JP3957757B2 - 駆動機械の出力を制御するための制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、請求項1の上位概念に記載した駆動機械の出力を制御するための制御装置から出発している。
公知の制御装置(国際特許出願WO88/02064)においては、駆動機械の出力を制御するための調節部材が設けられている。この調節部材はスロットルバルブの形態を有している。この調節部材は、調節駆動装置によって調節することができる。調節駆動装置が故障した時若しくは調節駆動装置が遮断された時に、調節部材は非作業位置に位置する。この非作業位置は、駆動機械の緊急運転が可能であるように設計されている。この公知の制御装置においては、調節部材を吸気通路の閉鎖方向に負荷する戻しばねが設けられている。緊急用ばねとして働く第2のばねは、調節部材が非作業位置に達するまで、調節部材を開放方向に負荷する。第2のばねが当接するストッパによって、第2のばねが、調節部材を非作業位置に負荷することができるようになっている。
公知の制御装置は、付加的な強いばねを必要とするという欠点がある。これによって、公知の制御装置の製造コスト及び構造的大きさは不都合な影響を受ける。
本発明の利点
請求項1の特徴概念を有する駆動機械の出力を制御するための、本発明による制御装置は、ばね装置が、調節部材を第1の終端位置の方向からもまた第2の終端位置の方向からも、2つの終端位置の間に位置する非作業位置に調節することができるという利点を有している。これは、必要なばね数を減少させ、これによって、製造コスト及び必要な構造的大きさは有利な形式で明らかに減少される。
従属請求項に記載した手段によって、請求項1に記載した制御装置の有利な変化実施例及び改良が可能である。
調節部材と中間部材とが回転可能若しくは旋回可能に支承されていて、ばね装置の作用がトルクを生ぜしめるようになっていれば、曲率半径を簡単に合わせることによって、有利な形式で、ばね装置の作用を非常に簡単に合わせることができる。
伝動装置が、調節部材と中間部材若しくは歯車との間で伝動装置段を有していて、この場合、この伝動装置段が、調節部材の回転数を中間部材若しくは中間歯車の方向で増速するようになっていれば、この伝動装置段は、有利な形式で、調節駆動装置の回転数を、調節部材の角速度に伝達する部品としても利用することができる。
第2のばね結合部、若しくは相応に成形された、第2のばね結合部を形成する、ばね装置のばね端部が、非作業位置で非作業位置ストッパに当接すれば、これによって、有利な形式で、必要な構成部材の数をさらに減少させることができる。
非作業位置ストッパが調節部材の調節を規定する場合に、調節部材が、駆動機械が緊急運転時に作業する位置にあるように、非作業位置が規定されていれば、調節駆動装置が故障した時にも駆動機械の緊急運転が可能であるという利点がある。駆動機械が長時間遮断されている場合においても、スロットルバルブはガス通路に固着することはない。
調節駆動装置が、中間部材を介して調節部材に結合されていれば、調節駆動装置から調節部材に向かって回転数を減少させるために、中間部材と調節部材との間の伝動装置段を一緒に利用することができるという利点が得られる。
ばね装置が、スロットルバルブを軸方向で緊締するために共に利用されるようになっていれば、必要な構成部材の数を付加的に明らかに減少させることができるという利点を提供する。
図面
本発明の選択された有利な実施例は、図面に簡単に示されていて、以下に詳しく説明されている。第1図、第2図、第3図及び第6図は、種々異なる実施例の象徴的な形状を示し、第4図、第5図及び第8図は、種々異なる実施例の異なる詳細及び異なる方向から見た図を示す。
実施例の説明
本発明による制御装置は、駆動機械の出力を制御しようとする各駆動機械において使用することができる。駆動機械は、定置に設置されているものか、又は例えば自走式の機械つまり車両であってよい。駆動機械は、例えば空気通路を備えたオットー機関である。この場合、調節部材は例えばスロットルバルブの形状を有している。この駆動機械は、ディーゼルエンジンであってもよい。この場合には、この駆動機械の調節部材は、噴射ポンプの噴射量を調節するための調節レバーである。この駆動機械は電動機であってもよい。電動機である場合には、調節部材は例えば、電動機への給電を変えることができるレバーである。
以下に説明する図示の実施例は、これに限定されるものではないが、簡略化のために、本発明による制御装置はオットー機関を備えた車両に組み込まれているものであることを前提としている。
第1図は、特別に選択された第1の実施例の象徴的形状を示す。
第1図には、ガス通路2と、調節部材4と、調節レバー4aと、伝達比若しくは伝動装置6と、ばね8aを備えたばね装置8と、ストッパ部材12と、歯車伝動装置14と、調節駆動装置16と、電気導線18と、非作業位置ストッパ20と、第1の終端ストッパ21と、第2の終端ストッパ22とが示されている。
ガス通路2は、例えば図示していないエアフィルタから、図示していない駆動機械の燃焼室へ通じている。例えば空気又は燃料・空気混合気が、ガス通路2を通って流れる。第1図に示された実施例においては、調節部材4がスライダ4bの形状を有している。スライダ4bによって、ガス通路2の自由横断面は多かれ少なかれ開放される。
図面には、矢印24と、この矢印24とは逆方向の矢印26が示されている。有利に選択された実施例においては、調節部材4を矢印24方向で調節することは、ガス通路2を通る自由な横断面が拡大され、駆動機械によって要求された出力が増大されることを意味する。矢印26方向で調節することは、駆動機械の出力を低下させることを意味する。
調節駆動装置16は、例えば電動機有利には高速回転する直流電動機である。調節駆動装置16は、中間部材10と、調節レバー4a及びスライダ4bを備えた調節部材4とを、調節レバー4aがケーシング固定された第2の終端位置ストッパ22に当接するまで、矢印24方向に調節することができ、またスライダ4bがケーシング固定された第1の終端位置ストッパ21に当接するまで、矢印方向26に調節することができる。
ばね装置8のばね8aは、第1のばね結合部31を介して調節部材4の調節レバー4aに直接結合されていて、また、第2のばね結合部32を介してストッパ部材12に結合されている。
第1図に示された実施例においては、伝動装置6は、第1の伝動装置段6aと第2の伝動装置段6bとから構成されている。
ストッパ部材12と中間部材10との間には、第2の伝動装置段6bの領域内で、第2のばね結合部32に効果的に配属されたストッパ32bと、中間部材10に効果的に配属されたストッパ10bとが配置されている。ストッパ部材12には、同様に第2のばね結合部32に効果的に配属された別のストッパ32aが配置されている。ストッパ部材12は、ストッパ32aで非作業位置ストッパ20に当接する。
第1図に示されているように、可動な部分は直線状の運動を行うことができる。しかしながら、調節レバー4aを備えた調節部材4と中間部材10とストッパ部材12とは、回転可能若しくは旋回可能に支承されていてよい、ということを指摘しておく。理解し易くするために、以下の説明においては、前記部分は回転可能に支承されていることとする。
第1の伝動装置段6aは、調節部材4に相対回動不能に結合された調節レバー4aの回転数を中間部材10の回転数に変速する。第1の伝動装置段6aは例えば、調節レバー4aが1角度単位(例えば1°)だけ回転した時に、中間部材10が4角度単位(例えば4°)だけ回転するように設計されている。つまり、調節部材4から中間部材10への回転数の伝達比は、1対4(1:4)である。このように構成された伝動装置段6aによって、トルクは、中間部材10に作用するトルクが、ばね装置8によって調節部材4に働くトルクの4分の1(1/4)となるように、変えられる。つまり、調節部材4から中間部材10へのトルクの伝達比は、4対1(4:1)となる。換言すれば、ばね装置8は、第1のばね結合部31を介して、矢印26方向で中間部材10に働き、この場合、中間部材10に働くばね装置8のトルクは、第1の伝動装置段6aによって、75パーセント(75%)減って25パーセント(25%)に減少する。
第2の伝動装置段6bは、例えば、第2の伝動装置段6bが、ストッパ部材12の4角度単位(例えば4°)の旋回運動を、中間部材10の7角度単位(例えば7°)の旋回運動に変えるように設計されている。これによって、矢印24方向に働く、ばね装置8のトルクが、ばね結合部32とストッパ部材12とストッパ32bとストッパ10bとを介して、中間部材10に57パーセント(4/7=0.57若しくは57%)に減少されて伝達される。この実施例では、ばね装置8は、ストッパ部材12のストッパ32aが非作業位置ストッパ20から持ち上げられている間は、第2のばね結合部32を介して、57パーセント(57%)だけ中間部材10に作用する。
調節駆動装置16に給電されない場合には、つまり調節駆動装置16によってトルクが使用されない場合には、ストッパ部材12のストッパ32aは、非作業位置ストッパ20に位置し、ストッパ10bはストッパ32bに位置する。また調節部材4は、別の可動な部分と同様に、非作業位置に位置する。この非作業位置は、第1の終端位置ストッパ21と第2の終端位置ストッパ22との間の中間位置に位置している。図面は、別の可動な部材と同様に調節部材4の非作業位置を示している。この非作業位置から、調節駆動装置16は、調節部材4を、矢印24方向で終端位置ストッパ22まで、つまり調節レバー4aが第2の終端位置ストッパ22に当接するまで調節し、また矢印26方向で、終端位置ストッパ21までつまりスライダ4b(スロットルバルブであってもよい)が第1の終端位置ストッパ21に当接するまで、調節する。
調節部材4が、第1図で示した非作業位置から左側にあれば、ストッパ部材12は非作業位置ストッパ20から持ち上げられ、ばね装置8は、第2のばね結合部32を介して、矢印24方向で、前記のように例として計算された、本来のトルクの57パーセント(57%)だけ中間部材10に作用する。しかしながらそれと同時に、ばね装置8は、第1のばね結合部31を介して、矢印26方向で、本来のトルクの25パーセント(25%)だけ中間部材10に作用するので、矢印24方向に作用するトルクが中間部材10に過剰に作用する。例として挙げられた伝達比によって、その結果として生じるトルクは、ばね装置8によって生ぜしめられたトルクの32パーセント(57%−25%=32%)だけ、矢印24方向で中間部材10に作用する。
調節部材4が、第1図に示された非作業位置から右側に位置すれば、ストッパ部材12は非作業位置ストッパ20に当接し、ストッパ10bは、ストッパ32bから持ち上がる。調節部材4のこの位置で、第2のばね結合部32が非作業位置ストッパ20に支えられるので、第1のばね結合部31だけが、矢印26方向で中間部材10に25パーセント(25%)作用する。
調節駆動装置16に、電気導線18を介して給電されると、電気式の調節駆動装置16は、歯車伝動装置14と中間部材10と伝動装置段6aと調節レバー4aとを介して、調節部材4を図示の位置から、矢印26(左方向)にもまた矢印24(右方向)にも、調節部材4が第1の終端位置ストッパ21に又は第2の終端位置ストッパ22に当接するまで、調節することができる。
調節部材4が、第1図に示した非作業位置にあって、調節駆動装置16が遮断されると、ばね装置8は中間部材10を矢印24方向で、ストッパ32aが非作業位置ストッパ20に当接するまで、調節される。この際に、伝動装置段6aを介して調節部材4は非作業位置まで一緒に調節される。
調節駆動装置16が調節部材4を、第1図に示した非作業位置から右方向に調節し、次いで調節駆動装置16が遮断されるか又は故障によって作用しなくなると、ばね装置8は、ストッパ10bがストッパ32bに当接して調節部材4が再び、第1図に示した非作業位置を占めるまで、調節部材4を矢印26方向(左方向)に調節する。
中間部材10の運動によって、調節部材4の相応の運動が生ぜしめられる。調節部材4の運動は、伝動装置段6aを介して、中間部材10の運動に直接連結されている。伝動装置段6aによって、調節部材4の運動と中間部材10の運動との間の伝達比が得られる。
第2図には、本発明による制御装置を実施するための別の実施例による、選択された可能性が概略的に示されている。
すべての図面において、同じ部材又は同じ働きを有する部材には同じ符号が付けられている。反対のことに関して何も述べられていないか、若しくは図面に記載されていなければ、図面に関する説明及び、図示されたことは、別の実施例においても当てはまる。何も説明されていない限りは、種々異なる実施例の詳細は、互いに組み合わせ可能である。
第2図に示した実施例においては、ストッパ部材12の運動が、角度的に同じ大きさの運動を中間部材10に伝達する。言い換えれば、第2図に示した実施例において、第2の伝動装置段6bで、ストッパ部材12の旋回運動が、1対1で、中間部材10の旋回運動に伝達される。従って、第2図の概略的な図面においては、伝動装置段6bに関して第1図に示された枠は図示されていない。
この実施例においては、伝動装置6の第1の伝動装置段6aは例えば、調節レバー4aの2角度単位(例えば2°)の旋回運動が、中間部材10の5角度単位(例えば5°)の回転運動に変えられるように設計されている。
この実施例において、調節部材4が、第2図に示された非作業位置の左側にある時には、ばね装置8は、第2の伝動装置段6bにおける1対1の伝達比のために、矢印24方向の減少されないトルクを伴って中間部材10に作用し、また、第1のばね結合部31を介して矢印26方向で、第1の伝動装置段6aにおける伝達比のために、ばね装置8によって生ぜしめられたトルクの40%(2/5=0.4若しくは40%)が作用する。従って、中間部材10は、ばね装置8によって生ぜしめされたトルクの60%を伴って、矢印24方向で、ストッパ部材12が非作業位置ストッパ20に当接するまで、移動せしめられる。非作業位置の右側では、中間部材10が、矢印26方向で、ばね装置8によって生ぜしめられたトルクの40%を伴って負荷される。
第3図には、本発明による制御装置の、別の有利な選択された実施例が象徴的に示されている。
第3図に示された実施例においては、調節レバー4aと中間部材10との間の回転数の変換は省かれる。第1の伝動装置段6aは、調節部材4の旋回運動若しくは回転運動が、同じ大きさの旋回運動若しくは回転運動につまり1対1で、中間部材10に伝達される。第3図には、第1図で方形の箱として略示された第1の伝動装置段6aが、略示された方形の歯に置き換えられている。この方形の歯は、調節部材4と中間部材10とが互いに運動可能に連結されていて、1対1の伝達比を有しているということを象徴している。
この実施例では、伝動装置6の伝動装置段6bは、例えば、ストッパ部材12の回転運動が2角度単位(例えば2°)、中間部材10の回転運動が1角度単位(例えば1°)であるように、構成されている。これによって、ばね装置8は第2のばね結合部32を介して中間部材10に、ばね装置8によって生ぜしめられたトルクの200パーセント(200%)を伴って作用する(右方向に)。左方向には、ばね装置8が、第1のばね結合部31を介して100パーセント(100%)のトルクを伴って、中間部材10に作用する。これによって、調節部材4が第3図に示された非作業位置よりも左側にある時に、中間部材10がばね装置8によって、ストッパ32aが非作業位置20に当接するまで、矢印24方向で100パーセント(200%−100%=100%)で負荷されるようになっている。非作業位置よりも右側にあると、中間部材10は、ばね装置8によって生ぜしめられたトルクの100パーセント(100%)を、矢印26方向で負荷される。
第4図及び第5図には、第1図で象徴的に示された実施例が実際にどのように構成され得るかについての、詳細の例が示されている。
第4図に示された実施例においては、調節部材4は、スロットルバルブ4dとスロットルバルブ軸4wとを有している。スロットルバルブ4dは、固定ねじ4sを介してスロットルバルブ軸4wに堅固に結合されている。歯付きセグメント4zはスロットルバルブ軸4wに堅固に結合されている。スロットルバルブ4dとスロットルバルブ軸4wと歯付きセグメント4zとは、第1図に示された調節レバー4a及び該調節レバー4aに固定されたスライダ4bと同じ作用を有している。
第4図にはケーシング36が示されている。このケーシング36は、有利にはスロットルバルブスリーブの形状を有していて、スロットルバルブスリーブとして働く。ケーシング36には、伝動装置室36rが形成されている。伝動装置室36rは、カバー36dによって覆われている。カバー36dはケーシング36に属している。
スロットルバルブ軸4wは、軸受34を介してケーシング36内で回転可能若しくは旋回可能に支承されている。スロットルバルブ軸4wは回転軸線4xを有している。ケーシング36内には、軸受34を受容するための回転切削部36aが形成されている。軸受34の直径は、軸受34が回転切削部36a内に押し込まれた時にケーシング36と堅固に結合されるように、回転切削部36aに合わせられている。これによって軸受34は、スロットルバルブ軸4wを、半径方向でも軸方向でも保持することができる。軸受34は例えば滑り軸受である。
第4図に示されているように、中間部材10は、大きい曲率半径を有する第1の歯列10gと、小さい曲率半径を有する第2の歯列10kとを備えている。中間部材10は、ケーシング36に堅固に結合された軸38に相対回動可能に支承されている。
スロットルバルブ軸4wに堅固に結合された歯付きセグメント4zは、外歯列4kを有している。スロットルバルブ4dの調節は一般に90°で十分であるので、外歯列4kは一般に約110°の円弧角度に亙って設ければ十分である。
ストッパ部材12は貫通孔12dを有している。ストッパ部材12は、貫通孔12dによってスロットルバルブ軸4wで自由に回転可能に支承されている。
ばね装置8は、コイル状に巻かれたトーションばね若しくはねじりばね8dを有している。ばね装置8のねじりばね8dは、歯付きセグメント4zに係合する第1のばね端部8eと、ストッパ部材12に係合する第2のばね端部8fとを有している。ばね端部8eが歯付きセグメント4zに係合する箇所では第1のばね結合部31が形成されていて、第2のばね端部8fがストッパ部材12に係合する箇所では、第2のばね結合部32が存在する。ばね装置8は、ばね端部8e及び8fを介して、調節部材4の歯付きセグメント4z及びストッパ部材12にトルクを加える。
ばね装置8は、1つだけのねじりばね8dの代わりに、2つ又は3つ或いはそれ以上の個別のばねを有していてもよい。これら多数のばねは、これらのばねのうちの1つが故障した時に、残りのばねが、調節部材4を非作業位置に戻すために十分なばね力を有するように設計されている。
伝動装置室36r内には、特に、中間部材10とストッパ部材12とばね装置8と、歯付きセグメント4zと角度センサ40とが配置されている。角度センサ40の一部は、カバー36dに堅固に結合されており、また角度センサ40の一部は歯付きセグメント4zに設けられている。角度センサ40は、スロットルバルブ4dのその都度の回転位置を検出する。
ばね装置8は、ばね結合部31及び歯付きセグメント4zを介して、回転軸線4xを中心としたトルクを調節部材4に伝達し、それとは逆方向のトルクを第2のばね結合部32を介してストッパ部材12に伝達する。ねじりばね8dの長さは、ばね装置8が前記トルクに付加的な力を回転軸線4xに対して軸方向で生ぜしめるように設計されている。この力は、歯付きセグメント4zとストッパ部材12とを軸方向で互いに離れる方向に押し付ける。これによって、ストッパ部材12は、ケーシング36内に強く押し込まれた軸受34に対して軸方向で押し付けられる(第4図で左方向に)。それと同時に、ばね装置8は、歯付きセグメント4zを介してスロットルバルブ軸4wを右方向に押し付ける。スロットルバルブ軸4wに働く、ばね装置8のこの軸方向力を補償するために、スロットルバルブ軸4wには凹部4eが設けられており、この凹部4e内に固定円板34aが挿入されている。固定円板34aは、一方では凹部4eの縁部で支えられていて、他方では、ばね装置8によって軸方向で軸受34に向かって押し付けられている(第4図で右方向に)。前述のように、軸受34は、押し込みによってケーシング36に堅固に結合されている。ばね装置8によって生ぜしめられた軸方向のプレロード(若しくは予荷重)によって、スロットルバルブ4dは、軸方向で正確に位置決めされる。
実施例に示されているように、ばね装置8は、トルクを生ぜしめるためにも、またスロットルバルブ4dをガス通路2に対して軸方向で固定するためにも役立つ。
第5図は、第4図に示された矢印V方向で見た図を示している。第5図には、見やすくするためにカバー36d及びケーシング36は図示されていない。第5図には、ケーシング36のうちの、ケーシング36に一体成形された非作業位置ストッパ20と、同様にケーシング36に一体成形された終端位置ストッパ21及び22だけが示されている。
第5図に示されているように、歯付きセグメント4zに設けられたストッパが、ケーシング固定された第2の終端位置ストッパ22に当接する時に、調節部材4の調節運動が矢印24方向で制限される。矢印26方向での、調節部材3の回転運動は、歯付きセグメント4zに設けられたストッパによって制限される。このストッパは、ケーシング固定された第2の終端位置ストッパ21に当接することができる。しかしながら、スロットルバルブ4d(第4図)がガス通路2内で旋回することによって、調節部材4の旋回運動を矢印26方向で制限することも可能である。これに対応して第1図に示した実施例においては、スロットルバルブ4dに相当するスライダ4bが、矢印26方向で運動する際に、第1の終端位置ストッパ21が設けられているガス通路2に当接する。
スロットルバルブ4dに結合された歯付きセグメント4zが、矢印26方向(第5図)で回転せしめられると、ガス通路2(第4図)は閉鎖され、駆動機械の出力は低下される。歯付きセグメント4zが矢印24方向で回転すると、ガス通路2は開放し、駆動機械の出力は増大する。
電気式の調節駆動装置16は、歯付きセグメント4z(第5図)又はスライダ4b(第1図)又はスロットルバルブ4dが第1の終端位置ストッパ21に当接するまで、中間部材10を介して調節部材4の歯付きセグメント4zを矢印26方向で調節することができる。逆方向(矢印24)では、歯付きセグメント4zが第2の終端位置ストッパ22に当接するまで(第5図)、調節駆動装置16は調節部材4を回転させることができる。制御装置は有利には、調節部材4が第1の終端位置ストッパ21にある時に駆動機械が最小出力で作業し、調節部材4が第2の終端位置ストッパ22にある時に駆動機械が最大出力で作業するように、設計されている。
ばね装置8は、第1のばね結合部31及び外歯列4kを介して中間部材10に働き、それと同時に、ばね装置8は、第2のばね結合部32及びストッパ部材12及びストッパ結合32bを介して中間部材10に作用する。外歯列4kの曲率半径は、2つのストッパ10bと32bとの間の接触点の半径よりも大きいので、ばね装置8によって、第1図から第3図を用いて説明したような中間部材10に働く合成トルク(resultierende Drehmoment)が生じる。中間部材10は歯列10k,4kを介して調節部材4に作用結合するので、調節部材4が図示の非作業位置と第1の終端位置ストッパ21との間に存在する時に矢印24方向の合成トルクが生じ、調節部材4が、図示の非作業位置と第2の終端位置ストッパ22との間に存在する時に矢印26方向の合成トルクが生じる。
第1図に示した大きさの、伝動装置段6a,6bを備えた伝動装置6を得るために、外歯列4kの曲率半径(第5図)は、歯列10kの曲率半径の数倍に設定されている。これによって、ばね結合部31から中間部材10に1対4(1:4)の回転数伝達比、若しくは4対1(4:1)のトルク伝達比が得られる。また、ストッパ32bの曲率半径をストッパ10bの曲率半径に対して7対4(7:4)にすれば、これによって、第2のばね結合部32から中間部材10に、4対7(4:7)の回転数伝達比、若しくは7対4(7:4)のトルク伝達比が得られる。
第2図に示した、伝動装置段6aを備えた伝動装置6を得るためには、ストッパ10bの曲率半径をストッパ32bの曲率半径と同じ大きさにし、外歯列4kの曲率半径を、歯列10kの曲率半径の2.5倍(2.5)にする。
伝動装置段6bを備えた伝動装置6において、第3図に示した比を得るために、外歯列4kの曲率半径を、歯列10kの曲率半径と同じ大きさにし、ストッパ10bの曲率半径をストッパ32bの曲率半径の2倍の大きさにする。
再び第1図を参照すれば、第1の伝動装置段6aを介して第1のばね結合部31の回転数を中間部材10にやや高めて伝達し、同時に第2の伝動装置段6bを介して第2のばね結合部32の回転数を中間部材10にやや低くして伝達すれば、ばね装置8の意図的な効果を得ることができる。
第4図及び第5図に示されているように、電気式の調節駆動装置16は、歯車16a及び歯列10gを介して、中間部材10と作用係合していて、歯列10k及び外歯列4kを介して調節部材4と作用係合している。調節駆動装置16をできるだけ小さく構成するために、調節駆動装置16には、電動機特に高回転数を有する直流電動機が使用されている。図面に示されているように、調節駆動装置16の回転数は、2つの段を介してスロットルバルブ軸4wに伝達される。歯車伝動装置14は第1の段であって、伝動装置6の伝動装置段6aが第2の段である。本発明に従って構成された制御装置の種々異なる伝動装置段は主として、調節駆動装置16の高い回転数をスロットルバルブ軸4wの低い回転数に減少するためにも共に使用することができるので、制御装置においては全部でわずかな部分しか必要としない。ばね装置8は有利には1つのばねから成っていて、調節部材4を両方向つまり矢印24と26方向で非作業位置に調節することができるという、大きな利点がある。付加的なばねは必要ない。
第6図、第7図及び第8図には、第1図から第5図に示したストッパ部材12をどのようにして省略することができるかについての可能性の例が示されている。
第6図には、本発明による制御装置を構成するための特に有利な別の可能性の実施例が象徴的な形状が示されている。
第6図に示した実施例においては、ばね装置8のばね端部8fは、第2のばね結合部32の領域内で、調節部材4が図示の非作業位置にある時に、ばね端部8fが非作業位置ストッパ20にもまた、中間部材10に属するストッパにも当接することができるように構成されている。
調節駆動装置16が調節部材4を、図示の非作業位置から終端位置ストッパ22の方向に調節すると、ストッパ10bは、ばね端部8fに設けられたストッパ32bから持ち上がり、ばね装置8が、終端位置ストッパ21に向かって(矢印26)調節部材4に作用する。調節駆動装置16が調節部材4を、図示の非作業位置から第1の終端位置ストッパ21に向かう方向(矢印26)に調節すると、ばね結合部32は、中間部材10によって、ストッパ10b,32bを介して矢印26方向に連行され、ばね装置8のばね端部8fに設けられたストッパ32aは、非作業位置20から持ち上がる。これによって、ばね装置8によって、合成力若しくは合成トルクが、中間部材10に向かって矢印24の方向で生じる。この合成力若しくは合成トルクは、中間部材10から調節部材4に伝達される。つまりばね装置8は、矢印24方向で、調節部材4が図示の非作業位置に達するまで、調節部材4に作用する。
第6図には、別の実施例が、理解し易くするために及び見易くするために概略的に示されている。第7図及び第8図にはさらに別の実施例が示されているので、実際の実施可能性を明確に認識することができる。
第7図には、選択された特別に有利な別の実施例の横断面図が示されている。
スロットルバルブ軸4wの延長部では、カバー36dに、付加部36eとばねガイド部36fが設けられている。
付加部36eではばね装置8が軸方向で支えられているので、ばね装置8は、歯付きセグメント4zを介してスロットルバルブ軸4wに、回転軸線4xに対して長手方向で力を加えることができる。ばね装置8は、スロットルバルブ軸4wを介してスロットルバルブ4dに堅固に結合された歯付きセグメント4zを、端面側で軸受34に対して緊締する。第7図に示した実施例においては、軸受34はころがり軸受であって、このころがり軸受は、半径方向でも軸方向でも力を伝達することができる。軸受34は外レースを有しており、この外レースは、ケーシング36に対して堅固に固定されている。軸受34の内レースは、スロットルバルブ軸4wを半径方向でガイドする。ケーシング36に対する外レースの固定は、相応のプレス嵌めによって行うことができる。ばね装置8は歯付きセグメント4zに、軸受34に対してばね弾性的なプレロード(予荷重)を加えることによって、ガス通路2に対するスロットルバルブ4dの正確な軸方向ガイドを得ることができる。
第7図に示されているように、ばね装置8の折り曲げられたばね端部8eは、歯付きセグメント4zに設けられた孔内に懸架されている。この懸架位置に、第1のばね結合部31が形成されている。
第8図には、制御装置の端面側から見た図が示されている。第8図は、第7図の矢印VIII方向で見た図である。第8図には、見やすくするためにケーシング36及びカバー36dがほぼ省略されている。ケーシング36のうちの、ばねガイド部36fの断面図及び、ケーシング36若しくはカバー36dに位置している非作業位置ストッパ20の断面図と、ケーシング固定された終端位置ストッパ21及び22だけが示されている。この実施例においても、終端位置ストッパ21は、歯付きセグメント4zがケーシング36に当接できることによって、又は調節部材4のスロットルバルブ4dがガス通路2の壁部に当接することによって、形成される。
第7図及び第8図によれば、ばね装置8のねじりばね8dはコイル状に巻かれている。ねじりばね8dは、ばね結合部31を介してトルクを調節部材4に加え、またばね結合部32を介してトルクを中間部材10に加える。ばね結合部32の領域内で、ばね装置8のワイヤが半径方向外方に湾曲されている。これによって、ばね端部8fは、ばね結合部32の領域内でてこ腕を形成し、このてこ腕は、調節部材4の位置に応じて、中間部材10のストッパ10b及び/又はケーシング固定された非作業位置ストッパ20に当接する。どの状態で、ばね装置8のばね端部8fがストッパ10bに若しくは非作業位置ストッパ20に当接するかは、第6図に関連して既に詳しく説明されている。
制御装置は、駆動機械の出力を特に自動車の駆動機械の出力を制御するために使用される。調節部材4の位置は、駆動機械の出力を規定する。この制御装置は、特にオットー機関のために設けられており、この制御装置は、調節部材4がスロットルバルブ軸に回転可能に支承されたスロットルバルブであれば、特に有利である。調節駆動装置16は、第1の終端位置ストッパ21によって規定された第1の終端位置と第2の終端位置ストッパ22によって規定された第2の終端位置との間で、調節部材4のスロットルバルブ4dを調節するために使用される。ばね装置8は、調節駆動装置16が故障した時に、スロットルバルブ4dを、非作業位置ストッパ20によって規定される非作業位置に調節する。非作業位置ストッパ20は、第1の終端位置と第2の終端位置との間に位置している。ばね装置8は、第1のばね結合部31若しくは第2のばね結合部32を介して中間部材10に、この中間部材10がそれぞれ非作業位置ストッパ20によって規定された非作業位置に達するまで、作用する。この場合、ばね装置8は、第1のばね結合31を介しては、中間部材10を、第1の終端位置ストッパ21によって規定される第1の終端位置の方向に、また、第2のばね結合部32を介しては、中間部材10を、第2の終端位置ストッパ22によって規定される第2の終端位置の方向に向かって移動させるように作用する。調節部材4は、中間部材10に作用接続しているか、又は、換言すれば調節部材4は中間部材10に運動可能に連結されているので、調節駆動装置16が故障した場合に、調節部材4は中間部材10と一緒に、所定の非作業位置に達する。ばね装置8と中間部材10との間には少なくとも1つの伝動装置6が設けられている。この伝動装置6によって、第1の終端位置(第1の終端位置ストッパ21)と非作業位置(非作業位置ストッパ20)との間で、第2の終端位置(第2の終端位置ストッパ22)に向かって中間部材10に働くばね装置8の作用(力若しくはトルク)が、第1の終端位置(第1の終端位置ストッパ21)に向かって働く作用よりも大きくなることが達成される。ばね装置8の作用は、第4図、第5図、第7図及び第8図に示されているように、相応の部分が回転可能に支承されているので、相応のトルクが得られる。伝動装置6は、特に第1図から第3図までに伝動装置段6a及び6bによって詳しく説明されているように、種々異なる伝動装置段を有することができる。
制御装置は有利には、調節部材4が、第1の終端位置ストッパ21によって規定された第1の終端位置にある時に、駆動機械が最小の出力で作業するか又は完全に遮断されるか若しくは出力を発生しないように構成されている。調節部材4が、第2の終端位置ストッパ22によって規定された第2の終端位置にあると、駆動機械は有利には最大出力で作業する。
非作業位置ストッパ20によって規定された非作業位置は、有利には、非作業位置において駆動機械が、自動車の非常運転が可能な程度に大きい出力を発生するように規定されている。
伝動装置6の伝動装置段6a,6bは、第1の伝動装置段6aが回転数を第1のばね結合部31から中間部材10に第1の伝達比だけ上昇させ、第2の伝動装置段6bが第2のばね結合部32から中間部材10に第2の伝達比だけ上昇させ、この場合に第1の伝達比は、第2の伝達比よりも大きい。力若しくはトルクに関しては、伝動装置6の伝動装置段6a及び6bは、第1の伝動装置段6aがカ若しくはトルクを第1のばね結合部31から第2の中間部材に第1の伝達比だけ低下させ、第2の伝動装置段6bが力若しくはトルクを第2のばね結合部32から中間部材10に第2の伝達比だけ低下させ、この場合、第1の伝達比は、第2の伝達比よりも大きい。言い換えれば、伝動装置段6aにおける、調節部材4から中間部材10へ伝達される、ばね装置8の力若しくはトルクは、第2の伝動装置段6bにおける、第2のばね結合部32から中間部材10へ伝達される力若しくはトルクよりも大きく低下せしめられる。第4図、第5図、第7図及び第8図に示された実施例においては、この特に有利な、伝動装置6の分割が選択された、相応の曲率半径によって与えられる。
第1の伝動装置段6aを介してトルクは調節駆動装置16からスロットルバルブ4dに伝達されるので、第1の伝動装置段6aのためには歯車伝動装置が特に有利である。第2の伝動装置段6bは特に非作業位置を正確に規定するために使用されるので、第2の伝動装置段6bの領域内には、高価な歯車伝動装置は必要なく、第4図、第5図、第7図及び第8図に示されているように、相互に係合することができるレバー伝達装置として使用されるストッパ32b及び10bで十分である。第1の終端位置ストッパ21によって規定された第1の終端位置と非作業位置との間では、相対的に小さい角度例えば15°進むだけである。これは同様に、2つのストッパ10b、32bを備えた簡単に製造可能なレバー伝達装置を可能にする。
非作業位置は、例えば非作業位置ストッパ20においてねじを使用することによって、調節可能に構成することができる。このねじを介して、調節部材4に属するスロットルバルブ4dの非作業位置が調節できる。しかしながらスロットルバルブ4dの非作業位置は、制御装置の組み付け時に歯付きセグメント4zがスロットルバルブ軸4wに対して、ストッパ32aが非作業位置ストッパ20に当接した時にスロットルバルブ4dが所望の位置に達するまで、相応に回転せしめられることによって、調節される。次いで初めて歯付きセグメント4zはスロットルバルブ軸4wに固定される。
図示の実施例に示されているように、ばね装置8(第1図、第2図、第3図及び第6図)のばね8a若しくはばね装置8(第4図、第5図第7図及び第8図)のねじりばね8dは調節部材4に直接的に枢着若しくはヒンジ接続されている。言い換えれば、ばね装置8は、第1のばね結合部31を介して直接的に、かつ常に調節部材4に作用する。ばね装置8と調節部材4とを相互に連結及び連結解除する必要は特にない。
Claims (17)
- 駆動機械特に車両の駆動機械の出力を制御するための制御装置であって、駆動機械の出力を規定する調節部材(4,4b,4d)と、第1の終端位置(21)と第2の終端位置(22)との間で調節部材(4,4b,4d)を調節するための調節駆動装置(16)と、この調節駆動装置(16)が故障した時に調節部材(4,4b,4d)を非作業位置に調節するばね装置(8)とを有しており、非作業位置(20)が第1の終端位置(21)と第2の終端位置(22)との間に位置している形式のものにおいて、
調節部材(4,4b,4d)と作用接続している中間部材(10)が設けられており、この場合、ばね装置(8)が、中間部材(10)に対して、第1のばね結合部(31)を介して第1の終端位置(21)の方向に働き、かつ第2のばね結合部(32)を介して第2の終端位置(22)の方向に非作業位置(20)に達するまで働き、ばね装置(8)と中間部材(10)との間に少なくとも1つの伝動装置(6,6a,6b)が設けられており、該伝動装置によって、第1の終端位置(21)と非作業位置(20)との間で中間部材(10)に対して第2の終端位置(22)の方向に働くばね装置(8)の第1のばね作用が、第1の終端位置(21)の方向に働くばね装置(8)の第2のばね作用よりも大きくなっていることを特徴とする、駆動機械の出力を制御するための制御装置。 - 第1の終端位置に位置する調節部材(4,4b,4d)において駆動機械が最小の出力で、また第2の終端位置(22)に位置する調節部材(4,4b,4d)のおいて駆動機械が最大の出力で作業する、請求項1記載の制御装置。
- 調節部材(4,4b,4d)と中間部材(10)とが回転可能に支承されていて、ばね装置(8)の第1のばね作用が第1のトルクであって、ばね装置(8)の第2の作用が第2のトルクである、請求項1又は2記載の制御装置。
- 伝動装置(6,6a,6b)が第1のばね結合部(31)と中間部材(10)との間の第1の伝動装置段(6a)と、第2のばね結合部(32)と中間部材(10)との間の第2の伝動装置段(6b)とから構成されている、請求項1,2又は3記載の制御装置。
- 第1の伝動装置段(6a)が、第1のばね結合部(31)から中間部材(10)へ回転数を第1の伝達比だけ高め、第2の伝動装置段(6b)が、第2のばね結合部(32)から中間部材(10)へ回転数を第2の伝達比だけ高めるようになっており、この場合、第1の伝達比が第2の伝達比よりも大きい、請求項4記載の制御装置。
- 第1の伝動装置段(6a)が歯車伝動装置である、請求項4又は5記載の制御装置。
- 第2の伝動装置段(6b)がレバー伝動装置である、請求項1から7までのいずれか1項記載の制御装置。
- 第2のばね結合部(32)は、ストッパ部材(12)が非作業位置で非作業位置ストッパ(20)に当接するまで、ストッパ部材(12)を介して中間部材(10)に働く、請求項1から7までのいずれか1項記載の制御装置。
- 第2のばね結合部(32)は、第2のばね結合部(32)が非作業位置で非作業位置ストッパ(20)に当接するまで、中間部材(10)に働く、請求項1から7までのいずれか1項記載の制御装置。
- 非作業位置ストッパ(20)が調節可能である、請求項8又は9記載の制御装置。
- 非作業位置ストッパ(20)が駆動機械の緊急運転位置を規定する、請求項8から10までのいずれか1項記載の制御装置。
- 調節駆動装置(16)が中間部材(10)を介して調節部材(4,4b,4d)に結合されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の制御装置。
- 調節駆動装置(16)と中間部材(10)との間に、調節駆動装置(16)の回転数を低下させる歯車伝動装置(14)が設けられている、請求項12記載の制御装置。
- 調節部材(4,4b,4d)が、スロットルバルブ軸(4w)に固定された、回転軸線(4x)を中心にして回転可能にケーシング(36)内に支承されたスロットルバルブ(4d)であって、ばね装置(8)が、ケーシング(36)に配属された軸方向ストッパ(34,34a)に対してスロットルバルブ軸(4w)を軸方向で緊締するために使用される、請求項1から13までのいずれか1項記載の制御装置。
- ばね装置(8)が、スロットルバルブ軸(4w)を軸方向ストッパ(34,34a)に対して軸方向で緊締するために、対抗方向でケーシング(36,36d)に支えられている、請求項14記載の制御装置。
- ばね装置(8)がストッパ部材(12)を介してケーシング(36)で支えられている、請求項14記載の制御装置。
- ばね装置(8)が常に調節部材(4)に働く、請求項1から16までのいずれか1項記載の制御装置。
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