JP3958472B2 - 曲面の多点スポット溶接方法および溶接装置 - Google Patents

曲面の多点スポット溶接方法および溶接装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両排気系のマフラ製造におけるマフラシェルとその内部に設置するバッフルとの周面にそったスポット溶接など、曲面の多点スポット溶接方法および溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばマフラシェルとバッフルとをスポット溶接で結合する場合、周方向にそった溶接点の数と同数の溶接ガンを備えた溶接装置を用い、バッフルを内部にセットしたマフラシェルをマンドレルに取付けて、各溶接ガンを同時あるいは順次に対応するそれぞれの溶接点に向けてストロークさせ、通電して溶接を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように多数の溶接ガンを用いる溶接装置では、装置のコストが高く、構造もきわめて複雑である。溶接ガンの総数を減らすため、例えば1つの溶接ガンで隣接する2つの溶接点を賄うこととしても、すべての溶接ガンの向きをそれぞれ溶接点に合わせて変化させるための構造が同じく装置全体の構造を複雑化させる。
【0004】
そして、溶接部品の切替えに際しては、マンドレルを交換することはもちろんであるが、溶接部品の曲面の形状に合わせて溶接点の面に垂直に溶接ガンが当接するよう、各溶接ガンの位置および方向をすべて変更しなければならず、その段取りに要する工数が非常に大きいという問題を有している。
【0005】
したがって本発明は、上記従来の問題点に鑑み、構造が簡単で、しかも種々の溶接部品に容易に対応させることができ、段取りにかかる工数を大幅に低減することができる曲面の多点スポット溶接方法および溶接装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1の本発明溶接方法は、シフト可能に溶接チップを備え、そのシフト方向が保持された1本のガンユニットを用い、各溶接点ごとに、
(1)当該溶接点における筒状部材と該筒状部材の内部に結合する筒内部材からなるワークへの接線がガンユニットの溶接チップのシフト方向に垂直となるように、マンドレルを所定角度回転させてワークを傾斜させるステップ、
(2)溶接チップのシフト線が上記傾斜状態における溶接点を通る位置にガンユニットを横方向に移動させるステップ、
(3)溶接チップをシフトさせワークの溶接点に押圧させてスポット溶接するステップ
の3ステップを繰り返すものとした。
ガンユニットを横方向移動可能とし、マンドレルを回転させることにより、1本のガンユニットでワークの周上を1点ずつスポット溶接するから、溶接装置が簡単な構造となり、ワークの機種変更に際しての段取りも簡便なものとなる。
【0007】
さらに、上記3ステップの間、マンドレル上に嵌挿したワークの筒状部材の端部をマンドレルの回転軸と整合させた回転軸まわりに回転自由のガイド部材で支持することができる。
これにより、ワーク全体が精度良く確実に保持される。
【0008】
また、複数の溶接点の溶接順序を、ワークの曲面上互いに離れた数カ所の溶接点を先に溶接したあと、当該先に溶接した溶接点の間の他の溶接点を溶接するのが好ましい。
1本のガンユニットで1点ずつスポット溶接しながらも、偏りのない設計どおりの均一な溶接結合を得ることができる。
【0009】
請求項4の本発明溶接装置は、固定側に回転可能に支持され、曲面を有する筒状部材(W1)と該筒状部材の内部に結合する筒内部材(W2)からなるワークを嵌挿し支持するマンドレルと、該マンドレルに向けて溶接チップをシフト可能で、マンドレルの回転軸と直角方向に移動可能に設けられたガンユニットと、マンドレルの回転とガンユニットの移動を制御する制御手段とを備え、制御手段は、溶接点ごとに当該溶接点におけるワークへの接線が溶接チップのシフト方向に対して垂直となるまでマンドレルを回転させるとともに、溶接チップのシフト線が当該溶接点と交わる位置までガンユニットを移動させることにより、複数の溶接点を順次に溶接するものとした。
ワークの曲面上を1点ずつ溶接するので、ガンユニットが1本で済み、全体構造がきわめて簡単なものとなる。
また、プログラムによりマンドレルの回転角度およびガンユニットの移動位置を制御することができるから、種々の溶接部品に容易に対応させることができる。
【0010】
上記マンドレルは、モータにより駆動されるマンドレルシャフトに取り付けることにより、機種変更に際して、部材としてはマンドレルを交換するだけで済み、段取り作業が簡単である。
【0011】
さらにガイド部材を回転可能に取付けた支持軸を有するワーク保持手段を備えて、ガイド部材をマンドレルに支持されたワークの端部に係合させることによりワークを保持させることができる。
これにより、溶接中のワークの保持が一層向上する。また、ワークの機種変更に際して、ガイド部材も支持軸に対して交換取付するだけで済む。
【0012】
また、上記ワーク保持手段は回動軸回りに回動するアームの先端部にスライド可能に設けられ、支持軸をマンドレルの回転軸と整合させた状態でワーク保持手段をスライドさせることによりガイド部材をワークの端部に係合させるものとすることができる。
これにより、簡単な操作でガイド部材をワークに係合させ保持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例により説明する。
図1はマフラシェルとバッフルの溶接に適用した実施例における溶接装置の構造を示す側面図、図2は正面図、図3は平面図である。
装置の基礎をなすフレームユニット10にコラム11が直立に固定され、コラム11の中間の高さ位置にマンドレルシャフト13が支持されている。コラム11の上部にはガンブラケット20が固定され、ガンブラケット20の先端部にはガンユニット40が横方向移動可能に設けられている。
【0014】
そして、コラム11の上端には、アーム30が回動軸31を介して取り付けられ、手動操作により水平面内を回動可能となっている。
アーム30の先端にはレール32が設けられ、レール32にそってワーク保持ユニット50がスライド可能に取り付けられている。
また、アーム30の中間部にはローラ33が設けられ、ガンブラケット20の端部近傍に横方向に延びるように付設されたレールブラケット21の上面をローラ33が転動するようになっている。これにより、回動軸31に取り付けられたアーム30の中間部がローラ33を介してレールブラケット21に支持され、水平の姿勢を保持する。
【0015】
以下、各部の詳細について説明する。
マンドレルシャフト13はベアリング15によりコラム11に対して回転自在に支持され、ガンブラケット20が延びている側の端部にマンドレル取付部14を備えている。
コラム11を貫通して反対側に延びたマンドレルシャフト13の他端には、第1プーリ16が取り付けられている。コラム11の側壁には駆動モータ17が設置され、駆動モータ17に取り付けられた第2プーリ18とマンドレルシャフト13の第1プーリ16の間にベルト19が掛けられて、駆動モータ17によりマンドレルシャフト13を回転させるようになっている。
【0016】
とくに図2、図3に示されるように、ガンブラケット20の先端部には横方向に延びるガンスライドレール23が上下2本設けられ、ガンユニット40の上部に設けられたスライドブロック42がガンスライドレール23にそってスライド可能となっている。
ガンユニット40には上下のスライドブロック42の間に、さらにボールナット44が設けられ、ボールナット44は上下のガンスライドレール23の間に配置されたねじシャフト25と噛み合っている。
【0017】
ねじシャフト25はベアリング26により支持されるとともに、ガンブラケット20に固定されたスライド用モータ28に一端が連結されている。これにより、スライド用モータ28でねじシャフト25が回転すると、ボールナット44を介してガンユニット40がガンスライドレール23にそって横方向に移動する。この際、ガンユニット40は上下2点のスライドブロック42、42でガンスライドレール23に支持され、垂直姿勢を保持して移動する。
ガンユニット40は、先端に溶接チップ48を備えて上下にシフトするガンロッド46を下端に備えている。
【0018】
駆動モータ17およびスライド用モータ28は制御装置100から指令を受けて作動する。また、ガンユニット40の作動タイミングも同様に制御装置100により制御される。
【0019】
ワーク保持ユニット50は、上下に延びるメインメンバ51の下端にガイド支持軸55を備え、ガイド支持軸55にシェルガイド57を取付けている。
ガイド支持軸55はアーム30と平行に設置され、支持ベアリング56を介して自由回転可能となっている。
シェルガイド57は、円盤部58にマフラシェルW1の端部開口形状に対応させて配置された爪ピン59を備え(図4参照)、円盤部58の爪ピン59を備えた面をコラム側11に向けてガイド支持軸55に取り付けられる。
ガイド支持軸55、すなわちシェルガイド57の回転軸はマンドレルシャフト13と整合させ、同じ高さに設定されている。
【0020】
メインメンバ51の上部には当該メインメンバと斜め部材を含むサブメンバ52とにより3角フレームが形成され、この3角フレーム上に間隔を置いてローラ53が設けられている。
メインメンバ51の中間部には取っ手54が設けられ、手動操作によりアーム30の長手方向に付勢すると、ローラ53がアーム先端のレール32にそって転動することにより、ワーク保持ユニット50がアーム30にそってスライドする。なお、取っ手54を離すと、ワーク保持ユニット50は図示しないストッパ機構によりその際のレール32上の現在位置に固定される。
【0021】
図4は、ワーク回りを拡大して示す図である。
マンドレル取付部14に筒状のマンドレル60がボルトで取り付けられる。このマンドレル60に、あらかじめマフラシェルW1内の所定位置にフランジ付きのバッフルW2を圧入した仮アセンブリをワークとして一方の開口から被せて、バッフルW2をマンドレル60の先端に当接させる。
なお、図中W3はバッフルW2にサブアセンブリされたパイプである。
マンドレル60は、この状態でガンユニット40のガンロッド46をストロークさせたとき、溶接チップ48がバッフルW2のフランジFに対応する部位に来るように設定される。
【0022】
マフラシェルW1の他方の開口には、ワーク保持ユニット50のガイド支持軸55に取り付けられたシェルガイド57が押し付けられている。
円盤状のシェルガイド57に設けられた爪ピン59がマフラシェルW1の開口内に挿入されて、マフラシェルの仮アセンブリを端部で支持する。
【0023】
マンドレル60を支持するマンドレルシャフト13とガンユニット40とは、駆動モータ17およびスライド用モータ28の駆動制御を介して、連動して制御される。
すなわち、ワークであるマフラシェルW1(およびバッフルW2)の周方向の各溶接点において、溶接チップ48がマフラシェルの周面(曲面)に対して垂直になるように、マンドレル60を回転させるとともに、ガンユニット40が横方向にスライドされる。
【0024】
図5、図6はガンユニット40(ガンロッド、溶接チップ)およびマンドレル60の移動、回転の状態を示す。ここでは、マンドレル60(マフラシェル)の断面が左右対称なものとする。
スポット溶接第1点P1は、図5の(a)に示すように、まずマフラシェルW1の断面長手方向を水平とした状態で、マフラシェルの中心軸Z(マンドレルシャフト中心)の真上にガンユニットを位置させて、ガンロッド46をシフトさせ溶接チップ48をマフラシェルW1に押圧させて通電し、溶接を実行する。
【0025】
つぎにガンロッド46を上方へ退避させたあと、駆動モータ17によりマンドレルシャフト13を回転させ、図5の(b)に示すように、マフラシェルW1を図中右回りに所定角度α1だけ傾斜させる。
そして、スライド用モータ28を作動させて、この傾斜状態でのマフラシェル断面における接線Sが水平となる中心軸ZからD1の位置に、ガンユニット40を移動させる。この水平接線位置にガンロッド46をシフトさせ溶接チップ48をマフラシェルW1に押圧させて、溶接第2点P2とする。
【0026】
溶接第3点P3は、溶接第2点を溶接してガンロッド46を上方へ退避させたあと、マンドレルシャフト13を回転させ、図5の(c)に示すように、マフラシェルW1を今度は左回りに所定角度α2(=−α1)だけ傾斜させて、第2点と同様に、接線Sが水平となる中心軸からD2(=−D1)の位置とする。
距離D1、D2は溶接第2点P2および第3点P3が第1点P1から離れたマフラシェルW1の端部になるように設定される。
【0027】
溶接第4点から第6点は、とくに図示しないが、さらにマンドレルシャフト13を回転させ、中心軸Zに関して第1点P1から第3点P3と対称の位置に溶接が行なわれる。
このようにしてマフラシェルの周上数点でマフラシェルW1とバッフルW2が均等に結合されると、つぎには、図6に示すように、マンドレルシャフト13を回転させてマフラシェルW1を所定角度α3(>α1)だけ傾斜させて、接線Sが水平となる中心軸ZからD3の位置を溶接第7点P7とする。ガンユニット40を対応する位置に移動させたうえ、ガンロッド46をシフトさせ溶接チップ48をマフラシェルW1に押圧させて溶接を行う。
【0028】
以下、同様にして、マンドレルシャフト13を回転させてマフラシェルW1を所定の傾斜状態とし、その水平接線位置にガンユニット40を移動させることにより、先に溶接された溶接第1点から第6点、あるいは第7点の各点の間に1または数点順次にガンロッド46のシフトおよび溶接チップ48への通電を実行して、周上に必要な点数のスポット溶接を完了する。
【0029】
なお、マフラシェルの所定範囲が平面である場合は、当然にその間はマンドレルの姿勢を固定したままガンユニット40だけを移動させることになる。
設定された上記各溶接点に対応するマンドレルシャフト13の回転角度およびガンユニット40の移動位置はプログラム化されて、駆動モータ17およびスライド用モータ28が制御装置100により制御される。
【0030】
上記の溶接装置の使用要領について、次に説明する。
まず、アーム30が回動軸31を中心にガンユニット40上から外れた方向に開いている状態(図3に実線状態参照)で、あらかじめマフラシェルW1内の所定位置にフランジ付きのバッフルW2を圧入したものを、上記フランジFがマンドレル60側となる向きにマンドレルに被せ、バッフルW2がマンドレル60の先端に当接するまで挿入する。なお、溶接装置のマンドレル60の初期姿勢は上記プログラムにより、マフラシェルW1の断面長手方向を水平とした状態に設定しておくことができる。
【0031】
つぎに、アーム30を回動させてマンドレルシャフト13と同方向に整合させ、ワーク保持ユニット50のガイド支持軸55をマンドレル60の中心軸(マンドレルシャフト中心)の真正面に位置させる(図3の仮想線状態参照)。
そして、ワーク保持ユニット50を取っ手54をもってマンドレル60方向にスライドさせ、ガイド支持軸55に取り付けられたシェルガイド57の爪ピン59をマフラシェルW1端部の開口内に根元まで挿入する。
こうしてワークをセットしたあと、図示しないスイッチを操作して制御装置100を作動させ、プログラムにしたがって上述のように各溶接点のスポット溶接を実行させる。
【0032】
溶接が完了すると、ワーク保持ユニット50をレール32にそって後退させ、マフラシェルW1からシェルガイド57を離脱させる。
それから、アーム30を側方へ回動させて、バッフルW2が溶接されたマフラシェルW1をマンドレル60から引き抜いて、1個のマフラシェルとバッフルの溶接工程を完了する。
【0033】
マフラシェルの機種変更あるいはワークの変更に際しては、マンドレル取付部14にボルトで取り付けられたマンドレル60を交換するとともに、ワーク保持ユニット50のガイド支持軸55に取り付けられたシェルガイド57を交換する。そして、制御装置100のプログラムを切換えることにより準備完了する。
【0034】
本実施例は以上のように構成され、ガンユニット40を横方向移動可能とし、マンドレル60を回転させることにより、1本のガンユニットでワークの周上を1点ずつスポット溶接するものとしたので、溶接装置の構造がきわめて簡単なものとなる。
また、プログラムによりマンドレル60の回転角度およびガンユニット40の移動位置を制御するから、種々の溶接部品に容易に対応させることができる。
そして、溶接部品はマンドレル60とシェルガイド57で保持しているだけであるから、機種変更に際しても各1つのマンドレルとシェルガイドを交換し、プログラムを切換えるだけで済むので、段取りにかかる工数を大幅に低減することができる。
【0035】
また、溶接順序として、はじめに溶接部品の周上互いに離れた数点をスポット溶接したあと、それらの間に必要数のスポット溶接を行うので、1本のガンユニットで1点ずつスポット溶接しながら、偏りのない設計どおりの均一な溶接結合を得ることができる。
【0036】
なお、実施例では、ガンユニット20を上下方向に配し、溶接チップ48が垂直にシフトするものとしているが、これに限定されず、本発明はガンユニットを斜めあるいは水平に配置した場合にも適用でき、溶接点におけるワークへの接線が溶接チップのシフト方向に対して垂直となるまでマンドレルを回転させるとともに、同じくシフト方向に対して垂直の方向にガンユニットを移動させればよい。
【0037】
また、実施例では、ワーク保持ユニット50をアーム30のレール32にそってスライドさせることにより、マフラシェルW1にシェルガイド57の爪ピン59を根元まで挿入するようにしているが、例えば、ガイド支持軸55をエアシリンダで進退可能とし、シェルガイドの爪ピン59を若干量マフラシェルW1に差し込んだあとは、エアシリンダの作動によりガイド支持軸55を進出させ、シェルガイドの円盤部58をマフラシェルW1の端部に当接させて、溶接の間所定の押圧力をマフラシェルに及ぼすようにしてもよい。
さらには、全溶接点のスポット溶接が完了したら、プログラムにより自動的にエアシリンダを作動させて、ガイド支持軸55を後退させることもできる。
【0038】
また、アーム30とガンブラケット20の間にはロック機構を設けて、ワーク保持ユニット50のガイド支持軸55がマンドレル60の中心の真正面にきて両者の軸が一直線になったとき、アーム30をガンブラケット20にロックするようにすれば、溶接中のマフラシェルの支持が一層確実となる。
ロック機構は、ワーク保持ユニットの取っ手54部分に組み込まれアーム30を側方へ回動するとき作動する図示しないスイッチにより解除される。
【0039】
なお、実施例はワークとして周方向に曲面となっているマフラシェルとバッフルについて説明したが、本発明はこれに限定されず、結合部に曲面を有する種々の部品のスポット溶接に適用することができる。
とくに球面上の複数ケ所を溶接する場合には、マンドレルをマンドレルシャフトの1軸のみでなく、3軸回転機構を用いて3次元に回転させることにより、各溶接点の接線(この場合は接平面となる)を溶接チップのシフト方向に対して垂直とすることができる。
【0040】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明の溶接方法は、筒状部材と該筒状部材の内部に結合する筒内部材の溶接において、1本のガンユニットを用いて、各溶接点ごとに、溶接点におけるワークへの接線がガンユニットの溶接チップのシフト方向に垂直となるように、マンドレルを所定角度回転させてワークを傾斜させるとともに、溶接チップのシフト線が傾斜状態における溶接点を通る位置にガンユニットを横方向に移動させて溶接するようにしたので、溶接装置が簡単となる。
そして、マンドレルの回転角度およびガンユニットの移動位置はプログラムにより制御することができるから、種々の溶接部品に容易に対応させることができ、段取りにかかる工数を大幅に低減することができるという効果を有する。
【0041】
とくにワークの筒状部材の端部を回転自由のガイド部材で支持することにより、ワーク全体を精度良く確実に保持することができる。
【0042】
また、複数の溶接点の溶接順序として、ワークの曲面上互いに離れた数カ所の溶接点を先に溶接したあと、残りの溶接点を溶接することにより、偏りのない設計どおりの均一な溶接結合を得ることができる。
【0043】
また本発明の溶接装置は、固定側に回転可能に支持されて筒状部材と該筒状部材の内部に結合する筒内部材からなるワークを嵌挿し支持するマンドレルと、マンドレルの回転軸と角方向に移動可能に設けられたガンユニットと、マンドレルの回転とガンユニットの移動を制御する制御手段とを備えて、溶接点ごとにワークへの接線が溶接チップのシフト方向に対して垂直となるまでマンドレルを回転させるとともに、溶接チップのシフト線が当該溶接点と交わる位置までガンユニットを移動させることにより、複数の溶接点を順次に溶接するものとしたので、ガンユニットが1本で済み、全体構造がきわめて簡単なものとなる。
【0044】
マンドレルは、モータにより駆動されるマンドレルシャフトに取り付けることにより、機種変更に際して、部材としてはマンドレルを交換するだけで済み、段取り作業が簡単となる。
さらにガイド部材を回転可能に取付けた支持軸を有するワーク保持手段を備えて、ガイド部材をマンドレルに支持されたワークの端部に係合させることにより、溶接中のワークの保持が一層向上する。この場合も、ガイド部材を交換するだけでワークの機種変更に容易に対応できる。
【0045】
また、ワーク保持手段はとくに回動するアームの先端部にスライド可能に設け、スライドさせることによってガイド部材をワークの端部に係合させるように構成することにより簡単な操作でガイド部材をワークに係合させ保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における溶接装置の構造を示す側面図である。
【図2】実施例における溶接装置の正面図である。
【図3】実施例における溶接装置の平面図である。
【図4】ワーク回りを拡大して示す図である。
【図5】ガンユニットとマンドレルの作動状態を示す説明図である。
【図6】ガンユニットとマンドレルの作動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 フレームユニット
11 コラム
13 マンドレルシャフト
14 マンドレル取付部
15 ベアリング
16 第1プーリ
17 駆動モータ(モータ)
18 第2プーリ
19 ベルト
20 ガンブラケット
21 レールブラケット
23 ガンスライドレール
25 ねじシャフト
26 ベアリング
28 スライド用モータ
30 アーム
31 回動軸
32 レール
33 ローラ
40 ガンユニット
42 スライドブロック
44 ボールナット
46 ガンロッド
48 溶接チップ
50 ワーク保持ユニット(ワーク保持手段)
51 メインメンバ
52 サブメンバ
53 ローラ
54 取っ手
55 ガイド支持軸(支持軸)
56 支持ベアリング
57 シェルガイド(ガイド部材)
58 円盤部
59 爪ピン
60 マンドレル
100 制御装置(制御手段)
W1 マフラシェル(筒状部材)
W2 バッフル(筒内部材)
S 接線
F フランジ
Z 中心軸(マンドレルの回転軸)

Claims (7)

  1. 結合部に曲面を有する筒状部材(W1)と該筒状部材の内部に結合する筒内部材(W2)からなるワークをマンドレル(60)に嵌挿し支持し、マンドレル上のワークにガンユニットの溶接チップを押圧させて複数の溶接点をスポット溶接する曲面の多点スポット溶接方法であって、
    シフト可能に溶接チップ(48)を備え、そのシフト方向が保持された1本のガンユニット(40)を用い、
    各溶接点ごとに、
    (1)当該溶接点におけるワークへの接線(S)が前記ガンユニットの溶接チップのシフト方向に垂直となるように、前記マンドレルを所定角度回転させてワークを傾斜させるステップ、
    (2)前記溶接チップのシフト線が前記傾斜状態における溶接点を通る位置に前記ガンユニットを横方向に移動させるステップ、
    (3)前記溶接チップをシフトさせワークの溶接点に押圧させてスポット溶接するステップ
    の3ステップを繰り返すことを特徴とする曲面の多点スポット溶接方法。
  2. 前記3ステップの間、前記筒状部材の端部をマンドレルの回転軸(Z)と整合させた回転軸まわりに回転自由のガイド部材(57)で支持することを特徴とする請求項1記載の曲面の多点スポット溶接方法。
  3. 前記複数の溶接点の溶接順序は、前記ワークの曲面上互いに離れた数カ所の溶接点を先に溶接したあと、当該先に溶接した溶接点の間の他の溶接点を溶接するものであることを特徴とする請求項1または2記載の曲面の多点スポット溶接方法。
  4. 固定側に回転可能に支持され、曲面を有する筒状部材(W1)と該筒状部材の内部に結合する筒内部材(W2)からなるワーク嵌挿し支持するマンドレル(60)と、
    該マンドレルに向けて溶接チップ(48)をシフト可能で、マンドレルの回転軸(13)と直角方向に移動可能に設けられたガンユニット(40)と、
    前記マンドレルの回転とガンユニットの移動を制御する制御手段(100)とを備え、
    該制御手段は、溶接点ごとに当該溶接点におけるワークへの接線(S)が前記溶接チップのシフト方向に対して垂直となるまで前記マンドレルを回転させるとともに、前記溶接チップのシフト線が当該溶接点と交わる位置まで前記ガンユニットを移動させることにより、複数の溶接点を順次に溶接することを特徴とする曲面の多点スポット溶接装置。
  5. 前記マンドレル(60)が、モータ(17)により駆動されるマンドレルシャフト(13)に取り付けられていることを特徴とする請求項4記載の曲面の多点スポット溶接装置。
  6. ガイド部材(57)を回転可能に取付けた支持軸(55)を有するワーク保持手段(50)を備え、該ワーク保持手段は、前記ガイド部材をマンドレル(60)に支持されたワーク(W1)の端部に係合させて該ワークを保持することを特徴とする請求項4または5記載の曲面の多点スポット溶接装置。
  7. 前記ワーク保持手段(50)は回動軸(31)回りに回動するアーム(30)の先端部にスライド可能に設けられ、前記支持軸(55)をマンドレルの回転軸(Z)と整合させた状態でワーク保持手段をスライドさせることにより前記ガイド部材(57)をワーク(W1)の端部に係合させるものであることを特徴とする請求項6記載の曲面の多点スポット溶接装置。
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