JP3953331B2 - 研削装置 - Google Patents

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、搬送チェーンを構成するセンターリンク等の被研削部材内面を球面加工する研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、工場などのワーク搬送ラインには搬送チェーンが用いられている。この搬送チェーンは図5に示すように、センターリンク101とサイドリンク102とを連結ピン103によって交互に連結して構成され、更にセンターリンク101にトロリー104を取付け、このトロリー104のローラ105をガイドレール106に係合させることで、搬送チェーンをワーク搬送ラインに沿って移動させている。
【0003】
上記センターリンク101の形状は図6および図6のB−B線拡大断面図である図7に示すように、細長い環状をなすとともに、連結ピン103と接触するセンターリンク101の高さ方向の内面101aの形状は直線状をなしている。
一方、搬送用チェーンは常に直線動するわけではなく、前記したようにガイドレール106に沿って移動するため、連結ピン103とセンターリンク101の内面とが擦れて図8に示すように連結ピン103が片摩耗する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記連結ピン103の片摩耗を少なくし、連結ピンの交換までの寿命を長くするには、図9に示すようにセンターリンク101の高さ方向の内面101aの形状を球面形状にすることが有効である。
しかしながら、工場などのワーク搬送ラインのチェーンは、数百メートルにもなる場合があり、センターリンクの数も極めて多数となり、手作業によって研削していたのでは効率が悪い。
【0005】
部材の球形内面加工を行う装置として、特開昭60−135168号公報に開示される装置が知られているが、この加工装置はパラボナアンテナの内面のように元々球面形状をした部材内面のスケールを除去する装置であり、平面状或いは直線状の内面を球面状に加工することはできない。
【0006】
また、既に搬送用チェーンとして連結しているセンターリンクとサイドリンクとの連結の解除は連結ピンを外すだけで比較的簡単にできるが、センターリンクにトロリーがボルトを介して取付けられている場合、走行に伴う振動などによってボルトが緩むのを防ぐため、連結ボルトの先端を加締めている。したがって、センターリンクからトロリーを取外す作業は極めて面倒であり、既設の搬送用チェーンのセンターリンクの内面加工を行う障害となっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係る研削装置は、ローラ105を有するトロリー104を取り付けたセンターリンク101とサイドリンク102とを連結ピン103によって交互に連結して構成された搬送チェーンの前記センターリンク101の高さ方向の内面101aを球面加工する研削装置であって、この研削装置は、センターリンク101の両端を載置するブロック5と、トロリー104に取り付けられたローラ105を載置するブロック6と、前記ブロック5に設けた凹部に対してセンターリンク101を押しつけ固定するクランプ機構7と、旋回することで前記固定されたセンターリンク101に対して接近・離反するアームと、このアームに対し位置調整可能に取付けられる研削治具とからなり、前記アームがセンターリンク101に向かって旋回することでセンターリンク101の両端部の内面に円弧状軌跡を描きながら進入し、研削治具先端の紡錘形状の研削刃によってセンターリンク101の高さ方向の内面101aを球面加工する構成とした。上記構成とすることで、センターリンクなどの被研削部材を効率よく研削加工することができる。
【0008】
た、アームの本数としては1本に限らず、セット台を中心に一対配置して作業効率を高めることも可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の態様を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る研削装置の平面図、図2は同研削装置の正面図、図3は同研削装置の側面図、図4は図1のA−A方向矢視図である。
【0010】
ベース1に支柱2を介してセット台3が設けられている。セット台3は水平なプレート4上にブロック5、5、6を固設し、ブロック5、5に設けた凹部にセンターリンク101の両端部を上から載せ、ブロック6に設けた凹部にトロリー104のローラ105を上から載せるようにしている。
【0011】
前記各ブロック5にはクランプ機構7を設けている。このクランプ機構7は互いに連結するレバーからなるトグルリンク8の先端にクランプボルト9を位置調整可能に取付けてなり、レバーを操作してクランプボルト9によりブロック5に設けた凹部にセンターリンク101を押し付け固定する。
【0012】
一方、ベース1の上面には一対の軸受10、10を設け、各軸受10内には軸11を回転自在に挿入し、ベース1の下面に取付けたモータ12によって軸11を回転せしめるようにしている。
【0013】
前記各軸11の中心は、平面視(図1)で、セット台3に固定されたセンターリンク101の中心線L1の延長線上で且つ対称位置に位置している。そして、各軸11にはアーム13が取り付けられている。アーム13は軸11の上端部に連結される水平部14と、この水平部14の先端に連結される垂直部15からなり、垂直部15の上端に研削治具16が水平方向に位置調整可能に取付けられている。
【0014】
研削治具16はエアーによって回転する紡錘形状をした研削刃17を先端に備えている。この研削刃17の回転軸は、正面視(図2)で、セット台3に固定されたセンターリンク101の中心線L2と一致するように調整している。
【0015】
以上において、ブロック5、5にセンターリンク101の両端部を、ブロック6にトロリー104のローラ105を載せ、クランプ機構7によってセンターリンク101をセット台3に固定する。
【0016】
次いで、研削治具16にエアーを供給して研削刃17を回転せしめるとともに、モータ12を駆動してアーム13を水平面内で旋回せしめる。この旋回により図1の想像線で示すように研削刃17の旋回し、センターリンク101の両端部の内面に円弧状軌跡を描きながら進入し、センターリンク101の両端部内面を球面状に加工する。
【0017】
尚、図示例ではアーム13が水平面内で旋回する例を示したが、垂直面内で旋回する構成としてもよい。またトロリー104が取付けられていない単独のセンターリンク101を加工できるのは勿論である。
【0018】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば研削装置を、センターリンク101の両端を載置するためのブロック5と、トロリー104に取り付けられたローラ105を載置するためのブロック6と、前記ブロック5に設けた凹部に対してセンターリンク101を押しつけ固定するクランプ機構7と、旋回することで前記固定されたセンターリンク101に対して接近・離反するアームと、このアームに対し位置調整可能に取付けられる研削治具とで構成し、アームが被研削部材に向かって旋回することでセンターリンク101の両端部の内面に円弧状軌跡を描きながら進入し、研削治具先端の研削刃によって被研削部材内面を球面加工するようにしたので、センターリンクなどの多数の被研削部材を効率よく研削加工することができる。
【0019】
また、本発明の研削装置によれば、トロリーを取付けた状態のままセンターリンクの貫通孔の内面を加工できるので、搬送用チェーンの組付け順などに制限が課せられることがなく、また既設の搬送用チェーンのセンターリンクの内面加工が可能になる。
【0020】
更に、同時に2箇所の球面加工ができるので、センターリンクのように加工箇所が2箇所ある被研削部材については作業効率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研削装置の平面図
【図2】同研削装置の正面図
【図3】同研削装置の側面図
【図4】図1のA−A方向矢視図
【図5】搬送用チェーンを説明した図
【図6】搬送用チェーンを構成するセンターリンクの平面図
【図7】図6のB−B線拡大断面図
【図8】ピンの摩耗状態を示す図
【図9】内面を球面形状にしたセンターリンクの図
【符号の説明】
1…ベース、2…支柱、3…セット台、4…水平プレート、5、6…ブロック、7…クランプ機構、8…トグルリンク、9…クランプボルト、10…軸受、11…軸、12…モータ、13…アーム、14…アームの水平部、15…アームの垂直部、16…研削治具、17…研削刃、101…センターリンク、102…サイドリンク、103…連結ピン、104…トロリー、105…ローラ、106…ガイドレール。

Claims (2)

  1. ローラを有するトロリーを取り付けたセンターリンクとサイドリンクとを連結ピンによって交互に連結して構成された搬送チェーンの前記センターリンクの高さ方向の内面を、センターリンクからトロリーを取り外すことなく、球面加工する研削装置であって、この研削装置は、前記センターリンクの両端を載置するブロックと、前記トロリーに取り付けられたローラを載置するブロックと、前記センターリンクの両端を載置するブロックに設けた凹部に対してセンターリンクを押しつけ固定するクランプ機構と、旋回することで前記固定されたセンターリンクに対して接近・離反するアームと、このアームに対し位置調整可能に取付けられる研削治具とからなり、前記アームが前記センターリンクに向かって旋回することでセンターリンクの両端部の内面に円弧状軌跡を描きながら進入し、研削治具先端の紡錘形状の研削刃によってセンターリンクの高さ方向の内面を球面加工することを特徴とする研削装置。
  2. 請求項1に記載の研削装置において、前記アームはセット台を中心に一対配置されることを特徴とする研削装置。
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