JP3562319B2 - エンジンのエアクリーナ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はエンジンのエアクリーナ装置に関し、特にエアクリーナエレメントを分割可能なエアクリーナケースにて挟持する構造を有する装置のそれらエアクリーナケースに対するエアクリーナエレメントの逆組付けを防止する構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の構造を有するエアクリーナ装置としては、例えば実開昭59−116563号公報に記載の装置が知られている。
【0003】
通常、この種のエアクリーナ装置では、上下に分割されるエアクリーナケースに対するエアクリーナエレメントの逆組付けを防止すべく、それら上部及び下部のクリーナケース、並びにエアクリーナエレメントの側辺の一部にそれぞれ位置決め用の共通の突起部を設けている。すなわち、組み付け時には、それら突起部が互いに連なるように下部のクリーナケースにエアクリーナエレメントをセットし、更にその上に上部のクリーナケースをセットするといった約束のもとにその組付けを行うことで、上記逆組付けが自ずと防止されるようにしている。
【0004】
ただし、このような位置決め用の突起部をその側辺に有するエアクリーナ装置は、見栄えが悪く、且つ剛性の低下を招くばかりでなく、材料の歩留まりも悪化し、製品コストの高揚をも招くものとなっている。そこで、同公報に記載の装置では、上記上部及び下部のクリーナケースと上記エアクリーナエレメントとでそれぞれその嵌合部の嵌合深さ(長さ)を不等とすることで、上記突起部の配設を廃止してもそれらクリーナケースに対するエアクリーナエレメントの逆組付けが防止されるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上部及び下部のクリーナケースとエアクリーナエレメントとで各嵌合部の嵌合深さを不等とすれば、クリーナケースに対しエアクリーナエレメントが表裏逆に組み付けられるといった誤組付けは確かに防止される。
【0006】
しかし、このような寸法的な識別に基づいて組み付けを行うことは、作業者に不要な負担を強いることともなり、上記不都合が回避できるのであれば、突起部のような直感的に判断できる要素があるに越したことはない。
【0007】
また、この上部及び下部のクリーナケースとエアクリーナエレメントとで各嵌合部の嵌合深さを不等とする構造では、クリーナケースに対してエアクリーナエレメントが表裏逆に組み付けられることは防止できても、平面視で180°の逆組付けとなるとこれを防止することはできない。
【0008】
なお、エアクリーナエレメントの目詰まりに片寄りが生じるようなことがあると、そしてこのように目詰まりに片寄りが生じたエアクリーナエレメントが平面視で180°逆組付けされるようなことがあると、その下流におかれるエアフローメータの流量特性にも影響を及ぼすようになることが発明者によって確認されており、そのような意味からも、エアクリーナエレメントの平面視での180°逆組付けも確実に防止される必要がある。
【0009】
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、組付けにかかる良好な作業性を確保しつつ、エアクリーナエレメントの逆組付けを防止して且つその外観の見栄え、並びに剛性を維持することのできるエンジンのエアクリーナ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
こうした目的を達成するため、請求項1記載の発明では、外周につば状のシール部を備えたエアクリーナエレメントの前記シール部を分割可能なエアクリーナケースの各外周部にて挟持するとともに、それらエアクリーナケースの外周対向部適宜位置に設けられた締結機構を通じてそれら各エアクリーナケース及び前記エアクリーナエレメントが一体に固定されるエンジンのエアクリーナ装置において、前記エアクリーナエレメントは前記シール部の前記締結機構に対応する位置に突起部を有するとともに、前記エアクリーナケースはその少なくとも一方が前記締結機構内部に前記突起部が嵌合される突起嵌合部を有してなるものとして同装置を構成する。
【0011】
請求項1記載の発明のこうした構成によれば、エアクリーナエレメントに位置決めのための突起部を設けるにしろ、同突起部はエアクリーナケースに設けられた締結機構によって覆われることとなり、少なくともこの突起部の配設によって外観が損なわれることはなくなる。また、この突起部が嵌合される突起嵌合部は同締結機構内部に設けられることで、エアクリーナケースとしての剛性が低下することも好適に抑制されるようになる。そして勿論、上記突起部及び突起嵌合部の配置や数等、その設定次第で、エアクリーナケースに対するエアクリーナエレメントの逆組付けも好適に防止されるようになり、特に、同突起部及び突起嵌合部の組合せといった直感的に判断できる要素の採用により、その組付けにかかる作業性も良好に確保されるようになる。
【0012】
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載のエンジンのエアクリーナ装置において、前記締結機構は、前記エアクリーナケースの外周対向部の一方でそれら各エアクリーナケースを回動自在に軸支するヒンジ機構と、同エアクリーナケースの外周対向部の他方で該ヒンジ機構を中心とする各エアクリーナケースの回動をそれらケースが閉じた状態でロックするクランプ機構とを有してなり、前記突起部及び前記突起嵌合部は、前記ヒンジ機構及びクランプ機構のいずれか一方に対応して形成されてなるものとして同装置を構成する。
【0013】
請求項2記載の発明のこうした構成によれば、ヒンジ機構及びクランプ機構がエアクリーナケースの外周部に対称に設けられる場合であれ、そのいずれか一方のみに対応して上記突起部及び突起嵌合部が形成されることで、少なくともエアクリーナエレメントの平面視での180°逆組付けは確実に防止されるようになる。
【0014】
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載のエンジンのエアクリーナ装置において、前記ヒンジ機構及びクランプ機構は複数対設けられ、前記突起部及び前記突起嵌合部は、それら複数のヒンジ機構及びクランプ機構の対のうち、装置中心から偏倚した1つの対、若しくは装置中心から不等間隔に偏倚した複数の対に対応して形成されてなるものとして同装置を構成する。
【0015】
請求項3記載の発明のこうした構成によれば、ヒンジ機構及びクランプ機構が複数対設けられる場合であっても、上記突起部と突起嵌合部との対応は一義的に定まることとなり、エアクリーナエレメントの平面視での180°逆組付けはもとより、表裏逆組付けも確実に防止されるようになる。
【0016】
また、請求項4記載の発明では、請求項1または2記載のエンジンのエアクリーナ装置において、前記突起部及び前記突起嵌合部は、前記締結機構内部の偏倚した位置に形成されてなるものとして同装置を構成する。
【0017】
請求項4記載の発明のこうした構成によれば、ヒンジ機構及びクランプ機構の対の数等に限られることなく上記突起部と突起嵌合部との対応が一義的に定まることとなり、エアクリーナエレメントの平面視での180°逆組付け、及び表裏逆組付けは確実に防止されるようになる。
【0018】
また、請求項5記載の発明では、外周につば状のシール部を備えたエアクリーナエレメントの前記シール部を分割可能なエアクリーナケースの各外周部にて挟持するとともに、それらエアクリーナケースの外周対向部適宜位置に設けられた締結機構を通じてそれら各エアクリーナケース及び前記エアクリーナエレメントが一体に固定されるエンジンのエアクリーナ装置において、前記エアクリーナエレメントの前記シール部、及び同シール部に相対する前記エアクリーナケースの外周部の一方に突起部を設けるとともに、他方に該突起部が嵌合される突起嵌合部を設け、前記突起部及び前記突起嵌合部は前記締結機構に対応する位置に設けられるものとして同装置を構成する。
【0019】
請求項5記載の発明のこうした構成によっても、エアクリーナエレメントあるいはエアクリーナケースに位置決めのための突起部を設けるにしろ、同突起部はその対向する面に設けられたエアクリーナケースあるいはエアクリーナエレメントの突起嵌合部に嵌合されることで、それらエアクリーナケースあるいはエアクリーナエレメントにより覆われることとなり、少なくとも、この突起部の配設によって外観が損なわれることはなくなる。また、これら突起部及び突起嵌合部がエアクリーナエレメントとエアクリーナケースとの対向面内、若しくは挟持面内に設けられることで、エアクリーナケースとしての剛性が低下することも好適に抑制される。そしてこの場合も、上記突起部及び突起嵌合部の配置や数等、その設定次第で、エアクリーナケースに対するエアクリーナエレメントの逆組付けも好適に防止されるようになり、特に、同突起部及び突起嵌合部の組合せといった直感的に判断できる要素の採用により、その組付けにかかる作業性も良好に確保される。
さらに、上記突起部及び突起嵌合部が特に剛性の高い締結機構に対応して設けられることで、エアクリーナケースとしての剛性も更に保証されるようになる。
【0022】
また、請求項記載の発明では、請求項5記載のエンジンのエアクリーナ装置において、前記突起部及び前記突起嵌合部は、前記エアクリーナケースの一方とのみに対応して設けられるものとして同装置を構成する。
【0023】
請求項記載の発明のこうした構成によれば、エアクリーナエレメントのエアクリーナケースに対する表裏関係が一義的に定まることとなり、エアクリーナケースに対するエアクリーナエレメントの表裏逆組付けが確実に防止される
【0026】
【発明の実施の形態】
図1〜図4に、この発明にかかるエンジンのエアクリーナ装置についてその一実施の形態を示す。
【0027】
はじめに、図1及び図2を参照して、同実施の形態にかかるエアクリーナ装置の概要について説明する。なお、図1は、この実施の形態にかかるエアクリーナ装置の平面構造を示し、図2は、同エアクリーナ装置の正面構造、及び一部断面構造を示す。また、図2に示す断面部分は、図1のそれぞれ2a−2a線部及び2b−2b線部に対応している。
【0028】
これら図1及び図2に示されるように、このエアクリーナ装置は、大きくは、上部のエアクリーナケース(上部ケース)10、下部のエアクリーナケース(下部ケース)20、及びこれら上部ケース10及び下部ケース20の各外周部10a及び20aによってその外周に設けられたシール部が挟持されるエアクリーナエレメント30を備えて構成される。この実施の形態において、上部ケース10及び下部ケース20はともに樹脂材料にて形成され、その剛性を確保するために多くの補強リブが設けられている。
【0029】
このエアクリーナ装置は、エンジンの吸気通路上流側に設けられて同吸気通路に吸入される空気の洗浄を行うもので、下部ケース20には、該洗浄対象となる空気が取り入れられる上流側開口(インレット)20Dが、また上部ケース10には、洗浄後の空気をその後段のスロットルボディ等に送り出す下流側開口(アウトレット)10D1がそれぞれ設けられている。なお、図1に示される上部ケース10側の開口10D2は、吸入空気流量を測定するためのエアフローメータが取り付けられるエアフローメータ用開口である。この実施の形態において、同エアフローメータ用開口10D2に取り付けられるエアフローメータとしては熱式のものを想定している。
【0030】
また、同エアクリーナ装置の上部ケース10及び下部ケース20には、それらケース間の締結機構であるヒンジ部HG及びクランプ部CLが同図1及び図2に示される態様で2対設けられている。
【0031】
このうち、ヒンジ部HGは、図2にその断面構造が示されるように、下部ケース20の一側面に突設された下部ケース側ヒンジ21の内壁と上部ケース10の対応する側面に突設された上部ケース側ヒンジ11の先端との当接部Pを支点として、例えば上部ケース10の同図2に矢印F1にて示す態様での回動を可能とする機構である。
【0032】
また、クランプ部CLは、これも図2にその断面構造が示されるように、上部ケース10が閉じられた状態(図2に示される状態)で、下部ケースの20の他方側面に突設された下部ケース側クランプ22に上部ケース10のクランプ金具12aが掛けられて且つ、上部ケース10のクランプ金具12bが同図2に矢印F2にて示す態様で引き上げられることにより上部ケース10の上記矢印F1にて示す態様での回動を拘束して、上部ケース10、下部ケース20、及びこれらケースによって挟持されるエアクリーナエレメント30を一体に固定する機構である。
【0033】
次に、これら上部ケース10及び下部ケース20によって挟持される上記エアクリーナエレメント30の構造について、図3を併せ参照して説明する。
図3(a)にその平面構造が、また図3(b)に図3(a)のB−B線に沿った断面構造が示されるように、同クリーナエレメント30は基本的に、シール部31とエレメント(ろ材)32とを備えて構成される。
【0034】
このうち、シール部31は、上記上部ケース10及び下部ケース20の各外周部10a及び20aによって直接挟持される部分であり、ゴム材、あるいは樹脂材、あるいは樹脂材をゴム材で覆ったもの等によって形成されている。このシール部31は、当該エアクリーナ装置において、上記エレメント32を上部ケース10及び下部ケース20間に支持する部分であるとともに、同上部ケース10及び下部ケース20間からの吸入空気の漏れを封止する部分でもある。
【0035】
また、エレメント32は、当該エアクリーナ装置において上記吸入空気の洗浄に供する周知のろ材である。下部ケース20の上記インレット20D(図2)に導入された空気は、このエレメント32を通過することによってそれに含まれる塵等が除去され、清浄な空気として上部ケース10の上記アウトレット10D1(図1及び図2)からスロットルボディ等、その後段の吸気系の装置に送られるようになる。
【0036】
なおその際、エアフローメータ用開口10D2(図1)に取り付けられるエアフローメータによって吸入空気流量が測定されることとなるが、このエレメント32の目詰まりに片寄りが生じるようなことがあると、そしてこのようにエレメント32の目詰まりに片寄りが生じたエアクリーナエレメント30が平面視で180°逆組付けされるようなことがあると、その下流におかれるエアフローメータの流量特性にも影響を及ぼすようになることは前述した通りである。このため、こうしたエアクリーナエレメント30の平面視での180°逆組付けは確実に防止される必要がある。
【0037】
そこでこの実施の形態では、同エアクリーナエレメント30のシール部31には同図3に示される態様で突起部33を設けるとともに、下部ケース20の上記下部ケース側ヒンジ21の内部には図4に示される態様でこの突起部33が嵌合される突起嵌合部24を設け、これら突起部33と突起嵌合部24との対応をもって下部ケース20に対するエアクリーナエレメント30の平面視での180°逆組付けが防止されるようにしている。
【0038】
ここで、図4に示されるように、上記突起嵌合部24は、下部ケース20の外周部20aに沿って設けられている補強リブ23の一部を除去するかたちで設けられている。ただし、この補強リブ23の一部を除去するかたちで設けられた同突起嵌合部24は、下部ケース20において上記下部ケース側ヒンジ21の内部に位置するようになることから、該下部ケース20としての剛性が大きく低減されることはない。そして、上記突起部33及びこの突起嵌合部24が下部ケース側ヒンジ21により覆われることで、当該エアクリーナ装置としての外観が損なわれることが防がれるようにもなる。
【0039】
また、同図4に示されるように、上記突起嵌合部24の配設位置は、上記下部ケース側ヒンジ21の内部において一側に(図4においてはその上方に)偏倚した位置となっている。このため、下部ケース20とエアクリーナエレメント30とは、その平面視での関係のみならず表裏の関係も一義的に定まるようになる。すなわち、下部ケース20に対してエアクリーナエレメント30が表裏逆に組み付けられることもなくなる。
【0040】
なお、同図4において、下部ケース20の補強リブ23の隣りに斜線を付した部分25は、図3(b)に示したエアクリーナエレメント30のシール部裏面31bが載置されるエレメント載置しろである。突起部33が上記突起嵌合部24に嵌合された状態でエアクリーナエレメント30が同エレメント載置しろ25に載置され、更に上部ケース10が前記ヒンジ部HG及びクランプ部CLを通じて下部ケース20と締結されることにより、特にヒンジ部HGにおいては、図2にその断面構造が示される態様で、上記突起部33を備えるエアクリーナエレメント30が上部ケース10及び下部ケース20により挟持されるようになる。
【0041】
以上詳述したように、この実施の形態にかかるエアクリーナ装置によれば、以下に列記するような優れた効果が得られるようになる。
(1)突起部33及び突起嵌合部24の上記配置により、エアクリーナケース(上部ケース10及び下部ケース20)に対するエアクリーナエレメント30の平面視での180°逆組付け、及び表裏逆組付けが確実に防止される。
【0042】
(2)エアクリーナエレメント30に位置決めのための突起部33を設けるにしろ、同突起部33はヒンジ部HG(締結機構)によって覆われることとなり、少なくともこの突起部の配設によって外観が損なわれることはなくなる。
【0043】
(3)この突起部33が嵌合される突起嵌合部24は同ヒンジ部HG内部に設けられることで、下部ケース20(エアクリーナケース)としての剛性が低下することも好適に抑制される。
【0044】
(4)突起部33及び突起嵌合部24の組合せといった直感的に判断できる要素の採用により、その組付けにかかる作業性も良好に確保される。
なお、この発明にかかるエアクリーナ装置は上記実施の形態に限定されるものではなく、同実施の形態を適宜変更した、例えば次のような形態として実現することもできる。
【0045】
・上記実施の形態では、ヒンジ部HG及びクランプ部CLを備える締結機構をエアクリーナケースに2対設ける構成とした。しかし、同実施の形態のように、ヒンジ部HGの内部で偏倚した位置に上記突起部33及び突起嵌合部24を設ける場合には、同締結機構をエアクリーナケースの中心線に対応して1対だけ設ける構成、あるいは同締結機構を3対以上設ける構成等も適宜採用することができる。これらの構成であれ、上記突起部33と突起嵌合部24との対応は一義的に定まるようになり、エアクリーナエレメント30の平面視での180°逆組付け、及び表裏逆組付けは確実に防止される。
【0046】
・上記実施の形態のように、ヒンジ部HG及びクランプ部CLを備える締結機構をエアクリーナケースに2対設ける構成にあっては、上記突起部33及び突起嵌合部24の対をヒンジ部HGの一方のみに対応して配設する構成とすることもできる。特にこの場合には、同突起部33及び突起嵌合部24の配設位置をヒンジ部HG内部で必ずしも偏倚させなくとも、それら突起部33と突起嵌合部24との対応を一義的なものとすることができるようになる。すなわちこの場合も、エアクリーナエレメントの平面視での180°逆組付け、及び表裏逆組付けは確実に防止される。また、締結機構が3対以上設けられる場合であれ、そのうちの1つのヒンジ部HG、あるいは装置中心(エアクリーナケースの中心線)から不等間隔に偏倚した複数のヒンジ部HGに突起部33及び突起嵌合部24を設ける場合には、同様に、それら突起部33及び突起嵌合部24の配設位置をヒンジ部HG内部で偏倚させる必要はない。
【0047】
・上記実施の形態では、ヒンジ部HG及びクランプ部CLを備える締結機構のヒンジ部HGに対応してその内部に上記突起部33及び突起嵌合部24を設ける構成としたが、同突起部33及び突起嵌合部24の対はクランプ部CL側に対応して設ける構成としてもよい。これは、上記各変形例についても同様である。
【0048】
・締結機構の構造も上記ヒンジ部HG及びクランプ部CLの対には限られず、任意の構造の締結機構を採用することができる。いずれにしろ、エアクリーナケースにあって、締結機構が設けられる部分は通常、相応の高い剛性をもって形成されることから、それら締結機構内部に上記突起部33及び突起嵌合部24を設ける構成とすることで、上記実施の形態に準じた効果を得ることはできる。
【0049】
・一方、エアクリーナエレメントのシール部としてのシール性能の低下を招かない範囲で、次のような構成への変更も可能である。
(1)下部ケース20側に突起部を設けるとともに、エアクリーナエレメント30側に突起嵌合部を設けた図5及び図6に示す構成。すなわち、下部ケース20の外周部20aに沿って設けられている補強リブ23の一部に図6に示す態様で突起部26を設けるとともに、これに相対するエアクリーナエレメント30のシール部31に図5に示す態様で突起嵌合部34を設ける構成。
【0050】
このような構成によっても、突起部26はその対向する面に設けられたシール部31の突起嵌合部34に嵌合されることで、エアクリーナエレメント30により覆われることとなり、少なくとも、この突起部26の配設によって当該エアクリーナ装置としての外観が損なわれることはなくなる。また、これら突起部26及び突起嵌合部34がエアクリーナエレメント30と下部ケース20との対向面内に設けられることで、下部ケース20としての剛性が低下することも好適に抑制される。そしてこの場合も、上記突起部26及び突起嵌合部34の配置や数等、その設定次第で、エアクリーナケース10及び20に対するエアクリーナエレメント30の逆組付けも好適に防止されるようになり、特に、同突起部26及び突起嵌合部34の組合せといった直感的に判断できる要素の採用により、その組付けにかかる作業性も良好に確保される。
【0051】
なおこの場合も、上記突起部26及び突起嵌合部34は、締結機構(下部ケース側ヒンジ21)に対応する位置に設けられることが剛性を保証する上で最も望ましいが、同構成は、そもそもが下部ケース20に対する剛性低下を及ぼしにくい構成でもあり、それら突起部26及び突起嵌合部34が必ずしも締結機構に対応する位置に設けられる必要はない。
【0052】
(2)下部ケース20側のエアクリーナエレメント挟持面内に突起部を設けるとともに、エアクリーナエレメント30側の被挟持面内に突起嵌合部を設けた図7及び図8に示す構成。すなわち、下部ケース20の補強リブ23に沿って設けられているエレメント載置しろ25の一部に図8に示す態様で突起部27を設けるとともに、これに相対するエアクリーナエレメント30のシール部31に図7に示す態様で突起嵌合部35を設ける構成。
【0053】
このような構成によっても、突起部27はその対向する面に設けられたシール部31の突起嵌合部35に嵌合されることで、エアクリーナエレメント30により覆われることとなり、少なくとも、この突起部27の配設によって当該エアクリーナ装置としての外観が損なわれることはなくなる。また、これら突起部27及び突起嵌合部35がエアクリーナエレメント30に対する下部ケース20の挟持面内(エレメント載置しろ25内)に設けられることで、下部ケース20としての剛性が低下することも好適に抑制される。そしてこの場合も、上記突起部27及び突起嵌合部35の配置や数等、その設定次第で、エアクリーナケース10及び20に対するエアクリーナエレメント30の逆組付けも好適に防止されるようになり、特に、同突起部27及び突起嵌合部35の組合せといった直感的に判断できる要素の採用により、その組付けにかかる作業性も良好に確保される。
【0054】
なおこの場合も、上記突起部27及び突起嵌合部35は、締結機構(下部ケース側ヒンジ21)に対応する位置に設けられることが剛性を保証する上で最も望ましいが、同構成も、そもそもが下部ケース20に対する剛性低下を及ぼしにくい構成であり、それら突起部27及び突起嵌合部35が必ずしも締結機構に対応する位置に設けられる必要はない。
【0055】
また、同構成にあっては、上記突起部及び突起嵌合部の配置を逆とすることもできる。すなわち、エアクリーナエレメント30のシール部31側に突起部を設け、下部ケース20のエレメント載置しろ25側にこの突起部が嵌合される突起嵌合部を設けるようにしてもよい。
【0056】
また、上記(1)の構成も含め、この(2)の構成にあっても、
(イ)突起部及び突起嵌合部は、その1対のみが、若しくは複数対が不等間隔に設けられる構成とする。
ことで、少なくとも平面視上でのエアクリーナエレメント30とエアクリーナケース(下部ケース20)との関係は一義的に定まることとなり、エアクリーナケースに対するエアクリーナエレメント30の、少なくとも平面視での180°逆組付けは確実に防止されるようになり、更に、
(ロ)突起部及び突起嵌合部は、エアクリーナケースの一方とのみに対応して設けられる構成とする。
ことで、エアクリーナエレメント30のエアクリーナケース10及び20に対する表裏関係も一義的に定まることとなり、エアクリーナケースに対するエアクリーナエレメント30の表裏逆組付けも確実に防止されるようになる。
【0057】
・その他、上記実施の形態や上記(1)及び(2)の構成、並びにそれらの各変形例において、エアクリーナケースは、上下に分割されるものに限らず左右に分割されるものであってもよいし、上記締結機構に加え、適宜の締結ボルト等を用いてそれらエアクリーナケースを更に強固に締結する構造としてもよい。また、エアクリーナケース10及び20とエアクリーナエレメント30とのサイズ的な比率等も各図に例示したものに限られることなく任意であり、特に上記(1)及び(2)の構成の採用に際しては、エアクリーナエレメント30のシール部31としてのシール性能を確保すべく、その各突起部及び突起嵌合部が設けられる部位を大きめに形成するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
請求項1〜4記載の発明によれば、エアクリーナエレメントに位置決めのための突起部を設けるにしろ、同突起部はエアクリーナケースに設けられた締結機構によって覆われることとなり、少なくともこの突起部の配設によって外観が損なわれることはなくなる。また、この突起部が嵌合される突起嵌合部は同締結機構内部に設けられることで、エアクリーナケースとしての剛性が低下することも好適に抑制されるようになる。そして勿論、上記突起部及び突起嵌合部の配置や数等、その設定次第で、エアクリーナケースに対するエアクリーナエレメントの逆組付けも好適に防止されるようになり、特に、同突起部及び突起嵌合部の組合せといった直感的に判断できる要素の採用により、その組付けにかかる作業性も良好に確保されるようになる。
【0059】
また、請求項5または6記載の発明によっても、エアクリーナエレメントあるいはエアクリーナケースに位置決めのための突起部を設けるにしろ、同突起部はその対向する面に設けられたエアクリーナケースあるいはエアクリーナエレメントの突起嵌合部に嵌合されることで、それらエアクリーナケースあるいはエアクリーナエレメントにより覆われることとなり、少なくともこの突起部の配設によって外観が損なわれることはなくなる。また、これら突起部及び突起嵌合部がエアクリーナエレメントとエアクリーナケースとの対向面内、若しくは挟持面内に設けられることで、エアクリーナケースとしての剛性が低下することも好適に抑制される。そしてこの場合も、上記突起部及び突起嵌合部の配置や数等、その設定次第で、エアクリーナケースに対するエアクリーナエレメントの逆組付けも好適に防止されるようになり、特に、同突起部及び突起嵌合部の組合せといった直感的に判断できる要素の採用により、その組付けにかかる作業性も良好に確保されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエアクリーナ装置の一実施の形態についてその平面構造を示す平面図。
【図2】同実施の形態の正面構造並びに一部断面構造を示す正面及び断面図。
【図3】同実施の形態のエアクリーナエレメント構造を示す平面及び側面図。
【図4】同実施の形態の下部ケース構造を示す一部平面図。
【図5】この発明のエアクリーナ装置の他の実施の形態についてそのエアクリーナエレメント構造を示す平面及び側面図。
【図6】他の実施の形態の下部ケース構造を示す一部平面図。
【図7】この発明のエアクリーナ装置の更に他の実施の形態についてそのエアクリーナエレメント構造を示す平面及び側面図。
【図8】更に他の実施の形態の下部ケース構造を示す一部平面図。
【符号の説明】
10…エアクリーナケース(上部ケース)、10a…上部ケース外周部、10D1…下流側開口(アウトレット)、10D2…エアフローメータ用開口、11…上部ケース側ヒンジ、12a、12b…クランプ金具、20…エアクリーナケース(下部ケース)、20a…下部ケース外周部、20D…上流側開口(インレット)、21…下部ケース側ヒンジ、22…下部ケース側クランプ、23…補強リブ、24、34、35…突起嵌合部、25…エレメント載置しろ、26、27、33…突起部、30…エアクリーナエレメント、31…シール部、32…エレメント(ろ材)。

Claims (6)

  1. 外周につば状のシール部を備えたエアクリーナエレメントの前記シール部を分割可能なエアクリーナケースの各外周部にて挟持するとともに、それらエアクリーナケースの外周対向部適宜位置に設けられた締結機構を通じてそれら各エアクリーナケース及び前記エアクリーナエレメントが一体に固定されるエンジンのエアクリーナ装置において、
    前記エアクリーナエレメントは前記シール部の前記締結機構に対応する位置に突起部を有するとともに、前記エアクリーナケースはその少なくとも一方が前記締結機構内部に前記突起部が嵌合される突起嵌合部を有してなる
    ことを特徴とするエンジンのエアクリーナ装置。
  2. 請求項1記載のエンジンのエアクリーナ装置において、
    前記締結機構は、前記エアクリーナケースの外周対向部の一方でそれら各エアクリーナケースを回動自在に軸支するヒンジ機構と、同エアクリーナケースの外周対向部の他方で該ヒンジ機構を中心とする各エアクリーナケースの回動をそれらケースが閉じた状態でロックするクランプ機構とを有してなり、
    前記突起部及び前記突起嵌合部は、前記ヒンジ機構及びクランプ機構のいずれか一方に対応して形成されてなる
    ことを特徴とするエンジンのエアクリーナ装置。
  3. 請求項2記載のエンジンのエアクリーナ装置において、
    前記ヒンジ機構及びクランプ機構は複数対設けられ、
    前記突起部及び前記突起嵌合部は、それら複数のヒンジ機構及びクランプ機構の対のうち、装置中心から偏倚した1つの対、若しくは装置中心から不等間隔に偏倚した複数の対に対応して形成されてなる
    ことを特徴とするエンジンのエアクリーナ装置。
  4. 請求項1または2記載のエンジンのエアクリーナ装置において、 前記突起部及び前記突起嵌合部は、前記締結機構内部の偏倚した位置に形成されてなる
    ことを特徴とするエンジンのエアクリーナ装置。
  5. 外周につば状のシール部を備えたエアクリーナエレメントの前記シール部を分割可能なエアクリーナケースの各外周部にて挟持するとともに、それらエアクリーナケースの外周対向部適宜位置に設けられた締結機構を通じてそれら各エアクリーナケース及び前記エアクリーナエレメントが一体に固定されるエンジンのエアクリーナ装置において、
    前記エアクリーナエレメントの前記シール部、及び同シール部に相対する前記エアクリーナケースの外周部の一方に突起部を設けるとともに、他方に該突起部が嵌合される突起嵌合部を設け
    前記突起部及び前記突起嵌合部は前記締結機構に対応する位置に設けられる
    ことを特徴とするエンジンのエアクリーナ装置。
  6. 請求項5記載のエンジンのエアクリーナ装置において、
    前記突起部及び前記突起嵌合部は、前記エアクリーナケースの一方とのみに対応して設けられる
    ことを特徴とするエンジンのエアクリーナ装置。
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