JP3951263B2 - 空気調和機用排水ポンプの制御方法及びその空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機のドレンパン(水受け皿)に溜まったドレン水を排水するためのドレンポンプ(排水ポンプ)の構造と、ドレンポンプの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機の冷房運転時には、室内側熱交換器の表面に多量の結露が発生し、それがドレン化して滴下するため、このドレンを機外に排出するために、一般に、室内側熱交換器の底部にドレンパン(水受け皿)が設けられている。そして、ドレンパンに溜まったドレン水を排水するためにドレンポンプ(排水ポンプ)が設けられ、このドレンポンプにより、ドレンを室外に排出するようにしている。
【0003】
このようなドレンポンプとして、たとえば、特開平2001−123977号公報に記載されたものがある。
これを図12により簡単に説明すると、図12において、符号01はポンプ本体02内に形成されたポンプ室を、符号03は吸入口、04は排出口、05はモータを示している。符号06はドレン水ガイド部を示しており、このドレン水ガイド部06の内側に、シャフト07が軸芯方向に向かって伸びるとともに内端部がシャフト07から離れて位置する複数の羽根部材を有するインペラ08が取り付けられ、シャフト07の下方に、軸方向に沿って板状の補助羽根09が取り付けられている。各羽根部材の下端部がド−ナツ状のドレンガイド板で連結され、補助羽根09との間に中空部を有するドレンガイド面010が形成されていて、ポンプ本体で形成される自由表面が羽根部材によりかき乱されるのを抑制し、気泡の発生や騒音、振動を逓減できるようになっている。このようなポンプを備えた空気調和機用排水ポンプとして、図11に示す装置が提案されている。なお、図11に示すポンプは、後述の本発明の実施形態のものとその一部が類似する構成となっているので、図11には図1乃至図9に示すものと同じ部材には同じ符号を付し、ここでは説明を省略した。
【0004】
また、ドレンポンプの運転制御装置として、特開平6−221596号公報に記載されたようなものが知られている。
これを図13により説明すると、符号003はドレンパン002内に溜まったドレン水001を排出するためのドレンポンプを示しており、このドレンポンプ003は上部位置検出用サーミスタ008および下部位置検出用サーミスタ009で検出されたドレン水水位信号により運転制御装置されるようになっている。図13中の符号004は吸い込み口、005は排出口、006は排水管、007は排水口、020は上部位置検出用サーミスタ008および下部位置検出用サーミスタ009が内在する防波筒、021は制御器を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図13に示すようなドレンポンプの運転制御装置は、ドレンパン内の水位の検出にサーミスタを用いているため、ドレンパン内の水面が振動すると水位検出が不正確になるという問題点がある。
【0006】
このほか、ドレンパン内にフロートを設けてドレンパン内の水位が上がってきたら作動するフロート式スイッチや、上部から管のような物を配置してなる圧力センサ(スイッチ)等も知られている。しかし、どちらも取付け場所について回るのが、ゴミや埃等の問題である。すなわち、ドレンパンの底にゴミ(砂など)が沈殿すると水がなくても有るように作動したりすることがある。
【0007】
また、上部から配置されるフロート式スイッチや圧力センサ(スイッチ)は、圧力を受けて動くフロートや圧力を導入する管部分等に浮遊ゴミが付着すると動かなかったり塞がってしまったりして、それらの検出信号ではなかなかうまく制御できないという問題点がある。
【0008】
更に、排水ポンプが定格回転数(電圧)で通常モードの動作をしているとき、どんどん排水するが、ドレンパンのドレン水位が下がり、吐出圧力が下がってバランス状態になって排水の必要がない時でも、排水ポンプの回転数は一定であり、余分の消費電力を使用し、騒音や振動も発生したままである。
【0009】
本発明は、排水ポンプにおいて、その制御のためにドレンポンプの排水水頭圧の検出に圧力センサを用いるとともに、圧力センサをポンプ本体あるいは吐出口もしくは排水配管中に設けることによって、ゴミの少ないドレン水の排水水頭圧の正確な測定を可能にする。また、圧力センサで検出された排水水頭圧及びポンプ駆動用直流モータの回転数を検出することによってドレンパンに溜るドレン水の排出の要否を判断し、排出の必要がないときは、ドレンポンプの回転数を低減するようにした空気調和機用排水ポンプの制御方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、内部に羽根部材を回転可能に内蔵するポンプ部と前記羽根部材を駆動するとともにモータの回転数を検出する回転検出部を有する直流モータを備えた排水ポンプをドレンパンに配設し、前記ポンプ部から排出される排水水頭圧を検出する圧力検出部を備える空気調和機の排水ポンプの制御方法において、前記排水ポンプの運転開始時には定格回転数で運転し、前記運転開始時の排水水頭圧と回転数と所定時間経過後の排水水頭圧と回転数とをそれぞれ比較し、排水水頭圧には変化がなく回転数が増加した場合には前記ドレンパンに溜るドレンの水位低下と判断し、水位低下と判断した場合には前記直流モータの回転数を下げることを課題解決の手段としている。
請求項2の発明は、前記直流モータの回転数を下げる過程において、前記排水水頭圧が下がり始めたときの回転数である第2回転数で前記排水ポンプを運転し、前記第2回転数で運転中に回転数の減少及び排水水頭圧が増加した場合には前記ドレンパンの水位増加と 判断し、水位増加と判断した場合には前記直流モータの回転数を前記定格回転数にすることを課題解決の手段としている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の空気調和機用排水ポンプの制御方法により制御する空気調和機を構成することを課題解決の手段としている。
【0011】
請求項1の発明によれば、圧力センサで検出された排水水頭圧及びポンプ駆動用直流モータの回転数を検出してその検出した回転数によってドレンパンに溜るドレン水の排出の要否を判断し、排出の必要がないときはドレンポンプの回転数を低減するようにしたので、空気調和機の余分な消費電力の使用がなくなり、騒音や振動も低減される。
【0012】
請求項2の発明によれば、圧力センサで検出された排水水頭圧及びポンプ駆動用直流モータの回転数を検出してその検出した回転数によってドレンパンに溜るドレン水の排出の要否を判断し、排出の必要がないときはドレンポンプの回転数を低減状態で維持し、排出の必要が生じたときはドレンポンプの回転数を増加するようにしたので、空気調和機の余分な消費電力の使用がなくなり、騒音や振動も低減される。
【0013】
請求項3の発明によれば、空気調和機として、余分な消費電力の使用がなくなり、騒音や振動も低減される。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面により説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るドレンポンプを示す断面図、図2は本発明の第2実施形態に係るドレンポンプを示す断面図、図3は本発明の第3実施形態に係るドレンポンプを示す断面図、図4は本発明の第4実施形態に係るドレンポンプを示す断面図、図5は本発明の第5実施形態に係るドレンポンプを示す断面図、図6は図5の一部を拡大して示す断面図、図7は図4のドレンポンプの排水時の状態を示す断面図、図8は図4のドレンポンプの排水が終了してバランスしている状態を示す断面図、図9は図4のドレンポンプの回転数を下げて待機モードに入った状態示す断面図、図10はドレンポンプの制御方法を示すフローチャ−トである。
【0015】
図1により第1実施形態について説明する。ポンプ本体14は、取付け部1に取付け板17を介して取付けられた直流モータ13に直接取り付けられている。ドレンポンプの吸込み口12はドレンパン2に開口しており、吐出口11にL字型の排水配管5が接続されている。符号15はポンプ蓋、16は直流モータ13に接続された電源線(信号線を含む)、22はドレンパン2内のドレン、30はドレンの安定水位(吸込み水位)を示している。
【0016】
この第1実施形態のドレンポンプでは、ドレンポンプの排水水頭圧を検出する圧力センサ20が、ポンプ本体14に直接取り付けられている。符号18は圧力センサ20の電源線(信号線を含む)を示している。圧力センサ20としては、例えば図14に示すものが好適である。
【0017】
即ち、圧力センサ20は、流入口201と流出口202とダイヤフラム203とにより流路を形成する継手本体204と、継手本体204上にダイヤフラム203の周縁を挟持して固定する基板支持体205と、基板支持体205内に摺動自在に設けられたダイヤフラム203の上面に固定した受圧板206と、受圧板206の摺動面に設けられた永久磁石207と、永久磁石207の対抗位置に固定したホール素子208と、受圧板206をダイヤフラム203側に押圧する主バネ209とからなり、ダイヤフラム203に主バネ209に対抗するバネ力を付与しているホール素子を用いたものである。
【0018】
図2により第2実施形態について説明する。
この第2実施形態のドレンポンプでは、ドレンポンプの吐出口11に圧力センサ受圧口19が分岐され、この圧力センサ受圧口19に圧力センサ20が取り付けられている。
【0019】
図3に示す第3実施形態のドレンポンプでは、L字型の排水配管5の水平端部に圧力センサ20が取り付けられている。
【0020】
図4に示す第4実施形態のドレンポンプでは、L字型の排水配管5の立ち上がり部に、分岐管19Aを介して圧力センサ20が取り付けられている。
【0021】
図5に示す第5実施形態のドレンポンプでは、圧力センサ20がモータ13に内蔵されている。この例の場合、圧力センサ20に排水水頭圧を伝達するために、ドレンポンプの吐出口11と圧力センサ20との間に吐出圧検知用チューブ52が設けられている。図6において、符号19aはチュ−ブ52と圧力センサ20との接続部としての圧力センサ受圧口を、符号19bはチューブ52と吐出口11との接続部としての吐出圧力専用口を示している。
【0022】
前記の各実施形態のものでは、圧力センサ20の取付け位置がゴミの少ないドレン水の排水水頭圧を正確に測定することが可能な位置となっている。圧力センサ20で検出された排水水頭圧及び排水ポンプ駆動用直流モータの回転数を検出し、検出された回転数によって、ドレンパンに溜るドレン水の排出の要否を判断し、排出の必要がないときはドレンポンプの回転数を低減することによって余分な消費電力を使用することがなく、また騒音や振動も低減することができる。
【0023】
図4に示したドレンポンプを例に作動を説明する。
図7は、ポンプが運転されて排水が行われている状態(通常モード)を示している。なお、寸法「A」は、圧力センサ20の取付け位置(ドレンパン2底面から圧力センサ20の中心部までの垂直寸法)を示す。
【0024】
図7に示す運転が継続すると、やがてドレンパン2内のドレン水位が低下し、排水が行われない状態となる。この状態を通常「バランス状態」という。図8はドレンポンプがバランス状態にあるときを示している。このとき、従来のものでは、モータは通常モードと同じ電圧で作動しているので、排水が終わり、バランス状態になり水位が下がって回転数が上昇するため、無駄なエネルギーが消費されている。ところがこの実施形態のものでは、バランス状態になると、モ−タ13の回転数を下げる制御が行われる。その結果、ドレンポンプの吐出圧が低下し、待機揚程44(=A+B)は、図9に示すように、図8のバランス揚程42よりも低くなる。図9に示す状態を「待機モード1」と呼ぶ。即ち、待機モード1は、使用揚程に適合する排水に必要なドレンポンプの回転数より下回る状態をいう。
【0025】
待機モード1中、ドレンの水位が上がってくると、その変化に応じて吐出圧力が上昇する。その状態が圧力センサ20で感知されると、モータ13の回転数を定格回転数まで上昇させる制御が行われ、ドレンポンプは通常モードに戻る。上記の制御はマイコンにより行われる。マイコンによる制御については、次に詳述する。
【0026】
次に、前記の制御を、図10に示すフローチャートにより説明する。
ドレンポンプ駆動用モータ(直流モータ)13に「ON」信号が付与される(ステップS1)。「ON」信号を受けてドレンポンプは、定格回転数で回転し、つまり通常モードで運転されて排水が行われる(ステップS2)。
【0027】
この運転中、圧力センサ20により、ドレンポンプの排水水頭圧(吐出圧)の検出と、ポンプ回転数が測定される(ステップS3)。この検出値と回転数の監視が一定時間(例えば10〜20分、それは短時間の状態チェックではあまり意味がないため)行われる(ステップS4)。
【0028】
圧力センサ20により検出された排水水頭圧(吐出圧)と、ポンプ回転数のデ−タがマイコンに取り込まれ、排水水頭圧(吐出圧)とポンプ回転数とを一定時間監視して、その傾向(ドレンが溜まる傾向か溜まらない(減少)か)の判断が行われる(ステップS5)。ドレンが溜まる傾向であると判断されると、ステップS4に戻り、溜まらないと判断されると、ステップS6に進む。なお、溜まらないと判断された時は、吐出圧が変化せず、また回転数が上がり安定状態となる。また、このデ−タがマイコンに記憶されているので、2回目以降はステップS5から後述のステップS9の待機モード1へジャンプする。
【0029】
ドレンが溜まらない状態が続くと、吐出圧を監視しながら回転数(電圧)を下げる(ステップS6)。この制御により吐出圧が下がり始めたら回転数(電圧)をその条件に固定し(ステップS7)、この回転数の条件がマイコンに記憶される(ステップS8)。そしてその状態で回転数、吐出圧を監視する(ステップS9)。この状態が「待機モード1」に相当する。
この待機モード1中、ドレンの溜まり具合が常に検出されていて(ステップS10)、溜まらない状態が検出されている間は、この状態、すなわち待機モード1が維持される。つまりステップS9とステップS10とが繰返実行される。
【0030】
ステップS10において、ドレンパンの水位が上昇すると、回転数の減少、吐出圧の増加が検出され、ステップS2に戻り、ドレンポンプは、定格回転数に戻り通常モードで運転されて排水がおこなわれる。この状態を「待機モード2」という。そしてそれ以降は前述と同様のステップが順次実行される。
【0031】
DCモータの回転数の検出は、例えば「パルス出力付きDCモータ」を使用することにより行うことができ、またDCモータは、回転数Nは電圧Vに比例し、NはトルクTに反比例する。さらにVが一定のとき電流IはTに比例する特性を有している(図15乃至17参照)ので、このような特性を利用して、前記のようなドレンポンプの制御を行うことができる。図18、19は排水ポンプ電源100、空気調和機用マイコン101、圧力センサ20および排水ポンプの配線図の1例を示している。
【0032】
次に、実例を挙げる。表1は、75cmの揚程で設置した例であって、バランスした時点で、排水ポンプの回転数を通常モードから待機モードへ回転数を変えることによって、圧力による揚程が13cmH 2 O下がっている。この状態でドレンパンに水が供給されると、それに応じて圧力により揚程(吐出圧)が増える。表1の例では、待機モード1から待機モード2に変わり圧力による揚程が75cmH 2 Oに戻ろうとする。即ち、負荷が増え、回転数が下がり水位が上がったという電気信号がマイコン101に送られ、マイコン101が通常モードに切り替えるように処理し、排水ポンプが通常モードで動作する。
【0033】
【表1】
【0034】
以上詳述したように、本発明によれば、排水時の水頭圧(吐出圧)を測定することによって、使用揚程がドレンポンプを動作させた時に確認できる。その結果、エアコン自体がチェックできることになる。その条件としては、排水を開始した信号として圧力検知部の圧力上昇が合図となり、その後一定期間回転数の変化がない排水状態の吐出圧も使用揚程として読み取れるし、その後の排水が終了して圧力は変化がないが回転数が増えて負荷が減った状態(ドレンパンに水が減った状態)が、バランス状態となり、より正確な使用揚程が確認できる。
この揚程を確認することで、ユニット設置時の配管が仕様通りになされているかいないかを配管を見なくても確認できる。
また、設置上やむを得ず屋根裏の梁を何回か乗り越えるような状態(トラップ状態)があっても、規定の揚程範囲内であれば問題ないことが確認できる。
【0035】
このように、吐出圧を測定することによって、ドレンポンプの設置された状態とそのデ−タに基づいた適切な回転数が与えられ、ドレン水を排水することができる。
【0036】
【発明の効果】
上述の通り、本発明によれば、今まで排水側の配管途中に不具合が生じても、エアコンを止めるとか異常を表示する等の対応が取れなかったが、排水ポンプの吐出圧を監視することによって、設置後に起きた吐出圧異常が即ち配管の詰まりや配管の外れ等であるということが判断できる。つまり、配管詰りであれば吐出圧は使用揚程を遙かに上回る締切り揚程に達するし、途中の配管が外れておれば、ユニット設定時の使用揚程よりも低くなってしまうからである。
また、バランス時に回転数を下げていくと、吐出圧が下がり始めるポイントがあり、このポイント以下の回転数でドレンポンプを動かしている時にドレンポンプの水位が上昇すると、その変化に応じて吐出圧が上昇する。その状態を感知して、定格回転数まで回動数を上昇させて通常モードに戻すことにし、前記の吐出圧が下がり始めるポイントでの動きを「待機モード」とすれば、この2つのモードを繰り返すことによって、通常モードでは排水するがその必要のない時は待機モードで消費電力を抑制することができ、回転数を落としているので、さらに低騒音になり、振動も小さくすることができる。
【0037】
また、排水ポンプの吐出圧と回転数を同時に監視することによって、排水ポンプの回転数が検出されているのに吐出圧が測定されない場合に羽根部材が損傷しているとか外れていると考えられる場合等の排水ポンプ自体の故障の検知ができる。更に、通常モードで確認した排水ポンプの回転数で回転しているのに、吐出圧がそれ以上(締切揚程相当)になっている場合に、ドレン配管が詰まりかけているとか破損している等の検知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るドレンポンプを示す断面図である。
【図2】 発明の第2実施形態に係るドレンポンプを示す断面図である。
【図3】 本発明の第3実施形態に係るドレンポンプを示す断面図である。
【図4】 本発明の第4実施形態に係るドレンポンプを示す断面図である。
【図5】 本発明の第5実施形態に係るドレンポンプを示す断面図である。
【図6】 図5の一部を拡大した断面図である。
【図7】 図4のドレンポンプの排水時の状態を示す断面図である。
【図8】 図4のドレンポンプの排水が終了してバランスしている状態を示す断面図である。
【図9】 図4のドレンポンプの回転数を下げて待機モードに入った状態を示す断面図である。
【図10】 ドレンポンプの制御方法を示すフローチャートである。
【図11】 従来のドレンポンプを示す断面図である。
【図12】 従来のドレンポンプを示す断面図である。
【図13】 従来のドレンポンプを示す断面図である。
【図14】 圧力センサの一実施例の断面図である。
【図15】 直流モータの回転数Nと電圧Vとの関係を示す特性図である。
【図16】 直流モータの回転数NとトルクTとの関係を示す特性図である。
【図17】 直流モータの電流IとトルクTとの関係を示す特性図である。
【図18】 本発明の配線図の1例である。
【図19】 本発明の配線図の他の例である。
【符号の説明】
1 取付部
2 ドレンパン
13 モータ
14 ポンプ本体
16 電源線(信号線を含む)
18 圧力センサ用電源線(信号線を含む)
20 圧力センサ
40 揚程
42 バランス揚程
44 待機揚程
Claims (3)
- 内部に羽根部材を回転可能に内蔵するポンプ部と前記羽根部材を駆動するとともにモータの回転数を検出する回転検出部を有する直流モータを備えた排水ポンプをドレンパンに配設し、前記ポンプ部から排出される排水水頭圧を検出する圧力検出部を備える空気調和機の排水ポンプの制御方法において、前記排水ポンプの運転開始時には定格回転数で運転し、前記運転開始時の排水水頭圧と回転数と所定時間経過後の排水水頭圧と回転数とをそれぞれ比較し、排水水頭圧には変化がなく回転数が増加した場合には前記ドレンパンに溜るドレンの水位低下と判断し、水位低下と判断した場合には前記直流モータの回転数を下げることを特徴とする空気調和機の排水ポンプの制御方法。
- 前記直流モータの回転数を下げる過程において、前記排水水頭圧が下がり始めたときの回転数である第2回転数で前記排水ポンプを運転し、前記第2回転数で運転中に回転数の減少及び排水水頭圧が増加した場合には前記ドレンパンの水位増加と判断し、水位増加と判断した場合には前記直流モータの回転数を前記定格回転数にすることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の排水ポンプの制御方法。
- 請求項1又は請求項2に記載の空気調和機用排水ポンプの制御方法により制御することを特徴とする空気調和機。
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