JP3946436B2 - 電食防止型転がり軸受 - Google Patents

電食防止型転がり軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP3946436B2
JP3946436B2 JP2000379735A JP2000379735A JP3946436B2 JP 3946436 B2 JP3946436 B2 JP 3946436B2 JP 2000379735 A JP2000379735 A JP 2000379735A JP 2000379735 A JP2000379735 A JP 2000379735A JP 3946436 B2 JP3946436 B2 JP 3946436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
bearing
covering
outer ring
insulating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000379735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002181054A (ja
Inventor
明彦 冨谷
秀司 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp filed Critical NTN Corp
Priority to JP2000379735A priority Critical patent/JP3946436B2/ja
Priority to DE10161820A priority patent/DE10161820A1/de
Publication of JP2002181054A publication Critical patent/JP2002181054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3946436B2 publication Critical patent/JP3946436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄道車両の主電動機用、駆動装置用、および車軸用等として用いられる軸受を始め、軸受の組み込まれる装置の構造上から、軸受内部に電流が流れることを防止することが必要な用途に用いられる電食防止型転がり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両の主電動機に用いられる転がり軸受は、主電動機の電流を車輪からレールへ接地する接地用集電装置が不完全な場合に、主電動機の電流が転がり軸受の内外輪および転動体を通って、車輪とレール間に流れる。このため、転動体と外輪の転走面の間、または転動体と内輪の転走面の間でスパークし、いわゆる電食を生じて軸受寿命を縮めることがある。
そのため、外輪のハウジングへの取付面に樹脂製の絶縁層を被覆したものが提案されている。しかし、樹脂層は、線膨張係数が大きく、軸受の運転に伴う発熱で、外輪とハウジングとの嵌め合いに誤差が生じる。
絶縁層としては、線膨張係数が低く、高い電気絶縁性が得られることで、セラミックスが好まく、絶縁層としてセラミックス層を溶射したものが提案されている。しかし、セラミックスは軸受軌道輪の材料に馴染み難く、容易に溶射されなくて、外輪との密着性に問題がある。また、外輪をハウジングに圧入するときに、剥離が生じる恐れがある。
【0003】
このような課題を解消するものとして、金属層,セラミックスの絶縁層,金属層からなる3層構造の被覆層を、外輪のハウジングへの取付面に施したものが提案されている(例えば、実開平2−46119号公報)。各層は溶射により設けられる。上記3層のうち、内層側の金属層は、絶縁層のセラミックスが、軸受軌道輪の材料に馴染み難く、容易に溶射されないため、絶縁層の密着性を改善するために設けられる。外層側の金属層は、外輪をハウジングに締まり嵌めする場合に、圧入時に絶縁層が剥離し難いように設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように3層構造とされる絶縁層および内外の金属層は、いずれも溶射により得られる。しかし、溶射加工は、コストかかる加工であり、軸受の場合、上記のように3層構造とすると、溶射加工のコストが軸受製作コストの大半を占め、軸受自体の価格が非常に高いものとなる。
また、テーパころ軸受の場合、上記のように3層構造とすると、加工時に大径側の幅面の溶射層にまくれが生じる恐れがある。すなわち、母材軸受鋼の温度上昇を抑えるために、溶射時にエア等で冷却を同時に行うが、溶射された材料も冷却され、この時に発生する収縮力に対し、母材との密着力が負け、まくれが発生する。
【0005】
上記ような溶射コストを削減するものとして、本出願人は、被覆層の全体を2層構造にしたものを提案した(特願2000−236791)。しかし、軌道輪に被覆層を設けた箇所に作用する荷重等の状況は、各部によって異なっている。そのため、被覆層の全体を2層構造としたものでは、加工コストと得られる機能とを比較して、コスト低減の効果が、いま一つ不十分である。
【0006】
この発明の目的は、電気絶縁性に優れ、絶縁層の軌道輪への密着性、または締まり嵌め時の剥離防止性を得ながら、溶射工程の簡素化により、加工工数、加工時間の削減が可能となり、コスト低減が図れる電食防止型転がり軸受を提供することである。
この発明の他の目的は、テーパころ軸受の場合に、加工時に大径側の幅面の溶射層にまくれが生じることを回避することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の電食防止型転がり軸受は、テーパころ軸受からなる軸受の軌道輪のハウジングまたは軸に取付けられる周面から両側の幅面に渡って溶射層からなる被覆層を設け、この被覆層における上記軌道輪の周面を覆う部分を、セラミックスの絶縁層と金属層を積層した2層構造または3層構造とし、上記被覆層における軌道輪の非負荷側幅面となる大径側幅面を覆う部分を、周面を覆う部分よりも積層数が少なく、かつ最外層がセラミックスの絶縁層となるものとする。軌道輪の負荷側幅面を覆う部分は、周面を覆う部分と同じ2層構造または3層構造とされる。
このように、テーパころ軸受からなる軸受の軌道輪の非負荷側幅面となる大径側幅面を覆う部分を、周面を覆う部分よりも積層数が少ないものとしたため、つまり溶射層の一部を減らしたため、それだけ溶射工程が簡素化され、加工工数、加工時間の削減が可能となり、コスト低減が図れる。溶射層の層数を減らすのは、軌道輪の非負荷側幅面となる大径側幅面を覆う部分であり、またその層数を減らした部分は、最外層がセラミックスの絶縁層であるため、軸受の使用時や嵌合作業等の取り扱い時において、被覆層の強度不足の問題がなく、また電気絶縁性の確保される。このように、被覆層の機能低下を抑えて、溶射層の削減によるコスト低減が得られる。また、テーパころ軸受では、前述のように大径側の幅面における被覆層が溶射時に捲くれを生じ易いが、この大径側の幅面の積層数を減らすため、捲くれが生じ難くなる。
【0008】
この発明において、上記被覆層における上記軌道輪の外径面および負荷側の幅面を覆う部分の最外層は、金属層としても良い。
このように、軌道輪の外径面における最外層を金属層とすると、軌道輪をハウジングまたは軸に締まり嵌めする場合に、圧入時に絶縁層が剥離することが防止される。また、軌道輪の負荷側幅面における最外層も金属層とすると、軸方向の荷重や衝撃がセラミックスの絶縁層に直接に作用せず、絶縁層の損傷が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を図1ないし図3と共に説明する。この電食防止型転がり軸受1は、内外の軌道輪である内輪2と外輪3の間に、保持器4に保持された複数の転動体5を介在させ、外輪3に被覆層6を設けたものである。この軸受はテーパころ軸受からなり、内輪2は両側の鍔2a,2bを有し、外輪3は鍔無しのものとされている。転動体5はテーパころからなる。
【0011】
外輪3の被覆層6は、ハウジング10に取付けられる外周面から両側の幅面3b,3cに渡って設けられている。図3(A)に拡大して示すように、被覆層6における外輪3の外周面3aを覆う部分6a、および負荷側幅面3bを覆う部分6bは、最内層が金属層7、中間層がセラミックスの絶縁層8、最外層が金属層9となった3層構造とされている。被覆層6における外輪3の非負荷側幅面3cを覆う部分6cは、外周面を覆う部分6bよりも積層数が1層分少なく、内層が金属層7、外層がセラミックスの絶縁層8となっている。つまり、非負荷側幅面3cを覆う部分6cは、他の部分6a,6cにおける外層の金属層9が省かれている。テーパ軸受の構造上、外輪3の小径側の幅面が負荷側幅面6bとなり、大径側の幅面が非負荷側幅面6cとなる。
なお、外輪3の外周面3aと両側の幅面3b,3cとの間の角部は面取部としたあるが、非負荷側の幅面3cにおいて、この面取部は、被覆層6を同図に示すように幅面部分6cと同じ2層構造としても、また外周面部分6aと同じ3層構造としても、いずれでも良い。
【0012】
被覆層6における各金属層7,9および絶縁層8は、いずれも溶射層とされている。最外層の金属層9は、表面が機械加工面であっても良い。すなわち、金属層9は、研削代を含む厚さに溶射され、溶射の後に外径面等が所定の寸法となるように、研削等の機械加工を施しても良い。
溶射は、超高温で溶射すべき材料(パウダー状またはロッド状等)を溶融し、ジェット噴流によりワークに衝突させることで表面膜を形成するものであるが、密着力を高めるためには、比較的超高速ジェットと超高温が得られる溶射装置を用い、適正な溶射条件を設定することが望まれる。
溶射層からなる各金属層7,9および絶縁層8は、微細な気孔が存在するため、溶射完了後に、気孔部に水分が入り込まないように、封孔処理を施す。封孔処理は、浸透性の良い樹脂や接着剤、あるいは無機微粉末等で行う。
【0013】
絶縁層8となるセラミックス材料としては、アルミナ(Al2 3 )、グレーアルミナ、酸化チタン(TiO2 )、酸化クロム(Cr2 3 )等の金属酸化物、またはこれらをベース材料とした複合金属酸化物等が用いられる。
金属層7,9の材料は、Al,Ni,Cr,Fe等が用いられ、またはこれらの材料を混合した複合材料が用いられる。金属層7,9は、溶射後の硬さがHv450以下、好ましくはHv300以下の比較的柔らかい材質のものが好ましい。また、金属層7,9は非絶縁体であり、通電性を有するものであることが好ましい。
【0014】
図2は、この実施形態の電食防止型転がり軸受1を設置した軸受装置を示す。ハウジング10内に、2つの電食防止型転がり軸受1が、背面を向き合うように配置され、両軸受の背面、つまり外輪3の小径側幅面3bは、ハウジング10の内径面に設けられた鍔部10aの側面に当接している。両軸受1の外輪3は、ハウジング10の内径面に圧入により固定されている。両軸受の内輪2は、軸11の外径面に止まり嵌めまたは緩み嵌め状態に嵌合している。片方(図の右側)の軸受1の内輪2は、軸11の段面11aに係合し、両軸受1の内輪2は、両者間に介在した内輪間座12および他の内輪間座13と共に、雌ねじ部材または止め輪(図示せず)によって、上記段面11aに押し付け状態に固定されている。
【0015】
この構成の電食防止型転がり軸受1によると、被覆層6が金属層7,セラミックスの絶縁層8,金属層9からなる3層構造とされているため、上記提案例と同様に次の各効果が得られる。すなわち、外輪3とハウジング10との間に、セラミックスの絶縁層8が介在することにより、この間で絶縁性が確保され、内輪2に嵌合する軸11とハウジング10との間の電気絶縁性が確保される。内層側の金属層7は、セラミックスからなる絶縁層8の密着性を改善する。外層側の金属層9は、外輪3をハウジング10に締まり嵌めする場合に、圧入時に絶縁層8が剥離することを防止する。
【0016】
この軸受1の特徴として、被覆層6における外輪3の非負荷側幅面3cを覆う部分6cを、周面を覆う部分6aよりも積層数が少ないものとしたため、つまり図3(B)に示すように被覆層6の全体を3層構造としたものに対して、溶射層の一部を減らしたため、それだけ溶射工程が簡素化され、加工工数、加工時間の削減が可能となり、コスト低減が図れる。溶射層の層数を減らすのは、外輪3の非負荷側幅面3cを覆う部分6cであり、またその層数を減らした部分は、最外層がセラミックスの絶縁層8であるため、軸受1の使用時や嵌合作業等の取り扱い時において、被覆層6の強度不足の問題がなく、また電気絶縁性が確保される。このように、被覆層6の機能低下を抑えて、溶射層の削減によるコスト低減が得られる。
また、テーパころ軸受は、前述のように溶射加工時にその冷却のために、大径側の幅面3cにおける被覆層6の溶射時の捲くれが生じ易いが、この実施形態では、上記のように被覆層6における大径側の幅面3cの積層数を減らすため、捲くれが生じ難くなる。
【0017】
次に試験結果を説明する。溶射層の一部を無くしたため、落下衝撃時の割れ、および絶縁抵抗値の低下がないかを確認する試験を行った。供試品は、図3(A)と共に説明した実施例にかかる外輪3、および同図(B)に示す全体が3層の被覆層6を持つ外輪3である。試験は、高さ100mmの位置から鉄板上に落下させ、セラミックスの絶縁層8のクラックの有無の確認と、絶縁抵抗の測定とを行った。各外輪3の落下時に最初に鉄板に当たる部位は、外周面と幅面との間の面取部とした。この試験結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
Figure 0003946436
【0019】
表1に示す試験結果から、落下衝撃時の割れおよび絶縁抵抗値の低下は見られず、実用可能であることが確認された。
【0020】
なお、上記実施形態では、被覆層6を基本的に3層構造としたが、図4に示すように、被覆層6Aにおける外輪3の外周面3aを覆う部分6a、および負荷側幅面6bを覆う部分6bを、最内層がセラミックスの絶縁層8、最外層が金属層9となった2層構造としても良い。その場合、被覆層6Bにおける外輪3の非負荷側幅面3cを覆う部分6cは、外周面を覆う部分6aよりも積層数が1層分少なく、セラミックスの絶縁層8だけの単層としても良い。
また、この実施形態の場合、外輪3に直接に接する溶射層がセラミックスの絶縁層8となるため、外輪3の絶縁層8が溶射される面3a,3b,3cは、密着性向上処理面とすることが好ましい。密着性向上処理面3a〜3cは、サンドブラスト処理面等の粗面化処理面とする。
【0021】
このように、被覆層6を2層構造とした場合は、より一層、溶射工程が簡素化される。この場合に、被覆層6の外輪非負荷側幅面3cを覆う部分6cは、セラミックスの絶縁層8からなる単層構造としたため、さらに加工工数、加工時間の削減が可能となり、コスト低減が図れる。テーパころ軸受の場合に、このように外輪非負荷側幅面3cとなる大径側幅面の溶射層を単層したときは、溶射時の冷却に伴うまくれ防止が、より一層確実になる。
なお、この実施形態では、セラミックスの絶縁層8が外輪3に直接に接するため、絶縁層8の密着性が問題となるが、上記のように外輪3に粗面化処理を施すなど、適宜の工夫によって、セラミックスの絶縁層8の密着性について改善することが可能である。
【0022】
図5は、この発明の参考提案例を示す。この電食防止型転がり軸受1Aは、円筒ころ軸受からなり、詳しくは内輪2Aが鍔無しで、外輪3Aが両鍔付きとされ、転動体5Aが円筒ころとされている。
被覆層6Aは、外輪3Aのハウジングに取付けられる外周面3Aaから両側の幅面3Acに渡って設けられている。被覆層6Aにおける外輪3Aの外周面3Aaを覆う部分6Aaは、最内層が金属層7、中間層がセラミックスの絶縁層8、最外層が金属層9となった3層構造とされている。被覆層6Aにおける外輪3Aの両側の幅面である非負荷側幅面3Acを覆う部分6Acは、外周面を覆う部分6Aaよりも積層数が1層分少なく、内層が金属層7、外層がセラミックスの絶縁層8となっている。内輪両鍔無しの円筒軸受の場合は、その構造上、外輪3Aの両側の幅面3Ac,3Acが非負荷側幅面となる。
【0023】
このように、円筒ころ軸受に適用した場合も、外輪3Aの非負荷側幅面を覆う部分を、周面を覆う部分よりも積層数が少ないものとしたため、電気絶縁性に優れ、絶縁層の軌道輪への密着性、または締まり嵌め時の剥離防止性を得ながら、溶射工程の簡素化により、加工工数、加工時間の削減が可能となり、コスト低減が図れる。
【0024】
【発明の効果】
この発明の電食防止型転がり軸受は、テーパころ軸受からなる軸受の軌道輪のハウジングまたは軸に取付けられる周面から両側の幅面に渡って溶射層からなる被覆層を設け、この被覆層における上記軌道輪の周面を覆う部分を、セラミックスの絶縁層と金属層を積層した2層構造または3層構造とし、上記被覆層における軌道輪の非負荷側幅面となる大径側幅面を覆う部分を、周面を覆う部分よりも積層数が少なく、かつ最外層がセラミックスの絶縁層となるものとしたため、電気絶縁性に優れ、絶縁層の軌道輪への密着性、または締まり嵌め時の剥離防止性を得ながら、溶射工程の簡素化により、加工工数、加工時間の削減が可能となり、コスト低減が図れる。上記軸受がテーパころ軸受であるので、溶射時にまくれの生じやすい大径側幅面におけるまくれが生じ難くなる。
上記被覆層における上記軌道輪の外径面および負荷側の幅面を覆う部分の最外層を金属層にした場合は、軌道輪の締まり嵌め時の被覆層の剥離が防止され、また使用時や取り扱い時における負荷側幅面での被覆層の損傷が防止される
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる電食防止型転がり軸受の部分断面である。
【図2】同軸受を用いた軸受装置の断面図である。
【図3】(A)は同軸受の外輪の部分拡大断面図、(B)は従来の軸受における外輪の部分断面図である。
【図4】この発明の他の実施形態における外輪の部分断面図である。
【図5】 この発明の参考提案例を示す軸受の部分断面図である。
【符号の説明】
1…電食防止型転がり軸受
2…内輪(軌道輪)
3,3A…外輪(軌道輪)
3a,3Aa…外周面
3b,3Aa…荷重負荷側幅面
3c,3Ac…荷重非負荷側幅面
5…転動体
6…被覆層
7…金属層
8…セラミックスの絶縁層
9…金属層

Claims (2)

  1. テーパころ軸受からなる軸受の軌道輪のハウジングまたは軸に取付けられる周面から両側の幅面に渡って溶射層からなる被覆層を設け、この被覆層における上記軌道輪の周面を覆う部分を、セラミックスの絶縁層と金属層を積層した2層構造または3層構造とし、上記被覆層における軌道輪の非負荷側幅面となる大径側幅面を覆う部分を、周面を覆う部分よりも積層数が少なく、かつ最外層がセラミックスの絶縁層となるものとした電食防止型転がり軸受。
  2. 上記被覆層における上記軌道輪の外径面および負荷側の幅面を覆う部分の最外層を金属層にした請求項1に記載の電食防止型転がり軸受。
JP2000379735A 2000-12-14 2000-12-14 電食防止型転がり軸受 Expired - Lifetime JP3946436B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379735A JP3946436B2 (ja) 2000-12-14 2000-12-14 電食防止型転がり軸受
DE10161820A DE10161820A1 (de) 2000-12-14 2001-12-14 Elektrokorrosionsbeständiger Wälzlageraufbau

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000379735A JP3946436B2 (ja) 2000-12-14 2000-12-14 電食防止型転がり軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002181054A JP2002181054A (ja) 2002-06-26
JP3946436B2 true JP3946436B2 (ja) 2007-07-18

Family

ID=18848044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000379735A Expired - Lifetime JP3946436B2 (ja) 2000-12-14 2000-12-14 電食防止型転がり軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3946436B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4661200B2 (ja) * 2004-12-13 2011-03-30 日本電産株式会社 潤滑流体の漏洩防止向上する部材の接合方法および該接合方法を用いたスピンドルモータおよび該スピンドルモータを用いた記録ディスク駆動装置
CN101228362B (zh) 2005-10-27 2012-01-18 日本精工株式会社 防电解侵蚀的绝缘滚动轴承、其制造方法以及轴承装置
JP4920066B2 (ja) * 2009-09-18 2012-04-18 Ntn株式会社 電食防止型転がり軸受

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002181054A (ja) 2002-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002048145A (ja) 電食防止型転がり軸受
US5059041A (en) Electrical insulating bearing
JP3946436B2 (ja) 電食防止型転がり軸受
EP1408249A1 (en) Rolling bearing protected against electrocorrosion
JP4002069B2 (ja) 電食防止型軸受における外輪の製造方法
JP2009287658A (ja) 電食防止用絶縁転がり軸受
JP2007170673A (ja) 電食防止型転がり軸受
JP2009210090A (ja) 電食防止用絶縁転がり軸受及びその製造方法
JP2007218368A (ja) ダイレクトドライブモータ用玉軸受
JP3036966B2 (ja) 電食防止用転がり軸受の製造方法
JP4826427B2 (ja) 電食防止用絶縁転がり軸受及びその製造方法
JP4795888B2 (ja) 軸受の軌道部材の製造方法および転がり軸受の製造方法
JP2011117607A (ja) 電食防止型転がり軸受
JP2007107725A (ja) 電食防止型転がり軸受
JP2007292094A (ja) 電食防止用絶縁転がり軸受
JP2006077944A (ja) 電食防止用絶縁転がり軸受
JP2007198519A (ja) 電食防止用絶縁転がり軸受
JP2007292114A (ja) 電食防止用絶縁転がり軸受
JPH04210124A (ja) 電気絶縁軸受
JP2011102646A (ja) 電食防止型転がり軸受
JP4013462B2 (ja) 車両用ハブユニット
JP3968816B2 (ja) 十字軸継手
JP2009243618A (ja) 転がり軸受
WO2022270295A1 (ja) 軸受装置および電動機
JPH0791449A (ja) 真空機器用転がり軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3946436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140420

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term