JP3307859B2 - 遮断部材の不正検出装置 - Google Patents

遮断部材の不正検出装置

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JP3307859B2
JP3307859B2 JP25319997A JP25319997A JP3307859B2 JP 3307859 B2 JP3307859 B2 JP 3307859B2 JP 25319997 A JP25319997 A JP 25319997A JP 25319997 A JP25319997 A JP 25319997A JP 3307859 B2 JP3307859 B2 JP 3307859B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺の遮断部材の
不正曲げを検出するための遮断部材の不正検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】駐車場、道路、踏切等においては、長尺
の遮断部材が上下動作して、物体の通行を規制するため
の遮断装置が設けられている。このような遮断部材は、
下降している通行規制状態で、故意または過失により車
両等の物体が通行する際に、遮断部材が無理に押し上げ
られるため、遮断部材が折損などする被害が少なからず
発生する。
【0003】従来、遮断部材の不正検出装置としては、
例えば、特開昭49−31009号公報、特開平7−2
77193号公報、および特公平7−7057号公報に
それぞれ示すようなものがある。すなわち、第1の公報
に係る発明は、検知ワイヤー6に作動片10が固着さ
れ、遮断竿1が折損すると、作動片10がリミットスイ
ッチ11を作動させて、その折損を検出するものであ
る。
【0004】第2の公報に係る発明は、長尺筒体のゲー
トバー13内にワイヤ15を通し、ワイヤ15の先端を
ゲートバー13の先端に固定し、ワイヤ15の基端を光
電反射板16およびコイルバネ17を介して装置本体1
2に取付け、光電反射板16と対向する位置に対設した
光電検知スイッチ18が投光して、反射した光電反射板
16からの反射光線を受光検知してワイヤ15の張設状
態を検知確認するものである。
【0005】第3の公報に係る発明は、遮断桿1の先端
内部に反射器5を備え、基端に超音波発信器2および超
音波受信器3を備え、遮断桿1が折損した場合に、超音
波発信器2から発信された超音波が超音波受信器3に受
信されないで、リレーが作動して、接点が開いて警報装
置が動作するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、共に、遮断竿等が折損した場合
に、その折損を検知するものであり、遮断竿を持ち上
げ、折れない程度に曲げて、不正に駐車場へ入出庫する
不正行為を防止することができないという問題点があっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、遮断部材の不正な曲
げを検出し、遮断部材の不正曲げを防止することができ
るようにした遮断部材の不正検出装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]長尺の遮断部材(20)の不正曲げを検出するた
めの遮断部材(20)の不正検出装置であって、前記遮
断部材(20)の基端部(22)は、支持部材(30)
により支持されており、前記遮断部材(20)には、一
対の導電性部材(25,35)の一方が固定されてお
り、前記支持部材(30)には、前記一対の導電性部材
(25,35)の他方が固定されており、前記一対の導
電性部材(25,35)は、前記遮断部材(20)の不
正曲げによって前記遮断部材(20)が撓んだ際に相互
に接しあるいは相互に離れて導通状態が変化するように
配されていることを特徴とする遮断部材(20)の不正
検出装置。
【0009】[2]長尺の遮断部材(20)の不正曲げ
を検出するための遮断部材(20)の不正検出装置であ
って、前記遮断部材(20)の基端部(22)は、アー
ム部材(30)の基端側により支持されており、前記ア
ーム部材(30)は動力により回動可能に構成されてお
り、前記アーム部材(30)の先端側には、前記遮断部
材(20)を通す導電性の外嵌部(35)が形成されて
おり、前記遮断部材(20)には、前記外嵌部(35)
に対向して導電性の内嵌部(25)が形成されており、
前記外嵌部(35)および内嵌部(25)は、前記遮断
部材(20)の不正曲げによって相互に接して導通可能
に配されていることを特徴とする遮断部材(20)の不
正検出装置。
【0010】[3]前記遮断部材(20)の不正検出装
置は、前記遮断部材(20)の折損を検出するための折
損検出手段(40)を備えたことを特徴とする[1]ま
たは[2]記載の遮断部材(20)の不正検出装置。
【0011】[4]前記遮断部材(20)の不正検出装
置は、前記遮断部材(20)の折損を検出するための折
損検出手段(40)を備え、前記折損検出手段(40)
は、弾性部材(41)およびリミットスイッチ(45)
を有し、前記弾性部材(41)は、筒形状の遮断部材
(20)の基端側に圧縮状態で内装されており、リミッ
トスイッチ(45)は、弾性部材(41)により一また
は他の状態の一方に付勢され、前記遮断部材(20)の
基端部(22)が折損するとリミットスイッチ(45)
が付勢されないで一または他の状態の他方になり、前記
遮断部材(20)の折損を検出することを特徴とする
[1]または[2]記載の遮断部材(20)の不正検出
装置。
【0012】[5]前記遮断部材(20)の不正検出装
置は、前記遮断部材(20)の折損を検出するための折
損検出手段(40)を備え、前記折損検出手段(40)
は導線(141)を有し、前記導線(141)は、前記
遮断部材(20)の長手方向に配線されていて、前記遮
断部材(20)が折損すると、断線して前記遮断部材
(20)の折損を検出することを特徴とする[1]また
は[2]記載の遮断部材(20)の不正検出装置。
【0013】[6]前記遮断部材(20)の不正検出装
置は、前記遮断部材(20)の不正曲げを検出すると、
不正曲げを報知する報知手段(50)を有していること
を特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]または
[5]記載の遮断部材(20)の不正検出装置。
【0014】[7]前記遮断部材(20)の不正検出装
置は、前記遮断部材(20)の折損を検出すると、管理
者へ発報する発報手段(60)を有していることを特徴
とする[4]または[5]記載の遮断部材(20)の不
正検出装置。
【0015】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。 [1]項記載の遮断部材(20)の不正検出装置では、
長尺の遮断部材(20)を不正に曲げると、遮断部材
(20)が撓んで、一対の導電性部材(25,35)
が、相互に近づいて、やがて接して導通可能になり、ま
たは、離れて非導通可能になる。一対の導電性部材(2
5,35)が導通あるいは非導通することにより、遮断
部材(20)の不正曲げを検出することができる。
【0016】[2]項記載の遮断部材(20)の不正検
出装置では、長尺の遮断部材(20)を不正に曲げる
と、遮断部材(20)が撓んで、アーム部材(30)の
先端側に形成された導電性の外嵌部(35)と、外嵌部
(35)に通る遮断部材(20)に形成され、外嵌部
(35)に対向する内嵌部(25)とが、相互に接して
導通可能になる。
【0017】外嵌部(35)に内嵌部(25)が嵌合し
ているため、遮断部材(20)がどの方向に曲げられた
場合でも、外嵌部(35)と内嵌部(25)とが相互に
接するようになり、遮断部材(20)の不正曲げをより
確実に検出することができる。
【0018】[3]項記載の遮断部材(20)の不正検
出装置では、不正検出装置は、遮断部材(20)の折損
を検出するための折損検出手段(40)を備えているの
で、遮断部材(20)の不正曲げばかりでなく折損も検
出することができ、遮断部材(20)に係る不正行為お
よび損傷を全体的に防止することができる。
【0019】[4]項記載の遮断部材(20)の不正検
出装置では、遮断部材(20)が通常の使用状態にある
とき、リミットスイッチ(45)は、弾性部材(41)
により一または他の状態の一方に付勢されている。遮断
部材(20)の基端部(22)が折損すると、リミット
スイッチ(45)が付勢されないで一または他の状態の
他方になり、それにより、遮断部材(20)の折損を検
出することができる。
【0020】[5]項記載の遮断部材(20)の不正検
出装置では、導線(141)は、前記遮断部材(20)
の長手方向に配線されていて、遮断部材(20)が通常
の使用状態にあるとき、導通状態に維持されている。遮
断部材(20)が折損すると、導線(141)は断線し
て導通しなくなり、それにより、遮断部材(20)の折
損を検出することができる。
【0021】[6]項記載の遮断部材(20)の不正検
出装置では、遮断部材(20)の不正曲げを検出する
と、報知手段(50)が不正曲げを報知する。それによ
り、不正行為者ばかりでなく第三者にも不正行為が報知
され、不正行為者は遮断部材(20)を不正に曲げるこ
とを止めざるを得なくなり、車両などの不正な通行を防
止するとともに、過度な曲げに起因する遮断部材(2
0)の折損を未然に防止することができる。不正行為の
報知は、管理者に通報するようにしてもよい。
【0022】[7]項記載の遮断部材(20)の不正検
出装置では、遮断部材(20)の折損を検出すると、発
報手段(60)が管理者へ発報するので、遮断部材(2
0)の折損にも迅速に対処することができ、また、無人
の駐車場や料金所などにも設置することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の第1
実施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の一実施の
形態を示している。図1は、本発明の第1実施の形態に
係る遮断部材の不正検出装置の要部断面図である。図2
は、同じく遮断部材の不正検出装置の機能ブロック図で
ある。図3は、同じく遮断装置の内部を示す正面図であ
る。図4は同じく遮断装置の内部を示す側面図である。
【0024】図1〜図4に示すように、遮断装置10
は、駐車場、道路、踏切等に設置されるもので、遮断部
材20および、アーム部材30を備えている。遮断部材
20は、長尺の中空断面形状の遮断バーであって、昇降
動作するものであり、上昇位置では車両等の物体の通行
を許容し、下降位置ではその通行を阻止するものであ
る。
【0025】本実施に係る不正検出装置は、遮断部材2
0の不正曲げを検出するためのものである。遮断装置1
0の本体にアーム部材30の回動軸が軸支され、アーム
部材30は箱形の本体31を有している。遮断装置10
内には、動力部12および、減速機構14が設けられ、
減速機構14がアーム部材30の回動軸に連結されてい
る。アーム部材30には引張りばね16および、バラン
サー18が連結され、引張りばね16および、バランサ
ー18の付勢力により、遮断部材20が上昇動作し易く
なっている。
【0026】アーム部材30の本体31内の基端部には
固定用溝32が形成され、挾持部材33のV溝33aが
固定用溝32に対向していて、固定用溝32と挾持部材
33のV溝33aにより、遮断部材20の基端部22が
挟まれた状態でネジ止めされている。それにより、遮断
部材20は、図3に示す「L」の区間で撓むことなく固
定されている。
【0027】アーム部材30の本体31の先端側の面に
は開口34が形成されている。アーム部材30の本体3
1内には、導電性を有する筒形状の外嵌部35が配さ
れ、外嵌部35の筒口縁とアーム部材30の本体31の
開口34の口縁とが溶着されている。外嵌部35に導通
する本体31の口縁部からは導電線が延ばされ、アース
されている。遮断部材20は、外嵌部35および開口3
4を通ってアーム部材30の外方へ延ばされている。遮
断部材20には、導電性を有する筒形状の内嵌部25が
嵌着されている。内嵌部25から導電線が延ばされ、電
源(図示省略)に接続されている。
【0028】遮断部材20にはOリング27が嵌着され
ている。Oリング27は、開口34の口縁に弾撥的に当
接していて、アーム部材30の本体31内部への雨水や
塵埃などの浸入を防止している。
【0029】すなわち、外嵌部35と内嵌部25とはス
イッチを構成していて、外嵌部35と内嵌部25が導通
しているか否かにより、遮断部材20の不正曲げを検出
することができる。遮断部材20の根本の部分(「L」
の区間を外れた位置から開口34近傍に相当する位置ま
での部分)は、遮断部材20に弱い力がかかる場合には
それ程撓まないが、強い力がかかると撓むように成って
いる。また、遮断部材20の不正検出装置は、遮断部材
20の折損を検出するための折損検出手段40が備えら
れている。
【0030】折損検出手段40は、弾性部材41および
リミットスイッチ45を有している。弾性部材41は、
中空の遮断部材20の基端側に圧縮状態で内装されてい
る。弾性部材41の一端側にはピン部材42が配され、
弾性部材41の他端側にはプレート部材43が配されて
いる。ピン部材42および、プレート部材43により弾
性部材41の伸長が拘束されている。
【0031】ピン部材42は、アーム部材30の本体3
1の開口34を通って遮断部材20の外側に位置する遮
断部材20の部位に長手方向に対して直交する方向から
貫通した状態で固定されている。プレート部材43は、
遮断部材20の基端部の内部に位置している。リミット
スイッチ45は、遮断部材20の基端の内部にあって、
プレート部材43よりさらに基端側に寄った位置に配さ
れている。
【0032】リミットスイッチ45は、a接点であり、
通常の使用状態では、弾性部材41により一の状態(押
込状態)に付勢されている。不正曲げによって遮断部材
20が大きく曲げられると、遮断部材20の基端部22
がアーム部材30の本体31の開口34の口縁に強く当
接し、遮断部材20が開口34の口縁に相当する位置で
折損し、ピン部材42の拘束が無くなり弾性部材41が
遮断部材20から抜け出し可能になって、リミットスイ
ッチ45が弾性部材41により付勢されなくなって他の
状態(非押込状態)になる。すなわち、リミットスイッ
チ45の状態により、遮断部材20の折損を検出するこ
とができる。折損が予定される遮断部材20の開口34
の口縁に対応する部位は、他の部位に比してわずかに脆
弱性を有している。
【0033】遮断部材20の不正検出装置は、報知手段
50および、発報手段60を有している。報知手段50
は、遮断部材20の不正曲げを検出すると、不正曲げを
報知するもので、警告音を鳴らすブザーや警告ランプが
これに該当する。発報手段60は、遮断部材20の折損
を検出すると、監視センタや警備会社などの管理者へ遮
断部材20の折損が発生した旨の通報信号を出力するも
のである。
【0034】次に作用を説明する。図5は、本発明の第
1実施の形態に係る遮断部材の不正検出装置のフロー図
である。図6は、同じく不正検出装置のフロー図であ
る。図5に示すように、遮断部材20を不正に曲げる
と、遮断部材20が撓んで、アーム部材30の先端側に
形成された導電性の外嵌部35と、外嵌部35に対向す
る内嵌部25とが、相互に接して導通するようになる。
【0035】ステップS101にて、内嵌部25と外嵌
部35との導通が有ると、遮断部材20の不正曲げと判
断し(ステップS102)、報知手段50が警告音を鳴
らす(ステップS103)。その後、所定時間、警告音
を鳴らし続ける(ステップS104)。
【0036】遮断部材20の不正曲げを検出すると、報
知手段50が警告音を鳴らすので、不正行為者ばかりで
なく第三者にも不正行為が報知され、不正行為者は遮断
部材20を不正に曲げることを止めざるを得なくなり、
車両などの不正な通行を防止するとともに、過度な曲げ
に起因する遮断部材20の折損を未然に防止することが
できる。
【0037】所定時間、警告音を鳴らし続けた後に、再
び、内嵌部25と外嵌部35との導通が有るかを判断し
(ステップS105)、導通が無ければ、警告音を鳴ら
すのを中止し(ステップS106)、ステップS101
に戻る。一方、内嵌部25と外嵌部35との導通が有れ
ば、「不正行為」と判断し(ステップS107)、管理
センタあるいは警備会社などの管理者へ通報する(ステ
ップS108)。
【0038】外嵌部35の内周面に内嵌部25の全外周
面が対面しているため、遮断部材20がどの方向に曲げ
られた場合でも、外嵌部35と内嵌部25とが相互に接
するようになり、遮断部材20の不正曲げを確実に検出
することができる。遮断部材20が通常の使用状態にあ
るとき、リミットスイッチ45は、弾性部材41により
一の状態(押込状態)に付勢されている。
【0039】図6に示すように、リミットスイッチ45
の状態の変化を繰り返し判断する(ステップS20
1)。リミットスイッチ45が、弾性部材41に付勢さ
れないで、他の状態(非押込状態)になり、その状態に
変化があると、遮断部材20が折損したと判断し(ステ
ップS202)、管理者へ通報する(ステップS20
3)。
【0040】図7〜図9は本発明の第2実施の形態を示
している。図7は、本発明の第1実施の形態に係る遮断
部材の不正検出装置の要部断面図である。図8は同じく
遮断装置の内部を示す正面図である。
【0041】図7および、図8に示すように、本第2実
施の形態においては、遮断部材20の折損を検出するた
めの折損検出手段140が、第1実施の形態に係る折損
検出手段40に対して異なるのみで、他の構成は第1実
施の形態と同じである。
【0042】すなわち、折損検出手段140はエナメル
線等の導線141を有している。導線141は、アーム
部材30の内部から開口34を通ってアーム部材30の
外方へ延び、遮断部材20の上面に沿って配線固定さ
れ、アーム部材30の先端側の面から20〜30cm程
延びた所でUターンして、遮断部材20の下面に沿い、
開口34を通って、アーム部材30の内部に戻るように
して配線固定されている。導線141の配線の仕方は、
これに限定されることなく、また、導線141は1本に
限らず、2本以上であっても良い。
【0043】導線141が遮断部材20の上面および下
面に配線固定されているため、遮断部材20の上下方向
の曲げに起因して、遮断部材20が折損すると、導線1
41が断線して遮断部材20の折損を検出することがで
きる。図9は、同じく第2実施の形態に係る遮断部材の
不正検出装置のフロー図である。
【0044】図9に示すように、導線141の通電状態
を繰り返し判断する(ステップS301)。導線141
が、非通電状態になると、遮断部材20が折損したと判
断し(ステップS302)、管理者へ通報する(ステッ
プS303)。
【0045】なお、前記実施の形態においては、アーム
部材30の本体31の開口34の周辺および、開口34
を通過する遮断部材20の周辺を用いて、遮断部材20
側に内嵌部25を設け、アーム部材30側に外嵌部35
を設け、外嵌部35に内嵌部25を嵌合したものを示し
たが、一対の導電性部材の設置場所は、開口34の周辺
に限定されることなく、例えば、アーム部材30の本体
31の内壁側から導体を本体31の内部空間へ延ばし、
その導体の先端部に内嵌部または外嵌部の一方を設け、
遮断部材20側から導体を延ばし、その導体の先端に内
嵌部または外嵌部の他方を設け、遮断部材20の不正曲
げが行われた場合に、内嵌部と外嵌部とが遮断部材20
の撓み方向あるいは撓み方向と平行な方向に相対的に移
動して、接触するように構成されていれば足りる。
【0046】このとき、図3に示す「L」の区間は遮断
部材20が撓まないので、「L」の区間を外れた位置か
ら導体を延ばすことはいうまでもなく、また、一対の導
電性部材の形状は、内嵌部および外嵌部に限定されない
ことはいうまでもない。
【0047】外嵌部35に導通する本体31の口縁部か
ら延ばされる導電線、および、内嵌部25から延ばされ
る導電線との各導通を検出するために、スイッチ(内嵌
部25および外嵌部35により構成されるスイッチ)と
並列に導通検出用のスイッチを設けても良い。導通検出
用のスイッチを用いて導通確認を定期的に行うことによ
り、不正検出装置の故障を事前に発見することができ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明にかかる遮断部材の不正検出装置
によれば、遮断部材を不正に曲げると、遮断部材が撓ん
で、一対の導電性部材が相互に接して導通することによ
り、遮断部材の不正曲げを検出し、遮断部材の不正曲げ
を防止することができる。また、遮断部材の不正曲げを
検出可能にしたので、不正曲げを検出すると、例えば、
報知手段が警告音を鳴らすようにすれば、不正行為者ば
かりでなく第三者にも不正行為が報知され、不正行為者
は遮断部材を不正に曲げることを止めざるを得なくな
り、車両などの不正な通行を防止するとともに、過度な
曲げに起因する遮断部材の折損を未然に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る遮断部材の不正
検出装置の要部断面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る遮断部材の不正
検出装置の機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る遮断装置の内部
を示す正面図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る遮断装置の内部
を示す側面図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る遮断部材の不正
検出装置のフロー図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る遮断部材の不正
検出装置のフロー図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係る遮断部材の不正
検出装置の要部断面図である。
【図8】本発明の第2実施の形態に係る遮断装置の内部
を示す正面図である。
【図9】本発明の第2実施の形態に係る遮断部材の不正
検出装置のフロー図である。
【符号の説明】
10…遮断装置 12…動力部 14…減速機構 16…引張りばね 18…バランサー 20…遮断部材 25…内嵌部 30…アーム部材 32…固定用溝 33…挾持部材 33a…V溝 34…開口 35…外嵌部 41…弾性部材 42…ピン部材 43…プレート部材 45…リミットスイッチ 50…報知手段 60…発報手段 140…折損検出手段 141…導線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−99260(JP,A) 特開 昭63−312266(JP,A) 実開 平1−82976(JP,U) 実開 昭51−605(JP,U) 実開 昭63−196776(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 29/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺の遮断部材の不正曲げを検出するため
    の遮断部材の不正検出装置であって、 前記遮断部材の基端部は、支持部材により支持されてお
    り、 前記遮断部材には、一対の導電性部材の一方が固定され
    ており、 前記支持部材には、前記一対の導電性部材の他方が固定
    されており、 前記一対の導電性部材は、前記遮断部材の不正曲げによ
    って前記遮断部材が撓んだ際に相互に接しあるいは相互
    に離れて導通状態が変化するように配されていることを
    特徴とする遮断部材の不正検出装置。
  2. 【請求項2】長尺の遮断部材の不正曲げを検出するため
    の遮断部材の不正検出装置であって、 前記遮断部材の基端部は、アーム部材の基端側により支
    持されており、 前記アーム部材は動力により回動可能に構成されてお
    り、 前記アーム部材の先端側には、前記遮断部材を通す導電
    性の外嵌部が形成されており、 前記遮断部材には、前記外嵌部に対向して導電性の内嵌
    部が形成されており、 前記外嵌部および内嵌部は、前記遮断部材の不正曲げに
    よって相互に接して導通可能に配されていることを特徴
    とする遮断部材の不正検出装置。
  3. 【請求項3】前記遮断部材の不正検出装置は、前記遮断
    部材の折損を検出するための折損検出手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の遮断部材の不正検
    出装置。
  4. 【請求項4】前記遮断部材の不正検出装置は、前記遮断
    部材の折損を検出するための折損検出手段を備え、 前記折損検出手段は、弾性部材およびリミットスイッチ
    を有し、 前記弾性部材は、筒形状の遮断部材の基端側に圧縮状態
    で内装されており、 前記リミットスイッチは、弾性部材により一または他の
    状態の一方に付勢され、前記遮断部材の基端部が折損す
    るとリミットスイッチが付勢されないで一または他の状
    態の他方になり、前記遮断部材の折損を検出することを
    特徴とする請求項1または2記載の遮断部材の不正検出
    装置。
  5. 【請求項5】前記遮断部材の不正検出装置は、前記遮断
    部材の折損を検出するための折損検出手段を備え、 前記折損検出手段は導線を有し、 前記導線は、前記遮断部材の長手方向に配線されてい
    て、前記遮断部材が折損すると、断線して前記遮断部材
    の折損を検出することを特徴とする請求項1または2記
    載の遮断部材の不正検出装置。
  6. 【請求項6】前記遮断部材の不正検出装置は、前記遮断
    部材の不正曲げを検出すると、不正曲げを報知する報知
    手段を有していることを特徴とする請求項1、2、3、
    4または5記載の遮断部材の不正検出装置。
  7. 【請求項7】前記遮断部材の不正検出装置は、前記遮断
    部材の折損を検出すると、管理者へ発報する発報手段を
    有していることを特徴とする請求項4または5記載の遮
    断部材の不正検出装置。
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