JP2011130923A - ヘッドレストステーの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のヘッドレストステーの支持構造は、ステー挿入筒部と、孔を備えたヘッドレストサポートのケーシングにチャンバーを設け、チャンバーにロックプレートを旋回可能に収容し、このロックプレート(係合片)の内周面側で、ステーの切欠き部に係止、又は離脱可能とする構造であり、ロックプレートを、チャンバーに設けたスプリングで、復帰可能とする構造である。しかし、この考案は、ヘッドレストサポートの頭部が大きくなることによる弊害が考えられる。
【解決手段】 ステー挿入筒部を備えたヘッドレストサポート、ヘッドレストサポートの上面に設けたステー挿入孔を備えたフランジ部と、フランジ部に被嵌され、かつステー挿入用孔を備えたカバーで構成したヘッドレストステーの支持構造で、フランジ部と、カバーで構成したチャンバーに、係合片と、係合片の旋回復帰を司る弾性体と、係合片の旋回動作を担持する操作ボタンを収容する構成である。
【選択図】 図7−1

Description

本発明は、ヘッドレストステーの支持構造に関する。
従来、ヘッドレストステーの支持構造は、ヘッドレストサポートの頭部より、延設した庇形のフランジ部に、抜差し自在に設けた操作ボタンと、この操作ボタンに設けた係合片とで構成し、この操作ボタンの抜差しで、この係合片の内周面側を、ステーの切欠き部に係合、又は切欠き部より離間する構造である。この構造は、長年の使用で、慣習化されていること、使い勝手がよいこと、等の特徴がある。しかし、[イ] シートの表皮に添接、又は窪んだ状態で設置されているので、とっさの操作にまごつくこと、又は操作ボタンの操作に経験を要すること、等の改良点も挙げられる。また、[ロ] この操作ボタンは、ヘッドレストサポートの頭部より、延設した庇形のフランジ部に、載架支持する構造である。従って、ヘッドレストサポートの頭部が大きくなることで、例えば、体裁が悪いこと、コストが上昇すること、材料の使用が増加すること、又は表皮との連繋に問題があり、このヘッドレストサポートの安定性が確保されないこと、等の改良点があった。
上記に鑑み、本発明は、[ハ] ヘッドレストサポートの頭部を有効活用し、従来の庇形のフランジ部を省略すること、また、体裁を良くすること、コストの低廉化と、材料の節約化を図ること、又は表皮との連繋を図り、このヘッドレストサポートの安定性を確保すること、等を意図する。そして、この意図に即した先行文献を挙げると、以下の文献(1)〜(4)が挙げられる。
文献(1)は、実開昭61−7346号の「シート用ヘッドレストステイの保持構造」である。この考案は、ステー挿入用の筒部と、孔を備えたヘッドレストサポートのケーシング(頭部)に空洞(チャンバー)を設け、このチャンバーにロックプレートを旋回可能に収容し、このロックプレート(係合片)の内周面側で、ステーの切欠き部に係止、又は離脱可能とする構造であり、このロックプレートを、空洞に設けたスプリングで、復帰可能とする構造である。従って、[イ]の改良点は解消できるが、しかし、操作ボタンを、ケートングのフランジ部に設ける構造を採用することで、[ロ]を改良するまでには到っていないこと、また、本発明が意図する[ハ]を達成できないこと、等の問題を抱えている。
文献(2)は、実開昭58−14756号の「ヘッドレストの取付装置」である。この考案は、支持棒(ステー)挿入用の筒部と、孔を備えた保持体(ヘッドレストサポート)の円板(頭部)に、カバーを被嵌することで、空洞(チャンバー)を形成し、この空洞に切欠き部を備えた拡大筒部を設けるとともに、この拡大筒部の切欠き部に、係合体を旋回可能に収容し、この係合体(係合片)の内周面側で、ステーの外周面に圧接係止、又は離脱可能とする構造であり、この係合体を、空洞に設けたスプリングで、復帰可能とする構造である。従って、[ロ]の改良点は解消できるが、しかし、拡大筒部の切欠き部に、係合体を旋回可能に収容する構造を採用することで、[イ]を改良するまでには到っていないこと、また、本発明が意図する[ハ]を達成できないこと、等の問題を抱えている。
文献(3)は、実開昭60−115047号の「ヘッドレストの高さ調節装置」である。この考案は、ステー挿入用の筒部と、孔を備えたヘッドレストサポートのホルダー(頭部)に空洞部(チャンバー)を設け、この空洞部に係合板(係合片)を旋回可能に収容し、この係合板の旋回を操作ノブで操作し、また、この係合板の外周面側で、ステーの切欠き部に係止、又は離脱可能とする構造であり、この係合板と操作ノブを、空洞部に設けたスプリングで、復帰可能とする構造である。従って、[イ]の改良点は解消できるが、しかし、操作ノブと係合板の組合せ構造であり、[ロ]を改良するまでには到っていないこと、また、本発明が意図する[ハ]を達成できないこと、等の問題を抱えている。
文献(4)は、実開昭60−178447号の「ヘッドレストの上下調整装置」である。この考案は、ステー挿入用の筒部と、孔を備えたヘッドレストサポートのケーシング(頭部)にロックカムと、このロックカムに係合するロック解除プレートと、このロック解除プレートに設けたボタン、並びにロックバネとで構成し、このケーシングに被嵌されるカバーで構成し、ロック解除プレートを、ボタン、並びにロックバネの解除で、復帰可能とする構造である。従って、[イ]の改良点は解消できるが、しかし、ロックカムとロック解除プレートの組合せ構造であり、[ロ]を改良するまでには到っていないこと、また、本発明が意図する[ハ]を達成できないこと、等の問題を抱えている。
実開昭61−7346号 実開昭58−14756号 実開昭60−115047号 実開昭60−178447号
前述した文献(1)〜(4)においては、それぞれ改良点があり、ヘッドレストサポートの支持構造としては、十分でないと考えられる。殊に、昨今、要望される前記[ハ] ヘッドレストサポートの頭部を有効活用し、従来の庇形のフランジ部を省略すること、また、体裁を良くすること、コストの低廉化と、材料の節約化を図ること、又は表皮との連繋を図り、このヘッドレストサポートの安定性を確保すること、等を達成するには、更なる改良が要望されるのが現況である。
請求項1の発明は、前記[ハ] ヘッドレストサポートの頭部を有効活用し、従来の庇形のフランジ部を省略すること、また、体裁を良くすること、コストの低廉化と、材料の節約化を図ること、又は表皮との連繋を図り、このヘッドレストサポートの安定性を確保すること、等を意図する。また、請求項1の発明は、[ニ] ヘッドレストサポート、及び/又は、操作ボタンの操作の容易性と、この容易性を利用し、ヘッドレストの昇降の容易化を図ること、等を意図する。
請求項1は、ステー挿入用の筒部を備えたヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートの上面に設けたステー挿入用の孔を備えたフランジ部と、このフランジ部に被嵌され、かつステー挿入用の孔を備えたカバーとで構成したヘッドレストステーの支持構造であって、
前記フランジ部と、カバーとで構成したチャンバーに、前記ヘッドレストステーに設けた切欠き部に係止される係合片を、旋回可能に収容するとともに、この係合片の旋回復帰を司る弾性体を収容し、また、このチャンバー内に、前記係合片の旋回動作を担持する操作ボタンを収容する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
請求項2の発明は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成しつつ、この意図を達成するに最適な、[ホ] 係合片の構造を提供することにある。
請求項2は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
前記係合片の内周面側を、前記フランジ部の上面に立設したガイド突条に添接し、かつこの係合片の長手方向の一辺側に係止する突起を、このフランジ部か、又は前記カバーに突設し、また、この係合片の短手方向の一辺側に前記弾性体を添接し、さらに前記ガイド突条に、前記操作ボタンを添接移動可能に設ける構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
請求項3の発明は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成しつつ、この意図を達成するに最適な、[ヘ] 係合片と操作ボタンの関係構造を提供することにある。
請求項3は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
前記係合片の長手方向の他辺側と、前記操作ボタンの長手方向の自由端側とを係止関係に維持する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
請求項4の発明は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成しつつ、この意図を達成するに最適な、[ト] 操作ボタンの構造を提供することにある。
請求項4は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
前記操作ボタンのボタン部を、カバーに開設した楕円孔に挿入し、この操作ボタンが、この楕円孔に沿って移動する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
請求項5の発明は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成しつつ、この意図を達成するに最適な、[チ] 操作ボタンの他の構造を提供することにある。
請求項5は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
前記操作ボタンは、カバーで兼用する構造とし、このカバーの天板内面側に突設した凸部で、前記係合片を操作する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
請求項6の発明は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成しつつ、この意図を達成するに最適な、[リ] 弾性体の構造を提供することにある。
請求項6は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
前記弾性体の基端側を、前記ヘッドレストサポートのフランジ部か、又はカバーに係止し、また、その自由端側を、係合片に係止する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
請求項7の発明は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成しつつ、この意図を達成するに最適な、[ヌ] 鞘管とカバーの関係構造を提供することにある。
請求項7は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
前記フランジ部は、前記ステー挿入用の筒部を備えたヘッドレストサポートの長手方向に延設した鞘管とし、この鞘管は、前記カバーで縮径可能な構造とし、また、このカバーを復帰する弾性体を、この鞘管とカバーとの間に介在する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
請求項8の発明は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成しつつ、この意図を達成するに最適な、[ル] ステーの構造を提供することにある。
請求項8は、請求項7に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
前記ステーに、係止用の凹凸、梨子地、又はスリットの滑落防止手段を設ける構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
請求項9の発明は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成しつつ、この意図を達成するに最適な、[オ] 鞘管の構造を提供することにある。
請求項9は、請求項7に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
前記鞘管の周面壁に、複数のスリットを設ける構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
請求項1の発明は、ステー挿入用の筒部を備えたヘッドレストサポートと、ヘッドレストサポートの上面に設けたステー挿入用の孔を備えたフランジ部と、フランジ部に被嵌され、かつステー挿入用の孔を備えたカバーとで構成したヘッドレストステーの支持構造であって、
フランジ部と、カバーとで構成したチャンバーに、ヘッドレストステーに設けた切欠き部に係止される係合片を、旋回可能に収容するとともに、係合片の旋回復帰を司る弾性体を収容し、また、チャンバー内に、係合片の旋回動作を担持する操作ボタンを収容する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
従って、請求項1は、前記[ハ] ヘッドレストサポートの頭部を有効活用し、従来の庇形のフランジ部を省略すること、また、体裁が良くなること、コストの低廉化と、材料の節約化が図れること、又は表皮との連繋を図り、このヘッドレストサポートの安定性が確保できること、等の特徴を有する。また、請求項1は、[ニ] ヘッドレストサポート、及び/又は、操作ボタンの操作の容易性と、この容易性を利用し、ヘッドレストの昇降の容易化が図れること、等の実益がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
係合片の内周面側を、フランジ部の上面に立設したガイド突条に添接し、かつ係合片の長手方向の一辺側に係止する突起を、フランジ部か、又はカバーに突設し、また、係合片の短手方向の一辺側に弾性体を添接し、さらにガイド突条に、操作ボタンを添接移動可能に設ける構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
従って、請求項2は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、[ホ] 係合片の構造を提供できること、等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
係合片の長手方向の他辺側と、操作ボタンの長手方向の自由端側とを係止関係に維持する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
従って、請求項3は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、[ヘ] 係合片と操作ボタンの関係構造を提供できること、等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
操作ボタンのボタン部を、カバーに開設した楕円孔に挿入し、操作ボタンが、楕円孔に沿って移動する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
従って、請求項4は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、[ト] 操作ボタンの構造を提供できること、等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
操作ボタンは、カバーで兼用する構造とし、カバーの天板内面側に突設した凸部で、係合片を操作する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
従って、請求項5は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、[チ] 操作ボタンの他の構造を提供できること、等の特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
弾性体の基端側を、ヘッドレストサポートのフランジ部か、又はカバーに係止し、また、自由端側を、係合片に係止する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
従って、請求項6は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、[リ] 弾性体の構造を提供できること、等の特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
フランジ部は、ステー挿入用の筒部を備えたヘッドレストサポートの長手方向に延設した鞘管とし、鞘管は、カバーで縮径可能な構造とし、また、カバーを復帰する弾性体を、鞘管とカバーとの間に介在する構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
従って、請求項7は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、[ヌ] 鞘管とカバーの関係構造を提供できること、等の特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
ステーに、係止用の凹凸、梨子地、又はスリットの滑落防止手段を設ける構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
従って、請求項8は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、[ル] ステーの構造を提供できること、等の特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項7に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
鞘管の周面壁に、複数のスリットを設ける構成としたヘッドレストステーの支持構造である。
従って、請求項9は、前記[ハ]と[ニ]の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、[オ] 鞘管の構造を提供できること、等の特徴を有する。
第一実施例の一例の要部を示し、かつステーの切欠き部を、係合片の内周面側でロック(この状態を、以下、ステーを係合片でロックオンとする)した一部欠截の平面図 第一実施例の一例において、操作ボタン、係合片、並びにスプリング(弾性体)との関係を示し、ステーを係合片でロックオンした平面模式図 図1に示した一例において、ステーの切欠き部から、係合片の内周面側をロックオフ(この状態を、以下、ステーを係合片でロックオフとする)した平面摸式図 図2に示した一例において、操作ボタン、係合片、並びにスプリング(弾性体)との関係を示し、ステーを係合片でロックオフした平面摸式図 第一実施例の他の一例において、操作ボタン、係合片、並びにスプリングとの関係を示し、ステーを係合片でロックオンした平面模式図 図5に示した他の一例において、操作ボタン、係合片、並びにスプリング(弾性体)との関係を示し、ステーを係合片でロックオフした平面摸式図 第一実施例の一例の全体を分解して示した(カバーに、操作ボタン、係合片、並びにスプリングを設けた)、ステーを係合片でロックオンした状態の仰視模式図 図7−1の要部を仰視した仰視模式図 第一実施例の一例の全体を分解して示した(フランジ部に、操作ボタン、係合片、並びにスプリングを設けた)、ステーを係合片でロックオフした状態の仰視模式図 第一実施例の他の一例の全体を分解して示した(フランジ部に、操作ボタン、係合片、並びにスプリングを設け、かつ突起をフランジ部に設けた)、ステーを係合片でロックオンした状態の仰視模式図 第一実施例の他の一例の全体を分解して示した、ステーを係合片でロックオフした状態の仰視模式図 第一実施例の他の一例の別の例の全体を分解して示した(フランジ部に、操作ボタン、係合片、並びにスプリングを設け、かつ突起をカバーに設けた)、ステーを係合片でロックオンした状態の仰視模式図 第一実施例の他の一例の別の例の全体を分解して示した、ステーを係合片でロックオフした状態の仰視模式図 第一実施例における操作ボタンと、係合片との自由端の他の一例を示した、ステーを係合片でロックオンした状態の平面模式図 第一実施例における操作ボタンと、係合片との自由端の他の一例を示した、ステーを係合片でロックオフした状態の平面模式図 第一実施例における操作ボタンと、係合片との自由端のまた他の一例を示した、ステーを係合片でロックオンした状態平面模式図 第一実施例における操作ボタンと、係合片との自由端のまた他の一例を示した、ステーを係合片でロックオフした状態の平面模式図 第一実施例における操作ボタンと、係合片との自由端のさらに他の一例を示した、ステーを係合片でロックオンした状態平面模式図 第一実施例における操作ボタンと、係合片との自由端のさらに他の一例を示した、ステーを係合片でロックオフした状態の平面模式図 第一実施例における操作ボタンと、係合片との自由端の更にまた他の一例を示した、ステーを係合片でロックオンした状態平面模式図 第一実施例における操作ボタンと、係合片との自由端の更にまた他の一例を示した、ステーを係合片でロックオフした状態の平面模式図 第一実施例におけるスプリングの他の一例を示した、ステーを係合片でロックオフした状態平面模式図 第一実施例におけるスプリングのまた他の一例を示した、ステーを係合片でロックオフした状態平面模式図 第一実施例におけるスプリングのさらに他の一例を示した、ステーを係合片でロックオフした状態平面模式図 第一実施例におけるヘッドレストサポートのフランジ部と、操作ボタン、並びにカバーの連繋関係の一例を示した、ステーを係合片でロックオンした状態の要部の断面図 第一実施例におけるヘッドレストサポートのフランジ部と、操作ボタン、並びにカバーの連繋関係の一例を示した、ステーを係合片でロックオフした状態の要部の断面図 第一実施例におけるヘッドレストサポートのフランジ部と、操作ボタン、並びにカバーの連繋関係の他の一例を示した要部の断面図 第一実施例におけるカバーとスプリングの連繋関係を示した要部の端面図 第一実施例における操作ボタンとカバーの連繋関係の一例を示した要部の端面図 第一実施例における操作ボタンとカバーの連繋関係の他の一例を示した要部の端面図 第一実施例におけるヘッドレストサポートのフランジ部と、操作ボタン、並びにカバーの連繋関係の一例を示した要部の端面図 第一実施例における係合片と突起の連繋関係の一例を示した要部の平面図 第一実施例における係合片と突起の連繋関係の他の一例を示した要部の平面図 第一実施例における操作ボタンと係合片の自由端の連繋関係の一例を示した要部の端面図 第一実施例における操作ボタンと係合片の自由端の連繋関係の他の一例を示した要部の平面図 第一実施例におけるカバーの誘導孔と、操作ボタンの連繋関係の他の一例を示した要部の端面図 第二実施例の一例において、操作ボタン、係合片、並びにスプリングとの関係を示し、ステーを係合片でロックオンした平面模式図 図23に示した一例において、ステーを係合片でロックオフした平面摸式図 第三実施例の一例において、操作ボタン、係合片、並びにスプリングとの関係を示し、ステーを係合片でロックオンした平面模式図 図25に示した一例において、ステーを係合片でロックオフした平面摸式図 第三実施例におけるフランジ部に、操作ボタン、係合片、並びにカバーを設けた要部の拡大端面図 第四実施例の一例の要部を示し、ステーを係合片でロックオンした平面図 第四実施例の一例において、操作ボタン、係合片、並びにカム機構(弾性体)との関係を示し、ステーを係合片でロックオンした平面模式図 図28に示した一例において、ステーを係合片でロックオフした平面摸式図 図30に示した一例において、操作ボタン、係合片、並びにカム機構との関係を示し、ステーを係合片でロックオフした平面摸式図 図29に示した、操作ボタン、係合片、並びにカム機構との関係を、分解して示した拡大斜視図 第五実施例の一例の要部を示し、ステーを鞘管とカバーでロックオンした断面図 第五実施例の他の一例の要部を示し、ステーを鞘管とカバーでロックオンした断面図 第五実施例におけるステーの他の一例を示した拡大側面図 第五実施例におけるステーのまた他の一例を示した拡大側面図 第六実施例の一例の要部を示し、カバーで、係合片とスプリングを操作するロックオンした平面摸式図 第六実施例の一例の要部を示し、カバーで、係合片とスプリングを操作するロックオフした平面摸式図 図36の要部断面図 第七実施例の一例の要部を示し、カバーとフランジ部との連繋(結合)関係を示した、連繋前の状態の拡大要部断面図 第七実施例の一例の要部を示し、カバーとフランジ部との連繋関係を示した、連繋途中の状態の拡大要部断面図 第七実施例の一例の要部を示し、カバーとフランジ部との連繋(結合)関係を示した拡大要部断面図 第八実施例の一例の要部を示し、カバーとフランジ部との連繋(結合)関係を示した拡大要部断面図 第八実施例の一例の要部を示し、カバーとフランジ部との連繋関係を示した拡大要部側面図 第九実施例の一例の要部を示し、カバーとフランジ部との連繋関係を示した拡大要部断面図 本発明におけるシートバックの表皮と、ヘッドレストサポートの取付け関係の一例を示した断面模式図 図39の要部の拡大端面図 図39の第一環状鍔片の一例を示した端面図 図39の第二環状鍔片の一例を示した端面図
以下、本発明の各実施例を図面に基いて説明する。尚、各実施例において共通する構成部品(部材)は、同じ名称と符号を使用する。また、第一実施例に示し各構成部品の各例は、他の各実施例に採用できる。従って、第一実施例において、詳細に説明する。
図1〜図22に示した第一実施例において、1はヘッドレストサポート、このヘッドレストサポート1はシートバック(図示しない)に内装されたフレームに固止したヘッドレストサポート用のブラケット(図示しない)に挿入固止される。そして、このヘッドレストサポート1は、ステー挿入用の孔2aを備えた筒体2を備え、かつこの筒体2の上部2bに設けたステー挿入用の孔3aを備えたフランジ部3と、このフランジ部3に被嵌され、かつステー挿入用の孔4aを備えたカバー4とで構成する。
このフランジ部3には、孔3aの周辺の略2/3を囲繞するように立設したガイド突条300を設けるとともに、後述する操作ボタン6の終端位置を確保する停止用突条301を設ける。このカイド突条300の内周面は、ステーBの外周面B1に添接される。そして、望ましくは、ガイド突条300と停止用突条301を連設することで、その肉厚の薄さと、強度とを確保する。このフランジ部3には、後述する操作ボタン6と、係合片7、並びに弾性体、例えば、板状のスプリング8を内装したカバー4が被嵌支持されることで、この操作ボタン6と、係合片7、並びにスプリング8は、このフランジ部3とカバー4との間に形成されるチャンバーAに収容される。この収容状態を、個々に説明する。先ず、図2のロックオンの状態(係合片7の内周面側7aが、ステーBの切欠き部B2に挿入されている状態)において、ガイド突条300の停止用突起301には、僅かな隙間をもって、操作ボタン6の操作部600が設けられ、かつこのガイド突条300の自由端側300aには、係合片7の直線状の内周面側7aが衝止される。このガイド突条300の外周面には、係合片7の曲面形状の内周面側端部7a1が添接される。そして、スプリング8は、自由端側8aが係合片7の外周面側7bに係止、かつ添接される。また、このスプリング8の基端側8bはカバー4の内周面側4bに係止されている。尚、この係合片7の自由端側7cは、操作ボタン6の自由端側6aに、その基端側7dは、カバー4か、又はフランジ部3に設けた突起10に、それぞれ係止されている。次に、図5のロックオンの状態において、ガイド突条300の停止用突起301には、操作ボタン6の操作部600が係止され、かつこのガイド突条300の自由端側300aには、係合片7の直線状の内周面側7aが、僅かな隙間をもって設けられる。そのたの構造は、前記図2に準ずる。
前記図2のロックオンの状態から、図4のロックオフの状態(係合片7の内周面側7aが、ステーBの切欠き部B2より離間されている状態)に移行するには、操作ボタン6を、カバー4の誘導孔400に沿って移動することで、この操作ボタン6は、ガイド突条300の外周面に沿って移動する。そして、この操作ボタン6の直線状の自由端側6aが、係合片7の直線状の自由端側7cを、順次、押圧する。しかし、この係合片7の基端側7dが突起10で規制されていることから、この係合片7は、基端側7dを基点として可動していくことで、この係合片7の内周面側7aが、ステーBの切欠き部B2より離間していく(外れていく)とともに、スプリング8は、カバー4の内周面側4bに向かって押圧される。この操作を介して、スプリング8の外周面8cが、このカバー4の内周面側4bに添接し、前記クリアランスCはなくなる。このように、係合片7の内周面側7aが、ステーBの切欠き部B2より離間することで、ステーBの昇降が自由となる。
そして、前記図5のロックオンの状態から、図6のロックオフの状態に移行するには、前記図2のロックオンの状態から、図4のロックオフの状態に準ずる。
前述した、操作ボタン6と、スプリング8、並びに係合片7と、突起10を、チャンバーA内に設ける構造は、種々あるが、次のような構造が好ましい。例えば、図7−1と、図7−2、図8の例では、カバー4に、操作ボタン6と、スプリング8を可動可能に取付けるとともに、係合片7を可動可能に組付け、かつ突起10をフランジ部3に立設した構造の一例である。この図7−1等がロックオンで、図8がロックオフを示している。また、図示しないが、この図7−1等、図8の他の例であり、突起10をヘッドレストサポート1のフランジ部3に立設した構造も可能である。そして、この他の例において、その他は、この図7−1等、図8に準ずる。次に、図9〜図12の例において、この図9、図10は、ヘッドレストサポート1のフランジ部3に、操作ボタン6と、スプリング8を可動可能に取付けるとともに、係合片7を可動可能に組付け、かつ突起10をフランジ部3に立設した構造の一例である。この図9がロックオンで、図10がロックオフを示している。また、この図11、図12は、図9、図10の他の例であり、突起10をカバー4に垂設した構造の一例である。その他は、前記図9、図10に準ずる。この図11がロックオンで、図12がロックオフを示している。尚、この操作ボタン6と、スプリング8、並びに係合片7と、突起10を、チャンバーA内に設ける構造は、組付け、製造、又は機能等を考慮して、種々の構造を選択できる。
次に、図13−1〜図13−4−1において、操作ボタン6の自由端側6aと、係合片7の自由端側7cの他の組合せを説明する。この図13−1と図13−1−1は、曲面状の自由端側6aと、曲面状の自由端側7cとの組合せ構造であり、また、この図13−2と図13−2−1は、曲面状の自由端側6aと、曲面状の自由端側7cとの重ね合せ組合せ構造であり、さらに、この図13−3と図13−3−1は、曲面状の自由端側6aと、曲面状の自由端側7cとの切欠き組合せ構造であり、さらに、また、この図13−4と図13−4−1は、二股状の自由端側6aと、曲面状の自由端側7cとの組合せ構造であり、それぞれ自由に選択できる。また、図示しないが、前述のそれぞれを、個別に組合せる構造も可能である。そして、前記図13−3と図13−3−1に示した切欠き組合せ構造と、図13−4と図13−4−1に示した、二股状の自由端側6aと、曲面状の自由端側7cとの組合せ構造では、盲動防止と、確実な操作とが図れる特徴がある。尚、この自由端側6aと、自由端側7cとの組合せ構造の確実性を図るために、図21−1と、図21−2のほぞ構造が望ましい。
続いて、第一実施例の他の構成部品の好ましい、各例を図示しながら説明する。
図14−1と、図14−1−1、図14−1−2は、スプリング8の他の各実施例を示しており、係合片7の外周面側7bと、カバーの内周面側4bとの間に、捲装状のスプリング8を介設した構造であり、このスプリング8の捻りと、その反発を介して、この係合片7の可動と、復帰を図る構造である。尚、このスプリング8は、係合片7、及び/又は、スプリング8に設けた、凹みDと、突起D1とを介して、原則として、一方側を支持することで、スプリング8の支持を図ることが望ましい。
図17は、カバー4と、操作ボタン6、並びにフランジ部3との連繋関係を示した断面図であるが、カバー4の誘導孔400の孔壁面と、操作部600の壁面との間に、係合凸部11と、係合凹部12、並びにクリアランス13の関係を介して、移動の容易化と、組込みの簡便化、並びに耐久性の向上等を図る。また、フランジ部3の外周辺には、カバー4の鍔片絞り部401が嵌合されることで、このカバー4の取付と、抜け防止が図れる。
図18は、カバー4とスプリング8の連繋関係を示した要部において、カバー4の内周面側4bに対峙して設けた膨出部402aを備えた挾持片402で、スプリング8の基端側8bを係止する構造である。また、図19−1〜図19−3における操作ボタン6とカバー4の連繋関係の一例を示した要部において、カバー4の内周面側4bに対峙して設けた膨出部403aを備えた挾持片403で、操作ボタン6の本体部601を可動可能に支持する構造である。尚、この内周面側4bに膨出部4b1を設けることもあり得る。また、図19−3では、フランジ部3に膨出部302aを備えた対の挾持片302を設け、ここに、操作ボタン6の本体部601を可動可能に支持する構造である。そして、図20−1と、図20−2では、係合片7の基端側7dと突起10の連繋関係の一例を示したものであり、この図20−1では、係合片7の基端側7dで、フランジ部3に立設した突起10を、抱持する構造を示し、また、この図20−2では、係合片7の基端側7dを、カバー4より垂下した切り溝を備えた突起10に、嵌合する構造を示している。
尚、図22は、カバー4の誘導孔400からの塵等の異物を排除するための傾斜部400aを示している。
図23、図24に示した第二実施例において、第一実施例との相違点を説明する。前記チャンバーA内に設けるスプリング8の構造が異なっている。このスプリング8の自由端側8aを、カバー4の内周面側4bに添接し、その基端側8bを、突起10に係止する構造であり、スプリング8に自由な可動と復帰を可能とすること、耐久性の向上等を特徴とする。
図25〜図27に示した第三実施例において、第一実施例等との相違点を説明する。前記操作ボタン6を、カバー4の孔4aに装着し、かつこのカバー4の環状の内周面側4bに沿って拡縮するアクチュエータ構造とし、操作ボタン6の本体部601に膨出部602を形成し、この膨出部602を押圧することで、その自由端側6a、6aが、係合片7を可動するとともに、後述するスプリング8を圧縮する構造である。また、この押圧解除で、膨出部602が復帰し、係合片7が後述するスプリング8の反発で復帰する構造である。以上のような働きをするスプリング8は、その内周面8dのセンタを、係合片7の外周面側7cに係止し、かつ、その自由端側8a、8aを、カバー4の内周面側4bに添接する構造とする。図中15は係合片7の始端、終端を規制するストッパーであり、必要によりスプリング8の自由端側8a、8aを規制することもあり得る。
図28〜図32に示した第四実施例において、第一実施例等との相違点を説明する。前記操作ボタン6を、カム構造とした一例であり、操作ボタン6を第一誘導辺603、603とし、この第一誘導辺603、603の間に、対のカム板604、605を軸支し、このカム板610で、本体部601を可動する構造である。即ち、図29のロックオンの状態から、図31のロックオフの状態に移行するには、操作ボタン6を誘導孔400に沿って移動することで、第一誘導辺603、603間に存在する対のカム板604、605が、この第一誘導辺603、603により押圧されて、時計方向に回転する。このカム板605が、分割された操作ボタン6の分割片601a、601aを押圧し、この操作ボタン6を可動し、かつ係合片7を可動するとともに、スプリング8を圧縮する構造である。また、この押圧解除で、対のカム板604、605が反時計へ方向に復帰し、係合片7がスプリング8の反発で復帰する構造である。図中606は対のカム板604、605を軸支する軸であり、フランジ部3か、カバー4に立設される。また、図中607は、操作ボタン6の側面に設けた凸条で、この凸条607を挾持片403の内面側の凹条403bに係入する構造であり、操作ボタン6の正確な動きを確保する。
図33〜図35−2に示した第五実施例において、第一実施例等との相違点を説明する。この実施例は、無垢(切欠き部B2なし)のステーBを、鞘管18とカバー4でロックオン・オフする構造である。このステーBには、鞘管18を嵌合、又は遊嵌し、カバー4の押圧でロックオンし、このカバー4の押圧解除で、ロックオフする。そして、カバー4はスプリング800で、常時、押下げるように付勢されている。図中1800は鞘管18に設けた楔で、この楔1800に係合する楔受け片404をカバー4に設ける構造が望ましい。尚、ステーBには、その外周面に、鞘管18の内周面との摩擦抵抗を確保するために、梨子地、スリット、凹凸部1801等を形成することもあり得る。また、この鞘管18に切条を設ける等して、縮径容易化を図る構造も採用できる。
図36〜図39に示した第六実施例において、第一実施例等との相違点を説明する。この実施例は、カバー4の一部に係合片7の基端側7dを連繋した構造であって、このカバー4を、シートバックEの上面E1において(図42参照)、水平方向Qに回転することで、係合片7を引き連れてロックオンし、このカバー4の回転解除で、ロックオフする。そして、このカバー4と係合片7の基端側7dとの連繋箇所19に、スプリング8の基端部8bを係止し、その自由端側8aを、カバー4の内周面側4bに添接する構造である。
また、図39−1〜図41は、カバー4とフランジ部3との連繋(結合)関係を示した各実施例であり、以下、順に説明する。図39−1〜図39−3は、第七実施例であり、カバー4の裾部4cの全周か、又は全周の数個に、分岐差込み爪405を設ける。この分岐差込み爪405は、差込み内外片405a、405bと、この差込み内外片405a、405bの間に撓み代ともなり得る挿入孔(溝)405cとで形成する。この溝は、全周に設けることを想定する(以下、同じ)。一方、フランジ部3の環状周辺部3bの全周か、又は全周の数個に、分岐受け爪303を設ける。この分岐受け爪303は、受け孔(溝)303aと、この受け孔303aの内方に膨出した撓み代を備えた分岐受け爪片303bとで形成する。従って、フランジ部3の上方より、カバー4を被嵌すると、このカバー4の差込み内片405aが、分岐受け爪片303bの頂面外側に設けた傾斜面を滑りながら、かつ幾分拡開された(撓んだ)状態で、順次、被嵌されていき、また、差込み外片405bが拡開され、フランジ部3の環状周辺部3bの外側に位置する。この状態で、カバー4が被嵌されていくと、図39−2の状態を経由し、図39−3の如く、受け孔303aに、復帰した差込み内片405aが嵌合されるとともに、環状周辺部3bの外側に、復帰した差込み外片405bが位置する状態となり、かつフランジ部3にカバー4が被嵌される。そして、この分岐差込み爪405と、分岐受け爪303を、全周に設ける構造では、フランジ部3がカバー4で隠蔽されることで、美観が確保される。また、全周に数個設ける構造は、省資源化に有益と考えられる。尚、カバー4の取外しは、前述の逆の操作で、簡易かつ確実に行えるので、その説明は省略する。次に、図40−1と、図40−2においては、第八実施例であり、カバー4の裾部4cの全周か、又は全周の数個に、係止片406を設ける。この係止片406は、係止爪406aと係止体406bとで形成する。一方、フランジ部3の環状周辺部3bの全周か、又は全周の数個に、係止受け片304を設ける。この係止受け片304は、係止受け孔304aと係止帯304bとで形成する。従って、フランジ部3の上方より、カバー4を被嵌するととともに、その係止体406bを撓ませて、係止爪406とともに、フランジ部3の係止受け孔304aに挿入する。そして、係止帯304bを、前記係止爪406が超えた段階で、この係止体406bに対する押圧を解除し、この係止爪406aと、係止体406bの復帰を介して、係止爪406aを係止帯304bの下端に係止することで、図示の如く、フランジ部3にカバー4が被嵌される。その他の構造と特徴は、前述の第七実施例等に準ずる。また、図41においては、第九実施例であり、カバー4の裾部4cの全周か、又は全周の数個に、係止孔407を設ける。一方、フランジ部3の環状周辺部3bの全周か、又は全周の数個に、撓み代を備えた嘴形であって、かつ頂面に傾斜面を有する係止爪305を設ける。従って、カバー4を、フランジ部3の上方より被嵌すると、係止爪305がカバー4の裾部4cで押圧されることで、軸芯(中心)方向に撓み、この裾部4c内に順次挿入されていく。そして、係止爪305が、係止孔407に達すると、この押圧状態が解除されて、復帰することで、この係止爪305が、係止孔407の内側壁面に係止される構造である。この係止状態で、図示の如く、フランジ部3にカバー4が被嵌される。その他の構造と特徴は、前述の第七、八実施例等に準ずる。
図42〜図45は、シートバックEの表皮Fを、ヘッドレストサポート1の取付け関係の一例を示したものであり、本発明では、フランジ部3で表皮Fを押え込む面積が少なくなることを考慮し、この表皮Fを確実に支持するための構造である。即ち、フランジ部3の下側に、このフランジ部3と一体構造、又は別体に設けた第一環状鍔片20と、第二環状鍔片21とを介して、表皮Fを挾持することで、表皮Fからのヘッドレストサポート1の剥離防止を図る。そして、図40の如く、第一環状鍔片20と、第二環状鍔片21に、噛合手段22を設けることがさらに望ましい。図中2000、2100は、第一環状鍔片20と、第二環状鍔片21にそれぞれ設けたステー挿入用の孔を示す。
1 ヘッドレストサポート
2 筒体
2a 孔
2b 上部
3 フランジ部
3a 孔
3b 環状周辺部
300 ガイド突条
300a 自由端側
301 停止用突条
302 挾持片
302a 膨出部
303 分岐受け爪
303a 受け孔
303b 分岐受け爪片
304 係止受け片
304a 係止受け孔
304b 係止帯
305 係止爪
4 カバー
4a 孔
4b 内周面側
4c 裾部
4b1 膨出部
400 誘導孔
400a 傾斜部
401 鍔片絞り部
402 挾持片
402a 膨出部
403 挾持片
403a 膨出部
403b 凹条
404 楔受け片
405 分岐差込み爪
405a 差込み内片
405b 差込み外片
405c 挿入孔
406 係止片
406a 係止爪
406b 係止体
407 係止孔
6 操作ボタン
6a 自由端側
600 操作部
601 本体部
601a 合割片
602 膨出部
603 第一誘導辺
604 カム板
605 カム板
606 軸
607 凸条
7 係合片
7a 内周面側
7a1 内周面側端部
7b 外周面側
7c 自由端側
7d 基端側
8 スプリング
8a 自由端側
8b 基端側
8c 外周面
8d 内周面
800 スプリング
10 突起
11 係合凸部
12 係合凹部
13 クリアランス
15 ストッパー
18 鞘管
1800 楔
1801 凹凸部
19 連繋箇所
20 第一環状鍔片
2000 孔
21 第二環状鍔片
2100 孔
22 噛合手段
A チャンバー
B ステー
B1 外周面
B2 切欠き部
C クリアランス
D 凹み
D1 突起
E シートバック
E1 上面
F 表皮
Q 水平方向

Claims (9)

  1. ステー挿入用の筒部を備えたヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートの上面に設けたステー挿入用の孔を備えたフランジ部と、このフランジ部に被嵌され、かつステー挿入用の孔を備えたカバーとで構成したヘッドレストステーの支持構造であって、
    前記フランジ部と、カバーとで構成したチャンバーに、前記ヘッドレストステーに設けた切欠き部に係止される係合片を、旋回可能に収容するとともに、この係合片の旋回復帰を司る弾性体を収容し、また、このチャンバー内に、前記係合片の旋回動作を担持する操作ボタンを収容する構成としたヘッドレストステーの支持構造。
  2. 請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
    前記係合片の内周面側を、前記フランジ部の上面に立設したガイド突条に添接し、かつこの係合片の長手方向の一辺側に係止する突起を、このフランジ部か、又は前記カバーに突設し、また、この係合片の短手方向の一辺側に前記弾性体を添接し、さらに前記ガイド突条に、前記操作ボタンを添接移動可能に設ける構成としたヘッドレストステーの支持構造。
  3. 請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
    前記係合片の長手方向の他辺側と、前記操作ボタンの長手方向の自由端側とを係止関係に維持する構成としたヘッドレストステーの支持構造。
  4. 請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
    前記操作ボタンのボタン部を、カバーに開設した楕円孔に挿入し、この操作ボタンが、この楕円孔に沿って移動する構成としたヘッドレストステーの支持構造。
  5. 請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
    前記操作ボタンは、カバーで兼用する構造とし、このカバーの天板内面側に突設した凸部で、前記係合片を操作する構成としたヘッドレストステーの支持構造。
  6. 請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
    前記弾性体の基端側を、前記ヘッドレストサポートのフランジ部か、又はカバーに係止し、また、その自由端側を、係合片に係止する構成としたヘッドレストステーの支持構造。
  7. 請求項1に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
    前記フランジ部は、前記ステー挿入用の筒部を備えたヘッドレストサポートの長手方向に延設した鞘管とし、この鞘管は、前記カバーで縮径可能な構造とし、また、このカバーを復帰する弾性体を、この鞘管とカバーとの間に介在する構成としたヘッドレストステーの支持構造。
  8. 請求項7に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
    前記ステーに、係止用の凹凸、梨子地、又はスリットの滑落防止手段を設ける構成としたヘッドレストステーの支持構造。
  9. 請求項7に記載のヘッドレストステーの支持構造であって、
    前記鞘管の周面壁に、複数のスリットを設ける構成としたヘッドレストステーの支持構造。
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