JP3949395B2 - 複写用紙 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写用紙に関し、特に、他人に知られたくない情報を複写記入するのに適した複写用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な複写用紙は、複写記入面との対接面にカーボン層を設けたり、複写記入面に呈色剤層を設ける一方、これとの対接面に染料内包マイクロカプセル剤層を設けたり、複写記入面に自己発色剤層を設けることによって、複写構造を構成している。そして、これら従来例においては、いずれの構成にしても、複写記入した事項は視認可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、例えば、銀行の窓口に提出する各種申込用紙に記入する複写記入事項が、暗証番号などのように他人には知られたくない情報の場合には、本来であれば使う必要のない封筒などに複写記入した用紙を収納して窓口に提出しない限り、秘匿性を確保することができないという不都合がある。本発明は、このような不都合を解消した、複写用紙を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の請求項1に記載した複写用紙は、複数枚の用紙を重ね合わせてなり、最上位の用紙に記入することで下位の用紙に複写記入するよう複写構造を設けた複写用紙において、複写構造の少なくとも一部を、複写記入面との対接面に設けた、それぞれ異なる所定の波長の光、例えば、いわゆるブラックライトと殺菌灯に使われる紫外線、をあてると発色する複数の透明な蛍光メジュウムインキで形成した規則的で細かいパターンで構成したものである。前記透明な蛍光メジュウムインキは、メジュウムインキに異なる波長で発色する蛍光剤を添加することで得られる。
【0005】
同じく上述の目的を達成するために、本発明の請求項2に記載した複写用紙は、複数枚の用紙を重ね合わせてなり、最上位の用紙に記入することで下位の用紙に複写記入するよう複写構造を設けた複写用紙において、複写構造の少なくとも一部を、複写記入面との対接面に設けた、所定の同一波長の光、例えばいわゆるブラックライト、をあてると異なった色に発色する複数の透明な蛍光メジュウムインキで形成した規則的で細かいパターンで構成したものである。前記透明な蛍光メジュウムインキは、メジュウムインキに同一波長で発色する異なった色の蛍光剤を添加することで得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき本発明をカード申込書に適用した場合の好適な実施形態について説明する。ここにおいて、図1はカード申込書の概略的な平面図、図2はそのA−A線断面図、図3は蛍光メジュウムインキで形成した規則的なパターンを示す概略的な部分拡大平面図、図4は提出用紙の複写記入状態を示す概略的な平面図、図5は複写した蛍光メジュウムインキを発光させた視認可能状態を示す概略的な部分平面図である。
【0007】
図1及び図2に示すように、カード申込書1は、銀行のいわゆるATMで使用するカードの発行用のもので、上位用紙である申込者控用紙2と下位用紙である提出用紙3を、互いの上端に設けた接着力の弱い線糊4で分離可能に綴じ合わせてなる。申込者控用紙2の表面側は情報記入面となり、「××カード申込書(お客様控)」という標題5の下に、申込年月日記入欄6と、申込先銀行表示7と、申込者の住所及び氏名、口座を有する支店名、口座番号、口座名義人名、暗証番号を記入する申込情報記入欄8とを設けている。
【0008】
また、図4に示すように、提出用紙3の表面側は情報複写記入面となり、「××カード申込書(提出用)」という標題9の下に、申込年月日複写記入欄10と、申込先銀行表示11と、申込者の住所及び氏名、口座を有する支店名、口座番号、口座名義人名、暗証番号を複写記入する申込情報複写記入欄12とを設けている。そして、各複写記入欄10,12はそれぞれ対応する各記入欄6,8の直下に位置している。
【0009】
図2に示すように、申込者控用紙2の裏面側には、各記入欄6,8に対応して複写構造を設け、この複写構造は、申込年月日記入欄6と、申込情報記入欄8のうち申込者の住所及び氏名、口座を有する支店名、口座番号、口座名義人名を記入する部分についてはカーボン複写層13であり、申込情報記入欄8の暗証番号を記入する部分については透明蛍光メジュウムインキ複写層14である。
【0010】
カーボン複写層13は公知のものである。一方、透明蛍光メジュウムインキ複写層14は、図3に示すように、異なる波長の光、具体的には、いわゆるブラックライトと殺菌灯に使われる紫外線、をあてると発色する公知の2種類の透明な蛍光メジュウムインキを市松模様状に塗布して、規則的で細かいパターンを形成している。なお、いうまでもないが、前記透明蛍光メジュウムインキ複写層14は透明であるから、実際は視認することはできない。
【0011】
本実施形態は以上のように構成したので、申込者控用紙2の申込年月日記入欄6と申込情報記入欄8に所定の事項を記入すると、同一事項が提出用紙3の対応する申込年月日複写記入欄10と申込情報複写記入欄12に複写記入される。このとき、図4に示すように、透明蛍光メジュウムインキ複写層14に対応した暗証番号複写記入部分については、透明な2種類の蛍光メジュウムインキが転写されるので、通常状態では複写された暗証番号を視認することはできない。
【0012】
申込者は、申込者控用紙2を分離して自己の控えとし、提出用紙3を銀行の窓口に提出する。この際、提出用紙3に複写された暗証番号は視認できず、図4に示すように、未記入状態と同様に空欄と認識されるので、前記提出用紙3の各記入欄6,8が他人の目に触れても、暗証番号が他人に知られることはない。そして、提出用紙3を受け取った銀行側で、暗証番号複写記入部分に、所定の波長を有する2種類の光線である、いわゆるブラックライトと殺菌灯に使われる紫外線をあてると、図5に示すように、2種類の透明な蛍光メジュウムインキが発色して複写記入した暗証番号を視認できるものである。
【0013】
2種類の透明な蛍光メジュウムインキの塗布パターンは、規則的で細かいので、複写記入部分には必ず2種類の透明な蛍光メジュウムインキが対応位置することになり、いわゆるブラックライトと殺菌灯に使われる紫外線のような、異なった所定の波長を有する2種類の光をあてた場合にのみ、正確な暗証番号の形態が現出するものである。そして、所定の波長を有する一方の光のみをあてた場合には、他の波長に対応する部分は発色しないので、とぎれとぎれに現出することになる。
【0014】
本発明の透明蛍光メジュウムインキ複写層14に使用する透明蛍光メジュウムインキに関する別の実施形態としては、所定の同一波長の光、例えば、いわゆるブラックライトをあてると、異なった色に発色する複数の透明な蛍光メジュウムインキを挙げることができる。この実施形態では、いわゆるブラックライトをあてると、図5に示すように、2種類の透明な蛍光メジュウムインキが異なった色に発色して複写記入した暗証番号を視認できるものである。
【0015】
この実施形態においては、所定の波長の光をあてても発色しなかったり、発色はしたが一色の場合には、真正品とは異なる透明な蛍光メジュウムインキを使った不正なものと判断できる。
【0016】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、2種類の透明な蛍光メジュウムインキを塗布して形成する規則的で細かいパターンは、市松模様状に限らず、縞状や格子状など種々変更可能である。また、透明な蛍光メジュウムインキは、発色する異なる波長、あるいは同一波長で発色する異なる色が、2種類に限らず、3種類以上でもよい。さらに、カード申込書1以外でも、暗証番号などの他人に知られたくない情報を複写記入する複写用紙である限り、本発明を適用することができる。さらに、複写用紙は2枚を分離可能に綴じ合わせたものに限らず、3枚以上の用紙を分離可能に綴じ合わせたものでもよく、複写される用紙も1枚に限らず、2枚以上でもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明の請求項1に記載した複写用紙によれば、所望の複写記入事項を通常の目視では視認不能にすることができるので、他人には知られたくない情報を複写記入する場合に好適で、プライバシーを守ることができ、また、複数の所定波長の光線をあてないと完全な形態で視認できないので、不正記入の発見も容易であるという効果を奏する。
【0018】
また、本願発明の請求項2に記載した複写用紙によれば、所望の複写記入事項を通常の目視では視認不能にすることができるので、他人には知られたくない情報を複写記入する場合に好適で、プライバシーを守ることができ、また、所定の同一波長の光線をあてたときに、複数色に発色しないと真正品ではないので、不正記入の発見も容易であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】カード申込書の概略的な平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】蛍光メジュウムインキで形成した規則的なパターンを示す概略的な部分拡大平面図。
【図4】提出用紙の複写記入状態を示す概略的な平面図。
【図5】複写した蛍光メジュウムインキを発光させた視認可能状態を示す概略的な部分平面図。
【符号の説明】
1 カード申込用紙
2 申込者控用紙
3 提出用紙
4 線糊
8 申込情報記入欄
12 申込情報複写記入欄
13 カーボン複写層
14 透明蛍光メジュウムインキ複写層

Claims (2)

  1. 複数枚の用紙を重ね合わせてなり、最上位の用紙に記入することで下位の用紙に複写記入するよう複写構造を設けた複写用紙において、複写構造の少なくとも一部を、複写記入面との対接面に設けた、それぞれ異なる所定の波長の光をあてると発色する複数の透明な蛍光メジュウムインキで形成した規則的で細かいパターンで構成したことを特徴とする複写用紙。
  2. 複数枚の用紙を重ね合わせてなり、最上位の用紙に記入することで下位の用紙に複写記入するよう複写構造を設けた複写用紙において、複写構造の少なくとも一部を、複写記入面との対接面に設けた、所定の同一波長の光をあてると異なった色に発色する複数の透明な蛍光メジュウムインキで形成した規則的で細かいパターンで構成したことを特徴とする複写用紙。
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