JP3954429B2 - ゲートバー不正曲げ検知装置 - Google Patents

ゲートバー不正曲げ検知装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場等に設置されるゲートバー不正曲げ検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭49−31009号公報、特開平7−277193号公報、特公平7−7057号公報は、ゲートバーが折損した場合にその折損を検知して駐車場監視員に報知する警報装置について開示するが、ゲートバーが折損する前の段階で不正曲げを検知しゲートバーの折損を未然に防止したいとの要請がある。
【0003】
特開平11−91572号公報、実開昭53−145603号公報は、ゲートバーが折損する前に不正曲げを検知する技術について開示する。特開平11−91572号公報の不正曲げ検知手段は、ゲートバー保持腕にゲートバーを隙間があくように挿入し、この隙間内に接点を設け、ゲートバーが不正に曲げられることにより接点が閉じると不正曲げの検知信号を出力するようになっている。また、実開昭53−145603号公報の不正曲げ検知手段は、ゲートバー保持腕にゲートバーを囲む筒状接点を取り付けると共にこの筒状接点を外周から囲む環状接点を取り付け、不正に曲げられたゲートバーが筒状接点を弾性変形させると接点が閉じて不正曲げの検知信号を出力するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開平11−91572号公報の不正曲げ検知手段は、接点間に接触不良を起こしやすく、接点の取り付け作業が面倒である。また、ゲートバーの曲げにより接点の回りで応力が集中し、ゲートバーが折れやすくなる。また、ゲートバー保持腕には、電源に接続するためのリード線を外部へ取り出す孔を開けなければならず、その孔から雨水や塵埃等が侵入し漏電等の故障を引き起こす原因となる。
【0005】
実開昭53−145603号公報の不正曲げ検知手段によれば、接点間に接触不良を起こしやすく、ゲートバーにより筒状接点が繰り返し曲げられると、筒状接点が欠損するおそれがある。
【0006】
また、特開平11−91572号公報、実開昭53−145603号公報のいずれの不正曲げ検知手段も、一定の不正曲げ荷重に対してのみ反応するので、例えば風や開閉動作等によるゲートバーの揺動によっても不正曲げとして検知されたり、グラスファイバ、アルミニウム、プラスチック等ゲートバーの形成材料が相違することなどによって曲げ変形の大きさが変ると不正曲げが検知不能になったりする。
【0007】
本発明は上記諸問題点を解決することができるゲートバー不正曲げ検知装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、筒状のゲートバー(5)内に挿入されたスイッチアセンブリ取付部材(12)にスイッチアセンブリ(13,18)が取り付けられ、破損しない程度に不正に曲げられるゲートバー(5)の内面がスイッチアセンブリ(13,18)を動作させることにより、不正曲げが検知されるようにしたゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ取付部材(12)が、ゲートバー保持腕(6)にゲートバー(5)の長手方向に伸びる片持ち梁のように固定されたゲートバー不正曲げ検知装置を採用する。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ位置調整溝(16)がスイッチアセンブリ取付部材(12)にゲートバー(5)の長手方向に伸びるように形成されたゲートバー不正曲げ検知装置を採用する。
【0011】
また、請求項3に係る発明は、請求項1に記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ付替え穴(17)がスイッチアセンブリ取付部材(12)にゲートバー(5)の内面周方向に沿うよう複数個形成されたゲートバー不正曲げ検知装置を採用する。
【0012】
また、請求項4に係る発明は、請求項1に記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、テープ状のスイッチアセンブリ(18)がスイッチアセンブリ取付部材(12)の外周に巻回されたゲートバー不正曲げ検知装置を採用する。
【0013】
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ(13)がスイッチアセンブリ取付部材(12)の相対向する位置に取り付けられたゲートバー不正曲げ検知装置を採用する。
【0014】
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ(13)がスイッチアセンブリ取付部材(12)の上下及び前後に取り付けられたゲートバー不正曲げ検知装置を採用する。
【0015】
また、請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ(13,18)のリード線(14,24a,24b)を通す貫通孔(15)がゲートバー保持腕(6)に穿設されたゲートバー不正曲げ検知装置を採用する。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
<実施の形態1>
図1に示すように、ゲート開閉装置は、例えば駐車場と一般道との間の通路1に設けられる。
【0018】
ゲート開閉装置の駆動部等は路側に設けられた土台2上に配置され、その全体がケース3で覆われている。ケース3からは駆動軸4が片持ち状に水平方向に突出し、この駆動軸4に上下に回動動作をするゲートバー保持腕6が固定され、ゲートバー保持腕6に通路1を開閉するゲートバー5が固定されている。ゲート開閉装置は、駆動軸4を回転させ、ゲートバー5を実線位置に倒すことで通路1を遮断し、ゲートバー5を二点鎖線位置に起立させることで通路1を開放する。
【0019】
ケース3内の駆動部は、図示しないが、モータと、モータから減速機を介して駆動軸4へとトルクを伝達する伝動機構とを備えている。この実施の形態では公知の駆動装置を利用するものとし、その詳細な説明は省略する。
【0020】
このゲート開閉装置は、図2に示すようなゲートバー取付構造を備える。
【0021】
すなわち、ゲートバー保持腕6に繊維強化プラスチック製の筒状のゲートバー5が被せられ、ゲートバー保持腕6の外面にゲートバー5の内面が密着せしめられることにより、ゲートバー保持腕6にゲートバー5が固定される。
【0022】
ゲートバー保持腕6は、駆動軸4の先端に駆動軸4の軸方向と直角な方向に固定される。具体的には、駆動軸4の先端の側面にゲートバー保持腕6の保持具7が固定され、この保持具7の先端にゲートバー保持腕6が連結される。保持具7は中央の段差を介して両側に固定ネジ7bと保持ネジ7cと夫々有する。保持具7は、固定ネジ7bが駆動軸4の先端に穿設された横穴4aに挿入され、段差面が駆動軸4の側面に当てられ、固定ネジ7bの駆動軸4を貫通した箇所にワッシャ8及びスプリングワッシャ9を介しナット10が螺着されることにより、駆動軸4に固定される。ゲートバー保持腕6は、例えば鋼等の金属で出来たパイプで形成され、その一端の内面には雌ネジ6bが形成され、この雌ネジ6bを保持具7の保持ネジ7cに螺合させることにより、保持具7に固定される。なお、この実施の形態では、ゲートバー保持腕6と保持具7とをそれぞれ別部材で構成したが、一体で構成してもよい。
【0023】
ゲートバー5は、この実施の形態では繊維強化プラスチック(FRP)で形成され、プリプレグシートをマンドレルに巻装することにより製造されるが、その他アルミニウム、プラスチック等の各種の材料で作ることも可能である。ゲートバー5はゲートバー保持腕6の外径に略等しい内径の円筒状内面を有した筒体であり、この内面がゲートバー保持腕6の外面に密接するようにゲートバー保持腕6に被せられる。このようにゲートバー5とゲートバー保持腕6の平滑面同士が密着することから、ゲートバー5はゲートバー保持腕6に抜け落ちないように固定される。また、ゲートバー5はその端面が駆動軸4の側面に当接することによりその軸方向上での位置決めが行われる。
【0024】
図1に示すように、ゲートバー保持腕6、駆動軸4等の周囲は、必要に応じてハウジング11により覆われる。
【0025】
このゲート開閉装置は、ゲートバーの不正曲げによる折損を未然に防止するため、ゲートバー不正曲げ検知装置を備える。
【0026】
このゲートバー不正曲げ検知装置は、図2に示すように構成される。すなわち、筒状のゲートバー5内に挿入されたスイッチアセンブリ取付部材12にスイッチアセンブリ13が取り付けられ、破損しない程度に不正に曲げられるゲートバー5の内面がスイッチアセンブリ13を動作させることにより、不正曲げを検知するようになっている。ゲートバー5が破損しない程度に不正に曲げられると、ゲートバー5の内面がスイッチアセンブリ13を動作させ、スイッチアセンブリ13は接触不良を生じることなく作動状態となり、不正曲げ発生の信号を出力する。
【0027】
スイッチアセンブリ13は、この実施の形態ではマイクロスイッチ又はリミットスイッチであり、図2に示すように、ゲートバー5の中空内に押しボタン等のアクチュエータ13aが前側に来るように配置される。スイッチアセンブリ13としては、マイクロスイッチ等の有接点スイッチのほかに、リードスイッチ等の無接点スイッチを用いることができる。無接点スイッチを用いる場合は、このスイッチアセンブリ13に対向するようにゲートバー5の内面に磁性体が取り付けられる。
【0028】
スイッチアセンブリ取付部材12は、図2に示すように、筒状の棒材で形成され、ゲートバー保持腕6に片持ち梁のように固定される。このゲートバー保持腕6はゲートバー5の軸心上をその長手方向に伸び、その外周面とゲートバー5の内周面との間には嵌挿が可能なだけの隙間が形成される。スイッチアセンブリ取付部材12は、筒状のほか、板状、箱状等の所望の形状とすることができる。このようにスイッチアセンブリ取付部材12がゲートバー保持腕6にゲートバー5の長手方向に伸びる片持ち梁のように固定されたことから、ゲートバー5が不正曲げにより撓んでスイッチアセンブリ取付部材12に当接しても、スイッチアセンブリ取付部材12も同様に撓む。これにより、ゲートバー5の付け根への応力集中が回避され、ゲートバー5の折損が防止される。
【0029】
スイッチアセンブリ13は、望ましくはスイッチアセンブリ取付部材12の先端部に取り付けられるが、ゲートバー5に破損を生じない程度の不正曲げ荷重によりゲートバー5が撓む場合に、この撓んだゲートバー5の内周面がスイッチアセンブリ13のアクチュエータ13aに接触可能な位置に取り付けられる。また、このスイッチアセンブリ13は、風や開閉動作等によるゲートバー5の揺動によってはアクチュエータ13aが動作しないような位置に配置される。また、図2に示すように、この実施の形態ではスイッチアセンブリ13は、そのアクチュエータ13aがゲートバー5の前側を向くように設置されることからゲートバー5の後方向への不正曲げを検知するが、スイッチアセンブリ13をゲートバー5の後側、上側、下側にもそれぞれセットすればゲートバー5の前方向、上下方向(図1参照)への不正曲げも検知することができる。もちろん、スイッチアセンブリ13をゲートバー5の斜め方向にもセットしそれらの向きでの不正曲げを検知するようにしてもよい。
【0030】
スイッチアセンブリ13のリード線14は、図2に示すように、スイッチアセンブリ13からスイッチアセンブリ取付部材12の中空室内を後方へと伸びる。ゲートバー保持腕6と一体化される保持具7には、その軸心上にて貫通孔15が穿設され、この貫通孔15内をリード線14が通される。このゲートバー保持腕6の後端から引き出されたリード線14は、ゲート開閉装置の図示しない制御部の制御回路や電源にコネクタを介し結線される。このようにゲートバー5やゲートバー保持腕6の側面にリード線14を通すための孔をあける必要がないので、ゲートバー5等の内部への雨水、塵埃等が侵入が防止される。
【0031】
次に、上記構成のゲート開閉装置の作用について説明する。
【0032】
マイクロスイッチ等のスイッチアセンブリ13は、ゲートバー5の曲げ許容範囲で作動するが風、閉動作時の振れ等では作動しないような配置でスイッチアセンブリ取付部材12上にセットしておく。
【0033】
制御回路による制御により、図1に示すごとく、ケース3内のモータの駆動により駆動軸4が一方向に所定角度(例えば90度)だけ回転すると、ゲートバー5が実線で示した閉位置から二点鎖線で示した開位置へと回転して車両等の通過を許容し、駆動軸4が逆方向に所定角度(例えば−90度)だけ回転すると、ゲートバー5が二点鎖線で示した開位置から実線で示した閉位置へと回転して車両等の通過を阻止する。
【0034】
図3に示すように、このゲートバー5が閉止状態にあるときに(ステップS1)、ゲートバー不正曲げ検知装置がONにセットされる(ステップS2)。
【0035】
そこで、閉じた状態のゲートバー5が不正に曲げられると、ゲートバー5の内周面がリミットスイッチ等のスイッチアセンブリ13を作動させる。スイッチアセンブリ13は不正曲げの発生を検知し(ステップS3)、制御回路に警報信号を出力する(ステップS4)。
【0036】
この警報信号に基づき制御回路は図示しない警報器を動作させて警報を発生させ、駐車場監視員等に通報する(ステップS5)。警報器は一定時間警報を発した後に停止する(ステップS6)。
【0037】
このように、ゲートバー5に不正曲げが発生すると直ちに駐車場監視員等に報知され、不正曲げの発生原因が除去されるので、ゲートバー5の折損が未然に防止される。
【0038】
<実施の形態2>
図4に示すように、この実施の形態2のゲート開閉装置では実施の形態1の場合とは異なる制御手順が採用される。
【0039】
すなわち、ゲートバー5が閉止状態にあるときに(ステップS1)、ゲートバー不正曲げ検知装置がONにセットされる(ステップS2)。
【0040】
そこで、閉じた状態のゲートバー5が不正に曲げられると、ゲートバー5の内周面がリミットスイッチ等のスイッチアセンブリ13を作動させる。スイッチアセンブリ13は不正曲げの発生を検知し(ステップS3)、制御回路にゲートバー開信号を入力する(ステップS4)。
【0041】
ゲートバー開信号に基づきゲートバー5は開動作した後に図1中二点鎖線で示す位置に停止する(ステップS5、ステップS6)。
【0042】
続いて制御回路は警報信号を出力し(ステップS7)、図示しない警報器が警報を発して駐車場監視員等に通報する(ステップS8)。警報器が一定時間警報を発すると、制御回路は警報を停止させる(ステップS9)。
【0043】
不正曲げの原因が除去されると、ゲートバー5が閉動作し(ステップS10)、図1中実線で示す位置に停止する(ステップS11)。
【0044】
このように、ゲートバー5に不正曲げが発生すると駐車場監視員等に報知される前にゲートバー5が一旦開かれるので、ゲートバー5の折損がより確実に防止される。
【0045】
<実施の形態3>
図5及び図6(A)に示すように、この実施の形態3では、スイッチアセンブリ位置調整溝16がスイッチアセンブリ取付部材12にゲートバー5の長手方向に伸びるように形成される。スイッチアセンブリ13をこの溝16上で滑らせることにより、その設置場所をゲートバー5の長手方向に沿って変更することができる。
【0046】
このようにスイッチアセンブリ13の位置をゲートバー5の長手方向で変えることで感度調整が可能となり、例えば風や開閉動作等によるゲートバー5の揺動では不正曲げとして検知されないようにすることができる。また、ゲートバー5が繊維強化プラスチック、アルミニウム、プラスチック等の各種の材料で作られることなどにより撓み量が変化しても、一定の感度を得ることができるようすることができる。
【0047】
その他、図6(B)又は(C)に示すように、スイッチアセンブリ付替え穴17をスイッチアセンブリ取付部材12にゲートバー5の内面周方向に沿うよう複数個形成するようにしてもよい。スイッチアセンブリ13を取り付けるスイッチアセンブリ付替え穴17をいずれかに変更することでスイッチアセンブリ13は不正曲げの検知に適した位置に配置される。例えば、スイッチアセンブリ取付部材12のねじ込み具合によりその固定位置が周方向でバラついても、所望の位置にスイッチアセンブリ13を設置することができる。スイッチアセンブリ付替え穴17は図5に示すスイッチアセンブリ位置調整溝16のようにゲートバー5の長手方向に伸びる溝形に形成してもよく、その場合はスイッチアセンブリ13を周方向及び軸方向の双方で位置変更することができる。
【0048】
スイッチアセンブリ付替え穴17を図6(B)のようにスイッチアセンブリ取付部材12の周方向上で相対向するごとく形成する場合は、二つのスイッチアセンブリ13,13を対向配置することでゲートバー5の例えば上下方向又は前後方向での不正曲げを検知することができる。また、スイッチアセンブリ付替え穴17を図6(C)のようにスイッチアセンブリ取付部材12の例えば上下及び前後に対向形成する場合は、四つのスイッチアセンブリ13,13,13,13を二方向で対向配置することにより、ゲートバー5が上下両方向及び前後両方向のいずれに屈曲しても不正曲げを検知することができる。
【0049】
この実施の形態においては、スイッチアセンブリ13をスイッチアセンブリ取付部材12の溝16に沿って摺動させたり他のスイッチアセンブリ付替え穴17に付け替えたりして、ゲートバー5の曲げ許容範囲を決定し、当該位置にそのスイッチアセンブリ13をネジ等により締め付け固定する。
【0050】
<実施の形態4>
図7に示すように、実施の形態4では上記各種実施の形態におけるスイッチアセンブリ13とは異なるスイッチアセンブリ18が使用される。
【0051】
すなわち、テープ状に形成されたスイッチアセンブリ18がスイッチアセンブリ取付部材12の先端部の外周に巻回される。このスイッチアセンブリ18はゴムシート内に接点を埋設してなるもので、ゴムシートに押圧力がかかることにより接点が閉じるようになっている。また、スイッチアセンブリ取付部材12の先端部には、軸方向に延びる溝12aが形成されている。この溝12aにリード線14を通してスイッチアセンブリ取付部材12の内部に導いている。これにより、スイッチアセンブリ18のスイッチアセンブリ取付部材12への取り付けが確実になるとともに、リード線14の屈曲が少なくなり、断線のおそれが少なくなる。
【0052】
このようにスイッチアセンブリ18がゲートバー5の内部にその軸心を取り巻くように配置されることから、ゲートバー5の不正曲げが上下方向、前後方向、斜め方向等各種方向に生じても、スイッチアセンブリ18が動作しゲートバー5の不正曲げを適正に検知する。
【0053】
<実施の形態5>
図8に示すように、この実施の形態5では、スイッチアセンブリ取付部材12の中空内にスイッチアセンブリ13から伸びるリード線14と制御回路側のリード線19とを連結するためのソケット20が取り付けられる。両リード線14,19は単線化され、ソケット20は単線のリード線14,19同士を連結するようになっている。リード線19はこのソケット20の箇所で接続、分断が自在であり、スイッチ取付部材12がゲートバー5の不正曲げ等により折損した場合は、リード線19をソケット20から抜き取ることによりスイッチ取付部材12を新しいものと速やかに取り替えることがきる。また、現場での組立作業も簡易に行うことができる。
【0054】
なお、図8中符号21,22は保持具7の貫通穴15を遮蔽するためのシール材であるゴムワッシャ、ゴムワッシャ及びリード線19を保持具7上に固定するための固定ネジをそれぞれ示す。
【0055】
<実施の形態6>
図9に示すように、この実施の形態6では、スイッチアセンブリ取付部材12の中空内にテープ状のスイッチアセンブリ18から伸びるリード線14a,14bからなるリード線14と制御回路側のリード線19a,19bからなるリード線19とを連結するためのソケット25が取り付けられる。リード線14,19はそれぞれ複数本に分離しており、ソケット25は各リード線14a,14b,19a,19b同士を連結するソケット口を有する。リード線19a,19bはこのソケット25の箇所で接続、分断が自在であるから、実施の形態5の場合と同様に、スイッチ取付部材12がゲートバー5の不正曲げ等により折損した場合は、リード線19a,19bをソケット25から抜き取りスイッチ取付部材12を直ちに交換することができる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、筒状のゲートバー内に挿入されたスイッチアセンブリ取付部材にスイッチアセンブリが取り付けられ、破損しない程度に不正に曲げられるゲートバーの内面がスイッチアセンブリを動作させることにより、不正曲げが検知されるようにしたゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ取付部材が、ゲートバー保持腕にゲートバーの長手方向に伸びる片持ち梁のように固定されたゲートバー不正曲げ検知装置であるから、ゲートバーが破損しない程度に不正に曲げられると、ゲートバーの内面がスイッチアセンブリを動作させ、スイッチアセンブリは接触不良を生じることなく作動状態となる。従って、ゲートバーの不正曲げを的確に検知することができる。また、ゲートバーが不正曲げにより撓んでスイッチアセンブリ取付部材に当接しても、スイッチアセンブリ取付部材は片持ち梁状に伸びることからスイッチアセンブリ取付部材も同様に撓み、従ってゲートバーの付け根への応力集中が回避され、ゲートバーの折損が防止される。
【0058】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ位置調整溝がスイッチアセンブリ取付部材にゲートバーの長手方向に伸びるように形成されたゲートバー不正曲げ検知装置であるから、スイッチアセンブリの設置場所をゲートバーの長手方向に位置変更可能である。従って、スイッチアセンブリの位置をゲートバーの長手方向で変えることで感度調整が可能となり、例えば風や開閉動作等によるゲートバーの揺動では不正曲げとして検知されないようにしたり、ゲートバーが繊維強化プラスチック、アルミニウム、プラスチック等の各種の材料で作られることなどによる硬度の違いによって曲げ変形の大きさが変っても一定の感度を得ることができるようにしたりすることができる。
【0059】
請求項3に係る発明によれば、請求項1に記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ付替え穴がスイッチアセンブリ取付部材にゲートバーの内面周方向に沿うよう複数個形成されたゲートバー不正曲げ検知装置であるから、スイッチアセンブリ取付部材の固定位置がその周方向でバラついても、スイッチアセンブリを取り付ける付替え穴を変更することでスイッチアセンブリを適正な位置に配置することができる。
【0060】
請求項4に係る発明によれば、請求項1に記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、テープ状のスイッチアセンブリがスイッチアセンブリ取付部材の外周に巻回されたゲートバー不正曲げ検知装置であるから、ゲートバーの不正曲げが上下方向、前後方向、斜め方向等各種方向に生じても、ゲートバーの不正曲げを適正に検知することができる。
【0061】
請求項5に係る発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリがスイッチアセンブリ取付部材の相対向する位置に取り付けられたゲートバー不正曲げ検知装置であるから、ゲートバーの両方向への不正曲げを検知することができる。
【0062】
請求項6に係る発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリがスイッチアセンブリ取付部材の上下及び前後に取り付けられたゲートバー不正曲げ検知装置であるから、ゲートバーが上下両方向及び前後両方向のいずれに屈曲しても不正曲げを検知することができる。
【0063】
請求項7に係る発明によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリのリード線を通す貫通孔がゲートバー保持腕に穿設されたゲートバー不正曲げ検知装置であるから、スイッチアセンブリのリード線をゲートバー保持腕の貫通孔から引き出して外部の制御回路や電源に接続することができる。従って、ゲートバーの側面にリード線を通すための孔をあける必要がないのでゲートバー内への雨水、塵埃等の侵入が防止され、また、ゲートバーの外観の見栄えが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るゲート開閉装置を示す斜視図である。
【図2】図1中、II−II線矢視断面図であり、ゲートバー不正曲げ検知装置の要部を示す。
【図3】図2に示すゲートバー不正曲げ検知装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2に係るゲートバー不正曲げ検知装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3に係るゲート開閉装置で用いるスイッチアセンブリ保持部材の平面図である。
【図6】(A)は図5中、A−A線矢視断面図、(B)(C)はそれぞれ変形例の断面図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係るゲートバー不正曲げ検知装置を示す図2と同様な断面図である。
【図8】本発明の実施の形態5に係るゲートバー不正曲げ検知装置を示す図2と同様な断面図である。
【図9】本発明の実施の形態6に係るゲートバー不正曲げ検知装置を示す図2と同様な断面図である。
【符号の説明】
5…ゲートバー
6…ゲートバー保持腕
12…スイッチアセンブリ取付部材
13,18…スイッチアセンブリ
14,19…リード線
15…貫通孔
16…スイッチアセンブリ位置調整溝
17…スイッチアセンブリ付替え穴

Claims (7)

  1. 筒状のゲートバー内に挿入されたスイッチアセンブリ取付部材にスイッチアセンブリが取り付けられ、破損しない程度に不正に曲げられるゲートバーの内面がスイッチアセンブリを動作させることにより、不正曲げが検知されるようにしたゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ取付部材が、ゲートバー保持腕にゲートバーの長手方向に伸びる片持ち梁のように固定されたことを特徴とするゲートバー不正曲げ検知装置。
  2. 請求項1に記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ位置調整溝がスイッチアセンブリ取付部材にゲートバーの長手方向に伸びるように形成されたことを特徴とするゲートバー不正曲げ検知装置。
  3. 請求項1に記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリ付替え穴がスイッチアセンブリ取付部材にゲートバーの内面周方向に沿うよう複数個形成されたことを特徴とするゲートバー不正曲げ検知装置。
  4. 請求項1に記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、テープ状のスイッチアセンブリがスイッチアセンブリ取付部材の外周に巻回されたことを特徴とするゲートバー不正曲げ検知装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリがスイッチアセンブリ取付部材の相対向する位置に取り付けられたことを特徴とするゲートバー不正曲げ検知装置。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリがスイッチアセンブリ取付部材の上下及び前後に取り付けられたことを特徴とするゲートバー不正曲げ検知装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のゲートバー不正曲げ検知装置において、スイッチアセンブリのリード線を通す貫通孔がゲートバー保持腕に穿設されたことを特徴とするゲートバー不正曲げ検知装置。
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