局が登録子局数である場合、再送時間を登録子局数の子局に制御情報を送信するための登録子局数フレームと、これに対し子局からの応答データを受信するための登録子局数フレームとの和である登録子局数の2倍の数を乗じたフレーム分に設定した。よって、半二重方式によりフレームデータを送受信する場合の再送時間及び受信継続時間をシステム構成に柔軟に対応しつつ最小化することができる。
【0015】
請求項4に記載の無線通信システムは、請求項3に記載の無線通信システムにおいて、前記受信継続手段による受信継続中に、前記検出手段の検出結果が得られた場合、受信継続動作を中止する受信継続中止手段を更に備えたことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、子局が間欠受信時にキャリアを検出し、受信継続状態になった場合、自局の制御情報を含むか否かが判断される場合は、受信継続動作を中止するようにした。よって、自局の制御情報を含むか否かが不明である場合のみ受信継続を継続すればよく、不要な受信を行う時間が短縮され、間欠受信時の消費電力を一層抑えることができる。
【0017】
【0018】
【0019】
請求項5に記載の無線通信システムは、請求項1乃至4の何れか一項に記載の無線通信システムにおいて、前記無線通信システムは、電話回線に接続されたコードレス電話システムであることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、コードレス電話システムにおいて、親局と子局の間で制御チャネルを使用して制御情報を送受信し、子局は待ち受け時に間欠受信を行う場合に上述のような制御を行うようにした。よって、コードレス電話の子局は、待ち受け時に消費電力を抑えることができ、待ち受け時間を長くすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。ここでは、親局と複数の子局を備え、250MHz帯/380MHz帯を使用して、制御チャネルによる制御情報の送受信と、通話チャネルによる音声信号の送受信を行うアナログコードレス電話システムに対して本発明を適用した場合の実施の形態を説明する。
【0022】
図1は、本実施形態に係るコードレス電話システムのシステム構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係るコードレス電話システムは、電話回線に接続される親局1と、親局1と無線接続される4台の子局2、3、4、5を含んで構成されている。なお、子局の台数は更に多くしてもよいが、簡単のため4台の子局を含む場合について説明する。
【0023】
図1において、親局1と子局2〜5の間の無線接続に際し、親局1の送信周波数及び子局2〜5の受信周波数は380MHz帯が用いられ、子局2〜5の送信周波数及び親局1の受信周波数は250MHz帯が用いられる。そして、それぞれの周波数帯においては、全部で89チャネルの無線チャネルが確保される。無線チャネルのうち大部分は通話チャネルとして割り当てられるが、予め定められた一部の無線チャネルは制御チャネルとして使用される。親局1と子局2〜5はまず制御チャネルを用いて無線接続を確立し、空きチャネルであることが確認された一の通話チャネルを用いて以後の無線通信を行う。
【0024】
例えば、子局2が親局1を介して電話回線による通話を行っている場合には、子局2からのマイク等の音声入力信号により、250MHz帯の所定の通話チャネルがFM変調されて親局1に送信され、親局1で受信後、これを復調して電話回線に送出する。一方、電話回線から親局1に到来する音声信号により、380MHz帯の所定の通話チャネルがFM変調されて子局2に送信され、子局2で受信後、これを復調してレシーバ等から音声出力する。このように親局1と子局2の間では、2周波を用いて音声信号が全二重方式により送受信されている。
【0025】
一方、通話開始前においては、子局2〜5は380MHz帯の定められた制御チャネルを間欠的に受信して、親局1から送信される呼び出しデータを待ち続ける。このように、子局2〜5は間欠受信動作を行うことで、待ち受け時の消費電力をできるだけ抑えている。制御チャネルでは、呼び出しデータ以外にも各種制御情報がフレームデータとして親局1と子局2〜5の間で送受信される。このフレームデータは1フレームの時間長が一定になっている。そして、フレームデータに基づいて制御チャネルに対し1200〜2400bps程度の変調速度でMSK変調を施した上で、親局1と子局2〜5の間で半二重方式により送受信が行われる。
【0026】
図2は、本実施形態において、親局1と子局2〜5の間で送受信されるフレームデータのデータ構造を示す図である。図2に示すように、フレームデータは、ID、BCH符号、子局番号、送信データ、BCH符号を含んで構成され、それぞれ所要のビット数が配分されている。また、先頭部には図示しないビット同期、フレーム同期用の所定のパターンを含むのが一般的である。
【0027】
図2のフレームデータにおいて、IDは個々のコードレス電話システムに固有の番号として付与されている。これにより、電波到達範囲内に複数のコードレス電話システムが存在する場合でも、親局1及び子局2〜5がこのIDを解析することにより、受信されたフレームデータが自局の属するコードレス電話システム内で送信されたものであることを正しく認識することができる。
【0028】
子局番号は、コードレス電話システム内に含まれる子局を区別するために付与される番号である。実際に登録されている子局が何台であっても、登録可能な最大数の子局を区別できる程度のビット数を配分する必要がある。この子局番号は、親局1から子局2〜5に送信されるフレームデータでは、送信先の子局を意味するが、子局2〜5から親局1に送信されるフレームデータでは、発信元の子局を意味する。
【0029】
送信データは、実際に送信すべきデータであり、所定の指示を伝えるコマンドや種々の状態等を示すステータスなどの種別がある。例えば、親局1から子局2〜5に送信される呼び出しデータや、子局2〜5から親局1に送信される応答データなどがある。なお、送信データの先頭に送信データの種別を示すコードを設けてもよい。
【0030】
IDに続くBCH符号、及び送信データに続くBCH符号は、フレームデータを読み出す際に無線ノイズ等に起因する誤りを訂正するために付加されている。IDの部分とそれ以外の部分に分けてそれぞれ誤り訂正を行うようにしている。BCH符号に割り当てるビット数は多いほど強力な誤り訂正が行えるが、全体のビット配分との兼ね合いで適切なビット数が割り当てられる。
【0031】
以上のように構成されたフレームデータは、上述したように各要素に適宜にビット配分されるが、フレームデータの総ビット数を一定値に設定しておくのが一般的である。このようにすると、変調速度が1200bpsあるいは2400bpsと一定であるため、1フレームの時間長を一定に保つことができ、データ送受信の際のタイミング設計が簡単になる。
【0032】
図2に示すフレームデータにより、制御チャネルを使用して親局1から子局2〜5へ呼び出しデータ等を送信し、これを間欠受信中の子局2〜5が受信すると、子局2〜5は自局宛ての呼び出しデータであることを確認した上で、親局1に対し応答データを含むフレームデータを送信する。一方、親局1は、応答データが返送されない場合には、最初にフレームデータを送信したタイミングから所定の再送時間が経過したタイミングで、フレームデータを再送する。この再送時間の設定の詳細については後述する。
【0033】
次に、図3及び図4を用いて、本実施形態において、待ち受け時の子局2により行われる間欠受信動作及びこれに伴うフレームデータの送受信処理について説明する。なお、子局3〜5の場合も同様であるので、代表して子局2の場合について説明する。
【0034】
図3は、子局2が間欠受信を行っている場合に、親局1からフレームデータが送信されないときのタイミングチャートである。図3に示すように、子局2は、受信オフの状態から、一定の時間間隔Tごとに間欠的に受信オンの状態にして制御チャネルに対する受信動作を行う。具体的には、無線系への電源の供給を開始し、定められた制御チャネルに受信周波数を安定化させ、キャリア検出を行う。そして、制御チャネルにてキャリアが検出されないことが確認されると、再び無線系への電源の供給を停止する。図3に示すように、この一連の動作を行うのにTonの時間を要することがわかる。
【0035】
図3の例では、親局1からのフレームデータが送信されず、制御チャネルは常にキャリアがない状態なので、時間間隔Tごとに常にTonだけ受信オンとなるパターンが繰り返される。ここで、一般に間欠受信の時間間隔Tが長ければ長いほど、あるいは受信オンとなる時間Tonが短ければ短いほど、消費電力を抑えることができる。しかし、Tをあまり長くすると呼び出しデータに対するレスポンスが遅れることが問題となるし、Tonは無線回路の特性に左右されるので、それぞれ制約がある。
【0036】
次に、図4は、子局2が間欠受信を行っている場合に、親局1からフレームデータが送信される場合のタイミングチャートである。図4に示すように、最初に受信オンとなるときは、まだ親局1からフレームデータが送信されないため、子局2では、上述のようにTonの間だけ受信オンとなる。そして、時間間隔Tが経過して2回目に受信オンとなる前のタイミングt1において、親局1は子局2に対しフレームデータの送信を開始する。このフレームデータは、例えば電話回線への着信があった場合に、子局2に対して送信すべき呼び出しデータを含んでいる。また、フレームデータは、1フレームが一定の時間長Tfとなっている。
【0037】
なお、フレームデータが送受信されていない時間帯においては、親局1の送信状態は図中一点鎖線で示すように定かではない。つまり、他の子局3〜5に対する呼び出しデータ等の送信を行う場合があるからである。しかし、制御チャネルへの連続的な占有時間の上限は4秒程度なので、あまり長時間送信状態を保つことはできない。
【0038】
タイミングt1以降、子局2では受信オンとなって、電源が立ち上がりかつ受信周波数が安定化するための遅延時間を経たタイミングt2において、親局1が使用中の制御チャネルに対するキャリアが検出される。この場合は、子局2は自局宛てのフレームデータが受信されたか否かを調べるため、受信オフの状態には移らず、タイミングt2から一定の受信継続時間だけ受信オンの状態を継続する。本実施形態では、この受信継続時間が、後述の再送時間Trと1フレームの時間長Tfとの和に設定されている。
【0039】
図4に示す例では、子局2によるフレームデータの受信とその解析は、タイミングt2以降に開始される。一方、タイミングt2では、既に親局1はフレームデータの送信の途中であるため、先頭付近が欠落した状態のフレームデータが子局2により受信されることになる。この場合、子局2は正常にフレームデータの解析を行うことができない。
【0040】
一方、親局1は送信したフレームデータに対する応答データとして子局2から送信されるべきフレームデータが受信されないので、タイミングt2から所定の再送時間Tr経過後に、当該フレームデータの再送を開始する。この再送時間Trはコードレス電話システムの仕様等を考慮して、適切な値が定められているが、具体的な定め方については後述する。
【0041】
そして、フレームデータの再送開始後、1フレームの時間長Tfを経たタイミングt3で、親局1によるフレームデータの再送が完了する。ここで、t3=t1+Tr+Tfの関係にあり、タイミングt2よりタイミングt1が前であることから、タイミングt3において、まだ子局2の受信継続時間Tr+Tfが終了していないことがわかる。よって、子局2では、再送されたフレームデータの全体を受信することができ、正常にフレームデータの解析を行って自局宛ての呼び出しデータを識別することができる。
【0042】
なお、図4では、子局2が受信継続時間Tr+Tfの間は、受信オンの状態を継続している場合を示しているが、実際には、自局宛ての呼び出しデータであることが受信継続時間内に識別できれば、その時点で間欠受信を停止して通話チャネルを用いた親局1との通信に移行すればよい。また、自局宛てではなく他の子局3〜5宛ての制御情報、あるいは他のコードレス電話システムにおける各種制御情報であると判断できた場合は、その時点で受信継続状態を停止すればよい。
【0043】
次に、図5は、間欠受信中の子局2により行われるフレームデータの受信処理を示すフローチャートである。なお、子局3〜5の場合も同様の処理が行われるので、代表して子局2の場合について説明する。
【0044】
図5では、子局2が現在待ち受け状態にあり、間欠受信動作を行っているものとする。そして、上述のように時間間隔Tごとに受信オンとするタイミングが到来すると、ステップS1では、子局2により予め定められた制御チャネルに対する受信動作が開始される。
【0045】
ステップS2では、制御チャネルに対するキャリア検出を行う。すなわち、制御チャネルに該当する周波数の受信波が存在するか否かを、受信回路における受信レベル等に基づき判断する。その結果、キャリアが検出されない場合は(ステップS2;NO)、ステップS3に移り、キャリアが検出された場合は(ステップS2;YES)、ステップS4に移る。
【0046】
ステップS3では、制御チャネルにキャリアが存在しないことが確認されたので、制御チャネルに対する受信動作を停止する。この場合、ステップS1で受信開始してから、ステップS3で受信停止するまでに、上述の時間Tonを要することになる。
【0047】
一方、ステップS4では、現在受信している制御チャネルにフレームデータが受信され、更にIDと子局番号から自局宛てのフレームデータであるか否かを判断する。その結果、自局宛てのフレームデータであると判断される場合は(ステップS4;YES)、ステップS5に移り、自局宛てのフレームデータであると判断できなければ(ステップS4;NO)、ステップS6に移る。なお、ステップS4の「NO」の判断には、自局宛てのフレームデータであるか否かが不明である場合も含まれる。
【0048】
ステップS5では、親局1に応答データを送信するなどして通話チャネルにおける通信動作に移行する。なお、親局1から子局2に対し、空きチャネルの情報等も送信される。
【0049】
一方、ステップS6では、現在受信している制御チャネルにフレームデータが受信され、更にIDと子局番号から他局宛てのフレームデータであるか否かを判断する。その結果、他局宛てのフレームデータであると判断される場合は(ステップS6;YES)、もはや受信動作を継続する必要がないので、ステップS3に移り、他局宛てのフレームデータであると判断できなければ(ステップS6;NO)、ステップS7に移る。なお、ステップS6の「NO」の判断には、他局宛てのフレームデータであるか否かが不明である場合も含まれる。
【0050】
ステップS7では、キャリアが検出されてから、上述の受信継続時間Tr+Tfが経過したか否かを判定する。その結果、受信継続時間Tr+Tfが経過したと判定された場合は(ステップS7;YES)、受信動作を停止するため、ステップS3に移る。一方、受信継続時間Tr+Tfがまだ経過していないと判定された場合は(ステップS7;NO)、ステップS2に戻り、ステップS2乃至ステップS7の処理を繰り返す。
【0051】
子局2は以上の処理を行うことにより、制御チャネルにおいてキャリアが検出された場合、親局1からのフレームデータの送信タイミングにかかわらず当該フレームデータを受信することができる。つまり、親局1から最初に送信されたフレームデータを受信することができないときでも、再送時間経過後に再送されるフレームデータを確実に受信できるように子局2の受信動作が継続される。また、自局宛てではないフレームデータが受信されると、受信動作の継続を中止するので、無駄な受信を行わなくてすむ。
【0052】
次に、図6を用いて、親局1における再送時間Trの具体的に設定方法について説明する。本実施形態では、子局2〜5の受信継続時間がTr+Tfであるため、この再送時間Trが短いほど子局2〜5の消費電力低減に有利となる。そこで、図6では、4台の子局2〜5が登録されている場合に、できるだけ短い再送時間Trが設定可能となる条件をタイミングチャートにより説明する。
【0053】
図6では、親局1から全ての子局2〜5に対する呼び出しデータを含むフレームデータを送信するものとする。また、この呼び出しデータを受信した子局2〜5からは親局1に対する応答データを含むフレームデータを送信するものとする。親局1と子局2〜5の制御チャネルにおけるフレームデータの送受信は、上述したように半二重方式により行われるので、親局1と子局2〜5の間で送受信される各フレームデータのタイミングを適切に考慮する必要がある。
【0054】
図6に示すように、親局1と子局2〜5の間で送受信されるフレームデータとしてフレーム1乃至フレーム8を連続的に順次割り当てるようにする。これらは、親局1から子局2〜5に呼び出しデータを送信するための奇数フレームと、子局2〜5から親局1に応答データを送信するための偶数フレームに分けることができる。なお、本実施形態においては、1フレームの時間長Tfには、実際のフレームデータのデータ送出時間に加えて、無線回路の立ち上げや無線周波数の安定に要する時間がマージンとして含まれているものとする。
【0055】
まず、親局1はフレーム1により子局2に対し呼び出しデータを送信する。同様に、フレーム3により子局3に対し、フレーム5により子局4に対し、フレーム7により子局5に対しそれぞれ呼び出しデータを送信する。
【0056】
一方、呼び出しデータが子局2〜5で受信された場合でも、その応答データを送信するまでには、一定の処理時間が必要であるため、例えば子局2がフレーム2で直ちに応答データを親局1に送信することできない。よって、子局2は、2フレーム分を挟んだフレーム4により応答データを送信する。同様に、子局3はフレーム6により、子局4はフレーム8によりそれぞれ応答データを送信する。また、子局5は、次の周期のフレーム2により応答データを送信する。
【0057】
そして、親局1が子局2〜5からの偶数フレームによる応答データを受信しなかった場合は、次の周期において、同様の順で奇数フレームによる子局2〜5に対する呼び出しデータの再送を行う。従って、例えば子局2に対する応答データはフレーム1で送信された後、次の周期のフレーム1で再送されることになり、この周期はそのまま再送時間Trとなる。子局2〜5に対しても同様の再送時間Tr経過後に呼び出しデータの再送が行われることになる。
【0058】
そして、上述の周期は8つのフレームが連続しているので、1フレームの時間長Trの8倍となる。その結果、再送時間Trと1フレームの時間長Trの関係はTr=8Tfの関係を満たすことがわかる。この場合、上述の子局2〜5の受信継続時間はTr+Tf=9Tfとなる。
【0059】
なお、以上の説明は子局の登録可能台数が4台であること前提としたが、一般にN台の子局が登録可能である場合にも同様に考えてよい。この場合は、再送時間Trが、Tr=2N×Tfという関係を満たす。また、この場合の子局2〜5の受信継続時間は(2N+1)Tfとなる。
【0060】
ところで、以上説明した再送時間Trの設定は、コードレス電話システムに登録可能な子局台数Nに依存することになる。しかし、実際のコードレス電話システムでは、登録可能なN台の子局がすべて登録されるとは限らず、M(N>N)台の子局のみが登録されて用いられることがある。この場合には、例えば図6のフレーム中、未登録の子局の対応する部分は空きフレームとなりデータの送受信が行われない。
【0061】
しかし、このように実際には登録されていない子局のために、空きフレームを設けるのでなく、各フレームの繰り返し周期を伸び縮みさせる方がより再送時間Trと受信継続時間Tr+Tfを短縮させることができる。そのためには、子局の実際の登録台数Mは親局1のみ認識可能であることから、これを子局2〜5に告知すると共に、再送時間をMに対応づけて可変設定する必要がある。また、子局2〜5は親局1から告知された登録台数Mを記憶すると共に、受信継続時間をMに対応づけて可変設定する必要がある。
【0062】
具体的には、親局から適当なタイミングで子局の登録台数Mを含むフレームデータを子局2〜5に送信する。これを受信した子局2〜5では、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ手段にMを記憶しておく。そして、親局1が子局2〜5にフレームデータを送信後の再送時間Trを、Mに適合させて、例えば2M×Tfに設定する。一方、子局2〜5は、上述のステップS7の処理に際して、メモリ手段から読み出したMに対応する受信継続時間Tr+Tfを、例えば(2M+1)Tfに設定し、この値を基準に判断を行うようにする。
【0063】
以上のように子局の実際の登録台数Mに適合して再送時間Trと受信継続時間Tr+Tfを可変設定することで、子局登録可能台数Nより実際の登録台数Mが小さい場合に、フレームデータの送受信をより短縮し、子局の間欠受信時の消費電力も一層少なくすることが可能となる。
【0064】
なお、上述の実施形態では、主に子局2により間欠受信中のフレームデータ受信処理が行われる場合を説明したが、その他の子局についても同様であることはもちろんであり、更に親局が子局同様に間欠受信を行い、上述のフレームデータ受信処理を行うようにしてもよい。この場合、親局においても消費電力の低減が実現できる点で有用な処理となる。
【0065】
また、上述の実施形態では、本発明をアナログコードレス電話システムに対して適用する場合を説明したが、これに限らず、親局と子局の間で制御チャネルを用いて制御情報を半二重方式により送受信し、子局が一定の時間間隔で間欠受信を行う無線通信システムに対して本発明を広く適用することができる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、子局が待ち受け中の間欠受信動作を行うのに際し、キャリア検出時の受信継続時間を親局の再送時間と1フレームの時間長の和に設定するようにしたので、制御情報を確実に送受信しつつ、子局のトータルの受信時間が短くでき、間欠受信時の消費電力を抑えることが可能な無線通信システムを提供できる。また、複数の子局を登録可能な無線通信システムにおいて、再送時間を最大登録可能数の2倍の数を乗じたフレーム分に設定したので、半二重方式によりフレームデータを送受信する場合の再送時間と受信継続時間とを最小に設定可能な無線通信システムを提供できる。
【0067】
請求項2に記載の発明によれば、子局が間欠受信時に受信継続状態となったとき、制御情報に自局の指定データを含むか否かが判断される場合には、受信継続動作を中止するようにしたので、不要な受信を行う時間を短くすることができ、間欠受信時の消費電力を一層抑えることが可能な無線通信システムを提供できる。
【0068】
【0069】
請求項3に記載の発明によれば、実際の子局の登録台数を子局に送信して子局似て記憶し、前記再送時間を登録子局数に対応づけて設定するようにしたので、これに応じて受信継続時間も適切に可変され、システム構成に柔軟に対応しつつ間欠受信時の消費電力を抑えることが可能な無線通信システムを提供できる。また、実際に登録子局数の子局が登録されている無線通信システムにおいて、再送時間を1フレームの時間長に登録子局数の2倍の数を乗じたフレーム分に設定したので、半二重方式によりフレームデータを送受信する場合の再送時間と受信継続時間とをシステム構成に柔軟に対応しつつ最小化して設定可能な無線通信システムを提供できる。
【0070】
請求項4に記載の発明によれば、子局が間欠受信時に受信継続状態となったとき、制御情報に自局の指定データを含むか否かが判断される場合には、受信継続動作を中止するようにしたので、不要な受信を行う時間を短くすることができ、間欠受信時の消費電力を一層抑えることが可能な無線通信システムを提供できる。
【0071】
【0072】
請求項5に記載の発明によれば、コードレス電話システムにおいて上述のような制御を行うようにしたので、コードレス電話の子局は、待ち受け時に消費電力を抑えることができ、長い待ち受け時間をとれる利便性の高い子局を備えるコードレス電話システムが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるコードレス電話システムのシステム構成図である。
【図2】 本発明の実施形態におけるフレームデータのデータ構造を示す図である。
【図3】 間欠受信を行う子局に対し、親局からフレームデータが送信されない場合の受信動作のタイミングチャートである。
【図4】 間欠受信を行う子局に対し、親局からフレームデータが送信される場合の受信動作のタイミングチャートである。
【図5】 子局により行われる間欠動作中のフレームデータの受信処理を示すフローチャートである。
【図6】 4台の子局を備える場合に、親局における再送時間の設定方法を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…親局
2、3、4、5…子局
Claims (5)
- 親局と子局を備え、該親局と該子局は予め定められた制御チャネルを介して制御情報をフレーム単位で送受信し、複数の子局の登録数を記憶する記憶手段を有し、該制御情報に従って無線接続を確立する無線通信システムであって、
前記親局は、
前記子局の指定データを含む制御情報を送信する制御情報送信手段と、
前記制御情報の送信タイミングから所定の再送時間が経過するまでに前記指定データにより示される子局から前記制御情報に対する応答データを含む制御情報が受信されないとき、前記制御情報送信手段により送信された制御情報を再送する制御情報再送手段と、
を備え、
前記子局は、
予め設定された時間間隔で前記制御チャネルに対する間欠受信動作を行う間欠受信動作制御手段と、
前記間欠受信動作中に前記制御チャネルにおけるキャリアを検出するキャリア検出手段と、
前記キャリア検出手段により前記制御チャネルにおけるキャリアが検出された場合は、前記再送時間と1フレームの時間長との和である受信継続時間が経過するまで受信動作を継続する受信継続手段と、
前記受信継続手段による受信動作により、自局の指定データを含む制御情報を受信したか否かを検出する検出手段と、
前記検出手段により自局の指定データを含む制御情報が検出された場合は、前記親局に対する応答データを含む制御情報を送信する応答手段と、
を備え、
前記再送時間は、前記1フレームの時間長に前記子局の最大登録可能数の2倍の数を乗じた時間に設定されることを特徴とする無線通信システム。 - 前記受信継続手段による受信継続中に、前記検出手段の検出結果が得られた場合、受信継続動作を中止する受信継続中止手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 親局と複数の子局を備え、該親局と該子局は予め定められた制御チャネルを介して制御情報をフレーム単位で送受信し、複数の子局の登録数を記憶する記憶手段を有し、該制御情報に従って無線接続を確立する無線通信システムであって、
前記親局は、
実際に登録されている子局の数を示すデータを送信する子局登録数送信手段と、
前記子局の指定データを含む制御情報を送信する制御情報送信手段と、
前記制御情報の送信タイミングから、登録子局数に対応づけて設定される再送時間が経過するまでに前記指定データにより示される子局から前記制御情報に対する応答データを含む制御情報が受信されないとき、前記制御情報送信手段により送信された制御情報を再送する制御情報再送手段と、
を備え、
前記子局は、
前記子局登録数送信手段により送信された前記登録子局数を示すデータを受信して、記憶する子局登録数記憶手段と、
予め設定された時間間隔で前記制御チャネルに対する間欠受信動作を行う間欠受信動作制御手段と、
前記間欠受信動作中に前記制御チャネルにおけるキャリアを検出するキャリア検出手段と、
前記キャリア検出手段により前記制御チャネルにおけるキャリアが検出された場合は、前記子局登録数記憶手段から前記登録子局数を示すデータを読み出して、前記登録子局数 に対応づけて設定される前記再送時間と1フレームの和である受信継続時間が経過するまで受信動作を継続する受信継続手段と、
前記受信継続手段による受信動作により、自局の指定データを含む制御情報を受信したか否かを検出する検出手段と、
前記検出手段により自局の指定データを含む制御情報が検出された場合は、前記親局に対する応答データを含む制御情報を送信する応答手段と、
を備え、
前記再送時間は、前記1フレームの時間長に前記登録子局数の2倍の数を乗じた時間に設定されるに設定されることを特徴とする無線通信システム。 - 前記受信継続手段による受信継続中に、前記検出手段の検出結果が得られた場合、受信継続動作を中止する受信継続中止手段を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
- 前記無線通信システムは、電話回線に接続されたコードレス電話システムであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の無線通信システム。
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