JP3959644B2 - 歯科診療装置 - Google Patents

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Description

この発明は歯科診療台に口腔内カメラとその映像を映すモニターを備え、歯科医がモニターに映した患者の口腔内の動画映像を見ながら治療ができるように設定された歯科診療装置の改良に関するものである。
更に述べれば、上記モニターの画面上に口腔内カメラの映像の他に、治療中のため話すことが困難な状態の患者でもその痛感等の身体の状態や意思などを文字等で表示できる歯科診療装置に関するものである。
従来の歯科診療装置は歯科医が治療しようとする口腔内の部位を直接見ながら治療するための歯科診療装置であって、その歯科診療装置を用いて治療する際は図12に示すように各患者15の体位に対して歯科医は治療部位を良く見ようとするために前屈みになったり、左右に体をねじ曲げたりする不自然で無理な診療姿勢を強いられた。その結果、多くの歯科医は腰痛などの職業病に苦しんでいる。
歯を切削する治療に求められる作業精度は0.2ミリメートルと言われているが、肉眼でこの精度の治療をするのは目の識別能力の限界での治療作業となり、目の疲労は甚だしいものだった。そのため現実には求められている治療精度に達しない治療が行われることが予測される。
従来の歯科治療では角度的に直接見えない口腔内の治療部位を図13〜図15に示す如く歯鏡48に映して見ながら治療する方法がある。図14のように患者15を診療台の上に仰向けに寝かせ歯科医14は患者15の頭頂部方向に設置された椅子に座っている。そして患者15の上顎臼歯咬合面を歯鏡48に映して見ながら治療する場面である。歯科医14は左手47に歯鏡48を持ち、上顎臼歯咬合面を歯鏡48に映して見ている。図13は理解を容易にするために考えた解説図で上顎臼歯咬合面にアルファベットのFを貼り付けてある。図13を反対方向から見ている図14では歯鏡48に映されたFは左右が反転している。つまり歯科医14が歯鏡48を使って見ている上顎臼歯咬合面は実物に対して左右反転像ということになる。
次に歯科医14が診療器具50を右手46に持ち、それを上顎臼歯咬合面の表面を上方から下方に移動させる。その時、歯鏡48に映る診療器具50も上方から下方に移動して見える。また診療器具50を上顎臼歯咬合面の表面を左側から右側に移動させると、歯鏡48に映る診療器具50も左側から右側に移動して見える。このため歯科医14は歯鏡48に映る左右反転像を見ながら診療器具50を移動させた時、方向を間違えることがない。
従来の口腔内カメラには専用のカバーが備えられている機種もあるが、口腔内カメラで撮影しながら歯を削ると、切削器具から歯面に噴射される水が口腔内カメラのレンズの表面またはレンズのカバーの表面で水滴をつくり、映像が見えなくなってしまった。
従来の肉眼で見ながら行う治療では下顎臼歯舌側歯面を治療する場合、歯面を覆う舌を歯科医が片手で保持した歯鏡などを使って排除し、そこにできた空間で歯科医がもう一方の手を使って治療器具を動かして治療していた。ただし、肉眼ではとても見にくい部位であるため難易度の高い治療となっていた。口腔内カメラを使って撮影しながら治療しようとしても、歯科医の2本の手がすでに使われているため歯面の状況を見て確認するだけで治療することまではできなかった。
歯鏡で治療部位を見ながら治療を進める方法には幾つかの問題がある。この方法では患者の吐息によって歯鏡が曇りやすい。また歯を削る時に切削器具から噴射される水しぶきが歯鏡に付着すると歯鏡は映らなくなってしまい、甚だ治療しにくくなった。そのため、大多数の歯科医は歯鏡に治療部位を映して、歯鏡に映った鏡像を見ながら治療を進めることができず、歯鏡は治療の前後に治療部位の状態を確認するためにだけ使っている。
従来の多くの口腔内カメラの映像について解説すると、その口腔内カメラのレンズの位置はヘッド部分の側面についている。そして口腔内カメラはヘッド部分を上方に向けた状態で立っている患者の顔を撮影するとモニター画面上に患者の顔が実際と同じ向きに映るように設定されている。したがって、口腔内カメラのヘッド部分を下方に向けた状態で患者の顔を撮影すると、モニター画面上に映し出される患者の顔は180度回転した状態、すなわち上下、左右が反転した映像になる。なお口腔内カメラの映像は数倍から数十倍の拡大像である。
次に図1および図16のように患者15を歯科診療台1に仰向けに寝かせ、歯科医14が患者15の頭頂部方向に設置された歯科医用椅子4に座り患者15の上顎前歯唇側面を撮影する場合、口腔内カメラ12のヘッド部分37が患者15の頭頂部方向に向くようにすると撮影しやすい。その映像をモニターに映すと、歯科医14の視点から見える実際の上顎前歯唇側面に比べ上下、左右が反転して映る。すなわち、上顎前歯唇側面を口腔内カメラで映すとその映像は歯科医の視点から見える実際の口腔内と比べて上下、左右が反転していることになる。したがって、この映像を見ながら手を動かすと、意図した方向に対して上下、左右に逆方向に動いてしまうことになり、とても治療することはできない。
次に図1および図14のように患者を歯科診療台に仰向けに寝かせ、歯科医が患者の頭頂部方向に設置された歯科医用椅子に座る。そして患者の上顎臼歯咬合面を撮影する場合、歯鏡48の代わりに、口腔内カメラ12をヘッド部分37が下方へ向くように患者15の口腔内に入れ、レンズを上顎に向けて患者の上顎臼歯咬合面を撮影する。その映像はモニターに映すと実物に比べて上下、左右が反転して映ることになる。前記のように歯科医は上顎臼歯咬合面を歯鏡48に映すと左右反転されて映ることになるが、この左右反転像を見ながら、診療器具50を思った方向に間違えずに動かせる。したがってこの原理から口腔内カメラ12の映像の上下のみ反転すれば、その映像を見ながら診療器具50を思った方向に間違えずに動かせることになる。
従来の口腔内カメラの保持具について特開2001−112713号公報に記載されている。その口腔内カメラは口腔内で自由に動かすことはできると思われる。ところが狭い口腔内で治療をする場合、口腔内カメラが他の治療器具とぶつからないように離しておく必要から、口腔内カメラは舌や口唇に近い位置または接触させた位置になる。そのため舌や唇に押されて口腔内カメラが動いてしまうという問題があった。
特開2001−112713号公報
また特開平7−275202号公報によると口腔内カメラの映像を見ながら治療作業を進めることができると記述されている。しかしこの装置は映像を映すモニターを傾けることができるが、モニター画面を上下・左右に反転させることができないため、実際に治療作業を進めると歯科医の手の動きの方向とモニター画面上での手の動きの方向が一致しないことが多くあり、治療作業を進めることが大変困難となっていた。
特開平7−275202号公報
同様に特開2001−112713号公報によると診療カメラで得られた画像を見ながら治療も可能と記述されている。しかし、画像を反転させることができないため、治療作業を進めることは大変困難となっていた。
特開2001−112713号公報
さらに特開2002−102168号公報によると口腔内カメラの映像を撮影部位によって左右反転させる必要性について説明されている。しかし、歯科医の手の動きの方向とモニター画面上での手の動きの方向は上下が逆転してしまう場合があり、治療作業は困難となっていた。
特開2002−102168号公報
またさらに特開2002−125938号公報によると患者の生体情報をモニターに表示する医療システムが記述されている。しかしこの治療法では歯科医は、診療中は常に患者の口腔内を見ている必要があり、モニターと患者の口腔内の両者を交互に見るわずらわしさがあり、逆に歯科医は診療に集中できなくなってしまった。
特開2002−125938号公報
歯科医と患者の口との位置関係をつねに一定範囲を保ち、その際歯科医の目線、腕、手首、指先等の動作を一定範囲内にして、手元を見なくても自分の手を思い通りに動かして診療することができるようにすることである。そして歯科医は椅子に座り体に負担をかけない自然で無理のない姿勢で診療することができ、その結果疲れにくく、かつ診療の質の向上をはかることができるようにすることである。
また特に歯科医は目に負担をかけずに数倍から数十倍の拡大像を見ながら治療ができるようにして、質の高い歯科治療を行うことができるようにすることである。
更に患者は自分の口腔内で行われつつある歯科治療がどんなものであるかを正確に知って安心することができるようにすることである。
この発明が解決しようとする課題を口腔内カメラの映像を映したモニターを見ながら診療器具を動かす場面について図面を用いて解説する。図16は患者の上顎前歯唇側面を口腔内カメラ12で撮影する場面の解説図である。口腔内カメラ12は水平にしてヘッド部分37が患者15の頭頂部方向になるようにして撮影する。歯科医14の目線から直接見た患者の上顎前歯唇側面の位置関係に比べて上下、左右が逆転した映像がモニターに映し出される。この映像を見ながら診療器具50を動かそうとすると意図する方向とは上下、左右方向に逆に動かしてしまうことになる。
次に患者の上顎臼歯咬合面を口腔内カメラのヘッド部分を下方に向け、レンズを上顎方向に向けて撮影する場面について図14を用いて解説をする。基本的に歯科医14は歯科医の右手46に持った診療器具50を上から下に移動させた時、モニター画面でも診療器具50が上から下に移動すること。また、診療器具50を左から右に移動させた時にモニター画面上でも左から右に移動すると方向を間違えずにモニターを見ながら診療器具を動かすことができる。
ところが口腔内カメラの映像は診療器具を上から下に移動させるとモニター画面では下から上に移動して見えるため意図した方向に診療器具を動かせない。本発明はモニター画面を見ながら違和感なく診療できるような画面転換ができる歯科診療装置を提供することを目的とする。
従来の歯科診療では治療しようとする部位を直接見ながら行うことが多かったので、歯科医は前かがみで左右に体を傾けた不自然な診療姿勢を強いられた。その結果、多くの歯科医は腰痛などの体の不調に苦しんでいる。本発明は歯科医が診療姿勢に起因する体の不調を起こさないように、自然で無理のない診療姿勢で行うことができる歯科診療装置を提供することを目的としている。
また従来の歯科診療では直接見えない部位を治療する場合、歯科医が片手に歯鏡を持ち、歯鏡に治療部位を映し、それを見ながら治療する方法があった。この方法で治療すると、患者の吐息で歯鏡がくもることが多い。また、水をかけながら歯を削る治療では水しぶきが歯鏡に付着してしまい、歯鏡に治療部位を映せなくなってしまった。また片手が歯鏡を持つために使われるため、両手での治療ができなかった。本発明は歯鏡を使うことで生じるこのような問題を解決することを目的とする。
さらに従来の歯科診療では歯科助手は歯科医の傍らで患者の口腔内に溜まった水を吸引するなどの診療補助をしている。ところが口腔内の状態は歯科助手の位置からではほとんど見えなかった。そのため、歯科助手は適切なタイミングで正確な診療補助をすることが難しかった。本発明は歯科助手が容易に適切なタイミングでしかも正確な診療補助をすることが可能となる歯科診療装置を提供することを目的とする。
更にまた従来の歯科診療では患者は自分の口腔内で行われている歯科治療を見ることができなかった。そのため患者は自分の受けている歯科治療が適切なものかを判断することができなかった。本発明は患者が歯科治療を受けている最中に、自分の口腔内の治療の様子を拡大して見ることができる歯科診療装置を提供することを目的とする。
患者は口を開けて治療を受けている最中に歯科医に自分の意思を伝える手段がなかった。そのため、例えば口を開いたままで顎が痛いので休憩してほしいと思っていても、治療が終わるまで延々と我慢しなければならなかった。本発明は患者が口を開けたままで歯科医に自分の意思を伝えることができる歯科診療装置を提供することを目的とする。
患者は治療中に体調に変調をきたすことがある。ところが歯科医がそれになかなか気がつかず、その結果、緊急事態に陥ることがあった。本発明は患者の身体の状態を適宜の方法を用いて感知して患者の体調に合わせた診療ができるようにした歯科診療装置を提供することを目的とする。
従来の歯科診療では診療記録として、歯科医が忙しい診療の合間に記録した文字・図表・写真などに頼っていた。そのため、誤りや記入漏れが多く、不正確で信憑性の乏しい診療記録になっていた。本発明は詳細で正確な診療記録を残すことのできる歯科診療装置を提供することを目的とする。
従来の歯科教育では歯科治療の方法を教育する場合、指導者の歯科治療を傍らで見学する方法がとられていた。ところが口腔内という狭くて暗い空間での細かい作業であるため、見学者にはなかなか見えないことが問題となっていた。本発明は歯科治療の教育の場面で指導者が行っている治療をはっきりと見ることができる歯科診療装置を提供することを目的とする。
従来の歯科診療装置では口腔内カメラの映像を見ながら治療をしようとすると、画面上での手の動きの方向と実際の手の動きの方向が違うことがあり、治療をすることが大変困難であった。そこで本発明は画面上での手の動きの方向と実際の手の動きの方向を一致させることでモニター画面の動画映像を見ながら容易に治療することができる歯科診療装置を提供することを目的とする。
従来の歯科診療装置の口腔内カメラは撮影するためのレンズの位置が固定されている。そのため、口腔内の部位によっては適切な角度からレンズを向けて撮影することができなかった。本発明は口腔内のすべての部位に対して適切な方向から撮影できる口腔内カメラを備えた歯科診療装置を提供することを目的とする。
口腔内カメラの映像を見ながら治療しようとすると、遠近感がわかりにくく、そのため肉眼での確認が必要となる場面もあった。本発明は遠近感のわかる映像が見られる口腔内カメラを備えた歯科診療装置を提供することを目的とする。
口腔内カメラで撮影しながら歯を切削する場合、口腔内カメラのレンズを切削しようとする歯面に向けることになるが、カメラのレンズを常に適切に位置づけることはわずらわしい作業である。本発明は口腔内カメラの位置づけ作業を不要にした口腔内カメラを備えた歯科診療装置を提供することを目的とする。
口腔内カメラのレンズまたはレンズカバーに歯を切削する時などの水がかかると水滴の影響で映像が見えなくなってしまう。本発明はレンズ部分に水がかかっても鮮明な映像を見ることができる口腔内カメラを備えた歯科診療装置を提供することを目的とする。
口腔内カメラで下顎臼歯舌側を撮影しながら治療しようとした場合、舌が邪魔になって撮影も治療もできない。本発明は舌に邪魔されずに口腔内を撮影しながら治療もできる口腔内カメラを備えた歯科診療装置を提供することを目的とする。
本発明の歯科診療装置は、歯科診療台の近傍に配置された歯科医用椅子と、前記歯科診療台上で仰向けになっている患者の口腔内の動画映像を撮影することができ、該患者の口の近傍で固定することができる口腔内カメラと、該歯科医用椅子に座った歯科医が見るための第1モニターであって、前記口腔内カメラの動画映像が映し出され、この映像を該歯科医がフットスイッチを操作して上下反転と左右反転の画面転換させることができる第1モニターと、前記歯科医がフットスイッチを操作して口腔内カメラの動画映像を記録することができる録画装置と、口を開けて治療を受けている前記患者が、前記歯科医や歯科助手に自分の意思を伝えるために、手に持っている発信機を操作することで前記第1モニターの画面上に、文字や記号などが表示できる表示手段と、からなるものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
従来の歯科診療では図12に示すように歯科医の頭部、上半身、下半身の位置や形が不自然で無理があり、精密作業の連続である歯科治療は想像を超える歯科医の肉体の酷使の上に成り立っていた。この歯科診療装置によって、歯科医と患者の口との位置関係をつねに一定範囲に保つことができる。これにより歯科医は目線、腕、手首、指先等の動作が一定範囲内になり、手元を見なくても自分の手を思い通りに動かして診療することができるようになる。そして歯科医は椅子に座り体に負担をかけない自然で無理のない姿勢で診療することができるため、疲れにくく、診療の質の向上をはかることができる。
またこの歯科診療装置によって、歯科医は数倍から数十倍の拡大像を見ながら治療ができるようになる。これによって歯科医は目の疲れを感じることなく、質の高い歯科治療を行うことが可能となる。
更にこの歯科診療装置によって、歯科医は歯鏡を使わずに口腔内のすべての部位をモニターに拡大して映して見ながら治療することができる。口腔内カメラのレンズ部分は照明の熱で適度に温められているため、レンズが曇ることがない。また、歯鏡と違い、口腔内カメラは親水性のカバーをレンズ部分にかけることで、水滴に影響されずに映像を見ることができるようになる。したがって、歯鏡を用いるために起こる問題点である歯鏡面の曇りや水滴によって見えなくなる問題を克服することができる。また、歯鏡を使うために歯科医が片手でしか治療ができなくなる問題も解決される。
又更にこの歯科診療装置によって、患者は口腔内カメラの数倍から数十倍に拡大された映像を治療中いつでも見ることができる。このことで患者は自分の口腔内で行われつつある歯科治療がどんなものであるかを正確に知ることができるようになる。
従来の歯科診療では患者の口腔内を明るくするために歯科診療台に取り付けられた照明灯の光を患者の口に向けて照射していた。この照明はかなりの明るさがあるが、患者の目にもその強烈な光が当たることになった。本発明の歯科診療装置は口腔内カメラに照明が組み込まれていてその光で患者の口腔内の治療部位を照明するので、歯科診療台の上から患者の顔に向けて光を当てる必要がなく、したがって患者は診療中にまぶしさに苦しむ必要がなく穏やかな気持ちで診療を受けることができる。また照明灯の電力を使わないことで節電にもなる。
この歯科診療装置によって、歯科助手は口腔内カメラの映像または歯科助手用カメラの映像を見ることで、歯科医の治療を正確に把握し、また患者の口腔内の状態を正確に確認することが可能となる。その結果、歯科助手は適切なタイミングでしかも正確な診療補助を行うことができるようになる。
本発明の歯科診療装置によって歯科治療の診療記録を映像で残すことができるようになる。このことによって、診療記録は詳細で正確なものに変えることができる。
本発明の歯科診療装置を歯科治療技術の伝達に使うことができる。口腔内カメラの映像を記録して用いれば、今までの文字、イラスト、写真などを使った方法に比べて格段に正確な技術の継承が可能となる。
口腔内カメラは従来、歯科医が片手で保持しなが、撮影していた。カメラ保持具によって歯科医は両手が解放され、両手を使って治療することが可能となる。
バキュームは従来、歯科助手が患者の口の中に保持していた。バキュームを固定させることによって歯科助手はバキューム保持の長時間の単純作業から開放され、精神的な負担も軽減される。
患者は治療中、口を開けているため自分の意思を歯科医や歯科助手に伝える手段がなかった。この発明により患者は簡単に自分の意思を表すことができるようになった。そして例えば患者は口腔内に溜まった歯の削りカスを含んだ水を飲み込まないように長時間黙々と耐え忍んでいるような不快感から開放される。
患者は例えば麻酔をしている時に脈拍数がかなり上昇することがある。これは麻酔液が血管に流れ込んでいることが多いが、この変化もモニター画面で常に監視できるため、すぐに異常に気づき適切な対処をすることができるようになる。
口腔内カメラの弱点の一つは映像が平面的に見え、奥行き感がないことであった。今回の発明により、口腔内カメラの映像を立体視できることで、映像を見ながら治療することがかなり容易になる。
口腔内カメラのヘッド部分が口腔内カメラ本体に対して折り曲げて角度調整できる口腔内カメラを使うことで、より簡単に適切な方向から口腔内を撮影できるようになる。
口腔内カメラをタービンのハンドピースに装着することで、歯科医は口腔内カメラを操作せずに治療部位を撮影し、その映像を見ながら歯を切削することができるようになる。また口腔内カメラをマイクロモーター、超音波スケーラー、電気メスまたはレーザーなどのハンドピースに装着すれば、同様に口腔内カメラを操作せずに映像を見ながら診療することができるようになる。
これまで口腔内カメラによる撮影および治療が困難であった下顎臼歯舌側歯面を口腔内カメラに取り付けられた舌圧排子を使うことで、歯科医は片手に口腔内カメラを持って操作して舌を排除しながら撮影する。そしてもう一方の手を使って治療するという方法が可能になった。
以上要するに本発明はより安全でより高度な精密さを追求するべき歯科医療の進歩を妨げていた最大の障害であった歯科医の不安定な治療姿勢が抜本的に改善され、一定の安定した治療部位を一定の安定した治療姿勢で行われる治療により、歯科医は人間がもともと備えていた五感や能力を最大限に活用して、治療にあたることができるようになった。
請求項1の発明の歯科診療装置を用いて診療する際について解説すると、先ず歯科診療台の上に患者が仰向けになり口を開けて治療を受ける。歯科医は備えられた歯科医用椅子に腰掛ける。歯科医は患者の口腔内に口腔内カメラのレンズを向けて撮影をする。口腔内カメラの映像は歯科医が見やすい位置に設置された第1モニターに映し出される。歯科医は第1モニターを見ながら治療を進めていく。なお、口腔内カメラは患者の口腔内または口腔の近傍で固定させることができる。また口腔内カメラのレンズには表面が親水性の材質でできたカバーがつけられている。患者は仰向けになって口を開けている状態でいるが、その姿勢で第1モニターを見ることが可能である。歯科助手は歯科診療台の近傍で診療補助をしながら、第1モニターを見ることが可能である。第1モニターの映像を歯科医がフットスイッチを操作することで少なくとも、上下反転と左右反転の画面転換と口腔内カメラの映像の録画をすることができる。さらに、患者の意思の伝達ができる表示手段について解説する。歯科治療を受けるために口を開けている状態の患者が、歯科医や歯科助手に自分の意思を伝えるための方法である。患者は手で発信機を操作する。するとその情報が第1モニターに表示されるようになっている。このことによって、患者は歯科医や歯科助手に自分の意思を即時に伝えることができる。
請求項2について解説する。歯科診療台に患者が仰向けになり口を開けて治療を受ける。歯科医は歯科診療台の近傍に備えられた歯科医用椅子に腰掛ける。歯科医は患者の口腔内に口腔内カメラのレンズを向け、撮影をする。口腔内カメラの映像は歯科医がほぼ正面を向いた姿勢で見ることができる位置に設置された第1モニターに映し出される。歯科医は第1モニターを見ながら治療を進めていく。なお、口腔内カメラは患者の口腔内または口腔の近傍に固定することができる。また、口腔内カメラのレンズの表面には親水性の材質でできたカバーがつけられている。第1モニターの映像は歯科医がフットスイッチを操作することで少なくとも、上下反転と左右反転の画面転換と口腔内カメラの映像を録画することができる。
請求項2の患者について解説する。患者は歯科診療台の上で仰向けになって診療を受ける姿勢をとっている。患者は自分の口腔内で行われつつある治療を口腔内カメラの映像を通して見ることができる。すなわち、第1モニターは仰向けの患者には必ずしも見やすい位置ではない。そこで患者が見やすい位置に患者用鏡を設置して、この鏡に第1モニターを映して見ることができるようにする。
請求項2の歯科助手について解説をする。歯科助手は歯科診療台の近傍で診療補助をする。歯科助手は口腔内カメラの映像を見ることで歯科医の治療を正確に理解した上で診療補助をすることができる。ところで歯科助手は通常、歯科医とは異なる方向を見て診療補助をしているため、第1モニターを見るにはかなり大きく視線を移動させることになる。そこで歯科助手が診療補助をしながら、大きく視線を移動させないで見られる位置に歯科助手用鏡を設置して、この鏡に映して第1モニターを見られるようにする。
請求項3について解説する。歯科診療台に患者が仰向けになり口を開けて治療を受ける。歯科医は歯科診療台の近傍に備えられた歯科医用椅子に腰掛ける。歯科医は患者の口腔内に口腔内カメラのレンズを向け、撮影をする。口腔内カメラの映像は歯科医が自然で無理のない姿勢で見ることができる位置に設置された第1モニターに映し出される。なお口腔内カメラは患者の口腔内または口腔の近傍に固定させることができる。また、口腔内カメラのレンズの表面には親水性の材質でできたカバーがつけられている。歯科医は第1モニターを見ながら治療を進めていく。第1モニターの映像は歯科医がフットスイッチを操作することで、少なくとも上下反転と左右反転の画面転換と口腔内カメラの映像を録画することができる。
請求項3の患者について解説する。患者は歯科診療台の上に仰向けになって診療を受ける姿勢をとっている。患者は自分の口腔内で行われつつある治療を口腔内カメラの映像を通して見ることができる。すなわち、患者が仰向けで見やすい位置に第2モニターを設置する。そして第2モニターに口腔内カメラの映像を映し出すことで患者は自分の口腔内の治療を見ることができる。
請求項3の歯科助手について解説する。歯科助手は歯科診療台の近傍で診療補助をする。歯科助手は口腔内カメラの映像を見ることで歯科医の治療を正確に理解した上で診療補助をすることができる。ところで通常、歯科助手は歯科医とは異なる方向を見て診療補助をしている。そこで歯科助手が診療補助をしながら、大きく視線を移動させないで見られる位置に第3モニターを設置して、このモニターに映して口腔内カメラの映像を見られるようにする。
請求項4について解説する。歯科診療台に患者が仰向けになり口を開けて治療を受ける。歯科医は備えられた歯科医用椅子に腰掛ける。歯科医は患者の口腔内に口腔内カメラのレンズを向け、撮影する。口腔内カメラは歯科医が片手で保持するか保持具につけて固定する。口腔内カメラのレンズの表面には親水性の材質でできたカバーがつけられている。口腔内カメラの映像は歯科医が正面を向いた姿勢で見ることができる位置に設置された二分割モニターに映し出される。この口腔内カメラは2つの撮影装置を備えており、レンズも2つ並列にある。2つのレンズは同じ被写体を映せるように角度調整がされている。そして2つのレンズで撮影したものを左右に2分割の画面を作ることができる二分割モニターに映し出す。歯科医は左目で左側の画面を見て、右目で右側の画面を見る。このことによって、歯科医は被写体を奥行きのある立体として認識することが可能となる。歯科医は二分割モニターを見ながら治療を進める。なお、二分割モニターの映像は歯科医がフットスイッチを操作することで、少なくとも上下反転と左右反転の画面転換と映像の録画をすることができる。
請求項4の患者について解説する。患者は歯科診療台の上に仰向けになって治療を受ける姿勢をとっている。患者は自分の口腔内で行われつつある治療を口腔内カメラの映像を通して見ることができる。すなわち、患者が仰向けで見やすい位置に第2モニターを設置する。そして第2モニターに口腔内カメラの映像を映し出すことで患者は自分の口腔内の治療を見ることができる。
請求項4の歯科助手について解説する。歯科助手は歯科診療台の近傍で診療補助をする。歯科助手は口腔内カメラの映像を見ることで歯科医の治療を正確に理解した上で診療補助をすることができる。歯科助手が診療補助をしながら、大きく視線を移動させないで見られる位置に第3モニターを設置して、このモニターに映して口腔内カメラの映像を見られるようにする。
請求項5の歯科助手用カメラについて解説する。歯科助手の位置から直接、患者の口腔内を見ようとしても、前歯以外、ほとんど見ることが難しい。そこで歯科助手は歯科助手用カメラを手に持ち、必要な時に患者の口腔内を撮影し、それを第3モニターに映して見ることができる。これで歯科助手は患者の口腔内の状態をいつでも正確に把握することができる。歯科助手用カメラはバキュームチップまたはスリーウェイシリンジと一体にすることができる。また、歯科助手用カメラはバキュームチップまたはスリーウェイシリンジに着脱式に取り付けることもできる。
請求項6のカメラ保持具について解説する。口腔内カメラは従来、歯科医が片手に保持して口腔内を撮影していた。カメラ保持具は口腔内カメラを患者の口腔内または口腔の周囲の任意の位置に固定させることができる。このことで、歯科医は両手を使って診療できるようになる。
請求項7のフレキシブル管延長ホースについて解説する。患者の歯を切削する時には、歯に水をかけながら行われる。その水は歯科診療台に備えられたバキュームで吸引される。バキュームは従来、歯科医か歯科助手が口腔内の所定の位置に保持していた。この発明はバキュームホースに適度な硬さのフレキシブル管を連結させ、バキュームチップを口腔内の所定の位置に移動させてから、手を離すとそこで、固定されて動かないようになる。
請求項8の患者の意思の伝達ができる歯科診療装置について解説する。歯科治療を受けるために口を開けている状態の患者が、歯科医や歯科助手に自分の意思を伝えるための方法である。患者は手で発信機を操作する。するとその情報が第1モニターから第3モニターまたは二分割モニターのうちの任意のモニターに表示されるようになっている。このことによって、患者は歯科医や歯科助手に自分の意思を即時に伝えることができる。
請求項9の患者の身体的状態を把握できる歯科診療装置について解説する。患者は歯科治療を受けている時に体調が悪くなることがある。そこで歯科診療台に患者の身体の状態を適宜の方法を用いて感知する装置を設置してその情報を第1モニターから第3モニターまたは二分割モニターのうちの任意のモニターに表示できるようにする。歯科医は第1モニターまたは二分割モニターを常時、見ながら治療している。そのため、モニターに表示された情報を見落とすことなく即座に受け取ることができ、その情報を患者の治療に役立てることができる。
請求項10の立体視のできる口腔内カメラについて解説する。図10に図示する通りひとつの口腔内カメラのヘッド部分に2つのレンズを並列させ、その近傍に照明を設ける。2つのレンズで口腔内の同じ部位を同時に撮影する。2つの映像は左右に2分割できる二分割モニターに映す。口腔内カメラの一方のレンズで撮影された映像をモニター画面の左側に、口腔内カメラのもう一方のレンズで撮影された映像をモニター画面の右側に映し出す。歯科医は右目でモニターの右側画面を見、左目でモニターの左側画面を見る。こうすると、歯科医は被写体を立体として認識することができる。
請求項11のヘッド部分を折り曲げられる口腔内カメラについて解説する。口腔内カメラのヘッド部分と口腔内カメラ本体の間にヒンジを設け、自由に折り曲げた状態で撮影できる。口腔内の撮影したい部位に合わせてヘッド部分の角度を調整することで、口腔内のすべての部位に対して正確にレンズを向けて、撮影することができるようになる。
請求項12のハンドピースに装着することができる、着脱式口腔内カメラについて解説する。歯を切削する回転器具や超音波スケーラーや電気メスやレーザーのハンドピースに口腔内カメラを着脱可能に装着し、この口腔内カメラの映像をモニター画面に映し、この映像を見ながら歯科医が歯科治療を進める。
請求項13の舌圧排子について解説する。口腔内カメラで撮影する時に舌が視野を遮り撮影できない場合、口腔内カメラのヘッド部分に舌圧排子を着脱自在に取り付け、それを舌に押し付けて排除することで舌に隠れた部分を撮影しながら治療ができるようにする。
請求項1の発明を実施例にもとづき図面を参照して説明する。図1において歯科診療台1は背板が床面に対してほぼ平行になるように設置する。患者15は歯科診療台1の上で仰向けになっている。歯科医14は歯科診療台1のヘッドレスト5の近傍に配置された歯科医用椅子4に腰掛ける。歯科医14は口腔内カメラ12を片手で保持するか、またはカメラ保持具13に取り付ける。そして口腔内カメラ12で治療しようとする部位を撮影する。また、口腔内カメラ12のレンズの表面に親水性の材質のカバーをつけることで、水がかかっても映像が見えるようになる。口腔内カメラ12で撮影された映像は照明用支柱2に設置された第1モニター6に映し出される。歯科医14は第1モニター6を見ながら治療を進めることができる。患者15は仰向けで治療を受けながら第1モニター6を見ることができる。歯科助手16は歯科診療台1のヘッドレスト5の左側で診療補助をする。その際、歯科助手16は第1モニター6を見ることができる。なお、口腔内カメラの映像は歯科医がフットスイッチ51を操作することで、少なくとも上下反転と左右反転の画面転換と映像の録画をすることができる。さらに歯科治療を受けている最中の患者が歯科医に自分の意思を伝えるための表示装置について説明する。図1のように患者は歯科診療台の上で仰向けになって口を開けている。口腔内では治療が行われているため、話をすることはできない。そこで患者の手に発信機52を持たせておき、必要な時に発信機52を操作することで、第1モニターから第3モニターのうち任意のモニターの画面上に文字や記号を表示させる。このように患者はモニターを介して自分の意思を歯科医や歯科助手などに伝えることができる。
請求項2の発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図2において歯科診療台1は背板が床面に対してほぼ平行になるように設置する。患者15は歯科診療台1の上で仰向けになっている。歯科医14は歯科診療台1のヘッドレスト5の近傍に配置された歯科医用椅子4に腰掛ける。歯科医14は口腔内カメラ12を患者15の口腔内の治療しようとする部位に向ける。口腔内カメラ12をカメラ保持具13に固定させて使う場合、カメラ保持具13のロック機構を働かせ、歯科医14が口腔内カメラ12から手を離しても口腔内カメラ12が動かないようにする。これで歯科医14は両手を使って治療することができる。また口腔内カメラのレンズの表面には親水性の材質でできたカバーをつける。これによってレンズに水がかかっても映像を見ることができるようになる。歯科医14は第1モニター6を見ながら治療を進める。患者15は仰向けで治療を受けながらほぼ真上を見るとそこに患者用鏡17が設置されていて、この患者用鏡17には第1モニター6の画面が映るように角度調整がされている。これで、患者はいつでも口腔内カメラの映像をはっきりと見ることができる。歯科助手16は歯科診療台1のヘッドレスト5の左側で診療補助をしている。歯科助手16は歯科診療台1の右側に設置された歯科助手用鏡18を自然な姿勢で見ることができる。この歯科助手用鏡18には第1モニター6の画面が映るように角度調整がされている。これで、歯科助手16はいつでも口腔内カメラの映像をはっきりと見ることができる。口腔内カメラの映像を歯科医がフットスイッチ51を操作することで、少なくとも上下反転と左右反転の画面転換と映像の録画をすることができる。
請求項3の発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図3において歯科診療台1は背板が床面に対してほぼ平行になるように設置する。患者15は歯科診療台1の上で仰向けになっている。歯科医14は歯科診療台1のヘッドレスト5の近傍に配置された歯科医用椅子4に腰掛ける。歯科医14は口腔内カメラ12のレンズを患者15の口腔内の治療しようとする部位に向ける。口腔内カメラ12をカメラ保持具13に固定して使う場合、カメラ保持具13のロック機構を働かせ、歯科医14が口腔内カメラ12から手を離しても口腔内カメラ12が動かないようにする。これで歯科医14は両手を使って治療することができる。口腔内カメラ12のレンズの表面には親水性の材質でできたカバーをつける。これでレンズに水がかかっても映像を見ることができる。口腔内カメラ12で撮影された映像は照明用支柱2に設置された第1モニター6に映し出される。歯科医14は第1モニター6を見ながら治療を進める。患者15は仰向けで治療を受けながらほぼ真上を見るとそこに第2モニター7が設置されている。第2モニター7には口腔内カメラ12の映像が映し出される。歯科助手16は歯科診療台1のヘッドレスト5の左側で診療補助をしている。歯科助手16は歯科診療台1の右側に設置された第3モニター8をいつでも見ることができる。第3モニター8には口腔内カメラ12の映像が映し出される。口腔内カメラの映像は歯科医がフットスイッチ51を操作することで、少なくとも上下反転と左右反転の画面転換と映像の録画をすることができる。
請求項4の発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図4において歯科診療台1は背板が床面に対してほぼ平行になるように設置する。患者は歯科診療台1の上で仰向けになっている。歯科医14は歯科診療台1のヘッドレスト5の近傍に配置された歯科医用椅子4に腰掛ける。歯科医14は口腔内カメラ12のレンズを口腔内の治療しようとする部位に向ける。口腔内カメラ12をカメラ保持具13に固定して使う場合、カメラ保持具13のロック機構26を働かせ、歯科医14が口腔内カメラ12から手を離しても口腔内カメラ12が動かないようにする。これで歯科医14は両手を使って治療することができるようになる。口腔内カメラのレンズの表面には親水性の材質でできたカバーをつける。これによってレンズに水がかかっても映像を見ることができる。口腔内カメラ12で撮影された映像は照明用支柱2に設置された二分割モニター9に映し出される。なお、この口腔内カメラ12は第1レンズ39と第2レンズ40の2つのレンズを備え、2方向から同時に同じ部位を撮影できる。二分割モニター9は画面が左右に2分割できるようになっており、口腔内カメラ12の2つの映像をそれぞれ左または右の画面に映し出すことができる。歯科医14は、左目で左画面を見、右目で右画面を見る。このようにして歯科医14は二分割モニター9を見ながら治療を進めることができる。口腔内カメラの映像は歯科医がフットスイッチ51を操作することで、少なくとも上下反転と左右反転の画面転換と映像の録画をすることができる。歯科医は映像を見ながら治療ができるように適宜、上下、左右の画面転換をさせる。次に患者15について説明する。患者15は歯科診療台1に上で仰向けになって治療を受ける。そしてほぼ真上を見るとそこに第2モニター7が設置されている。第2モニター7には口腔内カメラ12の映像が映し出される。次に歯科助手16について説明する。歯科助手16は歯科診療台1のヘッドレスト5の左側で診療補助をしている。歯科助手16は歯科診療台1の右側に設置された第3モニター8をいつでも見ることができる。第3モニター8には口腔内カメラ12の映像が映し出される。
請求項5の歯科助手用カメラ19についての実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。図5のように患者が歯科診療台1の上で仰向けになり口を開けて治療を受けている。その時患者15の口の奥には唾液や歯を削る時に出る水や粉が溜まることになる。歯科助手16はこの唾液や水や粉を吸引したり洗い流したりすることが求められている。ところが歯科助手16の位置から患者15の口腔内の奥に溜まった水などを目で見ることができない。そこで歯科助手16は歯科助手用カメラ19を手に持ち、この歯科助手用カメラ19で口腔内を撮影し、その映像によって口腔内を確認しようとするものである。歯科助手用カメラ19はバキュームチップ35またはスリーウェイシリンジと一体に構成することが可能である。歯科助手用カメラ19の映像は第3モニター8に映し出すことができる。
請求項6のカメラ保持具13についての実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。図6のように床置き円盤20の中央に支柱21を立て、支柱21の軸線方向に摺動自在に装着された第1リンク22と第1リンク22に摺動自在かつ回動自在に装着された第2リンク23とを備えたカメラ保持13。第2リンク23は上方で水平方向に曲がっている。第2リンク23の水平部分に摺動自在に第1アーム24が装着されている。第1アーム24の他端にはロック機構26を介して口腔内カメラ12が装着される。なお、図6は床置きタイプのカメラ保持具の一例であり、カメラ保持具1は適宜の部分から立ち上げることができる。
請求項6のカメラ保持具1のロック機構26について図面を参照して説明する。図7はロック機構26を示す概略図である。第1アーム24と第2アーム25の一端にある球状体からなる係合部材27が上下二つの押圧板28の凹部に挟まれた位置で揺動自在に支持されている。押圧板28の中央部に上下の押圧板28を貫通して調整ボルト29が螺着されている。調整ボルト29を回して調整ボルト29を締め付けると上下の押圧板28が係合部材27に押し当てられ、第1アーム24と第2アーム25の揺動を拘束して口腔内カメラ12の位置を固定できるようになっている。第2アーム25の他端にはカメラ取り
付け座30を介して口腔内カメラ12を取り付ける。また、押圧板28は強磁性体でつくり係合部材27に磁石を用い、ボールジョイント磁石を構成し、電磁ロックと共用することも考えられる。
請求項7のフレキシブル管延長ホース34についての実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。図8のようにバキュームホース31の把持部をバキュームホース固定台座32に強固に固定させる。バキュームホース31を格納した状態でバキュームホース31の把持部の先端に中空のフレキシブル管延長ホース34を着脱自在に取り付ける。フレキシブル管延長ホース34は力を加えることで形が変形し、力を加えないとそのままの形状を保持する適度な硬さをもつ。フレキシブル管延長ホース34のもう一方の断端にはバキュームチップ35を着脱自在に挿入することができる。このフレキシブル管延長ホース34を用いることでバキュームチップ35を患者の口腔内の任意の位置に固定させることができる。また従来の方法でバキュームホースに直接バキュームチップを取り付けて使用することもできる。
請求項8の患者の意思の伝達ができる歯科診療装置について、実施の形態を実施例にづき図面を参照して説明する。歯科治療を受けている最中の患者が歯科医に自分の意思を伝えるための歯科診療装置である。図1のように患者は歯科診療台の上で仰向けになって口を開けている。口腔内では治療が行われているため、話をすることはできない。そこで患者の手に発信機52を持たせておき、必要な時に発信機52を操作することで、第1モニターから第3モニターまたは二分割モニターのうち任意のモニターの画面上に文字や記号を表示させる。このように患者はモニターを介して自分の意思を歯科医や歯科助手などに伝えることができる。
請求項9の患者の身体の状態を把握できる歯科診療装置について、実施の形態を実施例にもとづき説明する(図面なし)。患者は歯科治療の最中に体に異常をきたすことがある。請求項9の歯科診療装置では歯科診療台に備えられた適宜の検知器で患者の心拍数、血圧、体温、呼吸数、発汗量、血中酸素飽和度、心電図などを測り、そのデータを第1モニターから第3モニターまたは二分割モニターのうち、任意のモニターに表示することができる。そして歯科医は常に第1モニターまたは二分割モニターを見ながら治療をしているので、モニターに映し出される情報を即座に受け取ることができる。その結果、より適切な治療をすることができる。
請求項10の立体視のできる口腔内カメラについて、実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。図10のように口腔内カメラ12のヘッド部分37に第1レンズ39と第2レンズ40の2つのレンズが並列に配列されており、その近傍に照明が設けられている。この2つのレンズは同一の被写体を少し違う方向から撮影できるように角度調整がされている。2つの映像を左右2分割に画面表示できる二分割モニターに映すことで、立体視をすることが可能となる。
請求項11のヘッド部分37を折り曲げられる口腔内カメラ12の実施の形態を実施例にづき図面を参照して説明する。図10のように口腔内カメラ本体36とヘッド部分37はヒンジ38でつながれていて、ヒンジ38を中心にしてヘッド部分37を回動させることができる。そしてヘッド部分37を任意の角度に折り曲げた状態で撮影することができる。
請求項12のハンドピース着脱式口腔内カメラ44の実施の形態について図面を用いて解説する。歯の切削器具であるタービンのハンドピース42に口腔内カメラを装着する場合について説明する。図11のようにハンドピースに口腔内カメラを取り付ける。着脱式口腔内カメラ44のレンズ45は切削用のバー43がほぼ口腔内カメラの映像の中央に位置するように取り付ける。着脱式口腔内カメラ44のレンズ45の位置設定は少なくとも4通り必要となる。
請求項13の舌圧排子のついた口腔内カメラ12の実施の形態について図面を用いて解説する。図17のように下顎臼歯舌側歯面は通常、舌の側面が接している。そのため下顎臼歯舌側歯面をそのままの状態では撮影も治療もできない。そこで口腔内カメラのヘッド部分37に舌圧排子を着脱自在に取り付け、それを舌に押し付けて舌を歯面から遠ざけることで下顎臼歯舌側を撮影し、その部分にできた空間で診療器具を動かして治療できるようにする。なお、この舌圧排子は撮影部位によって数種類の形が必要となる。
請求項1の発明の実施例を示す概略図である。 請求項2の発明の実施例を示す概略図である。 請求項3の発明の実施例を示す概略図である。 請求項4の発明の実施例を示す概略図である。 請求項5の発明の実施例を示すものであって、その発明の歯科助手用カメラの配置を示す概略図である。 請求項6の発明の実施例を示すものであって、その発明のカメラ保持具を示す概略図である。 請求項6の発明の実施例を示すものであって、その発明のカメラ保持具のロック機構を示す概略図である。 請求項7の発明の実施例を示すものであって、その発明のフレキシブル管延長ホースの配置を歯科診療台の裏から見た概略図である。 請求項7の発明の実施例を示すものであって、その発明のフレキシブル管延長ホースの配置を示す概略図である。 請求項10と請求項11の発明の実施例を示すものであって、その発明の口腔内カメラの形状を示す概略図である。 請求項12の発明の実施例を示すものであって、本発明のハンドピースに着脱できる口腔内カメラの形状を示す概略図である。 従来の歯科医の診療姿勢を示す概略図である。 患者の上顎咬合面および上顎咬合面にマークしたFの字を患者の足方向から見た仮想図である。 患者の上顎咬合面にマークしたFの字を歯科医が歯鏡に映して見ているところを示す概略図である。 図14の歯鏡の部分のみを拡大したところを示す概略図である。 歯科医の目線から見た患者とモニターの画面上の口腔内を示す概略図である。 舌を排除しながら下顎臼歯舌側歯面を撮影、治療する場面を示す概略図である。
符号の説明
1 歯科診療台
2 照明用支柱
3 モニター取り付け部
4 歯科医用椅子
5 ヘッドレスト
6 第1モニター
7 第2モニター
8 第3モニター
9 二分割モニター
10 二分割モニター左画面
11 二分割モニター右画面
12 口腔内カメラ
13 カメラ保持具
14 歯科医
15 患者
16 歯科助手
17 患者用鏡
18 歯科助手用鏡
19 歯科助手用カメラ
20 床置き円盤
21 支柱
22 第1リンク
23 第2リンク
24 第1アーム
25 第2アーム
26 ロック機構
27 係合部材
28 押圧板
29 調整ボルト
30 カメラ取り付け座
31 バキュームホース
32 バキュームホース固定台座
33 フレキシブル管延長ホース接続部
34 フレキシブル管延長ホース
35 バキュームチップ
36 口腔内カメラ本体
37 ヘッド部分
38 ヒンジ
39 第1レンズ
40 第2レンズ
41 照明
42 タービンのハンドピース
43 切削用のバー
44 着脱式口腔内カメラ
45 レンズ
46 歯科医の右手
47 歯科医の左手
48 歯鏡
49 歯鏡のホルダー
50 診療器具
51 フットスイッチ
52 発信機
53 舌圧排子
54 スリーウェイシリンジ

Claims (13)

  1. 歯科診療台の近傍に配置された歯科医用椅子と、
    前記歯科診療台上で仰向けになっている患者の口腔内の動画映像を撮影することができ、該患者の口腔内又は口の近傍で固定することができる口腔内カメラと、
    該歯科医用椅子に座った歯科医が見るための第1モニターであって、前記口腔内カメラの動画映像が映し出され、この映像を該歯科医がフットスイッチを操作して上下反転と左右反転の画面転換させることができる第1モニターと、
    前記歯科医がフットスイッチを操作して口腔内カメラの動画映像を記録することができる録画装置と、
    口を開けて治療を受けている前記患者が、前記歯科医や歯科助手に自分の意思を伝えるために、手に持っている発信機を操作することで前記第1モニターの画面上に、文字や記号などが表示できる表示手段と、
    からなることを特徴とする歯科診療装置。
  2. 歯科診療台の上で仰向けになった患者のほぼ真上に設置され、かつ第1モニターの画面が映るように角度調整がされている患者用鏡と、
    歯科助手が診療補助をしながら見るための歯科助手用鏡であって、第1モニターの画面が映るように角度調整がされている歯科助手用鏡と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載の歯科診療装置。
  3. 歯科診療台の上で仰向けになった患者のほぼ真上に設置され、かつ口腔内カメラの動画映像が映し出される第2モニターと、
    歯科助手が診療補助をしながら見るための第3モニターであって、口腔内カメラの動画映像が映し出される第3モニターと、
    を具備することを特徴とする請求項1記載の歯科診療装置。
  4. 前記口腔内カメラが、ひとつの口腔内カメラのヘッド部分に並列に2つのレンズを備え、2つのレンズが異なる方向から口腔内の同じ被写体を同時に撮影できるものであって、
    前記第1モニターが、前記口腔内カメラから得られる二つの映像を用いて左右に二分割の画面を作ることによって当該被写体を立体視することができるようにする二分割モニターであることを特徴とする請求項1に記載の歯科診療装置。
  5. 歯科助手が患者の口腔内をいつでも見られるようにするため手に持って撮影でき、かつその動画映像を第3モニターに映し出すことができ、しかもバキュームまたはスリーウェイシリンジと一体にすることが可能な歯科助手用カメラを備えていることを特徴とする請求項3に記載の歯科診療装置。
  6. 口腔内カメラと一体または別体に構成されているカメラ保持具を備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の歯科診療装置。
  7. 患者の口腔内の任意の位置にバキュームチップを固定しておくことのできるフレキシブル管延長ホースを備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の歯科診療装置。
  8. 前記表示手段による文字や記号等が、前記第1モニター、前記第2モニター、前記第3モニター、または二分割モニターの少なくとも1つの画面上に表示されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の歯科診療装置。
  9. 患者の身体の状態を感知して、それを第1モニターから第3モニター、および二分割モニターの少なくとも1つのモニターに表示することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の歯科診療装置。
  10. 前記口腔内カメラが、ひとつの口腔内カメラのヘッド部分に並列に2つのレンズと照明を備え、2つのレンズが異なる方向から口腔内の同じ被写体を同時に撮影できるものであって、
    前記第1モニターが、前記口腔内カメラから得られる二つの映像を用いて左右に二分割の画面を作ることによって当該被写体を立体視ることができるようにする二分割モニターであることを特徴とする請求項1に記載の歯科診療装置。
  11. 口腔内カメラがそのヘッド部分をカメラ本体に対して、折り曲げて角度を変える手段を備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の歯科診療装置
  12. 口腔内カメラが歯科用切削器具であるタービンやマイクロモーターのハンドピース、または医療用器具である超音波スケーラー、電気メス、レーザーなどのハンドピースの少なくとも何れかに着脱自在に装着されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の歯科診療装置
  13. 口腔内カメラがそのヘッド部分に舌圧排子を着脱自在に装着されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の歯科診療装置
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