JPH09191304A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH09191304A
JPH09191304A JP8000815A JP81596A JPH09191304A JP H09191304 A JPH09191304 A JP H09191304A JP 8000815 A JP8000815 A JP 8000815A JP 81596 A JP81596 A JP 81596A JP H09191304 A JPH09191304 A JP H09191304A
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radio
terminal device
wireless
wireless terminal
transmission
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JP8000815A
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Koji Otake
幸次 大竹
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、TDMA方式が適用された無線通
信システムに関し、システムの構成に柔軟に適応して送
信電力のレベルを設定することを目的とする。 【解決手段】 タイムスロットの何れかを伝送路とする
制御信号と通話信号とを選択ダイバーシチ方式に基づい
て受信する無線端末装置111〜11Mと、無線端末装置
111〜11Mに生起した個々の呼について無線チャネル
設定制御を行い、これらの呼が生起した個々の無線端末
装置が受信すべきタイムスロットに時間軸上で先行する
タイムスロットの期間に無線周波信号を送信する無線基
地局13とを備えた電力制御方式において、無線端末装
置111〜11Mには、自局の状態に適応した値に無線周
波信号のレベルを決定して無線基地局13に通知する送
信レベル通知手段15を有し、無線基地局13には、そ
の通知された値に無線周波信号のレベルを設定する送信
レベル設定手段17を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物理的な無線回線
がTDMA方式に基づいて送信と受信とに共用され、か
つ受信端の全てまたは一部に選択ダイバーシチ方式が適
用された無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル伝送技術に併せて、交
換、伝送および情報処理等の技術を有機的に結合するこ
とにより、例えば、財団法人電波システム開発センター
の標準規格STD−27に準拠した種々のディジタル移
動通信システムが実用化されつつある。
【0003】このようなディジタル移動通信システムで
は、音声等の伝送情報や無線チャネル設定制御にかかわ
る制御情報の無線伝送にTDMA方式が適用される。図
10は、ディジタル移動通信システムの構成例を示す図
である。
【0004】図において、無線基地局801〜80Mは無
線回線制御局81および交換局82を介して網およびホ
ームメモリ局(図示されない。)に接続され、これらの
無線基地局が形成する無線ゾーンには移動局831〜8
Nが位置する。無線基地局801 では、送信部84の
出力が送信アンテナ85の給電端に接続され、受信アン
テナ86の給電端は受信部87の入力に接続される。送
信部84の変調入力および第一の制御入出力と受信部8
7の復調出力および第一の制御入出力とはタイミング制
御部88の対応する入出力端子に接続され、そのタイミ
ング制御部88はインタフェース部89を介して無線回
線制御局81に接続される。送信部84および受信部8
7の第二の制御入出力とタイミング制御部88の制御入
出力とは、プロセッサ90の対応する入出力ポートに接
続される。
【0005】また、移動局831 では、送信部91の出
力は送受共用アンテナ92の給電端とアンテナスイッチ
93の一方の接点とに接続され、受信アンテナ94の給
電端はそのアンテナスイッチの他方の接点に接続され
る。アンテナスイッチ93の共通接点と制御入力とは、
受信部95の入力と選択出力とに接続される。送信部9
1および受信部95の局発入力にはシンセサイザ部96
の対応する出力が接続され、送信部91の変調入力およ
び第一の制御入出力と、受信部95の復調出力および第
一の制御入出力と、シンセサイザ部96の第一の制御入
出力とは、タイミング制御部97の対応する入出力端子
に接続される。送信部91、受信部95およびシンセサ
イザ部96の第二の制御入出力と、タイミング制御部9
7の制御入出力とはプロセッサ98の対応する入出力ポ
ートに接続され、そのプロセッサには図示されない双方
向のインタフェース部を介してマイクおよびレシーバが
接続される。
【0006】なお、移動局832〜83Nの構成について
は、移動局831 の構成と同じであるから、ここでは、
簡単のため、図示および説明を省略する。ところで、上
述したTDMA方式の下では、例えば、図11に示すよ
うに、移動局831〜83Nで送信に供されるタイムスロ
ットTと、同様に受信に供されるタイムスロットRと、
これらのタイムスロットの間に配置され、かつこれらの
送信や受信の対象となる無線チャネル以外の無線チャネ
ルに対するアクセスに供されるタイムスロットIとから
なるサブフレームが形成される。
【0007】また、このようなサブフレームについて
は、移動局831〜83Nが送信したタイムスロットT
(図11)に後続して無線基地局801〜80Mが送信
すべきタイムスロットR(図11)の先頭は、そのタ
イムスロットTの末端に対して約1ms遅れた時点(図
11)に設定される。なお、以下では、時間軸上でこ
のような時点と上述したタイムスロットTの末尾とで挟
まれた期間(図11)については、単に「遅延期間」
という。
【0008】無線基地局801 では、タイミング制御部
88は上述したTDMA方式とサブフレームの構成とに
基づいてタイムスロットT、Rの期間を決定する。プロ
セッサ90は、無線チャネル設定制御の手順に基づい
て、移動局(ここでは、簡単のため符号「831 」で示
されると仮定する。)に向けて送信すべき伝送情報を生
成し、所定のフレーム構成に適応したビット列に変換す
る。送信部84は、このようなビット列で搬送波信号を
変調して得られる送信波を送信アンテナ85を介して送
信する。
【0009】一方、移動局831 では、受信部95は、
タイミング制御部97が行う同期制御の下で上述した遅
延期間をサブフレームの周期毎に認識し、その遅延期間
に送受共用アンテナ92と受信アンテナ94とを介して
得られる受信波をアンテナスイッチ93を介して取り込
むと共に、両者の電界強度を比較する。さらに、受信部
95は、後続するタイムスロットR(図11)の期間
には、これらのアンテナの給電端の内、上述した電界強
度が大きい受信波が得られた一方をそのアンテナスイッ
チ95を介して選択することにより選択ダイバーシチを
行う。
【0010】また、受信部95は、無線基地局801
よって送信されたビット列の受信波をこのような選択ダ
イバーシチの下で受信し、かつタイミング制御部97の
制御の下でビット同期およびフレーム同期をとりつつ復
調して(そのタイミング制御部を介して)プロセッサ9
8に与える。
【0011】さらに、タイミング制御部97は上述した
同期制御の下でタイムスロットTの期間を求め、プロセ
ッサ98は送信すべき伝送情報を含むビット列をそのタ
イムスロットTの期間に送信部91に与える。送信部9
1は、そのビット列を送受共用アンテナ92を介して順
次無線基地局801 に向けて送信する。一方、無線基地
局801 では、受信アンテナ86、受信部87およびタ
イミング制御部88は、これらのビット列を示す受信波
を受信し、移動局831 における受信アンテナ94、受
信部95およびタイミング制御部97と同様の復調処理
を施すことにより個々のビット列を順次復元し、そのビ
ット列をプロセッサ90や無線回線制御局81に与え
る。
【0012】ところで、上述したサブフレームの構成の
下では、制御用に割り付けられた上り無線伝送路を形成
する個々のタイムスロットTの期間には、複数の移動局
が同時に送信する「衝突」が発生し得る。しかし、無線
基地局801 では、プロセッサ90は、上述したように
タイムスロットTを介して受信された伝送情報が正常に
受信されると、その伝送情報の一部(パーシャルエコ
ー)を後続する下りのタイムスロットRを介して送信す
る。移動局83では、プロセッサ98は、このようなパ
ーシャルエコーを自局が送信した伝送情報の該当する一
部と一致するか否かを判別し、その判別の結果が真であ
る場合にはその伝送情報が正常に無線基地局80に伝達
されたことを認識するが、反対に偽である場合には、予
め決められた無線チャネル設定制御の手順に基づいて再
送その他の処理を行う。
【0013】以下、上述した遅延期間あるいはその遅延
期間を含むタイムスロットに無線基地局801 の送信部
84が送信すべき電力のレベルの設定について説明す
る。無線基地局801 では、プロセッサ90は、自局が
形成する無線ゾーンに位置する全ての移動局を宛先とし
て、送信部84および送信アンテナ85を介してその無
線ゾーンの制御チャネルに上述したレベルの閾値LtCCH
を報知情報(図12に網掛けをして示す。)として送出
する(図13)。
【0014】一方、このような閾値を受信した移動局で
は、プロセッサ98は、その移動局に何らかの呼が生起
すると、上述した制御チャネルの受信電界強度LCCH
計測し(図14)、その受信電界強度と閾値LtCCH
の差分Dを求めて(図14)その差を無線基地局80
1 に向けて送信する(図14)。無線基地局801
は、無線チャネル設定制御の手順の下でこのような差分
Dの値に対応して設定すべき送信電力のレベルLを示す
電力制御テーブルが、予め主記憶または図示されない外
部記憶装置に格納される。プロセッサ90は、その電力
制御テーブルを差分Dに基づいて参照することにより送
信電力のレベルを求め(図13)、そのレベルを送信
部84に与える(図13)。
【0015】送信部84は、このようにしてレベルが与
えられると、後続する個々のタイムスロットT(または
これらのタイムスロットに隣接するタイムスロットRに
先行する遅延時間の期間)に対して、そのレベルによる
送信を行う。一方、移動局831 では、受信部95は、
そのタイムスロットT(または遅延期間)に送受共用ア
ンテナ92と受信アンテナ94に到来する受信波の電界
強度をアンテナスイッチ93を介して取り込み、後続す
るタイムスロットRの期間にこれらのアンテナの内、そ
の電界強度が大きい一方を選択して受信処理を行う。
【0016】したがって、上述した各従来例では、図1
1に示すように、物理的な無線回線がTDMA方式の下
で送信と受信とに共用されるので、無線基地局および移
動局は送信および受信にかかわる処理を時系列の順に直
列に行うことができ、かつハードウエアの規模が小さい
選択ダイバーシチ(アンテナ切り替えダイバーシチ)方
式が適用されると共に、上述した衝突の回避その他の通
信制御や無線チャネル設定制御の処理が効率的に行われ
て伝送品質が高く維持される。
【0017】なお、上述した従来例では、レベルの設定
が制御チャネルのみについて行われているが、他の従来
例には、完了呼に割り付けられた通話チャネルについて
も同様にレベルの設定が行われるものもある。また、シ
ンセサイザ部96は、タイミング制御部97が行う同期
制御の下で送信すべき無線チャネルと受信すべき無線チ
ャネルとに適応した局発信号を生成し、それぞれ送信部
91および受信部95に与える。
【0018】さらに、タイムスロットIは、移動局83
が予め決められた無線チャネル設定制御の手順に基づい
て通話中チャネル切り替え(ハンドオフ)等を行うため
に、自局が位置する無線ゾーンに隣接する他の無線ゾー
ンの電界強度や伝送品質を計測する際にその移動局によ
ってアクセスされる。しかし、このようなアクセスや通
話中チャネル切り替えにかかわる各部の動作について
は、本願発明に関係がないので、ここではその説明を省
略する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例では、送信電力のレベルが無線基地局801〜80M
のみによって主導的に決定されていたために、ディジタ
ル移動通信システムが提供すべき多様なサービスの形態
に適応できない場合があった。さらに、このようなサー
ビスについては、移動通信システムの普及と運用の形態
の変遷とに応じてさらに多様化することが予想されるた
めに、如何なるサービスにも適用可能であることが要望
されていた。
【0020】また、上述したように決定された送信電力
による送信は、移動局に選択ダイバーシチ方式が適用さ
れているか否かにかかわらず行われていたために、無線
基地局801 では、無用に送信電力のレベルを可変する
処理が行われ、かつレベルで送信される場合があった。
しかし、このような移動局の構成については、無線伝送
技術の進展に応じて、将来、選択ダイバーシチ方式に代
わる方式が適用される可能性が高いために、無線基地局
801 との間に形成される実体的な無線伝送路の形態に
適応できることが要望されていた。
【0021】本発明は、無線チャネル設定制御の手順や
無線局の構成に適応して柔軟にかつ確実にタイムロット
毎の送信電力のレベルを設定できる無線通信システムを
提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の原理ブロック図である。
【0023】請求項1に記載の発明は、物理的な無線チ
ャネルにTDMA方式に基づいて形成された複数のタイ
ムスロットに無線チャネル設定制御の下でアクセスし、
かつこれらのタイムスロットの何れかを伝送路とする制
御信号と通話信号とを選択ダイバーシチ方式に基づいて
受信する無線端末装置111〜11Mと、無線端末装置1
1〜11Mに生起した個々の呼について無線チャネル設
定制御を行い、その無線チャネル設定制御の下で、これ
らの呼が生起した個々の無線端末装置が受信すべきタイ
ムスロットに時間軸上で先行するタイムスロットの期間
の全てまたは一部に、選択ダイバーシチ方式に基づくブ
ランチの選択の基準となる無線周波信号を送信する無線
基地局13とを備えた無線通信システムにおいて、無線
端末装置111〜11Mには、無線チャネル設定制御の下
で自局の状態に適応した値に無線周波信号のレベルを決
定し、その値を無線基地局13に通知する送信レベル通
知手段15を有し、無線基地局13には、送信レベル通
知手段15によって通知された値に無線周波信号のレベ
ルを設定する送信レベル設定手段17を有することを特
徴とする。
【0024】図2は、請求項2、3に記載の発明の原理
ブロック図である。請求項2に記載の発明は、物理的な
無線チャネルにTDMA方式に基づいて形成された複数
のタイムスロットに無線チャネル設定制御の下でアクセ
スし、かつこれらのタイムスロットの何れかを伝送路と
する制御信号と通話信号とを選択ダイバーシチ方式に基
づいて受信する第一の無線端末装置201〜20Mと、複
数のタイムスロットに無線チャネル設定制御の下でアク
セスし、かつこれらのタイムスロットの何れかを伝送路
とする制御信号と通話信号とを送受する第二の無線端末
装置211 〜21N と、第一の無線端末装置201〜2
Mと第二の無線端末装置211〜21Nとに生起した個
々の呼について無線チャネル設定制御を行い、その無線
チャネル設定制御の下で、これらの呼が生起した個々の
無線端末装置が受信すべきタイムスロットに時間軸上で
先行するタイムスロットの期間の全てまたは一部に、選
択ダイバーシチ方式に基づくブランチの選択の基準とな
る無線周波信号を送信する無線基地局23とを備えた無
線通信システムにおいて、無線基地局23には、第一の
無線端末装置201〜20Mと第二の無線端末装置211
〜21N とについて、個別に選択ダイバーシチ方式が適
用されているか否かを示す2値情報を予め保持する記憶
手段25と、第一の無線端末装置201〜20Mと第二の
無線端末装置211〜21Nとの内、生起した呼が存続す
る個々の無線端末装置について記憶手段25に保持され
た2値情報の何れかが選択ダイバーシチ方式の適用を示
すか否かを判別し、その結果が偽であるときに無線周波
信号の送信を保留する送信保留手段27とを有すること
を特徴とする。
【0025】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の無線通信システムにおいて、記憶手段25は、第一の
無線端末装置201〜20Mと第二の無線端末装置211
〜21N との加入者クラスを予め格納されるホームメモ
リに一体化され、送信保留手段27は、ホームメモリに
アクセスすることにより2値情報を参照することを特徴
とする。
【0026】図3は、請求項4に記載の発明の原理ブロ
ック図である。請求項4に記載の発明は、物理的な無線
チャネルにTDMA方式に基づいて形成された複数のタ
イムスロットに無線チャネル設定制御の下でアクセス
し、かつこれらのタイムスロットの何れかを伝送路とす
る制御信号と通話信号とを選択ダイバーシチ方式に基づ
いて受信する第一の無線端末装置201〜20Mと、複数
のタイムスロットに無線チャネル設定制御の下でアクセ
スし、かつこれらのタイムスロットの何れかを伝送路と
する制御信号と通話信号とを送受する第二の無線端末装
置211 〜21N と、第一の無線端末装置201〜20M
と第二の無線端末装置211〜21Nとに生起した個々の
呼について無線チャネル設定制御を行い、その無線チャ
ネル設定制御の下で、これらの呼が生起した個々の無線
端末装置が受信すべきタイムスロットに時間軸上で先行
するタイムスロットの期間の全てまたは一部に、選択ダ
イバーシチ方式に基づくブランチの選択の基準となる無
線周波信号を送信する無線基地局23とを備えた無線通
信システムにおいて、第一の無線端末装置201〜20M
と第二の無線端末装置211〜21Nとには、無線チャネ
ル設定制御の下で自局に選択ダイバーシチ方式が適用さ
れているか否かを示す2値情報を無線基地局23に通知
する受信方式通知手段31を有し、無線基地局23に
は、第一の無線端末装置201〜20Mと第二の無線端末
装置211〜21Nとの内、生起した呼が存続する無線端
末装置について、受信方式通知手段31によって通知さ
れた2値情報の何れかが選択ダイバーシチ方式の適用を
示すか否かを判別し、その結果が偽であるときに無線周
波信号の送信を保留する送信保留手段33を有すること
を特徴とする。
【0027】請求項1に記載の発明にかかわる無線通信
システムでは、無線基地局13は、無線端末装置111
〜11Mに生起した呼の無線チャネル設定制御を行い、
その無線チャネル設定制御の下で、個々の呼が生起した
無線端末装置が受信すべきタイムスロットに時間軸上で
先行するタイムスロットの全てまたは一部に無線周波信
号を送信する。一方、このような呼が生起した無線端末
装置では、上述した無線チャネル設定制御の下で、自局
が受信すべきタイムスロットに先行するタイムスロット
を介して受信される無線周波信号のレベルの大小関係に
基づいてブランチを選択し、後続するタイムスロットを
介して制御信号や通話信号を受信する。
【0028】無線端末装置111〜11Mでは、送信レベ
ル通知手段15は、無線チャネル設定制御の下で自局の
状態を把握し、その状態に適応した値に無線周波信号の
レベルを決定すると共に、その値を無線基地局13に通
知する。無線基地局13では、送信レベル設定手段17
は、このようにして通知された値に無線周波信号のレベ
ルを設定する。
【0029】したがって、上述したブランチの選択の基
準となる無線周波信号の送信レベルがその選択を行う無
線端末装置によって主導的にかつ確実に決定される。請
求項2に記載の発明にかかわる無線通信システムでは、
選択ダイバーシチ方式が適用された第一の無線端末装置
201〜20Mに併せて、その選択ダイバーシチ方式が必
ずしも適用されない第二の無線端末装置211〜21N
備えられるが、これらの無線端末装置の動作について
は、このような点を除いて同様である。また、無線基地
局23の動作については、無線チャネルの設定制御の対
象となる呼が上述した第一の無線端末装置201〜20M
と第二の無線端末装置211〜21Nとに生起した呼であ
る点を除いて、請求項1に記載の無線通信システムにお
ける無線基地局13の動作と基本的に同じである。
【0030】無線基地局23に備えられた記憶手段25
には、第一の無線端末装置201 〜20M と第二の無線
端末装置211〜21Nとについて、個別に選択ダイバー
シチ方式が適用されているか否かを示す2値情報が予め
保持される。さらに、送信保留手段27は、生起した呼
が存続する全ての無線端末装置について記憶手段25に
保持された2値情報の何れかが選択ダイバーシチ方式の
適用を示すか否かを判別し、その結果が偽であるときに
無線周波信号の送信を保留する。
【0031】したがって、無線周波信号の送信について
は、選択ダイバーシチが適用されていない無線端末装置
に対して無用に行われることが確実に回避される。請求
項3に記載の発明にかかわる無線通信システムでは、請
求項2に記載の無線通信システムにおいて、第一の無線
端末装置201〜20Nと第二の無線端末装置211〜2
Nとの加入者クラスが予め格納されるホームメモリに
記憶手段25が一体化され、送信保留手段27はそのホ
ームメモリにアクセスすることにより2値情報を参照す
る。
【0032】すなわち、ホームメモリに格納される加入
者クラスに選択ダイバーシチ方式に対する適用の有無を
示す2値情報を付加することによりその加入者クラスの
単一性が担保され、かつ無線基地局に記憶手段25を設
けることなく請求項2に記載の発明と同様に無用な無線
周波信号の送信が回避される。
【0033】請求項4に記載の発明にかかわる無線通信
システムでは、第一の無線端末装置201 〜20M 、第
二の無線端末装置211〜21Nおよび無線基地局23の
基本的な動作については、請求項2に記載の電力制御に
おける各動作と同じであるから、ここではその説明を省
略する。第一の無線端末装置201〜20Mと第二の無線
端末装置211〜21Nとでは、受信方式通知手段31
は、無線チャネル設定制御の下で自局に選択ダイバーシ
チ方式が適用されているか否かを示す2値情報を無線基
地局23に通知する。一方、無線基地局23では、送信
保留手段33は、生起した呼が存続する全ての無線端末
についてこのようにして通知された2値情報の何れかが
選択ダイバーシチ方式の適用を示すか否かを判別し、そ
の結果が偽であるときに無線周波信号の送信を保留す
る。
【0034】したがって、無線基地局に記憶手段25を
設けることなく、請求項2に記載の発明と同様に無用な
無線周波信号の送信が回避される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0036】図4は、請求項1〜4に記載の発明に対応
した実施形態を示す図である。図において、図10に示
すものと機能および構成が同じものについては、同じ符
号を付与して示し、ここではその説明を省略する。本実
施形態と図10に示す従来例との構成の相違点は、無線
基地局がプロセッサ90に代わるプロセッサ71を備え
て構成され、移動局がプロセッサ98に代わるプロセッ
サ72が備えて構成された点にある。
【0037】なお、本実施形態と図1〜図3に記載のブ
ロック図との対応関係については、送受共用アンテナ9
2、受信アンテナ94を含む移動局は無線端末装置11
1 〜11M および第一の無線端末装置201〜20Mに対
応し、選択ダイバーシチ方式が適用されない移動局(図
示されない。)は第二の無線端末装置211〜21Nに対
応し、プロセッサ72は送信レベル通知手段15および
受信方式通知手段31に対応し、送信アンテナ85およ
び受信アンテナ86を含む無線基地局は無線基地局1
3、23に対応し、プロセッサ71は送信レベル設定手
段17、記憶手段25および送信保留手段27、33に
対応する。
【0038】図5は、請求項1に記載の発明に対応した
無線基地局の動作フローチャートである。図6は、請求
項1に記載の発明に対応した移動局の動作フローチャー
トである。なお、図5および図6において、それぞれ図
13および図14に示す処理と同じ処理については、同
じ丸番号を付与して示し、ここではその説明を省略す
る。
【0039】以下、図4〜図6を参照して、請求項1に
記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。移
動局では、従来例と同様にして差分Dの値と、無線チャ
ネル設定制御の手順に基づいて予め設定された個々の状
態との組み合わせに対して、無線基地局が送信すべき電
力のレベルLを与える電力制御テーブルがプロセッサ7
2の主記憶に備えられる。
【0040】また、移動局では、プロセッサ72は、無
線基地局が自局の無線ゾーンに位置する全ての移動局を
宛先として従来例と同様に送出した(図5)閾値L
tCCHを逐次受信し、かつ自局に何らかの呼が生起する
と、予め決められた無線チャネル設定制御の手順に基づ
いて制御チャネルおよび通話チャネルの受信電界強度L
を計測する(図6)。
【0041】さらに、移動局では、プロセッサ72は、
上述した電力制御テーブルを差分Dとその時点における
状態との組み合わせに基づいて参照することにより、送
信電力のレベルを求め(図6(a))、そのレベルの値を無
線基地局に向けて送信する(図6(b))。
【0042】一方、無線基地局では、プロセッサ71
は、このようなレベルの値が受信されると、そのレベル
を送信部84に与える(図5(a))。このように本実施形
態によれば、選択ダイバーシチ方式が適用された移動局
に向けてタイムスロットT(または遅延期間に)無線基
地局が送信すべき電力のレベルが移動局の主導の下で確
実に決定されるので、ディジタル移動通信システムに要
求される多様なサービスの形態に柔軟に適応することが
可能となる。
【0043】なお、本実施形態では、上述した電力制御
テーブルの参照にかかわるアドレッシングに供される移
動局の状態が具体的に示されていないが、制御チャネル
の伝送容量、無線チャネル設定制御の手順の簡略化その
観点から無線基地局に逐次通知することが不必要あった
り不可能であり、かつプロセッサ72が確実に認識する
ことが可能であるならば、如何なる状態についても適用
可能である。
【0044】図7は、請求項2〜4に記載の発明に対応
した無線基地局の動作フローチャートである。図8は、
請求項2〜4に記載の発明に対応した移動局の動作フロ
ーチャートである。以下、図4、図7および図8を参照
して、請求項2〜4に記載の発明に対応した本実施形態
の動作を説明する。
【0045】無線基地局では、プロセッサ71は、自局
が形成する無線ゾーンに入圏したりその無線ゾーンから
出圏する個々の移動局について、従来例と同様にして無
線チャネル設定制御の手順に基づいて位置登録の処理を
行い、その処理の過程で自局が形成する無線ゾーンに位
置する全ての移動局を把握する。また、プロセッサ71
は、これらの移動局について、図示されないホームメモ
リを参照したり上述した位置登録の過程で移動局から個
別に通知される情報を参照することにより、選択ダイバ
ーシチが適用された移動局であるか否かを判別し、その
判別の結果を移動局に対応した記憶領域の集合からなる
移動局種別管理テーブル(図示されない主記憶あるいは
外部記憶装置に予め設定される。)に登録する。
【0046】また、プロセッサ71は、予め決められた
頻度で上述した移動局種別管理テーブルを参照すること
により、自局が形成する無線ゾーンに位置し、かつ生起
した呼が存続する移動局の何れかに選択ダイバーシチ方
式が適用されているか否かを判別し(図7)、その結
果が真である場合には、図13に従来例と同様の手順
と、図5に示す実施形態と同様の手順との何れかに基づ
いて同様の処理を行う。
【0047】しかし、反対に偽である場合には、プロセ
ッサ71はその旨を送信部84に通知する(図7)。
送信部84は、その通知に応じてタイムスロットT(ま
たは遅延期間)に対する送信を保留する。一方、移動局
では、自局に選択ダイバーシチ方式が適用されているか
否かを示す2値情報がソフトウエアの生成に際してその
ソフトウエアの実行モジュールに盛り込まれ、プロセッ
サ72は、その2値情報を参照することにより、選択ダ
イバーシチ方式が適用されているか否かを判別する(図
8)。さらに、プロセッサ72は、その結果が真であ
る場合には図14に示す従来例と同様の手順と、図6に
示す実施形態と同様の手順との何れかに基づいて同様の
処理を行うが、反対に偽である場合にはその処理を省略
する。
【0048】このように本実施形態では、プロセッサ7
1、72が実行するソフトウエアの制御の下で、無線基
地局が形成する無線ゾーンに位置し、かつ呼が存続する
移動局の何れかに選択ダイバーシチ方式が適用されてい
る状態が識別され、かつその状態に限ってタイムスロッ
トT(または遅延期間)における送信が起動されるの
で、このような状態の判別を行うことなく同様の送信が
行われていた従来例および請求項1に記載の発明に対応
した実施形態に比べて、ハードウエアの構成を変更する
ことなく消費電力の節減がはかられる。
【0049】なお、上述した各実施形態では、送信電力
のレベルが電力制御テーブルに予め登録されているが、
本発明はこのような構成に限定されず、例えば、無線チ
ャネル設定制御の過程で与えられたり算出された定数や
変数に演算を施すことによりそのレベルが確実に求めら
れるならば、無線基地局や移動局が電力制御テーブルを
備えずに構成されてもよい。
【0050】また、上述した各実施形態では、移動局か
ら基地局に向けて送信される情報のフィールドの内、差
分D、送信電力のレベルおよび選択ダイバーシチの有無
を示す制御情報が付加されるフィールドが示されていな
いが、例えば、STD−27に準拠したディジタル移動
通信システムについては、図9に網掛けをして示すよう
に、発信無線状態報告、着信無線情報報告の予備のフィ
ールド、Rチャネルを介して伝送される伝送情報の内、
各事業者に固有の情報に予め割り付けられたフィールド
に適正な語長でパックして配置することができる。
【0051】さらに、上述した各実施形態では、STD
−27に準拠したディジタル移動通信システムに本発明
が適用されているが、本発明は、このような移動通信シ
ステムに限定されず、TDMA方式の無線回線を介して
対向する端末または無線局の何れか一方または双方に選
択ダイバーシチ方式が適用され、その無線回線を介して
送受される伝送情報に制御情報を付加することが可能で
あると共に、両者に搭載された処理装置にその制御情報
の処理に要する余剰の処理があるならば、伝送方式、無
線チャネル設定制御の手順の如何にかかわらず適用可能
である。
【0052】また、上述した各実施形態では、基地局が
報知情報として閾値を送出し、移動局がその閾値と自局
が計測した受信電界強度との差をとっているが、本発明
はこのような構成に限定されず、例えば、移動局がその
受信電界を基地局に直接通知してその基地局において差
をとる演算を行うことも可能である。
【0053】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、無線端末装置においてブランチの選択の基準となる
無線周波信号について、無線基地局が送信するレベルが
その選択を行う無線端末装置の主導の下で確実に決定さ
れる。
【0054】請求項2に記載の発明では、選択ダイバー
シチが適用されていない無線端末装置に対する無用な無
線周波数信号の送信が確実に回避される。請求項3に記
載の発明では、ホームメモリに格納される加入者クラス
の単一性が担保され、かつ無線基地局に記憶手段を設け
ることなく請求項2に記載の発明と同様に無線周波信号
の無用な送信が確実に回避される。
【0055】請求項4に記載の発明では、無線基地局に
記憶手段を設けることなく請求項2に記載の発明と同様
に無用な無線周波信号の送信が確実に回避される。した
がって、これらの発明が適用された無線通信システムで
は、ハードウエアの構成が複雑化することなく多様なサ
ービスの提供を目的として行われる種々の無線チャネル
設定制御の形態に柔軟に適応可能となり、かつ無線基地
局における電力の消費が節減されてランニングコストが
低く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項2、3に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
【図3】請求項4に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図4】請求項1〜4に記載の発明に対応した実施形態
を示す図である。
【図5】請求項1に記載の発明に対応した無線基地局の
動作フローチャートである。
【図6】請求項1に記載の発明に対応した移動局の動作
フローチャートである。
【図7】請求項2〜4に記載の発明に対応した無線基地
局の動作フローチャートである。
【図8】請求項2〜4に記載の発明に対応した移動局の
動作フローチャートである。
【図9】制御情報の伝送フォーマットを示す図である。
【図10】ディジタル移動通信システムの構成例を示す
図である。
【図11】サブフレームの構成を示す図である。
【図12】報知情報の構成を示す図である。
【図13】従来例における無線基地局の動作フローチャ
ートである。
【図14】従来例における移動局の動作フローチャート
である。
【符号の説明】
11 無線端末装置 13,23 無線基地局 15 送信レベル通知手段 17 送信レベル設定手段 20 第一の無線端末装置 21 第二の無線端末装置 25 記憶手段 27,33 送信保留手段 31 受信方式通知手段 71,72,90,98 プロセッサ 80 無線基地局 81 無線回線制御局 82 交換局 83 移動局 84,91 送信部 85 送信アンテナ 86,94 受信アンテナ 87,95 受信部 88,97 タイミング制御部 89 インタフェース部 92 送受共用アンテナ 93 アンテナスイッチ 96 シンセサイザ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理的な無線チャネルにTDMA方式に
    基づいて形成された複数のタイムスロットに無線チャネ
    ル設定制御の下でアクセスし、かつこれらのタイムスロ
    ットの何れかを伝送路とする制御信号と通話信号とを選
    択ダイバーシチ方式に基づいて受信する無線端末装置
    と、 前記無線端末装置に生起した個々の呼について前記無線
    チャネル設定制御を行い、その無線チャネル設定制御の
    下で、これらの呼が生起した個々の無線端末装置が受信
    すべきタイムスロットに時間軸上で先行するタイムスロ
    ットの期間の全てまたは一部に、前記選択ダイバーシチ
    方式に基づくブランチの選択の基準となる無線周波信号
    を送信する無線基地局とを備えた無線通信システムにお
    いて、 前記無線端末装置には、 前記無線チャネル設定制御の下で自局の状態に適応した
    値に前記無線周波信号のレベルを決定し、その値を前記
    無線基地局に通知する送信レベル通知手段を有し、 前記無線基地局には、 前記送信レベル通知手段によって通知された値に前記無
    線周波信号のレベルを設定する送信レベル設定手段を有
    することを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 物理的な無線チャネルにTDMA方式に
    基づいて形成された複数のタイムスロットに無線チャネ
    ル設定制御の下でアクセスし、かつこれらのタイムスロ
    ットの何れかを伝送路とする制御信号と通話信号とを選
    択ダイバーシチ方式に基づいて受信する第一の無線端末
    装置と、 前記複数のタイムスロットに前記無線チャネル設定制御
    の下でアクセスし、かつこれらのタイムスロットの何れ
    かを伝送路とする制御信号と通話信号とを送受する第二
    の無線端末装置と、 前記第一の無線端末装置と前記第二の無線端末装置とに
    生起した個々の呼について前記無線チャネル設定制御を
    行い、その無線チャネル設定制御の下で、これらの呼が
    生起した個々の無線端末装置が受信すべきタイムスロッ
    トに時間軸上で先行するタイムスロットの期間の全てま
    たは一部に、前記選択ダイバーシチ方式に基づくブラン
    チの選択の基準となる無線周波信号を送信する無線基地
    局とを備えた無線通信システムにおいて、 前記無線基地局には、 前記第一の無線端末装置と前記第二の無線端末装置とに
    ついて、個別に前記選択ダイバーシチ方式が適用されて
    いるか否かを示す2値情報を予め保持する記憶手段と、 前記第一の無線端末装置と前記第二の無線端末装置との
    内、生起した呼が存続する個々の無線端末装置について
    前記記憶手段に保持された2値情報の何れかが前記選択
    ダイバーシチ方式の適用を示すか否かを判別し、その結
    果が偽であるときに前記無線周波信号の送信を保留する
    送信保留手段とを有することを特徴とする無線通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の無線通信システムにお
    いて、 記憶手段は、 第一の無線端末装置と第二の無線端末装置との加入者ク
    ラスを予め格納されるホームメモリに一体化され、 送信保留手段は、 前記ホームメモリにアクセスすることにより2値情報を
    参照することを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 物理的な無線チャネルにTDMA方式に
    基づいて形成された複数のタイムスロットに無線チャネ
    ル設定制御の下でアクセスし、かつこれらのタイムスロ
    ットの何れかを伝送路とする制御信号と通話信号とを選
    択ダイバーシチ方式に基づいて受信する第一の無線端末
    装置と、 前記複数のタイムスロットに前記無線チャネル設定制御
    の下でアクセスし、かつこれらのタイムスロットの何れ
    かを伝送路とする制御信号と通話信号とを送受する第二
    の無線端末装置と、 前記第一の無線端末装置と前記第二の無線端末装置とに
    生起した個々の呼について前記無線チャネル設定制御を
    行い、その無線チャネル設定制御の下で、これらの呼が
    生起した個々の無線端末装置が受信すべきタイムスロッ
    トに時間軸上で先行するタイムスロットの期間の全てま
    たは一部に、前記選択ダイバーシチ方式に基づくブラン
    チの選択の基準となる無線周波信号を送信する無線基地
    局とを備えた無線通信システムにおいて、 前記第一の無線端末装置と前記第二の無線端末装置とに
    は、 前記無線チャネル設定制御の下で自局に選択ダイバーシ
    チ方式が適用されているか否かを示す2値情報を前記無
    線基地局に通知する受信方式通知手段を有し、 前記無線基地局には、 前記第一の無線端末装置と前記第二の無線端末装置との
    内、生起した呼が存続する無線端末装置について、前記
    受信方式通知手段によって通知された2値情報の何れか
    が前記選択ダイバーシチ方式の適用を示すか否かを判別
    し、その結果が偽であるときに前記無線周波信号の送信
    を保留する送信保留手段を有することを特徴とする無線
    通信システム。
JP8000815A 1996-01-08 1996-01-08 無線通信システム Withdrawn JPH09191304A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5960330A (en) * 1996-07-17 1999-09-28 Nec Corporation Diversity gain controlled cell-site transmission to prevent traffic signals from propagating beyond reachable extent of control signals
JP2003504957A (ja) * 1999-07-07 2003-02-04 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 制御式アンテナダイバーシチ
JP2005323403A (ja) * 2005-07-19 2005-11-17 Sony Corp 通信方法

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