JP4141049B2 - 電子制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、書換可能な不揮発性メモリを有する電子制御装置に関し、その不揮発性メモリに制御プログラムや各種データを適宜、書込可能な電子制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内蔵されたマイクロコンピュータの異常を検出するウォッチドッグタイマ(Watch Dog Timmer:以下、単に『WDT』と記す)による監視機能を備え、書換可能な読出し専用の不揮発性メモリとしてのフラッシュROMを搭載した車両用電子制御装置が知られている。また、この電子制御装置が車両に搭載された状態でフラッシュROMを書換える際に、外部から書換許可信号を入力することでWDTによる監視機能を停止しメモリ書換を行うメモリ書換機とダイアグノーシス(Diagnosis:故障診断)を行う故障診断装置とで通信ラインを兼用させる技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、メモリ書換機は電子制御装置の製造側で車両出荷前等に用いるため独自に設定された書換許可信号端子を備えている。このため、メモリ書換機が電子制御装置に接続され、メモリ書換機からの書換許可信号が電子制御装置側で判別されたのち、メモリ書換機と電子制御装置との間のメモリ書換処理を適切に行うことができる。ところが、車両出荷後に電子制御装置に接続される汎用な故障診断装置にあっては、書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が保証されていないため、以下のような不具合があった。
【0004】
つまり、汎用な故障診断装置では書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が、常時、書換許可状態のON(オン)となっていたり、書換許可状態のONまたは書換不許可状態のOFF(オフ)の不規則なON/OFFの繰返し状態となっている可能性がある。すると、電子制御装置に汎用な故障診断装置を接続して故障診断を実施しようとしても、電子制御装置側が書換モードになってしまって所望の故障診断処理を行うことができないのである。
【0005】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、電子制御装置に汎用な故障診断装置を接続した際、書換許可信号端子に相当する端子の動作状態に関わらず所望の故障診断処理を行うことができる電子制御装置の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の電子制御装置によれば、信号状態検出手段で書換可能な不揮発性メモリの書換えを許可する書換許可信号が常時、書換許可状態であると検出されたにも関わらず書込開始命令が所定時間内に得られないときには、モード復帰手段でマイクロコンピュータにおける監視機能が復活されマイクロコンピュータが新たに初期化されることでメモリ書換手段によるメモリ書換用の書換モードが解除され故障診断用の通常モードで再起動される。そして、モード維持手段によって電源供給が続行されている限り書換許可信号の状態変化が検出されたとしても書換モードへの再突入が禁止されると共に、通常モードが維持される。これにより、電子制御装置に接続される外部接続装置として、書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が不確定である汎用な故障診断装置であっても、電子制御装置との間における所望の故障診断処理が適切に行われるという効果が得られる。
【0007】
請求項2の電子制御装置によれば、信号状態検出手段で書換可能な不揮発性メモリの書換えを許可する書換許可信号が不規則に書換許可状態または書換不許可状態に変化すると検出されたときには、モード復帰手段で書換許可信号が書換許可状態から書換不許可状態となった直後にマイクロコンピュータにおける監視機能が復活されマイクロコンピュータが新たに初期化されることでメモリ書換手段によるメモリ書換用の書換モードが解除され故障診断用の通常モードで再起動される。そして、モード維持手段によって電源供給が続行されている限り書換許可信号の状態変化が検出されたとしても書換モードへの再突入が禁止されると共に、通常モードが維持される。これにより、電子制御装置に接続される外部接続装置として、書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が不確定である汎用な故障診断装置であっても、電子制御装置との間における所望の故障診断処理が適切に行われるという効果が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0009】
図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる電子制御装置が適用され車両に搭載された内燃機関用電子制御装置の全体構成を示すブロック図である。
【0010】
図1において、10は内燃機関制御用電子制御装置(Electronic Control Unit;以下、単に『ECU』と記す)であり、ECU10内の入力回路11には図示しない内燃機関の制御対象に配設された各種センサ31からのセンサ信号が入力される。これら各種センサ31からのセンサ信号は入力回路11により波形成形処理、A/D(アナログ−ディジタル)変換処理等が実行されたのちマイクロコンピュータ20に入力される。このマイクロコンピュータ20では入力回路11からのセンサ信号に基づき内燃機関の運転状態を制御するための様々な処理が実行され最適な制御量が演算され、その演算結果としての制御信号が出力回路12に出力される。
【0011】
そして、出力回路12からの駆動信号に応じて内燃機関に取付けられたインジェクタ(燃料噴射弁)やイグナイタ等の各種アクチュエータ32が制御される。また、ECU10はマイクロコンピュータ20内の制御プログラム及びデータ等のメモリ書換や故障診断を実施する際にシリアル通信ライン33を介して外部接続される外部接続装置40との間でデータ通信を行うための通信回路13、車両のイグニッションスイッチ35のONに伴い供給されるバッテリ36からのバッテリ電圧VBによりマイクロコンピュータ20やECU10内の各部に動作電圧VCC(例えば、5〔V〕)を供給すると共に、後述のフラッシュROM23の記憶内容を書換える際に必要な書込電圧VPP等を出力する電源回路14を備えている。
【0012】
この電源回路14はイグニッションスイッチ35がONされ、動作電圧VCCの供給を開始してからその動作電圧VCCが安定すると見做される所定時間経過したのちマイクロコンピュータ20にリセット(初期化)信号INITを出力するパワーオンリセット機能も有している。また、電源回路14はバッテリ電圧VBがECU10による内燃機関制御ができない所定電圧以下となったことを検出し、電圧低下信号DIをマイクロコンピュータ20側に出力する。そして、電源回路14はマイクロコンピュータ20の異常を監視するWDT機能を内蔵しており、電源回路14ではマイクロコンピュータ20からの周期的な反転信号WDCが正常に入力されているかがモニタされている。更に、電源回路14には、マイクロコンピュータ20がフラッシュROM書換可能状態のとき、所定時間内に外部接続装置40からシリアル通信ライン33を介してマイクロコンピュータ20側に書込開始命令として例えば、100〔ms〕でデューティ比50〔%〕の信号が2秒間継続するような書換通知信号が入力されないとマイクロコンピュータ20からの判定信号WCTが入力される。
【0013】
ECU10内のマイクロコンピュータ20は、周知の中央処理装置としてのCPU21、外部接続装置40からの指令に従ってフラッシュROM23の記憶内容を書換え制御するためのブートプログラム等を格納したマスクROM22、内燃機関を制御するための内燃機関制御プログラム及びこの内燃機関制御プログラムの実行時に参照される内燃機関制御用の制御データを格納するフラッシュROM23、各種データを一時的に格納する揮発性メモリであるRAM24、入力回路11及び通信回路13等からの信号を受取ると共に、出力回路12に制御信号を出力するI/O(Input-Output)回路25、モード判定回路26及びそれらを接続するバスライン等からなる論理演算回路として構成されている。
【0014】
なお、マスクROM22は一旦書込まれたプログラムの書換えが不可能な読出専用の不揮発性メモリである。また、フラッシュROM23は書込電圧VPPが供給された状態で一旦書込まれたプログラムやデータを電気的に消去し再度、書込可能なメモリ、即ち、書換可能な不揮発性メモリである。そして、モード判定回路26は書込電圧VPPが所定電圧以上でありフラッシュROM23が書換可能状態でマイクロコンピュータ20のリセットが解除されたことを判定するものである。また、マスクROM22とフラッシュROM23との何れか1つの制御が実行されたのちでは、マイクロコンピュータ20が再リセットされない限りその制御が切換えられない構成である。
【0015】
次に、ECU10内の電源回路14の詳細な構成を示す図2を参照して説明する。
【0016】
図2に示すように、電源回路14は主として、VB電圧モニタ回路14a、VPPレギュレート回路14b、VCCレギュレート回路14c、INITコントロール回路14d、WDT回路14e、VPP立下がりラッチ回路14f、WCT立上がりラッチ回路14g及びANDゲートやNOTゲート等からなる論理回路にて構成されている。
【0017】
このうち、VB電圧モニタ回路14aは、バッテリ電圧VBが所定電圧以上であるかをモニタする回路である。また、VPPレギュレート回路14bは、バッテリ電圧VBが所定電圧以上であり、かつ書換許可信号WFSEが入力されているときのみ書込電圧VPPをマイクロコンピュータ20に供給する回路である。そして、VCCレギュレート回路14cは、バッテリ電圧VBの供給に応じてマイクロコンピュータ20やECU10内の各部に動作電圧VCC(例えば、5〔V〕)を供給する回路である。
【0018】
更に、INITコントロール回路14dは、バッテリ電圧VBの供給によるVCCレギュレート回路14cからの動作電圧VCCが所定電圧以上となるとリセット信号INITをマイクロコンピュータ20側に出力すると共に、後述のWDT回路14eからの出力信号によりリセット信号INITをマイクロコンピュータ20側に出力する回路である。また、WDT回路14eはマイクロコンピュータ20から所定時間毎に反転される周期的な反転信号WDCが入力される度にWDTカウンタをリセットさせ、このWDTカウンタが所定値以上となるとINITコントロール回路14dに信号を出力する回路である。
【0019】
そして、VPP立下がりラッチ回路14fは、VPPレギュレート回路14bから書込電圧VPPが供給開始されたのち、書換許可信号WFSEが何らかの要因でOFFとなったときのVPPレギュレート回路14bからの書込電圧VPPの立下がりタイミングを捉えて書込電圧VPPが再度供給されないようにする回路である。また、WCT立上がりラッチ回路14gは、マイクロコンピュータ20がフラッシュROM書換可能状態のとき、所定時間内に外部接続装置40からマイクロコンピュータ20側に書換通知信号が入力されないときのマイクロコンピュータ20からの判定信号WCTの入力タイミングを捉えてWDT回路14eに信号を出力し、INITコントロール回路14dからリセット信号INITをマイクロコンピュータ20側に出力する回路である。
【0020】
次に、ECU10に接続された外部接続装置40としての故障診断装置における書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が正常な、即ち、書換許可信号WFSEが常時「OFF」であるときの電源回路14における各信号等の遷移状態を示す図3のタイムチャートに基づき、図2を参照して説明する。
【0021】
図3において、イグニッションスイッチ35のスイッチング状態を表すイグニッションスイッチ信号IGSWがONとされると同時にECU10にバッテリ電圧VBが供給開始される(時刻t01)。このバッテリ電圧VBは図2のVB電圧モニタ回路14aにてモニタされており、バッテリ電圧VBが所定電圧Vref1に到達すると電圧低下信号DIが「L(Low)」レベルとされる(時刻t02)。また、バッテリ電圧VBの供給によって図2のVCCレギュレート回路14cから動作電圧VCCが供給される。このとき、書換許可信号WFSEはOFFであり、バッテリ電圧VBの供給による図2のVPPレギュレート回路14bからの書込電圧VPPは「0(V)」、即ち、所定電圧Vref2未満であるため、図2のINITコントロール回路14dからのリセット信号INITがON(解除)とされ、マイクロコンピュータ20内のCPU21は故障診断用の通常モードで起動される(時刻t03)。
【0022】
すると、マイクロコンピュータ20内のフラッシュROM23に記憶されている内燃機関制御プログラムによって所定時間毎に反転される反転信号WDCが入力開始される。この反転信号WDCの立下がりエッジが入力される度に、図2のWDT回路14eのWDTカウンタがリセットされる。ここで、反転信号WDCの立下がりエッジが入力されずWDTカウンタがカウントアップされ所定値αに到達すると、WDT回路14eからINITコントロール回路14dに対して再度、マイクロコンピュータ20にリセット信号INITを出力するよう指示される。
【0023】
マイクロコンピュータ20からの判定信号WCTは故障診断用の通常モードではOFFに設定される。この判定信号WCTはメモリ書換用の書換モードで作動され、所定時間ΔT1 (時刻t03〜t04)内に外部接続装置40側からシリアル通信ライン33を介して書換通知信号が入力されないときのみONとされる。そして、判定信号WCTがONとされると、VB電圧モニタ回路14aからの出力信号と書換許可信号WFSEとで設定されるWDT回路14eに対する停止要求信号が無効となり常時、WDT回路14eが作動されることとなる。このようにして、マイクロコンピュータ20は故障診断用の通常モードにて、ECU10と外部接続装置40としての故障診断装置との間におけるシリアル通信ライン33を用いたシリアル信号SILによる故障診断通信(時刻t05〜t06)が適切に行われる。
【0024】
次に、ECU10に接続された外部接続装置40としてのメモリ書換機における書換許可信号端子の動作状態が正常な、即ち、書換許可信号WFSEが常時 「ON」であるときの電源回路14における各信号等の遷移状態を示す図4のタイムチャートに基づき、図2を参照して説明する。
【0025】
図4において、イグニッションスイッチ信号IGSWがONとされると同時にECU10にバッテリ電圧VBが供給開始される(時刻t11)。このバッテリ電圧VBは図2のVB電圧モニタ回路14aにてモニタされており、バッテリ電圧VBが所定電圧Vref1に到達すると電圧低下信号DIが「L」レベルとされる(時刻t12)。また、バッテリ電圧VBの供給によって図2のVCCレギュレート回路14cから動作電圧VCCが供給される。このとき、書換許可信号WFSEはONであり、バッテリ電圧VBの供給による図2のVPPレギュレート回路14bからの書込電圧VPPが所定電圧Vref2に到達すると、図2のINITコントロール回路14dからのリセット信号INITがONとされ、マイクロコンピュータ20内のCPU21はメモリ書換用の書換モードで起動される(時刻t13)。このとき、反転信号WDCは「OFF」のままで出力反転されない。
【0026】
また、図2のWDT回路14eはVB電圧モニタ回路14aからの出力信号と書換許可信号WFSEとによりその機能が停止され、WDTカウンタがカウントアップされないため常に、INITコントロール回路14dに対してマイクロコンピュータ20にリセット信号INITを出力するよう指示しないこととなる。
【0027】
マイクロコンピュータ20からの判定信号WCTはメモリ書換用の書換モードではOFFであり、所定時間ΔT1 (時刻t13〜t14)内に外部接続装置40としてのメモリ書換機側からシリアル通信ライン33を介して書換通知信号が入力されないときのみONとされる。この場合には、所定時間ΔT1 (時刻t13〜t14)内に書換通知信号の入力があるため判定信号WCTはOFFのままであり、VB電圧モニタ回路14aからの出力信号と書換許可信号WFSEとで設定されるWDT回路14eに対する停止要求信号が無効となり常時、WDT回路14eが作動されることとなる。このようにして、マイクロコンピュータ20はメモリ書換用の書換モードにて、ECU10と外部接続装置40としてのメモリ書換機との間におけるシリアル通信ライン33を用いたメモリ書換機からの指令に従ってマスクROM22に記憶されているフラッシュROM23の記憶内容を書換え制御するためのブートプログラムが実行され、フラッシュROM23の記憶内容を書換えるためのシリアル信号SILによるフラッシュROM書換通信(時刻t15〜t16)が適切に行われる。
【0028】
次に、ECU10に接続された外部接続装置40としての故障診断装置における書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が異常な、即ち、書換許可信号WFSEが常時「ON」であるときの電源回路14における各信号等の遷移状態を示す図5のタイムチャートに基づき、図2を参照して説明する。
【0029】
図5において、イグニッションスイッチ信号IGSWがONとされると同時にECU10にバッテリ電圧VBが供給開始される(時刻t21)。このバッテリ電圧VBは図2のVB電圧モニタ回路14aにてモニタされており、バッテリ電圧VBが所定電圧Vref1に到達すると電圧低下信号DIが「L」レベルとされる(時刻t22)。また、バッテリ電圧VBの供給によって図2のVCCレギュレート回路14cから動作電圧VCCが供給される。このとき、書換許可信号WFSEはONであり、バッテリ電圧VBの供給による図2のVPPレギュレート回路14bからの書込電圧VPPが所定電圧Vref2に到達すると、図2のINITコントロール回路14dからのリセット信号INITがONとされ、マイクロコンピュータ20内のCPU21はメモリ書換用の書換モードで起動される(時刻t23)。このとき、反転信号WDCは「OFF」のままで出力反転されない。
【0030】
また、図2のWDT回路14eはVB電圧モニタ回路14aからの出力信号と書換許可信号WFSEとによりその機能が停止され、WDTカウンタがカウントアップされない。そして、マイクロコンピュータ20からの判定信号WCTはメモリ書換用の書換モードではOFFであるが、この場合には所定時間ΔT1 (時刻t23〜t24)内に外部接続装置40としての故障診断装置側からシリアル通信ライン33を介して書換通知信号が入力されないためONとされる(時刻t24)。すると、VPPレギュレート回路14bからマイクロコンピュータ20への書込電圧VPPの供給が停止される。また、図2のWCT立上がりラッチ回路14gからの出力信号によりVB電圧モニタ回路14aからの出力信号と書換許可信号WFSEとで設定されるWDT回路14eに対する停止要求信号が無効となり常時、WDT回路14eが作動されることとなる。
【0031】
WDT回路14eが作動されるとWDTカウンタがカウントアップ開始されるが、メモリ書換用の書換モードではマイクロコンピュータ20から反転信号WDCが出力されないためWDTカウンタが所定値αに到達される。このため、WDT回路14eからINITコントロール回路14dに再度リセット要求が出力されリセット信号INITが再びONとされる(時刻t25)。このリセット信号INITの再ON時では、書込電圧VPPが所定電圧Vref2未満となっており、マイクロコンピュータ20は故障診断用の通常モードで再起動され、ECU10と外部接続装置40としての故障診断装置との間におけるシリアル通信ライン33を用いたシリアル信号SILによる故障診断通信(時刻t26〜t27)が適切に行われる。
【0032】
次に、ECU10に接続された外部接続装置40としての故障診断装置における書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が異常な、即ち、書換許可信号WFSEが不規則に「ON」/「OFF」するときの電源回路14における各信号等の遷移状態を示す図6のタイムチャートに基づき、図2を参照して説明する。
【0033】
図6において、イグニッションスイッチ信号IGSWがONとされると同時にECU10にバッテリ電圧VBが供給開始される(時刻t31)。このバッテリ電圧VBは図2のVB電圧モニタ回路14aにてモニタされており、バッテリ電圧VBが所定電圧Vref1に到達すると電圧低下信号DIが「L」レベルとされる(時刻t32)。また、バッテリ電圧VBの供給によって図2のVCCレギュレート回路14cから動作電圧VCCが供給される。このとき、書換許可信号WFSEはONであり、バッテリ電圧VBの供給による図2のVPPレギュレート回路14bからの書込電圧VPPが所定電圧Vref2に到達すると、図2のINITコントロール回路14dからのリセット信号INITがONとされ、マイクロコンピュータ20内のCPU21はメモリ書換用の書換モードで起動される(時刻t33)。このとき、反転信号WDCは「OFF」のままで出力反転されない。
【0034】
また、図2のWDT回路14eはVB電圧モニタ回路14aからの出力信号と書換許可信号WFSEとによりその機能が停止され、WDTカウンタがカウントアップされない。そして、マイクロコンピュータ20からの判定信号WCTはメモリ書換用の書換モードではOFFである。このような状態のときに、書換許可信号WFSEがONからOFFとされると(時刻t34)、VPPレギュレート回路14bからマイクロコンピュータ20への書込電圧VPPの供給が停止されると共に、WDT回路14eが作動開始される。
【0035】
WDT回路14eが作動されるとWDTカウンタがカウントアップ開始されるが、メモリ書換用の書換モードではマイクロコンピュータ20から反転信号WDCが出力されないためWDTカウンタが所定値αに到達される。このため、WDT回路14eからINITコントロール回路14dに再度リセット要求が出力されリセット信号INITが再びONとされる(時刻t35)。このリセット信号INITの再ON時では、書込電圧VPPが所定電圧Vref2未満となっており、マイクロコンピュータ20は故障診断用の通常モードで再起動され、ECU10と外部接続装置40としての故障診断装置との間におけるシリアル通信ライン33を用いたシリアル信号SILによる故障診断通信(時刻t36〜t37)が適切に行われる。
【0036】
次に、ECU10に書換許可信号端子の動作状態が正常な、即ち、書換許可信号WFSEが常時「ON」である外部接続装置40としてのメモリ書換機を接続したメモリ書換途中で、バッテリ電圧VBが所定電圧Vref1を下回ったときの電源回路14における各信号等の遷移状態を示す図7のタイムチャートに基づき、図2を参照して説明する。
【0037】
図7において、イグニッションスイッチ信号IGSWがONとされると同時にECU10にバッテリ電圧VBが供給開始される(時刻t41)。このバッテリ電圧VBは図2のVB電圧モニタ回路14aにてモニタされており、バッテリ電圧VBが所定電圧Vref1に到達すると電圧低下信号DIが「L」レベルとされる(時刻t42)。また、バッテリ電圧VBの供給によって図2のVCCレギュレート回路14cから動作電圧VCCが供給される。このとき、書換許可信号WFSEはONであり、バッテリ電圧VBの供給による図2のVPPレギュレート回路14bからの書込電圧VPPが所定電圧Vref2に到達すると、図2のINITコントロール回路14dからのリセット信号INITがONとされ、マイクロコンピュータ20内のCPU21はメモリ書換用の書換モードで起動される(時刻t43)。このとき、反転信号WDCは「OFF」のままで出力反転されない。
【0038】
また、図2のWDT回路14eはVB電圧モニタ回路14aからの出力信号と書換許可信号WFSEとによりその機能が停止され、WDTカウンタがカウントアップされない。そして、マイクロコンピュータ20からの判定信号WCTはメモリ書換用の書換モードではOFFであり、所定時間ΔT1 (時刻t43〜t44)内に外部接続装置40としてのメモリ書換機側からシリアル通信ライン33を介して書換通知信号の入力があるため判定信号WCTはOFFのままである。このような状態のときに、バッテリ電圧VBが所定電圧Vref1未満に低下すると(時刻t45)、VB電圧モニタ回路14aからの電圧低下信号DIが「H(High)」レベルとされると共に、VPPレギュレート回路14bからマイクロコンピュータ20への書込電圧VPPの供給が停止され、WDT回路14eが作動開始される。
【0039】
WDT回路14eが作動されるとWDTカウンタがカウントアップ開始されるが、メモリ書換用の書換モードではマイクロコンピュータ20から反転信号WDCが出力されないためWDTカウンタが所定値αに到達される。このため、WDT回路14eからINITコントロール回路14dに再度リセット要求が出力されリセット信号INITが再びONとされる(時刻t48)。このリセット信号INITの再ON時では、書込電圧VPPが所定電圧Vref2未満となっており、マイクロコンピュータ20は故障診断用の通常モードで再起動されるととなる。このとき、ECU10内のマイクロコンピュータ20に外部接続装置40としてのメモリ書換機側からの書換許可信号WFSEがONでメモリ書換処理が要求されていると、故障診断用の通常モード中であることがシリアル通信ライン33を介してマイクロコンピュータ20側からメモリ書換機側に返答される。このため、メモリ書換機側でECU10がメモリ書換用の書換モードに入っていないことが検出される。この旨がメモリ書換機側に表示され、作業者等はECU10と外部接続装置40としてのメモリ書換機との間におけるシリアル通信ライン33を用いたシリアル信号SILによるフラッシュROM書換通信(時刻t47〜t49)が正常に完了していないことを知ることができる。
【0040】
このように、本実施例の電子制御装置としてのECU10は、書換可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュROM23を有するマイクロコンピュータ20と、フラッシュROM23の書換えを許可する書換許可信号WFSEの状態を検出するECU10内の電源回路14にて達成される信号状態検出手段と、書換許可状態では前記マイクロコンピュータの監視機能を停止してフラッシュROM23の内容を書換えるECU10にて達成されるメモリ書換手段と、前記信号状態検出手段で検出される書換許可信号WFSEが常時、書換許可状態の「ON」であり、かつ書込開始命令としての書換通知信号が所定時間ΔT1 内に得られないときには、マイクロコンピュータ20における反転信号WDCによる監視機能を復活させ、リセット信号INITによる新たな初期化によって故障診断用の通常モードに復帰させるECU10内の電源回路14にて達成されるモード復帰手段と、前記モード復帰手段でマイクロコンピュータ20が通常モードに復帰されたのち、電源供給が続行されている限りは、前記信号状態検出手段で書換許可信号WFSEの状態変化が検出されてもフラッシュROM23に対するメモリ書換用の書換モードへの再突入を禁止すると共に、通常モードを維持するECU10内の電源回路14にて達成されるモード維持手段とを具備するものである。
【0041】
つまり、ECU10に接続される外部接続装置40からの書換許可信号端子に相当する端子からの書換許可信号WFSEが常時ONでマイクロコンピュータ20に対するメモリ書換用の書換モードが指示されているにも関わらずECU10側で書換通知信号が所定時間ΔT1 内に得られないときには、外部接続装置40はその書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が不確定である汎用な故障診断装置であると想定される。このため、ECU10ではマイクロコンピュータ20からの所定時間毎に反転する周期的な反転信号WDCによる監視機能を復活させリセット信号INITがマイクロコンピュータ20に新たに出力される。すると、マイクロコンピュータ20がメモリ書換用の書換モードから再起動により故障診断用の通常モードとされる。そして、こののち電源供給が続行されている限り書換許可信号WFSEの状態変化が検出されたとしても書換モードへの再突入が禁止されると共に、通常モードが維持される。これにより、ECU10に接続される外部接続装置40として、書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が不確定である汎用な故障診断装置であっても、ECU10との間における所望の故障診断処理を適切に行うことができる。
【0042】
また、本実施例の電子制御装置としてのECU10は、書換可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュROM23を有するマイクロコンピュータ20と、フラッシュROM23の書換えを許可する書換許可信号WFSEの状態を検出するECU10内の電源回路14にて達成される信号状態検出手段と、書換許可状態では前記マイクロコンピュータの監視機能を停止してフラッシュROM23の内容を書換えるECU10にて達成されるメモリ書換手段と、前記信号状態検出手段で検出される書換許可信号WFSEが不規則に書換許可状態の「ON」または書換不許可状態の「OFF」に変化するときには、書換許可信号WFSEが書換許可状態の「ON」から書換不許可状態の「OFF」となった直後にマイクロコンピュータ20における反転信号WDCによる監視機能を復活させ、新たな初期化によって故障診断用の通常モードに復帰させるECU10内の電源回路14にて達成されるモード復帰手段と、前記モード復帰手段でマイクロコンピュータが前記通常モードに復帰されたのち、電源供給が続行されている限りは、前記信号状態検出手段で書換許可信号WFSEの状態変化が検出されてもフラッシュROM23に対するメモリ書換用の書換モードへの再突入を禁止すると共に、通常モードを維持するECU10内の電源回路14にて達成されるモード維持手段とを具備するものである。
【0043】
つまり、ECU10に接続される外部接続装置40からの書換許可信号端子に相当する端子からの書換許可信号WFSEが不規則にON/OFFに変化するようなときには、外部接続装置40はその書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が不確定である汎用な故障診断装置であると想定される。このため、ECU10では外部接続装置40の書換許可信号WFSEが書換許可状態のONから書換不許可状態のOFFとなった直後にマイクロコンピュータ20からの所定時間毎に反転する周期的な反転信号WDCによる監視機能を復活させリセット信号INITがマイクロコンピュータ20に新たに出力される。すると、マイクロコンピュータ20がメモリ書換用の書換モードから故障診断用の通常モードで再起動され、こののち電源供給が続行されている限り書換許可信号WFSEの状態変化が検出されたとしても書換モードへの再突入が禁止されると共に、通常モードが維持される。これにより、ECU10に接続される外部接続装置40として、書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が不確定である汎用な故障診断装置であっても、ECU10との間における所望の故障診断処理を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる電子制御装置が適用され車両に搭載されたECUの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかかる電子制御装置で使用されているECU内の電源回路の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかかる電子制御装置で使用されているECUに書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が正常な故障診断装置を接続したときの電源回路における各信号等の遷移状態を示すタイムチャートである。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかかる電子制御装置で使用されているECUに書換許可信号端子の動作状態が正常なメモリ書換機を接続したときの電源回路における各信号等の遷移状態を示すタイムチャートである。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の一実施例にかかる電子制御装置で使用されているECUに書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が異常で常時、ONである故障診断装置を接続したときの電源回路における各信号等の遷移状態を示すタイムチャートである。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の一実施例にかかる電子制御装置で使用されているECUに書換許可信号端子に相当する端子の動作状態が異常で不規則にON/OFFする故障診断装置を接続したときの電源回路における各信号等の遷移状態を示すタイムチャートである。
【図7】 図7は本発明の実施の形態の一実施例にかかる電子制御装置で使用されているECUに書換許可信号端子の動作状態が正常なメモリ書換機を接続したメモリ書換途中で、バッテリ電圧が所定電圧を下回ったときの電源回路における各信号等の遷移状態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 ECU(電子制御装置)
14 電源回路
20 マイクロコンピュータ
22 マスクROM
23 フラッシュROM(書換可能な不揮発性メモリ)
Claims (2)
- 書換可能な不揮発性メモリを有するマイクロコンピュータと、
前記不揮発性メモリの書換えを許可する書換許可信号の状態を検出する信号状態検出手段と、
前記書換許可状態では前記マイクロコンピュータの監視機能を停止して前記不揮発性メモリの内容を書換えるメモリ書換手段と、
前記信号状態検出手段で検出される前記書換許可信号が常時、書換許可状態で書換許可を示す信号レベルを継続しているとき、かつ、前記マイクロコンピュータに所定値以上の書込電圧が印加され書換モードで起動されてから所定時間内に書込開始指令が得られないときには、前記マイクロコンピュータにおける監視機能を復活させ、前記監視機能による監視状態が前記マイクロコンピュータをリセットする必要のある特定状態となることで、前記マイクロコンピュータをリセットさせることによって故障診断用の通常モードに復帰させるモード復帰手段と、
前記モード復帰手段で前記マイクロコンピュータが前記通常モードに復帰されたのち、電源供給が続行されている限りは、前記信号状態検出手段で前記書換許可信号の状態変化が検出されても前記不揮発性メモリに対するメモリ書換用の書換モードへの再突入を禁止すると共に、前記通常モードを維持するモード維持手段と
を具備することを特徴とする電子制御装置。 - 書換可能な不揮発性メモリを有するマイクロコンピュータと、
前記不揮発性メモリの書換えを許可する書換許可信号の状態を検出する信号状態検出手段と、
前記書換許可状態では前記マイクロコンピュータの監視機能を停止して前記不揮発性メモリの内容を書換えるメモリ書換手段と、
前記信号状態検出手段で前記書換信号の信号レベルが変化することを検出して、前記書換許可信号が不規則に変化することを判断し、前記書換許可信号が不規則に書換許可状態または書換不許可状態に変化するときには、前記監視機能による監視状態が前記マイクロコンピュータをリセットする必要のある特定状態となることで、前記マイクロコンピュータをリセットさせることによって故障診断用の通常モードに復帰させるモード復帰手段と、
前記モード復帰手段で前記マイクロコンピュータが前記通常モードに復帰されたのち、電源供給が続行されている限りは、前記信号状態検出手段で前記書換許可信号の状態変化が検出されても前記不揮発性メモリに対するメモリ書換用の書換モードへの再突入を禁止すると共に、前記通常モードを維持するモード維持手段と
を具備することを特徴とする電子制御装置。
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