JP3950992B2 - 直接染料又は酸化染料を用いたケラチン繊維の染色施術の前処理としての特定のアミノシリコーンの使用 - Google Patents

直接染料又は酸化染料を用いたケラチン繊維の染色施術の前処理としての特定のアミノシリコーンの使用 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒトのケラチン繊維、より詳細には毛髪を、直接染料又は酸化染料を用いて染色する施術の前処理としての、少なくとも1種の特定のアミノシリコーンを含有する組成物の使用に関する。
本発明は、また、少なくとも1種の特定のアミノシリコーンを含有する組成物での前処理を含む、ヒトのケラチン繊維、より詳細には毛髪を、直接染料又は酸化染料を用いて染色する方法にも関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ケラチン繊維の染色には2種の主要なタイプが存在する:直接染料及び/又は着色分子である顔料を、酸化剤の存在又は不存在下で使用して、数回の洗髪の後に次第に消える一時的な着色を繊維に付与する直接染色と、酸化染料前駆体と酸化剤を使用し、直接顔料のものよりも長持ちする着色を繊維に付与する、「酸化染色」とである。
繊維、特に敏感化された繊維については、孔隙が多く、着色剤を固定しにくいことから、かかる着色の発現を改善する必要性がある。
更に、一般に酸化剤を使用するとケラチン繊維がある程度劣化してしまう。
従って、この劣化とそれが繊維の美容的状態に生じる結果を制限する必要がある。
【0003】
この問題を鋭意研究した結果、本出願人は、全く驚いたことにまた予期しなかったことに、少なくとも1種の特定のアミノシリコーンを含有する組成物を、ケラチン繊維、より詳細には毛髪に前処理として使用すると、この問題を解決できることを発見した。
この発見が本発明の基礎となる。
また、この前処理は直接染料又は酸化染料を用いて得られた着色の耐性、特に洗髪に対する耐性を改善する。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明の第一の主題は、よって、以下に記載する式(I)又は(II)の少なくとも1つのアミノシリコーンを含有する組成物の、ヒトのケラチン繊維、より詳細には毛髪の、酸化染料又は直接染料を用いた染色施術の前処理としての使用に関する。
上記使用の一主題は、特に敏感化された毛髪に対する、着色の発現及び/又は着色後の繊維の状態、特に酸化剤での着色の場合の状態、及びまた上記着色の洗髪に対する耐性を改善することにある。
【0005】
「繊維の状態の改善」という表現は、繊維の孔隙率又はアルカリ溶解度の低減と美容特性の改善、特に滑らかさ、柔らかさ及びもつれのほぐしやすさとスタイリングのしやすさの改善を意味する。
この効果は残留するもので、つまり長持ちする。
孔隙率は、エタノール/pH10緩衝液の混合物(体積比10/90)中に0.25%で入れた2-ニトロ-パラ-フェニレンジアミンの、37℃、pH10での2分間の結合によって測定される。
アルカリ溶解度は、10分の1規定の水酸化ナトリウム溶液を65℃で30分間作用させた場合の、100mgのケラチン繊維のサンプルの質量減少に相当する。
【0006】
本発明の第二の主題は、第1工程において、式(I)又は(II)の少なくとも1種のアミノシリコーンを含有する組成物をケラチン繊維、より詳細には毛髪に適用し、ついで、場合によっては繊維をすすぎ、ついで第2工程において、直接染料又は酸化染料組成物を、発色を生じるのに十分な時間適用した後、場合によっては繊維をすすぎ、ついで場合によっては繊維を洗浄し、ついで乾燥させることからなる染色方法に関する。
【0007】
アミノシリコーン
本発明に係る式(I)又は(II)のアミノシリコーンは次のものである:
【化3】
Figure 0003950992
{上式中、
m及びnは、(n+m)の合計が、特に1〜1000、特に50〜250、より特定的には100〜200の範囲で変化し得る数であり、nは0〜999、特に49〜249、より特定的には125〜175の数を示すことができ、mは1〜1000、特に1〜10、より特定的には1〜5の数を示すことができ;
、R及びRは、同一か異なっており、ヒドロキシル又はC1−C4アルコキシ基を表し、RからR基の少なくとも1つがアルコキシ基を示す}
アルコキシ基は好ましくはメトキシ基である。
ヒドロキシル/アルコキシのモル比は好ましくは0.2:1〜0.4:1、より好ましくは0.25:1〜0.35:1、より特定的には0.3に等しい。
式(I)のアミノシリコーンは好ましくは2000〜1000000、より特定的には3500〜200000の範囲の重量平均分子量を有する。
【0008】
【化4】
Figure 0003950992
{上式中、
p及びqは、(p+q)の合計が、特に1〜1000、特に50〜350、より特定的には150〜250の範囲で変化し得る数であり、pは0〜999、特に49〜349、より特定的には159〜239の範囲の数を示すことができ、qは1〜1000、特に1〜10、より特定的には1〜5の範囲の数を示すことができ;
及びRは、異なっており、ヒドロキシル又はC1−C4アルコキシ基を表し、R及びR基の少なくとも1つがアルコキシ基を示す}
アルコキシ基は好ましくはメトキシ基である。
ヒドロキシル/アルコキシのモル比は好ましくは1:0.8〜1:1.1、より好ましくは1:0.9〜1:1、より特定的には1:0.95に等しい。
式(II)のアミノシリコーンは好ましくは2000〜200000、より特定的には5000〜100000、更により特定的には10000〜50000の範囲の重量平均分子量を有する。
【0009】
これらのアミノシリコーンの重量平均分子量は、ポリスチレン換算で、室温でのゲル透過クロマトグラフィー(GPC)により測定される。使用するカラムはStyragelμカラムである。溶離液はTHFであり、流速は1ml/分である。THF中0.5重量%のシリコーン溶液200μlを注入する。検出は屈折計法及びUV測定法により実施される。
これらのシリコーン構造(I)及び(II)に対応する市販製品は、構造が構造(I)及び(II)とは異なる一又は複数の他のアミノシリコーンをその組成物中に含みうる。
構造(I)のアミノシリコーンを含む製品はワッカー(Wacker)社によってベルシル(Belsil)ADM652(登録商標)の名で販売されている。
構造(II)のアミノシリコーンを含む製品はワッカー社によってフルイド(Fluid)WR1300(登録商標)の名で販売されている。
【0010】
これらのアミノシリコーンを使用した場合、特定の有利な一実施態様は、水中油型エマルションの形態で使用するものを含む。水中油型エマルションは、一又は複数の界面活性剤を含んでいてもよい。界面活性剤は任意の種類のものであってよいが、好ましくはカチオン性及び/又は非イオン性である。
エマルション中のシリコーンの粒子は、一般には3nm〜500ナノメートルの範囲の平均粒径を有する。
好ましくは、特に式(II)のアミノシリコーンに対しては、5nm〜60ナノメートル、より特定的には10nm〜50ナノメートルの範囲の粒径のマイクロエマルションが使用される。
本発明において、ワッカー社によってフィニッシュ(Finish)CT96E(登録商標)又はSLM28020(登録商標)の名で販売される式(II)のアミノシリコーンのマイクロエマルションを使用することができる。
【0011】
式(I)又は(II)のアミノシリコーンは、本発明の該シリコーンを2%AM(活性物質)を含む組成物で処理した髪の水との接触角が90〜180°、好ましくは90〜130°でその範囲の限界値を含む範囲になるようなものが好適に選択される。
式(I)又は(II)のアミノシリコーンを含有する組成物は、好ましくは、該組成物で処理した髪の接触角が90〜180°、好ましくは90〜130°でその範囲の限界値を含む範囲になるようなものである。
接触角の測定は蒸留水中に髪を浸漬させることによる。測定は、蒸留水中への浸漬の間とその引き上げの間に髪に作用する水の力を評価することからなる。このようにして測定される力は水と髪の表面との間の接触角θに直接関係している。髪は、角度θが0〜90°の場合に親水性であり、この角度が90〜180°の場合に疎水性であると言われる。
【0012】
同一条件下でブリーチした後に洗い流したナチュラルな髪の束を用いて試験を実施する。
1gの各束を直径75mmの晶析装置に配した後、5mlの試験処方物で均一に覆う。その髪の束をこのようにして室温で15分間放置した後、30秒間洗い流す。絞った後、髪の束を、完全に乾くまで外気中に置く。
各評価に対して、同じ処理を受けた10の髪を分析する。精密微量天秤に取り付けた各試料の端部を、蒸留水を満たした容器中に浸漬する。CAHNインストルメント社のこのDCA天秤(ダイナミック接触角アナライザー)により、水が髪に作用する力(F)を測定することが可能になる。
並行して、髪の周(P)を顕微鏡観察によって測定する。
【0013】
10の髪に対する平均湿潤力と分析した髪の断面とから、水との髪の接触角を次の式に従って得ることができる:
F=P*Γlv*cosθ
(ここで、Fはニュートンで表される湿潤力、Pはメートルで表した髪の周、ΓlvはJ/mでの液体/水蒸気界面張力、θは接触角である)
水中12%(すなわち2%の活性物質)のワッカー社の製品SLM28020(登録商標)は上に示した試験で93°の接触角を与える。
アミノシリコーンは、好ましくは、前処理組成物中に、組成物の全重量に対して0.01〜20重量%の範囲の量で使用される。より好ましくは、この量は0.1〜15重量%、更により好ましくは0.5〜10重量%の範囲である。
【0014】
前処理組成物は、化粧品、特にヘアケアの分野で一般的に使用される任意の成分を含んでもよい。特に、組成物は更なる界面活性剤及び/又はポリマーを含有しうる。これらの界面活性剤とポリマーは非イオン性、カチオン性、アニオン性又は両性でありうる。更なるポリマーとして、本発明のもの以外のアミノシリコーンが特に好適である。
前処理組成物は、2〜11、好ましくは4〜9の範囲のpHを有する。
組成物は、ローション、ゲル、クリーム、シャンプー、スティック、ムース又はスプレーのような様々な形態でありうる。これらの形態の幾つかについて、それらは、ポンプ式ディスペンサーボトル又はエアゾール容器に包装されうる。エアゾールの場合、組成物は、例えばアルカン又はアルカンの混合物、ジメチルエーテル、窒素、亜酸化窒素、二酸化炭素及びハロアルカン、及びその混合物でありうる噴霧剤と組み合わされる。
【0015】
本発明において特に好適なものはシャンプー形態である。
この場合、組成物は、好ましくはアニオン性である少なくとも1種の界面活性剤を含む。好ましくは、この場合、組成物は、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤と好ましくは非イオン性又は両性である他の界面活性剤(類)を含有する界面活性剤混合物を含む。
前処理組成物は洗い流す又はそのまま洗い流さない(リーブイン)態様で使用できる。すなわち、その適用後にすすぎ操作を続けても続けなくてもよい。
最初の場合、前処理組成物の作用時間は数秒から60分、好ましくは30秒から15分の間である。
前処理組成物の適用温度は10℃〜70℃の範囲であり得る。好ましくは、適用は10〜60℃、より好ましくは室温で実施される。
【0016】
染色組成物中に存在する染料の種類塗料は重要ではない。
直接染料での着色(酸化剤の存在下又は非存在下)の場合、染色組成物は、中性、酸性又はカチオン性ニトロベンゼン直接染料、中性、酸性又はカチオン性アゾ又はメチン直接染料、中性、酸性又はカチオン性キノン、特にアントラキノン直接染料、アジン直接染料、トリアリールメタン直接染料、インドアミン直接染料及び天然直接染料、又はそれらの混合物から選択される少なくとも1種の染料を含有する。
【0017】
酸化染料での着色の場合、染色組成物は少なくとも1種の酸化ベース(oxidation base)を含有する。
酸化ベースは酸化染色に一般的に使用されているものから選択され、なかでも特にオルト-及びパラ-フェニレンジアミン類、複ベース(double bases)、オルト-及びパラ-アミノフェノール類、複素環ベース、及びそれらの酸との付加塩が挙げられる。
【0018】
一般には、酸化染色組成物は一又は複数のカップラーを含有する。
使用できるカップラーは、酸化染色組成物において一般的に使用されるものである。すなわち、メタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類及びメタ-ジフェノール類、モノ-又はポリヒドロキシル化ナフタレン誘導体、セサモールとその誘導体、及び複素環化合物、例えばインドールカップラー、インドリンカップラー及びピリジンカップラー、及びそれらの酸との付加塩である。
【0019】
明るくする(lightening)直接染色(酸化剤での直接染色)又は酸化染色に使用される酸化剤の性質は臨界的に重要なものではない。
酸化剤は好ましくは過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭素酸塩又はフェリシアン化物、及び過酸塩、例えば過ホウ酸塩及び過硫酸塩からなる群から選択される。一又は複数の酸化還元酵素、例えばラッカーゼ、ペルオキシダーゼ及び2電子オキシドレダクターゼ(例えばウリカーゼ)を酸化剤として使用することもでき、必要な場合にはその供与体(ドナー)又は補因子を伴う。
【0020】
【実施例】
次の実施例は本発明を例証するためのものである。しかし、上記発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例
次の3種の前処理組成物A、B、Cを調製した。
(活性物質のグラムとして表す)
【表1】
Figure 0003950992
【表2】
Figure 0003950992
【表3】
Figure 0003950992
【0021】
組成物Aを90%の白髪を含むグレーの髪の束に適用した。5分間放置して作用させた後、中間のすすぎを行わないで、髪の束を、ロレアル社の市販の酸化染料Majirel(登録商標)を用いて染色した。
ついで、毛髪の孔隙率とそのアルカリ溶解度を上述の方法によって評価した。
次の結果が得られた:
Majirel(登録商標)で着色:
孔隙率=24±1
アルカリ溶解度:9.4±0.5
前処理の後にMajirel(登録商標)で着色:
孔隙率=19±4
アルカリ溶解度:5.8±0.5
対照:未処理未着色の毛髪:
孔隙率=17±1
アルカリ溶解度:6.3±0.7
【0022】
このように、本発明に係る前処理を受けた毛髪は劣化が少なかった。
組成物Bを8人のモデルの毛髪に適用した。
すすぎを行わないで、ソフト・シーン(Soft Sheen)社の市販の酸化染料Karizma Creme Colour (登録商標)を次に適用した。
処理の後、毛髪はソフトで、明るく(light)、もつれをほぐし易いことが分かった。
その結果は、本発明に係る式(I)又は(II)のアミノシリコーンを含まないKarizma Creme Colour 系列の市販の前処理剤を用いての着色前の前処理と比較して得られたものよりも優れていた。
【0023】
組成物Bをまた中程度に脱色した毛髪に60℃にて15分間、適用した。ついで、毛髪をすすいだ。
ついで、この毛髪に次のものを適用した:
− 第1に、ロレアル社の直接染料 Expression (登録商標)(銅色)(15分の作用時間);
− 第2に、ロレアル社の標準的な市販の酸化染料ベース Recital (登録商標)中の3x10−3モル/100gのパラ-フェニレンジアミンと3x10−3モル/100gの2,4-ジアミノフェノキシエタノールジヒドロクロリドの混合物、これは適用前に20容量の過酸化水素水溶液と同重量で混合した(混合物を30分適用)。
ついで、発色強さをL系のL比色パラメータによって評価した。次の結果が得られた:
Figure 0003950992
【0024】
これらの顕著な結果は、本発明の前処理でより良好な発色が生じることを示している(強さはLの値が小さくなればなるほど比例して大きくなる)。
ナチュラルな毛髪に組成物Cを10分間、適用し、ついですすいだ。ついで、標準的な市販の酸化染料を適用した。最後に、毛髪の状態は満足できるものであり、美容特性は良好であった(ソフトさと滑らかさ)。

Claims (29)

  1. 以下の式(I)又は(II):
    Figure 0003950992
    {上式(I)中、
    m及びnは、(n+m)の合計が、50250の範囲で変化の数であり、
    nは49249の数を示し、mは1〜10の数を示し;
    、R及びRは、同一か異なっており、ヒドロキシル又はメトキシ基を表し、RからR基の少なくとも1つがメトキシ基を示す};
    Figure 0003950992
    {上式中、
    p及びqは、(p+q)の合計が、50350の範囲の数であり、
    pは49349の数を示し、qは1〜10の数を示し;
    及びRは、異なっており、ヒドロキシル又はメトキシ基を表し、R及びR基の少なくとも1つがメトキシ基を示す}
    の少なくとも1種のアミノシリコーンを含有する、ヒトのケラチン繊維の直接染料又は酸化染料での染色施術の前処理用組成物。
  2. 式(I)のアミノシリコーンに対して、ヒドロキシル/アルコキシのモル比が0.2:1〜0.4:1であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 式(II)のアミノシリコーンに対して、ヒドロキシル/アルコキシのモル比が1:0.8〜1:1.1であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 式(I)のアミノシリコーンが2000〜1000000の範囲の重量平均分子量を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
  5. 式(II)のアミノシリコーンが2000〜200000の範囲の重量平均分子量を有することを特徴とする請求項1又は3に記載の組成物。
  6. 式(I)又は(II)のアミノシリコーンが、界面活性剤を含む水中油型エマルションの形態であることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の組成物。
  7. エマルションが、少なくとも1種のカチオン性及び/又は非イオン性の界面活性剤を含有することを特徴とする請求項6に記載の組成物。
  8. エマルション中のシリコーン粒子が、3nm〜500ナノメートルの範囲の粒径を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の組成物。
  9. 式(I)又は(II)のアミノシリコーンが、組成物の全重量に対して0.01〜20重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の組成物。
  10. 式(I)又は(II)のアミノシリコーンが、組成物の全重量の0.1〜15重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項に記載の組成物。
  11. 式(I)又は(II)のアミノシリコーンが、組成物の全重量の0.5〜10重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項10に記載の組成物。
  12. ローション、ゲル、クリーム、シャンプー、スティック、ムース又はスプレーの形態であることを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の組成物。
  13. ポンプ式ディスペンサーボトル又はエアゾール容器に包装されることを特徴とする請求項1ないし12の何れか1項に記載の組成物。
  14. アルカン、ジメチルエーテル、窒素、亜酸化窒素、二酸化炭素及びハロアルカンからなる群から選択される少なくとも1種の噴霧剤を含有することを特徴とする請求項13に記載の組成物。
  15. 非イオン性、カチオン性、アニオン性又は両性の少なくとも1種の界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1ないし14の何れか1項に記載の組成物。
  16. 少なくとも1種のアニオン性界面活性剤と非イオン性又は両性である他の界面活性剤を含有する界面活性剤の混合物を含有することを特徴とする請求項15に記載の組成物。
  17. 式(I)又は(II)のアミノシリコーン以外の少なくとも1種の更なるポリマーを含有することを特徴とする請求項1ないし16の何れか1項に記載の組成物。
  18. ポリマーが非イオン性、カチオン性、アニオン性又は両性であることを特徴とする請求項17に記載の組成物。
  19. ポリマーが式(I)又は(II)のアミノシリコーンとは異なるアミノシリコーンであることを特徴とする請求項18に記載の組成物。
  20. 2〜11の範囲のpHを有することを特徴とする請求項1ないし19の何れか1項に記載の組成物。
  21. 着色の発現を改善するための、請求項1に記載の組成物。
  22. 敏感化された毛髪の着色の発現を改善するための、請求項21に記載の組成物。
  23. 繊維の状態を改善するための、請求項22に記載の組成物。
  24. 繊維の孔隙度を減少させるための、請求項23に記載の組成物。
  25. 繊維のアルカリ溶解度を減少させるための、請求項23に記載の組成物。
  26. 洗髪に対する着色の耐性を改善するための、請求項1に記載の組成物。
  27. ヒトのケラチン繊維を染色する方法において、第1工程において、請求項1ないしの何れか1項に記載の式(I)又は(II)の少なくとも1種のシリコーンを含有する前処理組成物を繊維に適用し、ついで第2工程において、直接染料組成物を適用し、発色を生じるのに十分な時間、該組成物を作用させことからなることを特徴とする方法。
  28. ヒトのケラチン繊維を染色する方法において、第工程において、請求項1ないしの何れか1項に記載の式(I)又は(II)の少なくとも1種のシリコーンを含有する前処理組成物を繊維に適用し、ついで第2工程において、酸化染料組成物を適用し、発色を生じるのに十分な時間、該組成物を作用させことからなることを特徴とする方法。
  29. 前処理組成物が、数秒から60分の範囲の時間、作用させられることを特徴とする請求項27又は28に記載の方法。
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