JP3946430B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気弁や排気弁の開閉タイミングを油圧操作するバルブタイミング制御装置、とりわけ、第1のカムシャフト部分から第2のカムシャフトに動力を伝達するタイプの内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関のクランクシャフトと同期回転するタイミングプーリやチェーンスプロケット等の伝達部材と、外周に駆動カムを有するカムシャフトとの組付角を回動操作することにより、吸気弁や排気弁の開閉タイミングを可変制御するバルブタイミング制御装置が従来より案出されており、この技術は、例えば、特開平10-110603号公報等に開示されている。
【0003】
この公報に記載のバルブタイミング制御装置は、カムシャフトの端部に一体に取付けたベーンロータを伝達部材と一体のハウジングの内部に収容配置すると共に、このハウジングの内部に、ベーンロータの羽根部の両側面に臨む進角室及び遅角室を設け、この各室に選択的に油圧を吸排することによってベーンロータをハウジングに対して相対的に回動させ、それにより伝達部材とカムシャフトとの回転位相を変化させて吸気弁や排気弁の開閉タイミングを変更するようになっている。つまり、この装置は、回動制御機構がハウジングとベーンロータを主部品として構成され、駆動力の入力される伝達部材がこの回動制御機構を介してカムシャフトに連係されている。
【0004】
また、近年、内燃機関のシリンダヘッドに、対を成す二つカムシャフト(第1のカムシャフトと第2のカムシャフト)が並設され、この二つのカムシャフトをバルブタイミング制御装置の回動制御機構を介して連係させたものが開発されており、その技術は、例えば、特開平9−280020号公報等に記載されている。
【0005】
この公報に記載のバルブタイミング制御装置は、回動制御機構のベーンロータが第1の伝達部材(スプロケット等)と共に第1のカムシャフトの端部にカムボルトによって取り付けられる一方で、回動制御機構のハウジングに第2の伝達部材(ギヤ等)が一体に固定され、第1の伝達部材がクランクシャフトに、第2の伝達部材が第2のカムシャフトに夫々一体回転可能に連係されている。したがって、クランクシャフトから第1の伝達部材に入力された駆動力は、第1のカムシャフトに直接入力される一方で、回動制御機構と第2の伝達部材を介して第2のカムシャフトにも入力される。
【0006】
そして、このバルブタイミング制御装置の場合、ベーンロータと第1の伝達部材は、これらに形成された貫通孔を第1のカムシャフトの端部に嵌合し、同シャフトに形成された係止フランジに押し当てるようにして固定されている。つまり、第1のカムシャフトの端部近傍には係止フランジが予め一体に形成されており、ベーンロータと第1の伝達部材を第1のカムシャフトの端部に嵌合した状態においてカムボルトをカムシャフトに締め込むことにより、カムボルトの頭部と係止フランジの間でベーンロータと第1の伝達部材が締付固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来のバルブタイミング制御装置においては、第1のカムシャフトにベーンロータと伝達部材を締付固定するために第1のカムシャフトに係止フランジを一体形成しなければならず、第1のカムシャフトの製造コストが嵩むという問題がある。
【0008】
また、この対策として、第1のカムシャフトに係止フランジを形成することなく、同シャフトの端面にベーンロータ又は伝達部材の端面をそのまま突き合わせ、その状態でベーンロータと伝達部材をカムシャフトにカムボルトによって結合することも考えられるが、この場合、ハウジングを含む回動制御機構全体をカムボルトで支持しなければならないためにカムボルトに作用する負荷が大きくなり、カムボルトに変形を来す可能性が考えられる。そして、カムボルトに変形を来すと、カムシャフトに作用する回動制御機構の慣性力が大きくなり、振動騒音の発生や軸受部の耐久性の低下を引き起こす。
【0009】
また、この問題についてはカムボルトを太くすることによってある程度解消することができるが、カムボルトを太くするのにも限界があり、カムボルトをあまり太く形成すると、第1のカムシャフトやベーンロータに油圧通路を形成できなくなってしまう。したがって、カムボルトの変形防止対策としては不充分であり、さらなる改善が望まれている。
【0010】
そこで本発明は、製造コストの高騰やカムボルトの変形を来すことなく、ベーンロータと伝達部材をカムシャフトに確実に取り付けることのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、外周に少なくとも一つの羽根部を有するベーンロータがハウジング内に収容され、このハウジング内のベーンロータの羽根部の両側面に臨んで形成された進角室と遅角室に選択的に油圧が吸排されて、ハウジングとベーンロータを相対回動制御する回動制御機構と、前記ハウジングに取り付けられ、クランクシャフトに連係された第1の伝達部材と、前記クランクシャフトの回転力によって回転するカムシャフトの端部に取り付けられた第2の伝達部材と、を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記第2の伝達部材に、前記カムシャフトの端部外周に嵌合される有底円筒壁を一体に形成する一方、前記ベーンロータの前記カムシャフトとの対向端部に凹部を形成し、前記第2の伝達部材の有底円筒壁を前記カムシャフトの端部外周に嵌合させると共に、該有底円筒壁を前記ベーンロータの凹部内に嵌合させて、該凹部の内底面と前記カムシャフトの端面との間に前記有底円筒壁の底部を挟み込むように、前記ベーンロータの軸心部を貫通する一本のカムボルトによって前記ベーンロータと前記第2の伝達部材と前記カムシャフトの端部に共締め固定するようにした。
【0012】
この発明の場合、第2の伝達部材はその有底円筒壁部分でカムシャフトの端部に嵌合支持され、ベーンロータは第2の伝達部材の有底円筒壁を介してカムシャフトの端部に嵌合支持される。したがって、ベーンロータと第2の伝達部材はカムボルトによる締め付けによって一本のカムボルトの端部に固定されるものの、ベーンロータや第2の伝達部材に作用する荷重は主にカムシャフトの端部の嵌合部分で支持されることとなる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、ベーンロータと第2の伝達部材の間、及び、第2の伝達部材とカムシャフトの間に、回転方向の位置決めを行う位置決め部材を設けるようにした。
【0014】
この発明の場合、ベーンロータ、第2の伝達部材、カムシャフトの三者を、治具等を用いることなく、位置決め部材の係合のみによって組付けることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、ベーンロータ、第2の伝達部材、及び、カムシャフトのうちの一つの部材に位置決め部材としての位置決めピンを固定し、残余の二部材にこの位置決めピンの係合される凹部や孔等の被係合部を形成するようにした。
【0016】
この発明の場合、ベーンロータ、第2の伝達部材、カムシャフトの三者の組付時には、その三者のうちの一つに固定した位置決めピンを残余の部材の被係合部に挿入することにより、三者を容易に、かつ、正確に組付けることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、ベーンロータとカムシャフトの間に介装される第2の伝達部材に位置決めピンを固定し、ベーンロータとカムシャフトにこの位置決めピンの係合される被係合部を形成するようにした。
【0018】
この発明の場合、位置決めピンはベーンロータ、第2の伝達部材、カムシャフトの三者のうちの、中央に配置される第2の伝達部材に固定されているため、第2の伝達部材に固定された状態において片持ち構造とならない。したがって、部品の組付時に位置決めピンの取付位置や角度がずれにくく、容易、かつ、正確な部品組付けが可能になる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、ベーンロータとカムシャフトに、前記位置決めピンが係合される被係合部としての径方向溝を形成するようにした。
【0020】
この発明の場合、ベーンロータ、第2の伝達部材、第1のカムシャフトの三者の組付時には、位置決めピンは、残余の部材に、径方向の誤差を許容することのできる径方向溝によって係合するため、位置決めピンの取付けや被係合部(径方向溝)の形成に際し、径方向について厳格に精度管理する必要がない。
【0021】
請求項6に記載の発明は、径方向溝を、前記位置決めピンが深さ方向に隙間をもって係合するように形成するようにした。
【0022】
この発明の場合、位置決めピンの取付けや被係合部(径方向溝)の形成に際して、軸方向についても厳格管理を必要としなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図2は、本発明にかかるバルブタイミング制御装置を採用する内燃機関の概略構成を示す図面であり、同図中1A,1Bはシリンダヘッド、2はクランクシャフト、3A,3Bは、カムシャフトとしての排気側カムシャフト、4A,4Bは吸気側カムシャフトである。この実施形態の内燃機関は、所謂V型の内燃機関であり、各バンクのシリンダヘッド1A,1Bに吸気用と排気用のカムシャフト3Aと4A、3Bと4Bが夫々並列に取付けられている。
【0025】
各バンクの排気側カムシャフト3A,4Aの端部にはバルブタイミング制御装置の後述する回動制御機構5A,5Bが取付けられ、この各回動制御機構5A,5Bのハウジング6A,6Bに一体に形成された第1の伝達部材としてのプライマリスプロケット7A,7Bがタイミングチェーン8A,8Bを介してクランクシャフト2のクランクスプロケット9に連係されている。そして、各排気側カムシャフト3A,3Bには、夫々第2の伝達部材としてのセカンダリスプロケット10A,10Bが取付けられ、このセカンダリスプロケット10A,10Bがチェーン11A,11Bを介して対応する吸気側カムシャフト4A,4Bのカムスプロケット12A,12Bに連係されている。
【0026】
したがって、この内燃機関においては、クランクシャフト2の回転が各バンクのプライマリスプロケット7A,7Bと回動制御機構5A,5Bを通して排気側カムシャフト3A,3Bに入力され、その回転がさらにセカンダリスプロケット10A,10Bを介して対応する吸気側カムシャフト4A,4Bに夫々出力されるようになっている。
【0027】
尚、以下において、バルブタイミング制御装置の具体的な構造等ついて詳述するが、内燃機関の両バンクは基本的に同構造とされているため、説明は一方のバンク側(図2中上方のバンク側。)のものについてのみ行うものとする。
【0028】
図1,図3に示すように、バルブタイミング制御装置の回動制御機構5Aは、外周面に前記プライマリスプロケット7Aが一体に形成されたハウジング6Aと、排気側カムシャフト3Aの端部に一体に取付けられ、前記ハウジング6Aの内部に回動自在に収容されたベーンロータ13と、このベーンロータ13をハウジング6Aに対し内燃機関の運転状態に応じて正逆回転させる油圧給排手段14と、排気側カムシャフト3Aに作用する排気弁からのトルク反力によるベーンロータ13の回転変動を規制するロック機構15と、備えている。
【0029】
ハウジング6Aは、略円筒状のハウジング本体16と、このハウジング本体16の前後の端面に夫々結合された円板状のフロントカバー17及びリヤカバー18を備えており、ハウジング本体16の内周面には、図3に示すように、断面台形状の仕切壁19が4つ突設されている。尚、プライマリスプロケット7Aはリヤカバー18の外周に一体に形成されている。
【0030】
一方、ベーンロータ13は、略円柱状の胴部20と、この胴部20の外周面に放射状に突設された4つの羽根部21を備えており、胴部20はハウジング6Aの軸心位置に配置され、各羽根部21はハウジング6Aの隣接する仕切壁19,19間に配置されている。そして、ベーンロータ13の各羽根部21の一方側の側面とそれに対峙する仕切壁19の間は進角室22とされ、各羽根部21の他方側の側面とそれに対峙する仕切壁19の間は遅角室23とされている。この各進角室22と遅角室23の間は羽根部21によって液密に仕切られている。
【0031】
また、ベーンロータ13の胴部20は、その軸心位置にカムボルト24が挿通される貫通孔25が形成されると共に、後面側にこの貫通孔25よりも大径の凹部26が形成されている。そして、胴部20には、前記各進角室22と凹部26の内周面を連通する第1径方向孔27と、前記各遅角室23と貫通孔25の内周面を連通する第2径方向孔28が形成されており、ベーンロータ13が排気側カムシャフト3Aに取付けられた状態において、各径方向孔27,28が後述するカムシャフト3Aの第1給排孔29と第2給排孔30に夫々連通するようになっている。
【0032】
一方、油圧給排手段14は、第1給排孔29に接続されて進角室22に油圧を給排する第1油圧通路31と、第2給排孔30に接続されて遅角室23に油圧を給排する第2油圧通路32の2系統の油圧通路を有し、この両油圧通路31,32には、供給通路33とドレン通路34が夫々通路切換用の電磁切換弁35を介して接続されている。前記供給通路33には、オイルパン36内の油を圧送するオイルポンプ37が設けられており、ドレン通路34の端部はオイルパン36内に連通している。また、電磁切換弁35はコントローラ38によって制御されるが、このコントローラ38には、エンジン回転数やエンジン負荷、冷却水温等の各種の信号が入力されるようになっている。
【0033】
また、ロック機構15は、ベーンロータ13の一つの羽根部21に軸方向に沿って形成されたシリンダ孔39と、このシリンダ孔39に進退自在に収容されたロックピン40と、シリンダ孔39内に収容されてロックピン40をフロントカバー17方向に付勢するスプリング41と、シリンダ孔39内においてスプリング41の逆側の端部を支持するばね支持ピン42と、フロントカバー17の内側面に設けられ、ベーンロータ13がハウジング6Aに対して進角側に最大に変位した位置においてロックピン40の先端が嵌合されるロック穴43とを備えている。
【0034】
そして、ベーンロータ13のシリンダ孔39はフロントカバー17側に段差状に縮径しており、ロックピン40の基部側外周には、シリンダ孔39の段差部との間で環状空間44を形成するフランジ部45が形成されている。環状空間44は、図3に示すように、羽根部21に形成された接続路46(図3参照。)を介して進角室22に連通している。一方、フロントカバー17側のロック穴43の底部には遅角室23に連通するロック解除通路47が接続され、ロックピン40の嵌合時に、その先端部に遅角室23の油圧が作用するようになっている。この例の場合、進角室22の油圧が作用するフランジ部45の受圧面積と、遅角室23の油圧が作用するロックピン先端の受圧面積は同じに設定されている。尚、ロックピン40の背部側の部屋は図外の通路を通して大気圧に維持されている。
【0035】
このロック機構15は、エンジン始動時のように、ベーンロータ13の羽根部21に作用する作動油の圧力が充分に立ち上がっていないときに、ベーンロータ13を進角側に最大に回動させた状態でハウジング6Aとベーンロータ13の相対的な回動を機械的にロックするものであり、この状態から作動油の圧力が立ち上がり遅角室23の高圧の作動油がロック穴43に導入されると、ロックピン40がロック穴43から外れてベーンロータ13の回動を許容する。
【0036】
また、ベーンロータ13が遅角側から進角側に回動制御される際には、ロックピン40の先端に高圧が作用しない(遅角室23が低圧となっている。)ために、ロックピン40の先端部はスプリング41の力によってフロントカバー17に押しつけられようとする。しかし、このときロックピン40のフランジ部45に進角室22の高圧が作用するため、ロックピン40はこの高圧によって後退状態を維持される。したがって、ベーンロータ13の進角側の回動はロックピン40によって阻害されることはない。
【0037】
ところで、セカンダリスプロケット10Aは単純な円板形状ではなく、図1及び図4,図5に示すように、外周にスプロケット歯を有する円環状の本体部48の内周縁に有底円筒壁49が一体に形成された形状とされている。有底円筒壁49内には排気側カムシャフト3Aの端部が嵌合され、その有底円筒壁49の外周側はベーンロータ13の凹部26に嵌合されるようになっている。また、有底円筒壁49の底部は、その中心部に作動油の通路を兼ねるボルト挿通孔50が形成されると共に、そのボルト挿通孔50よりも径方向外側位置に位置決め部材である位置決めピン51が前後に設定量突出するように圧入固定されている。
【0038】
排気側カムシャフト3Aの前端面と、ベーンロータ13の凹部26の底面には、被係合部としての径方向溝52,53が形成され、両者のこの径方向溝52,53に前記位置決めピン51の各端部が係合されるようになっている。これらの溝52,53は径方向に開放されているために、位置決めピン51の径方向の取り付け位置や角度の誤差を許容することができる。また、各径方向溝52,53は位置決めピン51が軸方向に隙間をもって係合され、位置決めピン51の軸方向の誤差をも許容し得るようになっている。
【0039】
そして、セカンダリスプロケット10Aは位置決めピン51によって位置決めされた状態において排気側カムシャフト3Aとベーンロータ13に嵌合され、カムボルト24によってベーンロータ13と共に排気側カムシャフト3Aに共締め固定されている。カムボルト24はベーンロータ13の貫通孔25とセカンダリスプロケット10Aのボルト挿通孔50を通して排気側カムシャフト3Aに締め込まれるが、こうして固定されたカムボルト24と、貫通孔25及びボルト挿通孔50との隙間は、ベーンロータ13の第2径方向孔28と排気側カムシャフト3Aの第2吸排孔30とを連通する通路とされている。
【0040】
また、排気側カムシャフト3Aの端部とセカンダリスプロケット10Aの有底円筒壁49には径方向に沿う孔54,55が形成されており、ベーンロータ13の第1径方向孔27と排気側カムシャフト3Aの第1吸排孔29がこれらの孔54,55を通して連通するようになっている。尚、排気側カムシャフト3Aの端部は円筒構造とされており、その円筒部内に両端が拡径されたチューブ56が固定されることにより、この内部空間が第1吸排孔29と第2吸排孔30とに隔成されている。
【0041】
以上のような構成であるため、内燃機関の始動時には、回動制御機構5Aのベーンロータ13がハウジング6Aに対して進角側に回動した状態でロック機構15が両者を機械的にロックしており、クランクシャフト2の回転力はその状態においてプライマリスプロケット7Aと回動制御機構5Aを介して排気側カムシャフト3Aに伝達される。したがって、このとき排気側カムシャフト3Aは進角タイミングで排気弁を開閉することとなり、さらに排気側カムシャフト3Aの回転はセカンダリスプロケット10Aを介して吸気側カムシャフト4Aに伝達される。尚、このとき吸気側カムシャフト4Aは排気側カムシャフト3Aと同位相で回転する。
【0042】
また、この状態で内燃機関が始動された後に、電磁切換弁35の操作によって遅角室23が供給通路33に連通すると同時に進角室22がドレン通路34に連通するようになると、遅角室23に導入される高圧の作動油がロック解除通路47を通してロックピン40の先端に作用し、ロックピン40がこの作動油の圧力を受けてシリンダ孔39内に後退する。これにより、ロック機構15によるハウジング6Aとベーンロータ13の機械的なロックが解除され、ベーンロータ13は遅角室23の圧力を受けハウジング6Aに対して遅角側に回動する。この結果、排気側カムシャフト3Aは遅角タイミングで排気弁を開閉することとなり、その排気側カムシャフト3Aの回転はセカンダリスプロケット10Aを介して吸気側カムシャフト4Aに伝達される。
【0043】
このバルブタイミング制御装置は、以上のように排気側カムシャフト3Aの回転をセカンダリスプロケット10Aを介して吸気側カムシャフト4Aに伝達するが、セカンダリスプロケット10Aは有底円筒壁49の内周面を排気側カムシャフト3Aの端部に嵌合し、さらに有底円筒壁49の外周面にベーンロータ13の凹部26を嵌合するようになっているため、セカンダリスプロケット10Aと回動制御機構5Aの質量やこれらに作用するその他の負荷等はカムボルト24にほとんど作用することなく、排気側カムシャフト3Aの端部外周面によって直接支持されることとなる。したがって、この装置においては、経時使用に伴なうカムボルト24の変形の心配がなく、カムボルト24の変形による回動制御機構5Aの慣性力の増大や、それに伴なう振動騒音の発生等の問題は生じない。
【0044】
そして、このバルブタイミング制御装置の場合、ベーンロータ13とセカンダリスプロケット10Aを排気側カムシャフト3Aに嵌合支持させるにあたり、軸長の長い排気側カムシャフト3Aの外周面に係止フランジ等を形成するのでなく、元々プレート状部材であるセカンダリスプロケット10Aに有底円筒壁49を形成するだけで良いため、製造コストの低減をも図ることができる。
【0045】
また、セカンダリスプロケット10Aを排気側カムシャフト3Aとベーンロータ13に位置決めするに当っては、図1に示す位置決めピン51やキーのような位置決め部材を組み込むようにすれば、三者を位置決めするための特別な治具等が不用となり、その分生産効率も向上する。とりわけ、この実施形態のように、位置決めに際して三者のいずれか一つに位置決め部材(位置決めピン51)を固定しておくようにすれば、組付け時に位置決め部材を残余の部材の被係合部に挿入するだけで良く、より生産効率は向上する。
【0046】
また、この実施形態のように位置決めピン51をセカンダリスプロケット10Aの有底円筒壁49底面に固定した場合、位置決めピン51の軸方向略中央部がセカンダリスプロケット10に支持されて片持ち支持構造とならないため、組付時に位置決めピン51の取付位置や角度がずれにくくなる。したがって、前述三者の組付作業をより容易に、かつ、正確に行うことが可能になる。
【0047】
さらに、位置決めピン51の係合される被係合部としては、位置決めピン51の断面に合致する真円の穴であっても良いが、この実施形態のように被係合部として径方向溝52,53を採用した場合には、位置決めピン51の径方向についての取付位置や角度の誤差を吸収できるようになり、位置決めピン51の取付けや被係合部の形成に際して、径方向についての厳格な寸法管理の必要がなくなる。したがって、より低コストでの製造が可能になる。
【0048】
そして、径方向溝52,53の深さについても、この実施形態のように位置決めピン51が軸方向に隙間をもって係合されるようにすれば、軸方向について厳格な寸法管理要なくなるため、さらなる製造コストの低減が可能になる。
【0049】
尚、以上では、ハウジング6Aに取付けられる第1の伝達部材と、ベーンロータ13と共に第1のカムシャフト3Aに取付けられる第2の伝達部材としてスプロケット7A,10Aを採用した場合について説明したが、これらの伝達部材はスプロケットに限らず、ベルトとの協働によって動力を伝達するプーリや、直接噛合によって動力を伝達するギヤであっても良い。
【0050】
また、以上では、第1の伝達部材(スプロケット7A)をクランクシャフト2に連係させ、第2の伝達部材(スプロケット19A)を吸気側カムシャフト4Aに連係させた実施形態について説明したが、逆に、ハウジング6Aに取付けられる第1の伝達部材(スプロケット7A)を吸気側カムシャフト4Aに連係させ、排気側カムシャフト3Aに取付けられる第2の伝達部材(スプロケット19A)をクランクシャフト2に連係させるようにしも良い。
【0051】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載の発明は、第2の伝達部材に形成した有底円筒壁の内周面をカムシャフトの端部に嵌合し、さらに有底円筒壁の外周面にベーンロータの凹部の内周面を、該凹部の内底面とカムシャフトの端面との間に有底円筒壁の底部を挟み込むように嵌合することにより、ベーンロータと第2の伝達部材の両者をカムシャフトの端部外周面に嵌合支持させることができるため、ベーンロータや第2の伝達部材の荷重をカムボルトにほとんど作用させることなく両者をカムシャフトに確実に取付けることができる。したがって、この発明によれば、カムボルトの変形による振動騒音の発生や、軸受部の耐久性の低下等の不具合を回避することができる。また、この装置の場合、ベーンロータと第2の伝達部材とをカムシャフトに嵌合支持させるにあたり、軸長の長いカムシャフトの外周面に係止フランジ等を形成するのではなく、かかるカムシャフトよりも充分に軸長の短い第2の伝達部材に有底円筒壁を形成するだけで良いことから、製造コストの低減を図ることもできる。
【0052】
請求項2に記載の発明は、ベーンロータ、第2の伝達部材、カムシャフトの三者の組み付けを治具等を用いることなく容易に行うことができることから、生産効率を向上させることができる。
【0053】
請求項3に記載の発明は、ベーンロータ、第2の伝達部材、カムシャフトの三者のうちの一つに固定した位置決めピンを残余の部材の被係合部に挿入するだけで、三者を容易に、かつ、正確に組付けることができることから、生産効率をより一層向上させることができる。
【0054】
請求項4に記載の発明は、ベーンロータ、第2の伝達部材、カムシャフトの三者のうちの、中央に配置される第2の伝達部材に位置決めピンを固定したことから、位置決めピンが第2の伝達部材に略中央部で安定して支持固定されることとなり、その結果、三者の組付時に位置決めピンが傾いたり脱落する不具合を回避することができる。したがって、この発明によれば、さらに生産効率を高めることができる。
【0055】
請求項5に記載の発明は、位置決めピンの取付けや被係合部(径方向溝)の形成に際して、径方向についての厳格な精度管理が不用となることから、低コストでの製造が可能になる。
【0056】
請求項6に記載の発明は、位置決めピンの取付けや被係合部(径方向溝)の形成に際して、さらに軸方向についても厳格な精度管理が不用となり、その結果、より一層の製造コストの低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図3のA−A線に沿う断面図。
【図2】同実施形態の内燃機関の概略構成図。
【図3】同実施形態を示す図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】同実施形態の第2の伝達部材の正面図。
【図5】同実施形態の第2の伝達部材の背面図。
【符号の説明】
2…クランクシャフト
3A…排気側カムシャフト(カムシャフト)
4A…吸気側カムシャフ
5A…回動制御機構
6A…ハウジング
7A…プライマリスプロケット(第1の伝達部材)
10A…セカンダリスプロケット(第2の伝達部材)
13…ベーンロータ
21…羽根部
22…進角室
23…遅角室
24…カムボルト
26…凹部
49…有底円筒壁
51…位置決めピン(位置決め部材)
52,53…径方向溝(被係合部)

Claims (6)

  1. 外周に少なくとも一つの羽根部を有するベーンロータがハウジング内に収容され、このハウジング内のベーンロータの羽根部の両側面に臨んで形成された進角室と遅角室に選択的に油圧が吸排されて、ハウジングとベーンロータを相対回動制御する回動制御機構と
    記ハウジングに取り付けられ、クランクシャフトに連係された第1の伝達部材と、
    前記クランクシャフトの回転力によって回転するカムシャフトの端部に取り付けられた第2の伝達部材と、を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって
    前記第2の伝達部材に、前記カムシャフトの端部外周に嵌合される有底円筒壁を一体に形成する一方、前記ベーンロータの前記カムシャフトとの対向端部に凹部を形成し、前記第2の伝達部材の有底円筒壁を前記カムシャフトの端部外周に嵌合させると共に、該有底円筒壁を前記ベーンロータの凹部内に嵌合させて、該凹部の内底面と前記カムシャフトの端面との間に前記有底円筒壁の底部を挟み込むように、前記ベーンロータの軸心部を貫通する一本のカムボルトによって前記ベーンロータと前記第2の伝達部材と前記カムシャフトの端部に共締め固定したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 前記ベーンロータと前記第2の伝達部材の間、及び、該第2の伝達部材と前記カムシャフトの間に、回転方向の位置決めを行う位置決め部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 前記ベーンロータ、前記第2の伝達部材、及び、前記カムシャフトのうちの一つの部材に位置決めピンを固定し、残余の二部材にこの位置決めピンの係合される被係合部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 前記第2の伝達部材の有底円筒壁に位置決めピンを固定し、前記ベーンロータと前記カムシャフトにこの位置決めピンの係合される被係合部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  5. 前記ベーンロータと前記カムシャフトに、前記位置決めピンが係合される径方向溝を形成したことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  6. 前記径方向溝を、前記位置決めピンが深さ方向に隙間をもって係合するように形成したことを特徴とする請求項5に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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