JP3949203B2 - 液晶表示素子の駆動方法および駆動装置 - Google Patents

液晶表示素子の駆動方法および駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、テレビジョンやモニターやカーナビゲーションなどの表示部として用いられるノンインターレース方式の1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型表示素子を駆動する液晶表示素子の駆動方法および駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5はインターレース(飛越走査)方式の概要を示す。図5(a)は実際の映像信号の垂直帰線消去期間中の垂直同期信号20を示している。この垂直同期信号20は、等化パルスの前期間(3H期間)と、垂直同期パルス期間20aと、等化パルスの後期間(3H期間)とで示される。垂直同期信号20の垂直同期パルス期間20aにおいて始まりからの第1フィールドの映像のタイミングを、図5(a)の丸枠で囲んだ番号で示し、第2フィールドの映像のタイミングを、図5(a)の四角枠で囲んだ番号で示す。なお、このタイミングは、垂直同期パルス期間20aの始まりからの映像の関係を示しているものであり、実際の映像は垂直同期パルス期間20aの始まりから17Hまたは18H期間後からである。図5(a)に示すように、第2フィールドは第1フィールドに対し0.5水平周期分早くなっている。
【0003】
また、図5(b)には、インターレース方式の表示装置の場合の第1フィールドの水平走査タイミングを左側の丸枠で囲んだ番号で示し、第2フィールドの水平走査タイミングを右側の四角枠で囲んだ番号で示す。
図6はノンインターレース(順次走査)方式の従来の液晶表示素子の駆動装置の構成を示すブロック図である。なお、通常のCRT(陰極線管)では、第1フィールドの走査線が262.5本あり、第2フィールドの走査線も同数だけあり、全走査線数は525本となっている。つまり、2フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有している。しかし、液晶表示素子では、製造の難しさから、その縦方向画素数は1フィールド走査線相当分となっているものが多い。
【0004】
図6に示すノンインターレース方式の従来の液晶表示素子の駆動装置は、1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型表示素子21に信号データを印加するデータドライバ22と、マトリックス型表示素子21を縦方向に走査する走査ドライバ23と、水平・垂直の同期信号を基準としてデータドライバ22および走査ドライバ23に制御信号を送るタイミングパルスコントローラ24とから構成されている。
【0005】
タイミングパルスコントローラ24に入力される信号として、同期分離用のICによって映像信号より分離された水平同期信号(H・SYNC)25および垂直同期信号(V・SYNC)26があり、出力される信号として、垂直のスタートパルスSTV,垂直のクロックパルスCPV,水平のスタートパルスSTHおよび水平サンプリングクロックCPHがある。垂直のスタートパルスSTVを基準として、第1フィールドおよび第2フィールドのスタート映像が各々決定される。
【0006】
ここで問題となることは、同期分離用のICや構成部品によって、タイミングパルスコントローラ24に入力される垂直同期信号(V・SYNC)26は、実際の映像信号の垂直同期パルス期間に対してどのタイミングで入力されるかは規定がされていないという事情がある。以下、具体的に説明する。
図7(a)はタイミングパルスコントローラ24に入力される垂直同期信号(V・SYNC)26の始まりが、垂直同期パルス期間20aの始まりに対して0〜0.5水平周期の時間(T1)だけ遅延した場合の状態を示す。図7(a)では、T1=0.25Hとなっている。この場合、1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型表示素子21に表示すると、図7(b)に示すように、第1フィールドのm(m=1,2,・・・,n,・・)ライン目の信号と第2フィールドのmライン目の信号とが同じ走査表示ラインに表示される。この場合、第1フィールドの映像信号と第2フィールドの映像信号のペアリングが、送られてくる映像信号のペアリングと異なることになる。つまり、第1フィールドのmライン目の信号に同一走査表示ライン上で重なるべき第2フィールドのm+1ライン目の信号に対して、前後関係が逆転している。
【0007】
図8(a)はタイミングパルスコントローラ24に入力される垂直同期信号(V・SYNC)26の始まりが、垂直同期パルス期間20aの始まりに対して0.5〜1水平周期の時間(T2)だけ遅延した場合の状態を示す。図8(a)では、T2=0.75Hとなっている。この場合、1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型表示素子21に表示すると、図8(b)に示すように、第1フィールドのm(m=1,2,・・・,n,・・)ライン目の信号と第2フィールドのm+1ライン目の信号とが同じ走査表示ラインに表示される。この場合、第1フィールドの映像信号と第2フィールドの映像信号のペアリングが、送られてくる映像信号のペアリングと同一になる。つまり、第1フィールドのmライン目の信号に同一走査表示ライン上で重なるべき第2フィールドのm+1ライン目の信号に対して、そのとおりになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の液晶表示素子の駆動装置では、同期分離用のICや構成部品によって、タイミングパルスコントローラ24に入力される垂直同期信号(V・SYNC)26に遅延量の変動があるために、図8の場合には、第1フィールドの映像信号と第2フィールドの映像信号のペアリングが、送られてくる映像信号のペアリングと同一となって問題ないが、図7の場合には、第1フィールドの映像信号と第2フィールドの映像信号のペアリングが、送られてくる映像信号のペアリングに対して前後関係が逆転してしまうため、横一本ラインが2重に見えたりするなど、垂直解像度が低下してしまうという問題があった。
【0009】
この発明は、上記従来の問題を解決し、1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型の液晶表示素子を駆動する際に、使用する同期分離用のICや構成部品によって分離された垂直同期信号の遅延量が変動したとしても、第1フィールドの映像信号と第2フィールドの映像信号のペアリング関係を常に適正な状態に保ち、垂直解像度の低下のない高精細な映像表示を行うことのできる液晶表示素子の駆動方法および駆動装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の液晶表示素子の駆動方法は、1フレーム走査線の半分の本数の1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型表示素子への信号データの印加と、マトリックス型表示素子の縦方向の走査とを、第1フィールドおよび第2フィールドで1フレームを構成するインターレース方式の映像信号を同期分離して作成した水平同期信号および垂直同期信号に基づいて制御する液晶表示素子の駆動方法であって、同期分離前の映像信号の垂直同期パルス期間の始点に対する同期分離された垂直同期信号の始点の遅延時間tが、Hを水平周期,kを0または正の整数としたときに、0≦t−kH<0.5Hで示される第1の範囲に属するときには垂直同期信号を0.5水平周期の時間遅延させて制御し、遅延時間tが、0.5H≦t−kH<1Hで示される第2の範囲に属するときには垂直同期信号を遅延させることなく制御することを特徴とする。
【0011】
この駆動方法によれば、同期分離前の映像信号に対する垂直同期信号の遅延時間tが、0≦t−kH<0.5Hで示される第1の範囲に属するときには垂直同期信号を0.5水平周期の時間遅延させて制御し、遅延時間tが、0.5H≦t−kH<1Hで示される第2の範囲に属するときには垂直同期信号を遅延させることなく制御することにより、同期分離用のICや構成部品によって、入力する垂直同期信号の遅延量が変動しても、上述のように垂直同期信号の位相を調整して、第1フィールドのmライン目の映像信号と第2フィールドのm+1ライン目の映像信号とを同一走査表示ラインに表示させる正規のペアリングを実現し、第1フィールドの映像信号と第2フィールドの映像信号のペアリング関係を常に適正な状態に保って、垂直解像度の低下のない高精細な映像表示を行うことができる。
【0012】
この発明の液晶表示素子の駆動装置は、1フレーム走査線の半分の本数の1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型表示素子に信号データを印加するデータドライバと、マトリックス型表示素子を縦方向に走査する走査ドライバと、第1フィールドおよび第2フィールドで1フレームを構成するインターレース方式の映像信号を同期分離して作成した水平同期信号および垂直同期信号を入力してデータドライバおよび走査ドライバを制御するタイミングパルスコントローラとを備えた液晶表示パネルの駆動装置であって、同期分離前の映像信号の垂直同期パルス期間の始点に対する同期分離された垂直同期信号の始点の遅延時間tが、Hを水平周期,kを0または正の整数としたときに、0≦t−kH<0.5Hで示される第1の範囲と、0.5H≦t−kH<1Hで示される第2の範囲とのうちどちらに属するかを判別する判別回路と、判別回路の判別結果に基づいて、遅延時間tが第1の範囲に属するときには垂直同期信号を0.5水平周期の時間遅延させてタイミングパルスコントローラへ出力し、遅延時間tが第2の範囲に属するときには垂直同期信号を遅延させることなくタイミングパルスコントローラへ出力する遅延制御回路とを設けたことを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、判別回路および遅延制御回路を設け、同期分離前の映像信号に対する垂直同期信号の遅延時間tが、0≦t−kH<0.5Hで示される第1の範囲に属するときには垂直同期信号を0.5水平周期の時間遅延させてタイミングパルスコントローラへ入力させ、遅延時間tが、0.5H≦t−kH<1Hで示される第2の範囲に属するときには垂直同期信号を遅延させることなくタイミングパルスコントローラへ入力させることにより、同期分離用のICや構成部品によって、入力する垂直同期信号の遅延量が変動しても、上述のように垂直同期信号の位相を調整して、第1フィールドのmライン目の映像信号と第2フィールドのm+1ライン目の映像信号とを同一走査表示ラインに表示させる正規のペアリングを実現し、第1フィールドの映像信号と第2フィールドの映像信号のペアリング関係を常に適正な状態に保って、垂直解像度の低下のない高精細な映像表示を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施の形態におけるノンインターレース(順次走査)方式の液晶表示素子の駆動装置の構成を示すブロック図である。
この液晶表示素子の駆動装置は、1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型表示素子1に信号データを印加するデータドライバ2と、マトリックス型表示素子1を縦方向に走査する走査ドライバ3と、第1フィールドおよび第2フィールドで1フレームを構成する映像信号を外部の同期分離用のICで同期分離して作成した水平同期信号および垂直同期信号を入力してデータドライバ2および走査ドライバ3を制御するタイミングパルスコントローラ4と、外部の同期分離用のICから出力される垂直同期信号(V・SYNC)6を遅延させてあるいは遅延することなくタイミングパルスコントローラ4へ出力する遅延制御回路7と、入力される映像信号の垂直同期パルス期間の始点と同期分離用のICから出力される垂直同期信号(V・SYNC)6の始点とを比較して遅延制御回路7を制御する比較回路(判別回路)8とを備えている。
【0015】
なお、タイミングパルスコントローラ4は、同期分離用のICにおいて映像信号より分離された水平同期信号(H・SYNC)5と、垂直同期信号(V・SYNC)6を遅延制御回路7により遅延あるいは非遅延させた垂直同期信号6aとを入力し、データドライバ2に対して水平のスタートパルスSTHと水平サンプリングクロックCPHとを出力し、走査ドライバ3に対して垂直のスタートパルスSTVと垂直のクロックパルスCPVとを出力するように構成されている。
【0016】
図2は比較回路8の具体例を示すブロック図である。
この比較回路8は、垂直同期信号(V・SYNC)6をインバータ11で反転させた反転垂直同期信号(/V・SYNC)6bをDタイプフリップフロップ13aおよび13bのD入力に与える。また、1ショットマルチバイブレータ12により、水平同期信号(H・SYNC)5から水平周期に立ち上がりが同期したデューティ比50%のクロック10bと、クロック10bと同周期で0.5水平周期遅れたクロック10aとを作成し、クロック10a,10bをそれぞれDタイプフリップフロップ13a,13bのクロック入力に与える。Dタイプフリップフロップ13a,13bではそれぞれのクロック10a,10bの立ち上がりでD入力に入力された反転垂直同期信号(/V・SYNC)6bを読み込むことによりQ出力15,16が得られる。
【0017】
Dタイプフリップフロップ13aのQ出力15は、次段のDタイプフリップフロップ14aのD入力とDタイプフリップフロップ14bのクロック入力とに与えられ、また、Dタイプフリップフロップ13bのQ出力16は、次段のDタイプフリップフロップ14bのD入力とDタイプフリップフロップ14aのクロック入力とに与えられる。Dタイプフリップフロップ14a,14bの出力にはそれぞれQ出力15a,16aが得られる。
【0018】
このQ出力15a,16aはそれぞれ次段のAND回路17a,17bに入力される。また、AND回路17a,17bにはそれぞれ、複合同期信号を入力としてフィールド判別を行うフィールド判別回路19より出力された信号10c,10dが入力される。AND回路17aに入力される信号10cは第1フィールドの際にハイレベルとなり、第2フィールドの際にローレベルとなる信号であり、AND回路17bに入力される信号10dは第1フィールドの際にローレベルとなり、第2フィールドの際にハイレベルとなる信号である。なお、フィールド判別回路19の一例としては、特公平6−40662号公報などに記載されている。
【0019】
AND回路17aから出力される信号15bとAND回路17bから出力される信号16bとは最終段のOR回路18に入力され、OR回路18から信号15bと信号16bの論理和である制御信号9が出力される。この制御信号9により図1の遅延制御回路7を制御している。図3は垂直同期信号(V・SYNC)6の始点が映像信号の垂直同期パルス期間の始点に対し、0.25水平周期の時間だけ遅延した場合の比較回路8の各部タイミングおよび状態の関係を示している。なお、映像信号と複合同期信号10とは同タイミングであるので、ここでは映像信号の代わりに、複合同期信号10を基準として示している。この図3の場合には、制御信号9は、第1フィールドおよび第2フィールドともにハイレベルとなる。なお、図3では垂直同期信号(V・SYNC)6の映像信号に対する遅延時間を0.25水平周期としたが、遅延時間をt,Hを水平周期,kを0または正の整数としたときに、0≦t−kH<0.5Hで示される第1の範囲であるときには、制御信号9は、第1フィールドおよび第2フィールドともにハイレベルとなる。
【0020】
図4は垂直同期信号(V・SYNC)6の始点が映像信号の垂直同期パルス期間の始点に対し、0.75水平周期の時間だけ遅延した場合の比較回路8の各部タイミングおよび状態の関係を示している。なお、図3と同様、映像信号の代わりに、複合同期信号10を基準として示している。この図4の場合には、制御信号9は、第1フィールドおよび第2フィールドともにローレベルとなる。なお、図4では垂直同期信号(V・SYNC)6の映像信号に対する遅延時間を0.75水平周期としたが、遅延時間をt,Hを水平周期,kを0または正の整数としたときに、0.5H≦t−kH<1Hで示される第2の範囲であるときには、制御信号9は、第1フィールドおよび第2フィールドともにローレベルとなる。
【0021】
図3の場合のように制御信号9がハイレベルのとき、遅延制御回路7では遅延量を0.5水平周期とし、図4の場合のように制御信号9がローレベルのとき、遅延制御回路7では遅延量を0とする。これにより、第1フィールドのmライン目の映像信号と第2フィールドのm+1ライン目の映像信号とを同一走査表示ラインに表示でき、図8(b)に示す正規のペアリングが実現する。
【0022】
以上のようにこの実施の形態によれば、比較回路8および遅延制御回路7を設け、同期分離前の映像信号に対する垂直同期信号6の遅延時間tが、0≦t−kH<0.5Hで示される第1の範囲に属するときには垂直同期信号6を0.5水平周期の時間遅延させてタイミングパルスコントローラ4へ入力させ、遅延時間tが、0.5H≦t−kH<1Hで示される第2の範囲に属するときには垂直同期信号6を遅延させることなくタイミングパルスコントローラ4へ入力させることにより、同期分離用のICや構成部品によって、入力する垂直同期信号6の遅延量が変動しても、上述のように垂直同期信号の位相を調整して、第1フィールドのmライン目の映像信号と第2フィールドのm+1ライン目の映像信号とを同一走査表示ラインに表示させる正規のペアリングを実現し、第1フィールドの映像信号と第2フィールドの映像信号のペアリング関係を常に適正な状態に保って、垂直解像度の低下のない高精細な映像表示を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】
この発明によれば、同期分離前の映像信号に対する垂直同期信号の遅延時間tが、0≦t−kH<0.5H(H;水平周期,k;0または正の整数)で示される第1の範囲に属するときには垂直同期信号を0.5水平周期の時間遅延させて制御し、遅延時間tが、0.5H≦t−kH<1Hで示される第2の範囲に属するときには垂直同期信号を遅延させることなく制御することにより、同期分離用のICや構成部品によって、入力する垂直同期信号の遅延量が変動しても、上述のように垂直同期信号の位相を調整して、第1フィールドのmライン目の映像信号と第2フィールドのm+1ライン目の映像信号とを同一走査表示ラインに表示させる正規のペアリングを実現し、第1フィールドの映像信号と第2フィールドの映像信号のペアリング関係を常に適正な状態に保って、垂直解像度の低下のない高精細な映像表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における液晶表示素子の駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態における比較回路の具体例を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態において垂直同期信号が垂直同期パルス期間に対して0.25水平周期の時間だけ遅延した場合の比較回路の各部タイミングおよび状態の関係を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態において垂直同期信号が垂直同期パルス期間に対して0.75水平周期の時間だけ遅延した場合の比較回路の各部タイミングおよび状態の関係を示す図である。
【図5】インターレース方式を説明するための概念図である。
【図6】ノンインターレース方式の従来の液晶表示素子の駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来例において垂直同期信号が垂直同期パルス期間に対して0〜0.5水平周期の時間だけ遅延した場合の第1フィールドと第2フィールドのペアリング関係を説明するための概念図である。
【図8】従来例において垂直同期信号が垂直同期パルス期間に対して0.5〜1水平周期の時間だけ遅延した場合の第1フィールドと第2フィールドのペアリング関係を説明するための概念図である。
【符号の説明】
1 マトリックス型表示素子
2 データドライバ
3 走査ドライバ
4 タイミングパルスコントローラ
7 遅延制御回路
8 比較回路(判別回路)

Claims (2)

  1. 1フレーム走査線の半分の本数の1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型表示素子への信号データの印加と、前記マトリックス型表示素子の縦方向の走査とを、第1フィールドおよび第2フィールドで1フレームを構成するインターレース方式の映像信号を同期分離して作成した水平同期信号および垂直同期信号に基づいて制御する液晶表示素子の駆動方法であって、
    同期分離前の前記映像信号の垂直同期パルス期間の始点に対する同期分離された前記垂直同期信号の始点の遅延時間tが、Hを水平周期,kを0または正の整数としたときに、
    0≦t−kH<0.5H
    で示される第1の範囲に属するときには前記垂直同期信号を0.5水平周期の時間遅延させて制御し、前記遅延時間tが、
    0.5H≦t−kH<1H
    で示される第2の範囲に属するときには前記垂直同期信号を遅延させることなく制御することを特徴とする液晶表示素子の駆動方法。
  2. 1フレーム走査線の半分の本数の1フィールド走査線相当分の縦方向画素数を有するマトリックス型表示素子に信号データを印加するデータドライバと、前記マトリックス型表示素子を縦方向に走査する走査ドライバと、第1フィールドおよび第2フィールドで1フレームを構成するインターレース方式の映像信号を同期分離して作成した水平同期信号および垂直同期信号を入力して前記データドライバおよび走査ドライバを制御するタイミングパルスコントローラとを備えた液晶表示素子の駆動装置であって、
    同期分離前の前記映像信号の垂直同期パルス期間の始点に対する同期分離された前記垂直同期信号の始点の遅延時間tが、Hを水平周期,kを0または正の整数としたときに、
    0≦t−kH<0.5H
    で示される第1の範囲と、
    0.5H≦t−kH<1H
    で示される第2の範囲とのうちどちらに属するかを判別する判別回路と、
    前記判別回路の判別結果に基づいて、前記遅延時間tが前記第1の範囲に属するときには前記垂直同期信号を0.5水平周期の時間遅延させて前記タイミングパルスコントローラへ出力し、前記遅延時間tが前記第2の範囲に属するときには前記垂直同期信号を遅延させることなく前記タイミングパルスコントローラへ出力する遅延制御回路とを設けたことを特徴とする液晶表示素子の駆動装置。
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