JP2002206795A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

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JP2002206795A JP2001003808A JP2001003808A JP2002206795A JP 2002206795 A JP2002206795 A JP 2002206795A JP 2001003808 A JP2001003808 A JP 2001003808A JP 2001003808 A JP2001003808 A JP 2001003808A JP 2002206795 A JP2002206795 A JP 2002206795A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
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    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機において、冷房運転サイクルでの
除湿運転時における快適性の向上を図る。 【解決手段】 室内の低所に設置される空気調和機の室
内機において、利用側熱交換器6と再熱用熱交換器7と
を、該再熱用熱交換器7がファン5の送風方向において
利用側熱交換器6よりも下流側に位置するように配置す
る。かかる構成とすることで、冷房運転サイクルでの除
湿運転時には、室内空気は、利用側熱交換器6において
冷却と除湿とが行われた後、さらに再熱用熱交換器7で
再熱されるので、室内機からの吹出空気は吸込温度を維
持しつつ除湿のみが行われた空気となり、「再熱ドライ
運転」が実現され、床面近くの足元部分に冷気が溜まる
ことが未然に且つ確実に抑制され、除湿運転時の快適性
が格段に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、空気調和機の室
内機に関し、さらに詳しくは、例えば室内の窓とか壁面
近傍の室内低所に設置されて窓等からの輻射熱の侵入を
可及的に抑制しつつ室内居住域の快適な空調を実現する
ようにした空気調和機の室内機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和機においては、特に
冷房運転時における快適性を高めるために、冷房運転サ
イクルにおいて圧縮機の能力とかファン風量を絞ること
で室内空気の湿度を低下させる除湿運転を行うことが知
られている。また、このような除湿運転における運転方
式として、室内空気を冷却して除湿し、そのままこれを
室内へ吹き出す通常の「ドライ運転」と、室内空気を冷
却して除湿した後、さらにこれを吸込温度近くまで再熱
して室内へ吹き出す「再熱ドライ運転」とが知られてお
り、且つこれら両方式は壁掛型室内機をもつ空気調和機
においては従来より採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、空気調和機
でも、特に室内機を室内床面上等の室内低所に設置する
低所設置型室内機を備えた空気調和機においては、除湿
運転方式として上記両方式の何れが最適であるかについ
ては未だ提案されていない。
【0004】ここで、仮に、除湿運転方式として通常の
「ドライ運転」を採用した場合には、熱交換器での熱交
換によって冷却され且つ同時に除湿された空気がそのま
ま室内へ吹き出されるので、この吹出空気の冷気が床面
近くに溜まり、足元が「冷気溜まり」となって除湿運転
時における快適性が大きく損なわれるという問題が発生
することになる。
【0005】そこで本願発明は、室内の低所に設置され
る空気調和機の室内機において、特に冷房運転サイクル
での除湿運転時における快適性の向上を図ることを主た
る目的とし、併せて、暖房運転サイクルでのドライ運転
をも可能とすることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明では、室内の低所に設置
される空気調和機の室内機において、冷房運転サイクル
において蒸発器として機能する利用側熱交換器6と凝縮
器として機能する再熱用熱交換器7とを、該再熱用熱交
換器7がファン5の送風方向において上記利用側熱交換
器6よりも下流側に位置するように配置したことを特徴
としている。
【0008】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機の室内機において、上記ファン5の吹
出側に上方へ指向する上面吹出口3と側方へ指向する側
面吹出口4とをける一方、上記ファン5の吸込側には上
記利用側熱交換器6と再熱用熱交換器7とを、該利用側
熱交換器6が上記再熱用熱交換器7よりも送風方向の上
流側に位置するようにして前後に並置したことを特徴と
している。
【0009】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機の室内機において、上記ファン5の吹
出側に上方へ指向する上面吹出口3と側方へ指向する側
面吹出口4とを設ける一方、上記ファン5の吸込側には
上記利用側熱交換器6と再熱用熱交換器7とを上下方向
に並置したことを特徴としている。
【0010】本願の第4の発明では、上記第3の発明に
かかる空気調和機の室内機において、上記利用側熱交換
器6を上側に、上記再熱用熱交換器7を下側に、それぞ
れ位置させたことを特徴としている。
【0011】本願の第5の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機の室内機において、上記ファン5の吹
出側に上方へ指向する上面吹出口3と側方へ指向する側
面吹出口4とを設ける一方、上記ファン5の吸込側に上
記利用側熱交換器6と再熱用熱交換器7とを、左右方向
に並置したことを特徴としている。
【0012】本願の第6の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機の室内機において、上記ファン5の吹
出側に上方へ指向する上面吹出口3と側方へ指向する側
面吹出口4とを設ける一方、上記ファン5の吸込側に上
記利用側熱交換器6を配置するとともに、上記ファン5
の吹出側には上記再熱用熱交換器7Aを上記上面吹出口
3に臨んで配置したことを特徴としている。
【0013】本願の第7の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機の室内機において、上記ファン5の吹
出側に上方へ指向する上面吹出口3と側方へ指向する側
面吹出口4とを設ける一方、上記ファン5の吸込側に上
記利用側熱交換器6を配置するとともに、上記ファン5
の吹出側には上記再熱用熱交換器7Bを上記側面吹出口
4に臨んで配置したことを特徴としている。
【0014】本願の第8の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和機の室内機において、上記ファン5の吹
出側に上方へ指向する上面吹出口3と側方へ指向する側
面吹出口4とを設ける一方、上記ファン5の吸込側に上
記利用側熱交換器6を配置するとともに、上記ファン5
の吹出側には上記再熱用熱交換器7A,7Bを上記上面
吹出口3と上記側面吹出口4にそれぞれ臨んで配置した
ことを特徴としている。
【0015】本願の第9の発明では、上記第3,第4又
は第5の発明にかかる空気調和機の室内機において、上
記再熱用熱交換器7を暖房運転サイクルにおいて蒸発器
として機能するように構成したことを特徴としている。
【0016】本願の第10の発明では、上記第6,第7
又は第8の発明にかかる空気調和機の室内機において、
上記利用側熱交換器6と上記再熱用熱交換器7A,7B
の何れか一方又は双方を、偏平伝熱管31とコルゲート
フィン32とを順次積層し且つ該各偏平伝熱管31の両
端をそれぞれヘッダー33,34で接続してなる積層型
熱交換器30で構成したことを特徴としている。
【0017】本願の第11の発明では、上記第6,第7
又は第8の発明にかかる空気調和機の室内機において、
上記再熱用熱交換器7A,7Bに代えて、ヒーター15
を備えたことを特徴としている。
【0018】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0019】(イ) 本願の第1の発明にかかる空気調
和機の室内機では、室内の低所に設置される空気調和機
の室内機において、冷房運転サイクルにおいて蒸発器と
して機能する利用側熱交換器6と凝縮器として機能する
再熱用熱交換器7とを、該再熱用熱交換器7がファン5
の送風方向において上記利用側熱交換器6よりも下流側
に位置するように配置している。
【0020】従って、この発明の空気調和機の室内機に
よれば、冷房運転サイクルでの除湿運転時には、上記フ
ァン5によって室内から吸い込まれる室内空気は、先ず
上記利用側熱交換器6を通過することで冷却と除湿とが
行われた後、さらに上記再熱用熱交換器7において再熱
されるので、室内機からの吹出空気は吸込温度を維持し
つつ除湿のみが行われた空気となる。この結果、室内温
度を維持しつつ除湿のみを行う「再熱ドライ運転」が実
現され、従来のように床面近くの足元部分に冷気が溜ま
ることが未然に且つ確実に抑制され、冷房運転サイクル
での除湿運転時における室内の快適性が格段に向上する
ことになる。
【0021】(ロ) 本願の第2の発明にかかる空気調
和機の室内機では、上記第1の発明にかかる空気調和機
の室内機において、上記ファン5の吹出側に上方へ指向
する上面吹出口3と側方へ指向する側面吹出口4とを設
ける一方、上記ファン5の吸込側には上記利用側熱交換
器6と再熱用熱交換器7とを、該利用側熱交換器6が上
記再熱用熱交換器7よりも送風方向の上流側に位置する
ようにして前後に並置している。
【0022】従って、この発明の空気調和機の室内機に
よれば、上記利用側熱交換器6による冷却と除湿とが行
われるとともに上記再熱用熱交換器7によって再熱され
ることで吸込温度を維持しつつ湿度のみが低下した空気
が上記上面吹出口3から上方へ向けて、また上記側面吹
出口4から側方へ向けて、それぞれ吹き出され、これに
よって室内温度を維持しつつ湿度のみを低下させる「再
熱ドライ運転」が実現され、足元部分への冷気溜まりの
ない快適な除湿が可能となる。
【0023】また、この場合、上記上面吹出口3から上
方へ向けて、また上記側面吹出口4から側方へ向けて、
それぞれ吹き出される吹出空気によって室内機の上方か
ら側方にかけての領域にエアバリアが形成され、例えば
室内機が窓際とか壁際の床面上に設置されている場合に
は、窓とか室壁部分からの輻射熱が室内の居住域に侵入
するのが効果的に抑制され冷房負荷の軽減が図られると
ともに室内温度の変動が抑制されることで「再熱ドライ
運転」による快適性がより一層促進されることになる。
【0024】(ハ) 本願の第3の発明にかかる空気調
和機の室内機では、上記第1の発明にかかる空気調和機
の室内機において、上記ファン5の吹出側に上方へ指向
する上面吹出口3と側方へ指向する側面吹出口4とを設
ける一方、上記ファン5の吸込側には上記利用側熱交換
器6と再熱用熱交換器7とを上下方向に並置している。
【0025】従って、この発明の空気調和機の室内機に
よれば、上記利用側熱交換器6による冷却と除湿が行わ
れた空気と、上記再熱用熱交換器7によって再熱された
空気とが混合され、この混合空気、即ち、吸込温度を維
持しつつ湿度のみが低下した空気が上記上面吹出口3か
ら上方へ向けて、また上記側面吹出口4から側方へ向け
て、それぞれ吹き出されることで室内温度を維持しつつ
湿度のみを低下させる「再熱ドライ運転」が実現され、
足元部分への冷気溜まりのない快適な除湿が可能とな
る。
【0026】また、この場合、上記上面吹出口3から上
方へ向けて、また上記側面吹出口4から側方へ向けて、
それぞれ吹き出される吹出空気によって室内機の上方か
ら側方にかけての領域にエアバリアが形成されることか
ら、例えば室内機が窓際とか壁際の床面上に設置されて
いる場合には、窓とか室壁部分からの幅射熱が室内の居
住域に侵入するのが効果的に抑制され、冷房負荷の軽減
が図られるとともに、室内温度の変動が抑制され、「再
熱ドライ運転」による快適性がより一層促進されること
になる。
【0027】(ニ) 本願の第4の発明にかかる空気調
和機の室内機によれば、上記第3の発明にかかる空気調
和機の室内機において、上記利用側熱交換器6を上側
に、上記再熱用熱交換器7を下側に、それぞれ位置させ
ているので、室内床面側の空気、即ち、室内上部の空気
よりも温度の低い空気が上記再熱用熱交換器7において
加熱されることで、例えば上記再熱用熱交換器7を上側
に位置させて室内床面側の空気よりも温度の高い空気を
加熱する場合に比して、混合空気の温度を室内温度によ
り近づけることができ、「再熱ドライ運転」による上記
(ハ)に記載の効果がより一層促進されることになる。
【0028】(ホ) 本願の第5の発明にかかる空気調
和機の室内機では、上記第1の発明にかかる空気調和機
の室内機において、上記ファン5の吹出側に上方へ指向
する上面吹出口3と側方へ指向する側面吹出口4とを設
ける一方、上記ファン5の吸込側に上記利用側熱交換器
6と再熱用熱交換器7とを左右方向に並置している。
【0029】従って、この発明の空気調和機の室内機に
よれば、上記利用側熱交換器6による冷却と除湿が行わ
れた空気と、上記再熱用熱交換器7によって再熱された
空気とが混合され、この混合空気、即ち、吸込温度を維
持しつつ湿度のみが低下した空気が上記上面吹出口3か
ら上方へ向けて、また上記側面吹出口4から側方へ向け
て、それぞれ吹き出されることで、室内温度を維持しつ
つ湿度のみを低下させる「再熱ドライ運転」が実現さ
れ、足元部分への冷気溜まりのない快適な除湿が可能と
なる。
【0030】また、この場合、上記利用側熱交換器6と
再熱用熱交換器7とが左右方向に配置されているので、
上記左右の側面吹出口4、4のうち、上記再熱用熱交換
器7に近い側の側面吹出口4からは、遠い側の側面吹出
口4よりも温度の高い空気が吹き出される。このため、
この再熱用熱交換器7を左右方向のうち、居住域に近い
側に配置することで、足元側への冷気溜まりがより確実
に抑制され、「再熱ドライ運転」による効果がより一層
促進されることになる。
【0031】さらに、上記上面吹出口3から上方へ向け
て、また上記側面吹出口4から側方へ向けて、それぞれ
吹き出される吹出空気によって室内機の上方から側方に
かけての領域にエアバリアが形成されるので、例えば室
内機が窓際とか壁際の床面上に設置されている場合に
は、窓とか室壁部分からの輻射熱が室内の居住域に侵入
するのが効果的に抑制され、冷房負荷の軽減が図られる
とともに室内温度の変動が抑制され、「再熱ドライ運
転」による快適性がより一層促進される。
【0032】(ヘ) 本願の第6の発明にかかる空気調
和機の室内機では、上記第1の発明にかかる空気調和機
の室内機において、上記ファン5の吹出側に上方へ指向
する上面吹出口3と側方へ指向する側面吹出口4と設け
る一方、上記ファン5の吸込側に上記利用側熱交換器6
を配置するとともに、上記ファン5の吹出側には上記再
熱用熱交換器7Aを上記上面吹出口3に臨ませて配置し
ている。
【0033】従って、この発明の空気調和機の室内機に
よれば、上記ファン5の吸込側に位置する上記利用側熱
交換器6による冷却と除湿が行われた空気は、該ファン
5の吹出側において、その一部は上記上面吹出口3に臨
んで配置された上記再熱用熱交換器7Aにおいて再熱さ
れた後に該上面吹出口3から上方に向けて吹き出され、
他の一部は再熱されることなくそのまま上記側面吹出口
4から側方へ向けて吹き出されることになる。この結
果、例えば上記側面吹出口4を閉塞するとか該側面吹出
口4を壁面に対向させて配置して該側面吹出口4からの
吹出量を抑えることで、室内には冷却と除湿の後に再熱
された空気、即ち、吸込温度を維持しつつ湿度のみが低
下された空気が吹き出され、これによって「再熱ドライ
運転」が実現され、足元への冷気溜まりのない快適な除
湿が可能となる。
【0034】また、この場合、上記上面吹出口3と上記
側面吹出口4とから上方及び側方へ向けて、あるいは上
記上面吹出口3のみから上方へ向けて吹き出される吹出
空気によって室内機の上方から側方にかけての領域に、
あるいは室内機の上方領域にエアバリアが形成されるの
で、例えば室内機が窓際とか壁際の床面上に設置されて
いる場合には、窓とか室壁部分からの輻射熱が室内の居
住域に侵入するのが効果的に抑制され、冷房負荷の軽減
が図られるととに室内温度の変動が抑制され、「再熱ド
ライ運転」による快適性がより一層促進されることにな
る。
【0035】(ト) 本願の第7の発明にかかる空気調
和機の室内機では、上記第1の発明にかかる空気調和機
の室内機において、上記ファン5の吹出側に上方へ指向
する上面吹出口3と側方へ指向する側面吹出口4とを設
ける一方、上記ファン5の吸込側に上記利用側熱交換器
6を配置するとともに、上記ファン5の吹出側には上記
再熱用熱交換器7Bを上記側面吹出口4に臨ませて配置
している。
【0036】従って、この発明の空気調和機の室内機に
よれば、上記ファン5の吸込側に位置する上記利用側熱
交換器6による冷却と除湿が行われた空気は、該ファン
5の吹出側において、その一部は上記側面吹出口4に臨
んで配置された上記再熱用熱交換器7Bにおいて再熱さ
れた後に該側面吹出口4から側方に向けて吹き出され、
他の一部は再熱されることなくそのまま上記上面吹出口
3から上方へ向けて吹き出されることになる。
【0037】この結果、上記側面吹出口4から吹き出さ
れる空気は吸込温度を維持したまま湿度のみが低下した
空気であることから、室内温度を低下させずに湿度のみ
を低下させる「再熱ドライ運転」が実現される。また、
上記上面吹出口3からは上記側面吹出口4からの吹出温
度よりも低温の空気が吹き出され、この低温空気によっ
て足元側の暖かい空気の浮上が抑制される。これら両者
の相乗作用によって、足元に冷気溜まりを生じない快適
な除湿が可能となる。
【0038】また、この場合、上記上面吹出口3と上記
側面吹出口4とから上方及び側方へ向けて、あるいは上
記上面吹出口3のみから上方へ向けて吹き出される吹出
空気によって室内機の上方から側方にかけての領域に、
あるいは室内機の上方領域にエアバリアが形成されるの
で、例えば室内機が窓際とか壁際の床面上に設置されて
いる場合には、窓とか室壁部分からの輻射熱が室内の居
住域に侵入するのが効果的に抑制され、冷房負荷の軽減
が図られるととに、室内温度の変動が抑制され、「再熱
ドライ運転」による快適性がより一層促進されることに
なる。
【0039】(チ) 本願の第8の発明にかかる空気調
和機の室内機では、上記第1の発明にかかる空気調和機
の室内機において、上記ファン5の吹出側に上方へ指向
する上面吹出口3と側方へ指向する側面吹出口4とを設
ける一方、上記ファン5の吸込側に上記利用側熱交換器
6を配置するとともに、上記ファン5の吹出側には上記
再熱用熱交換器7A、7Bを上記上面吹出口3と上記側
面吹出口4にそれぞれ臨ませて配置している。
【0040】従って、この発明の空気調和機の室内機に
よれば、上記ファン5の吸込側に位置する上記利用側熱
交換器6による冷却と除湿が行われた空気は、該ファン
5の吹出側において、その一部は上記上面吹出口3に臨
んで配置された上記再熱用熱交換器7Aにおいて再熱さ
れた後に、他の一部は上記側面吹出口4に臨んで配置さ
れた上記再熱用熱交換器7Bにおいて再熱された後に、
それぞれ上方及び側方に向けて吹き出される。この結
果、室内温度を低下させずに湿度のみを低下させる「再
熱ドライ運転」が実現され、足元に冷気溜まりを生じな
い快適な除湿が可能となる。
【0041】また、この場合、上記上面吹出口3からの
吹出温度と上記側面吹出口4からの吹出温度とが同じで
あることから、居住域全体の温度低下がより効果的に防
止されるとともに、上記上面吹出口3と上記側面吹出口
4とからの吹出空気によって室内機の上方から側方にか
けての領域にエアバリアが形成されて窓とか室壁部分か
らの幅射熱が室内の居住域に侵入するのが効果的に抑制
されることとの相乗効果として、「再熱ドライ運転」に
よる除湿時の快適性がより一層促進されることになる。
【0042】(リ) 本願の第9の発明にかかる空気調
和機の室内機によれば、上記第3、第4又は第5の発明
にかかる空気調和機の室内機において、上記再熱用熱交
換器7を暖房運転サイクルにおいて蒸発器として機能さ
せるようにしているので、暖房運転サイクルで上記再熱
用熱交換器7が蒸発器として機能する場合には、上記利
用側熱交換器6において加熱された空気と、上記再熱用
熱交換器7において冷却及び除湿された空気とが混合し
て室内へ吹き出されることとなり、除湿作用を伴った暖
房運転、即ち、「暖房ドライ運転」が実現され、例えば
冬場の室内での衣類乾燥時のように、室内の暖房と除湿
による衣類乾燥等とを両立させたような場合に好適であ
るとともに、暖房運転停止後に「暖房ドライ運転」に切
り換えることで部屋の結露を防止することができ、結露
防止手段としても有効である。
【0043】(ヌ) 本願の第10の発明にかかる空気
調和機の室内機によれば、上記第6、第7又は第8の発
明にかかる空気調和機の室内機において、上記利用側熱
交換器6と上記再熱用熱交換器7A、7Bの何れか一方
又は双方を、偏平伝熱管31とコルゲートフィン32と
を順次積層し且つ該各偏平伝熱管31の両端をそれぞれ
へッダー33、34で接続してなる積層型熱交換器30
で構成しているので、該積層型熱交換器30には、熱交
換効率が高く、同等の熱交換能力をもつクロスフィン型
熱交換器よりもその厚さ寸法を小さくしてコンパクな形
状とし得るという特性があることから、上記(へ)、
(ト)又は(チ)に記載の効果に加えて、室内機のコン
パクト化を促進し得るという効果が得られる。
【0044】(ル) 本願の第11の発明にかかる空気
調和機の室内機によれば、上記第6、第7又は第8の発
明にかかる空気調和機の室内機において、上記再熱用熱
交換器7A、7Bに代えて、ヒーター15を備えている
ので、上記利用側熱交換器6において冷却及び除湿され
た空気を上記ヒーター15において再熱することで「再
熱ドライ運転」を実現でき、上記(へ)、(ト)又は
(チ)に記載の効果を、冷媒回路を用いない簡単且つ安
価な構成によって達成でき、除湿運転時の快適性と低コ
スト化との両立が可能となるものである。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を幾つかの好適な
実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0046】図1には、本願発明がその対象とするセパ
レート型の空気調和機の室内機Zを示している。この室
内機Zは、図1に示すように、室内の中でも特に空調負
荷の高いペリメータゾーン、例えば窓部53の下側壁面
又は室内床面51上に設置される低所設置型の室内機で
あって、その吹出空気によって窓部53とか室壁52の
近傍のペリメータゾーンと居住域との間にエヤバリヤを
形成しつつ室内居住域の空調を行うとともに、特に除湿
運転時における高い快適性を実現し得るものである。
【0047】上記室内機Zにおいては、壁面近傍の床面
51上等の低所設置に有利な矩形のケーシング1を備え
るとともに、該ケーシング1の前面1aには吸込口2
を、上面1bには上面吹出口3を、左右両側面1c,1
cには側面吹出口4,4を、それぞれ設けている。そし
て、このケーシング1内には、左右一対の遠心式のファ
ン5,5が、その吸込側を上記吸込口2に対向させた状
態で横方向に所定間隔をもって並置されている。さら
に、上記各ファン5,5の吸込側と上記吸込口2の間に
は、冷房運転サイクルにおいては蒸発器として、暖房運
転においては凝縮器としてそれぞれ機能する利用側熱交
換器6が、また上記ファン5の吹出側に臨む上記上面吹
出口3と側面吹出口4のうち、該上面吹出口3側には第
1再熱用熱交換器7Aが、該側面吹出口4側には第2再
熱用熱交換器7Bが、それぞれ配置されている。従っ
て、上記各ファン5,5の運転に伴って上記吸込口2か
ら吸い込まれる吸込空気Aaは、上記利用側熱交換器6
を通過した後、その一部はさらに上記第1再熱用熱交換
器7Aを通って上方吹出空気Abとして上方へ吹き出さ
れ、他の一部は上記第2再熱用熱交換器7Bを通って側
方吹出空気Acとして側方へ吹き出されるようになって
いる。
【0048】尚、再熱用熱交換器に関しては、上記のよ
うに再熱用熱交換器が二つ備えられ場合にはこれらを
「第1再熱用熱交換器7A」と「第2再熱用熱交換器7
B」として区別する一方、これが一つしか備えられない
構成の場合には単に「再熱用熱交換器」と称する。
【0049】さらに、上述のように、上記上面吹出口3
に上記第1再熱用熱交換器7Aを、上記側面吹出口4に
上記第2再熱用熱交換器7Bをそれぞれ備えた構成は、
後述するように本願発明に係る室内機の一つの実施形態
であって、本願発明は上面吹出口3と側面吹出口4とに
対する再熱用熱交換器の配置構成、あるいは該再熱用熱
交換器をヒーターに代えた構成に特徴をもつものであ
り、本件出願においては、以下の第1〜第8の実施形態
を設定している。以下、これら各実施形態をそれぞれ個
別に説明する。
【0050】(1) 第1の実施形態(図2〜図4参
照) 第1の実施形態にかかる室内機Z1は、図2に示すよう
に、上記ケーシング1に設けられた上記吸込口2と上面
吹出口3と左右一対の側面吹出口4,4のうち、上記吸
込口2に上記利用側熱交換器6と再熱用熱交換器7とを
備えるとともに、該利用側熱交換器6が上記再熱用熱交
換器7よりも送風方向上流側に位置するように該各熱交
換器6,7を送風方向に前後して配置したものである。
そして、次述するように、上記利用側熱交換器6と再熱
用熱交換器7とを共に蒸発器として機能させる通常の
「冷房運転」と、上記利用側熱交換器6と再熱用熱交換
器7とを共に凝縮器として機能させる通常の「暖房運
転」と、上記利用側熱交換器6を蒸発器として、また上
記再熱用熱交換器7を凝縮器として機能させる冷房運転
サイクルでの「再熱ドライ運転」とを選択できるように
している。以下、かかる運転を実現するための冷媒系の
構成等について説明する。
【0051】図3には、この第1の実施形態に係る室内
機Z1を含む空気調和機全体の冷媒回路を示している。
この空気調和機は、室外機Z0側に備えられた圧縮機9
と四路切換弁10と熱源側熱交換器11及び主膨張弁1
2と、上記室内機Z1側に備えられた上記利用側熱交換
器6と再熱用熱交換器7とを冷媒管路で接続して構成さ
れている。そして、この実施形態においては、上記利用
側熱交換器6と再熱用熱交換器7とを補助膨張弁13を
介して直列に接続し且つ冷房運転サイクルにおいて上記
利用側熱交換器6が上記再熱用熱交換器7よりも冷媒循
環方向下流側に位置させるとともに、これら両者を上記
ファン5の吸込側において該利用側熱交換器6が上記再
熱用熱交換器7よりも送風方向上流側に位置するように
送風方向に前後して配置している。
【0052】一方、上述の如き冷房運転サイクルでの
「冷房運転」と「再熱ドライ運転」と、及び暖房運転サ
イクルでの「暖房運転」の切り換えは、上記主膨張弁1
2と補助膨張弁13の作動形態の選択によって実現され
るものである。即ち、「冷房運転」及び「暖房運転」に
おいては、上記主膨張弁12を「絞り状態」に、上記補
助膨張弁13を「全開」にそれぞれ設定する。これに対
して、「再熱ドライ運転」においては、上記主膨張弁1
2を「全開」に、上記補助膨張弁13を「絞り状態」に
それぞれ設定する。
【0053】続いて、上記各運転形態における動作等を
それぞれ個別に説明する。
【0054】(a) 「冷房運転」 「冷房運転」においては、上記主膨張弁12が「絞り状
態」に、上記補助膨張弁13が「全開」に設定され、上
記利用側熱交換器6と再熱用熱交換器7が共に蒸発器と
して機能し、上記上面吹出口3と上記側面吹出口4,4
からそれぞれ低温の空気が上方吹出空気Ab及び側方吹
出空気Acとして吹き出される。
【0055】(b) 「再熱ドライ運転」 「再熱ドライ運転」においては、上述のように、上記主
膨張弁12が「全開」に、上記補助膨張弁13が「絞り
状態」に設定されるので、上記利用側熱交換器6は蒸発
器として、上記再熱用熱交換器7は凝縮器として機能す
る。従って、図4に示すように、吸込空気Aaは、先ず
上記利用側熱交換器6を通過することで冷却され且つ除
湿された後、さらに上記再熱用熱交換器7において再熱
され、上記上面吹出口3から上方吹出空気Abとして、
また上記側面吹出口4,4から側方吹出空気Acとし
て、それぞれ室内へ吹き出される。
【0056】この場合、上方吹出空気Ab及び側方吹出
空気Acは、共に、上記利用側熱交換器6での冷却及び
除湿後に、上記再熱用熱交換器7において再熱されてい
ることから、上方吹出空気Ab及び側方吹出空気Acの
温度は吸込温度、即ち、室内空気温度にほぼ維持され、
室温を維持したまま除湿のみを行う「再熱ドライ運転」
が実現される。従って、上記室内機Z1が室内床面51
等の室内の低所に設置されていたとしても、居住域の床
面側に冷気溜まりが生じるということがなく、冷房運転
サイクルでの除湿運転時における快適性が格段に向上す
ることになる。
【0057】「暖房運転」「暖房運転」においては、上
述のように、上記主膨張弁12が「絞り状態」に、上記
補助膨張弁13が「全開」に設定されるので、上記利用
側熱交換器6と再熱用熱交換器7は共に凝縮器として機
能し、高い暖房能力をもつ運転が実現される (2) 第2の実施形態(図5〜図8参照) 第2の実施形態にかかる室内機Z2は、図5に示すよう
に、横長矩形のケーシング1に設けられた上記吸込口2
と上面吹出口3と左右一対の側面吹出口4,4のうち、
上記吸込口2のみに上記利用側熱交換器6と再熱用熱交
換器7とを備えるとともに、該再熱用熱交換器7が上記
利用側熱交換器6の下側に位置するように上下方向に二
段に並置したものである。そして、次述するように、上
記利用側熱交換器6と再熱用熱交換器7とを共に蒸発器
として機能させる通常の「冷房運転」と、上記利用側熱
交換器6と再熱用熱交換器7とを共に凝縮器として機能
させる通常の「暖房運転」と、上記利用側熱交換器6を
蒸発器として、また上記再熱用熱交換器7を凝縮器とし
てそれぞれ機能させる冷房運転サイクルでの「再熱ドラ
イ運転」と、上記利用側熱交換器6を凝縮器として、ま
た上記再熱用熱交換器7を蒸発器としてそれぞれ機能さ
せる暖房運転サイクルでの除湿運転、即ち、「暖房ドラ
イ運転」とを選択できるようにしている。以下、かかる
運転を実現するための冷媒系の構成等について説明す
る。
【0058】図6には、この第2の実施形態に係る室内
機Z2を含む空気調和機全体の冷媒回路を示している。
この冷媒回路は、室外機Z0側に備えられた圧縮機9と
四路切換弁10と熱源側熱交換器11及び主膨張弁12
と、上記室内機Z2側に備えられた上記利用側熱交換器
6と上記再熱用熱交換器7とを冷媒管路で接続して構成
されている。そして、この実施形態においては、上述の
ように上記利用側熱交換器6を上記再熱用熱交換器7の
上側に配置するとともに、これら各熱交換器6,7を、
冷房運転サイクルにおいて上記再熱用熱交換器7が上記
利用側熱交換器6よりも冷媒上流側に位置するように補
助膨張弁13を介して直列に接続している。
【0059】一方、上述の如き冷房運転サイクルでの
「冷房運転」と「再熱ドライ運転」の切り換え、及び暖
房運転サイクルでの「暖房運転」と「暖房ドライ運転」
の切り換えは、共に上記主膨張弁12と補助膨張弁13
の作動形態の選択によって実現されるものであり、これ
ら各膨張弁12,13の作動形態は以下の通りである。
【0060】「冷房運転」においては、上記主膨張弁1
2を「絞り状態」に、上記補助膨張弁13を「全開」に
それぞれ設定する。
【0061】「再熱ドライ運転」においては、上記主膨
張弁12を「全開」に、上記補助膨張弁13を「絞り状
態」にそれぞれ設定する。
【0062】「暖房運転」の運転においては、上記主膨
張弁12を「絞り状態」に、上記補助膨張弁13を「全
開」にそれぞれ設定する。
【0063】「暖房ドライ運転」においては、上記主膨
張弁12を「全開」に、上記補助膨張弁13を「絞り状
態」にそれぞれ設定する。
【0064】続いて、上記各運転形態における動作等を
それぞれ個別に説明する。
【0065】(a) 「冷房運転」 「冷房運転」においては、上述のように、上記主膨張弁
12が「絞り状態」に、上記補助膨張弁13が「全開」
に設定される。従って、上記利用側熱交換器6と再熱用
熱交換器7は共に蒸発器として機能し、上記上面吹出口
3と側面吹出口4,4からほぼ同温の冷風が吹き出さ
れ、高い冷房能力をもつ運転が実現される。
【0066】(b) 「再熱ドライ運転」 「再熱ドライ運転」においては、上述のように、上記主
膨張弁12が「全開」に、上記補助膨張弁13が「絞り
状態」に設定されるので、上記再熱用熱交換器7は凝縮
器として機能し、上記利用側熱交換器6は蒸発器として
機能する。
【0067】従って、図7に示すように、吸込空気Aa
のうち、上記利用側熱交換器6側を通過する空気は、該
利用側熱交換器6において冷却及び除湿が行われた後、
その一部は上記上面吹出口3から上方吹出空気Abとし
て上方に吹き出され、他の一部は上記側面吹出口4から
側方吹出空気Acとしてとして側方に吹き出される。ま
た、吸込空気Aaのうち、上記再熱用熱交換器7側を通
過する空気は、該再熱用熱交換器7において昇温された
後、その一部は上記上面吹出口3から上方吹出空気Ab
として上方に吹き出され、他の一部は上記側面吹出口4
から側方吹出空気Acとして側方に吹き出される。
【0068】このため、上記上面吹出口3から上方に吹
き出される上方吹出空気Abは、上記利用側熱交換器6
において冷却且つ除湿された空気と、上記再熱用熱交換
器7において昇温された空気とが混合したものとなり、
また、上記側面吹出口4から側方へ吹き出される側方吹
出空気Acも、上記利用側熱交換器6において冷却且つ
除湿された空気と、上記再熱用熱交換器7において昇温
された空気とが混合したものとなる。従って、この上方
吹出空気Abと側方吹出空気Acは、共に吸込温度を維
持したまま除湿のみが行われた空気となり、この上方吹
出空気Abと側方吹出空気Acとが室内へ吹き出される
ことで高い快適性をもつ「再熱ドライ運転」が実現され
る。
【0069】また、この実施形態のように、上記二つの
熱交換器6,7のうち、上記再熱用熱交換器7を上記利
用側熱交換器6の下側位置に配置すれば、該再熱用熱交
換器7において昇温された比較的高温の空気を上記側面
吹出口4から室内床面近傍に吹き出せることから、除湿
運転に伴って居住域の床面側が冷気溜まりとなるという
ことがなく、除湿運転時における快適性がより一層向上
することになる。尚、この実施形態とは逆に、上記利用
側熱交換器6を下側に、上記再熱用熱交換器7を上側に
配置することもできることは勿論である。
【0070】「暖房運転」「暖房運転」においては、上
述のように、上記主膨張弁12が「絞り状態」に、上記
補助膨張弁13が「全開」に設定されるので、上記利用
側熱交換器6と再熱用熱交換器7は共に凝縮器として機
能し、高い暖房能力をもつ運転が実現される。
【0071】「暖房ドライ運転」「暖房ドライ運転」に
おいては、上述のように、上記主膨張弁12が「全開」
に、上記補助膨張弁13が「絞り状態」に設定されるの
で、上記利用側熱交換器6は凝縮器として、上記再熱用
熱交換器7は蒸発器として、それぞれ機能する。従っ
て、図8に示すように、上記利用側熱交換器6において
昇温された比較的高温の空気と、上記再熱用熱交換器7
において冷却され且つ除湿された比較的低温の空気とが
同時に居住域に吹き出されることで、室内の適温暖房と
除湿とが両立され、例えば、冬場の室内での衣類乾燥時
のように、室内の暖房と除湿による衣類乾燥とを両立さ
せたような場合に好適であり、また、暖房運転停止後に
「暖房ドライ運転」に切り換えることで部屋の結露を防
止することもできる。
【0072】(3) 第3の実施形態(図9〜図12参
照) 第3の実施形態にかかる室内機Z3は、図9に示すよう
に、上記ケーシング1に設けられた上記吸込口2と上面
吹出口3と左右一対の側面吹出口4,4のうち、上記吸
込口2のみに上記利用側熱交換器6と再熱用熱交換器7
とを左右方向に並置したものであり、次述するように、
上記利用側熱交換器6と再熱用熱交換器7とを共に蒸発
器として機能させる通常の「冷房運転」と、上記利用側
熱交換器6と再熱用熱交換器7とを共に凝縮器として機
能させる通常の「暖房運転」と、上記利用側熱交換器6
を蒸発器として、また上記再熱用熱交換器7を凝縮器と
してそれぞれ機能させる冷房運転サイクルでの「再熱ド
ライ運転」と、上記利用側熱交換器6を凝縮器として、
また上記再熱用熱交換器7を蒸発器としてそれぞれ機能
させる暖房運転サイクルでの除湿運転、即ち、「暖房ド
ライ運転」とを選択できるようにしている。以下、かか
る運転を実現するための冷媒系の構成等について説明す
る。
【0073】図10には、この第3の実施形態に係る室
内機Z3を含む空気調和機全体の冷媒回路を示してい
る。この冷媒回路は、室外機Z0側に備えられた圧縮機
9と四路切換弁10と熱源側熱交換器11及び主膨張弁
12と、上記室内機Z3側に備えられた上記利用側熱交
換器6と上記再熱用熱交換器7とを冷媒管路で接続して
構成されている。そして、この実施形態においては、上
述のように上記利用側熱交換器6と再熱用熱交換器7と
を左右方向に並置するとともに、これら各熱交換器6,
7を、冷房運転サイクルにおいて上記再熱用熱交換器7
が上記利用側熱交換器6よりも冷媒上流側に位置するよ
うに補助膨張弁13を介して直列に接続している。
【0074】一方、上述の如き冷房運転サイクルでの
「冷房運転」と「再熱ドライ運転」の切り換え、及び暖
房運転サイクルでの「暖房運転」と「暖房ドライ運転」
の切り換えは、共に上記主膨張弁12と補助膨張弁13
の作動形態の選択によって実現されるものであり、これ
ら各膨張弁12,13の作動形態は以下の通りである。
【0075】「冷房運転」においては、上記主膨張弁1
2を「絞り状態」に、上記補助膨張弁13を「全開」に
それぞれ設定する。
【0076】「再熱ドライ運転」においては、上記主膨
張弁12を「全開」に、上記補助膨張弁13を「絞り状
態」にそれぞれ設定する。
【0077】「暖房運転」の運転においては、上記主膨
張弁12を「絞り状態」に、上記補助膨張弁13を「全
開」にそれぞれ設定する。
【0078】「暖房ドライ運転」においては、上記主膨
張弁12を「全開」に、上記補助膨張弁13を「絞り状
態」にそれぞれ設定する。
【0079】続いて、上記各運転形態における動作等を
それぞれ個別に説明する。
【0080】(a) 「冷房運転」 「冷房運転」においては、上述のように、上記主膨張弁
12が「絞り状態」に、上記補助膨張弁13が「全開」
に設定される。従って、上記利用側熱交換器6と再熱用
熱交換器7は共に蒸発器として機能し、上記上面吹出口
3と側面吹出口4,4からほぼ同温の冷風が吹き出さ
れ、高い冷房能力をもつ運転が実現される。
【0081】(b) 「再熱ドライ運転」 「再熱ドライ運転」においては、上述のように、上記主
膨張弁12が「全開」に、上記補助膨張弁13が「絞り
状態」に設定されるので、上記再熱用熱交換器7は凝縮
器として機能し、上記利用側熱交換器6は蒸発器として
機能する。
【0082】従って、図11に示すように、吸込空気A
aのうち、上記利用側熱交換器6側を通過する空気は、
該利用側熱交換器6において冷却及び除湿が行われた
後、その一部は上記上面吹出口3から上方吹出空気Ab
として上方に吹き出され、他の一部は上記側面吹出口4
から側方吹出空気Acとしてとして側方に吹き出され
る。また、吸込空気Aaのうち、上記再熱用熱交換器7
側を通過する空気は、該再熱用熱交換器7において昇温
された後、その一部は上記上面吹出口3から上方吹出空
気Abとして上方に吹き出され、他の一部は上記側面吹
出口4から側方吹出空気Acとして側方に吹き出され
る。
【0083】このため、上記上面吹出口3から上方に吹
き出される上方吹出空気Abは、上記利用側熱交換器6
において冷却且つ除湿された空気と、上記再熱用熱交換
器7において昇温された空気とが混合したものとなる。
従って、この上方吹出空気Abは、吸込温度を維持した
まま除湿のみが行われた空気であって、この上方吹出空
気Abが室内へ吹き出されることで高い快適性をもつ
「再熱ドライ運転」が実現される。
【0084】「暖房運転」「暖房運転」においては、上
述のように、上記主膨張弁12が「絞り状態」に、上記
補助膨張弁13が「全開」に設定されるので、上記利用
側熱交換器6と再熱用熱交換器7は共に凝縮器として機
能し、高い暖房能力をもつ運転が実現される。
【0085】「暖房ドライ運転」「暖房ドライ運転」に
おいては、上述のように、上記主膨張弁12が「全開」
に、上記補助膨張弁13が「絞り状態」に設定されるの
で、上記利用側熱交換器6は凝縮器として、上記再熱用
熱交換器7は蒸発器として、それぞれ機能する。従っ
て、図12に示すように、上記利用側熱交換器6におい
て昇温された比較的高温の空気と、上記再熱用熱交換器
7において冷却され且つ除湿された比較的低温の空気と
が同時に居住域に吹き出されることで、室内の適温暖房
と除湿とが両立され、例えば、冬場の室内での衣類乾燥
時のように、室内の暖房と除湿による衣類乾燥とを両立
させたような場合に好適であり、また、暖房運転停止後
に「暖房ドライ運転」に切り換えることで部屋の結露を
防止することもできる。
【0086】(4) 第4の実施形態(図13〜図15
参照) 第4の実施形態にかかる室内機Z4は、図13に示すよ
うに、上記ケーシング1に設けられた上記吸込口2と上
面吹出口3と左右一対の側面吹出口4,4のうち、上記
吸込口2には上記ファン5の吸込側に位置するようにし
て利用側熱交換器6を、上記上面吹出口3には上記ファ
ン5の吹出側に位置するようにして第1再熱用熱交換器
7Aを、さらに上記各側面吹出口4,4には上記ファン
5の吹出側に位置するようにして第2再熱用熱交換器7
Bを、それぞれ備えて構成される。
【0087】そして、冷房運転サイクルにおいては、上
記利用側熱交換器6と上記第1再熱用熱交換器7Aと上
記第2再熱用熱交換器7Bの全てを蒸発器として機能さ
せることで「冷房運転」を実現する一方、上記利用側熱
交換器6を蒸発器とし、上記第1再熱用熱交換器7Aと
第2再熱用熱交換器7Bとを凝縮器としてそれぞれ機能
させることで「再熱ドライ運転」を実現する。また、暖
房運転サイクルにおいては、上記利用側熱交換器6と第
1再熱用熱交換器7Aと第2再熱用熱交換器7Bの全て
を凝縮器として機能させることで「暖房運転」を実現す
る。以下、かかる運転を実現するための冷媒循環系の構
成等について説明する。
【0088】図14には、この第4の実施形態に係る室
内機Z4を含む空気調和機全体の冷媒回路を示してい
る。この冷媒回路は、室外機Z0側に備えられた圧縮機
9と四路切換弁10と室外側熱交換器11及び主膨張弁
12と、上記室内機Z4側に備えられた上記利用側熱交
換器6と第1再熱用熱交換器7A及び第2再熱用熱交換
器7Bとを冷媒管路で接続して構成されている。また、
この実施形態においては、上記第1再熱用熱交換器7A
と第2再熱用熱交換器7Bとを並列に接続するととも
に、さらにこれら両者を補助膨張弁13を介して上記利
用側熱交換器6に対して直列に接続している。また、こ
の場合、冷房運転サイクルにおいて、冷媒上流側に上記
第1再熱用熱交換器7Aと第2再熱用熱交換器7Bが、
冷媒下流側に上記利用側熱交換器6が位置するように、
これら各熱交換器6,7A,7Bの冷媒回路における配
置位置を設定している。
【0089】一方、上述の如き冷房運転サイクルでの
「冷房運転」と「再熱ドライ運転」、及び暖房運転サイ
クルでの「暖房運転」の切り換えは、共に上記主膨張弁
12と補助膨張弁13の作動形態の選択によって実現さ
れるものであり、これら各膨張弁12,13の作動形態
は以下の通りである。
【0090】「冷房運転」においては、上記主膨張弁1
2を「絞り状態」に、上記補助膨張弁13を「全開」に
それぞれ設定する。
【0091】「再熱ドライ運転」においては、上記主膨
張弁12を「全開」に、上記補助膨張弁13を「絞り状
態」にそれぞれ設定する。
【0092】「暖房運転」の運転においては、上記主膨
張弁12を「絞り状態」に、上記補助膨張弁13を「全
開」にそれぞれ設定する。
【0093】(a) 「冷房運転」 「冷房運転」においては、上述のように、上記主膨張弁
12が「絞り状態」に、上記補助膨張弁13が「全開」
に設定されるので、上記利用側熱交換器6と第1再熱用
熱交換器7Aと第2再熱用熱交換器7Bは共に蒸発器と
して機能し、高い冷房能力をもつ運転が実現される。
【0094】(b) 「再熱ドライ運転」 「再熱ドライ運転」においては、上述のように、上記主
膨張弁12が「全開」に、上記補助膨張弁13が「絞り
状態」に設定されるので、上記第1再熱用熱交換器7A
と第2再熱用熱交換器7Bが共に凝縮器として機能し、
上記利用側熱交換器6のみが蒸発器として機能する。従
って、図15に示すように、吸込空気Aaは、先ずその
全量が上記利用側熱交換器6を通過することで冷却され
るとともに除湿される。さらに、この冷却され且つ除湿
された空気の一部は上記第1再熱用熱交換器7Aにおい
て再熱されたのち、比較的高温の上方吹出空気Abとし
て上記上面吹出口3から上方へ吹き出される。また、他
の一部は、上記第2再熱用熱交換器7Bにおいて再熱さ
れたのち、比較的高温の側方吹出空気Acとして上記側
面吹出口4,4から側方へ吹き出される。
【0095】この場合、上方吹出空気Ab及び側方吹出
空気Acは、それぞれ上記第1再熱用熱交換器7A及び
第2再熱用熱交換器7Bでの再熱によって吸込温度を維
持していることから、室温をほとんど下げることなく除
湿を行う「再熱ドライ運転」が実現され、除湿運転に伴
って居住領域の床面側が冷気溜まりとなるということも
なく、冷房運転サイクルでの除湿運転時における快適性
が格段に向上するものである。
【0096】「暖房運転」「暖房運転」においては、上
述のように、上記主膨張弁12が「絞り状態」に、上記
補助膨張弁13が「全開」に設定されるので、上記利用
側熱交換器6と第1再熱用熱交換器7Aと第2再熱用熱
交換器7Bが共に凝縮器として機能し、高い暖房能力を
もつ運転が実現される。
【0097】(5) 第5の実施形態(図16〜図18
参照) 第5の実施形態にかかる室内機Z5は、図16に示すよ
うに、上記ケーシング1に設けられた上記吸込口2と上
面吹出口3と左右一対の側面吹出口4,4のうち、上記
吸込口2には上記ファン5の吸込側に位置するようにし
て利用側熱交換器6を、上記上面吹出口3には上記ファ
ン5の吹出側に位置するようにして再熱用熱交換器7A
を、それぞれ備える一方、上記各側面吹出口4,4には
熱交換器を備えない構成とされている。
【0098】そして、冷房運転サイクルにおいては、上
記利用側熱交換器6と上記再熱用熱交換器7Aとを蒸発
器として機能させることで「冷房運転」を実現する一
方、上記利用側熱交換器6を蒸発器として、上記再熱用
熱交換器7Aを凝縮器として、それぞれ機能させること
で「再熱ドライ運転」を実現する。また、暖房運転サイ
クルにおいては、上記利用側熱交換器6と再熱用熱交換
器7Aとを凝縮器として機能させることで「暖房運転」
を実現する。以下、かかる運転を実現するための冷媒循
環系の構成等について説明する。
【0099】図17には、この第5の実施形態に係る室
内機Z5を含む空気調和機全体の冷媒回路を示してい
る。この冷媒回路は、室外機Z0側に備えられた圧縮機
9と四路切換弁10と室外側熱交換器11及び主膨張弁
12と、上記室内機Z5側に備えられた上記利用側熱交
換器6と再熱用熱交換器7Aとを冷媒管路で接続して構
成されている。また、この実施形態においては、上記利
用側熱交換器6と上記再熱用熱交換器7Aとを補助膨張
弁13を介して直列に接続するとともに、冷房運転サイ
クルにおいて、冷媒上流側に上記再熱用熱交換器7A
が、冷媒下流側に上記利用側熱交換器6が、それぞれ位
置するようにこれら両者の冷媒回路における配置位置を
設定している。
【0100】一方、上述の如き冷房運転サイクルでの
「冷房運転」と「再熱ドライ運転」、及び暖房運転サイ
クルでの「暖房運転」の切り換えは、共に上記主膨張弁
12と補助膨張弁13の作動形態の選択によって実現さ
れるものであり、これら各膨張弁12,13の作動形態
は以下の通りである。
【0101】「冷房運転」においては、上記主膨張弁1
2を「絞り状態」に、上記補助膨張弁13を「全開」に
それぞれ設定する。
【0102】「再熱ドライ運転」においては、上記主膨
張弁12を「全開」に、上記補助膨張弁13を「絞り状
態」にそれぞれ設定する。
【0103】「暖房運転」においては、上記主膨張弁1
2を「絞り状態」に、上記補助膨張弁13を「全開」に
それぞれ設定する。
【0104】続いて、上記各運転形態における動作等を
それぞれ個別に説明する。
【0105】(a) 「冷房運転」 「冷房運転」においては、上述のように、上記主膨張弁
12が「絞り状態」に、上記補助膨張弁13が「全開」
に設定されるので、上記利用側熱交換器6と再熱用熱交
換器7Aとが共に蒸発器として機能し、高い冷房能力を
もつ運転が実現される。
【0106】(b) 「再熱ドライ運転」 「再熱ドライ運転」においては、上述のように、上記主
膨張弁12が「全開」に、上記補助膨張弁13が「絞り
状態」に設定されるので、上記利用側熱交換器6は蒸発
器として機能するが、上記再熱用熱交換器7Aは凝縮器
として機能する。従って、図18に示すように、吸込空
気Aaは、先ずその全量が上記利用側熱交換器6を通過
することで冷却されるとともに除湿される。さらに、こ
の冷却され且つ除湿された空気のうち、その一部はその
まま上記側面吹出口4,4から比較的低温の側方吹出空
気Acとして側方へ吹き出されるが、他の一部はさらに
上記再熱用熱交換器7Aにおいて再熱されたのち、比較
的高温の上方吹出空気Abとして上記上面吹出口3から
上方へ吹き出される。
【0107】この場合、上方吹出空気Abは、上記再熱
用熱交換器7Aにおいて再熱されていることから、室温
を大きく下げずに除湿を行う「再熱ドライ運転」が実現
され、除湿運転に伴って居住領域の床面側が冷気溜まり
となるということもなく、冷房運転サイクルでの除湿運
転時における快適性が格段に向上するものである。
【0108】尚、この「再熱ドライ運転」の運転におい
ては、上記側面吹出口4,4には熱交換器が備えられて
いないので、例えば該側面吹出口4,4を閉塞したり、
壁に対向させて設置して該側面吹出口4,4を機能的に
無効としたりすることも可能であり、かかる構成とした
場合には、吸込空気Aaはその全てが上記第1熱交換器
6Aと再熱用熱交換器7Aとを通過して上記上面吹出口
3から上方吹出空気Abとして上方へ吹き出される。従
って、上記側面吹出口4,4から比較的低温の側方吹出
空気Acが側方へ吹き出されて室内床面の近傍に冷気が
溜まるということが確実に防止され、上記「再熱ドライ
運転」の効果がさらに高められることになる。
【0109】「暖房運転」の運転 「暖房運転」の運転においては、上述のように、上記主
膨張弁12が「絞り状態」に、上記補助膨張弁13が
「全開」に設定されるので、上記利用側熱交換器6と再
熱用熱交換器7Aとが共に凝縮器として機能し、高い暖
房能力をもつ運転が実現される。
【0110】(6) 第6の実施形態(図19〜図21
参照) 第6の実施形態にかかる室内機Z6は、図19に示すよ
うに、上記ケーシング1に設けられた上記吸込口2と上
面吹出口3と左右一対の側面吹出口4,4のうち、上記
吸込口2には上記ファン5の吸込側に位置するようにし
て利用側熱交換器6を、上記側面吹出口4,4には上記
ファン5の吹出側に位置するようにして再熱用熱交換器
7Bを、それぞれ備える一方、上記上面吹出口3には熱
交換器を備えない構成とされている。
【0111】そして、冷房運転サイクルにおいては、上
記利用側熱交換器6と上記再熱用熱交換器7Bとを蒸発
器として機能させることで「冷房運転」を実現する一
方、上記利用側熱交換器6を蒸発器として、上記再熱用
熱交換器7Bを凝縮器として、それぞれ機能させること
で「再熱ドライ運転」を実現する。また、暖房運転サイ
クルにおいては、上記利用側熱交換器6と再熱用熱交換
器7Bとを凝縮器として機能させることで「暖房運転」
を実現する。以下、かかる運転を実現するための冷媒循
環系の構成等について説明する。
【0112】図20には、この第6の実施形態に係る室
内機Z6を含む空気調和機全体の冷媒回路を示してい
る。この冷媒回路は、室外機Z0側に備えられた圧縮機
9と四路切換弁10と室外側熱交換器11及び主膨張弁
12と、上記室内機Z6側に備えられた上記利用側熱交
換器6と再熱用熱交換器7Bとを冷媒管路で接続して構
成されている。そして、上記利用側熱交換器6と上記第
2再熱用熱交換器7Bとを補助膨張弁13を介して直列
に接続するとともに、冷房運転サイクルにおいて、冷媒
上流側に上記再熱用熱交換器7Bが、冷媒下流側に上記
利用側熱交換器6が、それぞれ位置するようにこれら各
熱交換器6,7Bの配置位置を設定している。
【0113】一方、上述の如き冷房運転サイクルでの
「冷房運転」と「再熱ドライ運転」、及び暖房運転サイ
クルでの「暖房運転」の切り換えは、共に上記主膨張弁
12と補助膨張弁13の作動形態の選択によって実現さ
れるものであり、これら各膨張弁12,13の作動形態
は以下の通りである。
【0114】「冷房運転」においては、上記主膨張弁1
2を「絞り状態」に、上記補助膨張弁13を「全開」に
それぞれ設定する。
【0115】「再熱ドライ運転」においては、上記主膨
張弁12を「全開」に、上記補助膨張弁13を「絞り状
態」にそれぞれ設定する。
【0116】「暖房運転」においては、上記主膨張弁1
2を「絞り状態」に、上記補助膨張弁13を「全開」に
それぞれ設定する。
【0117】続いて、上記各運転形態における動作等を
それぞれ個別に説明する。
【0118】(a) 「冷房運転」 「冷房運転」においては、上述のように、上記主膨張弁
12が「絞り状態」に、上記補助膨張弁13が「全開」
に設定されるので、上記利用側熱交換器6と再熱用熱交
換器7Bとが共に蒸発器として機能し、高い冷房能力を
もつ運転が実現される。
【0119】(b) 「再熱ドライ運転」 「再熱ドライ運転」においては、上述のように、上記主
膨張弁12が「全開」に、上記補助膨張弁13が「絞り
状態」に設定されるので、上記利用側熱交換器6は蒸発
器として機能するが、上記再熱用熱交換器7Bは凝縮器
として機能する。従って、図21に示すように、吸込空
気Aaは、先ずその全量が上記利用側熱交換器6を通過
することで冷却されるとともに除湿される。さらに、こ
の冷却され且つ除湿された空気のうち、その一部はその
まま上記上面吹出口3から比較的低温の上方吹出空気A
bとして上方へ吹き出されるが、他の一部はさらに上記
再熱用熱交換器7Bにおいて再熱されたのち、比較的高
温の側方吹出空気Acとして上記側面吹出口4から側方
へ吹き出される。
【0120】この場合、側方吹出空気Acは、上記再熱
用熱交換器7Bにおいて再熱されることから、室温を大
きく下げずに除湿を行う「再熱ドライ運転」が実現され
るとともに、室内床面近くの上記側面吹出口4,4から
比較的冷却の側方吹出空気Acが吹き出されることで、
除湿運転に伴って居住領域の床面側が冷気溜まりとなる
ということがなく、冷房運転サイクルでの除湿運転時に
おける快適性が格段に向上するものである。
【0121】「暖房運転」「暖房運転」においては、上
述のように、上記主膨張弁12が「絞り状態」に、上記
補助膨張弁13が「全開」に設定されるので、上記利用
側熱交換器6と再熱用熱交換器7Bとが共に凝縮器とし
て機能し、高い暖房能力をもつ運転が実現される。
【0122】(7) 第7の実施形態 図22には、本願発明の第7の実施形態にかかる室内機
7における熱交換器の配置構造を示している。この室
内機Z7は、上記第4の実施形態にかかる室内機Z4と基
本構成を同じにするものであって、これと異なる点は上
記第4の実施形態にかかる室内機Z4においては利用側
熱交換器6と第1再熱用熱交換器7A及び第2再熱用熱
交換器7Bを共にクロスフィン型熱交換器で構成してい
たのに対して、該各再熱用熱交換器7A,7Bを共に積
層型熱交換器30で構成したものである。
【0123】ここで、積層型熱交換器30は、複数本の
偏平伝熱管31,31,・・と複数枚のコルゲートフィ
ン32,32,・・とを交互に積層するとともに、該各
偏平伝熱管31,31,・・の両端をそれぞれヘッダー
33,34によって接続してなる。そして、この積層型
熱交換器30のクロスフィン型熱交換器と比べての最大
の特徴は、より薄い形態で同一の熱交換能力を実現でき
る点にあり、従って、上記各再熱用熱交換器7A,7B
を共に積層型熱交換器30で構成したこの実施形態の室
内機Z7においては、上記第4の実施形態にかかる室内
機Z4と同様の作用効果が得られるのに加えて、上記室
内機Z7をより薄型に形成してそのコンパクト化を図る
ことができ、延いては室内機Z7の設置自由度の向上が
期待できるものである。
【0124】尚、この実施形態では上記利用側熱交換器
6と第1再熱用熱交換器7A及び第2再熱用熱交換器7
Bのうち、該各再熱用熱交換器7A,7Bのみを積層型
熱交換器30で構成したものを示しているが、本願発明
はかかる構成に限定されるものではなく、例えば上記各
再熱用熱交換器7A,7Bに加えて、上記利用側熱交換
器6をも積層型熱交換器30で構成することもできるも
のであり、かかる構成とした場合には上記室内機Z7
コンパクト化がより一層促進されることになる。
(8) 第8の実施形態 図23には、本願発明の第8の実施形態にかかる室内機
8を示している。この室内機Z8は、上記第4の実施形
態にかかる室内機Z4と基本的構成を同じとするものに
おいて、該第4の実施形態にかかる室内機Z4における
上記第1再熱用熱交換器7Aと第2再熱用熱交換器7B
とを、それぞれヒーター15に置き代えた点に構成上の
最大の特徴をもつものである。
【0125】かかる構成の室内機Z8においては、上記
ヒーター15を再熱器として利用し、「再熱ドライ運
転」においては該ヒーター15の発熱によって空気の再
熱を行うものであることから、上記第4の実施形態の室
内機Z4の如く比較的効果な熱交換器及び該熱交換器の
ための冷媒回路を必要とせず、この結果、「再熱ドライ
運転」を簡単且つ安価な構成にて実現できるという特有
の効果が奏せられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る空気調和機の室内機の設置状態
を示す斜視図である。
【図2】本願発明の第1の実施形態にかかる室内機にお
ける熱交換器の配置構造を示す斜視図である。
【図3】図2に示した室内機を備えた空気調和機の冷媒
回路図である。
【図4】図3に示した空気調和機の冷房運転時における
動作図である。
【図5】本願発明の第2の実施形態にかかる室内機にお
ける熱交換器の配置構造を示す斜視図である。
【図6】図5に示した室内機を備えた空気調和機の冷媒
回路図である。
【図7】図6に示した空気調和機の冷房運転時における
動作図である。
【図8】図6に示した空気調和機の暖房運転時における
動作図である。
【図9】本願発明の第3の実施形態にかかる室内機にお
ける熱交換器の配置構造を示す斜視図である。
【図10】図9に示した室内機を備えた空気調和機の冷
媒回路図である。
【図11】図10に示した空気調和機の冷房運転時にお
ける動作図である。
【図12】図10に示した空気調和機の暖房運転時にお
ける動作図である。
【図13】本願発明の第4の実施形態にかかる室内機に
おける熱交換器の配置構造を示す斜視図である。
【図14】図13に示した室内機を備えた空気調和機の
冷媒回路図である。
【図15】図14に示した空気調和機の冷房運転時にお
ける動作図である。
【図16】本願発明の第5の実施形態にかかる室内機に
おける熱交換器の配置構造を示す斜視図である。
【図17】図16に示した室内機を備えた空気調和機の
冷媒回路図である。
【図18】図17に示した空気調和機の冷房運転時にお
ける動作図である。
【図19】本願発明の第6の実施形態にかかる室内機に
おける熱交換器配置構造を示す斜視図である。
【図20】図19に示した室内機を備えた空気調和機の
冷媒回路図である。
【図21】図20に示した空気調和機の冷房運転時にお
ける動作図である。
【図22】本願発明の第7の実施形態にかかる室内機の
熱交換器配置構造を示す斜視図である。
【図23】本願発明の第8の実施形態にかかる室内機の
熱交換器配置構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1はケーシング、2は吸込口、3は上面吹出口、4は側
面吹出口、5はファン、6は利用側熱交換器、7は再熱
用熱交換器、7Aは第1再熱用熱交換器、7Bは第2再
熱用熱交換器、9は圧縮機、10は四路切換弁、11は
室外側熱交換器、12は主膨張弁、13は補助膨張弁、
15はヒーター、30は積層型熱交換器、31は偏平伝
熱管、32はコルゲートフィン、33及び34はヘッダ
ー、51は室内床面、52は室壁、53は窓部、Aaは
吸込空気、Abは上方吹出空気、Acは側方吹出空気、
0は室外機、Z及びZ1〜Z8は室内機である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F28F 1/00 F24F 1/00 411

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の低所に設置される空気調和機の室
    内機であって、 冷房運転サイクルにおいて蒸発器として機能する利用側
    熱交換器(6)と凝縮器として機能する再熱用熱交換器
    (7)とを、該再熱用熱交換器(7)がファン(5)の
    送風方向において上記利用側熱交換器(6)よりも下流
    側に位置するように配置したことを特徴とする空気調和
    機の室内機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記ファン(5)の吹出側に上方へ指向する上面吹出口
    (3)と側方へ指向する側面吹出口(4)とが設けられ
    る一方、 上記ファン(5)の吸込側には上記利用側熱交換器
    (6)と再熱用熱交換器(7)とが、該利用側熱交換器
    (6)が上記再熱用熱交換器(7)よりも送風方向の上
    流側に位置するようにして前後に並置されていることを
    特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 【請求項3】 請求項1において上記ファン(5)の吹
    出側に上方へ指向する上面吹出口(3)と側方へ指向す
    る側面吹出口(4)とが設けられる一方、 上記ファン(5)の吸込側には上記利用側熱交換器
    (6)と再熱用熱交換器(7)とが上下方向に並置され
    ていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 【請求項4】 請求項3において上記利用側熱交換器
    (6)が上側に、上記再熱用熱交換器(7)が下側に、
    それぞれ位置していることを特徴とする空気調和機の室
    内機。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記ファン(5)の吹出側に上方へ指向する上面吹出口
    (3)と側方へ指向する側面吹出口(4)とが設けられ
    る一方、 上記ファン(5)の吸込側に上記利用側熱交換器(6)
    と再熱用熱交換器(7)とが、左右方向に並置されてい
    ることを特徴とする空気調和機の室内機。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 上記ファン(5)の吹出側に上方へ指向する上面吹出口
    (3)と側方へ指向する側面吹出口(4)とが設けられ
    る一方、 上記ファン(5)の吸込側に上記利用側熱交換器(6)
    が配置されるとともに、上記ファン(5)の吹出側には
    上記再熱用熱交換器(7A)が上記上面吹出口(3)に
    臨んで配置されていることを特徴とする空気調和機の室
    内機。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 上記ファン(5)の吹出側に上方へ指向する上面吹出口
    (3)と側方へ指向する側面吹出口(4)とが設けられ
    る一方、 上記ファン(5)の吸込側に上記利用側熱交換器(6)
    が配置されるとともに、上記ファン(5)の吹出側には
    上記再熱用熱交換器(7B)が上記側面吹出口(4)に
    臨んで配置されていることを特徴とする空気調和機の室
    内機。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 上記ファン(5)の吹出側に上方へ指向する上面吹出口
    (3)と側方へ指向する側面吹出口(4)とが設けられ
    る一方、 上記ファン(5)の吸込側に上記利用側熱交換器(6)
    が配置されるとともに、上記ファン(5)の吹出側には
    上記再熱用熱交換器(7A),(7B)が上記上面吹出
    口(3)と上記側面吹出口(4)にそれぞれ臨んで配置
    されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  9. 【請求項9】 請求項3,4又は5において、 上記再熱用熱交換器(7)が暖房運転サイクルにおいて
    蒸発器として機能するように構成されていることを特徴
    とする空気調和機の室内機。
  10. 【請求項10】 請求項6,7又は8において、 上記利用側熱交換器(6)と上記再熱用熱交換器(7
    A),(7B)の何れか一方又は双方が、偏平伝熱管
    (31)とコルゲートフィン(32)とを順次積層し且
    つ該各偏平伝熱管(31)の両端をそれぞれヘッダー
    (33),(34)で接続してなる積層型熱交換器(3
    0)で構成されていることを特徴とする空気調和機の室
    内機。
  11. 【請求項11】 請求項6,7又は8において、 上記再熱用熱交換器(7A),(7B)に代えて、ヒー
    ター(15)を備えたことを特徴とする空気調和機の室
    内機。
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