JP3955221B2 - フィラー分散系樹脂シート、液晶セル基板および液晶表示装置 - Google Patents

フィラー分散系樹脂シート、液晶セル基板および液晶表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はフィラー含有エポキシ樹脂層が2層のフィラー不含有エポキシ樹脂層に挟まれた構成のエポキシ樹脂層を少なくとも有することを特徴とするフィラー分散系樹脂シートや上記フィラー分散系樹脂シートからなる液晶セル基板や上記液晶セル基板を用いた液晶表示装置に関するものである。また本発明は上記フィラー分散系樹脂シートからなるエレクトロルミネッセンスディスプレイ用基板や太陽電池用基板および上記エレクトロルミネッセンスディスプレイ用基板を用いたエレクトロルミネッセンス表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置やエレクトロルミネッセンス表示装置の大型化に伴い、ガラス系の基板は重くて嵩高いことから、薄型軽量化などを目的にエポキシ系樹脂等からなる樹脂シートが基板として提案され開発されている。しかし前記樹脂シートは熱膨張や水分の出入りによる伸び縮みが起きるため、電極形成時やカラーフィルター形成時には位置ずれが生じることが問題になっていた。そこで粒径が1μm未満の無機酸化物を樹脂シートに分散して線膨張係数を抑制することが検討されてきたが、線膨張係数はせいぜい6.00E−5/℃程度であり、満足のいくレベルではなかった。
また線膨張係数を下げるために1〜100μm程度の大きい粒子を樹脂シートに分散することが検討されてきたが、例えば上記粒子をエポキシ基材層に分散した場合、エポキシ基材塗工液中で上記粒子が浮遊または沈降する結果、粒子含有側と粒子不含有側に分離し、エポキシ樹脂層中で線膨張係数が大きい部位と小さい部位に分かれるので樹脂シートに反り、カールが発生し、作業性が悪く、表示装置を製造することが極めて困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は線膨張係数が小さく、反りやカールのないフィラー分散系樹脂シートや上記フィラー分散系樹脂シートを用いた液晶セル基板および上記液晶セル基板を用いたことを特徴とする液晶表示装置を提供することを課題とする。また本発明は上記フィラー分散系樹脂シートをもちいたエレクトロルミネッセンスディスプレイ用基板や太陽電池用基板および上記エレクトロルミネッセンスディスプレイ用基板をもちいたエレクトロルミネッセンス表示装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フィラー含有エポキシ樹脂層が2層のフィラー不含有エポキシ樹脂層に挟まれた構成のエポキシ樹脂層を少なくとも有し、前記フィラー不含有エポキシ樹脂層はカールおよび反りの少なくとも一方を防止するための層であることを特徴とするフィラー分散系樹脂シートを提供するものである。上記フィラー分散系樹脂シートにはハードコート層やガスバリア層が積層されていることが好ましい。またフィラー含有エポキシ樹脂層の厚み(d1)とフィラー分散系樹脂シートの厚み(d2)の比(d1/d2)が0.15以上であることが好ましく、フィラーの平均粒径は1〜100μmであることが好ましく、25℃〜160℃における線膨張係数は5.00E−5/℃以下であることが好ましく、最外層の表面粗さ(Ra)は2nm以下であることが好ましい。また本発明は上記フィラー分散系樹脂シートからなる液晶セル基板や上記液晶セル基板を用いた液晶表示装置を提供するものである。また本発明は、上記フィラー分散系樹脂シートからなるエレクトロルミネッセンスディスプレイ用基板や、上記エレクトロルミネッセンスディスプレイ用基板を用いたエレクトロルミネッセンス表示装置を提供するものである。また本発明は上記フィラー分散系樹脂シートからなる太陽電池用基板を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明におけるフィラー分散系樹脂シートはフィラー含有エポキシ樹脂層が2層のフィラー不含有エポキシ樹脂層に挟まれた構成のエポキシ樹脂層を少なくとも有し、前記フィラー不含有エポキシ樹脂層はカールおよび反りの少なくとも一方を防止するための層であることを特徴とする。
【0006】
本発明において、フィラー含有エポキシ樹脂層とフィラー不含有エポキシ樹脂層は線膨張係数が各々異なるが、フィラー含有エポキシ樹脂層が2層のフィラー不含有エポキシ樹脂層に挟まれた構成となることで、反りやカールを防止することが可能になる。
【0007】
本発明において、フィラー含有エポキシ樹脂層の厚みを(d1)、フィラー分散系樹脂シートの厚み、つまりシート全体の厚みを(d2)とした場合、(d1/d2)は0.15以上、好ましくは0.5以上、更に好ましくは0.7以上がよい。(d1/d2)が0.15未満の場合は、フィラー分散系樹脂シートの線膨張係数が大きくなり、電極形成時やカラーフィルター形成時に位置ずれが生じる等の問題が生じる。
【0008】
フィラー含有エポキシ樹脂層と2層のフィラー不含有エポキシ樹脂層からなるエポキシ樹脂層の厚みは100〜800μmであることが好ましい。エポキシ樹脂層の厚みが100μmより小さい場合は表示装置の強度の点で問題があり、800μmより大きい場合は、薄型、軽量の特性がなくなり、表示品位の点で問題が生じる。
【0009】
本発明においては表面平滑性や色相の点でエポキシ樹脂を用いることが必要であるが、エポキシ系樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型やビスフェノールF型、ビスフェノールS型やそれらの水添加の如きビスフェノール型、フェノールノボラック型やクレゾールノボラック型の如きノボラック型、トリグリシジルイソシアヌレート型やヒダントイン型の如き含窒素環型、脂環式型や脂肪族型、ナフタレン型の如き芳香族型やグリシジルエーテル型、ビフェニル型の如き低吸水率タイプやジシクロ型、エステル型やエーテルエステル型、それらの変成型などが挙げられる。これらは単独で使用してもあるいは併用してもよい。上記各種エポキシ系樹脂の中でも、変色防止性などの点よりビスフェノールA型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート型を用いることが好ましい。
【0010】
このようなエポキシ系樹脂としては、一般にエポキシ当量100〜1000、軟化点120℃以下のものが、得られる樹脂シートの柔軟性や強度等の物性などの点より好ましく用いられる。さらに塗工性やシート状への展開性等に優れるエポキシ樹脂含有液を得る点などよりは、塗工時の温度以下、特に常温において液体状態を示す二液混合型のものが好ましく用いうる。
【0011】
またエポキシ系樹脂は、硬化剤、硬化促進剤、および必要に応じて従来から用いられている老化防止剤、変成剤、界面活性剤、染料、顔料、変色防止剤、紫外線吸収剤等の従来公知の各種添加物を適宜に配合することができる。
【0012】
前記、硬化剤についても特に限定はなく、エポキシ系樹脂に応じた適宜な硬化剤を1種または2種以上用いることができる。ちなみにその例としては、テトラヒドロフタル酸やメチルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸やメチルヘキサヒドロフタル酸の如き有機酸系化合物類、エチレンジアミンやプロピレンジアミン、ジエチレントリアミンやトリエチレンテトラミン、それらのアミンアダクトやメタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタンやジアミノジフェニルスルホンの如きアミン系化合物類が挙げられる。
【0013】
またジシアンジアミドやポリアミドの如きアミド系化合物類、ジヒドラジットの如きヒドラジド系化合物類、メチルイミダゾールや2−エチル−4−メチルイミダゾール、エチルイミダゾールやイソプロピルイミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾールやフェニルイミダゾール、ウンデシルイミダゾールやヘプタデシルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾールの如きイミダゾール系化合物類も前記硬化剤の例として挙げられる。
【0014】
さらに、メチルイミダゾリンや2−エチル−4−メチルイミダゾリン、エチルイミダゾリンやイソプロピルイミダゾリン、2,4−ジメチルイミダゾリンやフェニルイミダゾリン、ウンデシルイミダゾリンやヘプタデシルイミダゾリン、2−フェニル−4−メチルイミダゾリンの如きイミダゾリン系化合物、その他、フェノール系化合物やユリア系化合物類、ポリスルフィド系化合物類も前記硬化剤の例として挙げられる。
【0015】
加えて、酸無水物系化合物類なども前記硬化剤の例として挙げられ、変色防止性などの点より、かかる酸無水物硬化剤が好ましく用いうる。その例としては無水フタル酸や無水マレイン酸、無水トリメリット酸や無水ピロメリット酸、無水ナジック酸や無水グルタル酸、テトラヒドロフタル酸無水物やメチルテトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物やメチルヘキサヒドロフタル酸無水物、メチルナジック酸無水物やドデセニルコハク酸無水物、ジクロロコハク酸無水物やベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物やクロレンディック酸無水物などが挙げられる。
【0016】
特に、無水フタル酸やテトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物やメチルヘキサヒドロフタル酸無水物の如く無色系ないし淡黄色系で、分子量が約140〜約200の酸無水物系硬化剤が好ましく用いうる。
【0017】
前記エポキシ系樹脂と硬化剤の配合割合は、硬化剤として酸無水物系硬化剤を用いる場合、エポキシ系樹脂のエポキシ基1当量に対して酸無水物当量を0.5〜1.5当量となるように配合することが好ましく、さらに好ましくは0.7〜1.2当量がよい。酸無水物が0.5当量未満では、硬化後の色相が悪くなり、1.5当量を超えると、耐湿性が低下する傾向がみられる。なお他の硬化剤を単独で又は2種以上を併用して使用する場合にも、その使用量は前記の当量比に準じうる。
【0018】
前記硬化促進剤としては、第三級アミン類、イミダゾール類、第四級アンモニウム塩類、有機金属塩類、リン化合物類、尿素系化合物類等が挙げられるが、特に第三級アミン類、イミダゾール類を用いることが好ましい。これらは単独であるいは併用して使用することができる。
【0019】
前記硬化促進剤の配合量は、エポキシ系樹脂100重量部に対して0.05〜7.0重量部であることが好ましく、さらに好ましくは0.2〜3.0重量部がよい。硬化促進剤の配合量が0.05重量部未満では、充分な硬化促進効果が得られず、7.0重量部を超えると硬化体が変色するおそれがある。
【0020】
前記老化防止剤としては、フェノール系化合物、アミン系化合物、有機硫黄系化合物、ホスフィン系化合物等の従来公知のものが挙げられる。
【0021】
前記変成剤としては、グリコール類、シリコーン類、アルコール類等従来公知のものが挙げられる。
【0022】
前記界面活性剤は、エポキシ系樹脂シートを流延法等によりエポキシ樹脂を空気に触れながら成形する場合に、シートの表面を平滑にするために添加される。界面活性剤としてはシリコーン系、アクリル系、フッ素系等が挙げられるが、とくにシリコーン系が好ましい。
【0023】
本発明のフィラー分散系樹脂シートにはハードコート層やガスバリア層が積層されていることが好ましい。本発明において、ガスバリア層は、耐擦傷性や耐薬品性が劣る場合があるので、最外層ではなく層間に積層することが好ましい。
【0024】
本願発明においてハードコート層を形成する材料としては、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコールやエチレン・ビニルアルコール共重合体の如きポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル系樹脂や塩化ビニリデン系樹脂が挙げられる。
【0025】
また、ポリアリレート系樹脂、スルホン系樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリエーテルイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、ビニルピロリドン系樹脂、セルロース系樹脂やアクリロニトリル系樹脂なども樹脂層の形成に用いることができる。これらの樹脂の中ではウレタン系樹脂が好ましく、ウレタンアクリレートが特に好ましく用いられる。なお樹脂層の形成には、適宜な樹脂の2種以上のブレンド物なども用いることができる。
【0026】
本発明におけるガスバリア層の材料としてはポリビニルアルコール及びその部分ケン化物、エチレン・ビニルアルコール共重合体等のビニルアルコール系ポリマーや、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン等の酸素透過が小さい材料が用いられるが、高ガスバリア性の点よりビニルアルコール系ポリマーが特に好ましい。
【0027】
上記有機ガスバリア層の厚みは2〜10μmが好ましく、さらに好ましくは3〜5μmがよい。有機ガスバリア層の厚みが2μm未満であると十分なガスバリア機能を付与することができず、10μmを超えると樹脂シートの黄色度指数(YI値)が大きくなる。
【0028】
本発明におけるガスバリア層としては無機ガスバリア層を積層させてもよい。無機ガスバリア層を形成する材料としては、珪素酸化物、マグネシウム酸化物、アルミニウム酸化物や亜鉛酸化物等の透明なガスバリア材料が知られているが、ガスバリア性や基材層への密着性等から珪素酸化物が好ましく用いられる。
【0029】
珪素酸化物としては珪素原子数に対する酸素原子数の割合が1.5〜2.0であることが無機ガスバリア層のガスバリア性、透明性、表面平坦性、屈曲性、膜応力、コスト等の点から好ましい。珪素原子数に対する酸素原子数の割合が1.5よりも小さくなると屈曲性や透明性が悪くなる。珪素酸化物においては、珪素原子数に対する酸素原子数の割合の最大値が2.0となる。
【0030】
また無機ガスバリア層を形成する材料としては、珪素窒化物も好ましく用いられ、珪素原子数に対する窒素原子数の割合が1.0〜4/3のものが好ましく用いられる。
【0031】
また本発明における無機ガスバリア層の厚みは5〜200nmであることが好ましい。無機ガスバリア層の厚みが5nmより薄くなると良好なガスバリア性が得られず、無機ガスバリア層の厚みが200nmより厚くなると透明性、屈曲性、膜応力、コストの点で問題がある。
【0032】
本発明におけるフィラーはソーダガラス、無アルカリガラス、シリカ、二酸化チタン、酸化アンチモン、チタニア、アルミナ、ジルコニアや酸化タングステン等が挙げられる。これらは一種または二種以上の混合物であってもよい。フィラーの粒径は、平均粒径が1〜100μmであることが好ましい。より好ましくは5〜80μmがよく、更に好ましくは10〜50μmがよい。粒子径が1μm未満であると分散性が悪く光透過率が小さくなり、100μmを超えると粒子分散系樹脂シートの表面平滑性が悪くなる。
【0033】
本発明におけるフィラーの添加量は基材層体積に対して10〜70体積%であることが好ましく、さらに好ましくは20〜65体積%がよい。無機酸化物の添加量が基材層重量に対して10体積%未満である場合は、粒子分散系樹脂シートの寸法変化が大きくカラーフィルター層のパターニングや電極形成が困難になる。70体積%を超えると粒子分散系樹脂シートの光透過率と表面平滑性が悪くなる。
【0034】
本発明における粒子分散系樹脂シートの光透過率は80%以上であることが好ましく、さらに好ましくは85%以上がよい。光透過率が80%未満であると、この粒子分散系樹脂シートを用いて液晶表示装置を組み立てた時の表示が暗くなり、表示品位が低下する。光透過率の測定方法は、分光光度計を用いてλ=550nmの透過率を測定する。
【0035】
本発明における粒子分散系樹脂シートの25℃〜160℃における線膨張係数は5.00E−5/℃以下であることが好ましく、さらに好ましくは3.00E−5/℃以下がよい。
線膨張係数が5.00E−5/℃を超えるとカラーフィルターを積層する時、パターニングの位置ずれが発生しやすくなる。また粒子分散系樹脂シート上への電極の形成が困難になる。
線膨張係数は、JIS規格K−7197に記載のTMA法により測定し、(式1)により算出することができる。前記式においてΔIs(T1)、ΔIs(T2)はサンプル測定時の温度T1、T2(℃)におけるTMA測定値(μm)のことであり、 L0は室温においてのサンプルの長さ(mm)のことである。
【式1】
Figure 0003955221
【0036】
本発明におけるフィラー分散系樹脂シートの最外層はJIS B0601に記載の中心線平均粗さ(Ra)が2nm以下、より好ましくは1nm以下がよい。中心線平均粗さ(Ra)が2nmよりも大きい場合は、配向膜の形成や電極の形成が困難になる。本発明においては耐擦傷性や耐薬品性が良好である点からハードコート層やエポキシ樹脂層が最外層にあることが好ましい。
【0037】
本発明におけるフィラー分散系樹脂シートにおいては、フィラー含有エポキシ樹脂層が2層のフィラー不含有エポキシ樹脂層に挟まれた構成のエポキシ樹脂層を少なくとも有し、ハードコート層とガスバリア層が積層されており、フィラー含有エポキシ樹脂層の厚み(d1)とフィラー分散系樹脂シートの厚み(d2)の比(d1/d2)が0.15以上であり、フィラーの平均粒径が1〜100μmであり、25℃〜160℃における線膨張係数は5.00E−5/℃以下であり、且つ、最外層の表面粗さが2nm以下であるものが最も好ましい。
【0038】
本発明のフィラー分散系樹脂シートの製造方法は、ハードコート層が形成された支持体上に、逐次塗工でフィラー不含有エポキシ樹脂塗工液を塗布後硬化し、次にフィラー含有エポキシ樹脂塗工液を塗布後硬化し、最後にフィラー不含有エポキシ樹脂塗工液を塗布後硬化することにより形成することができる。またハードコート層が形成された支持体上に、逐次塗工でフィラー不含有エポキシ樹脂塗工液を塗布後硬化し、次にフィラー含有エポキシ樹脂塗工液を塗布し、フィラーを沈降させることで見かけ上、フィラー含有エポキシ樹脂層とフィラー不含有エポキシ樹脂層を同時に形成し硬化してもよい。またハードコート層とエポキシ樹脂層の間にガスバリア層形成樹脂液を塗布後硬化させ、ガスバリア層を形成することもできる。
【0039】
本発明のフィラー分散系樹脂シートは各種の用途に用いることができ、液晶セル基板やエレクトロルミネッセンスディスプレイ用基板や太陽電池用基板としても好ましく用いられる。
【0040】
液晶表示装置は一般に、偏光板、液晶セル、反射板又はバックライト、及び必要に応じての光学部品等の構成部品を適宜に組み立てて駆動回路を組み込むことなどにより形成される。本発明においては、上記した樹脂シートを用いる点を除いて特に限定はなく、従来に準じて形成することができる。従って、本発明における液晶表示装置の形成に際しては、例えば視認側の偏光板の上に設ける光拡散板、アンンチグレア層、反射防止膜、保護層、保護板、あるいは液晶セルと視認側の偏光板の間に設ける補償用位相差板などの適宜な光学部品を前記樹脂シートに適宜に組み合わせることができる。
【0041】
一般に、エレクトロルミネセンス表示装置は、透明基板上に透明電極と有機発光層と金属電極とを順に積層して発光体(有機エレクトロルミネセンス発光体)を形成している。ここで、有機発光層は、種々の有機薄膜の積層体であり、例えばトリフェニルアミン誘導体等からなる正孔注入層と、アントラセン等の蛍光性の有機固体からなる発光層との積層体や、あるいはこのような発光層とペリレン誘導体等からなる電子注入層の積層体や、またあるいはこれらの正孔注入層,発光層,および電子注入層の積層体等、種々の組み合わせをもった構成が知られている。
有機エレクトロルミネセンス装置は、透明電極と金属電極とに電圧を印加することによって、有機発光層に正孔と電子とが注入され、これら正孔と電子との再結合によって生じるエネルギーが蛍光物質を励起し、励起された蛍光物質が基底状態に戻るときに光を放射する、という原理で発光する。途中の再結合というメカニズムは、一般のダイオードと同様であり、このことからも予想できるように、電流と発光強度は印加電圧に対して整流性を伴う強い非線形性を示す。
有機エレクトロルミネセンス装置においては、有機発光層での発光を取り出すために、少なくとも一方の電極が透明でなくてはならず、通常酸化インジウムスズ(ITO)などの透明導電体で形成した透明電極を陽極として用いている。一方、電子注入を容易にして発光効率を上げるには、陰極に仕事関数の小さな物質を用いることが重要で、通常Mg−Ag、Al−Liなどの金属電極を用いている。
このような構成の有機エレクトロルミネセンス装置において、有機発光層は、厚さ10nm程度ときわめて薄い膜で形成されている。このため、有機発光層も透明電極と同様、光をほぼ完全に透過する。その結果、非発光時に透明基板の表面から入射し、透明電極と有機発光層とを透過して金属電極で反射した光が、再び透明基板の表面側へと出るため、外部から視認したとき、有機エレクトロルミネセンス装置の表示面が鏡面のように見える。
電圧の印加によって発光する有機発光層の表面側に透明電極を備えるとともに、有機発光層の裏面側に金属電極を備えてなる有機エレクトロルミネセンス発光体を含む有機EL装置において、透明電極の表面側に偏光板を設けるとともに、これら透明電極と偏光板との間に位相板を設けることができる。
位相板および偏光板は、外部から入射して金属電極で反射してきた光を偏光さる作用を有するため、その偏光作用によって金属電極の鏡面を外部から視認させないという効果がある。特に、位相板を1/4波長板で構成し、かつ偏光板と位相板との偏光方向のなす角をπ/4に調整すれば、金属電極の鏡面を完全に遮蔽することができる。
すなわち、この有機エレクトロルミネセンス装置に入射する外部光は、偏光板により直線偏光成分のみが透過する。この直線偏光は位相板により一般に楕円偏光となるが、とくに位相板が1/4波長板でしかも偏光板と位相板との偏光方向のなす角がπ/4のときには円偏光となる。
この円偏光は、透明基板、透明電極、有機薄膜を透過し、金属電極で反射して、再び有機薄膜、透明電極、透明基板を透過して、位相板に再び直線偏光となる。そして、この直線偏光は、偏光板の偏光方向と直交しているので、偏光板を透過できない。その結果、金属電極の鏡面を完全に遮蔽することができる。
【0042】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれら実施例になんら限定されるものではない。
【0043】
実施例1:(化1)の化学式で示される3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート100部(重量部、以下同じ)、(化2)の化学式で示されるメチルヘキサヒドロフタル酸無水物125部、(化3)の化学式で示されるテトラ−n−ブチルホスホニウムo,o−ジエチルホスホロジチオエート1.25部、グリセリン2.25部及びシリコーン系界面活性剤0.07部を攪拌混合し、更にフィラーとして平均粒径が30μmのガラスビーズを340部を配合してフィラー含有エポキシ系樹脂液を調製した。
フィラーを添加しなかった事以外は上記と同様にしてフィラー不含有エポキシ樹脂液を調整した。
【化1】
Figure 0003955221
【化2】
Figure 0003955221
【化3】
Figure 0003955221
【0044】
図1に例示した製造工程に従い、まず(化4)の化学式で示されるウレタンアクリレートの17重量%のトルエン溶液を、ダイ21よりステンレス製エンドレスベルト1に走行速度0.3m/分で流延塗布し、風乾してトルエンを揮発させた後、UV硬化装置を用いて硬化し、膜厚2μmのハードコート層10を形成した。続いて、前記フィラー不含有エポキシ系樹脂液をダイ22よりハードコート層の上に0.3m/分で流延塗布し、加熱装置を用いて硬化させ、膜厚50μmのフィラー不含有エポキシ系樹脂層11を形成した。次にフィラー含有エポキシ樹脂液をダイ23より0.3m/分で流延塗布し、加熱装置を用いて硬化させ、膜厚300μmのフィラー含有エポキシ系樹脂層12を形成した。次に次にフィラー不含有エポキシ樹脂液をダイ24より0.3m/分で流延塗布し、加熱装置を用いて硬化させ、膜厚50μmのフィラー不含有エポキシ系樹脂層13を形成した。
【化4】
Figure 0003955221
【0045】
次にハードコート層、フィラー不含有エポキシ系樹脂層、フィラー含有エポキシ樹脂層、フィラー不含有エポキシ系樹脂層からなる積層体をエンドレスベルトから剥離し、窒素置換により酸素濃度が0.5%の雰囲気下でガラス板上に180℃×1時間放置しアフターキュアを行った。
【0046】
実施例2:フィラー含有エポキシ樹脂層の厚みを200μm、フィラー不含有エポキシ樹脂層の厚みを100μmとした以外は実施例1と同様にしてフィラー分散系樹脂シートを作成した。
【0047】
比較例1:実施例1と同様にしてフィラー含有エポキシ樹脂液、フィラー不含有エポキシ樹脂液を調製した。次にハードコート層により被覆されたステンレス製エンドレスベルト上にフィラー含有エポキシ樹脂液を塗布後硬化させ、続いてフィラー不含有エポキシ樹脂液を塗布後硬化させた。次にハードコート層、フィラー含有エポキシ系樹脂層、フィラー不含有エポキシ樹脂層からなる積層体をエンドレスベルトから剥離し、窒素置換により酸素濃度が0.5%の雰囲気下でガラス板上に180℃×1時間放置しアフターキュアを行った。この場合、フィラー含有エポキシ樹脂層の厚みは200μm、フィラー不含有エポキシ樹脂層の厚みは200μmであった。
【0048】
評価試験:光透過率(%)、線膨張係数(/℃)、カール・反り
光透過率は高速分光光度計(島津製作所MPS−2000)を用いてλ=550nmの透過率を測定した。
線膨張係数(/℃)はTMA/SS150C(セイコーインスツルメンツ社製)を用いて25℃および160℃におけるTMA値(μm)を測定し、算出した。
カール・反りは目視により、以下の基準で判断した。
○ :平板上に1辺10cmの正方形のサンプルを置いた時、平板とサンプル
の距離の最大値が2mm以下の場合。
× :平板上に1辺10cmの正方形のサンプルを置いた時、平板とサンプル
の距離の最大値が2mmより大きい場合。
【0049】
前記の結果を表1に示した。
【表1】
Figure 0003955221
【0050】
実施例1〜2のフィラー分散系樹脂シートは、フィラー含有層が2層のフィラー不含有層に挟まれた構成のエポキシ樹脂層を有し、線膨張係数、寸法変化率ともに小さく、高い光透過率を示した。また反りやカールは小さく、作業性が良好なフィラー分散系樹脂シートを得ることができた。
一方、比較例1のフィラー分散系樹脂シートは、エポキシ樹脂層がフィラー含有層とフィラー不含有層の2層からなり、線膨張係数、寸法変化率ともに小さく、高い光透過率を示したが、大きな反りやカールが見られ、作業性が悪かった。
【0051】
【発明の効果】
本発明のフィラー分散系樹脂シートは、線膨張係数が低く、しかも反りやカールが見られない。従って、本発明のフィラー分散系樹脂シートは作業性が良好であり、電極の形成や配向膜の形成やカラーフィルター層の形成が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィラー分散系樹脂シートの製造工程の1例
【図2】本発明のフィラー分散系樹脂シート
【符号の説明】
1:ステンレス製エンドレスベルト
2:駆動ドラム
3:従動ドラム
10:ハードコート層
11:フィラー不含有エポキシ樹脂層
12:フィラー含有エポキシ樹脂層
13:フィラー不含有エポキシ樹脂層
21:ハードコート層塗布用ダイ
22:フィラー不含有エポキシ樹脂層塗布用ダイ
23:フィラー含有エポキシ樹脂層塗布用ダイ
24:フィラー不含有エポキシ樹脂層塗布用ダイ
31:UV硬化装置
32:乾燥機
33:乾燥機
34:乾燥機

Claims (12)

  1. フィラー含有エポキシ樹脂層が2層のフィラー不含有エポキシ樹脂層に挟まれた構成のエポキシ樹脂層を少なくとも有し、前記フィラー不含有エポキシ樹脂層はカールおよび反りの少なくとも一方を防止するための層であることを特徴とするフィラー分散系樹脂シート。
  2. 請求項1に記載のフィラー分散系樹脂シートにハードコート層が積層されていることを特徴とするフィラー分散系樹脂シート。
  3. 請求項1または2に記載のフィラー分散系樹脂シートにガスバリア層が積層されていることを特徴とするフィラー分散系樹脂シート。
  4. フィラー含有エポキシ樹脂層の厚み(d1)とフィラー分散系樹脂シートの厚み(d2)の比(d1/d2)が0.15以上であることを特徴とする請求項1〜3に記載のフィラー分散系樹脂シート。
  5. フィラーの平均粒径が1〜100μmであることを特徴とする請求項1〜4に記載のフィラー分散系樹脂シート。
  6. 25℃〜160℃における線膨張係数が5.00E−5/℃以下であることを特徴とする請求項1〜5に記載のフィラー分散系樹脂シート。
  7. 最外層の表面粗さ(Ra)が2nm以下であることを特徴とする請求項1〜6に記載のフィラー分散系樹脂シート。
  8. 請求項1〜7に記載のフィラー分散系樹脂シートからなる液晶セル基板。
  9. 請求項8に記載の液晶セル基板を用いることを特徴とする液晶表示装置。
  10. 請求項1〜7に記載のフィラー分散系樹脂シートからなるエレクトロルミネッセンスディスプレイ用基板。
  11. 請求項10に記載のエレクトロルミネッセンスディスプレイ用基板を用いたことを特徴とするエレクトロルミネッセンス表示装置。
  12. 請求項1〜7に記載のフィラー分散系樹脂シートからなる太陽電池用基板。
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