JP3954762B2 - 音楽データ情報伝送方法及び音楽データ情報伝送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音楽情報とその音楽データをディジタル伝送する伝送方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の音楽情報や音楽データをシリアルの信号形態でディジタル伝送する方法としては、IEC958やIEEE1394等の国際規格がある。
【0003】
IEC958は、2chのリニアPCMデータを伝送する際に用いられる方式で、CD(compact disc)やDVD(digital versatile disc)のディジタルデータ伝送に広く用いられている。サンプリング周波数の情報は、チャンネルステータスを用いて伝送される。図7はIEC958チャンネルステータスの説明図である。サンプリング周波数の情報は、図7に示すようにチャンネル番号に続く8bit〜11bitを用いて4ビットの情報として伝送される。従来は、受信して再生するサンプリング周波数と伝送するサンプリング周波数とは同一であったので単にサンプリング周波数と呼称していた。本発明では、従来のサンプリング周波数情報は伝送レートに関わるサンプリング周波数を表すことと考えるので、以下、伝送fs情報と呼称する。これに伴い従来のサンプリング周波数を伝送fsという。また、(表1)に従来の伝送fs情報と伝送fsの表を示す。これらは現行のIEC規格で定められているものである。
【0004】
【表1】
【0005】
また、IEEE1394は、ディジタルビデオなどに用いられている方式であり、将来的にはオーディオ、ビデオ信号の伝送に広く使用されると期待されている。IEC958と同様に、IEEE1394では、サンプリング周波数はFDF(Format Dependent Field)と呼ぶヘッダデータ中のSFCで伝送されていた。(表2)にIEEE1394における従来の伝送fs情報(SFC)と伝送fs(kHz)の表を示す。
【0006】
【表2】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の音楽情報及び音楽データ伝送方法では、伝送された音楽データを単純に再生することを目的としているが、近年のDVDなどでは、サンプリング周波数が96kHzや最大192kHzの周波数が規格として採用され、またMPEG4の応用に検討されるAAC(Advanced Audio Coding)などの圧縮方式では、8kHzや12kHzといった低いサンプリング周波数の導入が予定されており、単純に伝送されたものを再生するだけでは済まなくなってきた。
【0008】
図1にデータ伝送を行う場合の機器接続例を示す。図1において、10は音楽データを伝送する音楽データ送信機器、30は音楽データを受信する音楽データ受信機器、20は音楽データ伝送のための音楽データ伝送インタフェースである。
【0009】
音楽データ送信機器10は、例えば最新のDVDプレーヤ、音楽データ受信機器30は、現行の規格に従った機器であるとすると、現行規格で扱えないサンプリング周波数については、音楽データ送信機器10で何らかの処理をする必要がある。すなわち、現行規格で定められた32kHz,44.1kHzまたは48kHzに変換した後に音楽データ伝送インタフェース20で伝送する必要があり、DVDプレーヤ側で、元々のオリジナルな音楽(例えば192kHz)をダウンサンプリング処理をして48kHzに変換して伝送していた。
【0010】
この場合、オリジナルな音楽のサンプリング周波数(192kHz)の情報は、ダウンサンプリングを行うプレーヤでは分かるが、データを受信する外部の機器ではオリジナルな音楽のサンプリング周波数の情報が伝送されないので、分からなくなるという第1の課題があった。このため受信側の機器に高性能で高音質なものを用意しても、送信側の192kHz/24bit/2chの音より低品質になってしまうおそれがある。以上述べたダウンサンプリングの場合の他に、アップサンプリングして送る場合や48kHzを44.1kHzにfs変換して伝送する場合にも同様の問題がある。
【0011】
また、現在は実施されていないが将来的に、同じデータをR回(Rは2以上の整数)繰り返し伝送を行う場合には、受信機器側でR回に1回のデータに間引いてやる必要があるにも拘わらずその情報が伝達されないという第2の課題があった。
【0012】
また、S倍(S>1の実数)の伝送速度や1/S倍速で音楽データを伝送する場合、通常の再生レートとは異なるレートでデータが蓄積メディアに格納される。一般的には高速ダビングと言われるものである。単にサンプリング周波数が情報として伝送されるが、音楽データ受信機器30側では、通常とは異なるレートで処理すべきであることを伝送データからは知り得ないという第3の課題があった。
【0013】
以上述べたように、fs変換以外にもオリジナルfsの信号をR回繰り返してR倍のレートにして伝送するR回繰り返し伝送モード、S倍速伝送モードなどの可能性があり、これらの場合にも受信側でオリジナルfsを知ることが重要であると考えられるが、従来の伝送では、それらのオリジナルな音楽のサンプリング周波数の情報がなく、音楽データ受信機器30側では知ることが出来なかった。
【0014】
本発明は、ディジタル音楽伝送における、音楽データのサンプリングに関する情報を同時に伝送することにより、伝送される音楽データに応じた音楽再生または記録蓄積を行うことを可能にするものであり、従来の3つの課題を解決する音楽データ情報伝送方法及び装置の提供を目的とする。
【0015】
【解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明の第1の発明は、音楽データ及びその付加情報を伝送するデータ伝送情報において、音楽データのオリジナルな音楽のサンプリング周波数を表すオリジナル音楽サンプリング周波数情報(以下、オリジナルfs情報という)を伝送し、受信側で転送された音楽データのオリジナルな音楽のサンプリング周波数がわかるようしたことを特徴とする音楽データ情報伝送方法及び装置としている。
【0016】
また、本発明の第2の発明は、その伝送データが何れかの信号処理をしたものかを表す伝送モード情報を音楽データ信号に付加した音楽データ送信機器を有し、受信側での適切な処理を確実にすることを特徴とする音楽データ情報伝送方法及び装置としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態としてIEC958およびIEEE1394の伝送規格を例にとった場合の音楽データ伝送方法および装置について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1は、本発明の音楽データ情報伝送装置として用いられる民生用ディジタルオーディオ機器の接続例である。
【0019】
図1において、音楽データ伝送機器10として、DVDプレーヤやセットトップボックス等があげられる。また、音楽データ受信機器30として、AVアンプやミニディスクまたはデジタルTV等があげられる。音楽データ伝送インタフェース20は、IEC958またはIEEE1394で規定されるインタフェース装置である。
【0020】
先ずIEC958を用いた音楽データ情報伝送方法及び装置について説明する。
【0021】
図2は、本発明で使用する付加情報を伝送するために、新たな情報を従来のIEC958に付け加えたチャンネルステータスの構造図である。
【0022】
図2において、ワードレングス情報に続く36〜39bitにオリジナルfs情報(オリジナル音楽サンプリング周波数情報)を4ビット割り当てる。もちろん従来この位置には何も割当の無かった未使用部分である。(表3)にオリジナルfs情報とオリジナルfs(kHz)の内容(その1)を第1の例として示す。
【0023】
【表3】
【0024】
これらは従来の伝送fs情報との関連から出来るだけ同じ割当となるよう工夫した。但し”0000”は伝送fs情報では44.1kHzだが、オリジナルfs情報では非表示とした。これは従来規格に従う現行の機器で未使用領域は”0”を送信することが義務づけられているので、オリジナルfs情報を送らない現行の機器を非表示とするためである。こうすれば現行の機器と新しい機器との相互接続において互換性の問題を回避できる。44.1kHzは伝送fs情報で未使用の”1000”に割り付けた。これ以外の32kHzおよび48kHzについては伝送fs情報と同じデータ位置に割り付けた。また、(表3)においてDVDなどで新たに追加されたサンプリング周波数の他に将来追加が必要となると予想されるMPEG−AACなどで使用されるサンプリング周波数についても割り当てた。これにより8kHzから192kHzまでのfsを表すことができる。これは、32kHzの1/4から48kHzの4倍に相当する。
【0025】
【表4】
【0026】
(表4)にオリジナルfs情報とオリジナルfs(kHz)の内容(その2)を第2の例として示す。(表4)では(表3)と同様に”0000”を非表示とするために従来の伝送fs情報の負論理を採用した。すなわち44.1kHzは/”0000”で”1111”、48kHzは/”0100”で”1011”となる。他も同様に負論理表現をして伝送fs情報と同じ定義となるよう工夫した。一方fsの追加定義は、伝送fs情報においても有用であるため、新伝送fs情報を追加規定する方法を(表5)に示す。(表5)において、44.1kHzと非表示以外はオリジナルfs情報の割り付けと同様とした。
【0027】
【表5】
【0028】
さらに図2において、30〜31bitに伝送モード情報を2ビットで割り当てる。この位置も従来規格では未使用であった領域である。伝送モード情報の内容を(表6)に示す。
【0029】
【表6】
【0030】
(表6)において”00”は従来規格との互換を保つために従来通りの伝送を示すリアルタイム伝送モードに割り付ける。以下、”01”をfs変換伝送モード、”10”をR回繰り返し伝送モードおよび”11”をS倍速伝送モードとする。
【0031】
次に、IEEE1394を用いた音楽データ情報伝送方法及び装置について説明する。
【0032】
IEEE1394の場合もIEC958と同様に伝送fs情報とオリジナルfs情報について従来規格との互換整合性を考慮して新たなサンプリング周波数を規定する。
【0033】
【表7】
【0034】
【表8】
【0035】
【表9】
【0036】
(表7)は従来のSFCに新たに追加する伝送fs情報と伝送fs(kHz)を示す表であり、(表8)は全く新規に追加するオリジナルfs情報とオリジナルfs(kHz)を示す表である。また、(表9)は新たに追加するS倍速情報と伝送fs情報と伝送fs(kHz)を示す表である。オリジナルfs情報とS倍速情報は新規にアンシラリデータを拡張して伝送する。そのため従来は、その情報は存在しなかったので、自在に割り付けられるが、出来るだけ伝送fs情報との統一性を保つようにした。S倍速情報は、SFCだけでは伝送fs情報の拡張が不十分なのでアンシラリデータを追加して規定する。IEEE1394は、高速インタフェースであるため十分な拡張性を有し広範囲の定義が可能なようにした。
【0037】
【表10】
【0038】
また、IEEE1394の伝送モード情報の内容を(表10)に示す。(表10)において、FDFのNフラグは、リアルタイムか非リアルタイムかを表すフラグである。アンシラリで新たに規定する伝送モード情報との関係は(表10)に示す通りである。IEC958と同様”00”は従来規格との互換を保つために従来通りの伝送を示すリアルタイム伝送モードに割り付ける。以下、”01”をfs変換伝送モード、”10”をR回繰り返し伝送モードおよび”11”をS倍速伝送モードとする。
【0039】
図3は、音楽データ送信機器10において、fs変換伝送モードの出力装置を実現する際の一構成例を示すブロック図である。
【0040】
同図中、1001は入力端であり、オリジナルfs信号およびオリジナルfs情報を含む信号を入力する。1002は入力手段であり、ここでオリジナルfs信号とオリジナルfs情報をそれぞれ取り出し、オリジナルfs信号はオーバーサンプリング手段1003へ供給し、オリジナルfs情報はシステム制御部1007へ供給する。
【0041】
オーバーサンプリング手段1003でオーバーサンプリング処理したデータは1004のLPF(低域通過フィルタ)で所望の帯域となるよう帯域制限し、再サンプリング手段1005で所望のサンプリング周波数にして伝送fs信号を取り出す。システム制御部1007は、fs変換するための所望のパラメータ1008および1009をLPF1004および再サンプリング手段1005に供給する。伝送fs信号およびシステム制御部1007が供給する伝送fs情報、オリジナルfs情報および伝送モード情報は、IEC958出力手段1006へ入力してIEC958のフォーマットにしてIEC958出力手段1006より音楽データ伝送インタフェース20に信号を供給する。
【0042】
再サンプリング手段1005でオリジナルfsの1/n(n>1の実数)にするとダウンサンプリングとなり、n倍にするとアップサンプリングとなる。また近接した周波数でも変換でき一般にfs変換と総称される。LPF1004は、少なくともfs変換の前後でより低いfsとなる方のナイキスト周波数よりさらに低いカットオフ周波数となるパラメータがシステム制御部1007から設定される。これは折り返し歪みを除去するためである。
【0043】
図4は、音楽データ送信機器10において、R回繰り返し伝送モードの出力装置を実現する際の一構成例を示すブロック図である。
【0044】
同図中、図3と同様の手段は同番号を付し説明を省略する。オリジナルfs信号は、リピータ手段1024でシステム制御部1007からのRパラメータ1028に従ってデータの繰り返しを行う。伝送レートをR倍(Rは2以上の整数)にした伝送fs信号と、伝送fs情報、オリジナルfs情報および伝送モード情報は、IEC958出力手段1006でIEC958のフォーマットにしてIEC958出力手段1006より音楽データ伝送インタフェース20に信号を供給する。
【0045】
また、図5は、音楽データ送信機器10において、S倍速伝送モードの出力装置を実現する際の一構成例を示すブロック図である。
【0046】
同様に同図中、図3および図4と同様の手段は同番号を付し説明を省略する。入力端1001に供給するのはメモリ手段(図示せず)で時間スケーリングすなわち時間軸で圧縮伸長したS倍速信号(S>1の実数)である。本来のオリジナルfs情報を取り出しシステム制御部1007へ供給する。S倍速信号はそのまま伝送fs信号として、IEC958出力手段1006に供給する。伝送fs情報、オリジナルfs情報および伝送モード情報を付加してIEC958出力手段1006より音楽データ伝送インタフェース20に信号を供給する。
【0047】
以上説明したように、各種の伝送モードでそれぞれの出力装置から音楽データ伝送インタフェース20へ信号が供給される。
【0048】
なお、図3〜図5に示した構成の少なくとも1以上の機能をまとめて、音楽データ送信機器10が構成されることは言うまでもない。
【0049】
図6は音楽データ受信機器30の一構成例であり、ここでは、R回繰り返し伝送モードの受信装置の構成を示すブロック図である。
【0050】
同図中、3001は音楽データ伝送インタフェース20の信号を受けて入力する端子である。この受信装置は説明のため、特化したデータに専用のものにしている。音楽データ伝送インタフェース20で伝送されるのは、fsが12kHzの4回繰り返し伝送信号である。オリジナルfs情報は”1011”(12kHz)、伝送fs情報は”0100”(48kHz)とする。伝送fsは48kHzになるのでクロック再生PLL3002は、48kHzにキャプチャしてロックできるものである。データストローブ3003において、入力信号をクロック再生PLL3002で再生したクロックでストローブしてバイフェーズマークデータを抽出する。
【0051】
IEC958デコーダ手段3004でデコード処理して、それぞれ伝送fs信号、伝送fs情報、オリジナルfs情報および伝送モード情報を取り出す。システム制御部3007は、これらの情報からデシメーション手段3005へ間引きのパラメータ3028を供給する。伝送fs情報とオリジナルfs情報の関係から1/4に間引くよう設定される。48kHzの伝送fs信号は、デシメーション手段3005で1/4に間引かれたデータとして取り出され、12kHzのオリジナルfs信号として出力手段3006へ供給する。出力端子40からオリジナルfs信号として取り出される。
【0052】
一方、一致検出手段3009は、伝送モード情報とオリジナルfs情報との一致検出を行ってシステム制御部3007に判定結果を供給する。システム制御部3007は、伝送fs情報およびまたはオリジナルfs情報およびまたは伝送モード情報を表示手段(図示せず)に表示する。また、一致検出手段3009の結果を表示あるいは、アラーム音などで操作者に伝える。これにより、伝送モード情報が欠落した場合であっても一致検出手段3009の結果から、伝送fs情報がオリジナルfs情報とは異なることを表示でき、必要な受信側の処理を行うための操作者へのアラーム表示などが可能となる。もちろん伝送モード情報を全く使用しない規格やシステムであっても有用である。
【0053】
また、3009は、伝送fs情報とオリジナルfs情報との一致検出手段である。この例では不一致の判定出力データを得る。伝送モード情報が”10”R回繰り返し伝送モードであるので、符合する。何らかの理由により伝送データに誤りがあると、一致検出手段3009の結果と伝送モード情報とが符合しない場合が起こり得る。この場合には、一致検出手段3009の情報を優先的に採用するのが信頼度が高いので好都合である。なお、一致検出手段3009はオリジナルfs情報が非表示の場合は、常に一致したと同じ判定出力を得る。
【0054】
このようにして12kHzのオリジナルfs信号が48kHz用のクロック再生PLL3002を共通化してデコード処理できるので、12kHz専用にPLLを備える必要がなくなり、あるいは極度に広いキャプチャレンジを持たせる必要がなくなり、回路を合理化できるだけでなく、比較的狭いキャプチャレンジとすることによるジッタ性能向上や疑似ロック回避性能の向上など、高性能化と高安定化に大きく寄与できる。
【0055】
なお、図6では、R繰り返し伝送モードの受信装置を示し説明したが、他のモード(fs変換モードやS倍速伝送モード)においても、送信側の逆処理を備えることで、同様に実現可能なことは言うまでもなく、さらに、各種モードに対応するように、複数機能を備えて実現しても良い。
【0056】
また、以上の説明においては、装置としてブロック図を示して説明したが、これらの手段を、コンピュータやDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)等の資源を利用するソフトウェアの工程として実現可能なことは言うまでもない。
【0057】
また、本発明の実施の形態では、IEC958を用いて説明したが、論理的なシステムはIEEE1394においても同様であり、全く同様の作用と効果を発揮できる。その他、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)やその拡張規格であるUSB2を始め、適用できる全てのインタフェースにおいて、作用効果を生むものである。
【0058】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、音楽データ送信器側で、伝送する音楽データに、オリジナル音楽サンプリング周波数情報と伝送fs情報を付加して伝送するので、fs変換処理の元の情報を受信装置で知ることが出来、表示出来るだけでなく、再生あるいは録音蓄積の適切な処理を自動的に行うことができるようになる。伝送モード情報は、より詳細に処理の内容を伝達できる。また、R回繰り返し伝送では、受信装置においてPLLの共通化と高性能化が実現できるなど、経済的にもすぐれたものである。同時にネットワークやPC(パーソナルコンピュータ)におけるマルチメディアの伝送に適合するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による音楽データ情報伝送装置の機器接続例を示すブロック図
【図2】IEC958チャンネルステータスにおけるオリジナルfs情報と伝送モード情報の構造を示す図
【図3】本発明の実施の形態による音楽データ情報伝送装置の送信側としてfs変換伝送モードの出力装置を実現する際の一構成例を示すブロック図
【図4】同音楽データ情報伝送装置の送信側としてR回繰り返し伝送モードの出力装置を実現する際の一構成例を示すブロック図
【図5】同音楽データ情報送信装置の送信側としてS倍速伝送モードの出力装置を実現する際の一構成例を示すブロック図
【図6】同音楽データ情報送信装置の受信側としてR回繰り返し伝送モードの受信装置を実現する際の一構成例を示すブロック図
【図7】従来のIEC958チャンネルステータスの構造を示す図
【符号の説明】
10 音楽データ伝送機器
20 音楽データ伝送インタフェース
30 音楽データ受信機器
Claims (26)
- 伝送用の音楽データ及びその付加情報を伝送する音楽データ情報伝送装置であって、
オリジナルの音楽データに基づきサンプリング周波数を変換して伝送用の音楽データを作成し、前記伝送用の音楽データを再生するためのサンプリング周波数を表す伝送サンプリング周波数情報と前記オリジナルの音楽データのサンプリング周波数を表すオリジナル音楽サンプリング周波数情報を付加情報として伝送する音楽データ情報伝送装置。 - 少なくとも88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHzの何れか1つの伝送サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項1に記載の音楽データ情報伝送装置。
- 少なくとも8kHz、11.025kHz、12kHz、16kHz、22.05kHz、24kHzの何れか1つの伝送サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項1に記載の音楽データ情報伝送装置。
- 少なくとも非表示であることを示す伝送サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項1に記載の音楽データ情報伝送装置。
- 少なくとも88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHzの何れか1つのオリジナル音楽サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項1に記載の音楽データ情報伝送装置。
- 少なくとも8kHz、11.025kHz、12kHz、16kHz、22.05kHz、24kHzの何れか1つのオリジナル音楽サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項1に記載の音楽データ情報伝送装置。
- 少なくとも非表示であることを示すオリジナル音楽サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項1に記載の音楽データ情報伝送装置。
- オリジナル音楽サンプリング周波数と伝送サンプリング周波数とが等しい場合に、オリジナル音楽サンプリング周波数情報は伝送サンプリング周波数情報と同じ内容とすることを特徴とする請求項1に記載の音楽データ情報伝送装置。
- オリジナル音楽サンプリング周波数と伝送サンプリング周波数とが等しい場合に、オリジナル音楽サンプリング周波数情報は非表示であることを示す内容とすることを特徴とする請求項1に記載の音楽データ情報伝送装置。
- アップサンプリング、ダウンサンプリングあるいはサンプリング周波数変換などによりオリジナル音楽サンプリング周波数と伝送サンプリング周波数とが異なる場合に、オリジナル音楽サンプリング周波数情報は伝送サンプリング周波数情報とは異なる内容とすることを特徴とする請求項1に記載の音楽データ情報伝送装置。
- 少なくともオリジナル音楽サンプリング周波数情報が伝送サンプリング周波数情報と異なる内容であるかどうかを示す伝送モード情報を付加して伝送することを特徴とする請求項1に記載の音楽データ情報伝送装置。
- オリジナルの音楽データに基づきサンプリング周波数を変換して作成された伝送用の音楽データ及びその付加情報を受信する音楽データ情報伝送の受信装置であって、
受信した伝送用の音楽データを再生するためのサンプリング周波数を表す伝送サンプリング周波数情報とオリジナルの音楽データのサンプリング周波数を表すオリジナル音楽サンプリング周波数情報に基づいて、その一方あるいは両方を表示する表示手段を備えることを特徴とする音楽データ情報伝送の受信装置。 - オリジナルの音楽データに基づきサンプリング周波数を変換して作成された伝送用の音楽データ及びその付加情報を受信する音楽データ情報伝送の受信装置であって、
受信した伝送用の音楽データを再生するためのサンプリング周波数を表す伝送サンプリング周波数情報とオリジナルの音楽データのサンプリング周波数を表すオリジナル音楽サンプリング周波数情報との比較をする一致検出手段と、
前記一致検出手段の出力に基づいてミュートあるいは録音一時停止あるいはアラーム表示あるいは次の選択操作を促す表示を行う制御手段とを備えることを特徴とする音楽データ情報伝送の受信装置。 - オリジナルの音楽データに基づきサンプリング周波数を変換して作成された伝送用の音楽データ及びその付加情報を受信する音楽データ情報伝送の受信装置であって、
受信した伝送用の音楽データを再生するためのサンプリング周波数を表す伝送サンプリング周波数情報とオリジナルの音楽データのサンプリング周波数を表すオリジナル音楽サンプリング周波数情報とが異なる内容であるかを示す伝送モード情報を検出する伝送モード情報検出手段と、
前記伝送モード情報検出手段の出力に基づいてミュートあるいは録音一時停止あるいはアラーム表示あるいは次の選択操作を促す表示を行う制御手段とを備えることを特徴とする音楽データ情報伝送の受信装置。 - オリジナルの音楽データに基づきサンプリング周波数を変換して作成された伝送用の音楽データ及びその付加情報を受信する音楽データ情報伝送の受信装置であって、
受信した伝送用の音楽データを再生するためのサンプリング周波数を表す伝送サンプリング周波数情報とオリジナルの音楽データのサンプリング周波数を表すオリジナル音楽サンプリング周波数情報との比較をする一致検出手段と、
その結果が異なっていても、伝送モード情報が一致であることを検出した場合、例外処理として前記一致検出手段の情報を優先的に判断条件として採用して制御する制御手段とを備えることを特徴とする音楽データ情報伝送の受信装置。 - 伝送用の音楽データ及びその付加情報を伝送する音楽データ情報伝送方法であって、
オリジナルの音楽データに基づきサンプリング周波数を変換して伝送用の音楽データを作成し、前記伝送用の音楽データを再生するためのサンプリング周波数を表す伝送サンプリング周波数情報と前記オリジナルの音楽データのサンプリング周波数を表すオリジナル音楽サンプリング周波数情報を付加情報として伝送する音楽データ情報伝送方法。 - 少なくとも88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHzの何れか1つの伝送サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項16に記載の音楽データ情報伝送方法。
- 少なくとも8kHz、11.025kHz、12kHz、16kHz、22.05kHz、24kHzの何れか1つの伝送サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項16に記載の音楽データ情報伝送方法。
- 少なくとも非表示であることを示す伝送サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項16に記載の音楽データ情報伝送方法。
- 少なくとも88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHzの何れか1つのオリジナル音楽サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項16に記載の音楽データ情報伝送方法。
- 少なくとも8kHz、11.025kHz、12kHz、16kHz、22.05kHz、24kHzの何れか1つのオリジナル音楽サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項16に記載の音楽データ情報伝送方法。
- 少なくとも非表示であることを示すオリジナル音楽サンプリング周波数情報を伝送することを特徴とする請求項16に記載の音楽データ情報伝送方法。
- オリジナル音楽サンプリング周波数と伝送サンプリング周波数とが等しい場合に、オリジナル音楽サンプリング周波数情報は伝送サンプリング周波数情報と同じ内容とすることを特徴とする請求項16に記載の音楽データ情報伝送方法。
- オリジナル音楽サンプリング周波数と伝送サンプリング周波数とが等しい場合に、オリジナル音楽サンプリング周波数情報は非表示であることを示す内容とすることを特徴とする請求項16に記載の音楽データ情報伝送方法。
- アップサンプリング、ダウンサンプリングあるいはサンプリング周波数変換などによりオリジナル音楽サンプリング周波数と伝送サンプリング周波数とが異なる場合に、オリジナル音楽サンプリング周波数情報は伝送サンプリング周波数情報とは異なる内容とすることを特徴とする請求項16に記載の音楽データ情報伝送方法。
- 少なくともオリジナル音楽サンプリング周波数情報が伝送サンプリング周波数情報と異なる内容であるかどうかを示す伝送モード情報を付加して伝送することを特徴とする請求項16に記載の音楽データ情報伝送方法。
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