JP3945402B2 - ゲートウェイ装置、遠隔監視システム、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

ゲートウェイ装置、遠隔監視システム、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力線デバイスとの間で電力線を介した通信が可能なゲートウェイ装置、及びこのゲートウェイ装置を用いて電力線デバイスの状態を遠隔から監視する遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電力線を介した通信が可能な照明機器や電気錠等の機器(電力線デバイス)を、ドアホン等の監視制御クライアント装置により通信ネットワークを介して、上記電力線デバイスの動作状態(例えば電源のオンオフ)を監視する遠隔監視システムが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
図10は、この種の遠隔監視システムの構成の一例を示す図である。
【0004】
図10に示すように、遠隔制御システム100は、1または複数の電力線デバイス101と、電力線L1’を介して電力線デバイス101と通信可能に接続されたゲートウェイ装置102と、ゲートウェイ装置102に所定の通信線L2’を介して通信可能に接続された監視制御クライアント装置103とを備えている。
【0005】
ゲートウェイ装置102は、電力線デバイス101を特定するための固有識別情報や、例えば電源のオンオフなど、電力線デバイス101の動作状態等を示す属性情報を含むデバイス情報を記憶する記憶部(図示せず)を備えており、ゲートウェイ装置102に接続され得る電力線デバイス101のデバイス情報が予め記憶部に登録される。
【0006】
そして、電力線デバイス101が状態変化した場合でも、ゲートウェイ装置102の記憶部に格納されている登録情報の更新をリアルタイムで行うようにするため、ゲートウェイ装置102は、オンライン状態にある全ての電力線デバイス101に対し、ポーリング/セレクティングによって所定の時間間隔で電力線デバイス101の動作状態等が変化したか否かを監視する処理を行うことで、電力線デバイスの状態変化を検出し、記憶部の登録情報を更新する。
【0007】
そして、ゲートウェイ装置102は、監視制御クライアント装置103から電力線デバイス101のデバイス情報が要求されると、このデバイス情報を上記所定の通信線L2’を介して監視制御クライアント装置102に提供する。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−315234号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記ポーリング/セレクティング処理により電力線デバイスの状態変化を検出する方法では、ゲートウェイ装置と電力線デバイスとの間の通信の負荷が過大となっていた。特にゲートウェイ装置と電力線デバイスとの通信が低速な電力線通信である場合には、通信速度上の制約により例えば上記監視の時間間隔を広げるなどの対応が必要であった。
【0010】
また、ゲートウェイ装置に予め登録されていない電力線デバイスが電力線に接続された場合には、ゲートウェイ装置は、この電力線デバイスの存在を検出したり、該電力線デバイスに対して監視を行ったりすることができなかった。
【0011】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、電力線上の通信の負荷を低減することのできるゲートウェイ装置、遠隔監視システム、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、電力線に新たに接続された電力線デバイスから送信される、当該電力線デバイスが起動したことを示す起動通知コマンドを受信することにより、電力線上における電力線デバイスの存在を検知する検知手段と、前記検知手段により存在が検知されている前記電力線デバイスから送出される、固有識別情報及び属性情報の少なくとも一方を含むデバイス情報を電力線を介して受信する受信手段と、電力線デバイスの状態が変化したときに、その変化後のデバイス情報を送信するように前記電力線デバイスに指令する指令手段と、前記デバイス情報を更新的に記憶する記憶手段と、電力線デバイスの状態を監視する監視装置から所定の通信線を介してデバイス情報が要求されると、前記記憶手段に記憶されている前記電力線デバイスのデバイス情報を前記監視装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とするゲートウェイ装置である。
【0013】
請求項1に記載の発明によれば、検知手段により、電力線に新たに接続された電力線デバイスから送信される、当該電力線デバイスが起動したことを示す起動通知コマンドが受信されることで、電力線上における電力線デバイスの存在が検知される。そして、指令手段により、前記検知手段により存在が検知されている電力線デバイスの状態が変化したときに、その変化後の固有識別情報及び属性情報の少なくとも一方を含むデバイス情報を送信するように前記電力線デバイスに指令され、受信手段により、前記電力線デバイスから送出される固有識別情報及び属性情報を含むデバイス情報が電力線を介して受信され、記憶手段により、前記デバイス情報が更新的に記憶される。
【0014】
また、電力線デバイスの状態を監視する監視装置から所定の通信線を介してデバイス情報が要求されると、送信手段により、記憶手段に記憶されている前記電力線デバイスのデバイス情報が前記監視装置に送信される。
【0015】
これにより、従来のように、所定の時間間隔で電力線デバイスの動作状態等が変化したか否かの監視をポーリング/セレクティングにより実行する必要がなくなり、電力線デバイスからデバイス情報が送出されるときだけ電力線デバイスとの間で通信を行うこととなる。その結果、電力線デバイスとの間で行われる電力線上の通信の負荷が低減される。
【0016】
また、検知手段により、電力線上における電力線デバイスの存在を検知し、指令手段により、電力線デバイスの状態が変化したときに、その変化後の固有識別情報及び属性情報の少なくとも一方を含むデバイス情報を送信するように前記電力線デバイスに指令するようにしたので、ゲートウェイ装置に予め登録されていない電力線デバイスが電力線に接続された場合であっても、ゲートウェイ装置は、この電力線デバイスの存在を検知したり、該電力線デバイスに対して監視を行ったりすることができる。
【0017】
さらに、監視装置からデバイス情報が要求されるたびに、デバイス情報を電力線を介して電力線デバイスから取り込む場合に比して、電力線上の通信の負荷が低減されるとともに、監視装置への応答時間の向上を図ることができる。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のゲートウェイ装置において、前記受信手段により前記固有識別情報が受信されると、この固有識別情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段を備え、前記指令手段は、前記固有識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記固有識別情報に対応する電力線デバイスの全ての属性情報を送信するように指令し、前記固有識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、変化した属性情報のみを送信するように指令することを特徴とするものである。
【0019】
この発明によれば、受信手段により前記固有識別情報が受信されると、判定手段により、この固有識別情報が前記記憶手段に記憶されているか否かが判定され、指令手段により、前記固有識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記固有識別情報に対応する電力線デバイスの全ての属性情報を送信するように指令され、前記固有識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、変化した属性情報のみを送信するように指令される。
【0020】
これにより、固有識別情報がすでに記憶手段に記憶されている場合にも、電力線デバイスの全ての属性情報を受信する構成に比して、電力線デバイスとの間で行われる電力線上の通信の負荷が低減される。
【0021】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のゲートウェイ装置において、電力線デバイスが通信可能な状態から通信不可能な状態に状態変化したことを検知する検知手段と、前記状態変化が発生すると、計時を開始する計時手段とを備え、前記記憶手段は、前記計時手段により所定時間が計時されると、前記電力線デバイスのデバイス情報を記憶内容から消去することを特徴とするものである。
【0022】
この発明によれば、検知手段により、電力線デバイスが通信可能な状態から通信不可能な状態に状態変化したことが検知され、前記状態変化が発生すると、計時手段により計時が開始される。そして、計時手段により所定時間が計時されると、記憶手段により、前記電力線デバイスのデバイス情報が記憶内容から消去される。
【0023】
これにより、一時的に電力線デバイスが通信可能な状態から通信不可能な状態に状態変化した場合であって通信可能な状態に復旧したときに、再度、該電力線デバイスのデバイス情報を得るために電力線デバイスとゲートウェイ装置との間で行う通信を省くことができる。その結果、電力線デバイスとの間で行われる電力線上の通信の負荷が低減される。
【0024】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のゲートウェイ装置と、前記ゲートウェイ装置との間で電力線を介して通信可能に接続された電力線デバイスと、前記ゲートウェイ装置に所定の通信線を介して通信可能に接続された監視装置とを備え、前記電力線デバイスは、当該電力線デバイスの状態が変化すると、固有識別情報及び属性情報を含むデバイス情報を前記電力線を介して前記ゲートウェイ装置に送信する送信手段を有し、前記監視装置は、電力線デバイスのデバイス情報を前記ゲートウェイ装置に要求する要求手段と、前記ゲートウェイ装置から送信される電力線デバイスのデバイス情報を受信する受信手段とを有する遠隔監視システムである。
【0025】
この発明によれば、電力線デバイスの状態が変化すると、当該電力線デバイスから電力線を介してデバイス情報をゲートウェイ装置に送信され、ゲートウェイ装置に該デバイス情報が記憶される。そして、監視装置によりゲートウェイ装置に対しデバイス情報の要求が行われると、ゲートウェイ装置により自ら記憶しているデバイス情報が監視装置に送信される。これにより、監視装置からデバイス情報が要求されるたびに、デバイス情報を電力線を介して電力線デバイスから取り込む場合に比して、電力線上の通信の負荷が低減されるとともに、監視装置への応答時間の向上を図ることができる。
【0026】
請求項5に記載の発明は、ゲートウェイ装置に電力線デバイスの固有識別情報及び属性情報の少なくとも一方を含むデバイス情報を取得させて、電力線デバイスの状態を監視する監視装置にその取得したデバイス情報を提供させるためのプログラムであって、前記ゲートウェイ装置を、電力線に新たに接続された電力線デバイスから送信される、当該電力線デバイスが起動したことを示す起動通知コマンドを受信することにより、電力線上における電力線デバイスの存在を検知する検知手段と、前記検知手段により存在が検知されている前記電力線デバイスから送出される前記デバイス情報を電力線を介して受信する受信手段と、前記デバイス情報を更新的に記憶する記憶手段と、前記監視装置から前記所定の通信線を介してデバイス情報が要求されると、前記記憶手段に記憶されているデバイス情報を前記監視装置に送信する送信手段として機能させるためのプログラムである。
【0027】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のプログラムが記録された、前記ゲートウェイ装置により読取可能な記録媒体である。
【0028】
請求項5、6に記載の発明によれば、電力線デバイスの状態を監視する監視装置から所定の通信線を介してデバイス情報が要求されると、送信手段により、前記記憶手段に記憶されている前記電力線デバイスのデバイス情報を前記監視装置に送信するようにしたので、監視装置からデバイス情報が要求されるたびに、デバイス情報を電力線を介して電力線デバイスから取り込む場合に比して、電力線上の通信の負荷が低減されるとともに、監視装置への応答時間の向上を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明に係る制御システムの実施形態について説明する。
【0030】
図1は、本実施形態の遠隔監視システムの構成図である。
【0031】
図1に示すように、本実施形態の遠隔監視システム1は、ゲートウェイ装置2、電力線L1を介して通信可能な照明器具や電気錠等の電力線デバイス3及びドアホン等の監視制御クライアント装置4が通信ネットワークを介して接続されてなる。
【0032】
ゲートウェイ装置2と電力線デバイス3とは、電力線L1を介して接続されており、電力線通信のプロトコルにより電力線L1を介した通信が可能となっている。なお、ゲートウェイ装置2に接続される電力線デバイス3の台数は限定されない。また、電力線通信は、例えばSCP(Simple Control Protocol)方式、エコーネットの電灯線A方式や電灯線B方式等である。
【0033】
一方、ゲートウェイ装置2と監視制御クライアント装置4とは、フィールドバスL2を介して接続されており、所定のプロトコルによりフィールドバスL2を介した通信が可能となっている。
【0034】
本実施形態においては、ゲートウェイ装置2が電力線デバイス3に対して定期的に動作状態等を検出するのではなく、電力線デバイス3の状態に変化があったときに、電力線デバイス3からゲートウェイ装置2にその変化内容を通知し、ゲートウェイ装置2は、この通知を受け取って記憶するとともに、監視制御クライアント装置4から電力線デバイス3の状態に関する情報が要求された場合には、電力線デバイス3の状態の検出処理を行うことなく、ゲートウェイ装置2に格納されている当該電力線デバイス3の状態に関する情報を、監視制御クライアント装置4に提供するようにしたところに主たる特徴がある。
【0035】
なお、以下の説明において、電力線デバイス3が、電力線L1に接続されてゲートウェイ装置2との間で通信が可能となっている状態をオンライン状態といい、電力線デバイス3が、電力線L1から取り外されたり、電力線L1に接続された状態で電源がオフされたりすることで、ゲートウェイ装置2との間で通信が不可能となっている状態をオフライン状態というものとする。
【0036】
図2は、ゲートウェイ装置2の制御ブロック図である。
【0037】
図2に示すように、ゲートウェイ装置2は、データ記憶管理部21、電力線通信部22、フィールドバス通信部23及び処理部24を有している。なお、ゲートウェイ装置2は、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、CD−R、あるいはDVD−Rなどの外部の記録媒体との間でデータの読み書きを行う図略の装置を備え、この装置を用いて、各種のプログラムを記録した記録媒体から該プログラムをインストールする。インストールされるプログラムの1つとして、当該ゲートウェイ装置2を、データ記憶管理部21、電力線通信部22、フィールドバス通信部23及び処理部24として機能させるためのプログラムが含まれており、ゲートウェイ装置2はこのプログラムをインストールすることで、機能的に上記データ記憶管理部21等を備えることとなる。
【0038】
データ記憶管理部21は、当該ゲートウェイ装置2のネットワークID及びノードIDを記憶するととともに、電力線デバイス3に関する各種の情報をテーブル形式(デバイスデータテーブル)で記憶するものである。
【0039】
ネットワークIDは、ネットワークを識別するためのID(identification)であり、予めデータ記憶管理部21に登録されている。
【0040】
ノードIDは、ネットワーク上のノードに割り当てられるアドレスであり、ネットワークIDと同様、予めデータ記憶管理部21に登録されている。
【0041】
図3は、データ記憶管理部21により記憶されるデバイスデータテーブルを示す図である。
【0042】
図3(a)に示すように、デバイスデータテーブルは、インデックス(INDEX)、ノード(Node)ID、固有識別ID及び属性情報から構成されており、データ記憶管理部21には、各電力線デバイス3に対応して、ノードID、固有識別ID及び属性情報が記憶されている。以下、これらの情報を総称してデバイス情報という。
【0043】
インデックスは、デバイスデータテーブルにおけるデバイス情報の番号である。
【0044】
ノードIDは、上述したようにネットワーク上のノードに割り当てられるアドレスであり、電力線デバイス3のノードIDは、該電力線デバイス3の電源がONされたときに、電力線通信のプロトコルによって付与される。
【0045】
固有識別IDは、個々の電力線デバイス3を識別するためのIDである。
【0046】
属性情報は、電力線デバイス3の名称、プロパティ、プロパティ値、生存状態及び最終更新時刻を有してなるものである。本実施形態においては、プロパティとは、電力線デバイス3の状態に係る項目であり、例えば電力線デバイス3が照明器具である場合は「電源のON/OFF」及び「照明レベル」の項目であり、電気錠である場合には、「鍵状態(施錠/開錠)」の項目である。
【0047】
また、プロパティ値とは、本実施形態においては、プロパティについての値や実際の状態を示すものであり、例えば電力線デバイス3が照明器具である場合は「ON状態」及び「レベル3」の項目であり、電気錠である場合には、「施錠中」の項目である。
【0048】
図3(a)においては、例えばノードIDが「0x20」、固有識別IDが「0x00012345」である照明器具がゲートウェイ装置2と通信可能となっているとともに、照明レベルが「3」の状態で電源がONされており、この電力線デバイス3についての情報がデバイスデータテーブルに「2002年11月18日20時13分52秒」に最終登録されていることを示している。なお、プロパティの1つである「生存状態」とは、電力線デバイス3がオンライン状態であるのか、オフライン状態であるのかを示す項目である。
【0049】
なお、ノードIDで電力線デバイス3を識別することは可能であるが、電力線デバイス3が一旦オフラインとなると、その電力線デバイス3が再度オンライン状態となったときに該電力線デバイス3に対応するノードIDが変化する可能性があるので、個々の電力線デバイス3の識別については固有識別IDで識別する。
【0050】
また、データ記憶管理部21は、不揮発性メモリで構成されているため、ゲートウェイ装置2の電源がオフにされても、これらの情報はデータ記憶管理部21に保持される。
【0051】
電力線通信部22は、電力線デバイス3の固有識別情報や属性情報等を含むデバイス情報を、電力線L1を介して電力線デバイス3との間で通信するものである。ゲートウェイ装置2と電力線デバイス3との間の通信は、主に電力線デバイス3の状態(オンライン・オフライン状態及びON/OFFなどの動作状態)に変化があったときに行われる。電力線デバイス3との間で通信する情報の詳細な内容については後述する。
【0052】
フィールドバス通信部23は、電力線デバイス3の固有識別情報や属性情報等を含むデバイス情報を、フィールドバスL2を介して監視制御クライアント装置4との間で通信するものである。ゲートウェイ装置2と監視制御クライアント装置4との間の通信は、主に監視制御クライアント装置4から当該電力線デバイス3の動作状態についての情報が要求されたとき、及び監視制御クライアント装置4に対して当該電力線デバイス3の動作状態を変更する操作がなされたときに行われる。監視制御クライアント装置4との間で通信する情報の詳細な内容については後述する。
【0053】
処理部24は、電力線通信部22及びフィールドバス通信部23を介して受信した情報に基づき、データ記憶管理部21により記憶されるデバイスデータテーブルを更新したり、監視制御クライアント装置4に返信するデバイス情報をデータ管理記憶部21から読み出してフィールドバス通信部23に送信させたりするものである。処理部24は、例えば、マイクロプロセッサを備えて構成される。
【0054】
また、処理部24は、監視制御クライアント装置4から電力線デバイス3の動作の制御が要求された場合には、電力線通信部22にその制御内容を示す情報を電力線デバイス3に送信させる。なお、処理部24により行われる詳細な処理については後述する。
【0055】
図4は、電力線デバイス3の制御ブロック図である。
【0056】
図4に示すように、電力線デバイス3は、データ記憶管理部31、電力線通信部32、処理部33及びデバイス機能部34を有している。
【0057】
データ記憶管理部31は、当該電力線デバイス3の固有識別ID、名称、プロパティ及びプロパティ値を予め記憶するものである。
【0058】
電力線通信部32は、当該電力線デバイス3のデバイス情報を、電力線を介してゲートウェイ装置2との間で通信するものである。電力線デバイス3との間で通信する情報の詳細な内容については後述する。
【0059】
処理部33は、電力線デバイス3の状態(オンライン・オフライン状態及びON/OFFなどの動作状態)に変化があったときに、データ記憶管理部31により記憶されるデバイスデータテーブルを更新し、ゲートウェイ装置2に送信するデバイス情報をデータ管理記憶部31から読み出して電力線通信部32に送信させるものである。なお、処理部33により行われる詳細な処理については後述する。
【0060】
また、処理部33は、監視制御クライアント装置4からゲートウェイ装置2を介して当該電力線デバイス3の動作の制御が要求された場合には、処理部23は、電力線デバイスが例えば照明器具である場合には、デバイス機能部34のオンオフの切換えを行い、電気錠である場合には、施錠/開錠の切換えを行うなど、当該電力線デバイス3のデバイス機能部34の機能に応じた動作を制御する。
【0061】
デバイス機能部34は、電力線デバイス3の機能を実行する部位であり、例えば電力線デバイス3が照明器具である場合には蛍光灯などを含む照明機構であり、電力線デバイス3が電気錠である場合には扉などの開閉を機械的にロックするロック機構である。
【0062】
図5は、監視制御クライアント装置4の制御ブロック図である。
【0063】
図5に示すように、監視制御クライアント装置4は、表示部41、操作部42、フィールドバス通信部43及び処理部44を有している。
【0064】
表示部41は、電力線デバイス3のデバイス情報を表示するものである。
【0065】
操作部42は、詳細には図示しないが、電力線デバイス3を指定してその動作状態を表示部41に表示させる指示を行うための操作キーや、電力線デバイス3の動作状態を変更するための操作キーを備えている。
【0066】
フィールドバス通信部43は、電力線デバイス3のデバイス情報を、フィールドバスL2を介してゲートウェイ装置3との間で通信するものである。
【0067】
処理部44は、操作部42の操作を介して電力線デバイス3のデバイス情報を要求する旨を示す情報や、電力線デバイス3の動作を制御する旨を示す情報をゲートウェイ装置3に送信するようにフィールドバス通信部43に指示するとともに、フィールドバス通信部43を介してゲートウェイ装置3から送信されたデバイス情報を表示部41に表示させるものである。
【0068】
次に、本遠隔監視システム1における各装置の通信のシーケンスについて説明する。
【0069】
まず、ゲートウェイ装置2に未登録の電力線デバイス3が新たに接続され、オンライン状態となった場合の通信シーケンスについて説明する。図6は、この通信シーケンスを示す図である。
【0070】
図6に示すように、ゲートウェイ装置2に未登録の電力線デバイス3が新たに接続され、オンライン状態となると、ゲートウェイ装置2と該電力線デバイス3との間で以下の通信が行われる。
【0071】
まず、電力線デバイス3の電力線通信部32は、自らが起動したことを示す起動通知コマンド(ネットワークID及びノードIDを含む)をブロードキャストする(♯1)。
【0072】
ゲートウェイ装置2の電力線通信部22は、この起動通知コマンドを受信して該電力線デバイス3の存在を検知すると、電力線デバイス3に対し固有識別IDを送信するように要求(指令)し(♯2)、電力線デバイス3の電力線通信部32は、この要求を受けて固有識別IDをゲートウェイ装置2に送信する(♯3)。
【0073】
ゲートウェイ装置2の電力線通信部22は、電力線デバイス3の電力線通信部32から固有識別IDを受信すると、ゲートウェイ装置2の処理部24は、データ記憶管理部21のデバイスデータテーブルを参照し(♯4)、受信した固有識別IDがデバイスデータテーブルに登録されているか否かを判断する(♯5)。
【0074】
ここでは、当該電力線デバイス3の固有識別IDはデバイスデータテーブルに登録されていないので、ゲートウェイ装置2の電力線通信部22は、該電力線デバイス3の全ての属性情報を送信するように該電力線デバイス3に要求する(♯6)。電力線デバイス3の処理部33は、この要求を受けて、データ記憶管理部31に格納されているデバイスデータテーブルを参照し、電力線通信部32は、属性情報をゲートウェイ装置2に送信する(♯7)。
【0075】
ゲートウェイ装置2の電力線通信部22は、電力線デバイス3の属性情報を受信すると、処理部24は、この属性情報をデバイスデータテーブルに登録する(♯8)とともに、電力線デバイス3に対し、該電力線デバイス3の状態(オンライン・オフライン状態やON/OFFなどの動作状態)が変化したときには当該ゲートウェイ装置2にその通知を行うように指示するコマンドを送信して終了する(♯9)。
【0076】
次に、電力線デバイス3がオンライン状態からオフライン状態に切り換わる際の通信シーケンスについて説明する。図7は、この通信シーケンスを示す図である。
【0077】
図7に示すように、例えば電力線L1から取り外されるなどにより、電力線デバイス3がオンライン状態からオフライン状態に切り換わる際には、ゲートウェイ装置2と該電力線デバイス3との間で以下の通信が行われる。
【0078】
まず、電力線デバイス3の電力線通信部33は、例えば電力線デバイス3の取り外し作業中に、自らの動作が停止することを示す停止通知コマンドをブロードキャストする(♯10)。
【0079】
ゲートウェイ装置2の電力線通信部22がこの停止通知コマンドを受信すると、処理部24は、該電力線デバイス3のノードIDに基づいて、生存状態と最終更新時刻についてのみ変更する(♯11)。すなわち、図5(b)の矢印Aに示すように、デバイスデータテーブルのうち、生存状態については「オンライン」から「オフライン」に、最終更新時刻についてはこの変更時の時刻に設定する。
【0080】
そして、この最終更新時刻から所定時間が経過しても該電力線デバイス3が電力線L1に接続されてオンライン状態とならない場合は、図5(c)に示すように、ゲートウェイ装置2の処理部24は、デバイスデータテーブルのうち該電力線デバイス3のデバイス情報を消去する(♯12)。
【0081】
このように、最終更新時刻から所定時間が経過しても該電力線デバイス3がオンライン状態とならない場合に、始めて該電力線デバイス3についての情報を消去するようにしているのは、電力線L1上の通信の負荷を軽減するためである。
【0082】
すなわち、電力線デバイス3がオフラインとなると直ちに該電力線デバイス3についての情報を消去するようにした場合、一時的に電力線デバイス3をオフライン状態にした場合であっても、オンライン時に改めてデバイス情報を通信する必要がある。
【0083】
これに対し、本実施形態においては、一時的に電力線デバイス3をオフライン状態としたときには、変更した情報(生存状態と最終更新時刻)のみを通信することになるため、上記の場合に比して、変更がない情報を通信しない分、通信負荷を軽減することができる。
【0084】
次に、上記所定の時間内に電力線デバイス3が再びオンライン状態となる場合の通信シーケンスについて説明する。図8は、この通信シーケンスを示す図である。
【0085】
図8に示すように、電力線デバイス3がオフライン状態となってから所定時間内に再びオンライン状態となると、ゲートウェイ装置2と該電力線デバイス3との間で以下の通信が行われる。
【0086】
まず、電力線デバイス3の電力線通信部32は、自らが起動したことを示す起動通知コマンドをブロードキャストする(♯14)。
【0087】
ゲートウェイ装置2の電力線通信部22は、この起動通知コマンドを受信して該電力線デバイス3の存在を検知すると、電力線デバイス3に対し、固有識別IDを送信するように要求し(♯15)、電力線デバイス3の電力線通信部32は、この要求を受けて、固有識別IDをゲートウェイ装置2に送信する(♯16)。
【0088】
ゲートウェイ装置2の電力線通信部22は、電力線デバイス3の電力線通信部32から固有識別IDを受信すると、処理部24は、データ記憶管理部21のデバイスデータテーブルを参照し、受信した固有識別IDがデバイスデータテーブルに登録されているか否かを判断する(♯18)。
【0089】
この場合、該電力線デバイス3の属性情報は既に登録されているので、ゲートウェイ装置2の電力線通信部22は、該電力線デバイス3の変更する属性情報のみを送信するように該電力線デバイス3に要求する(♯19)。この要求を受けて、電力線デバイス3の電力線通信部32は、変更した属性情報(生存状態)のみをゲートウェイ装置2に送信する(♯20)。
【0090】
ゲートウェイ装置2の処理部24は、この送信された属性情報に基づき、デバイスデータテーブルのうち該電力線デバイス3の生存状態を「オフライン」から「オンライン」に変更する(例えば図3(b)から図3(a)に変更、♯21)。
【0091】
このように、ゲートウェイ装置2に登録されている電力線デバイス3がオフライン状態からオンライン状態となるときには、変更した属性情報(生存状態)のみをゲートウェイ装置2と電力線デバイス3との間で通信するようにしているのは、電力線L1上の通信の負荷を低減するためである。
【0092】
次に、電力線デバイス3がオンライン状態である場合に、監視制御クライアント装置4から該電力線デバイス3のデバイス情報が要求されたときの通信シーケンスについて説明する。図9は、この通信シーケンスを示す図である。
【0093】
図9に示すように、監視制御クライアント装置4から電力線デバイス3のデバイス情報が要求されると、該電力線デバイス3、ゲートウェイ装置2及び監視制御クライアント装置4との間で以下の通信が行われる。
【0094】
まず、ユーザがある電力線デバイス3についてのデバイス情報を監視制御クライアント装置4の表示部41に表示させるべく操作部42が操作されると、監視制御クライアント装置4のフィールドバス通信部43は、ゲートウェイ装置2に電力線デバイス3のデバイス情報を要求する(♯22)。
【0095】
ゲートウェイ装置2の処理部24は、監視制御クライアント装置4からデバイス情報が要求される(♯23)と、データ記憶管理部21から該電力線デバイス3のデバイス情報を読み出し、このデバイス情報を監視制御クライアント装置4に返信する(♯24)。
【0096】
監視制御クライアント装置4は、このデバイス情報を受信して例えば表示部41に表示する(♯25)。
【0097】
ユーザが電力線デバイス3の動作を制御すべく監視制御クライアント装置4の操作部42が操作されると、監視制御クライアント装置4のフィールドバス通信部43は、ゲートウェイ装置2に該電力線デバイス3の制御を要求する旨の情報を送信する(♯26)。
【0098】
ゲートウェイ装置2の処理部24は、この要求を受けて該電力線デバイス3に制御内容を通知し(♯27)、該電力線デバイス3の処理部33は、この通知にしたがってデバイス機能部34の動作状態を変更した後(♯28)、その変更した情報のみをゲートウェイ装置2に送信する(♯29)。このように変更した情報のみをゲートウェイ装置2に送信するのは、電力線L1上の通信の負荷を低減するためである。
【0099】
そして、ゲートウェイ装置2の処理部24は、この変更した情報を受信すると、この情報に基づいて、デバイスデータテーブルのうち該電力線デバイス3のデバイス情報を更新するとともに、上記変更情報を監視制御クライアント装置4に送信する(♯30)。
【0100】
監視制御クライアント装置4は、この変更情報を受信し、該変更情報に基づいて表示部41の表示を更新する(♯31)。
【0101】
このように、電力線デバイス3の状態(オンライン・オフライン状態及び動作状態)の変更があったときに、該電力線デバイス3からデバイス情報をゲートウェイ装置3に送信するように設定したので、従来のようにゲートウェイ装置2が電力線デバイス3に対してポーリング/セレクティング処理を行う場合に比して、電力線L1上の通信の負荷を低減することができる。
【0102】
また、ゲートウェイ装置2に登録されている電力線デバイス3がオフライン状態からオンライン状態となるときには、変更した属性情報(生存状態)のみをゲートウェイ装置2と電力線デバイス3との間で通信するようにしたので、電力線L1上の通信の負荷を一層低減することができる。
【0103】
さらに、電力線デバイス3がオフライン状態となっても直ちに該電力線デバイス3のデバイス情報を消去せず、所定時間が経過しても該電力線デバイス3がオンライン状態とならない場合に始めて該電力線デバイス3についての情報を消去するようにしたので、一時的に電力線デバイス3をオフライン状態にした場合に、変更した情報(生存状態)のみを通信するだけで済み、オンライン時に改めて全てのデバイス情報を通信する必要がなくなる。したがって、電力線デバイス3がオフライン状態となると直ちに該電力線デバイス3のデバイス情報を消去する場合に比して、変更がない情報を通信しない分、電力線L1上の通信の負荷を軽減することができる。
【0104】
そして、監視制御クライアント装置4からデバイス情報が要求されても、ゲートウェイ装置2が保有しているデバイス情報を監視制御クライアント装置4に送信するようにしたので、監視制御クライアント装置4からデバイス情報が要求されるたびに、デバイス情報を電力線L1を介して電力線デバイスから取り込む場合に比して、電力線L1上の通信の負荷を低減することができるとともに、監視制御クライアント装置4に対する応答時間を短縮することができる。
【0105】
また、ゲートウェイ装置2に、電力線L1上における電力線デバイス3の存在を検知する構成を備えたので、ゲートウェイ装置2に登録されていない電力線デバイス3が電力線L1に接続され、オンライン状態となった場合でも、その電力線デバイス3に関するデバイス情報を新たにゲートウェイ装置2に登録することができる。
【0106】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、検知手段により、電力線に新たに接続された電力線デバイスから送信される、当該電力線デバイスが起動したことを示す起動通知コマンドを受信することで、電力線上における電力線デバイスの存在を検知し、指令手段により、前記検知手段により存在が検知されている電力線デバイスの状態が変化したときに、その変化後の固有識別情報及び属性情報の少なくとも一方を含むデバイス情報を送信するように前記電力線デバイスに指令し、受信手段により、前記電力線デバイスから送出される固有識別情報及び属性情報を含むデバイス情報を電力線を介して受信し、記憶手段により、前記デバイス情報を更新的に記憶するようにしたので、従来のように、所定の時間間隔で電力線デバイスの動作状態等が変化したか否かの監視を行うポーリングセレクティング処理を実行する必要がなくなり、電力線デバイスからデバイス情報が送出されるときだけ電力線デバイスとの間で通信を行うこととなる。その結果、電力線デバイスとの間で行われる電力線上の通信の負荷を低減することができる。
【0107】
また、検知手段により、電力線に新たに接続された電力線デバイスから送信される、当該電力線デバイスが起動したことを示す起動通知コマンドを受信することで、電力線上における電力線デバイスの存在を検知し、指令手段により、前記検知手段により存在が検知されている電力線デバイスの状態が変化したときに、その変化後の固有識別情報及び属性情報の少なくとも一方を含むデバイス情報を送信するように前記電力線デバイスに指令するようにしたので、ゲートウェイ装置に予め登録されていない電力線デバイスが電力線に接続された場合であっても、ゲートウェイ装置は、この電力線デバイスの存在を検出したり、該電力線デバイスに対して監視を行ったりすることができる。
【0108】
さらに、電力線デバイスの状態を監視する監視装置から所定の通信線を介してデバイス情報が要求されると、送信手段により、記憶手段に記憶されている前記電力線デバイスのデバイス情報を前記監視装置に送信するようにしたので、監視装置からデバイス情報が要求されるたびに、デバイス情報を電力線を介して電力線デバイスから取り込む場合に比して、電力線上の通信の負荷を低減することができるとともに、監視装置への応答時間の向上を図ることができる。
【0109】
請求項2に記載の発明によれば、受信手段により前記固有識別情報が受信されると、判定手段により、この固有識別情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定し、指令手段により、前記固有識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記固有識別情報に対応する電力線デバイスの全ての属性情報を送信するように指令し、前記固有識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、変化した属性情報のみを送信するように指令するので、固有識別情報がすでに記憶手段に記憶されている場合にも、電力線デバイスの全ての属性情報を受信する構成に比して、電力線デバイスとの間で行われる電力線上の通信の負荷を低減することができる。
【0110】
請求項3に記載の発明によれば、検知手段により、電力線デバイスが通信可能な状態から通信不可能な状態に状態変化したことを検知し、前記状態変化が発生すると、計時手段により計時を開始し、計時手段により所定時間が計時されると、記憶手段により、前記電力線デバイスのデバイス情報が記憶内容から消去するようにしたので、一時的に電力線デバイスが通信可能な状態から通信不可能な状態に状態変化した場合であって通信可能な状態に復旧したときに、再度、該電力線デバイスのデバイス情報を電力線デバイスとゲートウェイ装置との間で通信するのを省くことができる。その結果、電力線デバイスとの間で行われる電力線上の通信の負荷を低減することができる。
【0111】
請求項4に記載の発明によれば、電力線デバイスの状態が変化すると、当該電力線デバイスから電力線を介してデバイス情報をゲートウェイ装置に送信し、ゲートウェイ装置に該デバイス情報を記憶し、監視装置によりゲートウェイ装置に対しデバイス情報の要求が行われると、ゲートウェイ装置により自ら記憶しているデバイス情報が監視装置に送信するようにしたので、監視装置からデバイス情報が要求されるたびに、デバイス情報を電力線を介して電力線デバイスから取り込む場合に比して、電力線上の通信の負荷を低減することができるとともに、監視装置への応答時間の向上を図ることができる。
【0112】
請求項5、6に記載の発明によれば、電力線デバイスの状態を監視する監視装置から所定の通信線を介してデバイス情報が要求されると、送信手段により、前記記憶手段に記憶されている前記電力線デバイスのデバイス情報を前記監視装置に送信するようにしたので、監視装置からデバイス情報が要求されるたびに、デバイス情報を電力線を介して電力線デバイスから取り込む場合に比して、電力線上の通信の負荷を低減することができるとともに、監視装置への応答時間の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る遠隔監視システムの実施形態を示す構成図である。
【図2】 ゲートウェイ装置の制御ブロック図である。
【図3】 データ記憶管理部により記憶されるデバイスデータテーブルを示す図である。
【図4】 電力線デバイスの制御ブロック図である。
【図5】 監視制御クライアント装置の制御ブロック図である。
【図6】 ゲートウェイ装置に未登録の電力線デバイスが新たに接続され、オンライン状態となった場合の通信シーケンスを示す図である。
【図7】 電力線デバイスがオンライン状態からオフライン状態に切り換わる際の通信シーケンスを示す図である。
【図8】 所定の時間内に電力線デバイスが再びオンライン状態となる場合の通信シーケンスを示す図である。
【図9】 電力線デバイスがオンライン状態である場合に、監視制御クライアント装置から該電力線デバイスのデバイス情報が要求されたときの通信シーケンスを示す図である。
【図10】 従来の遠隔監視システムの構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 遠隔監視システム
2 ゲートウェイ装置
21 データ記憶管理部
22 電力線通信部
23 フィールドバス通信部
24 処理部
3 電力線デバイス
31 データ記憶管理部
32 電力線通信部
33 処理部
34 デバイス機能部
4 監視制御クライアント装置
41 表示部
42 操作部
43 フィールドバス通信部
44 処理部

Claims (6)

  1. 電力線に新たに接続された電力線デバイスから送信される、当該電力線デバイスが起動したことを示す起動通知コマンドを受信することにより、電力線上における電力線デバイスの存在を検知する検知手段と、
    前記検知手段により存在が検知されている前記電力線デバイスから送出される、固有識別情報及び属性情報の少なくとも一方を含むデバイス情報を電力線を介して受信する受信手段と、
    電力線デバイスの状態が変化したときに、その変化後のデバイス情報を送信するように前記電力線デバイスに指令する指令手段と、
    前記デバイス情報を更新的に記憶する記憶手段と、
    電力線デバイスの状態を監視する監視装置から所定の通信線を介してデバイス情報が要求されると、前記記憶手段に記憶されている前記電力線デバイスのデバイス情報を前記監視装置に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 前記受信手段により前記固有識別情報が受信されると、この固有識別情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段を備え、
    前記指令手段は、前記固有識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記固有識別情報に対応する電力線デバイスの全ての属性情報を送信するように指令し、前記固有識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には、変化した属性情報のみを送信するように指令することを特徴とする請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 電力線デバイスが通信可能な状態から通信不可能な状態に状態変化したことを検知する検知手段と、
    前記状態変化が発生すると、計時を開始する計時手段とを備え、
    前記記憶手段は、前記計時手段により所定時間が計時されると、前記電力線デバイスのデバイス情報を記憶内容から消去することを特徴とする請求項1または2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のゲートウェイ装置と、
    前記ゲートウェイ装置との間で電力線を介して通信可能に接続された電力線デバイスと、
    前記ゲートウェイ装置に所定の通信線を介して通信可能に接続された監視装置とを備え、
    前記電力線デバイスは、当該電力線デバイスの状態が変化すると、固有識別情報及び属性情報を含むデバイス情報を前記電力線を介して前記ゲートウェイ装置に送信する送信手段を有し、
    前記監視装置は、電力線デバイスのデバイス情報を前記ゲートウェイ装置に要求する要求手段と、前記ゲートウェイ装置から送信される電力線デバイスのデバイス情報を受信する受信手段とを有する遠隔監視システム。
  5. ゲートウェイ装置に、電力線デバイスの固有識別情報及び属性情報の少なくとも一方を含むデバイス情報を取得させて、電力線デバイスの状態を監視する監視装置にその取得したデバイス情報を提供させるためのプログラムであって、
    前記ゲートウェイ装置を、
    電力線に新たに接続された電力線デバイスから送信される、当該電力線デバイスが起動したことを示す起動通知コマンドを受信することにより、電力線上における電力線デバイスの存在を検知する検知手段と、
    前記検知手段により存在が検知されている前記電力線デバイスから送出される前記デバイス情報を電力線を介して受信する受信手段と、
    前記デバイス情報を更新的に記憶する記憶手段と、
    前記監視装置から前記所定の通信線を介してデバイス情報が要求されると、前記記憶手段に記憶されているデバイス情報を前記監視装置に送信する送信手段として機能させるためのプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムが記録された、前記ゲートウェイ装置により読取可能な記録媒体。
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