JP3949095B2 - 換気・輻射暖房装置と換気・輻射暖房システム - Google Patents

換気・輻射暖房装置と換気・輻射暖房システム Download PDF

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Description

本発明は、新規な構成を有する換気・輻射暖房装置と換気・輻射暖房システムに関するものである。
シックハウスの問題が指摘されてから久しいが、経年後の空調装置に蓄積される埃については、高性能のフィルターを取付け、こまめにメンテナンスすることでしか処理の方法がないと考えられてきた。
本出願人は、先に空気を熱媒とする半密閉容器であるエアーパネルヒーターを開発提案した。
これは、コイルに直接室内空気を導くのでなく、ろ過された新鮮空気をコイルに導きそれを加熱してコイルにより送り、目的の空間で輻射熱に変換して空調に資する装置にしたものである。(「特許文献1」参照)
特許第2071606号公報
従来の技術で述べたものにあっては、床の温度の調整ができないなどの問題を有していた。
また、エアーパネル上部よりファンコイルユニットを経た新鮮空気を換気用として吹き出す構造となっていたが、特に外断熱により外壁の厚さが厚い場合や出窓の場合、吹き出す空気による結露防止効果は高く望めなかった。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、下記のことができるものを提供しようとするものである。
従来のエアーパネルヒーターにおいて、本発明の換気・輻射暖房装置では背面の室内自然循環による加熱を切り捨て、表面輻射を重視する床から窓下まで壁と一体化する形状に変更した。
冷温風を供給するダクトは設けるが、戻りのダクトはこれを設けず、換気・輻射暖房装置の戻り開口部は床下に開放とする。
換気・輻射暖房装置の上部を窓下部の棚板につき付けとし、その裏側に通気経路を形成して、サッシの近傍で開放する。
換気・輻射暖房装置・システムにおいて
A.輻射放熱体に室内空気を吸入することのない構造は、今日発生しているシックハウス対策として極めて重要なテーマである。しかしながら、新鮮空気を吹き出す輻射放熱体上部に設けられたスリットやブリーズラインは、そのままではエアーパネルまたは同放熱体の負圧側が室内空気を吸入する可能性がある。それを図示する。(図26)
B.密閉室内を想定し、床下にファンコイルユニット、室内に密閉輻射放熱体を想定すると、同放熱体の内部の気圧は図25のようになる。
この状態に例えば換気装置を追加し同放熱体にスリットやブリーズラインを設けて新鮮空気を吹き出させようとする時、そのままでは図26のような現象が起きる。
C.この吸気は室内の汚染された空気をサプライ系に呼び込むことになるので長期の時
間経過の後にはシックハウスの構成要件となる。
これを解決する構造は図1、図2、図3に示すが、要はファンコイルユニットが動作す
ることによる負圧の影響をこの半密閉輻射放熱体の構造に工夫を加えて解消することで解決しようとするものである。(図1、図2、図3)
請求項記載の発明は、フレーム部1と、新鮮空気導入パイプ部2から構成され、フレーム部1は、正面左右に長い方形に構成された下方板1Aと、下方板の左右に連結起立された側縦板1Bと、側縦板の上端に連結された天板1Cと、これらの正面に張設された輻射板1Dと、背面に張設された背面板1Eから構成され、さらに、天板1Cには左右方向に長い帯状の新鮮空気吹出し口1C1が形成され、新鮮空気導入パイプ部2は、フレーム部1内の右方側に沿って起立された縦パイプ2Aと、縦パイプの上端に左方に向け連結された横パイプ2Bと、横パイプの上面に新鮮空気吹出し口1C1と対応するよう刻設された新鮮空気吹出し用スリット2B1から構成され、フレーム部1の下方板1Aの右方に往き用連結口1A1が開口され、また、下方板1Aの左方に還り用連結口1A2が開口されていることを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、横パイプの上面に刻設された新鮮空気吹出し用スリット2B1に代え、新鮮空気吹出し用小穴2B2を適数個穿設したことを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、新鮮空気導入パイプ部2に代え、ガイドベーン2Cを使用し、ガイドベーン2Cは、フレーム部1内に平行状態で上下方向に仕切った状態で配設された適数枚のガイドベーン単体2C1で構成され、各ガイドベーン単体2C1の右方端には上方に行くほど少しずつ小さくなる往き用開口2C11が開設され、各ガイドベーン単体2C1のうち一番上のガイドベーン単体以外の各ガイドベーン単体2C1の左方端には下方に行くほど少しずつ大きくなる還り用開口2C12が開設されていることを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項ないし請求項のいずれかに記載の発明において、下方板1Aにおける往き用連結口1A1から換気・輻射暖房装置に入った加熱された新鮮空気の一部は、新鮮空気導入パイプ部2、新鮮空気吹出し用スリット2B1を通って新鮮空気吹出し口1C1から室内空間8B6内に上昇排出され、また、新鮮空気の残りは、換気・輻射暖房装置に入ったのち下方板1Aにおける還り用連結口1A2から排出すると共に、新鮮空気吹出し口1C1を窓8B11の下方に位置するよう配設すると、上昇排出された新鮮空気によって結露現象を防止することができるよう構成されていることを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、第1フレーム部3と、第1輻射パネル部4から構成され、
A.第1フレーム部3は、正面左右に長い方形に構成された下方板3Aと、下方板の左右に連結起立された側縦板3Bと、側縦板の上端に連結された天板3Cと、これらの背面に張設された背面板3Dから構成され、そして、下方板3Aにおける左方端近傍には還り用連結口3A1が、また、右方端近傍には往き用連結口3A2が開設され、さらに、天板3Cの後方辺には左右方向に長い帯状の新鮮空気吹出し口3C1が形成され、
B.第1輻射パネル部4は、第1フレーム部3内に平行状態で上下方向をもって水平に配設された輻射パネル単体4Aと、上下に位置する輻射パネル単体4A、4A間に配される中間連結枠4Bと、最下位の輻射パネル単体の下面に配される下端水平枠4Cと、最上位の輻射パネル単体の上面に配される上端水平枠4Dから構成され、
輻射パネル単体4Aは、正面横長方形の面板体4A1と、面板体の上辺に連設された断面略逆U字状の上方わん曲体4A2と、面板体の下辺に連設された断面略U字状の下方わん曲体4A3から構成され、
中間連結枠4Bは、輻射パネル単体4Aを上下方向に併設した場合、これらを連結すると共に、新鮮空気の通路を形成し、当該中間連結枠における左方端近傍には還り用開口4B2Kが、また、右方端近傍には往き用開口4B2Uが開設され、
還り用開口4B2Kと下方板3Aの還り用連結口3A1の位置が一致し、往き用開口4B2Uと下方板3Aの往き用連結口3A2の位置が一致するよう構成され、
各傾斜板4B23に開口されている還り用開口4B2Kと往き用開口4B2Uは、最下方の開口が一番大きく上方に行くほど少しずつ小さくなるよう構成され、
最上端に位置する傾斜板4B23には、右方端近傍に往き用開口4B2Uのみが開設されていることを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、下方板3Aにおける往き用連結口3A2から換気・輻射暖房装置に入った加熱された新鮮空気は、各往き用開口4B2Uを通って上昇するが、各輻射パネル単体4Aにおいて還り用開口4B2K方向に分流し還り用開口4B2Kを通り、下方板3Aにおける還り用連結口3A1から排出され、さらに、最上部に位置する輻射パネル単体4Aまで達した新鮮空気は、天板における帯状の新鮮空気吹出し口3C1より室内空間8B6内に上昇排出され、新鮮空気吹出し口3C1を窓8B11の下方に位置するよう配設すると、上昇排出された新鮮空気によって結露現象を防止することができるよう構成されていることを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、第2フレーム部5と、第2輻射パネル部6と、通路用仕切り部7から構成され、
A.第2フレーム部5は、正面左右に長い方形に構成された下方板5Aと、下方板の左右に連結起立された側縦板5Bと、側縦板の上端に連結された天板5Cと、これらの背面に張設された背面板5Dから構成され、そして、下方板5Aにおける左方端近傍には還り用連結口5A1が、また、右方端近傍には往き用連結口5A2が開設され、さらに、天板5Cの後方辺には左右方向に長い帯状の新鮮空気吹出し口5C1が形成され、
B.第2輻射パネル部6は、第2フレーム部5内の正面部分に平行状態で左右方向に配設された適数枚の輻射パネル単体6Aと、適数本の縦連結枠6Bから構成され、輻射パネル単体6Aは、正面縦長方形の面板体6A1と、面板体の左右辺に後方に向け形成された断面略U字状のわん曲体6A2から構成され、縦連結枠6Bは、横断面がクサビ状に構成された縦棒状に構成され、輻射パネル単体6Aを左右方向に併設した場合、左右の輻射パネル単体で挟持されるよう構成され、
C.通気用仕切り部7は、左右方向に連設された輻射パネル単体6Aの背面において、最下位に水平状態で配された下端輻射パネル単体7Aと、最上位に水平状態で配された上端輻射パネル単体7Bと、これらの間に配された中間輻射パネル単体7Cから構成され、各輻射パネル単体の右方端には上方に行くほど少しずつ小さくなる往き用開口7Eが開設され、各輻射パネル単体のうち、上端輻射パネル単体7B以外の各輻射パネル単体の左方端には下方に行くほど少しずつ大きくなる還り用開口7Fが開設され、下端輻射パネル単体7Aと、上端輻射パネル単体7Bは、通気を有する断面略コ字状の部材で構成され、下端輻射パネル単体7Aの中央には通気を左右部分に分離するブロック7Gが配設されていることを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、下方板5Aにおける往き用連結口5A2から換気・輻射暖房装置に入った加熱された新鮮空気は、各往き用開口7Eを通って上昇するが、通気用仕切り部7において還り用開口7F方向に分流し還り用開口7Fを通り、下方板5Aにおける還り用連結口5A1から排出し、さらに、最上部に達した温風は、天板における帯状の新鮮空気吹出し口5C1より室内空間8B6内に上昇排出され、新鮮空気吹出し口5C1を窓8B11の下方に位置するよう配設すると、上昇排出された新鮮空気によって結露現象を防止することができるよう構成されていることを特徴とするものである。
本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.換気・輻射暖房装置に供給される空気(例えば65℃)は、戻りダクトの経路を通
ることなく自由経路を経て、床下のファンコイルユニットに戻る結果、ダクトの損失抵抗は半減し換気・輻射暖房装置内に供給される空気量が増加した。
その結果、換気・輻射暖房装置表面の輻射効果が増大しただけではなく、エアーパネル
ヒーターを出る時の空気温度(これはもともと室内空気までは熱交換しないので若干高かった)が更に上がった。
その戻り空気が建築の外周からファンコイルに戻ってくる過程において、従来の往き還
りのダクトに穴を開ける方法よりむらなく床面の温度が更に上昇した。
結果として、早く室内温度が設定値に達成することとなり、省エネルギー効果も上がる
こととなる。
床下は結果として、調整された新鮮空気で満たされ、室内の汚れた空気による埃の蓄積
もなく、白あり、ナミダタケなど自然通風まかせの環境とは全く違う、安定した環境を創り出し、建物の耐久性を伸ばす。
窓のサッシの直近から吹き出された調整された空気により窓の結露は従来より大幅に防
止することができるようになった。特に出窓の効果が著しい。
2.目的とする空間に対して、より少ない送気用の電力消費でむらのない暖房効果を上
げることができる。
3.日常において掃除のできない床下空間を常に温度、湿度、空気清浄度について制御
できる。
4.輻射パネル単体はわん曲体を有し、中間連結枠などにたわませて嵌め込む構成にな
っているので、一度建築と一体化したのち内部点検をする場合、当該輻射パネル単体を引っ張って取り外し必要な作業を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
X1は第1発明の換気・輻射暖房装置である。
X11は第1発明の他の実施例の換気・輻射暖房装置である。
Y1は換気・輻射暖房装置X1あるいは換気・輻射暖房装置X11を用いた第2発明の
換気・輻射暖房システムである。
X2は第3発明の換気・輻射暖房装置である。
Y2は換気・輻射暖房装置X2を用いた第4発明の換気・輻射暖房システムである。
X3は第5発明の換気・輻射暖房装置である。
Y3は換気・輻射暖房装置X3を用いた第6発明の換気・輻射暖房システムである。
第1発明の換気・輻射暖房装置X1を説明する。
図1を参照する。
その構成は、フレーム部1と、新鮮空気導入パイプ部2から構成されている。
A.フレーム部1は、正面左右に長い方形に構成された下方板1Aと、下方板の左右に
連結起立された側縦板1Bと、側縦板の上端に連結された天板1Cと、これらの正面に張設された輻射板1Dと、背面に張設された背面板1Eから構成されている。
さらに、天板1Cには左右方向に長い帯状の新鮮空気吹出し口1C1が形成されている
B.新鮮空気導入パイプ部2は、フレーム部1内の右方側に沿って起立された縦パイプ
2Aと、縦パイプの上端に左方に向け連結された横パイプ2Bと、横パイプの上面に新鮮空気吹出し口1C1と対応するよう刻設された新鮮空気吹出し用スリット2B1から構成されている。
フレーム部1の下方板1Aの右方に往き用連結口1A1が開口され、この往き用連結口
の一部には縦パイプ2Aの下端が連結されている。
また、下方板1Aの左方に還り用連結口1A2が開口されている。
C.この場合、下記のように構成することができる。
c1.他の実施例1〜図2のように、横パイプの上面に刻設された新鮮空気吹出し用ス
リット2B1に代え、新鮮空気吹出し用小穴2B2を適数個穿設する。
c2.他の実施例2〜図3のように、新鮮空気導入パイプ部2に代え、ガイドベーン2
Cを使用する。
ガイドベーン2Cは、フレーム部1内に平行状態で上下方向に仕切った状態で配設され
た適数枚のガイドベーン単体2C1で構成され、各ガイドベーン単体2C1の右方端には上方に行くほど少しずつ小さくなる往き用開口2C11が開設され、各ガイドベーン単体2C1のうち一番上のガイドベーン単体以外の各ガイドベーン単体2C1の左方端には下方に行くほど少しずつ大きくなる還り用開口2C12が開設されている。
当然のことながら、往き用開口2C11は往き用連結口1A1に連通し、還り用開口2
C12は還り用連結口1A2に連通するよう構成されている。
第1発明の換気・輻射暖房装置X1の作用について説明する。
A.下方板1Aにおける往き用連結口1A1から換気・輻射暖房装置に入った新鮮空気
の一部は、新鮮空気導入パイプ部2、新鮮空気吹出し用スリット2B1を通って新鮮空気吹出し口1C1から室内空間8B6内に上昇排出される。
また、温風の残りは、換気・輻射暖房装置に入ったのち下方板1Aにおける還り用連結
口1A2から排出することになる。
B.新鮮空気吹出し口1C1を窓8B11の下方に位置するよう配設すると、上昇排出
された温風によって結露現象を防止することができる。
第2発明の換気・輻射暖房システムY1を説明する。
換気・輻射暖房システムY1は、住宅などの建築物8に配設された適数個の換気・輻射
暖房装置X1あるいは換気・輻射暖房装置X11を用いて構成されている。
図4、図5、図6を参照する。
A.住宅などの建築物8は、基礎8Aと基礎上に建設された建物8Bから構成されてい
る。
a.基礎8Aは、当該基礎の外周は断熱材8A1で断熱処理され、基礎内に形成された
底面8A2の下面は断熱材8A1で断熱処理されている。
図中、8A3は床下空間である。
b.建物8Bは、所定箇所に窓8B11が設けられている壁8B1と、壁の下面に設け
られた床面8B2と、壁の上面に設けられた天井面8B3と、天井面の上面に小屋裏8B4を介して設けられた屋根8B5から構成されている。
図中、8B6は室内空間である。
換気・輻射暖房装置X1は、室内空間8B6の壁8B1の内側に添着状態で起立配設さ
れ、換気・輻射暖房装置X1における還り用連結口1A2は、パイプPを介して床面8B2内と連通されている。
この場合、換気・輻射暖房装置X1は窓8B11の下方に位置する場合と、位置しない
場合がある。
一方、床下空間8A3には、熱交換器9と、ファンコイルユニット10が配設されてい
る。
A.熱交換器9は、供給空気と排気との間で熱交換するための供給空気用パイプ9Aと
排気用パイプ9Bが設けられ、供給空気用パイプ9Aの一方端には外気に連通している新鮮空気導入パイプ9Cが連結され、排気用パイプ9Bの一方端には外気に連通している排気パイプ9Dが連結されている。
B.ファンコイルユニット10の一方には、先端に逆止ダンパ10A1を有する床下空
気導入パイプ10Aが連結され、他方には先端が密閉されている往きパイプ10Bが引出されている。
C.熱交換器9の供給空気用パイプ9Aと床下空気導入パイプ10Aは、第1連結パイ
プ11で連結されている。
D.ファンコイルユニット10の往きパイプ10Bは、当該往きパイプから分岐された
第2連結パイプ12を介して換気・輻射暖房装置X1における往き用連結口1A1に連結されている。
なお、システムの説明上、リバースリターン方式でリターンダクトを省略した状態のも
のを図示したが、チャンバーを設けるパラレルダクト方式を採用しても原理的には同様である。
E.建物8Bにおける小屋裏8B4から床下空間8A3間に配管された還りパイプ13
の上端は、室内空間8B6に向け天井面8B3に設けられた天井吸気口13Aに連結され、下端は熱交換器9における排気用パイプ9Bの他方端に連結されている。
第2発明の換気・輻射暖房システムY1の作用について説明する。
A.新鮮空気導入パイプ9Cから導入された新鮮空気は、熱交換器9で熱交換され、フ
ァンコイルユニット10で加熱され、往きパイプ10B、第2連結パイプ12を通って換気・輻射暖房装置X1、X11における往き用連結口1A1に導入される。
B.下方板1Aにおける往き用連結口1A1から換気・輻射暖房装置に入った温風の一
部は、新鮮空気導入パイプ部2、新鮮空気吹出し用スリット2B1を通って新鮮空気吹出し口1C2から室内空間8B6内に上昇排出される。
また、新鮮空気の残りは、換気・輻射暖房装置に入ったのち下方板1Aにおける還り用
連結口1A2から排出することになる。
C.室内空間8B6内に排出された新鮮空気は、室内空間8B6内を上昇し、天井吸気
口13Aで吸気され、還りパイプ13を通り熱交換器9に至り、新鮮空気導入パイプ9Cから導入された新鮮空気と熱交換したのち排気パイプ9Dより外気に排出される。
D.新鮮空気吹出し口1C1が窓8B11の下方に位置するよう配設されている場合、
上昇排出された新鮮空気によって結露現象を防止することができる。
第3発明の換気・輻射暖房装置X2について説明する。
その構成は、第1フレーム部3と、第1輻射パネル部4から構成されている。
A.第1フレーム部3は、正面左右に長い方形に構成された下方板3Aと、下方板の左
右に連結起立された側縦板3Bと、側縦板の上端に連結された天板3Cと、これらの背面に張設された背面板3Dから構成されている。
そして、下方板3Aにおける左方端近傍には還り用連結口3A1が、また、右方端近傍
には往き用連結口3A2が開設されている。
さらに、天板3Cの後方辺には左右方向に長い帯状の新鮮空気吹出し口3C1が形成さ
れている。
なお、現場によっては、下方板3Aにおける右方端近傍には還り用連結口3A1を、ま
た、左方端近傍には往き用連結口3A2を開設する場合もあることは当然である。
B.第1輻射パネル部4は、第1フレーム部3内に平行状態で上下方向をもって水平に
配設された輻射パネル単体4Aと、上下に位置する輻射パネル単体4A、4A間に配される中間連結枠4Bと、最下位の輻射パネル単体の下面に配される下端水平枠4Cと、最上位の輻射パネル単体の上面に配される上端水平枠4Dから構成されている。
a.輻射パネル単体4Aは、正面横長方形の面板体4A1と、面板体の上辺に連設され
た断面略逆U字状の上方わん曲体4A2と、面板体の下辺に連設された断面略U字状の下方わん曲体4A3から構成されている。
b.中間連結枠4Bは、水平板体4B1と、後方板体4B2から構成されている。
b1.水平板体4B1は、輻射パネル単体4Aを上下方向に併設した場合、下方に位置
する輻射パネル単体4Aの上方わん曲体4A2の上面と、上方に位置する輻射パネル単体4Aの下方わん曲体4A3の下面との間で挟持される寸法に構成され、当該水平板体4B1の下面には上方わん曲体4A2の上面が嵌合する下向きわん曲面4B11が形成され、水平板体4B1の上面には下方わん曲体4A3の下面が嵌合する上向きわん曲面4B12が形成されている。
b2.後方板体4B2は、水平板体4B1と同じ長さの正面横長方形の垂直板4B21
と、垂直板の後辺に折曲げ線4B22を介して斜め下方に向け連結された傾斜板4B23から構成され、傾斜板4B23における左方端近傍には還り用開口4B2Kが、また、傾斜板4B23における右方端近傍には往き用開口4B2Uが開設され、垂直板4B21は、水平板体4B1の後方辺に、折曲げ線4B22が輻射パネル単体4Aにおける上方わん曲体4A2の後端に接する状態で連結されている。
b21.還り用開口4B2Kと下方板3Aの還り用連結口3A1の位置が一致し、往き
用開口4B2Uと下方板3Aの往き用連結口3A2の位置が一致するよう構成されている。
b22.各傾斜板4B23に開口されている還り用開口4B2Kと往き用開口4B2U
は、最下方の開口が一番大きく上方に行くほど少しずつ小さくなるよう構成されている。
b23.最上端に位置する傾斜板4B23には、右方端近傍に往き用開口4B2Uのみ
が開設されている。
c.下端水平枠4Cは、中間連結枠4Bにおける水平板体4B1と同一に構成された水
平板体4C1と、水平板体の後方辺に連結された正面横長方形の垂直板4C2から構成されている。
d.上端水平枠4Dは、中間連結枠4Bにおける水平板体4B1と同一に構成された水
平板体4D1と、水平板体の後方辺の上下に連結された突条4D2から構成されている。
図中、4Eは中間連結枠4B、水平板体4B1、後方板体4B2の両端を支持する縦枠
で、左右の側縦板4Bの内側に取付けられている。
第3発明の換気・輻射暖房装置X2の作用について説明する。
A.下方板3Aにおける往き用連結口3A2から換気・輻射暖房装置に入った温風は、
各往き用開口4B2Uを通って上昇するが、各輻射パネル単体4Aにおいて還り用開口4B2K方向に分流し還り用開口4B2Kを通り、下方板3Aにおける還り用連結口3A1から排出することになる。
さらに、最上部に位置する輻射パネル単体4Aまで達した新鮮空気は、天板における帯
状の新鮮空気吹出し口3C1より室内空間8B6内に上昇排出される。
B.新鮮空気吹出し口3C1を窓8B11の下方に位置するよう配設すると、上昇排出
された新鮮空気によって結露現象を防止することができる。
第4発明の換気・輻射暖房システムY2について説明する。
換気・輻射暖房システムY2は、住宅などの建築物8に配設された適数個の換気・輻射
暖房装置X2を用いて構成されている。
A.住宅などの建築物8は、基礎8Aと基礎上に建設された建物8Bから構成されてい
る。
a.基礎8Aは、当該基礎の外周は断熱材8A1で断熱処理され、基礎内に形成された
底面8A2の下面は断熱材8A1で断熱処理されている。
図中、8A3は床下空間である。
b.建物8Bは、所定箇所に窓8B11が設けられている壁8B1と、壁の下面に設け
られた床面8B2と、壁の上面に設けられた天井面8B3と、天井面の上面に小屋裏8B4を介して設けられた屋根8B5から構成されている。図中、8B6は室内空間である。
換気・輻射暖房装置X2は、室内空間8B6の壁8B1の内側に添着状態で起立配設さ
れ、換気・輻射暖房装置X2における還り用連結口3A1は、パイプPを介して床面8B2内と連通されている。
この場合、換気・輻射暖房装置X2は窓8B11の下方に位置する場合と、位置しない
場合がある。
一方、床下空間8A3には、熱交換器9と、ファンコイルユニット10が配設されてい
る。
A.熱交換器9は、供給空気と排気との間で熱交換するための供給空気用パイプ9Aと
排気用パイプ9Bが設けられ、供給空気用パイプ9Aの一方端には外気に連通している新鮮空気導入パイプ9Cが連結され、排気用パイプ9Bの一方端には外気に連通している排気パイプ9Dが連結されている。
B.ファンコイルユニット10の一方には、先端に逆止ダンパ10A1を有する床下空
気導入パイプ10Aが連結され、他方には先端が密閉されている往きパイプ10Bが引出されている。
C.熱交換器9の供給空気用パイプ9Aと床下空気導入パイプ10Aは、第1連結パイ
プ11で連結されている。
D.ファンコイルユニット10の往きパイプ10Bは、当該往きパイプから分岐された
第2連結パイプ12を介して換気・輻射暖房装置X2における往き用連結口3A2に連結されている。
E.建物8Bにおける小屋裏8B4から床下空間8A3間に配管された還りパイプ13
の上端は、室内空間8B6に向け天井面8B3に設けられた天井吸気口13Aに連結され、下端は熱交換器9における排気用パイプ9Bの他方端に連結されている。
なお、システムの説明上、リバースリターン方式でリターンダクトを省略した状態のも
のを図示したが、チャンバーを設けるパラレルダクト方式を採用しても原理的には同様である。
第4発明の換気・輻射暖房システムY2の作用について説明する。
A.新鮮空気導入パイプ9Cから導入された新鮮空気は、熱交換器9で熱交換され、フ
ァンコイルユニット10で加熱され、往きパイプ10B、第2連結パイプ12を通って換気・輻射暖房装置X2における往き用連結口3A2に導入される。
B.下方板3Aにおける往き用連結口3A2から換気・輻射暖房装置に入った加熱され
た新鮮空気は、各往き用開口4B2Uを通って上昇するが、各輻射パネル単体4Aにおいて還り用開口4B2K方向に分流し還り用開口4B2Kを通り、下方板3Aにおける還り用連結口3A1から排出することになる。
さらに、最上部に位置する輻射パネル単体4Aまで達した新鮮空気は、天板における帯
状の新鮮空気吹出し口3C1より室内空間8B6内に上昇排出される。
C.室内空間8B6内に排出された新鮮空気は、室内空間8B6内を上昇し、天井吸気
口13Aで吸気され、還りパイプ13を通り熱交換器9に至り、新鮮空気導入パイプ9Cから導入された新鮮空気と熱交換したのち排気パイプ9Dより外気に排出される。
D.新鮮空気吹出し口3C1を窓8B11の下方に位置するよう配設されている場合、
上昇排出された新鮮空気によって結露現象を防止することができる。
第5発明の換気・輻射暖房装置X3を説明する。
図16〜図20を参照する。
その構成は、第2フレーム部5と、第2輻射パネル部6と、通気用仕切り部7から構成
されている。
A.第2フレーム部5は、正面左右に長い方形に構成された下方板5Aと、下方板の左
右に連結起立された側縦板5Bと、側縦板の上端に連結された天板5Cと、これらの背面に張設された背面板5Dから構成されている。
そして、下方板5Aにおける左方端近傍には還り用連結口5A1が、また、右方端近傍
には往き用連結口5A2が開設されている。
さらに、天板5Cの後方辺には左右方向に長い帯状の新鮮空気吹出し口5C1が形成さ
れている。
B.第2輻射パネル部6は、第2フレーム部5内の正面部分に平行状態で左右方向に配
設された適数枚の輻射パネル単体6Aと、適数本の縦連結枠6Bから構成されている。
a.輻射パネル単体6Aは、正面縦長方形の面板体6A1と、面板体の左右辺に後方に
向け形成された断面略U字状のわん曲体6A2から構成されている。
b.縦連結枠6Bは、横断面がクサビ状に構成された縦棒状に構成され、輻射パネル単
体6Aを左右方向に併設した場合、左方に位置する輻射パネル単体における右のわん曲体6A2と、右方に位置する輻射パネル単体における左のわん曲体6A2との間で挟持されるよう構成されている。
C.通気用仕切り部7は、左右方向に連設された輻射パネル単体6Aの背面において、
最下位に水平状態で配された下端輻射パネル単体7Aと、最上位に水平状態で配された上端輻射パネル単体7Bと、これらの間に配された中間輻射パネル単体7Cから構成されている。
a.各輻射パネル単体の正面側辺には、輻射パネル単体6Aを左右に連設した時、連設
状態になる右のわん曲体6A2と左のわん曲体6A2を挟持する切欠き7Dが刻設されている。
b.各輻射パネル単体の右方端には上方に行くほど少しずつ小さくなる往き用開口7E
が開設され、各輻射パネル単体のうち、上端輻射パネル単体7B以外の各輻射パネル単体の左方端には下方に行くほど少しずつ大きくなる還り用開口7Fが開設されている。
当然のことながら、往き用開口7Eは往き用連結口5A2に連通し、還り用開口7Fは
還り用連結口5A1に連通するよう構成されている。
なお、現場によっては、図示は省略するが、各輻射パネル単体の左方端には上方に行く
ほど少しずつ小さくなる往き用開口7Eを開設し、各輻射パネル単体のうち、上端輻射パネル単体7B以外の各輻射パネル単体の右方端には下方に行くほど少しずつ大きくなる還り用開口7Fを開設することができるのは当然である。
c.下端輻射パネル単体7Aと、上端輻射パネル単体7Bは、通気を有する断面略コ字
状の部材で構成されている。
7Gは下端輻射パネル単体7Aの中央に配設した通気を左右部分に分離するブロックで
ある。
第5発明の換気・輻射暖房装置X3の作用について説明する。
A.下方板5Aにおける往き用連結口5A2から換気・輻射暖房装置に入った加熱され
た新鮮空気は、各往き用開口7Eを通って上昇するが、通気用仕切り部7において還り用開口7F方向に分流し還り用開口7Fを通り、下方板5Aにおける還り用連結口5A1から排出することになる。
さらに、最上部に達した新鮮空気は、天板における帯状の新鮮空気吹出し口5C1より
室内空間8B6内に上昇排出される。
B.新鮮空気吹出し口5C1を窓8B11の下方に位置するよう配設すると、上昇排出
された新鮮空気によって結露現象を防止することができる。
第6発明の換気・輻射暖房システムY3を説明する。
換気・輻射暖房システムY3は、住宅などの建築物8に配設された適数個の換気・輻射
暖房装置X3を用いて構成されている。
A.住宅などの建築物8は、基礎8Aと基礎上に建設された建物8Bから構成されてい
る。
a.基礎8Aは、当該基礎の外周は断熱材8A1で断熱処理され、基礎内に形成された
底面8A2の下面は断熱材8A1で断熱処理されている。
図中、8A3は床下空間である。
b.建物8Bは、所定箇所に窓8B11が設けられている壁8B1と、壁の下面に設け
られた床面8B2と、壁の上面に設けられた天井面8B3と、天井面の上面に小屋裏8B4を介して設けられた屋根8B5から構成されている。
図中、8B6は室内空間である。
換気・輻射暖房装置X3は、室内空間8B6の壁8B1の内側に添着状態で起立配設さ
れ、換気・輻射暖房装置X3における還り用連結口5A1は、パイプPを介して床面8B2内と連通されている。
この場合、換気・輻射暖房装置X3は窓8B11の下方に位置する場合と、位置しない
場合がある。
一方、床下空間8A3には、熱交換器9と、ファンコイルユニット10が配設されてい
る。
A.熱交換器9は、供給空気と排気との間で熱交換するための供給空気用パイプ9Aと
排気用パイプ9Bが設けられ、供給空気用パイプ9Aの一方端には外気に連通している新鮮空気導入パイプ9Cが連結され、排気用パイプ9Bの一方端には外気に連通している排気パイプ9Dが連結されている。
B.ファンコイルユニット10の一方には、先端に逆止ダンパ10A1を有する床下空
気導入パイプ10Aが連結され、他方には先端が密閉されている往きパイプ10Bが引出されている。
C.熱交換器9の供給空気用パイプ9Aと床下空気導入パイプ10Aは、第1連結パイ
プ11で連結されている。
D.ファンコイルユニット10の往きパイプ10Bは、当該往きパイプから分岐された
第2連結パイプ12を介して換気・輻射暖房装置X3における往き用連結口5A2に連結されている。
なお、システムの説明上、リバースリターン方式でリターンダクトを省略した状態のも
のを図示したが、チャンバーを設けるパラレルダクト方式を採用しても原理的には同様である。
E.建物8Bにおける小屋裏8B4から床下空間8A3間に配管された還りパイプ13
の上端は、室内空間8B6に向け天井面8B3に設けられた天井吸気口13Aに連結され、下端は熱交換器9における排気用パイプ9Bの他方端に連結されている。
第6発明の換気・輻射暖房システムY3の作用について説明する。
A.新鮮空気導入パイプ9Cから導入された新鮮空気は、熱交換器9で熱交換され、フ
ァンコイルユニット10で加熱され、往きパイプ10B、第2連結パイプ12を通って換気・輻射暖房装置X3における往き用連結口5A2に導入される。
B.下方板5Aにおける往き用連結口5A2から換気・輻射暖房装置に入った加熱され
た新鮮空気は、各往き用開口7Eを通って上昇するが、通気用仕切り部7において還り用開口7F方向に分流し還り用開口7Fを通り、下方板5Aにおける還り用連結口5A1から排出することになる。
さらに、最上部に達した新鮮空気は、天板における帯状の新鮮空気吹出し口5C1より
室内空間8B6内に上昇排出される。
B.新鮮空気吹出し口5C1を窓8B11の下方に位置するよう配設すると、上昇排出
された新鮮空気によって結露現象を防止することができる。
C.室内空間8B6内に排出された新鮮空気は、室内空間8B6内を上昇し、天井吸気
口13Aで吸気され、還りパイプ13を通り熱交換器9に至り、新鮮空気導入パイプ9Cから導入された新鮮空気と熱交換したのち排気パイプ9Dより外気に排出される。
D.新鮮空気吹出し口5C1が窓8B11の下方に位置するよう配設されている場合、
上昇排出された新鮮空気によって結露現象を防止することができる。
第1発明の背面方向から見た1部を切欠いた斜視図である。 他の実施例の1部を切欠いた斜視図である。 他の実施例の縦断面図である。 第2発明の縦断面図である。 同上の一部を切欠いた斜視図である。 同上の他の実施例の一部を切欠いた斜視図である。 第3発明の斜視図である。 同上の背面方向から見た分解斜視図である。 図8の分解斜視図である。 拡大縦断面図である。 中間連結枠の拡大縦断面図である。 下端連結枠の拡大縦断面図である。 上端連結枠の拡大縦断面図である。 第4発明の縦断面図である。 同上の一部を切欠いた斜視図である。 第5発明の斜視図である。 背面方向から見た斜視図である。 背面方向から見た分解斜視図である。 拡大縦断面図である。 背面方向から見た要部拡大横断面図である。 同上の要部拡大図である。 縦連結枠の要部拡大斜視図である。 第6発明の縦断面図である。 同上の一部を切欠いた斜視図である。 輻射暖房の基本であるが結露防止効果がない状態の概念図である。 結露防止効果はあるが一部汚れた部屋の空気が還流する状態の概念図である。
符号の説明
X1 第1発明の換気・輻射暖房装置
X11 第1発明の他の実施例の換気・輻射暖房装置
Y1 第2発明の換気・輻射暖房システム
1 フレーム部
2 新鮮空気導入パイプ部
8 住宅などの建築物
X2 第3発明の換気・輻射暖房装置
Y2 第4発明の換気・輻射暖房システム
3 第1フレーム部
4 第1輻射パネル部
X3 第5発明の換気・輻射暖房装置
Y3 第6発明の換気・輻射暖房システム
5 第2フレーム部
6 第2輻射パネル部

Claims (8)

  1. フレーム部(1)と、新鮮空気導入パイプ部(2)から構成され、フレーム部(1)は、正面左右に長い方形に構成された下方板(1A)と、下方板の左右に連結起立された側縦板(1B)と、側縦板の上端に連結された天板(1C)と、これらの正面に張設された輻射板(1D)と、背面に張設された背面板(1E)から構成され、さらに、天板(1C)には左右方向に長い帯状の新鮮空気吹出し口(1C1)が形成され、新鮮空気導入パイプ部(2)は、フレーム部(1)内の右方側に沿って起立された縦パイプ(2A)と、縦パイプの上端に左方に向け連結された横パイプ(2B)と、横パイプの上面に新鮮空気吹出し口(1C1)と対応するよう刻設された新鮮空気吹出し用スリット(2B1)から構成され、フレーム部(1)の下方板(1A)の右方に往き用連結口(1A1)が開口され、また、下方板(1A)の左方に還り用連結口(1A2)が開口されていることを特徴とする換気・輻射暖房装置。
  2. 横パイプの上面に刻設された新鮮空気吹出し用スリット(2B1)に代え、新鮮空気吹出し用小穴(2B2)を適数個穿設した請求項記載の換気・輻射暖房装置。
  3. 新鮮空気導入パイプ部(2)に代え、ガイドベーン(2C)を使用し、ガイドベーン(2C)は、フレーム部(1)内に平行状態で上下方向に仕切った状態で配設された適数枚のガイドベーン単体(2C1)で構成され、各ガイドベーン単体(2C1)の右方端には上方に行くほど少しずつ小さくなる往き用開口(2C11)が開設され、各ガイドベーン単体(2C1)のうち一番上のガイドベーン単体以外の各ガイドベーン単体(2C1)の左方端には下方に行くほど少しずつ大きくなる還り用開口(2C12)が開設されている請求項記載の換気・輻射暖房装置。
  4. 請求項ないし請求項のいずれかに記載の換気・輻射暖房装置において、下方板(1A)における往き用連結口(1A1)から換気・輻射暖房装置に入った加熱された新鮮空気の一部は、新鮮空気導入パイプ部(2)、新鮮空気吹出し用スリット(2B1)を通って新鮮空気吹出し口(1C1)から室内空間(8B6)内に上昇排出され、また、新鮮空気の残りは、換気・輻射暖房装置に入ったのち下方板(1A)における還り用連結口(1A2)から排出すると共に、新鮮空気吹出し口(1C1)を窓(8B11)の下方に位置するよう配設すると、上昇排出された新鮮空気によって結露現象を防止することができるよう構成されていることを特徴とする換気・輻射暖房システム。
  5. 第1フレーム部(3)と、第1輻射パネル部(4)から構成され、
    第1フレーム部(3)は、正面左右に長い方形に構成された下方板(3A)と、下方板の左右に連結起立された側縦板(3B)と、側縦板の上端に連結された天板(3C)と、これらの背面に張設された背面板(3D)から構成され、そして、下方板(3A)における左方端近傍には還り用連結口(3A1)が、また、右方端近傍には往き用連結口(3A2)が開設され、さらに、天板(3C)の後方辺には左右方向に長い帯状の新鮮空気吹出し口(3C1)が形成され、
    第1輻射パネル部(4)は、第1フレーム部(3)内に平行状態で上下方向をもって水平に配設された輻射パネル単体(4A)と、上下に位置する輻射パネル単体(4A、4A)間に配される中間連結枠(4B)と、最下位の輻射パネル単体の下面に配される下端水平枠(4C)と、最上位の輻射パネル単体の上面に配される上端水平枠(4D)から構成され、
    輻射パネル単体(4A)は、正面横長方形の面板体(4A1)と、面板体の上辺に連設された断面略逆U字状の上方わん曲体(4A2)と、面板体の下辺に連設された断面略U字状の下方わん曲体(4A3)から構成され、中間連結枠(4B)は、輻射パネル単体(4A)を上下方向に併設した場合、これらを連結すると共に、新鮮空気の通路を形成し、当該中間連結枠における左方端近傍には還り用開口(4B2K)が、また、右方端近傍には往き用開口(4B2U)が開設され、還り用開口(4B2K)と下方板(3A)の還り用連結口(3A1)の位置が一致し、往き用開口(4B2U)と下方板(3A)の往き用連結口(3A2)の位置が一致するよう構成され、各傾斜板(4B23)に開口されている還り用開口(4B2K)と往き用開口(4B2U)は、最下方の開口が一番大きく上方に行くほど少しずつ小さくなるよう構成され、最上端に位置する傾斜板(4B23)には、右方端近傍に往き用開口(4B2U)のみが開設されていることを特徴とする換気・輻射暖房装置。
  6. 請求項記載の換気・輻射暖房装置において、下方板(3A)における往き用連結口(3A2)から換気・輻射暖房装置に入った加熱された新鮮空気は、各往き用開口(4B2U)を通って上昇するが、各輻射パネル単体(4A)において還り用開口(4B2K)方向に分流し還り用開口(4B2K)を通り、下方板(3A)における還り用連結口(3A1)から排出され、さらに、最上部に位置する輻射パネル単体(4A)まで達した新鮮空気は、天板における帯状の新鮮空気吹出し口(3C1)より室内空間(8B6)内に上昇排出され、新鮮空気吹出し口(3C1)を窓(8B11)の下方に位置するよう配設すると、上昇排出された新鮮空気によって結露現象を防止することができるよう構成されていることを特徴とする換気・輻射暖房システム。
  7. 第2フレーム部(5)と、第2輻射パネル部(6)と、通気用仕切り部(7)から構成され、
    第2フレーム部(5)は、正面左右に長い方形に構成された下方板(5A)と、下方板の左右に連結起立された側縦板(5B)と、側縦板の上端に連結された天板(5C)と、これらの背面に張設された背面板(5D)から構成され、そして、下方板(5A)における左方端近傍には還り用連結口(5A1)が、また、右方端近傍には往き用連結口(5A2)が開設され、 さらに、天板(5C)の後方辺には左右方向に長い帯状の新鮮空気吹出し口(5C1)が形成され、
    第2輻射パネル部(6)は、第2フレーム部(5)内の正面部分に平行状態で左右方向に配設された適数枚の輻射パネル単体(6A)と、適数本の縦連結枠(6B)から構成され、輻射パネル単体(6A)は、正面縦長方形の面板体(6A1)と、面板体の左右辺に後方に向け形成された断面略U字状のわん曲体(6A2)から構成され、縦連結枠(6B)は、横断面がクサビ状に構成された縦棒状に構成され、輻射パネル単体(6A)を左右方向に併設した場合、左右の輻射パネル単体で挟持されるよう構成され、
    通気用仕切り部(7)は、左右方向に連設された輻射パネル単体(6A)の背面において、最下位に水平状態で配された下端輻射パネル単体(7A)と、最上位に水平状態で配された上端輻射パネル単体(7B)と、これらの間に配された中間輻射パネル単体(7C)から構成され、各輻射パネル単体の右方端には上方に行くほど少しずつ小さくなる往き用開口(7E)が開設され、各輻射パネル単体のうち、上端輻射パネル単体(7B)以外の各輻射パネル単体の左方端には下方に行くほど少しずつ大きくなる還り用開口(7F)が開設され、下端輻射パネル単体(7A)と、上端輻射パネル単体(7B)は、通気を有する断面略コ字状の部材で構成され、下端輻射パネル単体(7A)の中央には通気を左右部分に分離するブロック(7G)が配設されていることを特徴とする換気・輻射暖房装置。
  8. 請求項記載の換気・輻射暖房装置において、下方板(5A)における往き用連結口(5A2)から換気・輻射暖房装置に入った加熱された新鮮空気は、各往き用開口(7E)を通って上昇するが、通気用仕切り部(7)において還り用開口(7F)方向に分流し還り用開口(7F)を通り、下方板(5A)における還り用連結口(5A1)から排出し、さらに、最上部に達した温風は、天板における帯状の新鮮空気吹出し口(5C1)より室内空間(8B6)内に上昇排出され、新鮮空気吹出し口(5C1)を窓(8B11)の下方に位置するよう配設すると、上昇排出された新鮮空気によって結露現象を防止することができるよう構成されていることを特徴とする換気・輻射暖房システム。
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