JP3956611B2 - エアクリーナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用エンジンの吸気経路等に組み込まれるエアクリーナの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に例示されているように、車両用エンジンの吸気経路に組み込まれた従来のエアクリーナ1は、エアダクト2から取り入れられたエアを清浄化するために内蔵されたエアクリーナエレメント3と、エアクリーナエレメント3の上流側を形成するいわゆるダーティサイド部4と、エアクリーナエレメント3の下流側を形成するいわゆるクリーンサイド部5とから構成され、ダーティサイド部4が複数の取付け部6により図示しない車体側へ固定されている一方、クリーンサイド部5の吸気出口7が蛇腹状のエアインテークホース8を経て図示しないエンジンへ接続され、ダーティサイド部4及びクリーンサイド部5が複数のクランプ9により相互に連結されていた。
【0003】
従って、エアクリーナエレメント3を新しいものと交換する場合には、各クランプ9を外して、車体側へ固定されたダーティサイド部4に対してクリーンサイド部5を大きく開き、もしくは、クリーンサイド部5を取り外す必要があるが、エアインテークホース8の端部がエンジンに連結されていると共に、エアクリーナ1の周囲に近接して他の機器が配置されていて、エアインテークホース8が蛇腹状のため屈曲が比較的自由であるとしてもクリーンサイド部5の変位には限度があって大きな制約を受けるため、実際上はエアクリーナエレメント3の交換に困難を伴うという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、エアクリーナにおけるエアクリーナエレメントの交換作業が容易となるようにしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にかかるエアクリーナは、支持体に固定されエアダクトが一体成形もしくは連結されたクリーンサイド部と、上記クリーンサイド部の車両前方側に配置されたダーティサイド部とを有し、上記エアダクトの端面と上記ダーティサイド部の端面とがそれぞれ車両前方側へ広がるように車両前後方向に傾斜して相互に接合することにより上記ダーティサイド部が上記エアダクトと連通し、かつ、上記クリーンサイド部に対して上記ダーティサイド部が上記ダーティサイド部の端面と反対側で略鉛直の軸回りに車両前方側へ回動できるように支持されると共に、クリップにより着脱自在に係止され、上記ダーティサイド部が上記クリーンサイド部との間に縦置きエアクリーナエレメントを保持している。
【0006】
すなわち、支持体に固定されたクリーンサイド部によりダーティサイド部がクリーンサイド部から車両前方側へ回動できるように支持されると共に、クリップによりクリーンサイド部に着脱自在に係止されているので、エアクリーナエレメントを保持した状態のままクリップの係止を外してダーティサイド部をクリーンサイド部から略鉛直の軸回りに車両前方側へ回動させることにより、使用ずみのエアクリーナエレメントをダーティサイド部から外して、新たなエアクリーナエレメントをダーティサイド部に装着する操作が常に容易となり、また、エアダクトがクリーンサイド部と一体成形され、もしくは、クリーンサイド部に連結されていて、クリーンサイド部により支持されているため、このエアダクトを別途車体等に支持させる必要がなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施形態例について、前記従来装置との同等部分にはそれぞれ同一符号を付けて説明する。
図1において、車両用エンジンの吸気経路に組み込まれたエアクリーナ1は、樹脂製エアダクト2から取り入れられたエアを清浄化する縦置きエアクリーナエレメント3と、エアクリーナエレメント3の上流側を形成する樹脂製ダーティサイド部4と、エアクリーナエレメント3の下流側を形成する樹脂製クリーンサイド部5とから構成され、エアダクト2がクリーンサイド部5と一体成形されている一方、クリーンサイド部5が適数の取付け部6により図示しない車体側へ固定され、かつ、クリーンサイド部5の吸気出口7が図示しないホース等を経て図示しないエンジンへ接続されている。
【0008】
また、ダーティサイド部4及びクリーンサイド部5が略車幅方向に延びる略鉛直面で車両前後方向から接合して、適数のクランプ9により着脱自在に相互に連結されており、このとき、それぞれ車両前後方向に傾斜したエアダクト2の端面10と、ダーティサイド部4の端面11とが略車幅方向から接合して、エアダクト2とダーティサイド部4とが連通しており、両端面10、11間には必要に応じてゴム、スポンジ等のシール材が挟み込まれている。
【0009】
さらに、エアクリーナエレメント3はダーティサイド部4により保持されていて、上記のようにエアクリーナ1が組み立てられているとき、ダーティサイド部4及びクリーンサイド部5の各内部を完全に区画し、図中の太い矢印で示されているように、エアダクト2から取り入れられたエアはすべてダーティサイド部4の内部からエアクリーナエレメント3を通過し、クリーンサイド部5の内部から吸気出口7等を経てエンジンへ供給されるように構成されている。
【0010】
上記エアクリーナ1において、エアクリーナエレメント3を新しいものと交換する場合には、各クランプ9を外すことにより図2に示されているように、車体側へ固定されたクリーンサイド部5から車両前方側へダーティサイド部4を取り外すと、ダーティサイド部4と他の部材との連結が全くなくなることとなるので、エアクリーナエレメント3を保持した状態のままダーティサイド部4をクリーンサイド部5から切り離して車両前方向等の外方へ取り出すことが可能となり、従って、エアクリーナ1の周辺に配置されている各種機器の存在を何ら考慮することなく、ダーティサイド部4により保持されていた使用ずみのエアクリーナエレメント3をダーティサイド部4から外して、新たなエアクリーナエレメント3をダーティサイド部4へ容易に装着することができ、このため、エアクリーナエレメント3の交換作業が非常に楽となる大きな長所がある。
【0011】
しかも、相互に接合するエアダクト2の端面10とダーティサイド部4の端面11とがそれぞれ車両前後方向に傾斜しているので、両端面10、11間にシール材が挟み込まれていても、クリーンサイド部5からダーティサイド部4を容易に車両前方へ切り離すことができるようになる。
【0012】
また、エアダクト2がクリーンサイド部5と一体成形されていて、クリーンサイド部5を介して車体側に支持されているため、エアダクト2を車体側へ直接支持させる機構を別途設ける必要がなくなるので、装置全体の構造を簡単化及びコンパクト化することが可能となると同時に、エアダクト2の全体的配置、長さ、容積、エア取り入れ口の配置等についての成形自由度が増大し、かつ、装置の組付け工数も容易に低減させることができ、とくに、エンジンルームの狭い車両においてその効果が大きいものである。
【0013】
さらに、エアクリーナエレメント3の交換に際しては、エアクリーナエレメント3を保持した状態のままダーティサイド部4をクリーンサイド部5から切り離して外方へ取り出すので、エアクリーナエレメント3の交換スペースをエンジンルーム内に形成しておく必要がないため、設計の自由度が増大する利点があると共に、従来装置のようにクリーンサイド部5をダーティサイド部4から取り外す場合と比較すると、クリーンサイド部5側へごみが侵入しにくくなるという特色がある。
【0014】
なお、上記実施形態例においては、エアダクト2がクリーンサイド部5と一体成形されているが、エアダクト2をクリーンサイド部5に連結するようにしても、上記実施形態例と同等の作用効果を奏することができ、また、クリーンサイド部5を車体側に代えてエンジン側に固定してもよいことはいうまでもない。
【0015】
さらに、上記実施形態例では、ダーティサイド部4及びクリーンサイド部5が適数のクランプ9により相互に連結されているが、相互に接合されたエアダクト2の端面10とダーティサイド部4の端面11とが車両前後方向に傾斜しているので、端面11と反対側でダーティサイド部4がクリーンサイド部5に係止して略鉛直の軸まわりに回動できるようにし、端面11に近接した側でダーティサイド部4及びクリーンサイド部5が適数のクランプ9により相互に連結されるように構成しても、上記実施形態例と同等の作用効果を奏することができ、かつ、クランプ9の所要数を低減させることができる。
【0016】
また、上記各実施形態例における相互に接合されたエアダクト2の端面とダーティサイド部4の端面との傾斜方向を車両前後方向から適宜変更し、あるいは、とくに必要がなければこのような傾斜をなくすようにしてもよいものである。
【0017】
さらに、上記各実施形態例の場合とは逆に、ダーティサイド部を車体側等に固定して、クリーンサイド部がダーティサイド部に着脱自在に支持されるようにし、クリーンサイド部の吸気出口であるエアダクトがダーティサイド部と一体成形され、もしくは、ダーティサイド部に連結されるようにし、クリーンサイド部がエアクリーナエレメントを保持した状態のままダーティサイド部から取り外されるように構成しても、上記各実施形態例と同様な作用効果を奏することができるものである。
【0018】
【発明の効果】
本発明にかかるエアクリーナにあっては、支持体に固定されたクリーンサイド部によりダーティサイド部がクリーンサイド部から車両前方側へ回動できるように支持されると共に、クリップによりクリーンサイド部に着脱自在に係止されており、エアクリーナエレメントを保持した状態のままダーティサイド部をクリーンサイド部から車両前方側へ回動させて、エアクリーナエレメントを交換することができるので、その作業性を容易に向上させることが可能となり、また、エアダクトがクリーンサイド部と一体成形され、もしくは、クリーンサイド部に連結されて、クリーンサイド部により支持されていて、このエアダクトを別途車体等に支持させる必要がなくなるので、装置全体の構造を簡単化及びコンパクト化することが可能となって、とくに、エンジンルームの狭い車両においてその効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略平面図。
【図2】上記実施形態例の作用説明図。
【図3】従来装置の概略斜視図。
【符号の説明】
1 エアクリーナ
2 エアダクト
3 エアクリーナエレメント
4 ダーティサイド部
5 クリーンサイド部
6 取付け部
7 吸気出口
9 クランプ
Claims (1)
- 支持体に固定されエアダクトが一体成形もしくは連結されたクリーンサイド部と、上記クリーンサイド部の車両前方側に配置されたダーティサイド部とを有し、上記エアダクトの端面と上記ダーティサイド部の端面とがそれぞれ車両前方側へ広がるように車両前後方向に傾斜して相互に接合することにより上記ダーティサイド部が上記エアダクトと連通し、かつ、上記クリーンサイド部に対して上記ダーティサイド部が上記ダーティサイド部の端面と反対側で略鉛直の軸回りに車両前方側へ回動できるように支持されると共に、クリップにより着脱自在に係止され、上記ダーティサイド部が上記クリーンサイド部との間に縦置きエアクリーナエレメントを保持するエアクリーナ。
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