JP3946442B2 - 高分子泡改善剤を含んでなる洗剤組成物およびその使用 - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明は、皿類および調理道具の手洗いのために有用な洗剤組成物中で泡容積および泡持続時間の改善剤として用いるために適するポリマー、ポリマーの混合物に関する。本発明はまた、泡容積および泡持続時間の改善剤として有効である約4〜約12のpHで十分なカチオン電荷密度を有するポリマーに関する。
【0002】
(発明の背景)
手皿洗用に適する液体洗剤組成物は、有効であるために幾つかの基準を満足させなければならない。これらの組成物は、油脂および脂肪性食材を落とすのに有効でなければならす、一旦それらが落ちると、脂肪性材料が皿類に再付着しないようにしなければならない。
【0003】
手皿洗作業における泡の存在は、洗剤が有効であり続けるしるしとして長く用いられてきた。しかし、状況に応じて、泡が存在するか否かは、液体洗剤の効力に全く関係がない。従って、顧客は、洗剤を追加する必要性を表すために何か間違ったしるし、すなわち、石鹸泡が存在するか否かに頼るようになっていた。多くの場合、顧客は、皿を完全に浄化するために必要な量のはるかに過剰の追加の洗剤量を添加している。洗剤のこの無駄づかいは、手皿洗において特に当てはまる。汚れた調理用物品は、通常、「洗浄困難」待ち行列において清浄化されるからである。例えば、脂肪性食品に通常は接触しないガラスおよびカップが先ず洗浄され、その後、皿および平皿類、そして最後に、最も残った食材を含み従って通常は「最も脂っこい」鉢や鍋が洗浄される。
【0004】
通常鉢や鍋を浄化する時に皿洗水中に泡がなく、調理道具表面上に残った食材の量を目で見てしまうと、典型的には、皿類表面または調理道具表面から汚れおよび油脂を効果的に落とすために溶液中に十分な量がなお残っていても顧客は追加の洗剤を添加せざるをえなくなる。しかし、効果的な油脂溶解材料は、十分な量の対応する泡を必ずしも生成するとはかぎらない。
【0005】
従って、効果的な油脂溶解特性を維持しつつ持続的な泡レベルを備える皿手洗いのために有用な液体皿洗洗剤が当該技術分野において必要とされ続けている。その要求は、皿洗組成物が有効であってなお高い泡レベルを維持できる組成物に対して存在している。実際、洗浄作業を十分に達成するために必要なだけの洗剤を用いるように顧客が効果的に使用できる手皿洗組成物を提供する必要性が長く実感されてきた。
【0006】
(発明の概要)
本発明は、ある種のポリマーが泡持続時間および泡容積増加剤として機能することを意外にも発見した点で前述した要求を満足させる。本発明の有効なポリマーは、10%水溶液として測定された時、約4〜約12のpH範囲を有する液体洗剤に配合された時に向上した泡容積および泡持続時間の両方をもたらす。
【0007】
本発明の第1の態様は、洗剤組成物の10%水溶液のpHが約4〜約12であることを条件として、a)以下の式を有する少なくとも1種のモノマー単位を含んでなり、約1,000〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する有効量の高分子泡安定剤、b)有効量の洗浄界面活性剤および(c)残部としての担体およびその他の補助成分を含んでなる手皿洗用に適する洗剤組成物に関する。
【0008】
【化17】
【0009】
(式中、各R1、R2およびR3は独立に、水素、C1〜C6アルキルおよびそれらの混合基からなる群から選択され、Lは、結合、O、NR6、SR7R8およびそれらの混合基からなる群から選択され、ここでR6は、水素、C1〜C8アルキルおよびそれらの混合基からなる群から選択され、各R7およびR8は独立に、水素、O、C1〜C8アルキルおよびそれらの混合基であり、あるいはSR7R8は、4〜7個の炭素原子を含み任意に追加のヘテロ原子を含み任意に飽和されているヘテロ環式環を形成し、Zは、−(CH2)−、(CH2−CH=CH)−、−(CH2−CHOH)−、(CH2−CHNR6)−、−(CH2−CHR14−O−)(ここでR14は、水素、C1〜C6アルキルおよびそれらの混合基からなる群から選択される)およびそれらの混合基からなる群から選択され、zは、0〜12から選択される整数であり、AはNR4R5であり、ここで各R4およびR5は独立に、水素、C1〜C8直鎖または分岐アルキル、式−(R10O)yR11(ここでR10はC2〜C4直鎖または分岐アルキレンおよびそれらの混合基であり、R11は水素、C1〜C4アルキルおよびそれらの混合基であり、yは1〜10である)を有するアルキレンオキシからなる群から選択され、あるいはNR4R5は、4〜7個の炭素原子を含み任意に追加のヘテロ原子を含み任意にベンゼン環に縮合されており任意にC1〜C8ヒドロカルビルで置換されているヘテロ環式環を形成する)
【0010】
本発明はまた、本発明による組成物を水に溶解して手皿洗溶液を生成させ、その後、前記溶液中において手で皿類を洗浄するステップを含んでなる、皿類を手洗いしつつ増加した泡および向上した泡持続時間をもたらす方法に関する。これらおよびその他の態様、特徴および利点は、以下の詳細な説明および添付したクレームの知識から当業者に対して明らかになるであろう。
【0011】
本明細書におけるすべての百分率、比率および割合は、特に明記しない限り重量による。すべての温度は、特に明記しない限り摂氏(℃)による。引用したすべての文書は、関連部分を本明細書において参考として包含するものである。
【0012】
(発明の詳細な説明)
本発明は、皿類の手皿洗中に向上した泡容積および向上した泡持続時間をもたらすポリマーに関する。本発明はまた、液体洗剤組成物の油脂溶解能力を犠牲にせずに増加した泡容積および泡持続時間をもたらすポリマーを含んでなる液体洗剤組成物に関する。
【0013】
さらに、本発明のポリマーは、有効な油脂溶解および油脂の再付着防止に備えるために、界面活性剤と他の補助成分、特にジアミンと合わせて機能する。
【0014】
高分子泡安定剤
本発明の高分子泡安定剤は、以下の式の少なくとも1種のモノマー単位を含んでなるポリマーである。
【0015】
【化18】
【0016】
式中、各R1、R2およびR3は独立に、水素、C1〜C6アルキルおよびそれらの混合基、好ましくは水素、C1〜C3アルキルからなる群から選択され、更に好ましくは水素またはメチルであり、Lは、O、NR6、SR7R8およびそれらの混合基、好ましくはO、NR6からなる群から選択され、ここでR6は、水素、C1〜C8アルキルおよびそれらの混合基、好ましくは水素、C1〜C3アルキルおよびそれらの混合基からなる群から選択され、更に好ましくは水素、メチルであり、各R7およびR8は独立に、水素、O、C1〜C8アルキルおよびそれらの混合基、好ましくは水素、C1〜C3アルキルおよびそれらの混合基、更に好ましくは水素またはメチルである。「O」とは、カルボニル基などの、二重結合を介して結合された酸素を意味する。さらに、これは、R7R8のいずれかまたは両方が「O」である時、SR7R8が以下の構造を有することが可能であることを意味する。
【0017】
【化19】
【0018】
あるいは、SR7R8は、4〜7個の炭素原子を含み任意に追加のヘテロ原子を含み任意に飽和されているヘテロ環式環を形成する。例えば、SR7R8は、以下のものであることが可能である。しかし、SR7R8が存在する時、それは、ヘテロ環式ではないことが好ましい。
【0019】
【化20】
【0020】
Lが結合である時、zが0でない時にZへのカルボニル炭素原子間に直接リンク、すなわち、直接結合が存在することを意味する。例えば、
【0021】
【化21】
【0022】
である。
Lが結合であり、zが0である時、Lはカルボニル原子からAへの結合であることを意味する。例えば、
【0023】
【化22】
【0024】
である。
【0025】
Zは、−(CH2)−、(CH2−CH=CH)−、−(CH2−CHOH)−、(CH2−CHNR6)−、−(CH2−CHR14−O−)およびそれらの混合基からなる群から選択され、好ましくは−(CH2)−であり、ここでR14は、水素、C1〜C6アルキルおよびそれらの混合基、好ましくは水素、メチル、エチルおよびそれらの混合基からなる群から選択され、zは、約0〜約12、好ましくは約2〜約10、更に好ましくは約2〜約6から選択される整数である。
【0026】
AはNR4R5である。ここで各R4およびR5は独立に、水素、C1〜C8直鎖または分岐アルキル、式−(R10O)yR11(ここでR10は、C2〜C4直鎖または分岐アルキレンおよびそれらの混合基であり、R11は、水素、C1〜C4アルキルおよびそれらの混合基であり、yは1〜10である)を有するアルキレンオキシからなる群から選択される。好ましくは、R4およびR5は独立に、水素、C1〜C4アルキルである。あるいは、NR4R5は、4〜7個の炭素原子を含み任意に追加のヘテロ原子を含み任意にベンゼン環に縮合されており任意にC1〜C8ヒドロカルビルで置換されているヘテロ環式環を形成することが可能である。適する置換および非置ヘテロ環の例は、インドリル、イソインドリニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピペリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、グアジニド、アミジノ、キニジニル、チアゾリニル、モルホリンおよびそれらの混合基であり、モルホリノおよびピペラジニルは好ましい。さらに、高分子泡安定剤は、約1,000〜約2,000,000、好ましくは約5,000〜約1,000,000、更に好ましくは約10,000〜約750,000、更に好ましくは約20,000〜約500,000、なお更に好ましくは約35,000〜約300,000ダルトンの平均分子量を有する。高分子起泡増進剤の分子量は、従来のゲル透過クロマトグラフィーによって測定できる。
【0027】
高分子泡安定剤は、以下の式の少なくとも1種のいずれかのモノマー単位を含むポリマーである。
【0028】
【化23】
【0029】
高分子泡安定剤はホモポリマー、コポリマーおよびターポリマー、少なくとも1種のモノマー単位の他のポリマー(すなわち、マルチマー)から選択することが好ましい一方で、高分子泡安定剤は、少なくとも1種のモノマー単位と、より多種類のモノマーとの重合を介して考慮することもできる。すなわち、すべての高分子泡安定剤は、少なくとも1種のモノマー単位のホモポリマー、コポリマーおよびターポリマーなどであることが可能であり、あるいは高分子泡安定剤は、少なくとも1種のモノマー単位の1種、2種またはそれ以上と前記少なくとも1種のモノマー単位以外の1種、2種またはそれ以上のモノマー単位とを含むコポリマー、ターポリマーであることが可能である。例えば、適するホモポリマーは、以下の式(式中、R1、R4、R5およびzは前に定義された通りである)のものである。
【0030】
【化24】
【0031】
例えば、適するコポリマーは、以下の式(i)と(ii)のものである。
【0032】
【化25】
【0033】
(式中、R1、R4、R5およびzは前に定義された通りである)
【0034】
【化26】
【0035】
(式中、R1およびLは、前に定義された通りであり、Bは、水素、C1〜C8ヒドロカルビル、NR4R5およびそれらの混合基からなる群から選択され、ここで各R4およびR5は独立に、水素、C1〜C8アルキルおよびそれらの混合基からなる群から選択され、あるいはNR4R5は、4〜7個の炭素原子を含み任意に追加のヘテロ原子を含み任意にベンゼン環に縮合されており任意にC1〜C8ヒドロカルビルで置換されているヘテロ環式環を形成する)
ここで、(i)対(ii)の比は約99:1〜約1:10である。
【0036】
【化27】
【0037】
の幾つかの好ましい例は、
【0038】
【化28】
【0039】
である。
【0040】
例えば、コポリマーは、2種のモノマーGおよびHから製造して、GおよびHを以下のようにコポリマー中でランダムに配列させることができる。
GHGGHGGGGGHHG...等
あるいは、GおよびHはコポリマー中で反復配列であることが可能である。例えば、GHGHGHGHGHGHGH...等、またはGGGGGHHGGGGGHH...等。
【0041】
同じことがターポリマーに当てはまる。3種のモノマーの配列は、ランダムまたは反復のいずれかであることが可能である。
【0042】
例えば、コポリマーである適する高分子泡安定剤は、以下の式(i)と(ii)のものである。
【0043】
【化29】
【0044】
(式中、R1、R4、R5およびzは前に定義された通りである)
【0045】
【化30】
【0046】
または
【0047】
【化31】
【0048】
のいずれか。
(式中、R1、Zおよびzは、前に定義された通りであり、各R12およびR13は独立に、水素、C1〜C8アルキルおよびそれらの混合基、好ましくは水素、C1〜C3アルキルおよびそれらの混合基、更に好ましくは水素、メチルからなる群から選択され、あるいはR12およびR13は、4〜7個の炭素原子を含むヘテロ環式環を形成し、R15は、水素、C1〜C8アルキルおよびそれらの混合基、好ましくは水素、C1〜C3アルキルおよびそれらの混合基、更に好ましくは水素、メチルからなる群から選択される)
ここで、(i)対(ii)の比は約99:1〜約1:10である。
【0049】
コポリマーおよびターポリマーを生成させるために更に共に組み合わせることができる幾つかの好ましい少なくとも1種のモノマー単位には、
【0050】
【化32】
【0051】
が挙げられる。
【0052】
好ましいホモポリマーの例は、以下の式を有する2−ジメチルアミノエチルメタクリレート(DMAM)である。
【0053】
【化33】
【0054】
幾つかの好ましいコポリマーには、
【0055】
【化34】
【0056】
のコポリマーが挙げられる。
【0057】
好ましいコポリマーの例は、以下の一般式を有する(DMA)/(DMAM)コポリマーである。
【0058】
【化35】
【0059】
ここで(DMA)対(DMAM)の比は、約1〜約10、好ましくは約1〜約5、更に好ましくは約1〜約3である。
【0060】
好ましいコポリマーの例は、以下の一般式を有する(DMAM)/(DMA)コポリマーである。
【0061】
【化36】
【0062】
ここで(DMAM)対(DMA)の比は、約1〜約5、好ましくは約1〜約3である。
【0063】
本発明による液体洗剤組成物は、少なくとも有効量、好ましくは組成物の重量に対して約0.01%〜約10%、更に好ましくは約0.05%〜約5%、最も好ましくは約0.1%〜約2%の本明細書において記載された高分子泡安定剤を含んでなる。本明細書において「有効量の高分子泡安定剤」とは、今記載された組成物によって生じる泡容積および泡持続時間が、本明細書において記載された1種以上の高分子泡安定剤を含んでならない組成物に比べて増加した時間にわたって持続することを意味する。さらに、高分子泡安定剤は、遊離塩基または塩として存在することが可能である。典型的な対イオンには、シトレート、マレェート、スルフェート、塩化物などが挙げられる。
【0064】
洗浄界面活性剤
アニオン界面活性剤
本発明において有用なアニオン界面活性剤は、好ましくは、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート、アルキルエステルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルアルコキシ硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアルコキシカルボン酸塩、アルキルアルコキシル化硫酸塩、サルコシン酸塩、タウリン酸塩およびそれらの混合物からなる群から選択される。有効量、典型的には約0.5重量%〜約90重量%、好ましくは約5重量%〜約60重量%、更に好ましくは約10重量%〜約30重量%のアニオン洗浄界面活性剤を本発明において用いることができる。
【0065】
アルキル硫酸塩界面活性剤は、本明細書において用いるために重要なもう一つのタイプのアニオン界面活性剤である。広範囲の温度、洗浄濃度および洗浄時間にわたる良好な油脂/油浄化を含め、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド(以下参照)と合わせて用いられる時に優れた総合的な浄化能力をもたらすことに加えて、アルキル硫酸塩の溶解および液体洗剤配合物における改善された配合可能性を得ることができる。これらの界面活性剤は、式ROSO3M(式中、Rは、好ましくはC10〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキルコンポーネントを有するアルキルまたはヒドロキシアルキル、更に好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、Mは、Hまたはカチオン、例えば、アルカリ金属(1族A群)カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、メチルアンモニウムカチオン、ジメチルアンモニウムカチオン、トリメチルアンモニウムカチオン、第四アンモニウムカチオン、例えば、テトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウム、ならびにエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミンから誘導されるカチオンなどの置換または非置換アンモニウムカチオン、およびそれらの混合カチオンなどである)の水溶性塩または酸である。典型的には、C12〜C16アルキル鎖は、より低い洗浄温度(例えば、約50℃未満)のために好ましく、C16〜C18アルキル鎖は、より高い洗浄温度(例えば、約50℃より高温)のために好ましい。
【0066】
アルキルアルコキシル化硫酸塩界面活性剤は、もう一つの種類の有用なアニオン界面活性剤である。これらの界面活性剤は、典型的には式RO(A)mSO3M(式中、Rは、非置換C10〜C24アルキル基またはC10〜C24アルキルコンポーネントを有するヒドロキシアルキル基、好ましくはC12〜C20アルキル基またはヒドロキシアルキル基、更に好ましくはC12〜C18アルキル基またはヒドロキシアルキル基であり、Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、mは0より大きく、典型的には約0.5〜約6の間、更に好ましくは約0.5〜約3の間であり、Mは、Hまたは、例えば、金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウムなど)、アンモニウムカチオンまたは置換アンモニウムカチオンであることが可能なカチオンである)の水溶性塩または酸である。アルキルエトキシル化硫酸塩およびアルキルプロポキシル化硫酸塩は本明細書において考慮されている。置換アンモニウムカチオンの特定の例には、メチルアンモニウムカチオン、ジメチルアンモニウムカチオン、トリメチルアンモニウムカチオンおよび第四アンモニウムカチオン、例えば、テトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウム、およびアルカノールアミン、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンから誘導されるカチオン、ならびにそれらの混合カチオンが挙げられる。界面活性剤の例は、Mが好都合にはナトリウムおよびカリウムから選択されるC12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)硫酸塩、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)硫酸塩、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)硫酸塩、およびC12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)硫酸塩である。本明細書において用いられる界面活性剤は、天然または合成アルコール原料から製造することができる。鎖長は、分岐を含む平均炭化水素分布に相当する。
【0067】
適するアニオン界面活性剤の例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Vol.I and II by Schwartz,Perry and Berch)に示されている。種々のこうした界面活性剤はまた、一般に、1975年12月30日発行のローリン(Laughlin)らによる米国特許第3,929,678号、欄23行58から欄29行23において開示されている。
【0068】
第2の界面活性剤
第2の洗浄界面活性剤は、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、およびそれらの混合物からなる群から選択することができる。洗濯洗浄の場合においてまたは特に皿洗を含むその他の異なる洗浄用途おいて用いるために、本明細書において開示されるその他の補助成分に加えて洗浄界面活性剤のタイプおよび量を選択することにより本洗剤組成物を配合することができる。従って、用いられる特定の界面活性剤は、考慮される特定の最終用途に応じて幅広く異なることが可能である。適する第2の界面活性剤を以下に記載する。適する非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤および双性イオン性界面活性剤の例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Vol.I and II by Schwartz,Perry and Berch)に示されている。
【0069】
非イオン洗剤界面活性剤
適する非イオン洗剤界面活性剤は、一般に、1975年12月30日発行のローリン(Laughlin)らによる米国特許第3,929,678号の欄13行14から欄16行6において開示されている。この特許は本明細書において参考として包含するものである。有用な非イオン界面活性剤の非限定的なクラスの例には、アミンオキシド、アルキルエトキシレート、アルカノイルグルコースアミド、アルキルベタイン、スルホベタインおよびそれらの混合物が挙げられる。
【0070】
アミンオキシドは半極性非イオン界面活性剤であり、それらのアミンオキシドには、炭素原子数約10〜約18の1つのアルキル部分と、約1〜約3個の炭素原子を含むアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選択される2つの部分とを含む水溶性アミンオキシド、炭素原子数約10〜約18の1つのアルキル部分と、約1〜約3個の炭素原子を含むアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選択される2つの部分とを含む水溶性ホスフィンオキシド、ならびに炭素原子数約10〜約18の1つのアルキル部分と、炭素原子数約1〜約3のアルキルおよびヒドロキシアルキル部分からなる群から選択される部分とを含む水溶性スルホキシドが挙げられる。
【0071】
半極性非イオン洗剤界面活性剤には、以下の式を有するアミンオキシド界面活性剤が挙げられる。
【0072】
【化37】
【0073】
式中、R3は、約8〜約22個の炭素原子を含むアルキル基、ヒドロキシアルキル基またはアルキルフェニル基もしくはそれらの混合基であり、R4は、約2〜約3個の炭素原子を含むアルキレン基またはヒドロキシアルキレン基もしくはそれらの混合基であり、xは0〜約3であり、各R5は、約1〜約3個の炭素原子を含むアルキル基またはヒドロキシアルキル基、または約1〜約3個のエチレンオキシド基を含むポリエチレンオキシド基である。R5基は、例えば、酸素または窒素原子を介して互いに結合して、環構造を形成することが可能である。
【0074】
これらのアミンオキシド界面活性剤には、特に、C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシドおよびC8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドが挙げられる。アミンオキシドは、好ましくは有効な量で組成物中に存在し、更に好ましくは約0.1重量%〜約20重量%、なお更に好ましくは約0.1重量%〜約15重量%、よりなお更に好ましくは約0.5重量%〜約10重量%で存在する。
【0075】
アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、ポリプロピレンオキシド縮合物およびポリブチレンオキシド縮合物。一般に、ポリエチレンオキシド縮合物は好ましい。これらの化合物には、直鎖または分岐鎖構造にいずれかにおいて約6〜約12個の炭素原子を含むアルキル基を有するアルキルフェノールとアルキレンオキシドとの縮合生成物が挙げられる。好ましい実施形態において、エチレンオキシドは、アルキルフェノールのモル当り約5〜約25モルのエチレンオキシドに等しい量で存在する。このタイプの市販されている非イオン界面活性剤には、ジーエーエフ(GAF Corporation)が販売しているイゲパル(Igepal) CO−630、およびロームハース(Rohm & Hass Company)が全部販売しているトリトン(Triton) X−45、X−114、X−100およびX−102が挙げられる。これらの化合物は、一般に、アルキルフェノールアルコキシレート(例えば、アルキルフェノールエトキシレート)と呼ばれる。
【0076】
脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエチレンオキシドとの縮合生成物。
脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖または分岐鎖、第一または第二のいずれかであることが可能であり、一般に、約8〜約22個の炭素原子を含む。約10〜約20個の炭素原子を含むアルキル基を有するアルコールと、アルコールのモル当り約2〜約18モルのエチレンオキシドとの縮合生成物は特に好ましい。このタイプの市販されている非イオン界面活性剤の例には、ユニオンカーバイド(Union Carbide Corporation)が両方共販売しているタージトール(Tergitol) 15−S−9(C11〜C15直鎖第二アルコールと9モルのエチレンオキシドとの縮合生成物)、タージトール(Tergitol) 24−L−6NMW(C12〜C14第一アルコールと6モルのエチレンオキシドとの分子量分布が狭い縮合生成物)、シェルケミカル(Shell Chemical Company)が販売しているネオドール(Neodol) 45−9(C14〜C15直鎖アルコールと9モルのエチレンオキシドとの縮合生成物)、ネオドール(Neodol) 23−6.5(C12〜C13直鎖アルコールと6.5モルのエチレンオキシドとの縮合生成物)、ネオドール(Neodol) 45−7(C14〜C15直鎖アルコールと7モルのエチレンオキシドとの縮合生成物)、ネオドール(Neodol) 45−4(C14〜C15直鎖アルコールと4モルのエチレンオキシドとの縮合生成物)、プロクターアンドギャンブル(The Procter & Gamble Company)が販売しているキロ(Kyro) EOB(C13〜C15アルコールと9モルのエチレンオキシドとの縮合生成物)が挙げられる。その他の市販されている非イオン界面活性剤には、シェルケミカル(Shell Chemical Company)が販売しているドバノール(Dobanol91−8) 、およびヘキスト(Hoechst)が販売しているゲナポール(Genapol)UD−080 が挙げられる。この種類の非イオン界面活性剤は、一般に、「アルキルエトキシレート」と呼ばれる。
【0077】
好ましいアルキルポリグリコシドは、式R2O(CnH2nO)t(グリコシル)x(式中、R2は、アルキル基が約10〜約18個の炭素原子、好ましくは約12〜約14個の炭素原子を含むアルキル、アルキル−フェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニルおよびそれらの混合基であり、nは2または3、好ましくは2であり、tは0〜約10、好ましくは0であり、xは約1.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7であり、グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される)を有する。これらの化合物を製造するために、アルコール、すなわちアルキルポリエトキシアルコールをまず生成させ、その後、グルコースまたはグルコース源と反応させて、グルコシド(1位で結合)を生成させる。その後、追加のグルコシル単位を、その1位と前述のグルコシル単位の2位、3位、4位および/または6位、好ましくは主として2位との間に結合させることができる。
【0078】
脂肪酸アミド界面活性剤は以下の式を有する。
【0079】
【化38】
【0080】
式中、R6は、約7〜約21個(好ましくは約9〜約17個)の炭素原子を含むアルキル基であり、各R7は、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキルおよび−(C2H4O)xH(ここで、xは約1から約3まで異なる)からなる群から選択される。
【0081】
好ましいアミドは、C8〜C20アンモニアアミド、モノエタノールアミド、ジエタノールアミドおよびイソプロパノールアミドである。
【0082】
非イオン界面活性剤が組成物中に存在する時、非イオン界面活性剤は、好ましくは有効な量で存在し、更に好ましくは重量で約0.1%〜約20%、なお更に好ましくは約0.1%〜約15%、よりなお更に好ましくは約0.5%〜約10%で存在する。
【0083】
ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤
本明細書の洗剤組成物はまた、有効量のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤を含有することが可能である。「有効量」とは、組成物の配合者が、洗剤組成物の浄化性能を改善するポリヒドロキシ脂肪酸アミドの、組成物に配合するべき量を選択できることを意味する。一般に、従来のレベルの場合、約1重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミドの配合は浄化性能を改善する。
【0084】
本明細書における洗剤組成物は、典型的には約1重量%、好ましくは約3重量%〜約30重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤を含んでなる。ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤コンポーネントは、以下の構造式の化合物を含んでなる。
【0085】
【化39】
【0086】
式中、R1は、H、C1〜C4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合基、好ましくはC1〜C4アルキル、更に好ましくはC1またはC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(すなわち、メチル)であり、R2は、C5〜C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C7〜C19アルキルまたはアルケニル、更に好ましくは直鎖C9〜C17アルキルまたはアルケニル、最も好ましくは直鎖C11〜C15アルキルまたはアルケニル、もしくはそれらの混合基であり、Zは、少なくとも3個のヒドロキシルが鎖に直接結合されている直鎖ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、またはポリヒドロキシヒドロカルビルのアルコキシル化誘導体(好ましくはエトキシ化またはプロポキシ化誘導体)である。Zは、好ましくは還元アミノ化反応において還元糖から誘導され、更に好ましくは、Zはグリシチルである。適する還元糖には、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノースおよびキシロースが挙げられる。高デキストローストウモロコシシロップ、高フルクトーストウモロコシシロップおよび高マルトーストウモロコシシロップは、前述した個々の糖と同様に原料として利用することができる。これらのトウモロコシシロップは、Zのための糖コンポーネントの混合物を生じることが可能である。その他の適する原料を決して除外しようとするものでないことは理解されるべきである。Zは、好ましくは、−CH2−(CHOH)n−CH2OH、−CH(CH2OH)−(CHOH)n-1−CH2OH、−CH2−(CHOH)2(CHOR’)(CHOH)−CH2OH(ここで、nは3から5までの整数であり、R’は、Hあるいは環式または脂肪族単糖類である)およびそれらのアルコキシル化誘導体からなる群から選択される。nが4であるグリシチル、特に−CH2−(CHOH)4−CH2OHは最も好ましい。
【0087】
R’は、例えば、N−メチル、N−エチル、N−プロピル、N−イソプロピル、N−ブチル、N−2−ヒドロキシエチル、またはN−2−ヒドロキシプロピルであることが可能である。
【0088】
R2−CO−N<は、例えば、コカミド、ステアラミド、オレアミド、ラウラミド、ミリスタミド、カプリカミド、パルミタミド、タローアミドなどであることが可能である。
【0089】
Zは、1−デオキシグルシチル、2−デオキシフルクチチル、1−デオキシマルチチル、1−デオキシラクチチル、1−デオキシガラクチチル、1−デオキシマンニチル、1−デオキシマルトトリオチチルなどであることが可能である。
【0090】
ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを製造する方法は、当該技術分野において知られている。一般に、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、還元アミノ化反応においてアルキルアミンを還元糖と反応させて、対応するN−アルキルポリヒドロキシアミンを生成し、その後、縮合/アミド化ステップにおいてN−アルキルポリヒドロキシアミンを脂肪質脂肪族エステル、すなわちトリグリセリドと反応させて、N−アルキル−N−ポリヒドロキシ脂肪酸アミド生成物を生成させることにより製造することができる。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含有する組成物を製造する方法は、例えば、1959年2月18日にトーマスヘドリー(Thomas Hedley & Co.,Ltd)により公表されたG.B.特許明細書第809,060号、1960年12月20日発行のウイルソン(E.R.Wilson)による米国特許第2,965,576号、1955年3月8日発行のアンソニー・シュワルツ(Anthony M.Schwartz)による米国特許第2,703,798号および1934年12月25日発行のピゴット(Piggott)による米国特許第1,985,424号において開示されている。それぞれの特許は、本明細書において参考として包含するものである。
【0091】
ジアミン
本発明の好ましい液体洗剤組成物は、1個以上のジアミン、好ましくは、存在するアニオン界面活性剤対ジアミンの比が約40:1〜約2:1であるような量のジアミンを更に含んでなる。前記ジアミンは、泡の適するレベルを維持しつつ油脂および脂肪性食材の向上した除去に備えるものである。
【0092】
約0.1%〜約15%、好ましくは約0.5%〜約10%、更に好ましくは約0.5%〜約6%、よりなお更に好ましくは約0.5〜約1.5重量%のジアミンを好ましい液体洗剤組成物中に含めることが好ましい。
【0093】
本発明の組成物中で用いるために適するジアミンは以下の式を有する。
【0094】
【化40】
【0095】
式中、各R9は独立に、水素、C1〜C4直鎖または分岐アルキル、式−(R10O)yR11(ここでR10は、C2〜C4直鎖または分岐アルキレンおよびそれらの混合基であり、R11は、水素、C1〜C4アルキルおよびそれらの混合基であり、yは1〜10である)を有するアルキレンオキシからなる群から選択され、Xは、i)C3〜C10直鎖アルキレン、C3〜C10分岐アルキレン、C3〜C10環式アルキレン、C3〜C10分岐環式アルキレン、式−(R10O)yR10−(ここでR10およびyは、上で定義された同じものである)を有するアルキレンオキシアルキレン、ii)C3〜C10直鎖、C3〜C10分岐直鎖、C3〜C10環式、C3〜C10分岐環式アルキレン、C6〜C10アリーレン、およびiii)(i)と(ii)の混合基から選択される単位であって、前記ジアミンに8より大きいpKaを付与する1個以上の電子供与部分または電子求引部分を含んでなる単位である。
【0096】
本発明の好ましいジアミンは、それぞれが約8〜約11.5の範囲、好ましくは約8.4〜約11の範囲、更に好ましくは約8.6〜約10.75の範囲のpK1およびpK2を有する。本発明の目的において、「pKa」という用語は、別個にまたは一括して「pK1」および「pK2」という用語を等しくうまく表す。本明細書において用いられる「pKa」という用語は、当業者が用いるのと同じように本明細書を通して用いる。pKa値は、標準的な出典、例えば、”Critical Stability Constants:Volume 2,Amines” by Smith and Martel,Plenum Press,N.Y.and London,(1975)から容易に得られる。
【0097】
本明細書において適用した定義として、pKa値は、約0.1〜約0.5Mのイオン強度を有する25℃の水溶液中で測定されると規定される。本明細書において用いられるpKaは、温度およびイオン強度に依存する平衡定数であり、従って、上述の方法において測定されたのではなく参照文献の引用により報告された値は、本発明を構成する値および範囲と完全には一致しない場合がある。不明確さを排除するために、本発明のpKa値のために用いる関連条件および/または基準は、本明細書においてまたは「Critical Stability Constants:Volume 2, Amines」において定義された通りである。1つの典型的な測定方法は、水酸化ナトリウムを用いて酸を電位差滴定し、”The Chemist’s Ready Reference Handbook”by Shugar and Dean,McGraw Hill,N.Y.,(1990)に記載され引用されたような適する方法によりpKaを決定するものである。
【0098】
性能および供給を考慮した好ましいジアミンは、1,3−ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン、1,3−ジアミノプロパン(pK1=10.5、pK2=8.8)、1,6−ジアミノヘキサン(pK1=11、pK2=10)、1,3−ジアミノペンタン(ダイテック(Dytek)EP)(pK1=10.5、pK2=8.9)、2−メチル−1,5−ジアミノペンタン(ダイテック(Dytek)A)(pK1=11.2、pK2=10.0)である。その他の好ましい材料は、C4〜C8の範囲のアルキレンスペーサーを有する第一/第一ジアミンである。一般に、第一ジアミンは、第二および第三ジアミンより好ましい。
【0099】
以下は、本発明において用いるために適するジアミンの非限定的な例である。以下の式を有する1−N,N−ジメチルアミノ−3−アミノプロパン
【0100】
【化41】
【0101】
以下の式を有する1,6−ジアミノヘキサン
【0102】
【化42】
【0103】
以下の式を有する1,3−ジアミノプロパン
【0104】
【化43】
【0105】
以下の式を有する2−メチル−1,5−ジアミノペンタン
【0106】
【化44】
【0107】
以下の式を有し、商品名ダイテック(Dytek)EPで入手できる1,3−ジアミノペンタン
【0108】
【化45】
【0109】
以下の式を有する1,3−ジアミノブタン
【0110】
【化46】
【0111】
以下の式を有し、アルキレンオキシ主鎖を有するジアミンであるジェファミン(Jeffamine)EDR148
【0112】
【化47】
【0113】
以下の式を有する3−メチル−3−アミノエチル−5−ジメチル−1−アミノシクロヘキサン(イソホロンジアミン)
【0114】
【化48】
【0115】
以下の式を有する1,3−ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン
【0116】
【化49】
【0117】
補助成分
ビルダー
本発明による組成物は、ビルダー系を更に含んでなることが可能である。アルミノシリケート材料、シリケート、ポリカルボキシレートおよび脂肪酸、エチレンジアミン四酢酸塩などの材料、アミノポリホスホネートなどの金属イオン封鎖剤、特に、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸を包含するあらゆる従来のビルダー系は、本明細書において用いるために適する。明らかな環境上の理由のためそれほど好ましくないが、ホスフェートビルダーを本明細書において用いることもできる。
【0118】
本明細書において用いるために適するポリカルボキシレートビルダーには、好ましくは水溶性塩の形態をとったクエン酸、式R−CH(COOH)CH2(COOH)(式中、Rは、C10 〜 20、好ましくはC12 〜 16アルキルまたはアルケニルであるか、もしくはRは、ヒドロキシ、スルホスルホキシルまたはスルホン置換基で置換することが可能である)のコハク酸の誘導体が挙げられる。その特定の例には、ラウリルスクシネート、ミリスチルスクシネート、パルミチルスクシネート、2−ドデセニルスクシネート、2−テトラデセニルスクシネートが挙げられる。スクシネートビルダーは、好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩を含む水溶性塩の形態で用いられる。
【0119】
その他の適するポリカルボキシレートは、オキソジスクシネート、および米国特許第4,663,071号に記載されたものなどのタータラートモノコハク酸とタータラートジコハク酸の混合物である。
【0120】
特に本明細書における液体実施形態の場合、本明細書において用いるために適する脂肪酸ビルダーは、飽和または不飽和C10 〜 18脂肪酸およびそれらの対応する石鹸である。好ましい飽和化学種は、アルキル鎖において12〜16個の炭素原子を有する。好ましい不飽和脂肪酸はオレイン酸である。液体組成物用のその他の好ましいビルダー系は、ドデセニルコハク酸およびクエン酸に基づく。
【0121】
洗浄ビルダー塩は、通常、組成物の重量に対して3%〜50%、好ましくは5%〜30%、最も一般的には5%〜25%の量で含まれる。
【0122】
任意の洗剤成分
酵素
本発明の洗剤組成物は、浄化性能の利点をもたらす1種以上の酵素を更に含んでなることが可能である。前記酵素には、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペルオキシターゼ、プロテアーゼ、グルコアミラーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、キシラナーゼ、レダクラーゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシナーゼまたはそれらの混合物から選択される酵素が挙げられる。好ましい組合せは、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼおよび/またはセルラーゼのような利用可能な従来の酵素の混合物を有する洗剤組成物である。酵素が存在する時、それらの酵素は、洗剤組成物の重量に対して約0.0001%〜約5%の活性酵素で組成物中に存在する。
【0123】
蛋白分解酵素
蛋白分解酵素は、動物、植物または微生物(好ましい)由来のものであることが可能である。本明細書における洗剤組成物用のプロテアーゼには、トリプシン、スブチリシン、キモトリプシンおよびエラスターゼタイプのプロテアーゼが挙げられる(しかしそれらに限定されない)。スブチリシンタイプのプロテアーゼ酵素は本明細書において用いるために好ましい。Bacillus subtilisおよび/またはBacillus licheniformisから得られる細菌由来のセリン蛋白分解酵素は特に好ましい。
【0124】
適する蛋白分解酵素には、市販されている、ノボ(Novo Industri A/S)のAlcalase (好ましい)、Esperase 、Savinase (デンマークのコペンハーゲン)、ギストブロカーデス(Gist−Brocades)のMaxatase 、Maxacal およびMaxapen15 (蛋白工学Maxacal )(オランダのデルフト)ならびにスブチリシンBPNおよびBPN’(好ましい)が挙げられる。1994年12月28日に授与された欧州特許第251,446B号(特にページ17、24および98)に記載され、本明細書において「プロテアーゼB」とも呼ばれ、ジェネンコア(Genencor International,Inc.)(カリフォルニア州サンフランシスコ)が製造しているものなどの細菌由来の修飾されたセリンプロテアーゼも好ましい蛋白分解酵素である。1991年7月9日発行のベネガス(Venegas)による米国特許第5,030,378号には、本明細書において「プロテアーゼA」と呼ばれる細菌由来の修飾されたセリン蛋白分解酵素(ジェネンコア(Genencor International)(BNP’と同じ)が記載されている。プロテアーゼAおよびその変異体のアミノ配列を含め、完全な記載については、特に、米国特許第5,030,378号の第2および3欄を参照すること。その他のプロテアーゼは、商品名、Primase、Durazym、OpticleanおよびOptimaseで販売されている。ここで、好ましい蛋白分解酵素は、Alcalase (Novo Industri A/S)、BNP’、 プロテアーゼA、プロテアーゼB(ジェネンコア(Genencor))およびそれらの混合物からなる群から選択される。プロテアーゼBは最も好ましい。
【0125】
米国特許第5,470,733号に記載されたプロテアーゼは本明細書において用いるために特に興味深い。
【0126】
本発明者らの同時係属出願USSN08/136,797に記載されたプロテアーゼも本発明の洗剤組成物中に含めることができる。
【0127】
「プロテアーゼD」と呼ばれるもう一つのプロテアーゼは、非天然型アミノ酸配列を有するカルボニルヒドロラーゼ変異体である。これは、ジェネンコア(Genencor International)により1995年4月20日に発行されたWO95/10615(1994年10月13日出願の米国特許出願第08/322,676号であるバエク(A.Baeck)らによる特許出願、発明の名称、「Protease−Containing Cleaning Compositions」に記載された、バチルス amyloliquefaciensスブチリシンのナンバリングに準拠して、位置+76に相当するカルボニルヒドロラーゼの位置において、好ましくは、+99、+101、+103、+104、+107、+123、+27、+105、+109、+126、+128、+135、+156、+166、+195、+197、+204、+206、+210、+216、+217、+218、+222、+260、+265、および/または+274からなる群から選択される位置に相当する1つ以上のアミノ酸残基位置とも組み合わせて、複数のアミノ酸残基を異なるアミノ酸に置換することにより前駆体カルボニルヒドロラーゼから誘導される。
【0128】
有用なプロテアーゼはまた、PCT出願、プロクターアンドギャンブル(The Procter & Gamble Company)による1995年11月9日発行のWO第95/30010号、プロクターアンドギャンブル(The Procter & Gamble Company)による1995年11月9日発行のWO第95/30011号、プロクターアンドギャンブル(The Procter & Gamble Company)による1995年11月9日発行のWO第95/29979号に記載されている。
【0129】
プロテアーゼ酵素は、組成物の重量に対して約0.0001%〜2%の活性酵素のレベルで本発明による組成物に配合することが可能である。
【0130】
アミラーゼ
アミラーゼ(αおよび/またはβ)は、炭水化物系染みの除去のために含めることができる。適するアミラーゼは、Termamyl (ノボノルディスク(Novo Nordisk))Fungamyl およびBan (ノボノルディスク(Novo Nordisk))である。酵素は、植物、動物、細菌および酵母由来などの適するいかなる由来であってもよい。アミラーゼ酵素は、通常、洗剤組成物の重量に対して0.0001%〜2%、好ましくは約0.0001%〜約0.5%、更に好ましくは約0.0005%〜約0.1%、なお更に好ましくは約0.001%〜約0.05%の活性酵素のレベルで洗剤組成物に配合される。
【0131】
アミラーゼ酵素は、ノボノルディスク(Novo Nordisk)によるWO第95/26397号および同時係属出願PCT/DK第96/00056号に記載されたものも包含する。従って、本発明の洗剤組成物用のその他の特定のアミラーゼ酵素には、(a)25℃〜55℃の温度範囲および8〜10の範囲のpH値においてTermamyl の比活性よりも少なくとも25%高い比活性を有することにより特徴づけられるα−アミラーゼ(その比活性はPhadebas α−アミラーゼ活性アッセイによって測定される。こうしたPhadebas α−アミラーゼ活性アッセイは、WO95/26397、ページ9〜10に記載されている)、(b)上で引用した参考文献におけるSEQ IDリスティングにおいて示されたアミノ配列を含んでなる(a)によるα−アミラーゼ、またはSEQ IDリスティングにおいて示されたアミノ酸配列と少なくとも80%同族列であるα−アミラーゼ、(c)N−末端においてHis−His−Asn−Gly−Thr−Asn−Gly−Thr−Met−Met−Gln−Tyr−Phe−Glu−Trp−Tyr−Leu−Pro−Asn−Aspのアミノ酸配列を含んでなる好アルカリ性バチルス種から得られる(a)によるα−アミラーゼが挙げられる。
【0132】
Science 227,1985,p.1435においてリップマン(Lipman)およびペアソン(Pearson)によって記載されたものなどのアルゴリズムを介して行われるそれぞれのアミノ酸配列の比較がX%の同一性を示すなら、ポリペプチドは、親アミラーゼに対してX%同族列であると考えられる。本発明の洗剤組成物用のその他の特定のアミラーゼ酵素には、(d)α−アミラーゼが好アルカリ性バチルス種、特に、菌種NCIB12289、NCB12512、NCIB12513およびDSM935のいずれかから得ることが可能である(a〜c)によるα−アミラーゼが挙げられる。本発明の背景において、「から得ることが可能である」という用語は、バチルス菌種によって生産されるアミラーゼのみでなく、こうしたバチルス菌種から単離されたDNA配列によって符号化され、前記DNA配列で転換されたホスト微生物中で生産されるアミラーゼも意味しようとしている。その他の特定のアミラーゼ酵素には、(e)(a〜d)におけるα−アミラーゼにそれぞれ対応するアミノ酸配列を有するα−アミラーゼに対して作られた抗体と陽性の免疫交叉(cross)反応性を示すα−アミラーゼ、(f)(i)(a〜e)におけるα−アミラーゼへのそれぞれ対応において示されるアミノ酸配列の1つを有する親α−アミラーゼ、または(ii)1つ以上の前記アミノ酸と少なくとも80%同族列を示す親α−アミラーゼおよび/または前記アミノ酸配列の1つを有するα−アミラーゼに対して作られた抗体と免疫交叉(cross)反応性を示す親α−アミラーゼ、および/または前記アミノ酸配列の1つを有するα−アミラーゼを符号化するDNA配列として同じプローブと雑種を作るDNA配列によって符号化される親α−アミラーゼの変異体が挙げられる。これらの変異体において、
1.前記親α−アミラーゼの少なくとも1つのアミノ酸残基は末梢されている。および/または
2.前記親α−アミラーゼの少なくとも1つのアミノ酸残基は、異なるアミノ酸残基で置換されている。および/または
3.少なくとも1つのアミノ酸残基は、前記親α−アミラーゼに対して挿入されている。
前記変異体は、α−アミラーゼ活性を有すると共に、前記親α−アミラーゼに対して以下の特性の少なくとも1つを示す。向上した熱安定性、向上した酸化安定性、低下したCaイオン依存性、中性から比較的高いpH値において向上した安定性および/またはαデンプン分解活性、比較的高い温度における向上したαデンプン分解活性、およびα−アミラーゼ変異体に関する等電点(pI)値を媒体pHにより良く一致させるためのpIの増加または減少。
【0133】
前記変異体は、特許出願PCT/DK96/00056に記載されている。
【0134】
本明細書において適するその他のアミラーゼには、例えば、ノボ(Novo)によりGB第1,296,839号に記載されたα−アミラーゼ、インターナショナル・バイオシンセチック(International Bio−Synthetics,Inc.)によるRAPIDASE およびノボ(Novo)によるTERMAMYL が挙げられる。ノボ(Novo)からのFUNGAMYL は特に有用である。改善された安定性、例えば、酸化安定性のための酵素工学は知られている。例えば、J.Biological Chem.,Vol.260,No.11,June 1985,pp.6518〜6521を参照すること。本組成物の幾つかの好ましい実施形態は、自動皿洗タイプなどの洗剤中に安定性が改善されたアミラーゼ、特に、1993年における商業使用においてTERMAMYL の基準点に照らして測定して酸化安定性が改善されたアミラーゼを利用することができる。本明細書におけるこれらの好ましいアミラーゼは、上述した基準点アミラーゼに対して測定して、例えば、pH9〜10における緩衝溶液中の水素/過酸化物/テトラアセチルエチレンジアミンに対する酸化安定性、例えば、約60℃などの通常の洗浄温度における熱安定性、または例えば、約8〜約11のpHにおけるアルカリ安定性の1つ以上における測定可能な改善によって少なくとも特徴付けられる「安定性改善」アミラーゼであるという特性を共有する。安定性は、技術が公開されたあらゆる技術試験を用いて測定することができる。例えば、WO第9402697号において開示された引用文献を参照すること。安定性改善アミラーゼは、ノボ(Novo)およびジェネンコア(Genencor International)から購入することができる。本明細書において非常に好ましいアミラーゼの1つのクラスは、1つのアミラーゼ菌種、2つのアミラーゼ菌種または多数のアミラーゼ菌種が直接の前駆物質であろうとなかろうと、バチルスアミラーゼ、特にバチルスα−アミラーゼの1つ以上からの特定部位の突然変異誘発を用いて誘導される共通の特徴を有する。上述した基準アミラーゼに対して酸化安定性改善アミラーゼは、特に本明細書における漂白洗剤組成物、更に好ましくは、塩素漂白洗剤組成物とは異なるものとして、酸素漂白洗剤組成物において用いるために好ましい。こうした好ましいアミラーゼには、(a)Termamyl として知られているB.licheniformisα−アミラーゼの197位に位置するメチオニン残基のアラニンまたはトレオニン、好ましくはトレオニン、あるいはB.amyloliquefaciens、B.subtilisまたはB.stearothemophilusなどの類似の親アミラーゼの同族列位置変種を用いて置換がなされる変異体により更に説明されるような1994年2月3日のノボ(Novo)による前述したWO第9402597号によるアミラーゼ、(b)ミッチンソン(C.Mitchinson)によって、1994年3月13〜17日、207回米国化学会全国会議において発表された論文「Oxidatively Resistant Alpha−Amylase」においてジェネンコア(Genencor International)により記載された安定性改善アミラーゼが挙げられる。その中で、自動皿洗洗剤中の漂白剤がα−アミラーゼを不活性化するが、酸化安定性を改善されたアミラーゼがB.licheniformisNCIB8061からジェネンコアによって作られたことが記載されている。メチオニン(Met)は、修飾されることが最もありそうな残基として特定された。Metは、位置8、15、197、256、304、366および438において一度に置換されて、M197LおよびM197Tである特に重要な特定の変異体に導き、M197T変異体は最も安定な発現変異体である。安定性は、CASCADE およびSUNLIGHT において測定された。(c)特に好ましいアミラーゼには、WO第9510603号において記載されたような直接の親において追加の修飾を有するアミラーゼ変異体が挙げられ、DURAMYL として譲受人ノボ(Novo)から入手できる。その他の特に好ましい酸化安定改善アミラーゼには、ジェネンコア(Genencor International)によるWO第9418314号およびノボ(Novo)によるWO第9402597号に記載されたものが挙げられる。例えば、利用できるアミラーゼの知られたキメラ混成または単一変異体親形態からの特定部位の突然変異誘発によって誘導されるようなその他のあらゆる酸化安定改善アミラーゼを用いることができる。その他の好ましい酵素修飾は利用可能である。ノボ(Novo)によるWO第9509909A号を参照すること。
【0135】
抗菌力を付与する種々の含水炭素分解酵素も本発明に包含することができる。こうした酵素には、米国特許第5,041,236号、第5,395,541号、第5,238,843号および第5,356,803号に開示されたエンドグリコシダーゼ、タイプIIエンドグリコシダーゼおよびグルコシダーゼが挙げられ、これらの開示は本明細書において参考として包含するものである。もちろん、ペルオキシダーゼ、オキシダーゼおよび種々の他の酵素を含め、抗菌力を有するその他の酵素を用いてもよい。
【0136】
酵素が組成物中に存在する時、酵素安定系を本発明の組成物に含めることも可能である。
【0137】
香料
本組成物および方法において有用な香料および香料成分は、アルデヒド、ケトンおよびエステルなどに限定されないが、それらを含む多様な天然および合成化学成分を含んでなる。成分の複雑な混合物を含んでなることが可能である種々の天然エキスおよびエッセンス、例えば、オレンジ油、レモン油、ローズエキス、ラベンダー、ジャコウ、パッチュリ油、芳香性エキス、ビャクダン油、パイン油およびセイヨウスギなども含められる。最終香料は、こうした成分の極度に複雑な混合物を含んでなることが可能である。最終香料は、典型的には、本明細書における洗剤組成物の約0.01重量%〜約2重量%を構成し、個々の香料成分は、最終香料組成物の約0.0001%〜約90%を構成することが可能である。
【0138】
本明細書において有用な香料成分の非限定的な例には、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン、イオノンメチル、イオノンガンマメチル、メチルセドリロン、メチルジヒドロジャスモネート、メチル1,6,10−トリメチル−2,5,9−シクロドデカトリエン−1−イルケトン、7−アセチル−1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリン、4−アセチル−6−t−ブチル−1,1−ジメチルインダン、パラ−ヒドロキシ−フェニル−ブタノン、ベンゾフェノン、メチルベータナフチルケトン、6−アセチル−1,1,2,3,3,5−ヘキサメチルインダン、5−アセチル−3−イソプロピル−1,1,2,6−テトラメチルインダン、1−ドデカナール、4−(4−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサルデヒド、7−ヒドロキシ−3,7,−ジメチルオクタナール、10−ウンデセン−1−アール、イソ−ヘキセニルシクロヘキシルカルボキサルデヒド、ホルミルトリシクロデカン、ヒドロキシシトロネラールとメチルアントラニレートの縮合生成物、ヒドロキシシトロネラールとインドールの縮合生成物、フェニルアセトアルデヒドとインドールの縮合生成物、2−メチル−3−(パラ−t−ブチルフェニル)−プロピオンアルデヒド、エチルバニリン、ヘリトロピン、ヘキシルシンナムアルデヒド、アミルシンナムアルデヒド、2−メチル−2−(パラ−イソ−プロピルフェニル)−プロピオンアルデヒド、クマリン、デカラクトンガンマ、シクロペンタデカノリド、16−ヒドロキシ−9−ヘキサデセン酸ラクトン、1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−ガンマ−2−ベンゾ−ピラン、ベータ−ナフトールメチルエーテル、アンブロキサン、ドデカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチル−ナフト[2,1b]フラン、セドロール、5−(2,2,3−トリメチルシクロペント−3−エニル)−3−メチルペンタン−2−オール、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール、カリオフィレンアルコール、プロピオン酸トリシクロデセニル、酢酸トリシクロデセニル、サリチル酸ベンジル、酢酸セドリルおよびパラ−(t−ブチル)酢酸シクロヘキシルが挙げられる。
【0139】
特に好ましい香料材料は、セルラーゼを含有する最終製品組成物において最大の香り改善をもたらすものである。これらの香料には、ヘキシルシンナムアルデヒド、2−メチル−3−(パラ−t−ブチルフェニル)−プロピオンアルデヒド、7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン、サリチル酸ベンジル、7−アセチル−1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリン、パラ−t−ブチル−酢酸シクロヘキシル、メチルジヒドロジャスモネート、ベータナフトールメチルエーテル、メチルベータナフチルケトン、2−メチル−2−(パラ−イソ−プロピルフェニル)−プロピオンアルデヒド、1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−ガンマ−2−ベンゾ−ピラン、ドデカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチル−ナフト[2,1b]フラン、アニスアルデヒド、クマリン、セドロール、バニリン、シクロペンタデカノリド、酢酸トリシクロデセニルおよびプロピオン酸トリシクロデセニルが挙げられるが、それらに限定されない。
【0140】
その他の香料材料には、精油、レジノイド、およびペルーバルサム、乳香、蘇合香、ラダナム樹脂、ニクズク、カッシア油、ベンゾイン樹脂、コリアンダおよびラバンジンに限定されないが、それらを含む多様な供給源からの樹脂が挙げられる。なお他の香料化学物質には、フェニルエチルアルコール、テルピネオール、リナロオール、酢酸リナリル、ゲラニオール、ネロール、2−(1,1−ジメチルエチル)−酢酸シクロヘキサノール、酢酸ベンジルおよびオイゲノールが挙げられる。ジエチルフタレートなどの担体を最終香料組成物中で用いることができる。
【0141】
キレート化剤
本明細書における洗剤組成物は、任意に、1種以上の鉄および/またはマンガンキレート化剤を含有することもできる。こうしたキレート化剤は、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能基置換芳香族キレート化剤およびそれらの混合物からなる群から選択することができ、これらのすべてを以後において定義する。理論により拘束される積もりはないが、これらの材料の利点が、可溶キレートの形成による洗浄溶液から鉄イオンおよびマンガンイオンを除去する格段の能力にある程度起因することが考えられる。
【0142】
任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートには、エチレンジアミン四酢酸塩、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミンテトラプロピオン酸塩、トリエチレンテトラアミン六酢酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩、およびそれらのエタノールジグリシン、アルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩ならびにそれらの混合物が挙げられる。
【0143】
アミノホスホネートも、少なくとも低レベルの全燐が洗剤組成物中に許可される時、本発明の組成物中のキレート化剤として用いるために適し、ディクエスト(DEQUEST)としてのエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)を包含する。炭素原子数が約6より多いアルキルまたはアルケニル基を含まないこれらのアミノホスホネートが好ましい。
【0144】
多官能基置換芳香族キレート化剤も本明細書における組成物中で有用である。1974年5月21日発行のコナー(Conner)らによる米国特許第3,812,044号を参照すること。酸の形態をとったこのタイプの好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどのジヒドロキシジスルホベンゼンである。
【0145】
本明細書において用いるために好ましい生分解性キレート化剤は、エチレンジアミンジコハク酸塩(「EDDS」)、特に、1987年11月3日発行のハートマン(Hartman)およびパーキンス(Perkins)による米国特許第4,704,233号に記載されたような[S,S]異性体である。
【0146】
本明細書における組成物は、キレート化剤または共ビルダーとして水溶性メチルグリシン二酢酸(MGDA)塩(または酸形態)も含有することが可能である。同様に、クエン酸塩などのいわゆる「弱い」ビルダーもキレート化剤として用いることができる。
【0147】
これらのキレート化剤を利用する場合、それらのキレート化剤は、一般に本明細書における洗剤組成物の約0.1%〜約15%を構成する。更に好ましくは、キレート化剤を利用する場合、キレート化剤は、こうした組成物の約0.1重量%〜約3.0重量%を構成する。
【0148】
組成物のpH
本発明の皿洗組成物は、用いる時、すなわち、希釈され、汚れた皿に利用される時、食品汚れによって生じる酸ストレスにさらされる。pHが7より大きい組成物がより有効である場合、それは、好ましくは、組成物中でおよび希釈溶液、すなわち、組成物の約0.1重量%〜0.4重量%の水溶液中で一般によりアルカリのpHをもたらすことが可能な緩衝剤を含有するべきである。この緩衝剤のpKa値は、組成物の必要なpHより約0.5〜1.0pH単位だけ低い必要がある(上述した通り決定される)。好ましくは、緩衝剤のpKaは、約7〜約10であるべきである。これらの条件下で、緩衝剤は、その最小量を用いつつ最も効果的にpHを制御する。
【0149】
緩衝剤は、それ自身で活性洗剤であることが可能であり、あるいは緩衝剤は、アルカリpHを維持するためにのみこの組成物中で用いられる低分子量有機または無機材料であることが可能である。本発明の組成物用の好ましい緩衝剤は窒素含有材料である。幾つかの例は、リシンなどのアミノ酸またはモノ−、ジ−およびトリ−エタノールアミンのような低級アルコールアミンである。その他の好ましい窒素含有緩衝剤は、トリ(ヒドロキシメチル)アミノメタン(HOCH2)3CNH3(TRIS)、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパノール、グルタミン酸二ナトリウム、N−メチルジエタノールアミド、1,3−ジアミノ−プロパノール、N.N’−テトラ−メチル−1,3−ジアミノ−2−プロパノール、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(ビシン)およびN−トリス(ヒドロキシメチル)メチルグリシン(トリシン)である。上述のもののあらゆる混合物も許容できる。有用な無機緩衝剤/アルカリ源には、アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ金属燐酸塩、例えば、炭酸ナトリウム、燐酸ナトリウムが挙げられる。その他の緩衝剤については、McCutcheon’s EMULSIFIERS AND DETERGENTS,North American Eddition,1997,McCutcheon Division,MC Publishing Company KirkおよびWO第95/07971号を参照すること。両方は本明細書において参考として包含するものである。
【0150】
緩衝剤を用いる場合、それは、組成物の重量に対して約0.1%〜15%、好ましくは約1%〜約10%のレベルで本明細書における発明の組成物中に存在する。
【0151】
カルシウムイオンおよび/またはマグネシウムイオン
カルシウムイオンおよび/またはマグネシウムイオン(二価)の存在は、種々の組成物、すなわち、アルキルエトキシ硫酸塩および/またはポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含有する組成物に対して油脂汚れの浄化を改善する。これは、ほとんど二価イオンを含有しない軟水中で組成物を用いる時、特に当てはまる。カルシウムイオンおよび/またはマグネシウムイオンが油/水界面における界面活性剤の充填を増し、よって界面張力を低下させ、油脂浄化を改善することが考えられる。
【0152】
カルシウムイオンおよび/またはマグネシウムイオンを含有する本明細書における発明の組成物は、良好な油脂除去を示し、皮膚に穏やかに作用すると共に、良好な貯蔵安定性をもたらす。これらのイオンは、約0.1%〜約4%、好ましくは約0.3%〜約3.5%、更に好ましくは約0.5%〜1重量%の活性レベルで本明細書における組成物中に存在することが可能である。
【0153】
好ましくは、マグネシウムイオンまたはカルシウムイオンは、水酸化物、塩化物、アセテート、ホルメート、酸化物またはニトレートの塩として本発明の組成物に添加される。カルシウムイオンをヒドロトロープの塩として添加してもよい。
【0154】
本発明の組成物中に存在するマグネシウムイオンまたはカルシウムイオンの量は、組成物中に存在する全界面活性剤の量に依存する。カルシウムイオンが本発明の組成物中に存在する時、カルシウムイオン対全アニオン界面活性剤のモル比は、約0.25:1〜約2:1であるべきである。
【0155】
こうした二価イオン含有組成物をアルカリpHマトリックス中で配合することは、二価イオン、特にマグネシウムの水酸化イオンとの不適合性に起因して困難でありうる。二価イオンおよびアルカリpHの両方が本発明の界面活性剤混合物と組み合わされると、アルカリpHまたは二価イオンのいずれか単独によって得られるものより優れた油脂浄化が達成される。しかし、貯蔵中、これらの組成物の安定性は、水酸化物の沈殿物の形成のために劣るようになる。従って、前述したキレート化剤も必要でありうる。
【0156】
その他の成分
洗剤組成物は、好ましくは、汚れ剥離ポリマー、高分子分散剤、多糖類、表皮剥脱剤、殺菌剤、変色抑制剤、ビルダー、酵素、乳白剤、染料、緩衝剤、抗カビ剤またはカビ抑制剤、虫駆除剤、香料、乳白剤、ヒドロトロープ、増粘剤、加工助剤、起泡増進剤、ブライトナー、腐蝕防止助剤、安定剤、酸化防止剤およびキレート化剤から選択される1種以上の洗浄補助剤を更に含んでなる。その他の活性成分、担体、ヒドロトロープ、酸化防止剤、加工助剤、染料または顔料、液体配合物用の溶媒、棒状組成物用の固体充填剤などを含め、洗剤組成物中で有用な種々のその他の成分を本明細書における組成物中に含めることができる。激しい起泡が必要な場合、C10〜C16アルカノールアミドなどの起泡増進剤を典型的には1%〜10%のレベルで組成物に配合できる。C10〜C14モノエタノールアミンおよびジエタノールアミンは、こうした起泡増進剤の典型的なクラスを例示するものである。アミンオキシド、ベタインおよびスルテインなどの高起泡補助界面活性剤と合わせてこうした起泡増進剤を使用することも有利である。
【0157】
酸化防止剤は、任意に、本発明の洗剤組成物に添加することができる。それらは、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)、カルバメート、アスコルベート、チオ硫酸塩、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどの、洗剤組成物中で用いられる従来のあらゆる酸化防止剤であることが可能である。酸化防止剤が存在する時、それは、約0.001%〜約5重量%で組成物中に存在することが好ましい。
【0158】
本組成物中で用いられる種々の洗剤成分は、任意に、多孔疎水性支持体上に前記成分を吸収させ、その後、疎水性塗料で前記支持体を被覆することにより更に安定化させることが可能である。好ましくは、洗剤成分は、多孔支持体に吸収される前に、界面活性剤と混合される。使用中、洗剤成分は、それが所期の洗剤機能を果たす時に支持体から水性洗浄液に放出される。
【0159】
この技術をより詳しく説明すると、多孔疎水性シリカ(商品名SIPERNAT D10、デグッサ(DeGussa))は、3%〜5%のC13 〜 15エトキシ化アルコール(EO7)非イオン界面活性剤を含有する蛋白分解酵素と混合される。典型的には、酵素/界面活性剤溶液は、シリカの重量の2.5倍である。得られた粉末は、シリコーン油(500〜12,500の範囲の種々のシリコーン油粘度を用いることができる)中で攪拌しながら分散される。得られたシリコーン油分散液は乳化されるか、あるいは最終洗剤マトリックスに別に添加される。これによって、前述した酵素、漂白剤、漂白活性化剤、漂白触媒、光活性化剤、染料、蛍光剤、布地コンディショナー、および加水分解性界面活性剤などの成分は、液体洗濯洗剤組成物を含む洗剤中で用いるために「保護」することができる。
【0160】
さらに、これらの手皿洗洗剤の実施形態は、好ましくはヒドロトロープを更に含んでなる。適するヒドロトロープには、トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、クメンスルホン酸、キシレンスルホン酸のナトリウム塩、アンモニウム塩または水溶性置換アンモニウム塩が挙げられる。
【0161】
本発明の洗剤組成物は、顆粒、ペースト、ジェルまたは液体を含むあらゆる形状を取ることが可能である。非常に好ましい実施形態は液状またはジェル状である。液体洗剤組成物は、担体として水およびその他の溶媒を含有することが可能である。メタノール、エタノール、プロパノールおよびイソプロパノールによって例示される低分子量の第一または第二アルコールは適する。一価アルコールは、界面活性剤を可溶化するために好ましいが、2〜約6個の炭素原子および2〜約6個のヒドロキシ基を含むものなどのポリオール(例えば、1,3−プロパンジオール、エチレングリコール、グリセリンおよび1,2−プロパンジオール)も用いることができる。本組成物は、5%〜90%、典型的には10%〜50%のこうした担体を含有することが可能である。
【0162】
本明細書における洗剤組成物の顆粒を製造するための手順の例は以下の通りである。クラッチャーを介して、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸、クエン酸、珪酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、香料、ジアミンおよび水を添加し、加熱し混合する。得られたスラリーを顆粒形状に噴霧乾燥する。
【0163】
本明細書における液体洗剤組成物を製造するための手順の例は以下の通りである。遊離水およびクエン酸塩に添加し溶解させる。アミンオキシド、ベタイン、エタノール、ヒドロトロープおよび非イオン界面活性剤をこの溶液に添加する。遊離水が入手できない場合、クエン酸塩を上述の混合物に添加し、その後溶解するまで攪拌する。この点で、酸を添加して配合物を中和する。マレイン酸およびクエン酸などの有機酸から酸を選択することが好ましいが、無機鉱酸も用いることができる。好ましい実施形態において、これらの酸を配合物に添加し、その後ジアミンを添加する。AExSを最後に添加する。
【0164】
非水液体洗剤
非水担体媒体を含んでなる液体洗剤組成物の製品は、米国特許第4,753,570号、第4,767,558号、第4,772,413号、第4,889,652号、第4,892,673号、GB−A−2,158,838、GB−A−2,195,125、GB−A−2,195,649、米国特許第4,988,462号、米国特許第5,266,233号、EP−A−225,654(1987年6月16日)、EP−A−510,762(1992年10月28日)、EP−A−540,089(1993年5月5日)、EP−A−540,090(1993年5月5日)、米国特許第4,615,820号、EP−A−565,017(1993年10月13日)、EP−A−030,096(1981年6月10日)の開示により製造することができる。これらの特許は本明細書において参考として包含するものである。こうした組成物は、その中に安定に懸濁された種々の粒状洗浄成分を含有することが可能である。従って、こうした非水組成物は、「液相」および任意にではあるが好ましくは「固相」を含んでなり、これらのすべては、本明細書において以後、および引用した参考文献に更に詳しく記載されている。
【0165】
本発明の組成物は、手皿洗用の水性洗浄溶液を形成するために用いることができる。一般に、こうした水性洗浄溶液または浸漬溶液を形成するために、有効量のこうした組成物を水に添加する。こうして形成された水溶液は、その後、皿類、食器類および調理具と接触させる。
【0166】
水性洗浄溶液を形成するために水に添加される本明細書における有効量の洗剤組成物は、水溶液中で約500〜20,000ppmの組成物を形成するために十分な量を含んでなることが可能である。更に好ましくは、約800〜5,000ppmの本明細書における組成物は水性洗浄液中に形成される。
【0167】
使用方法
本発明はまた、浄化を必要とする皿類または調理道具物品を手洗いしつつ向上した泡容積および向上した泡保持をもたらす、前記物品を手皿洗用に適する洗剤組成物の水溶液に接触させるステップを含んでなる方法に関し、前記組成物の10%水溶液が約4〜約12のpHであることを条件として、前記組成物は、a)i)前で定義されたような有効量の高分子泡安定剤、b)有効量の洗浄界面活性剤および(c)残部としての担体およびその他の補助成分を含んでなる。
【0168】
本発明はまた、手洗浄溶液からの油脂、油および汚物、特に油脂の皿類上への再付着を防止するための手段に関する。この方法は、本発明の組成物の水溶液を汚れた皿類に接触させ、前記皿類を前記水溶液で洗浄することを含んでなる。
【0169】
本発明の方法による水性洗浄溶液を形成するために水に添加される本明細書における有効量の洗剤組成物は、水溶液中で約500〜20,000ppmの組成物を形成するために十分な量を含んでなる。更に好ましくは、約800〜2,500ppmの本明細書における組成物は水性洗浄液中に形成される。
【0170】
本発明の液体洗剤組成物は、洗浄中に洗浄溶液からの油脂の皿類上への再付着を防止するために有効である。本発明の組成物の有効性の1つの基準は、再付着試験に関わるものである。本明細書において記載された配合物の適切性を評価するために、以下の試験および類似の内容のその他の試験が用いられる。
【0171】
本発明による液体洗剤組成物約500〜約20,000ppmを含んでなる水溶液(水=7グレーン)をポリエチレン製の2リットルメスシリンダーに1リットルの目盛線まで充填する。その後、合成油脂汚れをメスシリンダーに添加し溶液を攪拌する。一定時間後に、溶液をメスシリンダーから静かに注ぎ出し、メスシリンダーの内壁を適する溶媒または溶媒の混合物でリンスして、再付着したあらゆる油脂汚れを回収する。溶媒を除去し、水溶液に添加された最初の汚れの量から回収された汚れの量を差し引くことにより、溶液中に残留する油脂汚れの重量を決定する。
【0172】
その他の再付着試験には、食器類および平皿類などを浸漬し、再付着したあらゆる汚れを回収することを含む。
【0173】
上述の試験は、泡容積および泡持続時間の増加した量を決定するために更に修正することができる。溶液を先ず攪拌し、その後の各々の汚れ添加と添加の間で、攪拌しながら油脂汚れの一回分で溶液を泡立たせる。目印(guide)として2リットルメスシリンダーの空容積を用いることにより泡容積を簡単に決定することができる。
【0174】
【実施例】
実施例1
ポリ(DMAM−co−DMA)(3:1)コポリマーの調製
加熱マントル、マグネチックスターラー、内部温度計およびアルゴン入口を装着された250ml三口丸底フラスコに、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(20.0g、127.2ミリモル)、N,N−ジメチルアクリルアミド(4.20g、42.4ミリモル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(0.14g、0.85ミリモル)1,4−ジオキサン(75ml)および2−プロパノール(15ml)を投入する。混合物を凍結−ポンプ−融解の3サイクルに供して、溶存酸素を除去する。混合物を攪拌しながら65℃で18時間にわたり加熱する。TLC(ジエチルエーテル)はモノマーの消費を示す。混合物を回転蒸発によって真空下で濃縮して溶媒を除去する。水を添加して10%溶液を調製し、混合物を水に対して透析(3500MWCO)し、減圧下で凍結乾燥し、その後、ブレンダー内で粉砕して白色粉末が生成する。NMRは必要な化合物と一致する。
【0175】
実施例2
ポリ(DMAM)ポリマーの調製
環流コンデンサー、加熱マントル、メカニカルスターラー、内部温度計およびアルゴン入口を装着された22L三口丸底フラスコに、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(3000.00g、19.082モル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(15.67g、0.095モル)、1,4−ジオキサン(10.5L)および2−プロパノール(2.1L)を投入する。激しく攪拌しながら混合物に45分にわたりアルゴンを流して溶存酸素を除去する。混合物を攪拌しながら65℃で18時間にわたり加熱する。TLC(ジエチルエーテル)はモノマーの消費を示す。混合物を回転蒸発によって真空下で濃縮して溶媒の大部分を除去する。水:ブタノールの50:50混合物を添加して、生成物を溶解させ、t−ブタノールを回転蒸発によって真空下で除去する。水を添加して10%溶液を調製し、混合物を減圧下で凍結乾燥し、その後、ブレンダー内で粉砕して白色粉末が生成する。NMRは必要な化合物と一致する。
【0176】
参考例1’
ポリ(DMAM−co−AA)(2:1)コポリマーの調製
加熱マントル、マグネチックスターラー、内部温度計およびアルゴン入口を装着された1000ml三口丸底フラスコに、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(90.00g、572.4ミリモル)、アクリル酸(20.63g、286.2ミリモル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(0.70g、4.3ミリモル)、1,4−ジオキサン(345ml)および2−プロパノール(86ml)を投入する。混合物に30分にわたり窒素を流して溶存酸素を除去する。混合物を攪拌しながら65℃で18時間にわたり加熱する。TLC(ジエチルエーテル)はモノマーの消費を示す。混合物を回転蒸発によって真空下で濃縮して溶媒を除去する。水を添加して10%溶液を調製し、混合物を減圧下で凍結乾燥し、その後、ブレンダー内で粉砕して黄色がかった白色−黄色がかったピンク粉末が生成する。NMRは必要な化合物と一致する。
【0177】
参考例2’
ポリ(DMAM−co−MAA)(2:1)コポリマーの調製
加熱マントル、マグネチックスターラー、内部温度計およびアルゴン入口を装着された1000ml三口丸底フラスコに、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(98.00g、623.3ミリモル)、メタクリル酸(26.83g、311.7ミリモル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(0.77g、4.7ミリモル)1,4−ジオキサン(435ml)および2−プロパノール(108ml)を投入する。混合物に30分にわたり窒素を流して溶存酸素を除去する。混合物を攪拌しながら65℃で18時間にわたり加熱する。TLC(ジエチルエーテル)はモノマーの消費を示す。混合物を回転蒸発によって真空下で濃縮して溶媒を除去する。水を添加して10%溶液を調製し、混合物を減圧下で凍結乾燥し、その後、ブレンダー内で粉砕して白色粉末が生成する。NMRは必要な化合物と一致する。
【0178】
参考例3’
ポリ(DMAM−co−MAA−co−AA)(4:1:1)ターポリマー
ポリ(DMAM−co−MAA−co−AA)(4:1:1)。メタクリル酸とアクリル酸の1:1混合物を等モル量のメタクリル酸の代わりに用いて参考例2’の手順を繰り返す。
【0179】
参考例4’
ポリ(DMAM−co−MAA−co−DMA)(4:1:1)ターポリマー
ポリ(DMAM−co−MAA−co−AA)(4:1:1)。メタクリル酸とN,N−ジメチルアクリルアミドの1:1混合物を等モル量のメタクリル酸の代わりに用いて参考例2’の手順を繰り返す。
【0180】
実施例3
ポリ(DMAM)ポリマーの調製
Org.Syn.Coll.Vol.3610(1955)に記載された方法などのよく知られている方法を用いて、ポリアクリル酸を2−(ジメチルアミノ)エタノールでエステル化する。
【0181】
実施例4
ポリ(DMA−co−DMAM)(3:1)コポリマーの調製
(ジメチルアミノ)エチルメタクリレート(6.67g、42.4ミリモル)、N,N−ジメチルアクリルアミド(12.6g、127.2ミリモル)を代わりに用いること以外は、実施例1の手順を繰り返して、3:1のDMA対DMAMのポリマーにおける比が生じる。
【0182】
以下は、本発明による高分子泡増加剤を含んでなる液体洗剤組成物の非限定的な例である。
【0183】
【表1】
【0184】
1:シェル(Shell Oil Co.)が販売しているようなE9エトキシ化アルコール
2:Dytek EPとして販売されている1,3−ジアミノペンタン
3:実施例1の2−ジメチルアミノエチルメタクリレート/ジメチル
アクリルアミドコポリマー(3:1)
4:香料、染料、エタノールなどを含む。
【0185】
【表2】
【0186】
1:シェル(Shell Oil Co.)が販売しているようなE9エトキシ化アルコール
2:1,3−ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン
3:ジエチレントリアミノ五酢酸塩
4:適するプロテアーゼ酵素には、Savinase 、Maxatase 、Maxacal 、Maxapem15 、スブチリシンBPNおよびBPN’、ProteaseB、ProteaseA、ProteaseD、Primase 、Durazym、Opticlean 、Optimase およびAlcalase が挙げられる。
5:適するアミラーゼ酵素には、Termamyl 、Fungamyl 、Duramyl 、BAN 、およびノボノルディスク(Novo Nordisk)によるWO第95/26397号と同時係属出願PCT/DK/96/00056に記載されたアミラーゼが挙げられる。
6:適するヒドロトロープには、トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、クメンスルホン酸、キシレンスルホン酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩または水溶性置換アンモニウム塩が挙げられる。
7:参考例2’により調製されたポリ(DMAM−co−MAA)(2:1)ポリマー
8:香料、染料、エタノールなどを含む。
【0187】
【表3】
【0188】
1:シェル(Shell Oil Co.)が販売しているようなE9エトキシ化アルコール
2:1,3−ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン
3:実施例4により調製されたポリ(DMA−co−DMAM)(3:1)コポリマー
4:香料、染料、エタノールなどを含む。
【0189】
【表4】
【0190】
1:シェル(Shell Oil Co.)が販売しているようなE9エトキシ化アルコール
2:Dytek EPとして販売されている1,3−ジアミノペンタン
3:適するプロテアーゼ酵素には、Savinase 、Maxatase 、Maxacal 、Maxapem15 、スブチリシンBPNおよびBPN’、ProteaseB、ProteaseA、ProteaseD、Primase 、Durazym、Opticlean 、Optimase およびAlcalase が挙げられる。
4:適するアミラーゼ酵素には、Termamyl 、Fungamyl 、Duramyl 、BAN 、およびノボノルディスク(Novo Nordisk)によるWO第95/26397号と同時係属出願PCT/DK/96/00056に記載されたアミラーゼが挙げられる。
5:適するリパーゼ酵素には、Amino−P、M1Lipase 、Lipomax 、Lipolase 、米国特許出願第08/341,826に記載されたような、humicola lanuginosaから誘導された天然リパーゼの脂肪分解酵素変異体であるD96L、およびhumicola lanuginosa菌種DSM4106が挙げられる。
6:ジエチレントリアミン五酢酸塩
7:参考例3’により調製されたポリ(DMAM−co−MAA−co−AA)(4:1:1)ターポリマー
8:香料、染料、エタノールなどを含む。
【0191】
【表5】
【0192】
1:シェル(Shell Oil Co.)が販売しているようなE9エトキシ化アルコール
2:1,3−ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン
3:適するプロテアーゼ酵素には、Savinase 、Maxatase 、Maxacal 、Maxapem15 、スブチリシンBPNおよびBPN’、ProteaseB、ProteaseA、ProteaseD、Primase 、Durazym 、Opticlean 、Optimase およびAlcalase が挙げられる。
4:適するアミラーゼ酵素には、Termamyl 、Fungamyl 、Duramyl 、BAN 、およびノボノルディスク(Novo Nordisk)によるWO第95/26397号と同時係属出願PCT/DK/96/00056に記載されたアミラーゼが挙げられる。
5:適するリパーゼ酵素には、Amino−P、M1Lipase 、Lipomax 、Lipolase 、米国特許出願第08/341,826に記載されたような、humicola lanuginosaから誘導された天然リパーゼの脂肪分解酵素変異体であるD96L、およびhumicola lanuginosa菌種DSM4106が挙げられる。
6:ジエチレントリアミン五酢酸塩
7:実施例1により調製された2−ジエチルアミノエチルメタクリレート/ジメチルアクリルアミドコポリマー(3:1)
8:香料、染料、エタノールなどを含む。
【0193】
【表6】
【0194】
1:シェル(Shell Oil Co.)が販売しているようなE9エトキシ化アルコール
2:1,3−ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン
3:実施例4により調製されたポリ(DMA−co−DMAM)(3:1)コポリマー
4:香料、染料、エタノールなどを含む。
【0195】
【表7】
【0196】
1:シェル(Shell Oil Co.)が販売しているようなE9エトキシ化アルコール
2:1,3−ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン
3:実施例4により調製されたポリ(DMA−co−DMAM)(3:1)コポリマー
4:香料、染料、エタノールなどを含む。
Claims (9)
- 手皿洗用に適する洗剤組成物であって、該組成物が:
a)以下の式のモノマー単位を含有する、該組成物の0.01重量%〜10重量%の有効量のホモポリマー泡安定剤:
あるいは、該モノマー単位と
b)有効量の洗浄界面活性剤;および
c)残部としての担体および他の補助成分
を含み、但し該組成物の10%水溶液のpHが4〜12である、手皿洗用に適する洗剤組成物。 - 0.1%〜15%のジアミンを更に含み、ここで該ジアミンが、式:
i)C3〜C10直鎖アルキレン、C3〜C10分岐アルキレン、C3〜C10環状アルキレン、C3〜C10分岐環状アルキレン、式:−(R10O)yR10−を有するアルキレンオキシアルキレン(式中、R10およびyは、前に定義された通りである);
ii)C3〜C10直鎖、C3〜C10分岐、C3〜C10環状、C3〜C10分岐環状アルキレン、C8〜C10アリーレン(ここで、該単位は、該ジアミンに8より大きいpKaを与える1つ以上の電子供与基または電子吸引基を含む);および
iii)i)およびii)の混合基
から選択される単位であり、但し該ジアミンが少なくとも8のpKaを有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。 - 前記ジアミンが1,3−ビス(メチルアミノ)−シクロヘキサンである、請求項4に記載の化合物。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物と、皿類または調理道具を接触させることを含む、皿類または調理道具を手洗浄する方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物の水溶液と、皿類または調理道具を接触させる段階を含む、浄化が必要な皿類または調理道具を手洗浄しつつ、向上した泡容積および向上した泡保持を提供するための方法。
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