JP6866962B1 - ガイドレール研削装置、ガイドレールの研削方法、およびガイドレール研削装置の調整方法 - Google Patents

ガイドレール研削装置、ガイドレールの研削方法、およびガイドレール研削装置の調整方法 Download PDF

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Abstract

より安定してガイドレールを研削できるガイドレール研削装置、ガイドレールの研削方法、およびガイドレール研削装置の調整方法を提供する。ガイドレール研削装置(1a)は、研削ユニット(4)と、走行支持体(3a)と、を備える。研削ユニット(4)は、研削手段を有する。研削手段は、ガイドレール(2)の被研削面に接触して研削する。走行支持体(3a)は、第1保持手段と、案内手段と、を有する。第1保持手段は、研削ユニット(4)との相対位置関係を保つように研削ユニット(4)を保持する。案内手段は、研削ユニット(4)が被研削面に沿って第1方向に移動するようにガイドレール(2)に接触しながら研削ユニット(4)を案内する。走行支持体(3a)において、第1保持手段は、案内手段より第1方向の前方の前端部に設けられる。

Description

本開示は、ガイドレール研削装置、ガイドレールの研削方法、およびガイドレール研削装置の調整方法に関する。
特許文献1は、エレベーターのガイドレールを研削するガイドレール研削装置の例を開示する。ガイドレール研削装置は、長尺部材と、複数のローラーと、研削部材と、を備える。長尺部材は、エレベーターのかごに支持される。複数のローラーは、長尺部材の両端部に設けられる。各々のローラーは、ガイドレールに係合する。研削部材は、長尺部材の中間部に取り付けられる。研削部材は、かごが昇降するときに、ガイドレールに接触してガイドレールを研削する。
日本特開平9−323873号公報
しかしながら、特許文献1のガイドレール研削装置は、ガイドレールに突起部がある場合に、ローラーが突起部などに乗り上げる可能性がある。このときに、研削部材はガイドレールから離れることがある。この場合に、ガイドレールが安定して研削されない。
本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、より安定してガイドレールを研削できるガイドレール研削装置、ガイドレールの研削方法、およびガイドレール研削装置の調整方法を提供する。
本開示に係るガイドレール研削装置は、ガイドレールの被研削面に接触して研削する研削手段を有する研削ユニットと、研削ユニットとの相対位置関係を保つように研削ユニットを保持する第1保持手段を有し、研削ユニットが被研削面に沿って第1方向に移動するようにガイドレールに接触しながら研削ユニットを案内する案内手段を有し、第1保持手段が案内手段より第1方向の前方の前端部に設けられる走行支持体と、を備え、研削ユニットは、第1保持手段に保持されることで案内手段より第1方向の前方の前端部に配置される
本開示に係るガイドレールの研削方法は、上記のガイドレール研削装置を用いて、研削手段が案内手段より進行方向の前方となるように、ガイドレール研削装置をガイドレールに沿って進行方向に移動させる方法である。
本開示に係るガイドレール研削装置の調整方法は、第1面および第1面に平行で第1面の法線方向の位置が調整可能な第2面を有する調整器具を用いて、上記のガイドレール研削装置の案内手段を第1面に接触させた状態で、研削手段を第2面に押し付けながら研削ユニットを第1保持手段に保持させる方法である。
本開示に係るガイドレール研削装置、ガイドレールの研削方法、またはガイドレール研削装置の調整方法であれば、より安定してガイドレールを研削できる。
実施の形態1に係るガイドレール研削装置の斜視図である。 実施の形態1に係るガイドレール研削装置の背面図である。 実施の形態1に係るガイドレール研削装置の正面図である。 実施の形態1に係るガイドレール研削装置の側面図である。 実施の形態1に係るガイドレール研削装置の図3におけるA−A断面図である。 実施の形態1に係るガイドレール研削装置によるガイドレールの研削の例を示す図である。 実施の形態1に係る調整器具の斜視図である。 実施の形態1に係るガイドレール研削装置の調整の例を示す図である。 実施の形態2に係るガイドレール研削装置の斜視図である。 実施の形態2に係るガイドレール研削装置の平面図である。 実施の形態3に係るガイドレール研削装置の斜視図である。
本開示を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aの斜視図である。
図1において、ガイドレール研削装置1aが取り付けられているガイドレール2が示される。ガイドレール2は、鉄道またはエレベーターなどにおいて用いられる。ここでは、エレベーターに用いられるガイドレール2を例として説明する。エレベーターのガイドレール2は、エレベーターのかごまたは釣合い錘などの走行をガイドする機器である。この例において、ガイドレール2は、断面がT字状の一方向に長い機器である。ガイドレール2の長手方向は、第1方向の例である。エレベーターのガイドレール2の長手方向は、例えば鉛直方向に向けられる。ガイドレール2は、ガイド部2aと、背部2bと、を有する。ガイド部2aは、かごまたは釣合い錘などの走行をガイドする部分である。背部2bは、ガイド部2aを支持する部分である。背部2bは、ガイド部2aに垂直である。ガイドレール2は、例えば鉄などを含み強磁性を有する材料で形成される。
ガイドレール研削装置1aは、ガイドレール2の被研削面を研削する装置である。ガイドレール2の被研削面は、例えばガイド部2aの表面である。ガイドレール2の被研削面は、例えばガイド部2aの側面2cおよび頂面2dを含む。
この例において、右手系のxyz直交座標を説明に用いる。x軸の方向は、ガイドレール2の長手方向である。y軸の方向は、x軸に垂直な方向である。y軸の方向は、ガイド部2aの側面2cに垂直な方向である。z軸の方向は、x軸の方向およびy軸の方向に垂直な方向である。z軸の方向は、背部2bに垂直な方向である。z軸の方向は、背部2bからガイド部2aに向く方向である。z軸の方向は、ガイド部2aの頂面2dの法線方向である。
ガイドレール研削装置1aは、クランプユニット3aと、砥石ユニット4と、を備える。クランプユニット3aは、ガイドレール研削装置1aをガイドレール2に沿って走行可能にする部分である。クランプユニット3aは、走行支持体の例である。クランプユニット3aは、ガイドレール2のガイド部2aに取り付けられる。砥石ユニット4は、研削ユニットの例である。砥石ユニット4は、クランプユニット3aに保持される。
続いて、図2から図4を用いて、クランプユニット3aの構成を説明する。
図2は、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aの背面図である。
図3は、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aの正面図である。
図4は、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aの側面図である。
図2において、z軸の負側から見たガイドレール研削装置1aが示される。
クランプユニット3aは、クランプユニットベース部5と、側面基準ローラー6aと、側面基準ローラー6bと、側面クランプローラー7と、を備える。
クランプユニットベース部5は、クランプユニット3aの部品が取り付けられるベースの部分である。
側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bの各々は、円筒形状の回転可能なローラーである。側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bの各々は、クランプユニットベース部5に固定されている。側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bは、ガイドレール2の長手方向に並ぶ。側面基準ローラー6aは、側面基準ローラー6bよりx軸の正側に配置される。側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bの各々の側面は、ガイドレール2のガイド部2aの側面2cに線接触する。側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bは、ガイド部2aの同じ側の側面2cに接触する。これにより、ガイドレール2のガイド部2aの側面2cに対するガイドレール研削装置1aの傾きが一定に保たれる。
側面クランプローラー7は、回転軸方向の曲率が正の側面を有する回転体形状の回転可能なローラーである。側面クランプローラー7は、例えば球面状の側面を有するローラーであってもよい。側面クランプローラー7の側面は、ガイドレール2のガイド部2aの側面2cに点接触する。側面クランプローラー7は、側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bと反対側のガイド部2aの側面2cに接触する。側面クランプローラー7は、ガイドレール2の長手方向に対して、側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bの中間に配置される。
クランプユニット3aは、側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bと、側面クランプローラー7とでガイドレール2のガイド部2aの側面2cを挟み込むことによって姿勢を保持する。
ここで、ガイドレール2のガイド部2aの両側の側面2cは、加工誤差などによって完全には平行にならない。また、側面基準ローラー6a、側面基準ローラー6b、および側面クランプローラー7の各々の回転軸は、加工誤差および組立誤差などによって互いに完全には平行にならない。このため、ガイド部2aの一方の側面2cに接触するローラーと、ガイド部2aの他方の側面2cに接触するローラーとのいずれかは、ガイドレール2に点接触することになる。ここで、側面クランプローラー7の側面2cの回転軸方向の曲率が正であるので、ガイドレール2に点接触するローラーは、側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bではなく側面クランプローラー7に定まる。すなわち、ガイド部2aの側面2cのうちいずれの側に接触するローラーが点接触するかが定まる。これにより、ガイドレール研削装置1aのガイドレール2に対する傾きが安定する。
図3において、z軸の正側から見たガイドレール研削装置1aが示される。
クランプユニット3aは、頂面基準ローラー8aと、頂面基準ローラー8bと、を備える。
頂面基準ローラー8aおよび頂面基準ローラー8bの各々は、回転可能なローラーである。頂面基準ローラー8aおよび頂面基準ローラー8bは、ガイドレール2の長手方向に並ぶ。頂面基準ローラー8aは、頂面基準ローラー8bよりx軸の正側に配置される。頂面基準ローラー8aおよび頂面基準ローラー8bの各々の側面は、ガイドレール2のガイド部2aの頂面2dに接触する。これにより、ガイドレール2に対するガイドレール研削装置1aの位置が定まる。
このように、各々が回転可能な複数のローラーである側面基準ローラー6a、側面基準ローラー6b、側面クランプローラー7、頂面基準ローラー8a、および頂面基準ローラー8bは、クランプユニット3aをガイドレール2の長手方向に沿って滑らかに移動するように案内する。すなわち、これらのローラーは、クランプユニット3aに保持される砥石ユニット4を、ガイドレール2の被研削面に沿ってガイドレール2の長手方向に移動するように案内する。これらのローラーは、案内手段の例である。
クランプユニット3aは、リニアブッシュ9aと、リニアブッシュ9bと、接続シャフト10aと、接続シャフト10bと、側面クランプローラーホルダ11と、バネ12aと、バネ12bと、を備える。
リニアブッシュ9aおよびリニアブッシュ9bの各々は、クランプユニットベース部5に設けられる。リニアブッシュ9aおよびリニアブッシュ9bは、ガイドレール2の長手方向に並ぶ。リニアブッシュ9aは、リニアブッシュ9bよりx軸の正側に配置される。
接続シャフト10aは、リニアブッシュ9aに通される。接続シャフト10bは、リニアブッシュ9bに通される。接続シャフト10aおよび接続シャフト10bの各々は、x軸の方向に向けて配置される。接続シャフト10aは、リニアブッシュ9aに対して摺動可能に設けられる。接続シャフト10bは、リニアブッシュ9bに対して摺動可能に設けられる。
側面クランプローラーホルダ11は、側面クランプローラー7が固定されるホルダである。側面クランプローラーホルダ11は、接続シャフト10aおよび接続シャフト10bの端部に固定されている。
バネ12aは、接続シャフト10aに取り付けられる。バネ12bは、接続シャフト10bに取り付けられる。バネ12aおよびバネ12bの各々は、側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bと、側面クランプローラー7との間の距離が縮まる方向に弾性力が働くように設けられる。この例において、バネ12aおよびバネ12bの各々は、クランプユニット3aがガイドレール2に取り付けられているときに自然長より伸張した状態にある。
ここで、ガイドレール2は、加工誤差などによって長手方向に波打っている場合がある。また、ガイドレール2のガイド部2aの厚さは、加工誤差などによって長手方向において変動している場合がある。このような場合においても、リニアブッシュ9aに対する接続シャフト10aの摺動、リニアブッシュ9bに対する接続シャフト10bの摺動、およびバネ12aおよびバネ12bの伸縮などによって、長手方向の波打ちおよび厚さの変動などが吸収される。これにより、クランプユニット3aは、側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bと、側面クランプローラー7とでガイドレール2のガイド部2aの側面2cを確実に挟み込むことができる。
クランプユニット3aは、クランプ開放ネジ13を備える。クランプ開放ネジ13は、クランプユニット3aのガイドレール2への付け外しのときに回されるネジである。
例えばクランプユニット3aがガイドレール2から取り外されるときに、クランプユニットベース部5および側面クランプローラーホルダ11の間の間隔は、クランプ開放ネジ13が締められることによって広げられる。このとき、バネ12aおよびバネ12bの各々は圧縮される。側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bと、側面クランプローラー7との間の距離が広がるので、クランプユニット3aがガイドレール2から容易に取り外されるようになる。
一方、クランプユニット3aがガイドレール2に取り付けられるときに、側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bと、側面クランプローラー7との間にガイドレール2のガイド部2aが入るようにクランプユニット3aが配置される。その後、クランプ開放ネジ13が緩められる。このとき、バネ12aおよびバネ12bの各々の圧縮は解放される。これにより、クランプユニット3aがガイドレール2に容易に取り付けられるようになる。
図4において、y軸の正側から見たガイドレール研削装置1aが示される。
クランプユニット3aは、セットカラー14aと、セットカラー14bと、セットカラー14cと、セットカラー14dと、を備える。
セットカラー14aおよびセットカラー14bは、側面基準ローラー6aよりx軸の正側に配置される。セットカラー14aおよびセットカラー14bは、クランプユニット3aのx軸の正側の端部に配置される。セットカラー14aおよびセットカラー14bの各々は、クランプユニットベース部5に取り付けられる。セットカラー14aおよびセットカラー14bは、z軸の方向に並ぶ。セットカラー14bは、セットカラー14aよりz軸の正側に配置される。
セットカラー14cおよびセットカラー14dは、側面基準ローラー6bよりx軸の負側に配置される。セットカラー14cおよびセットカラー14dは、クランプユニット3aのx軸の負側の端部に配置される。セットカラー14cおよびセットカラー14dの各々は、クランプユニットベース部5に取り付けられる。セットカラー14cおよびセットカラー14dは、z軸の方向に並ぶ。セットカラー14dは、セットカラー14cよりz軸の正側に配置される。
続いて、図5を用いて、砥石ユニット4の構成を説明する。
図5は、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aの図3におけるA−A断面図である。
砥石ユニット4は、砥石ユニットベース部15と、回転砥石16と、回転砥石軸17と、軸受18aと、軸受18bと、軸受保持部19aと、軸受保持部19bと、モーター20と、カップリング21と、を備える。
砥石ユニットベース部15は、砥石ユニット4の部品が取り付けられるベースの部分である。
回転砥石16は、回転しながらガイドレール2の被研削面に接触することによって、被研削面の突起部またはバリなどを研削によって落とす部材である。回転砥石16は、研削手段の例である。この例において、被研削面は、ガイドレール2のガイド部2aの側面2cである。回転砥石16は、クランプユニット3aが有する複数のローラーに案内されて、ガイドレール2の被研削面に沿ってガイドレール2の長手方向に移動しながら被研削面を研削する。回転砥石16は、円柱形状または円筒形状の金属材によって形成される。金属材は、例えばS45Cなどの鋼材である。あるいは、金属材は、軽量化のためにA5052などのアルミ材であってもよい。回転砥石16は、側面に砥粒が電着されている。ここで電着される砥粒は、例えば、ダイヤモンド砥粒などである。
回転砥石軸17は、回転砥石16の回転軸である。回転砥石軸17は、回転砥石16の回転中心に配置される。回転砥石軸17は、被研削面に平行に配置される。回転砥石軸17は、z軸の方向に向けられる。回転砥石軸17は、回転砥石16と分離可能に接続される。これにより、回転砥石16の研削力が低下したときに、回転砥石16のみを砥石ユニット4から取り外して交換できる。回転砥石軸17は、軸受18aおよび軸受18bによって回転可能に保持されている。軸受18bは、軸受18aよりz軸の正側に配置される。軸受18aは、軸受保持部19aを介して砥石ユニットベース部15に固定されている。軸受18bは、軸受保持部19bを介して砥石ユニットベース部15に固定されている。
モーター20は、砥石ユニットベース部15に固定されている。モーター20の回転軸および回転砥石軸17の端部は、カップリング21によって接続されている。モーター20は、カップリング21および回転砥石軸17を介して、回転砥石16を回転させる。
砥石ユニット4は、固定シャフト22aと、固定シャフト22bと、を備える。固定シャフト22aおよび固定シャフト22bの各々は、砥石ユニットベース部15に固定される。固定シャフト22aおよび固定シャフト22bの各々は、砥石ユニットベース部15に関して軸受保持部19aおよび軸受保持部19bの反対側に突出している。固定シャフト22aおよび固定シャフト22bは、z軸の方向に並ぶ。固定シャフト22bは、固定シャフト22aよりz軸の正側に配置される。
砥石ユニット4は、固定シャフト22aおよび固定シャフト22bによってクランプユニット3aに保持される。
セットカラー14aは、固定シャフト22aを通してレバーを締めることで、固定シャフト22aを着脱可能に保持する。セットカラー14bは、固定シャフト22bを通してレバーを締めることで、固定シャフト22bを着脱可能に保持する。すなわち、砥石ユニット4は、固定シャフト22aおよび固定シャフト22bがセットカラー14aおよびセットカラー14bによって保持されることで、クランプユニット3aとの相対位置関係を保つように保持される。
また、セットカラー14cは、固定シャフト22aを通してレバーを締めることで、固定シャフト22aを着脱可能に保持しうる。セットカラー14dは、固定シャフト22bを通してレバーを締めることで、固定シャフト22bを着脱可能に保持しうる。すなわち、砥石ユニット4は、固定シャフト22aおよび固定シャフト22bがセットカラー14cおよびセットカラー14dによって保持されることで、クランプユニット3aとの相対位置関係を保つように保持される。
セットカラー14aおよびセットカラー14bの組と、セットカラー14cおよびセットカラー14dの組とのうちの一方の組は、第1保持手段の例である。セットカラー14aおよびセットカラー14bの組と、セットカラー14cおよびセットカラー14dの組とのうちの他方の組は、第2保持手段の例である。
続いて、図6を用いて、ガイドレール研削装置1aを用いたガイドレール2の研削の例を説明する。
図6は、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aによるガイドレール2の研削の例を示す図である。
図6において、x軸の正側から見たガイドレール研削装置1aが示される。
ガイドレール2の研削作業の作業員は、まず、クランプ開放ネジ13を用いてガイドレール研削装置1aをガイドレール2に取り付ける。
その後、モーター20が回転砥石16を回転させている状態で、作業員は、ガイドレール2に沿ってガイドレール研削装置1aをガイドレール2の長手方向に移動させる。ガイドレール研削装置1aは、例えば、作業員が手動で移動させてもよい。あるいは、ガイドレール研削装置1aがガイドレール2に沿って移動する機器または装置に取り付けられる場合に、ガイドレール研削装置1aは、当該機器または装置とともに移動してもよい。ガイドレール研削装置1aの進行方向は、砥石ユニット4が前方になる方向が好ましい。この例において、砥石ユニット4は、x軸の正側に配置されたセットカラー14aおよびセットカラー14bによってクランプユニット3aに取り付けられている。この場合に、作業員は、x軸の正側を進行方向としてガイドレール研削装置1aを移動させる。このとき、セットカラー14aおよびセットカラー14bが、第1保持手段となる。
回転砥石16の側面は、回転しながらガイドレール2の被研削面に接触することで、被研削面の突起部またはバリなどを削り落とす。クランプユニット3aの複数のローラーは、回転砥石16が研削した後のガイドレール2に接触して回転砥石16を案内する。このため、ガイドレール研削装置1aの姿勢が一定に保たれる。これにより、回転砥石16によってガイドレール2が安定して研削される。
ガイドレール研削装置1aの進行方向を反転させる場合に、作業員は、砥石ユニット4をクランプユニット3aから取り外す。作業員は、セットカラー14cおよびセットカラー14dによってクランプユニット3aに砥石ユニット4を取り付ける。このとき、セットカラー14cおよびセットカラー14dが、第2保持手段となる。その後、作業員は、x軸の負側を進行方向としてガイドレール研削装置1aを移動させる。
クランプユニット3aの複数のローラーは、回転砥石16が研削した後のガイドレール2に接触して回転砥石16を案内する。このため、ガイドレール研削装置1aの姿勢が一定に保たれる。このように、砥石ユニット4の付け替えによって、ガイドレール2の研削の方向が容易に切り替えられる。
ここで、ガイドレール2の研削において、例えば回転砥石16がガイドレール2の被研削面から離れると、ガイドレール研削装置1aはガイドレール2を研削できない。一方、回転砥石16がガイドレール2の被研削面に近づきすぎると、ガイドレール研削装置1aはガイドレール2を大きく削り込んでしまう。このとき、大きく削り込まれたガイドレール2の被研削面において、凹部が生じうる。ガイドレール2に凹部があると、例えば側面基準ローラー6aまたは側面基準ローラー6bなどが当該凹部に入り込むことがある。このとき、ガイドレール研削装置1aがガイドレール2の被研削面に対して傾く。その結果として回転砥石16がガイドレール2の被研削面にさらに近づく場合に、ガイドレール研削装置1aはガイドレール2をさらに大きく削り込んでしまう。このため、ガイドレール研削装置1aにおいて、クランプユニット3aの側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bに対する砥石ユニット4の回転砥石16の位置の調整が必要となる。また、回転砥石16は、研削するにつれて表面の砥粒が丸くなって徐々に減径する。回転砥石16の径が小さくなると、回転砥石16の側面とガイドレール2の被研削面との位置関係が変化する。このため、回転砥石16の位置の調整は、ガイドレール2の研削において繰り返し行われる。回転砥石16の位置の調整において、図6に図示されない調整器具が用いられる。
図7は、実施の形態1に係る調整器具23の斜視図である。
調整器具23は、クランププレート24と、基準プレート25と、トグルクランプ26と、を備える。
クランププレート24は、クランプユニット3aが取り付けられる部分である。クランププレート24の厚さは、例えばガイドレール2のガイド部2aの厚さと同程度の厚さである。クランププレート24は、平坦な第1面24aを有する。
基準プレート25は、クランププレート24に対して平行に取り付けられる。基準プレート25は、クランププレート24に対して、第1面24aの法線方向の位置が調整可能に取り付けられる。基準プレート25は、例えばクランププレート24との間に隙間gを有する。基準プレート25の位置は、隙間gに挿入されるシムの枚数などによって調整される。基準プレート25は、第1面24aに平行な第2面25aを有する。
トグルクランプ26は、基準プレート25の第2面25aに対向するように配置される。
続いて、図8を用いて、調整器具23を用いた回転砥石16の位置の調整の例を説明する。
図8は、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aの調整の例を示す図である。
ガイドレール研削装置1aの調整方法は、第1ステップと、第2ステップと、第3ステップと、第4ステップと、を備える。第1ステップは、基準プレート25の位置調整を行うステップである。第2ステップは、ガイドレール研削装置1aの取付けを行うステップである。第3ステップは、トグルクランプ26による押込みおよび固定を行うステップである。第4ステップは、ガイドレール研削装置1aの取外しを行うステップである。
まず、作業員は、第1ステップの作業を行う。作業員は、基準プレート25およびクランププレート24の隙間gに挿入されたシムの枚数を調整することによって、基準プレート25の位置を調整する。基準プレート25は、第2面25aとクランププレート24の第1面24aとがほぼ同一平面内に含まれるように調整される。ここで、ガイドレール研削装置1aが実際にガイドレール2を研削した後の再調整を行う場合に、基準プレート25は、研削加工の結果に応じて微調整される。例えば、ガイドレール2と回転砥石16との当たりが強い場合に、シムの枚数を増やすように基準プレート25の位置が微調整される。一方、ガイドレール2と回転砥石16との当たりが弱い場合に、シムの枚数を減らすように基準プレート25の位置が微調整される。
なお、ガイドレール2と回転砥石16との当たりが適切な場合に、シムの枚数は変更されない。この場合、以降の回転砥石16の位置の再調整において、第1ステップは省略されてもよい。
次に、作業員は、第2ステップの作業を行う。作業員は、ガイドレール研削装置1aのクランプユニット3aの側面基準ローラー6a、側面基準ローラー6b、および側面クランプローラー7を、調整器具23のクランププレート24を挟み込むように取り付ける。このとき、作業員は、クランプユニット3aをガイドレール2に取り付ける場合と同様にしてクランプユニット3aをクランププレート24に取り付ける。このとき、側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bは、第1面24aに接触している。これにより、クランプユニット3aの姿勢が保持される。また、頂面基準ローラー8aおよび頂面基準ローラー8bは、クランププレート24の側面に押し当てられる。これにより、クランプユニット3aの位置が定まる。
次に、作業員は、第3ステップの作業を行う。作業員は、ガイドレール研削装置1aを調整器具23に取り付けた状態において、クランプユニット3aのセットカラー14aおよびセットカラー14bのレバーを緩める。これにより、砥石ユニット4は、クランプユニット3aに対して動かせる状態になる。その後、作業員は、トグルクランプ26によって砥石ユニット4の固定シャフト22aおよび固定シャフト22bの端部を押す。これにより、砥石ユニット4の回転砥石16は、調整器具23の基準プレート25の第2面25aに対して押し付けられる。その状態で、作業員は、セットカラー14aおよびセットカラー14bのレバーを締める。これにより、砥石ユニット4の位置は固定される。このように砥石ユニット4を固定することで、回転砥石16と側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bとの位置関係が高い再現性で調整される。
次に、作業員は、第4ステップの作業を行う。作業員は、クランプユニット3aのクランプ開放ネジ13を回すことによって、調整器具23からガイドレール研削装置1aを取り外す。ここで取り外されたガイドレール研削装置1aは、回転砥石16と側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bとの位置関係が調整されている。
その後、作業員は、回転砥石16と側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bとの位置関係が調整されたガイドレール研削装置1aを用いて、ガイドレール2の研削を行う。
なお、砥石ユニット4がセットカラー14cおよびセットカラー14dによってクランプユニット3aに取り付けられる場合においても、以上の手順と同様にして、回転砥石16と側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bとの位置関係が調整される。
以上に説明したように、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aは、研削ユニットと、走行支持体と、を備える。研削ユニットは、研削手段を有する。研削手段は、ガイドレール2の被研削面に接触して研削する。走行支持体は、第1保持手段と、案内手段と、を有する。第1保持手段は、研削ユニットとの相対位置関係を保つように研削ユニットを保持する。案内手段は、研削ユニットが被研削面に沿って第1方向に移動するようにガイドレール2に接触しながら研削ユニットを案内する。走行支持体において、第1保持手段は、案内手段より第1方向の前方の前端部に設けられる。
また、実施の形態1に係るガイドレール2の研削方法は、ガイドレール研削装置1aを用いて、研削手段が案内手段より進行方向の前方となるように、ガイドレール研削装置1aをガイドレール2に沿って進行方向に移動させる方法である。
案内手段は、研削手段が突起部およびバリなどを研削した後のガイドレール2に接触して研削手段を案内する。このため、ガイドレール研削装置1aの姿勢が一定に保たれる。これにより、研削手段によってガイドレール2がより安定して研削される。また、ガイドレール研削装置1aの移動速度、またはガイドレール研削装置1aによる研削回数などに研削精度が依らないので、作業員による研削精度のばらつきが生じにくい。
また、案内手段は、複数のローラーである。各々のローラーは、ガイドレール2に接触する。各々のローラーは、回転可能である。この例において、各々のローラーは、側面基準ローラー6a、側面基準ローラー6b、側面クランプローラー7、頂面基準ローラー8a、および頂面基準ローラー8bを含む。
ガイドレール2に接触する各々のローラーが回転可能であるので、クランプユニット3aは、ガイドレール2に沿って滑らかに走行できるようになる。これにより、ガイドレール2はより安定して研削される。また、回転可能な各々のローラーによってガイドレール2に接触するため、案内手段の摩耗が生じにくい。また、各々のローラーはガイドレール2に点接触または線接触するので接触面積が小さくなることから、ガイドレール2の表面性状の影響を受けにくい。このため、ガイドレール2の研削精度が低下しにくい。なお、案内手段は、複数のローラーでなくてもよい。案内手段は、例えばガイドレール2に面接触して摺動するブロックであってもよい。
また、研削手段は、円柱形状または円筒形状の金属材の側面に砥粒が電着された回転砥石16である。
回転砥石16は金属材で形成されているので、高い強度を持ち、高い加工精度で加工できる。また、回転砥石16は円柱形状または円筒形状であるので、被研削面に線接触する。このため、回転砥石16の位置の調整の精度が確保しやすくなる。なお、研削手段は、樹脂材料で形成されていてもよい。研削手段は、無端状の研削ベルトであってもよい。
また、研削ユニットは、第1保持手段に着脱可能に保持される。走行支持体は、第2保持手段を有する。第2保持手段は、研削ユニットとの相対位置関係を保つように研削ユニットを着脱可能に保持できる。走行支持体において、第2保持手段は、案内手段より第1方向の後方の後端部に設けられる。
これにより、ガイドレール研削装置1aの進行方向を容易に反転させられる。ガイドレール2の研削を繰り返し行う場合などにおいても、ガイドレール研削装置1aを往復させることが容易になるので、作業効率が高まる。
また、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aの調整方法において、調整器具23が用いられる。調整器具23は、第1面24aおよび第2面25aを有する。第2面25aは、第1面24aに平行な面である。第2面25aは、第1面24aの法線方向の位置が調整可能な面である。ガイドレール研削装置1aの調整方法は、調整器具23を用いて、ガイドレール研削装置1aの案内手段を第1面24aに接触させた状態で、研削手段を第2面25aに押し付けながら研削ユニットを第1保持手段に保持させる方法である。あるいは、ガイドレール研削装置1aの調整方法は、調整器具23を用いて、ガイドレール研削装置1aの案内手段を第1面24aに接触させた状態で、研削手段を第2面25aに押し付けながら研削ユニットを第2保持手段に保持させる方法である。
調整器具23において、第1面24aおよび第2面25aの位置関係は調整されて固定される。ガイドレール研削装置1aは調整器具23を用いて調整されるので、作業員による調整精度のばらつきが生じにくい。また、同じ作業員が繰り返し調整する場合においても、研削手段の位置の調整を高い再現性で行うことができる。これにより、研削手段によってガイドレール2がより安定して研削される。また、研削手段の例である回転砥石16が減径した場合においても、ガイドレール2との位置関係を高い再現性で減径する前の位置関係に調整できる。
なお、ガイドレール2は、鉛直方向に長いものでなくてもよい。ガイドレール2は、水平方向またはその他の方向に長いものであってもよい。
実施の形態2.
実施の形態2において、実施の形態1で開示される例と相違する点について特に詳しく説明する。実施の形態2で説明しない特徴については、実施の形態1で開示される例のいずれの特徴が採用されてもよい。
図9は、実施の形態2に係るガイドレール研削装置1bの斜視図である。
図10は、実施の形態2に係るガイドレール研削装置1bの平面図である。
図9に示されるように、ガイドレール研削装置1bのクランプユニット3bは、磁石27を備える。側面クランプローラー7は、側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bの中間に配置される。磁石27は、表面が側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bよりy軸の正側に位置するように配置される。
頂面基準ローラー8aおよび頂面基準ローラー8bの各々の側面は、ガイドレール2のガイド部2aの頂面2dに接触する。これにより、ガイドレール2に対するガイドレール研削装置1bの位置が定まる。
この例において、ガイドレール研削装置1bは、側面クランプローラーを備えていない。この例において、ガイドレール研削装置1bは、リニアブッシュと、接続シャフトと、側面クランプローラーホルダと、バネと、を備えていない。この例において、ガイドレール研削装置1bは、クランプ開放ネジを備えていない。
図10において、z軸の負側から見たガイドレール研削装置1bが示される。
図10において、ガイドレール2に取り付けられたガイドレール研削装置1bが示される。
磁石27は、ガイドレール2の被研削面からわずかに離れた位置に配置される。これにより、磁石27は、磁力による吸着力をガイドレール2との間に発生させる。ガイドレール研削装置1bのクランプユニット3bは、磁石27とガイドレール2との間の磁力によってガイドレール2に取り付けられる。これにより、ガイドレール2のガイド部2aの側面2cに対するガイドレール研削装置1bの傾きが一定に保たれる。
実施の形態2に係るガイドレール研削装置1bにおいて、磁石27、側面基準ローラー6a、側面基準ローラー6b、頂面基準ローラー8a、および頂面基準ローラー8bは、ガイドレール研削装置1bの姿勢を保つ。磁石27、側面基準ローラー6a、側面基準ローラー6b、頂面基準ローラー8a、および頂面基準ローラー8bは、案内手段の例である。このとき、クランプユニット3bにおいて、リニアブッシュ、接続シャフト、側面クランプローラーホルダ、バネ、およびクランプ開放ネジが必要とされない。このため、ガイドレール研削装置1bの部品点数が抑制され、構成が単純になる。これにより、ガイドレール研削装置1bの材料コスト、および製造コストなどが削減される。また、ガイドレール研削装置1bの重量が軽くなる。これにより、ガイドレール2の研削作業の作業性が向上する。
実施の形態3.
実施の形態3において、実施の形態1または実施の形態2で開示される例と相違する点について特に詳しく説明する。実施の形態3で説明しない特徴については、実施の形態1または実施の形態2で開示される例のいずれの特徴が採用されてもよい。
図11は、実施の形態3に係るガイドレール研削装置1cの斜視図である。
ガイドレール研削装置1cのクランプユニット3cは、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aのクランプユニット3aと同様に、クランプユニットベース部5の中央に側面基準ローラー6aおよび側面基準ローラー6bなどの複数のローラーを備えている。クランプユニット3cは、アーム28aと、アーム28bと、セットカラー14eと、セットカラー14fと、セットカラー14gと、セットカラー14hと、を備える。
アーム28aは、側面基準ローラー6aよりx軸の正側に配置される。アーム28aは、クランプユニット3cのx軸の正側の端部に配置される。アーム28aは、クランプユニットベース部5に取り付けられる。アーム28aの端部は、クランプユニット3cがガイドレール2に取り付けられているときに、ガイドレール2のガイド部2aの頂面2dに対向する。
アーム28bは、側面基準ローラー6bよりx軸の負側に配置される。アーム28bは、クランプユニット3cのx軸の正側の端部に配置される。アーム28bは、クランプユニットベース部5に取り付けられる。アーム28bの端部は、クランプユニット3cがガイドレール2に取り付けられているときに、ガイドレール2のガイド部2aの頂面2dに対向する。
セットカラー14eおよびセットカラー14fは、側面基準ローラー6aよりx軸の正側に配置される。セットカラー14eおよびセットカラー14fは、アーム28aの端部に取り付けられる。セットカラー14eおよびセットカラー14fは、y軸の方向に並ぶ。セットカラー14eは、セットカラー14fよりy軸の正側に配置される。
セットカラー14gおよびセットカラー14hは、側面基準ローラー6bよりx軸の負側に配置される。セットカラー14gおよびセットカラー14hは、アーム28bの端部に取り付けられる。セットカラー14gおよびセットカラー14hは、y軸の方向に並ぶ。セットカラー14gは、セットカラー14hよりy軸の正側に配置される。
セットカラー14eは、固定シャフト22aを通してレバーを締めることで、固定シャフト22aを着脱可能に保持する。セットカラー14fは、固定シャフト22bを通してレバーを締めることで、固定シャフト22bを着脱可能に保持する。すなわち、砥石ユニット4は、固定シャフト22aおよび固定シャフト22bがセットカラー14eおよびセットカラー14fによって保持されることで、クランプユニット3cとの相対位置関係を保つように保持される。
セットカラー14gは、固定シャフト22aを通してレバーを締めることで、固定シャフト22aを着脱可能に保持しうる。セットカラー14hは、固定シャフト22bを通してレバーを締めることで、固定シャフト22bを着脱可能に保持しうる。すなわち、砥石ユニット4は、固定シャフト22aおよび固定シャフト22bがセットカラー14gおよびセットカラー14hによって保持されることで、クランプユニット3cとの相対位置関係を保つように保持される。
セットカラー14eおよびセットカラー14fの組と、セットカラー14gおよびセットカラー14hの組とのうちの一方の組は、第1保持手段の例である。セットカラー14eおよびセットカラー14fの組と、セットカラー14gおよびセットカラー14hの組とのうちの他方の組は、第2保持手段の例である。
この例において、砥石ユニット4は、セットカラー14eおよびセットカラー14fに保持されている。回転砥石16の位置は、側面が被研削面に接触するように調整される。この例において、被研削面は、ガイドレール2のガイド部2aの頂面2dである。回転砥石16は、クランプユニット3cが有する複数のローラーに案内されて、ガイドレール2の被研削面に沿ってガイドレール2の長手方向に移動しながら被研削面を研削する。回転砥石16の回転軸は、y軸の方向に向けられる。
実施の形態3に係るガイドレール研削装置1cは、実施の形態1に係るガイドレール研削装置1aがガイドレール2のガイド部2aの側面2cを研削する場合と同様にして、ガイドレール2のガイド部2aの頂面2dを研削する。なお、例えばガイド部2aの側面2cに接する回転砥石を有する砥石ユニットと、ガイド部2aの頂面2dに接する回転砥石を有する砥石ユニットとの両方をクランプユニットに保持させることなどによって、ガイド部2aの側面2cおよび頂面2dの両方の研削加工が同時に行われてもよい。
本開示に係る研削方法は、鉄道またはエレベーターなどのガイドレールに適用できる。本開示に係るガイドレール研削装置は、当該研削方法に用いられる。本開示に係る調整方法は、当該ガイドレール研削装置の調整に適用できる。
1a、1b、1c ガイドレール研削装置、 2 ガイドレール、 2a ガイド部、 2b 背部、 2c 側面、 2d 頂面、 3a、3b、3c クランプユニット、 4 砥石ユニット、 5 クランプユニットベース部、 6a、6b 側面基準ローラー、 7 側面クランプローラー、 8a、8b 頂面基準ローラー、 9a、9b リニアブッシュ、 10a、10b 接続シャフト、 11 側面クランプローラーホルダ、 12a、12b バネ、 13 クランプ開放ネジ、 14a、14b、14c、14d、14e、14f、14g、14h セットカラー、 15 砥石ユニットベース部、 16 回転砥石、 17 回転砥石軸、 18a、18b 軸受、 19a、19b 軸受保持部、 20 モーター、 21 カップリング、 22a、22b 固定シャフト、 23 調整器具、 24 クランププレート、 24a 第1面、 25 基準プレート、 25a 第2面、 26 トグルクランプ、 27 磁石、 28a、28b アーム

Claims (6)

  1. ガイドレールの被研削面に接触して研削する研削手段を有する研削ユニットと、
    前記研削ユニットとの相対位置関係を保つように前記研削ユニットを保持する第1保持手段を有し、前記研削ユニットが前記被研削面に沿って第1方向に移動するように前記ガイドレールに接触しながら前記研削ユニットを案内する案内手段を有し、前記第1保持手段が前記案内手段より前記第1方向の前方の前端部に設けられる走行支持体と、
    を備え
    前記研削ユニットは、前記第1保持手段に保持されることで前記案内手段より前記第1方向の前方の前端部に配置される
    ガイドレール研削装置。
  2. 前記案内手段は、各々が前記ガイドレールに接触し回転可能な複数のローラーである
    請求項1に記載のガイドレール研削装置。
  3. 前記研削手段は、円柱形状または円筒形状の金属材の側面に砥粒が電着された回転砥石である
    請求項1または請求項2に記載のガイドレール研削装置。
  4. 前記第1保持手段は、前記研削ユニットを着脱可能に保持し、
    前記走行支持体は、前記研削ユニットとの相対位置関係を保つように前記研削ユニットを着脱可能に保持できる第2保持手段を有し、前記第2保持手段が前記案内手段より前記第1方向の後方の後端部に設けられ
    前記研削ユニットは、前記第2保持手段に保持されるときに前記案内手段より前記第1方向の後方の後端部に配置される
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガイドレール研削装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガイドレール研削装置を用いて、前記研削手段が前記案内手段より進行方向の前方となるように、前記ガイドレール研削装置を前記ガイドレールに沿って前記進行方向に移動させる
    ガイドレールの研削方法。
  6. 第1面および前記第1面に平行で前記第1面の法線方向の位置が調整可能な第2面を有する調整器具を用いて、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガイドレール研削装置の前記案内手段を前記第1面に接触させた状態で、前記研削手段を前記第2面に押し付けながら前記研削ユニットを前記第1保持手段に保持させる
    ガイドレール研削装置の調整方法。
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