JP3958544B2 - レバー嵌合式電源回路遮断装置 - Google Patents

レバー嵌合式電源回路遮断装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カム機構を利用してレバーを低操作力で操作することにより一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着・取り外し可能なレバー嵌合式電源回路遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のレバー嵌合式電源回路遮断装置に適用可能なレバー嵌合式コネクタとして、図20〜図22に示す実開平4−29179号公報に開示されたものがある。
【0003】
図20〜図22に示すように、レバー嵌合式コネクタ100は、双方のコネクタハウジング101,102に近接・離間移動によって接触・非接触とされる端子103,104がそれぞれ設けられている。一方のコネクタハウジング101には支持ピン105を中心に回転支持されたレバー106が設けられ、このレバー106には支持ピン105からの距離が開口部107aより奥に向かうに従って徐々に短くなるカム溝107が設けられていると共に、支持ピン105の位置より十分に離間した箇所に係止孔108が形成されている。また、他方のコネクタハウジング102にはカムピン109が設けられていると共に、レバー106の回転軌跡上に係止突起110が設けられている。
【0004】
上記レバー嵌合式コネクタ100を導通状態とするには、レバー106を図20に示す回転開始位置に位置合わせした一方のコネクタハウジング101に他方のコネクタハウジング102を図20の矢印D方向に移動して双方のコネクタハウジング101,102を突き合わせる。そして、一方のコネクタハウジング101のレバー106のカム溝107に他方のコネクタハウジング102のカムピン109を挿入する。次に、図20の矢印E方向のレバー106を回転すると、カム溝107内をカムピン109がガイドされつつ移動して双方のコネクタハウジング101,102が徐々に近接され、双方の端子103,104が接触される。
【0005】
そして、図21に示すように、レバー106を嵌合完了位置まで回転すると、レバー106の係止孔108及びエッジ部に他方のコネクタハウジング102の係止突起110が係止する。レバー106の係止孔108に係止される係止突起110は、図22(a)〜(c)に示すように、レバー106が係止突起110に突き当たると弾性たわみ変形して回転移動が許容され、レバー106が嵌合完了位置に位置すると、係止孔108と係止突起110との位置が一致してレバー106が弾性復帰変形して係止孔108に係止突起110が挿入されるものである。
【0006】
このレバー嵌合式コネクタ100では、カム機構を利用してレバー106を低操作力で操作することにより一方のコネクタハウジング101を他方のコネクタハウジング102に装着・取り外しできると共に、嵌合完了位置ではレバー106が係止孔108及び係止突起110によって位置保持されるため、車両等の振動によってレバー106が移動することによって生じる、例えば端子103,104間が接触不良になるという事故を防止できるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のレバー嵌合式コネクタ100では、レバー106の回転開始位置では回転自由であるため、一方のコネクタハウジング101を他方のコネクタハウジング102に嵌合する作業をする際に、レバー106が回転開始位置より位置ずれしないように慎重に取り扱わなければならず、作業性が悪いという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに嵌合する作業をする際に、レバーが所望の位置に保持され作業性が良いレバー嵌合式電源回路遮断装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、双方のコネクタハウジングに近接・離間移動によって接触・非接触とされる端子をそれぞれ設け、前記一方のコネクタハウジングに移動自在にレバーを設け、このレバーと前記他方のコネクタハウジングとのいずれか一方にカム溝を、他方に該カム溝に係合されるカムピンをそれぞれ設け、前記レバーを移動開始位置と嵌合完了位置とのそれぞれの位置に保持する仮係止手段を設け、前記カムピンが前記カム溝に係合された状態で前記レバーは移動開始位置と回転完了位置との間を回転可能に、且つ回転完了位置と嵌合完了位置との間を移動可能に支持され、前記端子間を導通・非導通状態に切替えるリレー回路と、このリレー回路を構成し、前記他方のコネクタハウジングに配置された嵌合検知用端子と、前記レバーに配置された嵌合検知用端子とからなる嵌合検知スイッチとを備え、前記レバーが移動開始位置より回転完了位置に移動すると、前記カムピンが前記カム溝にガイドされることによって前記一方のコネクタハウジングが前記他方のハウジングに近接移動して双方のコネクタハウジングの前記端子同士が接触し、前記レバーが回転完了位置では前記嵌合検知スイッチがオフ状態、嵌合完了位置では前記嵌合検知スイッチがオン状態であることを特徴とする。
【0010】
このレバー嵌合式電源回路遮断装置では、レバーが仮係止手段によって嵌合完了位置のみならず移動開始位置でも保持される。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載のレバー嵌合式電源回路遮断装置であって、前記仮係止手段は、前記レバーと前記一方のコネクタハウジングとのいずれか一方に設けられた第1係止孔及び第2係止孔と、他方に設けられた係止突起とからなり、前記レバーの回転開始位置で前記第1係止孔に前記係止突起が挿入され、前記レバーの嵌合完了位置で前記第2係止孔に前記係止突起が挿入されることで位置が保持されるようにしたことを特徴とする。
【0012】
このレバー嵌合式電源回路遮断装置では、請求項1の発明と同様の作用が得られる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項2記載のレバー嵌合式電源回路遮断装置であって、前記第1係止孔及び前記第2係止孔に係止される前記係止突起は同一のものであることを特徴とする。
【0014】
このレバー嵌合式電源回路遮断装置では、請求項2の発明の作用に加え、係止突起を1箇所に設ければ良い。
【0015】
請求項4の発明は、請求項2記載のレバー嵌合式電源回路遮断装置であって、前記係止突起は、前記第1係止孔及び第2係止孔より退出する方向に弾性撓み変形可能な可撓アーム部に設けられていることを特徴とする。
【0016】
このレバー嵌合式電源回路遮断装置では、請求項2の発明の作用に加え、回転開始位置や嵌合完了位置に位置するレバーに移動力を作用させると、可撓アーム部が弾性撓み変形して係止突起が第1係止孔や第2係止孔より離脱する。また、係止突起が第1係止孔や第2係止孔に係合され、或いは、離脱される際の係止突起へのダメージが少ない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1〜図19は本発明の一実施形態のレバー嵌合式電源回路遮断装置を示し、図1(a)は一方のコネクタハウジングの分解正面図、図1(b)は一方のコネクタハウジングの分解側面図、図2はレバーの斜視図、図3(a)はレバーの側面図、図3(b)は図3(a)のA−A線に沿う断面図、図4はレバーを装着した一方のコネクタハウジングであって、レバーが回転開始位置に位置する状態を示す正面図、図5はレバーを装着した一方のコネクタハウジングであって、レバーが回転開始位置に位置する状態を示す背面図、図6(a)はレバーを装着した一方のコネクタハウジングの一部を切り欠いた平面図、図6(b)はレバーを装着した一方のコネクタハウジングの底面図、図7は他方のコネクタハウジングの一部を切り欠いた正面図、図8(a)は他方のコネクタハウジングの平面図、図8(b)は図8(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0019】
図10〜図12及び図15〜図19に示すように、レバー嵌合式電源回路遮断装置1Aは、一方のコネクタハウジング1と、この一方のコネクタハウジング1に取り付けられたレバー2と、このレバー2の操作により一方のコネクタハウジング1が装着される他方のコネクタハウジング3とを備えている。
【0020】
図1及び図4〜図6に示すように、一方のコネクタハウジング1は、ハウジング本体4とこのハウジング本体4の上方を塞ぐように装着されるカバー5とを有し、ハウジング本体4の三角錐の一対の突起(凸部)6,6にカバー5の係止孔7が挿入されることによってカバー5がハウジング本体4に装着されるようになっている。三角錐の各突起6は、下方側がハウジング本体4の面に対して垂直面になり、上方及び側方が共にハウジング本体4の面より徐々に立ち上がる傾斜面になるように設けられており、これによってカバー5は図1(a)にて実線で示すようにハウジング本体4の上方からと、図1(a)にて仮想線で示すようにハウジング本体4の側方からとの両方向から装着可能になっている。従って、狭いスペースにレバー嵌合式電源回路遮断装置1Aが設置される場合においてカバー5の装着や取り外しを容易に行うことができるようになっている。
【0021】
ハウジング本体4の下方には端子フード部8が設けられ、この端子フード部8内に図5及び図6(b)に示す一対の雄端子(端子)9,9が下方に突出された状態で設けられている。この一対の雄端子9,9はハウジング本体4内に収容された図5及び図6(b)に示すヒューズ10を介して電気的に接続されている。
【0022】
ハウジング本体4の外壁には一対のガイドピン11,11が突設されており、この各ガイドピン11は円柱形状の上下端部をカットした略楕円形状を有している。つまり、長寸法幅の部分と短寸法幅の部分とが構成されている。そして、一対のガイドピン11,11には、レバー2の後述するガイド溝20にそれぞれ係合されるようになっている。
【0023】
また、ハウジング本体4の外壁には略半球状の一対の係止突起(凸部)12,12が突設されており、この各係止突起12はハウジング本体4の外壁の一対のスリット13,13間で形成された可撓アーム部14に設けられている。一対の係止突起12,12はレバー2の後述する第1係止孔22及び第2係止孔23が挿入されることによってレバー2を所定の位置に保持するものであり、可撓アーム部14の弾性撓み変形によってハウジング本体4の内側方向に容易に変移するようになっている。さらに、ハウジング本体4の外壁には一対のレバー軌跡矯正用ガイド溝15,15が設けられており、この各レバー軌跡矯正用ガイド溝15を形成する一方の段差側面15aは、上下方向に延びる垂直段差側面と水平方向に延びる水平段差側面とこれらの側面を円弧状に結ぶ円弧段差側面とから形成されている。そして、この一対のレバー軌跡矯正用ガイド溝15,15には他方のコネクタハウジング3の後述する一対のレバー軌跡矯正用ガイドピン24,24が係合され、一対のレバー軌跡矯正用ガイドピン24,24はレバー軌跡矯正用ガイド溝15の段差側面15aに沿って摺動されるようになっている。
【0024】
また、ハウジング本体4には一対のレバー回転ストッパー部16,16が突設されている。この一対のレバー回転ストッパー部16,16は、レバー2が一方のコネクタハウジング1に直立状態となる図10の回転開始位置と、レバー2が一方のコネクタハウジング1に平行状態となる図11の回転完了位置との間でのみ回転可能なようにレバー2の回転を規制している。
【0025】
図2〜図6に示すように、レバー2は、間隔を置いて平行に配置された一対のアームプレート部18a,18bと、この一対のアームプレート部18a,18bを連結する操作部19とを備えている。一対のアームプレート部18a,18bには水平方向に延びるガイド溝20が対称位置に設けられており、この各ガイド溝20に一方のコネクタハウジング1の一対のガイドピン11,11がそれぞれ挿入されている。各ガイド溝20は、一端側の円弧状の円弧部20aと、これに連通される直線状のストレート部20bとから構成されている。この円弧部20aの直径はガイドピン11の円弧部分(長寸法幅の部分)の直径より若干だけ大きく、ストレート部20bの幅はガイドピン11のカットされた部分(短寸法幅の部分)の幅より若干だけ大きくそれぞれ設けられている。そして、レバー2は、図11に示す回転完了位置以外の回転位置ではガイドピン11がガイド溝20の円弧部20aにのみ配置可能とされ、図10の回転開始位置と図11の回転完了位置との間の回転移動が許容され、図11に示す回転完了位置(図12に示す嵌合完了位置)の回転位置ではガイドピン11がガイド溝20の円弧部20aからストレート部20bへのスライド移動が可能とされ、図11の回転完了位置と図12の嵌合完了位置との間のスライドによる直線移動が許容される。レバー2は、以上のように一方のコネクタハウジング1に対して回転移動、且つ、直線移動可能に設けられている。
【0026】
また、一対のアームプレート部18a,18bには対称位置にカム溝21が設けられており、この一対のカム溝21は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着する際に他方のコネクタハウジング3の後述するカムピン36を挿入する。この各カム溝21は、一端側がアームプレート部18a,18bの端面に開口する開口部21aを有し、この開口部21aから奥に向かうに従ってガイド溝20の円弧部20aからの距離rを徐々に近接する方向に可変する屈曲部21bと、ガイド溝20のストレート部20bに平行に配置されたストレート部21cとから構成されている。
【0027】
さらに、図10に示すように、レバー2が直立状態とされた場合に開口部21aの上方の側壁面は、レバー2を用いずに一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に挿入してコネクタ仮嵌合位置とする際に、カムピン36が当接されるカム溝21の側壁ストッパ面17として形成されている。つまり、それ以上のカムピン36の挿入が阻止され、その以降はレバー2の操作によってのみ挿入されるようになっている。
【0028】
また、一対のアームプレート部18a,18bには第1係止孔(凹部)22及び第2係止孔(凹部)23が対称位置にそれぞれ設けられており、この第1係止孔22及び第2係止孔23に一方のコネクタハウジング1の係止突起12が挿入されている。レバー2が一方のコネクタハウジング1に直立状態となる回転開始位置(移動開始位置)では第1係止孔22に係止突起12が挿入されることによってレバー2が回転開始位置に位置保持される。さらに、レバー2が一方のコネクタハウジング1に平行状態となる嵌合完了位置では第2係止孔23に係止突起12が挿入されることによってレバー2が嵌合完了位置に位置保持される。つまり、第1係止孔22及び第2係止孔23と係止突起12によってレバー2を回転開始位置(移動開始位置)と嵌合完了位置との位置にそれぞれ位置保持する仮係止手段が構成されている。尚、レバー2の回転完了位置は操作途中位置であるため、係止突起12は係止されない。
【0029】
さらに、一対のアームプレート部18a,18bの内壁にはレバー軌跡矯正用ガイドピン24,24がそれぞれ設けられており、この一対のレバー軌跡矯正用ガイドピン24,24は一方のコネクタハウジング1の一対のレバー軌跡矯正用ガイド溝15,15に係合されている。また、一対のアームプレート部18a,18bの一方は他方に比べて幅広に設けられ、この幅広のアームプレート部18bには図3(a)及び図5に示すコネクタ部25が設けられ、このコネクタ部25には嵌合検知用端子としての嵌合検知用雄端子26が設けられている。さらに、操作部19には指挿入孔27が設けられており、この指挿入孔27は人間の指一本のみがようやく挿入できる程度の大きさに設定されている。
【0030】
図7及び図8に示すように、他方のコネクタハウジング3は上面が解放された概略直方体形状を有し、その内部スペースが一方のコネクタハウジング1の装着スペース30となっている。この装着スペース30の下面となる底面部31には図18及び図19に示すボルト挿入孔32が形成され、このボルト挿入孔32に挿入されたボルト33によって他方のコネクタハウジング3が図示しない所望の取付面に固定されるようになっている。
【0031】
また、装着スペース30の下面となる底面部31には端子フード収容部34が上下方向に突出した状態で一体的に設けられており、この端子フード収容部34内には図5及び図6(b)に示す一対の雌端子(端子)35,35がそれぞれ収容されている。一方のコネクタハウジング1が他方のコネクタハウジング3の上方から下方に近接移動されると、一方のコネクタハウジング1の一対の雄端子9,9が端子フード収容部34内に入り込んで一対の雌端子35,35に接触され、また、相互の端子9,35間が接触状態にあって一方のコネクタハウジング1が下方から上方に離間移動されると、一対の雄端子9,9が端子フード収容部34内から退出して一対の雌端子35,35と非接触とされる。各雌端子35にはリード線39aの一端側が接続されており、リード線39aの一方は電源回路Dの負荷部40側に、他方は電源回路Dの電源部41側にそれぞれ導かれている。つまり、図9に示すように、双方のコネクタハウジング1,3の雄端子9と雌端子35とによって電源回路DのパワースイッチSW1が構成されている。
【0032】
また、他方のコネクタハウジング3の内周壁の対称位置には一対のカムピン36,36が突設されており、この一対のカムピン36,36は、一方のコネクタハウジング1が装着される際にレバー2のカム溝21に挿入されるようになっている。さらに、他方のコネクタハウジング3の装着スペース30内にはコネクタ部37が設けられており、このコネクタ部37には嵌合検知用端子としての一対の嵌合検知用雌端子38,38が配置されている。この一対の嵌合検知用雌端子38,38とレバー2の一対の嵌合検知用雄端子26,26とによって嵌合検知スイッチSW2が構成されている。この嵌合検知スイッチSW2は一対の嵌合検知用雌端子38,38にレバー2の一対の嵌合検知用雌端子26,26が接触されることによってオンされ、レバー2の一対の嵌合検知用雌端子26,26が非接触の状態でオフされる。この一対の雌端子38,38にはリード線39bがそれぞれ接続されており、この双方のリード線39bは電源回路D内のリレー回路42に導かれている。
【0033】
次に、電源回路Dを説明する。図9に示すように、電源回路Dは、負荷部40と、この負荷部40に電源を供給する電源部41とを有し、この負荷部40と電源部41には双方のコネクタハウジング1,3の端子9,35によるパワースイッチSW1とリレー回路42とが直列に接続されている。リレー回路42は嵌合検知スイッチSW2のオン時にはオンされ、嵌合検知スイッチSW2のオフ時にはオフされる電気回路である。双方のコネクタハウジング1,3の端子9,35によるパワースイッチSW1は、上述したように機械的なスイッチである。
【0034】
次に、レバー嵌合式電源回路遮断装置1Aの動作を図10〜図18を用いて説明する。図10は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着前の状態を示す斜視図、図11は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着する過程であって、レバー2が回転完了位置にある状態を示す斜視図、図12は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着完了した状態を示す斜視図、図13(a)は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着する際のカムピン36の移動過程を説明するものであって、レバー2が回転開始位置と回転完了位置との間にある状態を示す正面図、図13(b)は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着する際のカムピン36の移動過程を説明するものであって、レバー2が回転完了位置にある状態を示す正面図、図13(c)は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着する際のカムピン36の移動過程を説明するものであって、レバー2が嵌合完了位置にある状態を示す正面図、図14(a)は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着する際のレバー軌跡矯正用ガイドピン24の移動過程を説明するものであって、レバー2が回転開始位置と回転完了位置との間にある状態を示す正面図、図14(b)は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着する際のレバー軌跡矯正用ガイドピン24の移動過程を説明するものであって、レバー2が回転完了位置にある状態を示す正面図、図14(c)は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着する際のレバー軌跡矯正用ガイドピン24の移動過程を説明するものであって、レバー2が嵌合完了位置にある状態を示す正面図、図15(a)は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着完了した状態を示す平面図、図15(b)は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着完了した状態を示す正面図、図16は一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着完了した状態を示す断面図、図17は図16の要部の拡大図、図18は図15(a)のC−C線に沿う断面図である。
【0035】
先ず、レバー嵌合式電源回路遮断装置1Aにより電源回路Dを導通状態とする動作を説明する。図10に示すように、レバー2を回転開始位置(移動開始位置)として一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3の上方より装着スペース30内に挿入する。すると、一方のコネクタハウジング1の端子フード部8が他方のコネクタハウジング3の端子フード収容部34に嵌合しつつ挿入されると共に、レバー2の一対のカム溝21,21に他方のコネクタハウジング3の一対のカムピン36,36が挿入される。そして、一対のカムピン36,36が一対のカム溝21,21の各開口部21aに入り込み、一対のカムピン36,36が一対のカム溝21,21の各側壁ストッパ面17に当接するコネクタ仮嵌合位置にセットする。このコネクタ仮嵌合位置では双方のコネクタハウジング1,3の端子9,35間同士は未だ非接触である。
【0036】
次に、レバー2を図10の矢印A1方向に回転させると、レバー2が一対のガイドピン11,11を中心として回転して図10の回転開始位置から図11の回転完了位置まで回転される。また、図13(a)に示すように、レバー2の一対のカム溝21,21内を他方のコネクタハウジング3の一対のカムピン36,36が移動することによって一方のコネクタハウジング1が他方のコネクタハウジング3内に徐々に近接移動されて入り込む。そして、この近接移動によってレバー2が回転完了位置に位置するまでに双方のコネクタハウジング1,3の端子9,35間が接触状態とされると共に、レバー2の回転完了位置では双方のコネクタハウジング1,3がコネクタ嵌合位置となる。
【0037】
次に、レバー2を図11の矢印B1方向にスライドさせると、レバー2の一対のガイド溝20,20内を一対のガイドピン11,11がスライドすると共に、図13(b),(c)に示すように、他方のコネクタハウジング3の一対のカムピン36,36がレバー2の一対のカム溝21,21内をスライド移動することによってレバー2が図11の回転完了位置から図12の嵌合完了位置までスライド移動(直線移動)する。このスライド移動によってレバー2が嵌合完了位置に位置するまでにレバー2の嵌合検知用雄端子26が他方のコネクタハウジング3の一対の嵌合検知用雌端子38,38に接触される。そして、嵌合検知スイッチSW2がオンされると、リレー回路42がオンされ、これによって初めて電源回路Dが導通状態とされる。
【0038】
次に、レバー嵌合式電源回路遮断装置1Aにより導通状態である電源回路Dを非導通状態(電源遮断)とする動作を説明する。図12の状態にあって、レバー2を図12の矢印B2方向にスライドさせる。すると、レバー2の一対のガイド溝20,20内を一対のガイドピン11,11がスライドすると共に、他方のコネクタハウジング3の一対のカムピン36,36がレバー2の一対のカム溝21,21内をスライド移動することによってレバー2が図12の嵌合完了位置から図11の回転完了位置までスライド移動する。このスライド移動によってレバー2が回転完了位置に位置するまでにレバー2の嵌合検知用雄端子26が他方のコネクタハウジング3の一対の嵌合検知用雌端子38,38より離間して非接触状態とされる。そして、嵌合検知スイッチSW2がオフされると、リレー回路42がオフされ、この時点で既に電源回路Dが非導通状態とされる。
【0039】
次に、レバー2を図11の矢印A2方向に回転させる。すると、レバー2が一対のガイドピン11,11を中心として回転して図11の回転完了位置から図10の回転開始位置まで回転される。また、レバー2の一対のカム溝21,21内を他方のコネクタハウジング3の一対のカムピン36,36が移動することによって一方のコネクタハウジング1が他方のコネクタハウジング3の上方に徐々に離間移動されて引き出される。そして、この離間移動によってレバー2が回転開始位置に位置するまでに双方のコネクタハウジング1,3の端子9,35間が非接触状態とされると共に、レバー2の回転開始位置では双方のコネクタハウジング1,3がコネクタ仮嵌合位置となる。
【0040】
尚、一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3より完全に離間したい場合には、一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3の上方より取り出せば良い。
【0041】
以上、このレバー嵌合式電源回路遮断装置1Aでは、レバー2を回転開始位置から回転完了位置に回転移動した過程では、双方のコネクタハウジング1,3の端子9,35間が接触状態となりパワースイッチSW1がオンされるが、電源回路Dは未だ非導通であり、レバー2を回転完了位置から嵌合完了位置にスライド移動(直線移動)した過程で嵌合検知スイッチSW2がオンされ、これによってリレー回路42がオンされて電源回路Dが初めて導通状態となるため、レバー2の操作途中で電源回路Dが導通状態となるのを確実に防止することができる。従って、レバー2の操作が完了していないため、電源回路Dが未だ非導通であるとの認識が正当なものとなり、事故の発生を未然に防止できることになる。
【0042】
また、電源回路Dを導通状態から非導通状態とするに際し、レバー2を嵌合完了位置から回転完了位置に直線移動した過程では、嵌合検知スイッチSW2がオフされ、これによってリレー回路42がオフされて電源回路Dが非導通状態となり、レバー2を回転完了位置から回転開始位置に回転移動した過程で双方の端子9,35間のパワースイッチSW1が離間状態となり、電源回路Dがオフされてから端子9,35間のパワースイッチSW1が離間されるまでにタイムラグがあり、放電時間が確保されるため、アーク放電の発生を防止することができる。
【0043】
要約すれば、電源回路Dを導通させるレバー2の操作は回転操作とスライド操作との2アクションからなり、後のスライド操作によって電源回路Dが導通され、また、電源回路Dを非導通とさせるレバー2の操作はその逆の2アクションからなり、先のスライド操作で電源回路Dがオフされ、その次の回転操作で端子9,35間のパワースイッチSW1が遅れてオフされ、放電時間を確保することができる。
【0044】
また、前記レバー嵌合式電源回路遮断装置1Aでは、図10及び図12に示すように、回転開始位置(移動開始位置)にあってはレバー2の第1係止孔22に一方のコネクタハウジング1の係止突起12が挿入されて位置保持され、嵌合完了位置にあってはレバー2の第2係止孔23に一方のコネクタハウジング1の係止突起12が挿入されて位置保持されるので、嵌合完了位置のみならず回転開始位置でも保持される。従って、一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に嵌合する際にレバー2が所望の回転位置に保持され、レバー2のカム溝21の開口部21aと他方のコネクタハウジング3のカムピン36との位置が確実に一致し、作業性が良い。さらに、嵌合完了位置にあっても位置保持されるため、従来例と同様に、車両等の振動によってレバー2が移動することによって生じる、例えば端子9,35間が接触不良になるという事故を防止することができる。
【0045】
尚、前記実施形態では、第1係止孔22及び第2係止孔23と係止突起12とによって仮係止手段を構成したが、仮係止手段は回転開始位置と嵌合完了位置とのそれぞれにレバー2を仮に位置保持できる手段であれば良い。
【0046】
また、前記実施形態では、レバー2の第1係止孔22及び第2係止孔23に係止される係止突起12は同一のものを利用したので、係止突起12を1箇所に設ければ良いため、構成の簡略化に寄与する。尚、係止突起を2箇所に設けても良いことは勿論である。
【0047】
さらに、前記実施形態では、係止突起12は第1係止孔22及び第2係止孔23より退出する方向に弾性撓み変形可能な可撓アーム部14に設けられているので、回転開始位置や嵌合完了位置に位置するレバー2に移動力を作用させると、可撓アーム部14が弾性撓み変形して係止突起12が第1係止孔22や第2係止孔23より離脱するため、レバー2の操作がスムーズである。また、係止突起12が第1係止孔22や第2係止孔23に係合され、或いは、離脱される際の係止突起12へのダメージが少なく係止突起12の損傷防止に有効である。
【0048】
また、前記実施形態では、第1係止孔22及び第2係止孔23はレバー2に、係止突起12は一方のコネクタハウジング1に、それぞれ設けられているが、この逆に第1係止孔22及び第2係止孔23を一方のコネクタハウジング1に、係止突起12をレバー2に、それぞれ設けても良い。これにより、設計の自由度の向上になる。
【0049】
さらに、前記実施形態では、レバー2は嵌合完了位置にあって指挿入孔27によって指一本のみでスライド移動の操作が可能とされているので、レバー2を嵌合完了位置から回転完了位置にスライド移動させる操作では指一本を用いてレバー2を操作するしかなく、その後の回転操作ではレバー2を操作する指を持ち替える等して操作する必要がある。従って、電源回路Dがオフされてから端子9,35間のパワースイッチSW1が離間されるまでに大きなタイムラグが発生して十分な放電時間が確保されるため、確実にアーク放電を防止することができる。
【0050】
尚、図19(a)は一方のコネクタハウジング1が装着状態ではボルト回転工具43をボルト33に装着できないことを説明するための断面図、図19(b)は一方のコネクタハウジング1が取り外された状態であって、ボルト回転工具43をボルト33に装着した状態を示す断面図である。前記実施形態では、図19(a)に示すように、一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3に装着されている場合にはボルト回転工具43をボルト33に装着できず他方のコネクタハウジング3を取り外しできない。そして、図19(b)に示すように、一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング3より取り外した場合に限りボルト回転工具43をボルト33に装着して他方のコネクタハウジング3を取付面より取り外しできる。従って、電源回路Dが確実に非導通状態となった場合にのみ他方のコネクタハウジング3を取付面から取り外しでき、作業者への安全を確保することができる。
【0051】
尚、前記実施形態では、レバー2が一方のコネクタハウジング1に回転移動、且つ、直線移動自在に設けられ、レバー2を回転移動と直線移動(スライド移動)とによって回転開始位置(移動開始位置)から嵌合完了位置に移動するようになっているが、従来例のようにレバー2を回転移動のみによって移動開始位置から嵌合完了位置に移動するものであっても、また、レバー2を直線移動(スライド移動)のみによって移動開始位置から嵌合完了位置に移動するものであっても本発明は適用可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、一方のコネクタハウジングに移動自在にレバーを設け、このレバーと他方のコネクタハウジングとのいずれか一方にカム溝を他方にこのカム溝が係合されるカムピンを設け、レバーを移動開始位置より回転完了位置に移動すると、カムピンがカム溝にガイドされることによって一方のコネクタハウジングが他方のハウジングに近接移動して双方のコネクタハウジングの端子同士が接触されるレバー嵌合式電源回路遮断装置であって、レバーを移動開始位置と嵌合完了位置とのそれぞれの位置に保持する仮係止手段を設けたので、レバーが仮係止手段によって嵌合完了位置のみならず移動開始位置でも保持されるため、一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに嵌合する作業をする際にレバーが所望の位置に保持され作業性が良い。
【0053】
請求項2の発明によれば、仮係止手段をレバーと一方のコネクタハウジングとのいずれか一方に設けた第1係止孔及び第2係止孔と他方に設けた係止突起とで構成し、レバーの回転開始位置で第1係止孔に係止突起が挿入され、レバーの嵌合完了位置で第2係止孔に係止突起が挿入されることにより、請求項1の発明と同様の効果が得られる。
【0054】
請求項3の発明によれば、第1係止孔及び第2係止孔に係止される係止突起は同一のものとしたので、請求項2の発明の効果に加え、係止突起を1箇所に設ければ良いため、構成の簡略化に寄与する。
【0055】
請求項4の発明によれば、係止突起を第1係止孔及び第2係止孔より退出する方向に弾性撓み変形可能な可撓アーム部に設けたので、回転開始位置や嵌合完了位置に位置するレバーに移動力を作用させると、可撓アーム部が弾性変形して係止突起が第1係止孔や第2係止孔より離脱するため、レバーの操作がスムーズである。また、係止突起が第1係止孔や第2係止孔に係合され、或いは、離脱される際の係止突起へのダメージが少なく係止突起の損傷防止に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、(a)は一方のコネクタハウジングの分解正面図、(b)は一方のコネクタハウジングの分解側面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、レバーの斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、(a)はレバーの側面図、(b)は図3(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、レバーを装着した一方のコネクタハウジングであって、レバーが回転開始位置に位置する状態を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、レバーを装着した一方のコネクタハウジングであって、レバーが回転開始位置に位置する状態を示す背面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示し、(a)はレバーを装着した一方のコネクタハウジングの一部切欠平面図、(b)はレバーを装着した一方のコネクタハウジングの底面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示し、他方のコネクタハウジングの一部切欠正面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示し、(a)は他方のコネクタハウジングの平面図、(b)は図8(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示し、電源回路の回路図である。
【図10】本発明の一実施形態を示し、一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着前の状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態を示し、一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着する過程であって、レバーが回転完了位置にある状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の一実施形態を示し、一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着完了した状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の一実施形態を示し、(a)は一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着する際のカムピンの移動過程を説明するものであって、レバーが回転開始位置と回転完了位置との間にある状態を示す正面図、(b)は一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着する際のカムピンの移動過程を説明するものであって、レバーが回転完了位置にある状態を示す正面図、(c)は一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着する際のカムピンの移動過程を説明するものであって、レバーが嵌合完了位置にある状態を示す正面図である。
【図14】本発明の一実施形態を示し、(a)は一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着する際のレバー軌跡矯正用ガイドピンの移動過程を説明するものであって、レバーが回転開始位置と回転完了位置との間にある状態を示す正面図、(b)は一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着する際のレバー軌跡矯正用ガイドピンの移動過程を説明するものであって、レバーが回転完了位置にある状態を示す正面図、(c)は一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着する際のレバー軌跡矯正用ガイドピンの移動過程を説明するものであって、レバーが嵌合完了位置にある状態を示す正面図である。
【図15】本発明の一実施形態を示し、(a)は、一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着完了した状態を示す平面図、(b)は一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着完了した状態を示す正面図である。
【図16】本発明の一実施形態を示し、一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着完了した状態を示す断面図である。
【図17】本発明の一実施形態を示し、図16の要部の拡大図である。
【図18】本発明の一実施形態を示し、図15(a)のC−C線に沿う断面図である。
【図19】本発明の一実施形態を示し、(a)は一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに装着状態ではボルト回転工具をボルトに装着できないことを説明するための断面図、(b)は一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングより取り外された状態であって、ボルト回転工具をボルトに装着した状態を示す断面図である。
【図20】従来例を示し、レバー嵌合式電源回路遮断装置の装着手前の斜視図である。
【図21】従来例を示し、レバー嵌合式電源回路遮断装置の装着後の斜視図である。
【図22】従来例を示し、(a)は係止孔に係止突起が挿入前の断面図、(b)は係止孔に係止突起が挿入直前の断面図、(c)は係止孔に係止突起が挿入された状態の断面図である。
【符号の説明】
1A レバー嵌合式電源回路遮断装置
1 一方のコネクタハウジング
2 レバー
3 他方のコネクタハウジング
9 雄端子(端子)
12 係止突起(仮係止手段)
14 可撓アーム部
21 カム溝
22 第1係止孔(仮係止手段)
23 第2係止孔(仮係止手段)
35 雌端子(端子)
36 カムピン

Claims (4)

  1. 双方のコネクタハウジングに近接・離間移動によって接触・非接触とされる端子をそれぞれ設け、前記一方のコネクタハウジングに移動自在にレバーを設け、このレバーと前記他方のコネクタハウジングとのいずれか一方にカム溝を、他方に該カム溝に係合されるカムピンをそれぞれ設け、
    前記レバーを移動開始位置と嵌合完了位置とのそれぞれの位置に保持する仮係止手段を設け、
    前記カムピンが前記カム溝に係合された状態で前記レバーは移動開始位置と回転完了位置との間を回転可能に、且つ回転完了位置と嵌合完了位置との間を移動可能に支持され、
    前記端子間を導通・非導通状態に切替えるリレー回路と、
    このリレー回路を構成し、前記他方のコネクタハウジングに配置された嵌合検知用端子と、前記レバーに配置された嵌合検知用端子とからなる嵌合検知スイッチとを備え、
    前記レバーが移動開始位置より回転完了位置に移動すると、前記カムピンが前記カム溝にガイドされることによって前記一方のコネクタハウジングが前記他方のハウジングに近接移動して双方のコネクタハウジングの前記端子同士が接触し、前記レバーが回転完了位置では前記嵌合検知スイッチがオフ状態、嵌合完了位置では前記嵌合検知スイッチがオン状態であることを特徴とするレバー嵌合式電源回路遮断装置。
  2. 請求項1記載のレバー嵌合式電源回路遮断装置であって、
    前記仮係止手段は、前記レバーと前記一方のコネクタハウジングとのいずれか一方に設けられた第1係止孔及び第2係止孔と、他方に設けられた係止突起とからなり、前記レバーの移動開始位置で前記第1係止孔に前記係止突起が挿入され、前記レバーの嵌合完了位置で前記第2係止孔に前記係止突起が挿入されることで位置が保持されるようにしたことを特徴とするレバー嵌合式電源回路遮断装置。
  3. 請求項2記載のレバー嵌合式電源回路遮断装置であって、
    前記第1係止孔及び前記第2係止孔に係止される前記係止突起は同一のものであることを特徴とするレバー嵌合式電源回路遮断装置。
  4. 請求項2記載のレバー嵌合式電源回路遮断装置であって、
    前記係止突起は、前記第1係止孔及び第2係止孔より退出する方向に弾性撓み変形可能な可撓アーム部に設けられていることを特徴とするレバー嵌合式電源回路遮断装置。
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