JP3945085B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は化合物半導体多層薄膜を用いた半導体装置、特にその化合物半導体多層薄膜上に作成される電極の配向方向を定める技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
GaAs基板上に半導体薄膜作成装置を用いて成長されたAlGaAs/GaAs系多層薄膜や、AlGaAs/InGaAs系多層薄膜は、FET(電界効果トランジスタ)等の電子デバイスに応用されている。これら化合物半導体多層薄膜において、特にチャネル層にInを含むP−HEMT(シュードモーフィックHEMT)は、ゲート長0.08μmで最大発振周波数270GHzを示すなど、高周波動作時に優れた特性を示すことが、文献等により示されている(P.C.Chao et.al:IEEE Transaction on Electron Devices,36,461(1989)等)。しかしIn組成が高くなると、InGaAs層とGaAS基板との格子不整合が大きくなり、臨界膜厚を超えた時点でチャネル層に転位などの欠陥が入るという問題がある。
【0003】
そこでバッファ層にInを含む(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)層を用い、欠陥をこのバッファ層中で緩和させることによって、チャネル層中の欠陥濃度を低減した、高In組成のInAlAs/InGaAs多層構造(M−HEMT構造)が提案されるに至っている(K.Higuchi,M.mori,M.Kudo and T.Mishima:Jpn.J.Appl.Phys.35,5642(1996) )。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したとおり、M−HEMT構造は格子不整合系であるため、界面に起因する結晶欠陥の発生・存在確率が高い。この結晶欠陥がチャネル層までに侵入している状態の上にFETのゲート電極を形成した場合、欠陥位置にて電流のリーク等が発生し、トランジスタがピンチオフしない等の不良が発生するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、格子不整合系の化合物半導体多層薄膜を用いた半導体装置において、化合物半導体多層薄膜に結晶欠陥が発生していても、それが電極に影響しないようにして、半導体装置のピンチオフ特性及び信頼性の向上を図ることを可能とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成したものである。
【0007】
(1)請求項1に記載の発明は、GaAs基板上に成長され、凹型欠陥の発生する方向が〔110〕、〔1−10〕あるいはこれと等価な方位に揃えられている(Al1−yGay)1−xInxAs(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜を用いて、チャネル層下にバッファ層を作成した半導体装置において、前記チャネル層の上方に配置される電極の長手方向を、前記化合物半導体多層薄膜上に存在する前記凹型欠陥の配向方向に一致させたことを特徴とする半導体装置である。
【0008】
ここに〔1−10〕は、〔1バー10〕方向を意味する。
【0009】
本発明の半導体装置は、結晶欠陥を持つ(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜を用いて作成される。しかし、この化合物半導体多層薄膜の凹型欠陥は、その発生する方向が〔110〕、〔1−10〕あるいはこれと等価な方位に揃えられている。従って、この化合物半導体多層薄膜をバッファ層とし、チャネル層の上方に作成される電極の長手方向を、化合物半導体多層薄膜上に存在する凹型欠陥の配向方向に一致させて、つまり結晶欠陥と同じ方向にして電極を設けると、結晶欠陥の位置を避けて電極を設けることができる。よって、従来の欠点であった、欠陥位置にて電流のリーク等が発生してトランジスタがピンチオフしなくなる等の不良の発生を大幅に削減することができる。
【0010】
ここで、格子不整合系であるために多数の結晶欠陥が存在するGaAs基板上に成長された(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜において、欠陥の発生方向を主に一方向に揃えることが重要であるが、これは、例えば(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1.0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜を、半導体薄膜製造装置によって、100nm/min未満の成長速度で形成することにより可能である。
【0011】
従って、予め欠陥の配向する方向を調べておき、FETのゲート電極のように細長い形状を持つ電極を欠陥と同方向に配置することによって、デバイスの特性、信頼低下を防ぎ、また不良の発生件数も減少させることができるようになる。
【0012】
(2)請求項2に記載の発明は、請求項1記載の半導体装置において、前記半導体装置が電界効果トランジスタであり、そのゲート電極のゲート幅方向を、前記化合物半導体多層薄膜上に存在する凹型欠陥の配向方向に一致させたことを特徴とする。
【0013】
これは電界効果トランジスタ(FET)に限定したものであり、FETの細長い形状を持つゲート電極の長手方向を、結晶欠陥と同方向に形成することにより、上記不良の発生を大幅に削減することができる。
【0014】
(3)請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の半導体装置において、GaAs基板上に形成された(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜が、基板界面から離れるに従って直線的、もしくは段階的に異なるIn組成を持つような構造であることを特徴とする。
【0015】
この特徴によれば、素子特性の優れたInAlAs/InGaAs系のHEMTを実現することができる。
【0016】
(4)請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3記載の半導体装置において、前記GaAs基板の表面の面方位が、(001)面あるいはこれと等価な面であること、又は(001)面あるいはこれと等価な面から任意の面方位に対して最大で5°傾斜していることを特徴とする。
【0017】
これ以上に傾けた方位では、結晶面の凹凸がさらに拡大するので、これを避けたものである。
【0018】
要するに、GaAs基板上に成長した(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)層において、面方位が、(001)面あるいはこれと等価な面、または(001)面あるいはこれと等価な面から任意の面方位に対して最大で5°傾斜している基板を用い、成長する(Al1-y Gay )1-x Inx Asが必ずGaAs基板と異なる格子定数を持つようにAl、Ga及びInの組成を設計し、薄膜の成長速度を100nm/min未満に制御することにより、直線的に伸びる結晶の発生方向を〔110〕、〔1−10〕あるいはこれと等価な方位のうち、主に一方のみにすることが可能となる。
【0019】
このように結晶欠陥の発生方向が制御されている場合、例えばFETのゲートのように細長い形状を持つ電極の長手方向を、結晶欠陥と同方向に形成することにより、不良の発生を大幅に削減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施形態に係る化合物半導体多層薄膜及び半導体装置の一例に基づいて説明する。
【0021】
図2において、01は半絶縁性GaAs基板であり、そのGaAs基板表面の主たる面方位は(001)面であるが、(001)面から任意の面方位に対して最大で5°傾斜していてもよい。02はこのGaAs基板01上に成長した、バッファ層としての(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜であり、その上には順次InGaAsチャネル層21、n型ドープInAlAsキャリア供給層22、アンドープInGaAsコンタクト層23が設けられている。
【0022】
化合物半導体多層薄膜02は、MOVPE(有機金属気相エピタキシャル成長)装置を用いて成長れており、図3に示すように、GaAs基板01上に、薄膜20nmのアンドープGaAs層03、膜厚20nmのアンドープAlAs層04、膜厚50nmのアンドープIn0.15Al0.85As層05、膜厚50nmのアンドープIn0.23Al0.77As層06、膜厚50nmのアンドープIn0.30Al0.70As層07、膜厚100nmのアンドープIn0.35Al0.65As層08及び膜厚15nmのアンドープIn0.37Ga0.63As層09を、基板界面から離れるに従って段階的に異なるIn組成を持つように成長したものから成る。
【0023】
図1は上記化合物半導体多層薄膜02を用いて作成した電界効果トランジスタの平面図であり、上記アンドープInGaAsコンタクト層23上には、ゲート電極12が設けられていると共に、図示してないn型キャップ層を介してソース電極11及びドレイン電極13が設けられている。
【0024】
10は上記の化合物半導体多層薄膜02上に存在する凹型欠陥であり、上記アンドープInGaAsコンタクト層23上に凹凸として現れている様子を示す。
【0025】
ここでの特徴は、上記化合物半導体多層薄膜02は、その直線的に伸びる結晶の発生方向、つまり凹型欠陥10の発生方向が〔110〕、〔1−10〕あるいはこれと等価な方位のうち、主に一方のみに決定づけられている点にある。このように結晶欠陥の発生方向が一方向に揃った化合物半導体多層薄膜02を得るため、上記のように面方位が(001)面のGaAs基板01を用い、且つ成長する(Al1-y Gay )1-x Inx Asが必ずGaAs基板と異なる格子定数を持つようにAl、Ga及びInの組成を設計すると共に、薄膜の成長速度を100nm/min未満に制御している。
【0026】
このようにGaAs基板01上に成長された格子不整合系の化合物半導体多層薄膜02を持つ電界効果トランジスタにおいて、そのゲート電極12は、その長手方向が結晶欠陥(凹型欠陥10)の発生方向と同一方向になるように配向されている。
【0027】
上記のように結晶欠陥の発生方向が特定された化合物半導体多層薄膜02上に、FETの細長い形状を持つゲート電極12を、その長手方向を凹型欠陥10の配向方向に一致させて設けると、結晶欠陥と交差しない方向にゲート電極12が形成されることとなる。このため、欠陥位置におけるリーク電流の発生を防止してトランジスタのピンチオフ特性及び信頼性を向上させることができ、結果としてトランジスタ製造上の不良の発生を大幅に削減することができる。
【0028】
【実施例】
MOVPE(有機金属気相エピタキシャル成長)装置を用いて、GaAs(001)基板01上に、アンドープGaAs層(薄膜20nm)03、アンドープAlAs層(膜厚20nm)04、アンドープIn0.15Al0.85As層(膜厚50nm)05、アンドープIn0.23Al0.77As層(膜厚50nm)06、アンドープIn0.30Al0.70As層(膜厚50nm)07、アンドープIn0.35Al0.65As層(膜厚100nm)08及びアンドープIn0.37Ga0.63As層(膜厚15nm)09を、基板界面から離れるに従って段階的に異なるIn組成を持つように成長した。この構造を図3に示す。
【0029】
この図3の構造における(Al1-y Gay )1-x Inx As層02の基板に対する格子不整合は、それぞれ1.2%(05層)、1.8%(06層)、2.2%(07層)、2.6%(08層)及び2.7%(09層)である。ここで05層以上の層の成長速度を、60nm/min(本発明)及び100nm/min(比較例)とした2つのサンプルを作成した。これら2サンプルの化合物半導体多層薄膜02の表面状態を、AFM(原子間力顕微鏡)にて観察した。結果を図4、図5及び図6、図7に示す。
【0030】
図4及び図6は化合物半導体多層薄膜02の表面凹凸の面内分布であって、色の濃淡がエピタキシャル結晶表面の凹凸を示しており、このうち黒色部分が深い凹型の欠陥の存在を表している。また図5及び図7は、図4及び図6中の直線上の凹凸を断面から観察した図である。
【0031】
図6と図7に示す100nm/min成長のサンプル(比較例)は、表面に無秩序に凹型の欠陥が観察され、面内の全ての部分に激しい凹凸が存在していることが分かる。
【0032】
一方、図4と図5に示す60nm/min成長のサンプル(本発明)は、表面に凹型欠陥が存在しているという点では100nm/min成長サンプルと同様であるが、欠陥は〔1−10〕方向に配向しており、また一つの大きさは大きいものの、密度は小さいため、欠陥の無い領域も広く取れることが分かる。
【0033】
次に、この60nm/min成長のサンプル(本発明)と100nm/min成長のサンプル(比較例)の(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜を用いて電子デバイスを作成した。この例を、モデル化した図1と図8で示す。
【0034】
ここでは、FETのゲート電極12のように、一方向(ゲート幅方向)に細長い形状を有する電極を、結晶欠陥を持つ(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜02の上方に形成するものとし、FETのソース電極11、ゲート電極12、ドレイン電極13を形成した。
【0035】
この時、100nm/min以上で上記薄膜を成長したサンプル(比較例)の場合では、図8に示すように、無秩序に欠陥が存在するため、ゲート電極12は高い確率で結晶の凹型欠陥10と交わってしまい、この凹型欠陥10の影響によってデバイス特性の劣化や不良の発生が生じる。
【0036】
これに対し、100nm/min未満(今回の場合は60nm/min)で成長したサンプル(本発明)の場合では、図1に示すように、表面の凹型欠陥10は〔1−10〕方向に配向し、且つ密度も小さい。このことから、ゲート電極12を、そのゲート幅方向が凹型欠陥10の向きと同じ〔1−10〕方向に伸びるように配向して配置することができ、これによりゲート電極12は凹型欠陥10の影響を殆ど受けなくすることができた。即ち、この図1の実施形態により、(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜を用いたFET等の電子デバイスのピンチオフ特性や信頼性を向上させ、且つ不良の発生数を減少させることができた。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、次のような優れた効果が得られる。
【0038】
(1)請求項1に記載の発明によれば、GaAs基板上に成長され、凹型欠陥の発生する方向が〔110〕、〔1−10〕あるいはこれと等価な方位に揃えられている(Al1−yGay)1−xInxAs(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜を用いて、チャネル層下にバッファ層を作成した半導体装置において、前記チャネル層の上方に配置される電極の長手方向を、前記化合物半導体多層薄膜上に存在する前記凹型欠陥の配向方向に一致させたので、結晶欠陥の位置を避けて電極を配設することができる。よって、従来の欠点であった、欠陥位置にて電流のリーク等が発生する不都合をなくし、ピンチオフ特性や信頼性の向上を図ると共に、不良発生を大幅に削減することができる。
【0039】
(2)請求項2に記載の発明によれば、電界効果トランジスタのゲート電極のゲート幅方向を、前記化合物半導体多層薄膜上に存在する凹型欠陥の配向方向に一致させたので、電界効果トランジスタのピンチオフ特性及び信頼性の低下を防ぎ、不良の発生を大幅に削減することができる。
【0040】
(3)請求項3に記載の発明によれば、GaAs基板上に形成された(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜が、基板界面から離れるに従って直線的、もしくは段階的に異なるIn組成を持つ構造としたので、素子特性の優れたInAlAs/InGaAs系のHEMTを実現することができる。
【0041】
(4)請求項4に記載の発明によれば、前記GaAs基板の表面の面方位が、(001)面あるいはこれと等価な面であること、又は(001)面あるいはこれと等価な面から任意の面方位に対して最大で5°傾斜している範囲としているので、結晶面の凹凸の拡大を抑えることができる。また、かかるGaAs基板を用い、成長する(Al1-y Gay )1-x Inx Asが必ずGaAs基板と異なる格子定数を持つようにAl、Ga及びInの組成を設計し、薄膜の成長速度を100nm/min未満に制御することにより、直線的に伸びる結晶の発生方向を〔110〕、〔1−10〕あるいはこれと等価な方位のうち、主に一方のみに揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る、速度60nm/minで成長した(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜上に電極を形成したデバイス表面のモデル図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る化合物半導体薄膜の概略縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る化合物半導体薄膜の縦断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る、速度60nm/minで成長した(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜表面のAFM観察結果を示す図(顕微鏡写真)である。
【図5】本発明の一実施形態に係る、速度60nm/minで成長した(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜表面のAFM観察結果を示す図である。
【図6】比較例として、速度100nm/minで成長した(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜表面のAFM観察結果を示す図(顕微鏡写真)である。
【図7】比較例として、速度100nm/minで成長した(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜表面のAFM観察結果を示す図である。
【図8】比較例として、速度100nm/minで成長した(Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜上に電極を形成されたデバイス表面のモデル図である。
【符号の説明】
01 半絶縁性GaAs基板
02 (Al1-y Gay )1-x Inx As(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜
03 膜厚20nmのアンドープGaAs層
04 膜厚20nmのアンドープAlAs層
05 膜厚50nmのアンドープIn0.15Al0.85As層
06 膜厚50nmのアンドープIn0.23Al0.77As層
07 膜厚50nmのアンドープIn0.30Al0.70As層
08 膜厚100nmのアンドープIn0.35Al0.65As層
09 膜厚15nmのアンドープIn0.37Ga0.63As層
10 凹型欠陥
11 FETにおけるソース電極
12 FETにおけるゲート電極
13 FETにおけるドレイン電極
Claims (4)
- GaAs基板上に成長され、凹型欠陥の発生する方向が〔110〕、〔1−10〕あるいはこれと等価な方位に揃えられている(Al1−yGay)1−xInxAs(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜を用いて、チャネル層下にバッファ層を作成した半導体装置において、前記チャネル層の上方に配置される電極の長手方向を、前記化合物半導体多層薄膜上に存在する前記凹型欠陥の配向方向に一致させたことを特徴とする半導体装置。
- 請求項1記載の半導体装置において、前記半導体装置が電界効果トランジスタであり、そのゲート電極のゲート幅方向を、前記化合物半導体多層薄膜上に存在する前記凹型欠陥の配向方向に一致させたことを特徴とする半導体装置。
- 請求項1又は2記載の半導体装置において、GaAs基板上に形成された(Al1−yGay)1−xInxAs(但し、0<x≦1、0≦y≦1)化合物半導体多層薄膜が、基板界面から離れるに従って直線的、もしくは段階的に異なるIn組成を持つような構造であることを特徴とする半導体装置。
- 請求項1、2又は3記載の半導体装置において、前記GaAs基板の表面の面方位が、(001)面あるいはこれと等価な面であること、又は(001)面あるいはこれと等価な面から任意の面方位に対して最大で5°傾斜していることを特徴とする半導体装置。
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