JP3951380B2 - 制動力制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に用いられる制動力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の制動装置の一例として、ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキぺダル操作量検出手段と、リザーバに蓄えられたブレーキ液を倍力してアキュムレータに蓄え、供給先へ高い液圧のブレーキ液を供給する液圧供給源と、供給されたブレーキ液圧に応じた制動力を発生するホイールシリンダと、液圧供給源のアキュムレータに連通する入力ポート、ホイールシリンダに連通する出力ポート、及び液圧供給源のリザーバに連通するリリーフポートが開口されたスリーブ内を、出力ポートを入力ポートに連通させる増圧位置と出力ポートをリリーフポートに連通させる減圧位置との間で、ソレノイドの推力に応じて移動するスプールからなる液圧制御弁と、前記ブレーキペダル操作量検出手段の出力に応じて該液圧制御弁のソレノイドの駆動を制御する制動力制御装置とを備えてなる制動装置がある。
そして、上記制動装置において、ホイールシリンダは、通常各車輪毎に対応して複数設けられており、車両を制動する場合には、各車輪の制動力がバランスしたものになることが望まれており、この要望に応えるために、上記ブレーキ液圧により制動力を発生させる制動装置の制動力制御装置では、各ホイールシリンダのブレーキ液圧をモニタし、各車輪の制動力をバランス化させるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、各ホイールシリンダの使用状況によっては、ホイールシリンダに設けられたパッドの摩擦係数(PADμ)が各ホイールシリンダ毎に異なったものとなる。そして、このようなパッドの摩擦係数の異同に対しても、制動力制御装置によって各車輪の制動力について良好なバランス化を図ることが望まれるが、上述したホイールシリンダのブレーキ液圧をモニタするタイプの技術では、ホイールシリンダのブレーキ液圧をバランス化させているだけで、ホイールシリンダのパッドの摩擦係数の変動による発生制動力の変動については、対処できなかった。
【0004】
また、従来技術の他の例として、発明協会公開技報の公技番号88−9669の第2図に示されるように、ステッピングモータがピニオン及びラックを作動することによりパッドをディスクロータに押圧させるホイールシリンダがあり、このようなブレーキ液圧によらずに制動力を発生させるホイールシリンダを備えた制動装置では、ブレーキペダル操作量検出手段の出力に基づいて制動力制御装置がステッピングモータの駆動を制御するようになっている。
このようなブレーキ液圧を利用していない制動装置では、前記ブレーキ液圧のモニタによるホイールシリンダの制動力のバランス化を果たすことができなかった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、制動装置がブレーキ液圧を利用しているか否かにかかわらず、ホイールシリンダに対応したアクチュエータ(前述の制動装置における液圧制御弁の比例ソレノイドやステッピングモータ等)の駆動を制御して、各ホイールシリンダ毎の発生制動力のバランス化を適切に果たすことができる制動力制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、ブレーキペダル操作量検出手段の出力に基づいて、各車輪に設けられているホイールシリンダに対するアクチュエータを駆動制御することによって、該ホイールシリンダによる制動力の発生を制御する制動力制御装置において、
ホイールシリンダに対するアクチュエータ毎にブレーキペダル操作量に応じた駆動データが記憶されている駆動データ記憶手段と、予めブレーキペダル操作量に応じた目標減速度が格納されている目標減速度記憶手段と、車体の減速度を検出する車体減速度検出手段と、各車輪の車輪回転速度を検出する車輪速検出手段と、前記車体減速度検出手段の検出結果と前記目標減速度記憶手段の目標減速度データとを比較する第1の比較手段と、該第1の比較手段の比較結果に基づいて、前記駆動データ記憶手段に記憶されている駆動データを補正し、この補正駆動データを前記駆動データ記憶手段に更新記憶する第1の駆動データ補正手段と、前記車輪速検出手段の検出結果に基づき各車輪毎のスリップ率及び全車輪の平均スリップ率を演算し、車輪毎に当該車輪のスリップ率と平均スリップ率とを比較する第2の比較手段と、該第2の比較手段の比較結果に基づいて、前記駆動データ記憶手段に記憶されている前記補正駆動データを車輪毎に補正し、これらの車輪毎に補正した補正駆動データを前記駆動データ記憶手段に更新記憶する第2の駆動データ補正手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態の制動力制御装置を図面に基づいて説明する。図1は、車両に設けられる制動装置1を模式的に示すものであり、図1中、WFL,WFR,WRL,WRRはそれぞれ車両の左前輪、右前輪、左後輪、右後輪である。左前輪WFL、右前輪WFR、左後輪WRL、右後輪WRRを以下、適宜、車輪Wと総称する。なお、左前輪WFL、右前輪WFR、左後輪WRL、右後輪WRRに対応する位置(左前側、右前側、左後側、右後側)を、以下、適宜、FL,FR,RL,RRというと共に、後述する左前側、右前側、左後側、右後側の部材及びデータ等を示す符号には、位置を明確にする場合、サフィックスを付している(例えば、モータ電流IFL,IFR,IRL,IRR)。
【0008】
前記各車輪Wには各車輪Wと一体に回動するようにディスクロータ(図示せず)と、このロータに後述するパッド5を押圧して制動力を発生するホイールシリンダ2が設けられている。
本実施の形態の場合、ホイールシリンダ2は、ブレーキ液圧を利用しないものとして構成され、ステッピングモータ3(アクチュエータに相当)の回転を、ピニオン及びラック等の動力伝達機構4を介してパッド5の摺動運動に変換して前記ディスクロータの盤面にパッドを押圧当接させ、制動力を発生させる構成となってる。
【0009】
この制動装置1は、さらに、図示しないブレーキペダルに作用する踏力を検出する踏力センサ6と、車体(図示省略)の減速度を検出する減速度センサ(減速度検出手段)7と、各車輪Wの回転速度(車輪速)ωFL,ωFR,ωRL,ωRRを検出する車輪速センサ(車輪速検出手段)8と、図7に示すように踏力(入力信号)Fとこの踏力Fの大きさに応じたホイールシリンダ2に対するモータ3のモータ電流(駆動データ)IFL,FR,RL,RRとの関係を操作量駆動特性Dとして格納するメモリ(駆動データ記憶手段)9と、踏力センサ6、減速度センサ7及び車輪速センサ8からそれぞれの検出値を入力し後述する演算処理を行って前記モータ3を駆動して各車輪Wに制動力を発生させるコントローラ10とを備えている。FL,FR,RL,RRの車輪速センサ8を以下、適宜、車輪速センサ8と総称する。モータ電流IFL,FR,RL,RRは、FL,FR,RL,RRのモータ3にそれぞれ流される電流IFL,IFR,IRL,IRRに対する値であり、以下、適宜、モータ電流IAという。
【0010】
メモリ9に格納されている操作量駆動特性Dは、踏力Fが所定値Aに達するまではモータ電流IA が「0」で、踏力Fが所定値Aに達するとモータ電流IA が急激に大きな値Bになり、踏力Fが所定値Aを超えているときにはモータ電流IA が踏力Fの増加に応じて増加する(本実施の形態では所定の傾きで増加する)特性を示す。ここで、踏力Fが所定値Aに達するまではモータ電流IA を「0」としたのは、踏力Fに対してモータ3が過敏に応答してしまうことを防止してブレーキペダルの操作性を良好なものにするためであり、いわゆる「あそび」の役目をしている。また、踏力Fが所定値Aに達するとモータ電流IA を急激に大きな値Bとなるようにしたのは、あそび後の初期の応答性の改善を図るためである。なお、メモリ9には、車輪W(FL,FR,RL,RRの車輪W)毎に操作量駆動特性Dが格納されている。
メモリ9には、さらに、図8に示すように踏力Fと、これに対応する車体の目標減速度GM とを示す目標減速度特性が格納されている。
【0011】
上述したように構成した制動装置1のコントローラ10の制御構成を、以下に説明する。
図2はコントローラ10のメインルーチンを示すものである。コントローラ10は、イグニッションスイッチ(図示省略)のオン等により演算処理を開始し、踏力−電流値制御サブルーチン(ステップS10 )、減速度による補正サブルーチン(ステップS20 )、車輪速による補正サブルーチン(ステップS30 )を順次、実行し、ステップS30 の処理後に、ステップS10 ,S20 ,S30 の演算処理結果に基づいて得られた電流(モータ電流)IFL,IFR,IRL,IRRを各モータ3に通電させて各モータ3を駆動し、処理をステップS10 に戻って行う。
【0012】
踏力−電流値制御サブルーチンでは、図3に示すように、踏力センサ6が検出する踏力Fを入力し(ステップS11 )、この踏力Fをアドレスとして車輪W(FL,FR,RL,RRの車輪W)毎に図7の操作量駆動特性Dから対応するモータ電流IA を算出し(ステップS12 )、図2のメインルーチンに戻る。
【0013】
減速度による補正サブルーチンでは、図4に示すように、踏力センサ6が検出する踏力F及び減速度センサ7が検出する減速度(車体の減速度)Gが入力される(ステップS21)。そして、踏力Fをアドレスとして図8の目標減速度特性から目標減速度GMを算出する(ステップS22)。
【0014】
次に、目標減速度GM からステップS21 の実際の車体の減速度Gを減算して(GM −G)、目標減速度GM と実際の車体の減速度Gとの差分Gd を算出する(ステップS23 )。
ステップS23 に続くステップS24 では、差分Gd が「0」であるか否か?、すなわち、ブレーキペダルの操作量に対応する制動力が実際にホイールシリンダ2に発生しているか否か?(Gd =0?)の判定を行う。なお、このステップS23 ,S24 で判定基準値0に代えて所定の幅を持たせ、例えば、「−X<Gd <X?」として判定するようにしてもよい。
ステップS24 でYES と判定すると、図2のメインルーチンに戻る。
【0015】
ステップS24でNOと判定すると、差分Gdが0を超えているか否か?、すなわち、ブレーキペダル操作量に対応する制動力に対して実際のホイールシリンダ2に発生している制動力が不足しているか否か?(Gd>0?)を判定する(ステップS25)。ステップS25でYESと判定すると、図9に示すように、メモリ9に記憶されている操作量駆動特性Dの傾きをあらかじめ定めた所定関係で増大補正して同図中に点線で示されるような大きい傾きの補正操作量駆動特性E1を得(ステップS26)、図2のメインルーチンに戻る。ステップS25でNOと判定すると、図9に示すように、メモリ9に記憶されている操作量駆動特性Dの傾きをあらかじめ定めた所定関係で減少補正をして同図中に一点鎖線で示されるような小さい傾きの補正操作量駆動特性E2を得(ステップS27)、図2のメインルーチンに戻る。補正操作量駆動特性E1及び補正操作量駆動特性E2を、以下、第1の補正操作量駆動特性Eという。本実施の形態では、ステップS25が第1の比較手段を、ステップS26,S27が第1の駆動データ補正手段を構成している。
【0016】
車輪速による補正サブルーチンでは、図5に示すように車輪速センサ8が検出した各車輪Wの車輪速ωFL,ωFR,ωRL,ωRR(以下、適宜、車輪速ωと総称する。)を入力し(ステップS31)、車輪速ωに基づいて、各車輪W毎に模擬車体速UFL,UFR,URL,URRを算出する(ステップS32)。
【0017】
次に、ステップS31の各車輪Wの車輪速ω(ωFL,ωFR,ωRL,ωRR)と各車輪Wの模擬車体速UFL,UFR,URL,URRから、次式(1)〜(4)により各車輪Wのスリップ率SFL,SFR,SRL,SRRを算出する(ステップS33)。
SFL=(UFL−ωFL)/UFL(1)
SFR=(UFR−ωFR)/UFR(2)
SRL=(URL−ωRL)/URL(3)
SRR=(URR−ωRR)/URR(4)
【0018】
次に、各車輪Wのスリップ率SFL,SFR,SRL,SRRの平均値(平均スリップ率)SA を次式(5)により算出する(ステップS34 )。
SA =(SFL+SFR+SRL+SRR)/4 (5)
【0019】
次に、平均スリップ率SA と各車輪Wのスリップ率SFL,SFR,SRL,SRRとの差(スリップ率差)SdFL ,SdFR ,SdRL ,SdRR を次式(6)〜(9)により算出する(ステップS35 )。
SdFL =SA −SFL (6)
SdFR =SA −SFR (7)
SdRL =SA −SRL (8)
SdRR =SA −SRR (9)
【0020】
次に、ステップS31 〜S35 の演算結果に基づき、FL,FR,RL,RRの車輪Wを対象にして、この順で車輪W毎に第1の補正操作量駆動特性の補正処理を行う(ステップS36 〜S39 )。本実施の形態では、ステップS36 〜S39 が車輪対応補正手段を構成している。なお、ステップS36 〜S39 は並列処理するようにしてもよい。
【0021】
前記FLの車輪Wを対象にした制動力特性補正処理(ステップS36 )では、図6に示すように、まずスリップ率差SdFL が「0」であるか否か(SdFL =0?)の判定を行う(ステップS361)。ステップS361でYES と判定すると、メインルーチンに戻る。
ステップS361でNOと判定すると、スリップ率差SdFL が0より大きいか否か(SdFL >0?)を判定する(ステップS362)。なお、ステップS361,S362で判定基準値0に代えて所定の幅を持たせ、例えば、「−X<SdFL <X?」として判定するようにしてもよい。
【0022】
ステップS362でYESと判定すると、ステップS26またはS27で求めた図9の第1の補正操作量駆動特性E(点線または一点鎖線の補正操作量駆動特性E1、E2)の場合と同様にして、今度はこの第1の補正操作量駆動特性Eの傾きに比して小さい傾きのFLの補正操作量駆動特性K1を得、この特性K1をメモリ9内に操作量駆動特性Dとして更新記憶する(ステップS363)。ステップS362でNOと判定すると、図9の第1の補正操作量駆動特性E(点線または一点鎖線の補正操作量駆動特性E1、E2)の傾きに比して大きい傾きのFLの補正操作量駆動特性K2を得、FLのK1またはK2から第2の補正操作量駆動特性Kをメモリ9内にFLについての操作量駆動特性Dとして更新記憶する(ステップS364)。本実施の形態では、ステップS361,S362が第2の比較手段を、ステップS363が第2の駆動データ補正手段を構成している。
【0023】
前記ステップS37 ,S38 ,S39 では、前記ステップS361〜S364(FLの車輪Wを対象にしている)と同様の演算が、上述したFR,RL,RRの車輪Wを対象にして行われ、FR,RL,RRの第2の補正操作量駆動特性K(FRの減少側又は増加側補正量駆動特性、RLの減少側又は増加側補正量駆動特性、RRの減少側又は増加側補正量駆動特性)を得、このFR,RL,RRの第2の補正操作量駆動特性Kをメモリ9内に操作量駆動特性Dとして更新記憶する。
ステップS39 の処理が完了すると、図2のメインルーチンに戻り、そのステップS40 で、踏力センサ6の踏力Fをアドレスとして前記ステップS36 〜S39 で更新されたFL,FR,RL,RRの操作量駆動特性Dから対応するモータ電流IFL,IFR,IRL,IRRを算出し、このモータ電流IFL,IFR,IRL,IRRを各モータ3に通電させてモータ3を駆動し、制動力を発生させる。
【0024】
上述したように、減速度センサ7の検出結果(減速度G)に基づいて車輪毎に操作量駆動特性Dを補正して第1の補正操作量駆動特性Eを得、かつこの第1の補正操作量駆動特性Eについて、車輪速センサ8の検出結果に基づいて車輪W毎に補正して車輪W毎の第2の補正操作量駆動特性Kを得、この車輪W毎の第2の補正操作量駆動特性Kを操作量駆動特性Dとして更新記録し、これに基づいて前記モータ3へ通電するので、車輪W毎に車輪速ωに応じて制動力の大きさを調整でき、ひいては仮に各ホイールシリンダ2のパッド5が摩耗してパッド5の摩擦係数(PADμ)が異なった状態になっていたとしても、各車輪Wに作用する制動力の大きさをバランスしたものにすることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成された制動力制御装置であるから、車体減速度検出手段の検出結果と目標減速度記憶手段の目標減速度データとの比較結果に基づいて、前記駆動データ記憶手段に記憶されている駆動データを補正し、この補正駆動データを前記駆動データ記憶手段に更新記憶すると共に、車輪毎のスリップ率と全車輪の平均スリップ率との比較結果に基づいて、駆動データ記憶手段に記憶されている補正駆動データを車輪毎に補正し、これらの車輪毎に補正した補正駆動データに基づいて車輪毎にアクチュエータを駆動制御することが可能であり、これにより車輪毎に制動力の大きさを調整でき、ひいては仮に各ホイールシリンダのパッドが摩耗してパッドの摩擦係数が異なった状態になっていたとしても、各車輪に作用する制動力の大きさをバランスしたものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を模式的に示す図である。
【図2】図1のコントローラのメインルーチンを示すフローチャートである。
【図3】図2の踏力−電流値制御サブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図2の減速度による補正サブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】図2の車輪速による補正サブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図5のステップS36 の内容を示すフローチャートである。
【図7】操作量駆動特性Dを示す図である。
【図8】踏力Fと目標減速度との対応関係を示す特性図である。
【図9】操作量駆動特性D、補正操作量駆動特性E1 ,E2 を示す図である。
【符号の説明】
3 モータ
6 踏力センサ
7 減速度センサ
8 車輪速センサ
9 メモリ
10 コントローラ
W 車輪
Claims (1)
- ブレーキペダル操作量検出手段の出力に基づいて、各車輪に設けられているホイールシリンダに対するアクチュエータを駆動制御することによって、該ホイールシリンダによる制動力の発生を制御する制動力制御装置において、
ホイールシリンダに対するアクチュエータ毎にブレーキペダル操作量に応じた駆動データが記憶されている駆動データ記憶手段と、
予めブレーキペダル操作量に応じた目標減速度が格納されている目標減速度記憶手段と、
車体の減速度を検出する車体減速度検出手段と、
各車輪の車輪回転速度を検出する車輪速検出手段と、
前記車体減速度検出手段の検出結果と前記目標減速度記憶手段の目標減速度データとを比較する第1の比較手段と、該第1の比較手段の比較結果に基づいて、前記駆動データ記憶手段に記憶されている駆動データを補正し、この補正駆動データを前記駆動データ記憶手段に更新記憶する第1の駆動データ補正手段と、
前記車輪速検出手段の検出結果に基づき各車輪毎のスリップ率及び全車輪の平均スリップ率を演算し、車輪毎に当該車輪のスリップ率と平均スリップ率とを比較する第2の比較手段と、該第2の比較手段の比較結果に基づいて、前記駆動データ記憶手段に記憶されている前記補正駆動データを車輪毎に補正し、これらの車輪毎に補正した補正駆動データを前記駆動データ記憶手段に更新記憶する第2の駆動データ補正手段と、
を備えたことを特徴とする制動力制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26284697A JP3951380B2 (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 制動力制御装置 |
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JP26284697A JP3951380B2 (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 制動力制御装置 |
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JPH1178841A JPH1178841A (ja) | 1999-03-23 |
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JP26284697A Expired - Fee Related JP3951380B2 (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 制動力制御装置 |
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1997
- 1997-09-10 JP JP26284697A patent/JP3951380B2/ja not_active Expired - Fee Related
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