JP3956766B2 - 非常停止スイッチ - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、押しボタンの押込み操作により接点部を開閉させるスイッチ、特に、押しボタンを押し込み切る前に手を離した場合でも押しボタンが元の位置に復帰することを阻止可能に構成し、押しボタンを回転させることにより元の位置に復帰可能な非常停止スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
産業用の機械や設備等の負荷を停止させる非常停止スイッチとして、例えば、特開平9−50730号公報に開示されており、図11に示すように、筒状パネルに取り付けられる筒状体からなるフレーム100と、このフレーム100に前端部に配置される押釦101と、この押釦101の押圧操作によりフレーム100内を摺動してスイッチ部の接点を開閉操作する押棒103とを備えた押釦101スイッチにおいて、押釦101を押圧操作したときの押棒103への圧力伝達がばねを介して行われるようにするとともに、ばね力を受けた押棒103の移動がばね力が所定値を超えたときに行われ、かつ移動後、押棒103をその移動端位置に係止して押圧操作前位置への復帰を阻止する係合構造を備え、この係合構造は、押棒103の移動が、筒状体からなるフレーム100の内側に形成された凸部104を、変形可能な材質からなる押棒103の周面に形成した凸部105を乗り越えて行われる構造とし、また押釦101と押棒103との間に両者の軸方向相対移動を許すとともに周方向相対移動を不可能とする係合部を備えるとともに押釦101への押圧力消滅後に押釦101を押圧操作前の位置へ復帰させるためのコイル状復帰ばねがフレーム100と同軸にフレーム100と押釦101との間に介装されてコイルの一方端がフレーム100に、他方端が押釦101に、それぞれ固定され、押釦101を軸まわりに回動させることにより押釦101の押圧操作による移動後の押棒103とフレーム100との係合を解除させて押釦101を押圧操作前の位置に復帰させる押釦スイッチが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公知例では、押釦101とスイッチ部との間に、復帰ばねと凸部104、105によるロック機構とが上下にそれぞれ独立に設けられているため高さが高く、このため機械や設備等の操作装置が小さいか、または薄い場合には組み込むことが困難であった。
【0004】
また、防水・防塵は、摺動部にリング状のシールを取り付けることで行っているため、押ボタンを端押し操作した場合には、シールが傾いて摺動部に隙間が発生し、この隙間から水や塵埃が浸入する可能性があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、低背・省スペース化が図れ、かつ、端押し操作された場合でも防水・防塵に支障が生じない非常停止スイッチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、固定接点部と可動接点部とから構成する接点部が収納されたスイッチケースと、前記スイッチケースに付勢力に抗して押込み自在に且つ回動自在に装着されて接点部を開閉する押しボタンとを有し、前記押しボタンの押込み操作により前記接点部を開路した後、ロック機構を用いてロックすることにより押込み操作前への復帰が阻止される非常停止スイッチにおいて、前記ロック機構が、押しボタン側へ配置されるべく、ロックバネを有し、該ロックバネを前記押しボタンに取り付けると共に、前記スイッチケース側に形成した第1係合部に前記ロックバネを係合させ、且つ押込み操作により前記押しボタンが前記固定接点部に閉成されている前記可動接点部に接触して該可動接点部を変位可能に構成し、前記可動接点部が前記固定接点部に接触した状態で、前記押しボタンを押し込むことにより、該押しボタンが前記可動接点部を動作させ、該可動接点部を前記固定接点部から開離させてスイッチオフにすると共に、前記ロックバネは押しボタンと共に押し込まれることにより、前記スイッチケースの第1係合部から離脱して、前記スイッチケース側に形成した第2係合部に係止することで前記押しボタンをロック可能に構成して、前記スイッチオフの状態から前記押しボタンを回動させることにより、前記ロックバネを前記第2係合部から押しボタン回動方向に離脱させることで前記押しボタンを付勢力により押込み操作前へ復帰可能にすると共に、前記可動接点部が前記固定接点部に接触して前記接点部を閉路させることが可能に構成されており、且つ、前記押しボタンの前記スイッチケースに対する装着構造が、前記スイッチケースに支柱を立設して、該支柱に摺動自在に且つ回動自在に嵌合する嵌合筒を前記押しボタンから垂設し、前記ロックバネは弾性ワイヤで形成して、該弾性ワイヤを前記嵌合筒外面に取り付けると共に、前記支柱に係合突部を形成して、該係合突部の互いに対向する一対の面によりそれぞれ前記ロックバネを係合させる前記スイッチケースの第1および第2係合部を形成し、且つ前記ロックバネを前記嵌合筒に形成した開口部に挿通して前記第1係合部に係合させて構成して、前記押しボタンの押込みで、前記第1係合部に係合しているロックバネは前記係合突部を乗り越えることにより前記第1係合部を離脱して前記第2係合部に係止するように構成しており、さらに、前記ロックバネが、弾性ワイヤを略U字状に形成して、該弾性ワイヤの折曲部を前記嵌合筒の外面に固定させると共に、前記弾性ワイヤの少なくとも一方の脚部の先端部を内方に屈曲させて屈曲部を形成し、該屈曲部を前記開口部に挿通して前記係合突部に係合して構成されたことを特徴とする。
【0007】
従って、本発明は、押しボタンをロックする機構を、従来例のように、押しボタンに対して上下独立に設けることなく、押しボタン側に設けたので、全体の高さを低くすることができ、よって、低背・省スペース化が図れ、負荷の操作装置が小さい場合や薄い場合でも組み込むことが可能になるばかりか、配線の取りまわしも容易になり、操作装置の設計の自由度が増大する。
【0008】
また、押しボタンの操作で接点部を開閉可能にしたから、上記と相まってさらなる低背化が可能となる。
【0010】
また、本発明は、押しボタンの嵌合筒にロックバネを取り付けて、このロックバネをスイッチケース側に嵌合させるため、低背・省スペース化が可能になる。
【0012】
また、本発明は、押しボタンをスイッチケースの支柱に直接嵌合させるため、低背化と省スペース化を可能にすることができる。また、押しボタンのロック機構の一部を、単体の弾性ワイヤで構成して、この弾性ワイヤを押しボタンの嵌合筒に取り付けるため、換言すれば、ロック機構を押しボタン側に設置可能であるため、低背・省スペース化を図ることができる。
【0016】
また、本発明は、弾性ワイヤを略U字状に形成するため、嵌合筒への取付けが容易になり、組立性の向上が図れる。
【0017】
さらにまた、本発明は、前記スイッチケースに一端部を、且つ前記嵌合筒に他端部を、それぞれ回動不能に取り付けることにより前記スイッチケースと前記押しボタンとの間に押しボタン復帰用の弾性部材を装着することや、また、前記弾性部材は前記スイッチケース内部をシール可能なキャップ状のシール材で形成することが考えられる。
【0018】
従って、押しボタンを端押し操作しても、シール材とスイッチケースとの間に隙間が発生することがなく、よって、防水・防塵をより完全にすることができる。また、弾性部材のみで復帰用の役割とシール用の役割を果たすことができるため、部品点数を低減させることができると共に、組立性の向上を図ることが可能である。
【0019】
さらにまた、本発明は、前記キャップ状の弾性部材を周方向に伸縮自在な波形状に形成し、且つ軸まわりに捻った状態で一端部を前記スイッチケースに、他端部を前記嵌合筒に、それぞれ取り付けることが考えられる。
【0020】
従って、本発明は、押しボタンを押込み・回動させても弾性部材が取付け部からずれることがない。また、弾性部材のみで押しボタンに押込み及び回動方向に対する復帰力を与えることができるため、部品点数の低減化が図れる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る非常停止スイッチの実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1乃至3において、1はスイッチケース、20は、スイッチケース1に装着された押しボタンである。
【0025】
スイッチケース1は、有底周壁の上端部に外向きフランジ2を付設している。スイッチケース1の底面3の中央部には、支柱4が立設されている。この支柱4の上端部における前後両面(図3において、紙面と直交する方向を前後方向と定める。)には、一対の溝部5、5が形成されており、これら両溝部の底面は径外方に凸の湾曲形状に形成されている。
【0026】
両溝部5、5の底面中央部には係合突部6、6が突設され、かつ、両係合突部6、6の上面は下方に傾斜する傾斜面に形成されている。
【0027】
支柱4の前後両側には、保持柱9、9が立設されていて、これら両保持柱9、9には、可動片復帰用のコイルバネ10、10が上部を保持柱9、9から突出させて伸縮自在に嵌合されている。
【0028】
両保持柱9、9の左右両側には、スイッチケース1の底面3を貫設させて固定片11、11、11、11が立設されており、これら固定片の上端部には固定接点部12、12、12、12が取り付けられている。
【0029】
また、左右に位置する一対の固定片11、11間には、次に述べる可動接点部を案内する案内筒13が立設されている。この案内筒13は他の対の固定片11、11間にも同様にして設けられている。
【0030】
2対の固定接点部12、12、12、12に対応して設けられる2対の可動接点部14、14、14、14は、コイルバネ10、10の上端に固定された可動片15、15の両端部に取り付けられている。
【0031】
可動片15、15は下向きU字状に形成され、かつ、コイルバネ10、10の上端に固定された中間部から垂下片16、16を垂設して、両垂下片を案内筒13、13に摺動自在に嵌合させている。
【0032】
可動片15、15に押込み力が作用していない状態では、可動接点部14、14、14、14は固定接点部12、12、12、12に接触している。これら固定接点部と可動接点部とは接点部17を形成する。
【0033】
スイッチケース1に装着された押しボタン20は、頂壁21から嵌合筒22を垂下して、この嵌合筒22を支柱4に摺動自在に嵌合させている。嵌合筒22の前後両部には、図3に明示するように、周方向に長い開口部23が形成されている。
【0034】
また、嵌合筒22の下端部外面は下向き段部24を介して小外径部に形成されていて、下向き段部24は、押しボタン20の押込み時に、可動片15、15に接触可能になっている。
【0035】
嵌合筒22の外面には、ロックバネ30が取り付けられている。このロックバネ30は、略U字状の弾性ワイヤから形成され、かつ、この略U字状ワイヤの折曲部は、嵌合筒22の左右一方の面に固定されている。
【0036】
また、略U字状ワイヤの両脚部の先端部は、嵌合筒22の中心方向に屈曲されてく字状部31、31に形成されている。これら両く字状部31、31は、開口部23を挿通して支柱4の係合突部6の上面に係合している。
【0037】
なお、ロックバネ30を形成する弾性ワイヤは、金属製でも合成樹脂製でもよく、また、く字状部31は一方の脚部にのみ形成することも可能である。
【0038】
スイッチケース1と押しボタン20との間には、図4にも示すように、押しボタン復帰用の役割を果たすと共にスイッチケース内部をシールする役割を果たす弾性部材40が装着されている。この弾性部材40は、キャップ状のシール材で形成するのが好ましい。
【0039】
弾性部材40の頂部には筒状の第1取付け部41が形成されており、この取付け部41の内周面には複数の回り止め突起42が形成されている。
【0040】
弾性部材40を装着するには、第1取付け部41を嵌合筒22の外周面に密着させて、回り止め突起42を、嵌合筒22に形成した挿入穴25に嵌合させると共に、弾性部材40の下端部を、筒状の第2取付け部43に形成して、この第2取付け部43をスイッチケース1の外向きフランジ2に回動不能に密着させている。
【0041】
弾性部材40は、図4に示すように、第1及び第2取付け部41、43を除いた部分を、周方向に伸縮自在な波形状に形成し、かつ、軸まわりに捻った状態で第2取付け部43を前記スイッチケース1に、第1取付け部41を前記嵌合筒22に、それぞれ取り付けることが好ましい。このような形状にすることにより、押しボタン20の回動に対し復帰力を与えることができる。
【0042】
次に作用について説明する。
【0043】
図3に示す接点部閉路のスイッチオン状態から、押しボタン20を押し込むと、図5に示すように、ロックバネ30が係合突部6の上面を滑り始め、ある程度押込むと下向き段部24が可動片15に接触して可動接点部14、14、14、14を押し下げることにより固定接点部12、12、12、12から開離させる。
【0044】
両接点部12、14が開離してスイッチオフになった時点で、図6 に示すように、ロックバネ30が係合突部6を乗り越えて、この係合突部6の下面に係止することにより、押しボタン20をロックして元の位置への復帰を阻止する。
【0045】
したがって、押しボタン20を押し切る前に、押しボタン20から手を離しても押しボタンは元の位置に復帰することがないため、スイッチオンになることがない。
【0046】
さらに、図6の状態から押しボタン20を押し込むと、図7に示すように、押しボタン20の頂壁21が支柱4の上端面にあたるため、それ以上押し込むことはできなくなる。
【0047】
一方、弾性部材40は、押しボタン20の押込みにより下方に弾性変形して押しボタン20に復帰力を付与する。
【0048】
図7のスイッチオフの状態からオンにするには、図8に示すように、押しボタン20を、弾性部材40の捻り方向と反対方向に回動させればよく、すると、図9に示すように、ロックバネ30が係合突部6から押しボタン20の回動方向に離脱して押しボタン20のロックが解除される。
【0049】
これによって押しボタン20は弾性部材40の弾力により元の高さまで復帰すると共に、弾性部材40の捻りによる弾力により押しボタン20を上記と反対方向に逆転させる。この2方向の付勢力を受けることにより押しボタン20は元の位置に復帰する。
【0050】
なお、押しボタン20は、ロックバネ30が溝部5の側面に当接するまで回動することができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、固定接点部と可動接点部とから構成する接点部が収納されたスイッチケースと、前記スイッチケースに付勢力に抗して押込み自在に且つ回動自在に装着されて接点部を開閉する押しボタンとを有し、前記押しボタンの押込み操作により前記接点部を閉路した後、ロックバネ手段を用いてロックすることにより押込み操作前への復帰が阻止される非常停止スイッチにおいて、前記押しボタンにロックバネを取り付けて、該ロックバネをスイッチケース側に形成した第1係合部に係合させると共に、押込み操作により前記押しボタンが前記固定接点部に閉成されている前記可動接点部に接触して該可動接点部を変位可能に構成し、前記可動接点部が前記固定接点部に接触した状態で、前記押しボタンを押し込むことにより、該押しボタンが前記可動接点部動作させ、該可動接点部を前記固定接点部から開離させてスイッチオフにすると共に、前記ロックバネは押しボタンと共に押し込まれることにより、前記スイッチケースの第1係合部から離脱させて、前記スイッチケース側に形成した第2係合部に係止することで前記押しボタンをロック可能に構成し、前記スイッチオフの状態から前記押しボタンを回動させることにより、前記ロックバネを前記第2係合部から押しボタン回動方向に離脱させることで前記押しボタンを付勢力により押込み操作前へ復帰可能にすると共に、前記可動接点部が前記固定接点部に接触して前記接点部を閉路させることが可能に構成したので、押しボタンをロックする機構を、従来例のように、押しボタンと上下独立に設けることなく、押しボタン側に設けたので、全体の高さを低くすることができ、よって、低背・省スペース化が図れ、負荷の操作装置が小さい場合や薄い場合でも組み込むことが可能になるばかりか、配線の取りまわしも容易になり、操作装置の設計の自由度が増大する。
【0056】
また、押しボタンで接点部を開閉可能であるから、上記と相まってさらなる低背化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る非常停止スイッチの斜視図である。
【図2】 同じく、図1の一部を切り欠いた斜視図である。
【図3】 同じく、スイッチオンの状態を示す図1の縦断面図である。
【図4】 同じく、弾性部材の斜視図である。
【図5】 同じく、押しボタンの押込み初期状態を示す断面図である。
【図6】 同じく、スイッチオフの状態を示す断面図である。
【図7】 同じく、押しボタンの押し切り状態を示す断面図である。
【図8】 同じく、押しボタンの回動初期状態を示す断面図である。
【図9】 同じく、押しボタンの復帰状態を示す断面図である。
【図10】 非常停止スイッチの分解斜視図である。
【図11】 従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 スイッチケース
4 支柱
6 係合突部
10 コイルバネ
12 固定接点部
14 可動接点部
20 押しボタン
22 嵌合筒
30 ロックバネ
31 く字状部
40 弾性部材
Claims (4)
- 固定接点部と可動接点部とから構成する接点部が収納されたスイッチケースと、前記スイッチケースに付勢力に抗して押込み自在に且つ回動自在に装着されて接点部を開閉する押しボタンとを有し、前記押しボタンの押込み操作により前記接点部を開路した後、ロック機構を用いてロックすることにより押込み操作前への復帰が阻止される非常停止スイッチにおいて、
前記ロック機構が、押しボタン側へ配置されるべく、ロックバネを有し、該ロックバネを前記押しボタンに取り付けると共に、前記スイッチケース側に形成した第1係合部に前記ロックバネを係合させ、且つ押込み操作により前記押しボタンが前記固定接点部に閉成されている前記可動接点部に接触して該可動接点部を変位可能に構成し、前記可動接点部が前記固定接点部に接触した状態で、前記押しボタンを押し込むことにより、該押しボタンが前記可動接点部を動作させ、該可動接点部を前記固定接点部から開離させてスイッチオフにすると共に、前記ロックバネは押しボタンと共に押し込まれることにより、前記スイッチケースの第1係合部から離脱して、前記スイッチケース側に形成した第2係合部に係止することで前記押しボタンをロック可能に構成して、前記スイッチオフの状態から前記押しボタンを回動させることにより、前記ロックバネを前記第2係合部から押しボタン回動方向に離脱させることで前記押しボタンを付勢力により押込み操作前へ復帰可能にすると共に、前記可動接点部が前記固定接点部に接触して前記接点部を閉路させることが可能に構成されており、
且つ、前記押しボタンの前記スイッチケースに対する装着構造が、前記スイッチケースに支柱を立設して、該支柱に摺動自在に且つ回動自在に嵌合する嵌合筒を前記押しボタンから垂設し、前記ロックバネは弾性ワイヤで形成して、該弾性ワイヤを前記嵌合筒外面に取り付けると共に、前記支柱に係合突部を形成して、該係合突部の互いに対向する一対の面によりそれぞれ前記ロックバネを係合させる前記スイッチケースの第1および第2係合部を形成し、且つ前記ロックバネを前記嵌合筒に形成した開口部に挿通して前記第1係合部に係合させて構成して、前記押しボタンの押込みで、前記第1係合部に係合しているロックバネは前記係合突部を乗り越えることにより前記第1係合部を離脱して前記第2係合部に係止するように構成しており、
さらに、前記ロックバネが、弾性ワイヤを略U字状に形成して、該弾性ワイヤの折曲部を前記嵌合筒の外面に固定させると共に、前記弾性ワイヤの少なくとも一方の脚部の先端部を内方に屈曲させて屈曲部を形成し、該屈曲部を前記開口部に挿通して前記係合突部に係合して構成されたことを特徴とする非常停止スイッチ。 - 前記スイッチケースに一端部を、且つ前記嵌合筒に他端部を、それぞれ回動不能に取り付けることにより前記スイッチケースと前記押しボタンとの間に押しボタン復帰用の弾性部材を装着したことを特徴とする請求項1に記載の非常停止スイッチ。
- 前記弾性部材は、前記スイッチケース内部をシール可能なキャップ状のシール材からなることを特徴とする請求項2記載の非常停止スイッチ。
- 前記キャップ状の弾性部材を周方向に伸縮自在な波形状に形成し、且つ軸まわりに捻った状態で一端部を前記スイッチケースに、他端部を前記嵌合筒に、それぞれ取り付けたことを特徴とする請求項2又は3記載の非常停止スイッチ。
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