JP3949305B2 - 伝送装置及び通信ネットワーク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,伝送装置及び通信ネットワークに関し、特に、伝送装置の電源障害による回線影響時間の検出に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信ネットワークを構成する伝送装置に電源障害が発生すると、電源障害が発生した伝送装置に起因して、隣接する伝送装置間での通信が不能となる。電源が復旧すると,通信が可能となる。この電源障害により伝送装置間で通信不能になっていた時間(回線影響時間)をセンタからユーザに通知している。
【0003】
従来、伝送装置に電源障害が発生すると、隣接伝送装置は、電源障害の発生した伝送装置から受信不可であることを警報部で検出し、その警報情報を監視・制御部に送り、履歴記録部に記録すると共に、警報部からその警報情報が監視用LANを通して、各伝送装置の回線設定・開通試験・監視・試験等を行うセンタに通知する。
【0004】
そして、伝送装置の電源障害が復旧した時、電源障害によりどのくらいの時間通信回線に影響があったかを、保守管理者は、センタに集められた電源障害のあった伝送装置の隣接伝送装置からの警報情報をプリンタ等に出力し、一つ一つ調べて目視により特定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の伝送装置には、以下のような課題があった。
【0006】
(1)ある伝送装置で電源障害が発生した場合、その電源障害が復旧して装置が正常状態に至るまでの間、通信回線に影響が生じる。現在のマルチベンダ環境(ハードウェアやソフトウェアのベンダ、通信事業者のベンダ)においては、警報情報等はベンダ毎に異なる可能性がある。保守担当者は、各ベンダによる警報情報の相違を考慮して、電源障害発生による回線影響時間を一つ一つ調べる必要があり、多くの時間を要することとなり、ユーザに即座に回線影響時間を提供することは困難である。
【0007】
また、大規模なネットワークは階層構造をとるので、電源障害を起こした装置に接続されている複数の伝送装置がそれぞれ異なるセンタによって、集中監視されている場合がある。この場合、各センタ毎に電源障害を起こした伝送装置による回線影響時間を検出することになる。しかし、回線影響時間を全体的に把握するには、複数のセンタで検出した全ての回線影響時間を収集する必要があり、更に多くの時間を要することとなる。
【0008】
さらに、センタにおいて、保守担当者が回線影響時間を調べる場合、電源障害発生装置に隣接する全ての伝送装置を特定して、これらの各伝送装置から送られてきた警報情報から回線影響時間を検出しなければならない。しかし、センタは数多くの伝送装置を管理しており、電源障害発生装置がどの伝送装置と対向しているかを人手により迅速に判断することはセンタが管理している装置の多さから考えて、難しく、その把握には多くの保守担当者及び時間が必要となる。
【0009】
(2)電源障害が復旧すると、これまで電源障害をしていた伝送装置は、電源復旧した旨をセンタに通知すると共に、回線設定情報などを装置の不揮発性のバックアップメモリから装置内の揮発性メモリに転送し、電源障害発生前と同じ状態に設定してから、通信を再開する。
【0010】
このとき、何らかの原因で回線設定が完全に出来ないような二次障害が発生することがある。これは、回線情報バックアップメモリから回線情報メモリへのロードに一部の回線について失敗した場合などである。
【0011】
この場合、センタには、障害発生伝送装置の電源復旧により伝送装置が正常に立ち上がったように見える。しかし、実際には、回線設定を正常にできなかった隣接装置では、依然として受信不能状態であり、警報がセンタにあがったままである。
【0012】
この時、保守担当者は、この警報を元に、障害を特定して二次障害の復旧を図る必要があるが、電源復旧した伝送装置からは警報があがらないため、二次障害の特定に時間を要することがある。
【0013】
さらに、センタより伝送装置に対して、回線設定中に電源断が発生した場合には、電源障害発生伝送装置の回線設定情報にはその情報が反映されず、隣接伝送装置には、回線設定されることがある。しかし、電源障害発生伝送装置が電源回復してから回線の立ち上げをする際に回線設定されていない隣接伝送装置には、信号を送ることがないため、隣接伝送装置では受信不可のままである。
【0014】
本来は、回線設定を正常に行えず二次電源障害を起こした装置からの警報をセンタが見て、その復旧にあたるのが時間的なロスを少なくし、通信ネットワークの回復を図る最善の方法である。
【0015】
よって、本発明の目的は、回線影響時間を迅速に検出することができる伝送装置及び通信ネットワークを提供することである。
【0016】
本発明のさらに他の目的は、電源復旧した伝送装置に二次障害が発生した場合でも、迅速に二次障害を復旧することのできる伝送装置及び通信ネットワークを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面によれば、伝送路を通して接続される隣接伝送装置からデータとしての主信号を受信し、該主信号の方路振り分け先に該当する伝送路を通して他の隣接伝送装置に該主信号を送信する伝送装置において、電源部と、自伝送装置の前記電源部の電源断からの電源復旧を検出する第1検出手段と、前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、隣接伝送装置との間の回線設定をするべき回線を示す情報として前記自伝送装置に記憶されている回線設定情報に基づき、回線設定を行うとともに前記主信号を該隣接伝送装置に送信する手段と、前記回線設定情報に基づき、回線設定をするべき回線に対応する隣接伝送装置に対して、前記自伝送装置からの前記主信号が該隣接伝送装置において、実際に受信できなかった受信不可時刻及び該受信不可時刻後に前記自伝送装置から実際に受信が回復した受信回復時刻を含む第1情報の送信を要求する要求コマンドを送信する要求手段と、前記隣接伝送装置より送信された前記第1情報を受信する第1受信手段と、前記第1受信手段が受信した前記第1情報に基づいて、該第1情報を送出した隣接伝送装置が前記受信不可から前記受信回復するまでの前記自伝送装置の前記電源断による該隣接伝送装置における回線影響時間の検出を行う第2検出手段とを具備したことを特徴とする伝送装置が提供される。
【0018】
好ましくは、前記回線設定情報に基づき、回線設定をするべき全隣接伝送装置について前記回線影響時間の検出ができたか否かを判断し、ある隣接伝送装置について前記回線影響時間の検出ができなかったと判断される場合は、前記回線設定情報に基づき、前記回線影響時間の検出ができなかった隣接伝送装置について、再度回線を設定してから該隣接伝送装置に前記要求コマンドを再び送信するようにする。
【0019】
さらに好ましくは、前記回線設定情報により回線設定された隣接伝送装置との間で受信不可か否かを検出する第3検出手段と、前記第3検出手段の検出結果に基づいて、隣接伝送装置との間で前記主信号の受信不可となった受信不可時刻及び前記主信号の受信回復した受信回復時刻を含む前記第1情報を履歴ファイルに記憶する記憶手段と、前記回線設定情報により回線設定された隣接伝送装置から要求コマンドを受信する第2受信手段と、前記要求コマンドに基づいて、該要求コマンドを送信した隣接伝送装置に関する前記第1情報を前記履歴ファイルより取得して、該隣接伝送装置に送信する送信手段とを具備する。
【0020】
以上のような構成によれば、第1検出手段が電源復旧したことを検出したとき、要求手段が回線設定情報に従って、隣接伝送装置に対して、自伝送装置に関する警報情報の送信を要求する要求コマンドを送信する。
【0021】
隣接伝送装置の第2受信手段は、要求コマンドを受信する。送信手段は、警報情報を履歴ファイルから取得して、要求コマンドを送信してきた伝送装置に送信する。障害発生伝送装置の第1受信手段は、警報情報を受信する。第2検出手段は、警報情報を元に回線影響時間を検出する。この回線影響時間を、例えば、センタに送信する。これにより回線影響時間の検出を迅速に行うことができる。
【0022】
また、二次障害が発生した場合には、回線設定情報に従って回線再設定をしてから、再び、要求コマンドを送信する。これにより二次障害が発生した場合にも自動復旧が可能となる。
【0023】
本発明の他の側面によれば、センタと、それぞれが伝送路を通して接続される隣接伝送装置からデータとしての主信号を受信し、該主信号の方路振り分け先に該当する伝送路を通して他の隣接伝送装置に該主信号を送信する複数の伝送装置と、前記センタと各伝送装置とを接続する通信回線とを備えた通信ネットワークにおいて、前記各伝送装置は、電源部と、自伝送装置の前記電源部の電源断からの電源復旧を検出する第1検出手段と、前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、前記自伝送装置が各隣接伝送装置との間で通信を行うための回線設定をするべき情報であって、前記第1検出手段による検出後に前記センタより送信され前記自伝送装置に記憶された回線設定情報に基づき、回線設定を行うとともに前記主信号を該隣接伝送装置に送信する手段と、前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、前記回線設定情報に基づき、回線設定をするべき回線に対応する隣接伝送装置に対して、自伝送装置からの前記主信号が該隣接伝送装置において、実際に受信できなかった受信不可時刻及び該受信不可時刻後に自伝送装置から実際に受信が回復した受信回復時刻を含む第1情報の送信を該隣接伝送装置に要求する要求コマンドを送信する要求手段と、前記隣接伝送装置より送信された前記第1情報を受信する第1受信手段と、前記第1受信手段が受信した前記第1情報に基づいて、該第1情報を送出した隣接伝送装置が前記受信不可から前記受信回復するまでの自伝送装置の前記電源断による該隣接伝送装置における回線影響時間の検出を行う第2検出手段と、前記各隣接伝送装置より受信した前記第1情報に基づき、前記回線設定をするべき全隣接伝送装置で受信回復したか否かを判断し、全隣接伝送装置で受信回復したと判断されるならば、全隣接伝送装置の前記回線影響時間を前記センタに送信する第1送信手段と前記センタより該センタに記録された回線設定情報を受信して前記自伝送装置に記憶する第2受信手段とを具備する。
【0024】
そして、前記センタは、前記各伝送装置について、回線設定情報を記録する記録手段と、前記記録手段に記録された前記回線設定情報に基づき、前記回線影響時間を送信した前記伝送装置の全隣接伝送装置について前記回線影響時間が前記伝送装置において検出されているか否かを判断し、全隣接伝送装置については前記回線影響時間が検出されていないと判断される場合は、前記記録手段に記録された前記回線設定情報を前記回線影響時間を送出した前記伝送装置に再度送信する第2送信手段とを具備したことを特徴とする通信ネットワークが提供される。
【0025】
以上のような構成によれば、障害発生伝送装置は、上述したと同様にして、隣接伝送装置における回線影響時間を検出する。全ての隣接伝送装置において受信回復して回線影響時間が検出されると、回線影響時間をセンタに通知する。
【0026】
センタは、センタ内の回線設定情報により回線設定されている電源障害発生装置のある隣接伝送装置に関して、回線影響時間が検出されていない場合は、回線設定情報を障害発生伝送装置に送信する。障害発生伝送装置は、センタから送信された回線設定情報を受信して、回線設定情報に従って、回線設定をする。これにより、回線設定中に電源障害が発生したときも自動回復できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を説明する前に、図1を参照して、本発明の原理を説明する。図1は、伝送装置の原理ブロック図である。図1に示すように、伝送装置2は、電源部4、第1検出手段6、要求手段8、第1受信手段10及び第2検出手段12を具備する。伝送装置2の隣接伝送装置14は、第3検出手段16、記録手段18、第2受信手段20及び送信手段22を具備する。
【0028】
伝送装置2は、電源部4に電源断の障害が発生した障害発生伝送装置であり、伝送装置14は、障害発生伝送装置2の隣接伝送装置である。伝送装置2の電源部4が、電源断の電源障害から復旧したものとする。第1検出手段6は、電源部4の電源復旧を検出して、要求手段8にその旨を通知する。
【0029】
要求手段8は、回線設定情報より回線設定された隣接伝送装置14を求め、隣接伝送装置14に自伝送装置2に関する警報情報の送出を要求する要求コマンドを送信する。
【0030】
伝送装置14の第3検出手段16は、伝送装置2から送られてくる主信号を監視して、受信可能であるか否かをチェックしている。記録手段18は、受信不能になると、履歴ファイルに、伝送装置2から受信不可の警報情報を発生時刻と共に記録し、受信回復すると、受信回復の警報情報を発生時刻と共に記録する。
【0031】
第2受信手段20は、要求コマンドを受信する。送信手段22は、伝送装置2に関する警報情報を履歴ファイルから取得して、伝送装置2に送信する。第1受信手段10は、警報情報を受信する。第2検出手段12は、伝送装置14から送信された警報履歴情報の受信不可時刻から受信回復時刻までの回線影響時間を検出する。
【0032】
この回線影響時間の検出を全ての隣接伝送装置について行う。このようにして検出された回線影響時間は、センタにLANなどにより送信される。センタに送信された回線影響時間は、プリンタなどに出力されて、保守担当者により、ユーザに連絡される。これにより、迅速に回線影響時間の検出を行うことができる。
【0033】
第1実施形態
図2は、本発明の実施形態による通信ネットワーク構成図である。図2に示すネットワークは、例えば、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)通信ネットワークである。通信ネットワークは、伝送速度によって、階層的に構築されて、複数のセンタ32A,32B,32C等により管理される。例えば、プレインP1上に位置する伝送装置は、1.5Mbpsであり、プレインP2上に位置する伝送装置は、600Mbpsである。
【0034】
各センタ32A,32B,32Cは、複数の伝送装置の回線設定・開通試験・監視制御を行う。例えば、センタ32Aは、伝送装置30A#1〜30A#9等を管理する。センタ32Bは、伝送装置30B#1等を管理する。センタ32Cは、伝送装置30C#1〜30C#8等を管理する。
【0035】
図3は、本発明の第1実施形態による伝送装置の構成図である。図3に示す伝送装置は、図2中の伝送装置30A#1〜30A#9,30B#1,30C#1〜30C#8等に使用される。本例の伝送装置では、例えば、図2中の伝送装置30A#1である。
【0036】
この図に示す伝送装置は、回線終端部40#1〜40#n、ペイロードデータ終端部41#1〜41#n、SOH終端部42#1〜42#n、電源部44、警報部46、監視・制御部48、回線情報メモリ50、回線情報バックアップメモリ52、判定部54、警報履歴メモリ56、回線影響時間メモリ58、履歴記録部60、LAN IF部64、クロスコネクト(XC)部66、要求部68、応答部70、ペイロードデータ挿入部72#1〜72#n、SOH挿入部74#1〜74#n及び回線終端部75#1〜75#nを具備する。
【0037】
回線終端部40#1〜40#nは、隣接伝送装置に接続される光ファイバ等の伝送路からSDH情報信号を入力して、光信号ならば光/電気信号変換を行って、伝送装置内で処理する電気信号に変換するインタフェース回路である。ペイロードデータ終端部41#1〜41#nは、SDH情報信号からペイロードデータを分離して、XC部66に出力する。
【0038】
SOH終端部42#1〜42#nは、SDH情報信号からセクションオーバヘッド(SOH)を分離し、そのうちD1〜D12については、要求部68に出力する。電源部44は、伝送装置内の各装置に電源電圧を供給する。
【0039】
警報部46は、各回線終端部40#i(1〜n)から入力されるSDH情報信号のSOHをチェックすることにより、主信号が隣接伝送装置より受信可能であるか否かを判別し、主信号が受信不可ならば、監視・制御部48にその旨を通知する。また、受信不可の回線終端部40#iの主信号番号(ポート番号)及び受信不可の警報情報を、LAN IF部64を介して、センタ32Aに通知する。
【0040】
また、警報部46は、回線終端部40#iが主信号の受信回復した場合は、監視・制御部48に受信回復した旨を通知すると共に、受信回復した回線終端部40#iの主信号番号と受信回復した旨の警報情報を、LAN IF部64を介して、センタ30Aに通知する。
【0041】
監視・制御部48は、以下の機能を有する。
【0042】
(1) 電源部44の電源電圧のレベルをチェックして、電源回復を検出し、電源回復すると、回線情報バックアップメモリ52にバックアップされている回線設定情報を回線情報メモリ50に読み込み、回線設定を行う。回線設定情報により回線設定されている回線終端部75#iのポート番号及び回線終端部75#iに接続される伝送装置の装置番号を回線設定情報より取得し、要求部68に対して、該ポート番号を有する回線終端部75#iより要求コマンドを送出するよう指示する。
【0043】
(2) 警報部46から各回線終端部40#iが受信不可である旨の警報や受信回復した旨の警報を受けると、該警報情報を回線終端部40#iが接続される伝送装置の装置番号及び警報発生時刻と共に、履歴記録部60に記録する。
【0044】
(3) 回線情報メモリ50にロードされた回線設定情報に従って、XC部66が行うクロスコネクトの制御を行う。
【0045】
(4) 応答部70から要求コマンドを受信した旨の通知を受けると、要求コマンドが指示する隣接伝送装置に係わる警報情報(装置番号,受信不可/受信回復,警報発生時刻)を、履歴記録部60から読み出して、応答部70に通知する。
【0046】
(5) 要求部68より警報情報の受信の通知を受けると、判定部54に回線影響時間の検出を指示する。
【0047】
(6) 判定部54よりある隣接伝送装置が受信回復していない旨の判定結果通知を受けると、回線情報バックアップメモリ52から回線情報の読み出し中に二次障害が発生したものと判断して、回線情報バックアップメモリ52から回線設定情報を回線情報メモリ50に読み込み、再度、回線設定してから、隣接伝送装置に対して、要求コマンドを送信するよう要求部68に指示する。
【0048】
(7) センタ32Aからいずれかの隣接伝送装置が受信回復していない旨の通知を受けると、センタ32Aより回線設定情報を受信して、回線情報バックアップメモリ52にセーブする。再度、回線設定情報で回線設定を行うと共に、回線設定された隣接伝送装置から警報情報を取得するよう要求部68に指示する。
【0049】
これは、例えば、隣接伝送装置では、回線増設の設定が正常に行われたが、回線増設の設定中に電源障害が発生し、障害発生装置では、当該回線増設の設定が行われず,隣接伝送装置では、受信不可のままになっている場合を考慮したものである。
【0050】
このような場合、障害発生伝送装置30Aでは、回線設定の行われていない当該隣接装置には要求コマンドを送信しないので、回線設定情報により回線設定された全ての隣接伝送装置が受信回復して、正常に立ち上がったように見えることがあるが、回線未設定となっているものについては、センタ32Aの回線設定情報を伝送装置30Aにダウンロードして、再設定する必要があるからである。
【0051】
回線情報メモリ50は、回線情報バックアップメモリ52に格納された回線情報をロードするRAM等の揮発性メモリである。回線情報バックアップメモリ52は、回線設定情報をセーブする磁気ディスクなどである。
【0052】
判定部54は、監視・制御部48より警報情報を入力して、警報情報を送信した隣接伝送装置が受信不可となった最新時刻の警報情報及び該時刻後に受信回復した警報情報を抽出して、警報情報を警報履歴メモリ56に書き込む。
【0053】
判定部54は、各伝送装置毎に、警報履歴メモリ56に書き込まれた警報情報から回線影響時間を検出し、回線影響時間メモリ58に書き込む。各隣接伝送装置が受信回復したか否かを監視・制御部48に通知する。監視・制御部48から指示を受けて、回線影響時間を、LAN IF部44を通して、センタ32Aに通知する。
【0054】
警報履歴メモリ56は、各隣接伝送装置について、受信不可時刻及び受信回復時刻を隣接伝送装置の装置番号と共に記録する。回線影響時間メモリ58は、各隣接伝送装置について、回線影響時間を記録する。履歴記録部60は、各隣接伝送装置について、その装置番号、警報内容及び警報発生時刻を含む警報情報を記録するファイルである。
【0055】
LAN IF部64は、LANのインタフェースを司る。XC部66は、監視・制御部48の指示に従って、各ペイロード終端部41#iから入力されたペイロードデータを該当するペイロードデータ挿入部72#jにクロスコネクトする。
【0056】
要求部68は、監視・制御部48の指示に従って、後述する要求コマンドを、ポート番号に該当するSOH挿入部74#iに出力する。また、SOH終端部42#iよりD1〜D12が入力されると、隣接伝送装置からの警報履歴データであるか否かをチェックして、警報履歴データならば、警報履歴データを送信元の装置番号と共に、監視・制御部48に出力する。
【0057】
図4は、要求コマンドの送信フォーマット例を示す図である。図4に示すように、要求コマンドは、同期ビット、送信元アドレス、送信先アドレス及び警報履歴要求コマンドからなる。同期ビットは、受信データの同期をとるための特定のビットパターンである。送信元アドレスは、送信元の伝送装置の装置番号である。送信先アドレスは、送信先の伝送装置の装置番号である。警報履歴要求コマンドは、固定長のコマンドコードである。
【0058】
応答部70は、SOH終端部42#iよりD1〜D12が入力されると、隣接伝送装置からの要求コマンドであるか否かをチェックして、要求コマンドならば、要求コマンドを受信した旨を、送信元の伝送装置の装置番号と共に、監視・制御部48に出力する。また、監視・制御部48から警報履歴データ送信の指示を受けると、警報履歴情報を送信先の伝送装置番号と共に、指示されたポート番号に該当するSOH挿入部74#iに出力する。
【0059】
図5は、警報履歴データの送信フォーマット例を示す図である。図5に示すように、警報履歴データは、同期ビット、送信元アドレス、送信先アドレス及び警報履歴情報からなる。同期ビット、送信元アドレス及び送信先アドレスは、要求コマンドのフォーマットの場合と同様である。警報履歴情報は、警報発生時刻及び警報情報を含む。警報履歴情報には、受信不可、受信回復及び光信号のレベル劣化等が含まれる。
【0060】
尚、警報履歴データを固定長のフレームに挿入して送信する場合、1フレーム内に入り切らないときは、続き/エンドのビットを挿入して、複数のフレームに分けて挿入する。本実施形態では、一例として、要求コマンドや警報履歴データ中の同期ビットを除くデータは、STM−1フレームのSOHのD1〜D12に挿入して送信する。尚、同期ビットは、STS−1フレームのA1,A2フィールドに挿入して送信する。
【0061】
図6は、STM−1(156Mb/s)のフレーム構造を示す図である。図6に示すように、STM−1のフレームは、SOHとペイロードからなる。SOHは、中継セクションオーバヘッドと多重セクションオーバヘッドで構成される。中継セクションオーバヘッドは、A1,A2(フレーム同期),C1(STM−N内の各STM−1の識別番号),B1(中継セクションの誤り監視),E1(中継セクションの音声打ち合わせ),F1(中継セクションの故障特定),D1〜D3(中継セクションのデータ通信)からなる。
【0062】
多重セクションオーバヘッドは、B2(各セクションの誤り監視),K1(切替え系の制御),K2(多重セクションク状態の転送),D4〜D12(多重セクションのデータ通信),Z1(多重予測),Z2(多重誤り状態通知),E2(多重セクションの音声打ち合わせ)からなる。
【0063】
SOHの中でD1〜D12を使用するのは、要求コマンドや警報履歴データのデータの通信目的に合致しているからである。但し、勿論、他のフィールドを使用することは可能である。
【0064】
ペイロード挿入部72#iは、XC部66から出力されるペイロードデータをSDH信号のペイロードに挿入して、回線終端部75#iに出力する。SOH挿入部74#iは、要求部68の指示を受けて、要求コマンドをSOHのD1〜D12に挿入して、回線終端部75#iに出力する。また、応答部70の指示を受けて、警報履歴データをSOHのD3〜D12に挿入して、回線終端部75#iに出力する。
【0065】
回線終端部75#iは、SOH挿入部74#i及びペイロードデータ挿入部72#iから出力されるSTM−1フレームを外部インタフェースに形式に変換、例えば、電気/光変換をして、光ファイバ等の伝送路に出力する。
【0066】
以下、図3の伝送装置の動作説明をする。伝送装置は、図2中のいずれのものでもよいが、ここでは、一例として、伝送装置30A#1の場合を例にその動作を説明する。図7は、要求コマンドの送受信及び警報履歴データの送受信に関わる図3の動作説明図である。図8〜図11は、警報履歴収集処理フローチャートである。図12〜図14は、警報履歴収集処理のシーケンスチャートである。
【0067】
図8中のステップS2において、伝送装置30A#1の電源部44が障害により電源断状態になったとする。図12に示すように、隣接伝送装置30A#7,30A#5,30B#1,30C#1の警報部46は、伝送装置30#1が接続される回線終端部40#jから主信号が受信不可(REC)であることを検知して、監視・制御部46に回線終端部40#jが受信不可になった旨を通知すると共に、自装置の装置番号、回線終端部40#jの入力ポート番号及び受信不可の警報情報を、LAN IF部64を通して、センタ32A,32Bに通知する。
【0068】
隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1中の監視・制御部48は、警報部46から受信不可の警報情報を受けとると、履歴記録部60に回線終端部40#jの入力ポート番号に該当する伝送装置の装置番号及び警報発生時刻と共に、履歴記録部60に記録する。
【0069】
また、電源障害の発生した伝送装置30A#1側でも、電源障害が発生したことが通知可能であれば、警報部46からLAN IF部64を通して、自伝送装置の装置番号及び電源障害発生の警報情報をセンタ32Aに通知する。センタ32A,32Bに通知された警報情報を元に保守担当者は、電源障害が発生した伝送装置30A#1を特定して、電源障害を復旧する。
【0070】
ステップS4において、電源部44の電源障害が復旧したものとする。電源部44の電源が復旧すると、監視・制御部48は、電源電圧のレベルを検出することにより、電源復旧を検知する。
【0071】
ステップS6において、監視・制御部48は、回線情報バックアップメモリ52から回線情報を回線情報メモリ50にロードして、回線を立ち上げる。監視・制御部48は、回線情報に従って、XC部66のクロスコネクトを制御すると共に、回線設定された出力ポートに該当するSOH挿入部74#i及びペイロードデータ挿入部72#iにSOH挿入及びペイロードデータ挿入を指示する。
【0072】
SOH挿入部74#iは、監視・制御部48の指示に従って、SOHを挿入する。ペイロードデータ挿入部72#iは、XC部66でクロスコネクトされたペイロードデータをペイロードに挿入する。回線終端部75#iは、主信号のフレームデータを外部インタフェースの信号形式に変換して、外部インタフェース信号を図示しない伝送路を介して、隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1
に出力する。
【0073】
例えば、伝送装置30A#1が電源障害から復旧したとすると、回線情報バックアップメモリ52から回線情報が回線情報メモリ50に正常にロードされた回線については、電源障害が復旧することにより、隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1にフレームが伝送される。尚、電源復旧した直後は、隣接伝送装置から主信号が障害発生伝送装置30A#1に送信されないことがあり、主信号に、ペイロードデータが含まれないことがあっても、少なくともSOHは含まれる。
【0074】
隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1の回線終端部40#jは、伝送装置30A#1から主信号を受信して、内部フォーマット形式の信号に変換する。警報部46は、内部フォーマット形式に変換された信号のSOHを分離し、SOHをチェックして、受信回復したか否かを判別する。
【0075】
警報部46は、回線終端部40#jが受信回復(REC回復)すると、その旨を、LAN IF部64を通して、センタ32A,32Bに通知すると共に、監視・制御部48に通知する。監視・制御部48は、回線終端部40#jが受信回復すると、受信回復した旨の警報情報、回線終端部40#jが収容する隣接伝送装置30A#1の装置番号及び警報発生時刻を、履歴記録部60に記憶する。
【0076】
一方、ステップS8において、伝送装置30A#1中の監視・制御部48は、回線情報バックアップメモリ52より回線設定されている全ての隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1の装置番号及び該隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1を収容する各回線終端部75#iのポート番号を取得する。
【0077】
ステップS10において、監視・制御部48は、要求部68にポート番号に該当する回線終端部75#iから要求コマンドを送出するよう指示する。要求部68は、監視・制御部48により指示されたポート番号に該当するSOH挿入部74#iに、図4に示すように、送信元アドレスとして自装置の装置番号(例えば、11001011)、送信先アドレスとして隣接伝送装置の装置番号(例えば、10010011)及び警報履歴要求コマンドを出力する。
【0078】
SOH挿入部74#iは、図6に示したSOHのA1,A2に同期ビットを挿入すると共に、D1〜D12の所定の領域、例えば、D1に送信元アドレス、D2に送信先アドレス、D3〜D12に警報履歴要求コマンドを挿入して、図7に示すように、回線終端部75#iに出力する。
【0079】
回線終端部75#iは、要求コマンドを含む主信号を外部信号フォーマット形式の信号に変換して、図12に示すように、隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1に送信し、警報履歴データの送信要求をする。
【0080】
隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1の回線終端部40#jは、図7に示すように、要求コマンドを含む主信号を受信して、内部フォーマット形式の信号に変換する。SOH終端部42#jは、SOHに挿入されたA1,A2の同期ビットにより同期をとって、D1〜D12を分離して、応答部70に出力する。
【0081】
応答部70は、入力されたD1〜D12から送信先アドレスが自装置の装置番号であるか否か及び警報履歴要求コマンドであるか否かをチェックして、自装置の装置番号且つ警報履歴要求コマンドならば、要求コマンドを受信した旨を、送信元の装置番号と共に、監視・制御部48に通知する。
【0082】
監視・制御部48は、送信元の装置番号をインデックスとして、履歴記録部60を検索して、該装置番号に係わる警報履歴情報(警報発生時刻,警報内容)を発生時刻順に全て取得する。監視・制御部48は、これらの警報履歴情報を送信するよう応答部70に指示する。応答部70は、送信元の装置番号に該当するSOH挿入部74#jに警報履歴情報及び送信元の装置番号を出力する。
【0083】
SOH挿入部74#jは、図5に示すように、D1〜D12の所定の領域にそれぞれ、送信元アドレスとして、自装置の装置番号(例えば、10010011)、送信先アドレスとして、要求コマンドに送信元アドレスとして含まれる装置番号(例えば、1001011)及び警報履歴情報を挿入する。尚、複数の警報履歴データがあるときは、例えば、それぞれ警報履歴データを別々のフレームのSOHに挿入すると共に、最後の警報履歴データにはその旨の情報をSOHに挿入する。
【0084】
回線終端部75#jは、警報履歴データを含む主信号を外部フォーマット形式の信号に変換して、図示しない伝送路を介して、図12に示すように、送信元の伝送装置30A#1に送信する。
【0085】
図8中のステップS12において、伝送装置30A#1の回線終端部40#iは、隣接伝送装置の回線終端部75#jより送出された警報履歴情報データを受信して、内部フォーマット信号に変換する。SOH終端部42#iは、SOHのD1〜D12を分離して、要求部68に出力する。
【0086】
要求部68は、D1〜D12を受信して、送信先アドレスが自装置の装置番号であるか否かをチェックして、自装置の装置番号ならば、送信元アドレスと共に、警報履歴情報を監視・制御部48に出力する。
【0087】
ステップS14において、監視・制御部48は、警報履歴データを送信元の装置番号と共に、判定部54に出力して、回線影響時間の検出を指示する。すなわち、図9中のステップS30において、判定部54は、送信元の隣接伝送装置より送信された警報履歴情報を順次入力して、該隣接伝送装置における、最近の受信不可時刻、受信回復時刻を含む警報履歴情報を抽出して、警報履歴メモリ56の送信元の隣接伝送装置に該当する領域に蓄積する。
【0088】
ステップS32において、判定部54は、各隣接伝送装置について、警報履歴メモリ56に格納された警報履歴情報から受信不可開始時刻と受信回復時刻を求める。ステップS34において、判定部54は、隣接伝送装置毎に、受信不可開始時刻及び受信回復時刻から、回線影響時間を検出する。
【0089】
再び図8を参照すると、ステップS16において、判定部54は、回線情報バックアップメモリ52にバックアップされた回線情報により設定された全ての隣接伝送装置で受信回復したかを回線影響時間が検出されたかによってチェックし、全ての隣接伝送装置で受信回復したならば、ステップS18に進み、ある隣接伝送装置で受信回復していなければ、その旨を監視・制御部48に通知する。
【0090】
図15は二次障害発生を示す図である。図15に示すように、伝送装置30A#1が回線情報バックアップメモリ52から回線情報メモリ50に回線情報をロードして回線を立ち上げる際に、一部の回線の回線情報の読み込みエラー等により一部の回線の立ち上げに失敗する場合がある。
【0091】
例えば、伝送装置30A#1と隣接装置30A#7との回線設定情報のリードエラーが発生したような場合である。このような場合、主信号が回線終端部75#iから隣接伝送装置30A#7に伝送されないため、隣接伝送装置30A#7では、受信回復しない。
【0092】
しかし、回線情報メモリ50からでなく回線情報バックアップメモリ52から正しく回線情報が読み込まれると、回線終端部75#7から送出した要求コマンドが隣接伝送装置30A#7で受信され、警報履歴データが送られる。このとき、隣接伝送装置30#7では、受信回復していないので、伝送装置30A#1は、隣接伝送装置30#7について、回線影響時間を検出することができない。そこで、このような二次障害が発生した場合には、再度、回線設定を行うべく、図10のステップS40及び図13に進む。
【0093】
ステップS18において、判定部54は、全ての隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1の回線影響時間を、自装置の装置番号及び隣接伝送装置の装置番号と共に、センタ32AにLAN IF部64を通して、送信する。
【0094】
センタ32Aは、障害発生伝送装置30A#1の装置番号及び隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1の装置番号を受信すると、自センタ32A内にセーブしてある回線設定情報を参照して、障害発生伝送装置30A#1に隣接する全ての伝送装置の回線影響時間が検出されたか否かをチェックする。
【0095】
そして、全ての隣接伝送装置で回線影響時間が検出されたならば、OKである旨を、ある伝送装置で回線影響時間が検出されていなければ、NGである旨を、障害発生伝送装置30A#1に送信する。
【0096】
尚、隣接伝送装置30B#1のように障害発生装置30A#1とは異なるセンタ32Bに管理されるような隣接伝送装置30B#1を含む場合であっても、障害発生伝送装置30A#1に対して、隣接伝送装置30B#1との間の回線設定を行うのは、センタ32A#1であるので、センタ32Aは、隣接伝送装置30B#1に関する回線設定情報を有する。
【0097】
即ち、センタ32Aは、障害発生伝送装置30A#1の全ての回線情報を有するので、センタ30Aが障害発生伝送装置30A#1に隣接する全ての伝送装置が受信回復して、回線影響時間の検出ができたか否かを判断できる。
【0098】
ステップS20において、監視・制御部48は、センタ30AよりOKの通知を受けたか否かをチェックして、OK通知を受けたならば、正常に立ち上げられたものと判断し、NG通知を受けたならば、図11のステップS52及び図14に進む。
【0099】
センタ32AよりNG通知がされるのは、例えば、隣接伝送装置30A#7との間の回線設定中に伝送装置30A#1で電源断が発生し、該回線情報が伝送装置30A#1の回線情報バックアップメモリ52にバックアップできなかった場合である。この場合、センタ32Aより回線設定が正常に終了した隣接伝送装置30A#7では、伝送装置30A#1が電源復旧しても依然として、伝送装置30A#1から受信不可の警報情報がセンタ32Aにあがったままである。
【0100】
しかし、伝送装置30A#1では、隣接伝送装置30A#7との間では回線設定されていないので、回線設定されている他の隣接伝送装置30A#5,30B#1,30C#1から受信回復の警報情報を受けると、正常に立ち上がったかのように見える。そこで、センタ32AからOK/NGの通知を受けて、正常に立ち上げたか否かを判断している。
【0101】
図10中のステップS40において、監視・制御部48は、回線情報バックアップメモリ52より回線情報を再度、回線情報メモリ50にロードして、回線設定を行う。ステップS42において、図8中のステップS10と同様に、隣接伝送装置30A#7,30A#5,30B#1,30C#1に警報履歴情報を送信するよう要求コマンドを出す。
【0102】
ステップS44において、警報履歴データを隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1から受信する。ステップS46において、ステップS14と同様にして,判定部54は、回線影響時間を検出する。
【0103】
ステップS48において、判定部54は、全ての隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1で受信回復したか否かをチェックして、全ての隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1で受信回復したならば、ステップS50に進み、ある伝送装置で受信回復しなければ、図11のステップS52及び図14に進む。これにより二次障害が発生した場合でも、再度、回線設定を行うことにより二次障害を自動復旧することができる。
【0104】
ステップS50において、判定部54は、図8中のステップS18と同様にして、センタ32Aに回線影響時間を通知する。ステップS51において、監視・制御部48は、センタ32AよりOKの通知を受けたか否かをチェックして、OK通知を受けたならば、正常に立ち上げられたものと判断し、NG通知を受けたならば、図11のステップS52及び図14に進む。
【0105】
図11中のステップS52において、監視・制御部48は、回線設定情報の送信を、LAN IF部64を通して、センタ32Aに要求する。図14に示すように、センタ32Aは、障害発生装置30A#1の回線設定情報を送信する。ステップS54において、監視・制御部48は、センタ32Aから回線設定情報を受信して、回線情報バックアップメモリ52に格納する。
【0106】
ステップS56において、監視・制御部48は、回線情報バックアップメモリ52より回線設定情報を回線情報メモリ50に読み込む。ステップS58〜ステップS66において、伝送装置30A#1は、図8中のステップS10〜ステップS18と同様の処理を行う。ステップS68において、監視・制御部48は、異常立ち上げを、LAN IF部64を通して、センタ32Aに通知する。
【0107】
センタ32Aは、障害発生伝送装置30A#1から回線影響時間の通知を受けると、各隣接伝送装置毎に回線影響時間をディスプレイなどに出力する。保守担当者は、ディスプレイ等に表示された回線影響時間を見て、電源断による回線影響時間を通知する。また、センタ32Aは、伝送装置30A#1から異常立ち上げの通知を受けると、保守担当者にその旨を通知する。
【0108】
以上説明した第1実施形態によれば、障害発生伝送装置が隣接伝送装置に要求コマンドを出して、警報履歴データを受信し、回線影響時間を検出して、センタに送信するので、回線影響時間の検出が迅速になる。
【0109】
二次障害が発生した場合は、回線を再度、立ち上げるので、二次障害から自動復旧することができる。さらに、回線設定中に電源断をした回線については、センタから回線情報を自動でダウンロードして回線設定をするので、障害からの復帰を迅速に行うことができる。
【0110】
第2実施形態
図16は、本発明の第2実施形態による伝送装置の構成図であり、図3中の構成要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。
【0111】
本発明の第2実施形態による伝送装置が図3の伝送装置とは、隣接伝送装置と接続する伝送路を現用系と予備系とで冗長構成したこと、要求コマンド及び警報履歴データを予備系の伝送路のペイロードに挿入するようにしたことが異なる。
【0112】
監視・制御部79、IF部80#1〜80#n、SEL81#1〜81#n,82#1〜82#n,84#1〜84#n,85#1〜85#n,86#1〜86#n,87#1〜87#n及びIF部88#1〜88#nが、図3の伝送装置と異なる。
【0113】
監視・制御部79は、図3中の監視・制御部48の機能に加えて、要求コマンドや警報履歴データを送信しないときは、0系及び1系の伝送路に同一の主信号を送出する、要求コマンド又は警報履歴データを送出するときは、隣接伝送装置が予備系であると認識する伝送路に送出する、自伝送装置が予備系と認識する伝送路から入力した主信号を要求部68及び警報部70に出力するよう制御するために、各SEL81#1〜81#n,82#1〜82#n,84#1〜84#n,85#1〜85#n,86#1〜86#n,87#1〜87#nに選択信号を出力する機能を有する。
【0114】
尚、隣接伝送装置の伝送路の予備系は、例えば、要求コマンドを送信するときは、電源断障害が発生する直前の予備系の伝送路を収容する隣接伝送路の入力ポート番号を隣接伝送装置側からSOHに挿入して、通知すると共に、回線設定情報に自伝送装置の出力ポート番号と隣接伝送装置の入力ポート番号の関係を含ませることにより知ることができる。
【0115】
また、電源復旧した伝送装置の予備系の伝送路は、電源断となる直前の予備系の入力ポート番号を回線情報バックアップメモリ52に格納しておき、入力ポートの系を電源断となる直前と同じにする。
【0116】
図17は、図16中のIF部80#i及び88#iに係わるブロック図である。IF部80#iは、0系回線終端部89#i、0系ペイロードデータ終端部91#i、0系SOH終端部94#i、1系回線終端部90#i、1系ペイロードデータ終端部92#i及び1系SOH終端部96#iを有する。
【0117】
回線終端部89#i,90#i,97#i,98#iは、外部インタフェースと内部インタフェースとの間のインタフェースを司る。ペイロードデータ終端部91#i,92#iは、フレームからペイロードデータを分離する。SOH終端部94#i,96#iは、フレームからSOHを分離する。
【0118】
SEL81#i,82#iは、選択信号に従って、ペイロードデータをXC部66及びSEL84#iのいずれか一方に出力する。SEL84#iは、選択信号に従って、予備系の伝送路から入力力されたペイロードデータを選択して、要求部68及び応答部70に出力する。
【0119】
SEL85#iは、選択信号に従って、回線終端部97#i,98#iが接続される伝送装置が予備系と認識するSEL86#i,87#iのいずれか一方に要求部68又は応答部70からの出力信号を出力する。
【0120】
SEL86#i,87#iは、選択信号に従って、隣接伝送装置が現用系と認識する伝送路に接続される回線終端部97#i,98#iに対しては、常に、DATAを選択し、隣接伝送装置が予備系と認識する伝送路に接続される回線終端部97#i,98#iに対しては、要求コマンドを送信するとき及び警報履歴データを送信するとき、SEL85#iの出力を選択し、それ以外のときは、DATAを選択する。これにより、予備系の伝送路についても、要求コマンド及び警報履歴データを送信するとき以外は、同じ主信号が伝送される。
【0121】
ペイロードデータ挿入部99#i,100#iは、ペイロードデータを挿入する。SOH挿入部102#i,104#iは、監視・制御部79の指示に従って、SOHを挿入する。
【0122】
図16の伝送装置と図3の伝送装置とは、要求コマンドの送受信及び警報履歴データの送受信に係わる動作が異なるのみで他の点については、図3と同様なのでこの相違点に関して、図16の動作説明をする。
【0123】
監視・制御部79は、運用中において、回線終端部89#i,90#iが接続される入力ポートのうち、予備系の伝送路を収容する入力ポート番号を、回線情報バックアップメモリ52に格納すると共に、SOH挿入部102#i,104#iによりSOHに挿入して、隣接伝送装置に送信している。また、隣接伝送装置から予備系の伝送路を収容する入力ポート番号を受信すると、回線情報バックアップメモリ52に格納している。
【0124】
図2中の伝送装置30A#1で電源障害が発生し、その後、電源復旧したものとする。電源が復旧すると、監視・制御部79は、回線情報バックアップメモリ52から回線情報を回線情報メモリ50にロードして、回線設定を行う。
【0125】
そして、回線情報バックアップメモリ52に格納した予備系の伝送路の入力ポート番号に従って、回線終端部89#i,90#iのいずれか一方を予備系、他方を現用系とする。また、回線情報バックアップメモリ52に格納した隣接伝送装置の入力ポート番号と自伝送装置の出力ポート番号との対応関係に従って、回線終端部97#i,98#iのいずれか一方を予備系、他方を現用系とする。以下の説明では、回線終端部89#i,97#iを現用系、回線終端部90#i,98#iを予備系とする。
【0126】
監視・制御部79は、SEL81#iには、XC部66に出力し、SEL82#iには、SEL84#iに出力するよう指示する選択信号を出力する。また、SEL84#iに、SEL82#iの出力信号を選択するよう指示する選択信号を出力する。
【0127】
さらに、監視・制御部79は、SEL85#iに、SEL87#iに出力するよう指示する選択信号を出力する。また、SEL86#iには、DATAを選択し、SEL87#iには、SEL85#iの出力信号を選択するよう指示する選択信号を出力する。
【0128】
要求部68は、SEL85#iに要求コマンドを出力する。SEL85#iは、要求コマンドをSEL87#iに出力する。SEL87#iは、SEL85#iの出力信号(要求コマンド)を選択して、ペイロードデータ挿入部100#iに出力する。
【0129】
ペイロードデータ挿入部100#iは、要求コマンドをペイロードの先頭から挿入して、回線終端部98#iに出力する。SOH挿入部104#iは、同期ビット等をSOHに挿入して、回線終端部98#iに出力する。回線終端部98#iは、要求コマンドを含む主信号を外部フォーマット形式の信号に変換して、伝送路に出力する。
【0130】
SEL86#iは、XC部66からのDATAを選択して、ペイロードデータ挿入部99#iに出力する。ペイロードデータ挿入部99#iは、DATAをペイロードの先頭から挿入して、回線終端部97#iに出力する。SOH挿入部102#iは、同期ビット等をSOHに挿入して、回線終端部97#iに出力する。回線終端部97#iは、主信号を外部フォーマット形式の信号に変換して、伝送路に出力する。
【0131】
一方、隣接伝送装置30A#5,30A#7,30B#1,30C#1においても、電源障害発生伝送装置30A#1と同様に、現用系/予備系に従って、SEL81#j,82#j,84#j,85#j,86#j,87#jに選択信号を出力している。現用系の回線終端部89#i,97#iが接続される回線終端部97#j,89#jは現用系、予備系の回線終端部90#i,98#iが接続される回線終端部98#j,90#jは予備系となる。
【0132】
予備系の回線終端部90#jは、要求コマンドを含む主信号を内部インタフェース形式の信号に変換する。ペイロードデータ終端部92#jは、要求コマンドを含むペイロードデータを分離する。SEL82#jは、選択信号に従って、要求コマンドを含むペイロードデータをSEL84#jに出力する。SEL84#jは、選択信号に従って、SEL82#jの出力信号を選択して、応答部70に出力する。
【0133】
応答部70は、ペイロードデータから要求コマンドを分離して、監視・制御部79に出力する。監視・制御部79は、履歴記録部60から障害伝送装置30A#1に係わる警報履歴情報を読み込み、応答部70に出力する。応答部70は、警報履歴データをSEL85#jに出力する。SEL85#jは、選択信号に従って、警報履歴データをSEL87#jに出力する。
【0134】
SEL87#jは、選択信号に従って、SEL85#jから出力される警報履歴データを選択して、ペイロードデータ挿入部100#jに出力する。ペイロードデータ挿入部100#jは、警報履歴データをペイロードに挿入する。回線終端部98#jは、警報履歴データを含む主信号を外部インタフェース形式の信号に変換して、伝送路に出力する。一方、現用系の主信号は、XC部66に入力されて、クロスコネクトされる。そのため、運用には、支障がない。
【0135】
一方、障害発生伝送装置30A#1の回線終端部90#iは、警報履歴データを含む主信号を内部フォーマット形式の信号に変換する。ペイロードデータ挿入部92#iは、ペイロードデータを分離する。SEL82#iは、選択信号に従って、SEL84#iにペイロードデータを出力する。
【0136】
SEL84#jは、選択信号に従って、SEL82#iの出力信号を選択して、警報履歴データを含むペイロードを要求部68に出力する。要求部68は、警報履歴データを入力して、監視・制御部79に出力する。これにより、障害発生伝送装置30A#1は、主信号のペイロードを用いて、警報履歴データを受信することができる。本実施形態のその他の点については、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0137】
障害発生伝送装置30A#1は、正常に立ち上がったことを確認すると、監視・制御部79は、現用及び予備系の伝送路にDATAを出力し、現用・予備系の伝送路からの主信号をXC部66に出力するように、SEL81#i,82#i,84#i,85#i,86#i,87#iに選択信号を出力する。
【0138】
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果がある。
【0139】
第3実施形態
図19は、本発明の第3実施形態による伝送装置の構成図であり、図3中の構成要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。
【0140】
本発明の第3実施形態による伝送装置と図3の伝送装置とは、要求コマンドをセンタ32Aに送出して、警報履歴データをセンタ32Aより受信するようにしたことが異なる。IF部112#1〜112#n,114#1〜114#n及び要求部116が、図3の伝送装置と異なる。
【0141】
IF部112#iは、回線の終端、ペイロードの終端及びSOHの終端をする。IF部114#iは、回線の終端、ペイロードの挿入及びSOHの挿入をする。要求部116は、自装置の装置番号及び隣接伝送装置の装置番号を含む要求コマンドを、LAN IF部64を通してセンタ32Aに送信する。また、センタ32Aから送信された警報履歴データを受信して、監視・制御部48に出力する。
【0142】
センタ32Aは、障害発生伝送装置30A#1から要求コマンドを受信すると、要求コマンドに含まれた装置番号で指定された隣接伝送装置について、障害発生伝送装置30A#1に関する警報履歴情報を検索して、伝送装置30A#1に送信する機能を有する。
【0143】
以下、図19の伝送装置の動作説明を行う。
【0144】
図19の伝送装置が図3の伝送装置と異なる点は、要求コマンドの送信、警報履歴データの受信に関する動作のみなので、この相違点について説明する。
【0145】
伝送装置30A#1では、電源復旧すると、監視・制御部48は、要求部116に要求コマンドの送信を指示する。要求部116は、自装置の装置番号及び回線設定されている隣接伝送装置の装置番号を含む要求コマンドを、LAN IF部64を通して、センタ32Aに送信する。
【0146】
センタ32Aは、各伝送装置30A#1,30A#5,30A#7…の警報部46から送信された隣接伝送装置に関する警報情報を、送信元の装置番号及び隣接伝送装置の装置番号と共に、警報履歴データとして、履歴ファイルに記録している。
【0147】
センタ32Aは、要求コマンドに含まれる隣接伝送装置の装置番号について、自装置の装置番号で指定される障害発生伝送装置30A#1に関する警報履歴データを履歴ファイルから読み出し、障害発生伝送装置30A#1の装置番号,隣接伝送装置の装置番号を含む警報履歴データを伝送装置30A#1に送信する。
【0148】
伝送装置30A#1の要求部116は、警報履歴データを、LAN IF部64を通して、監視・制御部48に出力する。判定部54は、監視・制御部48の指示に従って、各回線設定された隣接伝送装置における回線影響時間を検出する。
これにより、LAN IF部64を通して、センタ32Aより警報履歴データを受信して、回線影響時間の検出をすることができる。
【0149】
以上説明した第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果がある。
【0150】
第4実施形態
図20は、本発明の第4実施形態による伝送装置の構成図であり、図3中の構成要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。
【0151】
本発明の第4実施形態による伝送装置と図3の伝送装置とは、電源断になると時計が停止し、電源断時刻t1を記録する時計回路部120を設け、隣接伝送装置に対して、電源断時刻t1以降の警報履歴データの送信を要求する要求コマンドを送出するようにしたことが異なる。
【0152】
図21は、図20中の時計回路部のブロック図である。図21に示すように、時計回路部120は、SEL128,130及び時計回路132,134を有する。SEL128は、電源部44中の装置電源(Main)124が電源正常ならば、装置電源124の電源電圧を選択し、装置電源124が装置電源断ならば、グラウンド電圧を選択する。
【0153】
SEL130は、電源部44中の装置電源(Main)124が電源正常ならば、装置電源124の電源電圧を選択し、装置電源124が装置電源断ならば、予備電源(Sub)126を選択する。
【0154】
時計回路132は、時刻を計時して、現時刻を図示しない不揮発性メモリに記録する。但し、時計回路132は、装置電源124が電源断となると、供給される電源電圧が0Vとなり停止する。
【0155】
時計回路134は、時刻を計時する回路であり、装置電源124が断となっても、予備電源126から電源が供給されるので、停止することがない。尚、予備電源126は、正常の装置電源124により充電されるので、装置電源124が電源断となっても、その後、SEL130に電源供給を継続して行う。
【0156】
監視・制御部121は、電源部44が電源復旧すると、時計回路132の不揮発性メモリに記録された時計停止時刻t1を読み出し、要求部116に時刻t1以降の警報履歴要求コマンドを送出するよう指示する。
【0157】
要求部116は、監視・制御部121の指示に従って、回線設定された隣接伝送装置に、時刻t1以降の警報履歴要求コマンドを送出する。図22は、要求コマンドのフォーマットの一例を示す図である。図22に示すように、要求コマンドは、送信元アドレス、送信先アドレス及びt1以降の警報履歴要求コマンドを含む。
【0158】
以下、図20の動作説明をする。
【0159】
図20の伝送装置が図3の伝送装置と異なる点は、要求コマンドの送信、警報履歴データの受信に関する動作のみなので、この相違点について説明する。
【0160】
時計回路132は、装置電源124の電源正常時には、時刻を計時して、図示しない不揮発性メモリに記録している。予備電源126は、装置電源124が正常時に充電されている。装置電源124が電源断になると、SEL128は、0Vを選択して、時計回路132に出力する。
【0161】
時計回路部132は、装置電源124が電源断になると、供給される電源電圧は0Vとなり、計時を停止する。そのため、不揮発性メモリには、装置電源断時の時刻が記録される。
【0162】
一方、SEL130は、装置電源124が電源正常ならば、装置電源124の電源電圧を選択し、装置電源124が電源断になると、予備電源126の電源電圧を選択して、時計回路134に電源電圧を供給する。時計回路134は、電源電圧が常に装置電源124又は予備電源126から供給されるので、常に、計時する。
【0163】
装置電源124が復旧すると、監視・制御部121は、時計回路132の不揮発性メモリに記録された時刻t1を読み出す。監視・制御部121は、要求部122に、時刻t1以降の警報履歴データを隣接伝送装置に送信するよう指示する。
【0164】
要求部122は、送信元アドレスとして自装置の装置番号、送信先アドレスとして隣接伝送装置の装置番号及び時刻t1以降の警報履歴データ要求コマンドを含む要求コマンドを、SOH挿入部74#iに出力する。
【0165】
SOH挿入部74#iは、要求コマンドをSOHに挿入して、回線終端部75#iより伝送路に出力する。隣接伝送装置の応答部70は、要求コマンドを受信すると、監視・制御部121に出力する。監視・制御部121は、要求コマンドにより指示された時刻t1以降の送信元アドレスで指定される装置番号に係わる警報履歴データを履歴記録部60から読み出して、応答部70に出力する。
【0166】
応答部70は、自装置の装置番号を送信元アドレス、要求コマンドに含まれていた送信元アドレスを送信先アドレスとして、時刻t1以降の警報履歴データを該当するSOH挿入部74#jに出力する。
【0167】
SOH挿入部74#jは、時刻t1以降の警報履歴データをSOHに挿入して、回線終端部75#jより伝送路に出力する。障害発生伝送装置30A#1の判定部54は、時刻t1以降の警報履歴データに基づいて、回線影響時間を検出する。隣接伝送装置から送信されてくる警報履歴データは、電源断になった時刻t1以降のものなので、データ量が少なくなり、回線影響時間の検出がより迅速になる。
【0168】
伝送装置30A#1が正常に立ち上がると、時計回路132は、時計回路134の時刻に合わせて、再び、時間を計時する。本実施形態のその他の点については、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0169】
以上説明した第4実施形態によれば、電源断時刻t1以降の警報履歴データを送信するのみなので、送信する警報履歴データ量が少なくなり、回線影響時間の検出がより迅速になる。
【0170】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電源断の障害発生伝送装置が回線影響時間を検出して、センタに通知するので、回線影響時間の検出が迅速になる。
【0171】
また、障害発生伝送装置に回線設定された全ての隣接伝送装置が受信回復できない場合は、再度、回線設定を行うので二次障害が発生した場合でも迅速に自動リカバリを行うことができる。
【0172】
また、障害発生伝送装置が正常に立ち上がった否かは、障害発生伝送装置からの回線影響時間の通知とセンタの回線設定情報に基づいて行うので、回線設定中の電源断にも対処することができる。
【0173】
さらに、電源断になった時刻以降の隣接伝送装置における警報履歴データに従って、回線影響時間を検出するので、警報履歴データのデータ量が少なくなり、回線影響時間の検出が迅速になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施形態による通信ネットワークの構成図である。
【図3】本発明の第1実施形態による伝送装置の構成図である。
【図4】要求コマンドのフォーマット例を示す図である。
【図5】警報履歴データのフォーマット例を示す図である。
【図6】STM−1(156Mb/s)のフレーム構造例を示す図である。
【図7】図3の動作説明図である。
【図8】警報履歴収集処理のフローチャート(その1)である。
【図9】図8中のステップS14の処理フローチャートである。
【図10】警報履歴収集処理のフローチャート(その2)である。
【図11】警報履歴収集処理のフローチャート(その3)である。
【図12】警報履歴収集処理のシーケンスチャート(その1)である。
【図13】警報履歴収集処理のシーケンスチャート(その2)である。
【図14】警報履歴収集処理のシーケンスチャート(その3)である。
【図15】二次障害発生を示す図である。
【図16】本発明の第2実施形態による伝送装置の構成図である。
【図17】図16中のIF部のブロック図である。
【図18】図16の動作説明図である。
【図19】本発明の第3実施形態による伝送装置の構成図である。
【図20】本発明の第4実施形態による伝送装置の構成図である。
【図21】図20中の時計回路部のブロック図である。
【図22】要求コマンドのフォーマット例を示す図である。
【符号の説明】
2,14 伝送装置
4 電源部
6 第1検出手段
8 要求手段
10 第1受信手段
12 第2検出手段
16 第3検出手段
18 記録手段
20 第2受信手段
22 送信手段

Claims (10)

  1. 伝送路を通して接続される隣接伝送装置からデータとしての主信号を受信し、該主信号の方路振り分け先に該当する伝送路を通して他の隣接伝送装置に該主信号を送信する伝送装置において、
    電源部と、
    自伝送装置の前記電源部の電源断からの電源復旧を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、隣接伝送装置との間の回線設定をするべき回線を示す情報として前記自伝送装置に記憶されている回線設定情報に基づき、回線設定を行うとともに前記主信号を該隣接伝送装置に送信する手段と、
    前記回線設定情報に基づき、回線設定をするべき回線に対応する隣接伝送装置に対して、前記自伝送装置からの前記主信号が該隣接伝送装置において、実際に受信できなかった受信不可時刻及び該受信不可時刻後に前記自伝送装置から実際に受信が回復した受信回復時刻を含む第1情報の送信を要求する要求コマンドを送信する要求手段と、
    前記隣接伝送装置より送信された前記第1情報を受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段が受信した前記第1情報に基づいて、該第1情報を送出した隣接伝送装置が前記受信不可から前記受信回復するまでの前記自伝送装置の前記電源断による該隣接伝送装置における回線影響時間の検出を行う第2検出手段と、
    を具備したことを特徴とする伝送装置。
  2. 前記伝送装置が前記隣接伝送装置に送信する主信号は、オーバヘッド及びペイロードからなる同期フレームであり、前記要求手段は、前記オーバヘッドに前記要求コマンドを挿入することを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  3. 前記回線設定情報に基づき、回線設定をするべき全隣接伝送装置について前記回線影響時間の検出ができたか否かを判断し、ある隣接伝送装置について前記回線影響時間の検出ができなかったと判断される場合は、前記回線設定情報に基づき、前記回線影響時間の検出ができなかった隣接伝送装置について、再度回線を設定してから該隣接伝送装置に前記要求コマンドを再び送信することを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  4. 前記回線設定情報により回線設定された隣接伝送装置との間で受信不可か否かを検出する第3検出手段と、
    前記第3検出手段の検出結果に基づいて、隣接伝送装置との間で前記主信号の受信が実際に不可となった受信不可時刻及び前記主信号の受信が実際に回復した受信回復時刻をそれぞれ含む前記第1情報を履歴ファイルに記録する記録手段と、
    前記回線設定情報により回線設定された隣接伝送装置から要求コマンドを受信する第2受信手段と、
    前記要求コマンドに基づいて、該要求コマンドを送信した隣接伝送装置に関する前記第1情報を前記履歴ファイルより取得して、該隣接伝送装置に送信する送信手段と、
    を更に具備したことを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  5. 前記電源部から供給される電源に基づき、時刻を計測し、自伝送装置の前記電源部が電源断になると電源断時の時刻t1を記録する時計部を更に具備し、
    前記要求コマンドは、前記時刻t1以降の前記受信不可時刻を有する前記第1情報を送信するように指示する情報を含み、
    前記送信手段は、隣接伝送装置の電源部の電源断時の時刻t1’以降の受信不可時刻を有する前記第1情報を送信することを特徴とする請求項4記載の伝送装置。
  6. 伝送路を通して接続される隣接伝送装置からデータとしての主信号を受信し、該主信号の方路振り分け先に該当する伝送路を通して他の隣接伝送装置に該主信号を送信する伝送装置において、
    電源部と、
    自伝送装置の前記電源部の電源断からの電源復旧を検出する第1検出手段と、
    第1及び第2伝送路を通して同じ隣接伝送装置に接続され、一方が予備系、他方が現用系として使用され、それぞれ主信号を出力し、前記現用系では前記データとして前記主信号を出力する第1及び第2出力ポートと、
    第3及び第4伝送路を通して同じ前記隣接伝送装置に接続され、一方が予備系、他方が現用系として使用され、それぞれ主信号が入力される第1及び第2入力ポートと、
    前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、隣接伝送装置との間の回線設定をするべき回線を示す情報として前記自伝送装置に記憶されている回線設定情報に基づき、回線設定を行うとともに前記主信号を該隣接伝送装置が接続され、現用系として使用される前記第1及び第2出力ポートのいずれかに出力する手段と、
    前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、回線設定をするべき回線を示す情報として前記自伝送装置に記憶されている前記回線設定情報に基づき、前記回線設定をするべき回線に対応する隣接伝送装置に対して、前記自伝送装置からの前記主信号が実際に受信できなかった受信不可時刻及び該受信不可時刻後に自伝送装置から実際の受信が回復した受信回復時刻を含む第1情報の送信を要求する要求コマンドを出力する要求手段と、
    前記予備系として使用される前記第1及び第2入力ポートのいずれか一方の入力ポートより前記主信号としての前記第1情報を受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段が受信した前記第1情報に基づいて、該第1情報を送出した隣接伝送装置が前記受信不可から前記受信回復するまでの前記自伝送装置の前記電源断による該隣接伝送装置における回線影響時間の検出を行う第2検出手段とを具備し、
    前記要求コマンドは前記予備系として使用される前記第1及び第2出力ポートのいずれかの出力ポートに前記主信号として出力されることを特徴とする伝送装置。
  7. 前記回線設定情報により回線設定された隣接伝送装置との間で受信不可か否かを検出する第3検出手段と、
    前記第3検出手段の検出結果に基づいて、隣接伝送装置との間で前記主信号の受信が実際に不可となった受信不可時刻及び前記主信号の受信が実際に回復した受信回復時刻を含む前記第1情報を履歴ファイルに記録する記録手段と、
    前記回線設定情報により回線設定された隣接伝送装置から要求コマンドを前記予備系として使用される前記第1及び第2入力ポートのいずれかより受信する第2受信手段と、
    前記要求コマンドに基づいて、該要求コマンドを送した隣接伝送装置に関する前記第1情報を前記履歴ファイルより取得して、前記予備系として使用される前記第1及び第2出力ポートのいずれかの出力ポートを通して主信号としての該第1情報を該隣接伝送装置に送信する送信手段と、
    を更に具備したことを特徴とする請求項6記載の伝送装置。
  8. 伝送路を通して接続される隣接伝送装置からデータとしての主信号を受信し、該主信号の方路振り分け先に該当する伝送路を通して他の隣接伝送装置に該主信号を送信する伝送装置において、
    電源部と、
    自伝送装置の前記電源部の電源断からの電源復旧を検出する第1検出手段と、
    第1及び第2伝送路を通して同じ隣接伝送装置に接続され、一方が予備系、他方が現用系として使用され、それぞれ主信号を出力し、前記現用系には前記データとして前記主信号を出力する第1及び第2出力ポートと、
    第3及び第4伝送路を通して同じ前記隣接伝送装置に接続され、一方が予備系、他方が現用系として使用され、それぞれ主信号が入力される第1及び第2入力ポートと、
    前記第1及び第2出力ポートに接続され、外部インタフェースを司る第1及び第2回線終端手段と、
    前記第1及び第2入力ポートに接続され、外部インタフェースを司る第3及び第4回線終端手段と、
    前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、回線設定をするべき回線を示す情報として前記自伝送装置に記憶されている回線設定情報に基づき、前記回線設定をするべき回線に対応する隣接伝送装置に対して、前記自伝送装置からの前記主信号が実際に受信できなかった受信不可時刻及び該受信不可時刻後に前記自伝送装置から実際の受信が回復した受信回復時刻を含む第1情報の送信を要求する要求コマンドを出力する要求手段と、
    第1及び第2選択信号に基づいて、前記予備系として使用される場合は前記要求コマンドを選択し、前記現用系として使用される場合は前記要求コマンドとは異なるデータを選択する第1及び第2セレクタと、
    前記第1及び第2セレクタの出力信号を同期フレームのペイロードに前記主信号として挿入して、前記第1及び第2回線終端手段に出力する第1及び第2ペイロード挿入手段と、
    前記第3及び第4回線終端手段の出力信号から同期フレームのペイロードデータを分離する第1及び第2ペイロードデータ終端手段と、
    第3選択信号に基づいて、前記予備系として使用される前記第1及び第2ペイロードデータ終端手段から出力される前記第1情報を選択する第3セレクタと、
    前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、隣接伝送装置との間の回線設定をするべき回線を示す情報として前記自伝送装置に記憶されている前記回線設定情報に基づき、回線設定を行うとともにデータとしての前記主信号を該隣接伝送装置が接続され、現用系として使用される前記第1及び第2出力ポートのいずれかに接続される前記第1及び第2ペイロード挿入手段のいずれかに出力する手段と、
    前記第3セレクタの出力信号から前記隣接伝送装置より送信された前記第1情報を分離する第1受信手段と、
    前記第1乃至第3選択信号を生成する制御手段と、
    前記第1受信手段が受信した前記第1情報に基づいて、該第1情報を送出した隣接伝送装置が前記受信不可から前記受信回復するまでの前記自伝送装置の前記電源断による該隣接伝送装置における回線影響時間の検出を行う第2検出手段と、
    を具備したことを特徴とする伝送装置。
  9. センタと、それぞれが伝送路を通して接続される隣接伝送装置からデータとしての主信号を受信し、該主信号の方路振り分け先に該当する伝送路を通して他の隣接伝送装置に該主信号を送信する複数の伝送装置と、前記センタと各伝送装置とを接続する通信回線とを備えた通信ネットワークにおいて、
    前記各伝送装置は、
    電源部と、
    自伝送装置の前記電源部の電源断からの電源復旧を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、隣接伝送装置との間の回線設定をするべき回線を示す情報として前記自伝送装置に記憶されている回線設定情報に基づき、回線設定を行うとともに前記主信号を該隣接伝送装置に送信する手段と、
    前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、前記回線設定情報に基づき、回線設定をするべき回線に対応する隣接伝送装置に対して、前記自伝送装置からの前記主信号が該隣接伝送装置において、実際に受信できなかった受信不可時刻及び該受信不可時刻後に前記自伝送装置から実際に受信が回復した受信回復時刻を含む第1情報の送信を前記センタに要求する要求コマンドを送信する要求手段と、
    前記センタより送信された前記各隣接伝送装置における前記第1情報を受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段が受信した前記第1情報に基づいて、該第1情報を前記センタに送出した隣接伝送装置が前記受信不可から前記受信回復するまでの前記自伝送装置の前記電源断による該隣接伝送装置における回線影響時間の検出を行う第2検出手段と、
    前記回線影響時間を前記センタに送信する第1送信手段とを具備し、
    前記センタは、
    前記各伝送装置より隣接伝送装置についての前記第1情報を受信して、履歴ファイルに記録する記録手段と、
    前記要求コマンドを送出した伝送装置の隣接伝送装置から送信された該伝送装置についての前記第1情報を前記履歴ファイルから取得して、該第1情報を、前記要求コマンドを送信した伝送装置に送信する第2送信手段と、
    を具備したことを特徴とする通信ネットワーク。
  10. センタと、それぞれが伝送路を通して接続される隣接伝送装置からデータとしての主信号を受信し、該主信号の方路振り分け先に該当する伝送路を通して他の隣接伝送装置に該主信号を送信する複数の伝送装置と、前記センタと各伝送装置とを接続する通信回線とを備えた通信ネットワークにおいて、
    前記各伝送装置は、
    電源部と、
    自伝送装置の前記電源部の電源断からの電源復旧を検出する第1検出手段と、
    前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、前記自伝送装置が各隣接伝送装置との間で通信を行うための回線設定をするべき情報であって、前記第1検出手段による検出後に前記センタより送信され前記自伝送装置に記憶された回線設定情報に基づき、回線設定を行うとともに前記主信号を該隣接伝送装置に送信する手段と、
    前記第1検出手段が前記電源復旧を検出すると、前記回線設定情報に基づき、回線設定をするべき回線に対応する隣接伝送装置に対して、前記自伝送装置からの前記主信号が該隣接伝送装置において、実際に受信できなかった受信不可時刻及び該受信不可時刻後に前記自伝送装置から実際に受信が回復した受信回復時刻を含む第1情報の送信を該隣接伝送装置に要求する要求コマンドを送信する要求手段と、
    前記隣接伝送装置より送信された前記第1情報を受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段が受信した前記第1情報に基づいて、該第1情報を送出した隣接伝送装置が前記受信不可から前記受信回復するまでの自伝送装置の前記電源断による該隣接伝送装置における回線影響時間の検出を行う第2検出手段と、
    記各隣接伝送装置より受信した前記第1情報に基づき、前記回線設定をするべき全隣接伝送装置で受信回復したか否かを判断し、全隣接伝送装置で受信回復したと判断されるならば、全隣接伝送装置の前記回線影響時間を前記センタに送信する第1送信手段と、
    前記センタより該センタに記録された回線設定情報を受信して前記自伝送装置に記憶する第2受信手段とを具備し、
    前記センタは、
    前記各伝送装置について、回線設定情報を記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録された前記回線設定情報に基づき、前記回線影響時間を送信した前記伝送装置の全隣接伝送装置について前記回線影響時間が前記伝送装置において検出されているか否かを判断し、全隣接伝送装置については前記回線影響時間が検出されていないと判断される場合は、前記記録手段に記録された前記回線設定情報を、前記回線影響時間を送出した前記伝送装置に再度送信する第2送信手段と、
    を具備したことを特徴とする通信ネットワーク。
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