JP3951470B2 - 電子制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、書換可能な不揮発性メモリを有する電子制御装置に関し、その不揮発性メモリに制御プログラムや各種データを適宜、書込可能な電子制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、所定の制御対象を制御する制御プログラム及び各種データを格納する書換可能な不揮発性メモリを有し、この不揮発性メモリの内容に対して必要に応じて書換処理を実施することができる電子制御装置が知られている。例えば、このものが搭載された車両では、組立完成状態で車種毎に適合する制御プログラム及び各種データを書換可能な不揮発性メモリに対して書込むことができ、極めて汎用性の高い電子制御装置であると言える。つまり、車両の組立完成後では、書換可能な不揮発性メモリに格納されその車両に適合する制御プログラムが電子制御装置内のマイクロコンピュータによって実行され、内燃機関や自動変速機等の制御対象が適切に制御されるのである。
【0003】
ここで、車両の組立完成状態で書換可能な不揮発性メモリに対して車種毎に適合する制御プログラム及び各種データを書込む際には、別途用意されたメモリ書換機が電子制御装置に接続され、通信ライン等を介して電子制御装置内のマイクロコンピュータと接続される。そして、予め設定された書換条件が成立すると、メモリ書換機側から送信される所定の制御プログラム及び各種データがマイクロコンピュータにて受信され、書換可能な不揮発性メモリに対する書換処理が実施される。また、車両の市場への供給後であっても、書換可能な不揮発性メモリを有する電子制御装置は制御プログラム及び各種データに対し必要に応じて書換処理が実施できるため、制御対象における制御内容等の変更にも容易に対処することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電子制御装置において、電源電圧の供給に応じて電源ICからマイクロコンピュータ内の書換可能な不揮発性メモリに対する書換処理を実施するための書込電圧が供給される。この書込電圧が所定電圧まで立上がる途中において、電源ICからマイクロコンピュータを初期化するための初期化信号に何らかの要因で立上がりエッジが発生すると、マイクロコンピュータは書換処理とは別の処理として、例えば、マイクロコンピュータ自身を検査するための固有のテストモード等に移行してしまい、書換可能な不揮発性メモリに対する書換処理を実施しようとしているにも関わらず所望の書換処理が実施できなくなるという不具合が発生することがあった。
【0005】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、書換可能な不揮発性メモリを有する電子制御装置であって、この不揮発性メモリの内容に対する所望の書換処理を適切に実施することができる電子制御装置の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子制御装置によれば、電圧検出手段で検出される書換可能な不揮発性メモリに対する書込電圧が所定電圧に達すると、時間設定手段で設定された所定時間が起動されその所定時間のタイムアップ直後に信号出力手段によりリセット信号が出力される。これにより、電子制御装置にて譬え書換処理以外の別の処理が起動されていても、リセット信号の出力により直ちに不揮発性メモリに対する書換処理の実施可能状態に復帰させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0008】
図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる電子制御装置の全体構成を示すブロック図である。
【0009】
図1において、10は電子制御装置(Electronic Control Unit;以下、単に、『ECU』と記す)であり、ECU10内の入力回路16には図示しない制御対象に配設された各種センサからのセンサ信号が入力される。これら各種センサからのセンサ信号は入力回路16により波形整形処理、A/D変換処理等が実行されたのちマイクロコンピュータ11に入力される。このマイクロコンピュータ11では入力回路16からのセンサ信号に基づき制御対象を制御するための最適な制御量が演算され、その演算結果としての制御信号が出力回路17に出力される。そして、出力回路17からの制御信号により制御対象が制御される。また、ECU10はマイクロコンピュータ11内の制御プログラム及びデータを書換える際に外部接続されるメモリ書換機30との間でデータ通信を行うための通信回路18を備えている。
【0010】
ECU10内のマイクロコンピュータ11は、周知の中央処理装置としてCPU12、制御プログラム及びデータを格納するフラッシュROM13、各種データを格納するスタンバイRAM14、入力回路16及び通信回路18等からの信号を受取ると共に、出力回路17に制御信号を出力するI/O(Input-Output)回路15及びそれらを接続するバスライン等からなる論理演算回路として構成されている。なお、フラッシュROM13は一旦書込まれたプログラムやデータを消去し再度、書込可能なメモリ、即ち、書換可能な不揮発性メモリであり、EEPROM等を用いることもできる。
【0011】
更に、ECU10はマイクロコンピュータ11、入力回路16、出力回路17等に作動電圧5〔V〕等を供給するための電源IC20を備えており、外部スイッチ36を介してバッテリ電源35からの電源電圧+Bが電源IC20に供給される。また、この電源IC20にはECU10に外部接続されたメモリ書換機30に配設されたスイッチ31を介して書換許可信号WFSEが入力される。電源IC20の+B端子からの電源電圧+Bは、作動電圧5〔V〕等の定電圧を生成する定電圧回路21に入力される。この定電圧回路21からの出力信号はパワーオンリセット回路22に入力され、パワーオンリセット回路22からの出力信号はAND回路23に入力される。
【0012】
また、電源IC20の+B端子からの電源電圧+Bとメモリ書換機30からの書換許可信号WFSEとがVpp電圧発生回路24に入力される。そして、Vpp電圧発生回路24で発生されるマイクロコンピュータ11内のフラッシュROM13に対する書込電圧Vppは電源IC20のVpp端子からマイクロコンピュータ11側に出力される。また、Vpp電圧発生回路24からの書込電圧VppはVpp電圧モニタ回路25に入力され、書込電圧Vppの立上がり状態がモニタされる。このVpp電圧モニタ回路25でモニタされる書込電圧Vppが所定電圧以上となるとタイマ回路26が作動され、このタイマ回路26からの出力信号はAND回路23に入力される。そして、パワーオンリセット回路22とタイマ回路26とからの両信号に基づくAND回路23からの出力信号としての初期化信号INITが電源IC20のINIT端子からマイクロコンピュータ11側に出力される。
【0013】
次に、本実施例のECU10において、マイクロコンピュータ11のフラッシュROM13に対する制御プログラム及びデータを書換える際の電源IC20の作動について、図1の全体構成図及び図2のタイムチャートを参照して説明する。
【0014】
図1に示すように、ECU10内のマイクロコンピュータ11のフラッシュROM13に対する制御プログラム及びデータを書換えるために、メモリ書換機30がコネクタ(図示略)を介してECU10内の通信回路18に接続される。このように、メモリ書換機30がECU10内の通信回路18に接続されると、メモリ書換機30とECU10内のマイクロコンピュータ11との間におけるシリアル通信が可能となる。同時に、メモリ書換機30に配設されているスイッチ31の一端がバッテリ電源35に接続され、そのスイッチ31の他端がECU10内の電源IC20のWFSE端子に接続される。
【0015】
このようにして、書換準備完了ののち、まず、図1に示すメモリ書換機30のスイッチ31がOFF(オフ)からON(オン)に切替えられる。これにより、ECU10内の電源IC20のWFSE端子に対する書換許可信号WFSEがL(Low:低)レベルからH(High:高)レベルとなる(図2の時刻t00)。なお、メモリ書換機30による制御プログラム及びデータ書換中はスイッチ31がONのままとされることで、書換許可信号WFSEはHレベルに保持される。
【0016】
次に、図1に示す外部スイッチ36がOFFからONに切替えられることで、ECU10内の電源IC20の+B端子に対してバッテリ電源35が供給され、+B端子の電源電圧+Bが0〔V〕から14〔V〕まで徐々に上昇される(図2の時刻t01〜時刻t04)。この電源電圧+Bが8〔V〕を越えると、図1に示す電源IC20のVpp端子におけるVpp電圧発生回路24からの書込電圧Vppは0〔V〕から7.8〔V〕まで徐々に上昇される(図2の時刻t03〜時刻t05)。
【0017】
また、ECU10内の電源IC20の+B端子に対してバッテリ電源35から電源電圧+Bが供給開始されることで図1に示す定電圧回路21が作動開始され、電源電圧+Bが3.7〔V〕を越えると図1に示すパワーオンリセット回路22が作動されパワーオンリセット時間がセットされる(図2の時刻t02)。そして、パワーオンリセット時間が経過すると、ECU10内の電源IC20のINIT端子における初期化信号INITがLレベルからHレベルとされる(図2の時刻t06)。この時刻t06以降において、メモリ書換機30によるECU10内のマイクロコンピュータ11のフラッシュROM13に対する書換処理の実施可能状態となり、メモリ書換機30からの制御プログラム及びデータによる書換処理が適宜実施される。なお、書込電圧Vppが7.8〔V〕に達する時刻t05では、初期化信号INITはパワーオンリセット時間中のLレベルであって、このときタイマ回路26による後述のタイマ時間がセットされていてもパワーオンリセット時間が経過して初期化信号INITがHレベルとなる時刻t06の方が後となるように設定されているため初期化信号INITに対して何も作用することがないためタイムチャート上に表してない。
【0018】
ここで、何らかの要因により電源電圧+Bが14〔V〕に達したのち時刻t07から徐々に低下し時刻t09で5〔V〕になったとする。この途中において、電源電圧+Bが7.5〔V〕以下となると図1に示すVpp電圧発生回路24による書込電圧Vppがそれまでの7.8〔V〕から0〔V〕にドロップされる(図2の時刻t08)。これにより、メモリ書換機30によるECU10内のマイクロコンピュータ11のフラッシュROM13に対する書換処理の実施不可状態となる。
【0019】
次に、一旦低下した電源電圧+Bが再び時刻t10から上昇に転じ時刻t11で8〔V〕を越え時刻t12で14〔V〕に達している。この電源電圧+Bの遷移状態に応じて書込電圧Vppが0〔V〕から7.8〔V〕まで徐々に上昇される(図2の時刻t11〜時刻t13)。このとき、図1に示すVpp電圧モニタ回路25でVpp電圧発生回路24からの書込電圧Vppがモニタされる。この書込電圧Vppが完全に立上がり7.8〔V〕となると、Vpp電圧モニタ回路25によってタイマ回路26が起動されタイマ時間がセットされる(図2の時刻t13)。
【0020】
そして、図1に示すタイマ回路26によるタイマ時間が時刻t14でタイムアップすると予め設定された所定時間からなるリセット信号がタイマ回路26からAND回路23に出力される。すると、AND回路23からの初期化信号INITがその所定時間だけリセット、即ち、初期化信号INITがそれまでのHレベルから一旦、所定時間だけLレベルに立下がったのち再びHレベルに立上がることとなる(図2の時刻t14〜時刻t15)。この時刻t15以降において、メモリ書換機30によるECU10内のマイクロコンピュータ11のフラッシュROM13に対する書換処理の実施可能状態となり、メモリ書換機30からの制御プログラム及びデータによる書換処理が適宜実施される。
【0021】
更にまた、再び何らかの要因により電源電圧+Bが14〔V〕に達したのち時刻t16から徐々に低下し、時刻t18で5〔V〕になったとする。この途中において、電源電圧+Bが7.5〔V〕以下となると図1に示すVpp電圧発生回路24による書込電圧Vppがそれまでの7.8〔V〕から0〔V〕にドロップされる(図2の時刻t17)。これにより、メモリ書換機30はECU10内のマイクロコンピュータ11のフラッシュROM13に対する書換処理の実施不可状態となる。
【0022】
次に、一旦低下した電源電圧+Bがまた再び時刻t19から上昇に転じ時刻t20で8〔V〕を越え時刻t21で14〔V〕に達している。この電源電圧+Bの遷移状態に応じて書込電圧Vppが0〔V〕から7.8〔V〕まで徐々に上昇される(図2の時刻t20〜時刻t22)。このとき、図1に示すVpp電圧モニタ回路25でVpp電圧発生回路24からの書込電圧Vppがモニタされる。この書込電圧Vppが完全に立上がり7.8〔V〕となると、Vpp電圧モニタ回路25によってタイマ回路26が起動されタイマ時間がセットされる(図2の時刻t22)。
【0023】
そして、図1に示すタイマ回路26によるタイマ時間が時刻t23でタイムアップすると予め設定された所定時間からなるリセット信号がタイマ回路26からAND回路23に出力される。すると、AND回路23からの初期化信号INITがその所定時間だけリセット、即ち、初期化信号INITがそれまでのHレベルから一旦、所定時間だけLレベルに立下がったのち再びHレベルに立上がることとなる(図2の時刻t23〜時刻t24)。
【0024】
ところで、前述したように、図1に示すVpp電圧発生回路24からの書込電圧Vppが、図2の時刻t20の0〔V〕から図2の時刻t22の7.8〔V〕までの上昇途中の所定電圧範囲において、初期化信号INITに図2に示すようなノイズ等が重畳しその立上がりエッジが現れると、ECU10内のマイクロコンピュータ11のフラッシュROM13に対する書換処理を実施しようとしているにも関わらず別の処理として例えば、マイクロコンピュータ11自身のテストモード等に移行してしまうという不都合が起こる可能性があった。
【0025】
これに対して、本実施例によれば、図1に示すVpp電圧発生回路24からの書込電圧Vppが完全に立上がり7.8〔V〕となり、タイマ回路26によるタイマ時間がタイムアップした時点(図2の時刻t23)で、初期化信号INITが所定時間だけリセットされる。これにより、マイクロコンピュータ11が例え書換処理以外の別の処理に移行していたとしても、初期化信号INITがリセットされHレベルとなる時刻t24では、マイクロコンピュータ11は別の処理から抜出され所望の書換処理の実施可能状態に戻される。したがって、時刻t24以降において、メモリ書換機30によるECU10内のマイクロコンピュータ11のフラッシュROM13に対する書換処理が適宜実施されることとなる。
【0026】
上述したように、書換許可信号WFSEがLレベルからHレベルとなり、電源電圧+Bが0〔V〕から14〔V〕に上昇したのちに変動があって、書込電圧Vppが0〔V〕から一旦7.8〔V〕に立上がったのち0〔V〕となりその電圧変動を繰返すような場合であって、書込電圧Vppの立上がり途中に初期化信号INITにノイズ等が重畳し立上がりエッジが発生し、ECU10内のマイクロコンピュータ11によるフラッシュROM13に対する書換処理以外の別の処理が起動されても初期化信号INITが直ちにリセットされHレベルとなる。このため、ECU10内のマイクロコンピュータ11によるフラッシュROM13に対する書換処理以外の別の処理がノイズ等の重畳により起動されたとしても、極めて短い時間で強制的に終了がかかり、マイクロコンピュータ11は本来のフラッシュROM13に対する書換処理の実施可能状態に復帰できることとなる。
【0027】
つまり、図2のタイムチャートにおける時刻t20〜時刻t22に示すように、電源電圧+Bの上昇に伴って遷移する書込電圧Vppが所定電圧範囲(例えば、0.6〜7.5〔V〕)にあるとき、初期化信号INITに何らかの要因でノイズ等の立上がりエッジが生じると、前述したように、マイクロコンピュータ11は書換処理とは別の処理として例えば、マイクロコンピュータ11自身を検査するための固有のテストモード等に移行してしまうこととなる。このテストモード等としては、具体的には、マイクロコンピュータ11の出力端子が正常であるか、CPU12が正常動作しているかを調べるため、特定の出力端子から強制的に所望の出力信号を発生させる処理である。このときの出力状態をみて作業者等はマイクロコンピュータ11、CPU12が正常であるかを知ることができる。ところで、ECU10が車両に組付けられたのち、このようなテストモードに突入した状態となると、マイクロコンピュータ11からの強制的な信号によりインジェクタや点火プラグ等のアクチュエータが駆動され、プログラム等の書込処理を実施している作業者等にとって予期しない車両の動作状態が起こる可能性がある。しかし、本実施例のECU10によれば、電源電圧+Bの挙動によって書込電圧Vppが0〔V〕に一旦ドロップしたのち再上昇されたときには、書込電圧Vppが所定電圧に達したのちタイマ時間が設定され安定した書込電圧Vppとなったのちにリセット信号が発生されて新たな書込処理に移行される。このように、マイクロコンピュータ11がフラッシュROM13の書換処理とは別の処理として例えテストモード等に一旦突入したとしても極めて短い時間(タイマ時間+α)でリセットがかかり強制的な終了が実施されることで、予期しない車両の挙動が長く続くような不具合が回避されている。
【0028】
このように、本実施例のECU10は、所定の制御対象を制御する制御プログラム及び各種データを格納する書換可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュROM13に対する書込電圧Vppを検出するVpp電圧モニタ回路25にて達成される電圧検出手段と、前記電圧検出手段で検出される書込電圧Vppが所定電圧7.8〔V〕になったのちの所定時間としてのタイマ時間を設定するタイマ回路26にて達成される時間設定手段と、前記時間設定手段で設定されたタイマ時間の経過直後にフラッシュROM13に対する書換処理に移行するための初期化信号INITにリセット信号としての立上がりエッジを出力するパワーオンリセット回路22、AND回路23及びタイマ回路26にて達成される信号出力手段とを具備するものである。
【0029】
したがって、ECU10にメモリ書換機30が接続され、外部スイッチ36のONにより電源電圧+Bが徐々に上昇され8〔V〕を越えるとVpp電圧モニタ回路25で検出されるフラッシュROM13に対する書込電圧Vppが上昇開始される。そして書込電圧Vppが所定電圧7.8〔V〕に達すると、タイマ回路26が起動されタイマ時間のタイムアップ直後に初期化信号INITに立上がりエッジが出力される。これにより、ECU10内のマイクロコンピュータ11にて例え書換処理以外の別の処理が起動されていても、初期化信号INITにおけるリセット信号の立上がりエッジを捉え直ちにフラッシュROM13に対する書換処理の実施可能状態に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかるECUの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかかるECUの電源ICにおける各種電圧及び信号の遷移状態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 ECU(電子制御装置)
11 マイクロコンピュータ
13 フラッシュROM(書換可能な不揮発性メモリ)
20 電源IC
22 パワーオンリセット回路(信号出力手段)
23 AND回路(信号出力手段)
25 Vpp電圧モニタ回路(電圧検出手段)
26 タイマ回路(時間設定手段・信号出力手段)
Claims (1)
- 入力回路からの信号に基づき制御対象を制御するための制御量を演算するマイクロコンピュータと、
前記マイクロコンピューに備えられ、前記制御を実行する制御プログラム及び各種データを格納する書換可能な不揮発性メモリと、
作動電圧が供給されると前記マイクロコンピュータにリセット信号として第1のリセット信号を出力する信号出力手段と、
前記作動電圧が所定値以上供給された状態で前記不揮発性メモリに対する書込電圧を発生させる書込電圧発生手段と、
を備え、前記書込電圧が前記マイクロコンピュータに入力された状態で、前記信号出力手段からのリセット信号が解除されると、前記不揮発性メモリの書換処理が実行されるものであって、さらに、
前記不揮発性メモリに対する書込電圧を検出する電圧検出手段と、
前記電圧検出手段で検出される前記書込電圧が所定電圧になったのちの所定時間を設定する時間設定手段と、
を具備し、前記信号出力手段は、前記時間設定手段からの信号に基づき、設定された前記所定時間の経過直後に前記不揮発性メモリに対する書換処理に移行するため、前記リセット信号として第2のリセット信号を出力することを特徴とする電子制御装置。
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