JP3954575B2 - カラー陰極線管 - Google Patents

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Description

本発明はカラー陰極線管に関し、詳しくはカラー陰極線管を構成するシャドウマスクを支持するフレームの形状に関する。
図6は、従来のカラー陰極線管の色選別機構を示す斜視図である。図6に示すように、従来のカラー陰極線管の色選別機構は、シャドウマスク101と、シャドウマスク101を架張支持する一対の第1フレーム102と、一対の第1フレーム102を支持する一対の第2フレーム103とからなる(例えば、特許文献1参照)。
第1フレーム102は、図7に示すように、その断面形状が略三角形状をなすように形成されており、シャドウマスク101を支持する側面部104、底面部105、傾斜部106及び接合部107から構成される。尚、側面部104のシャドウマスク101を架張支持する端縁104aは側面部104の法線方向に沿って見たとき円弧状をなしている。また、側面部104と重ね合わされる接合部107は、その側面部104側の面全体が側面部104と接触し、接合部107のシャドウマスク側の端縁107aにおいて側面部104と溶接接続されている。
この第1フレーム102は、板状の金属板をプレス加工し、断面が略三角形状となるように折り曲げ加工された後、付着した異物を洗浄され、その後、接合部107と側面部104とが溶接される。
その後、第1フレーム102は、第2フレーム103と溶接されて一体化され、その後、黒化処理が施された後に第1フレーム102の側面部104の端縁104aに沿ってシャドウマスク101が架張される。
特開2001−176420号公報
しかしながら、従来のカラー陰極線管では、第1フレームの接合部107の側面部104側の面全体が側面部104と接触しているため、その後の第1フレームの洗浄工程において洗浄剤が側面部104と接合部107との間に入り込めず、不要な油やダスト等の異物が洗浄されずに第1フレームに残留し、カラー陰極線管の高圧品質を劣化させるという問題があった。また、上記異物が残留することで、側面部104と接合部107との溶接の際に溶接不良が生じるという問題もあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、高圧品質の劣化を抑制するとともに、第1フレーム成形の際の溶接不良を防止することができるカラー陰極線管を提供することを目的とする。
本発明に係るカラー陰極線管は、シャドウマスクと、前記シャドウマスクを支持する第1フレームと、前記第1フレームを支持する第2フレームとを備えたカラー陰極線管であって、前記第1フレームは、前記シャドウマスクを支持する側面部と、前記側面部に重ね合わされてその一部が前記側面部に溶接される接合部と、前記側面部に対して傾斜した傾斜部とを有し、前記側面部と、前記接合部の前記側面部と溶接される部分以外の部分との間に隙間が設けられ、前記隙間が前記側面部の前記シャドウマスクを支持する側の端縁から遠ざかるにつれて広がるように前記接合部が前記側面部に対して傾斜しており、前記接合部の前記側面部に対する傾斜角は前記傾斜部の前記側面部に対する傾斜角より小さいことを特徴とするものである。
以上、本発明に係るカラー陰極線管は、第1フレームの接合部が側面部に対して傾斜するように成形されているので、第1フレームの側面部と接合部との間に適度な隙間ができる。これにより、第1フレームの洗浄工程において容易にその隙間に洗浄剤を入り込ませることができるので、第1フレームに残留している異物を所望に洗浄することができる。従って、カラー陰極線管の高圧品質の劣化を抑制することができるとともに、第1フレーム成形の際の溶接不良を防止することができる。
本発明に係るカラー陰極線管は、上記により、第1フレームの側面部と接合部との間に設けられた隙間によって、第1フレームの洗浄工程において容易にその隙間に洗浄剤を入り込ますことができる。従って、第1フレームに残留している異物を容易に洗浄することができ、カラー陰極線管の高圧品質の劣化を抑制することができるとともに、第1フレーム成形の際の溶接不良を防止することができる。
以下、本発明のカラー陰極線管について、図1〜図5を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るカラー陰極線管の一部切り欠き断面図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係るカラー陰極線管1は、パネル2及びファンネル3からなる外囲器を有し、パネル2の内面には、青、緑、及び赤の蛍光体が塗布された蛍光体スクリーン4が形成されている。ファンネル3のネック部5には電子銃6が収納されている。また、蛍光体スクリーン4と対向するようにして色選別機構7が配置されている。
この色選別機構7は、図2に示すように、シャドウマスク8と、シャドウマスク8を架張支持する一対の第1フレーム9と、一対の第1フレーム9を支持する一対の第2フレーム10とからなる。
第1フレーム9は、図3に示すように、シャドウマスク8をその端縁11aで架張支持する側面部11、底面部12、傾斜部13及び接合部14とから構成される。また、第1フレーム9は、その断面形状が、側面部11、底面部12及び傾斜部13によって略三角形状となるように構成されており、接合部14が側面部11に重ね合わされて、接合部14のシャドウマスク8側の端縁14aにおいて接合部14と側面部11とが溶接接続されている。尚、側面部11のシャドウマスク8を架張する端縁11aは側面部11の法線方向に沿って見たとき円弧状をなしている。また、接合部14のシャドウマスク8側の端縁14aも接合部14の法線方向に沿って見たとき円弧状をなしている。
また、側面部11の接合部14側の面には、接合部14に当接するようにして複数個の凸部15(図中点線で示す)が一定間隔で設けられている。この凸部15は、接合部14の端縁14aから一定距離の円弧にほぼ沿って配列されている。
この第1フレーム9は、プレス加工により板状の金属板を所定の形状に屈曲変形させるとともに側面部11となる部分の所定の位置に凸部15を設け、断面が略三角形状となるように折り曲げ加工した後、さらに、接合部14と側面部11とを溶接して成形される。
図4は、凸部15を含んだ側面部11と接合部14の要部拡大断面図である。
図4に示すように、側面部11に設けられた凸部15の先端部が接合部14に当接している。このため、接合部14は、側面部11に対して一定の傾斜角θを有することになる。側面部11と接合部14とは、接合部14のシャドウマスク側の端縁14aで溶接されている。凸部15が第1フレーム9の長手方向に複数個離間してもうけられているので、接合部14が側面部11に対してなす角度θを該方向においてほぼ一定にすることができる。尚、傾斜角θが形成されるように第1フレーム9の基材が折り曲げ形成されていれば、凸部15を設けなくても構わない。一実施例において、第1フレーム9の材料はFe−Ni系合金(インバー合金)を用い、凸部15の形状は肉薄円柱形状とし、その高さを0.2mmとし、径を3.5mmとした。また、凸部15は、側面部11の端縁11aからの距離Lが18mmとなるように形成した。傾斜角θは1.2度とした。凸部15は側面部11に11個設けた。また、凸部15同士の間の距離は、55mmとした。
このように、接合部14を側面部11に対して傾斜するように形成することにより、接合部14と側面部11との間に隙間(空隙)を設けることができる。この隙間は、接合部14と側面部11との接合部分(即ち、端縁14a)よりも底面部12側に向かって、すなわち、側面部11の端縁11aから遠ざかるにつれて大きくなっている。これにより、第1フレーム9の洗浄工程において、洗浄剤が空隙に容易に入り込むことができるので、第1フレームに残留している異物を所望に洗浄することができる。従って、カラー陰極線管の高圧品質の劣化を抑制することができるとともに、接合部14と側面部11の溶接工程における溶接不良を防止することができる。特に、画面サイズが36インチ等の大型のカラー陰極線管は、溶接強度を確保するために接合部14の幅を大きくする必要があり、不要な油や異物が多く残留する。従って、本実施形態に係るカラー陰極線管の高圧品質の劣化防止の効果は、大型のカラー陰極線管に対しては一層大きいものである。
(実施の形態2)
次に本発明に係るカラー陰極線管の実施の形態2について図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態に係るカラー陰極線管の第1フレームの外観斜視図である。
図5に示すように、本実施形態に係るカラー陰極線管の第1フレーム16も、側面部17、底面部18、傾斜部19及び接合部20で構成される。
本実施形態に係る第1フレーム16の特徴は、第1フレーム16の側面部17の面に設けられた凸部21が、傾斜部19と接合部20との境界近傍の接合部20と対向する位置に、第1フレーム16の長手方向と平行な直線に沿って配列されて形成されていることにある。尚、それ以外の構成については、上述した実施形態1と同様であるのでその説明は省略する。
このように凸部21を傾斜部19と接合部20との境界近傍に直線上に設けることにより、凸部21と端縁20aとの距離を大きくすることができるので、端縁20aにおいて接合部20と側面部17とが密着しやすくなり、一層溶接品質を向上させることができる。
尚、本実施形態では、側面部17のシャドウマスクを支持する端縁17aから凸部21までの距離Lを両端部で最小値15mm、中央部で最大値23mm、凸部21の高さを0.2mmとした。この場合における凸部21の高さHは、小さすぎると十分な隙間が確保できず、不要異物が残留しやすくなり、大きすぎると端縁20aにおいて接合部20と側面部17とが密着しにくくなって溶接不良が発生しやすくなるため、0.05mm<H<0.50mmであることが好ましい。
以上の実施の形態1,2に係るカラー陰極線管においては、凸部を第1フレームの側面部に設けて接合部を側面部に対して傾斜するようにしたが、凸部を側面部ではなく接合部に設けることにより接合部を側面部に対して傾斜させるようにしても構わない。さらには、凸部を接合部及び側面部の双方に形成しても構わない。
また、実施の形態1,2では、第1フレームは側面部、底面部及び傾斜部によって略三角形断面が形成されるように、板材を折り曲げ加工して形成されていたが、本発明はこれに限定されない。略長方形状の1枚の板材の一方の長辺を側面部側とし、他方の長辺を接合部側とし、一方の長辺近傍に他方の長辺を重ねるように板材が折り返されていれば、その結果形成される断面形状は、三角形に限られず、四角形、楕円形、円形、水滴形などいずれであってもよい。
本発明のカラー陰極線管の利用分野は特に限定されない。例えば、テレビジョンまたはコンピュータディスプレイ等に広範囲に利用できる。
本発明の実施の形態1に係るカラー陰極線管の一部切り欠き断面図 本発明の実施の形態1に係るカラー陰極線管の色選別機構の外観斜視図 本発明の実施の形態1に係るカラー陰極線管の第1フレームの外観斜視図 本発明の実施の形態1に係るカラー陰極線管の第1フレームの要部拡大断面図 本発明の実施の形態2に係るカラー陰極線管の第1フレームの外観斜視図 従来のカラー陰極線管の色選別機構の外観斜視図 従来のカラー陰極線管の第1フレームの外観斜視図
符号の説明
1 カラー陰極線管
2 パネル
3 ファンネル
4 蛍光体スクリーン
5 ネック部
6 電子銃
7 色選別機構
8 シャドウマスク
9、16 第1フレーム
10 第2フレーム
11、17 側面部
11a、17a 端縁
12、18 底面部
13、19 傾斜部
14、20 接合部
14a、20a 端縁
15、21 凸部

Claims (4)

  1. シャドウマスクと、前記シャドウマスクを支持する第1フレームと、前記第1フレームを支持する第2フレームとを備えたカラー陰極線管であって、
    前記第1フレームは、前記シャドウマスクを支持する側面部と、前記側面部に重ね合わされてその一部が前記側面部に溶接される接合部と、前記側面部に対して傾斜した傾斜部とを有し、
    前記側面部と、前記接合部の前記側面部と溶接される部分以外の部分との間に隙間が設けられ、前記隙間が前記側面部の前記シャドウマスクを支持する側の端縁から遠ざかるにつれて広がるように前記接合部が前記側面部に対して傾斜しており、前記接合部の前記側面部に対する傾斜角は前記傾斜部の前記側面部に対する傾斜角より小さいことを特徴とするカラー陰極線管。
  2. 前記側面部及び前記接合部のうちの一方の他方に対向する面に、前記他方に当接するように凸部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線管。
  3. 前記凸部が複数個設けられていることを特徴とする請求項2記載のカラー陰極線管。
  4. 前記接合部の前記側面部と溶接される端縁が前記接合部の法線方向に沿って見たとき円弧状をなしており、前記複数個の凸部が前記第1フレームの長手方向と平行な直線に沿って配列されていることを特徴とする請求項3記載のカラー陰極線管。
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