JP3941442B2 - データ格納方法及びデータ格納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、第1及び第2のデータを択一的に書き換え可能なROMへと格納する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
機器の動作をマイクロコンピュータで制御する技術においては、所定のデータ(本明細書においてプログラムを含む)に基づいてCPU(Central Processing Unit)が当該制御を行う。当該データはROM(Read Only Memory)に書き込まれ、CPUは当該ROMから必要なデータを用いて機器の動作を制御する。
【0003】
しかしながら、制御対象となる機種が異なっていても、上記の制御主体となる部分は同一の構成を採用することにより、制御主体の設計、製造を容易とする技術が実施されている。
【0004】
図10及び図11は従来の技術を示すブロック図であり、空気調和機を例に採って示している。図10に示される空気調和機100aは、P板と呼び慣わされる電子回路21と、冷媒の圧縮や熱交換などを行う駆動系30aとを備えている。図11に示される空気調和機100bは、電子回路21と駆動系30bとを備えている。駆動系30bは駆動系30aとは異なり、電子膨張弁EVを備えている。
【0005】
電子回路21は制御部5と、制御部5に対して指令を行う集積回路10とを有している。そして、電子膨張弁EVを備えない駆動系30a、電子膨張弁EVを備える駆動系30bのいずれの制御にも、同一の構成の制御部5及び集積回路10を使用している。すなわち制御部5は駆動系30a,30bのいずれをも直接的に制御し、集積回路10は駆動系30a,30bのいずれをも間接的に制御する。
【0006】
集積回路11は、書き換え可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)2と、CPU3とを有している。CPU3は制御部5に対して上述の指令を行う。当該指令は当然、電子膨張弁EVの有無に依存して、空気調和機100aと空気調和機100bとでは異なる。その故に、CPU3の動作が依拠するデータは、電子回路21が空気調和機100aに搭載される場合と、空気調和機100bに搭載される場合とでその初期値(本明細書において「初期データ」とする)が異なる。
【0007】
しかし、EEPROM2に初期データとして格納されるべき異なる2つのデータを、電子回路21が空気調和機100aに搭載される場合と、空気調和機100bに搭載される場合とで、それぞれ適切に選択してEEPROM2に格納すれば、いずれの場合も電子回路21の構成を同一とし得る。
【0008】
CPU3の動作が依拠するデータをROMにではなく、EEPROM2に格納することは、空気調和機100a,100bを使用するうちに、ユーザーによる希望の設定を記憶させる点でも望ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の技術では、EEPROM2の初期データは、空気調和機100a,100bの区別を人手で判断し、外部機器からの通信により書き込んでいた。これは電子回路21あるいはこれを搭載した空気調和機100a,100bの初期設定時に、多大な労力を必要とする。
【0010】
また、一旦は空気調和機100a,100bに組み込まれて、初期データEEA,EEBのいずれかが書き込まれたEEPROM2を有する電子回路21は、それぞれ他の空気調和機100b,100aに対する補用部品とすることが困難である。
【0011】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、第1及び第2のデータを自動的に選択して書き換え可能なROMへと格納する技術を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明のうち請求項1にかかるものは、書き換え可能なROM(2)へ、機器(100c,100d)の動作を制御するデータを格納する方法であって、(a)前記機器に所定の電子部品(EV)が存在するか否かを判別部(4)によって判断する工程(S5)と、(b)前記所定の電子部品が存在しない場合の機器(100c)に必要であって前記所定の電子部品が存在する場合の機器(100d)に必要でない第1のデータ(EEA)及び前記所定の電子部品が存在する場合の機器に必要であって前記所定の電子部品が存在しない場合の機器に必要でない第2のデータ(EEB)を格納するROM(1)から、前記(a)工程の判断結果に基づいて、前記第1及び第2のデータを択一的に前記書き換え可能なROMへとCPU(3)によって格納する工程(S6,S7)と、(c)前記(a)工程よりも前に、前記書き換え可能なROM(2)がフォーマット可能かの判断を行う工程(S1)と、(d)前記書き換え可能なROMがフォーマット可能な場合に、前記機器の機種についての判定を自動的に行う自動モードに設定する工程(S2)と、(e)前記(c)工程よりも後で、前記自動モードが設定されているかの判断を行う工程(S4)とを備える。そして前記(a)工程及び前記(b)工程は、前記自動モードが設定されている場合に実行される。
【0014】
この発明のうち請求項2にかかるものは、請求項1記載のデータ格納方法であって、前記(d)工程は、前記機器に所定の電子部品が存在する場合にもしない場合にも共通して前記書き換え可能なROMに格納されるべき共通データ(COM)を、前記ROMから前記書き換え可能なROMに格納する工程(S2)を有する。
【0015】
この発明のうち請求項にかかるものは、請求項記載のデータ格納方法であって、前記共通データは前記機器の機種についての判定の態様を示す判定モードデータ(D)を含み、前記工程(e)においては、前記判定モードデータが前記自動モードを表しているか否かに基づいて前記判断が行われる。
【0016】
この発明のうち請求項にかかるものは、請求項及び請求項のいずれか一つに記載のデータ格納方法であって、前記(c)工程においては、前記共通データ(COM)の存否に基づいて前記判断が行われる。
【0017】
この発明のうち請求項にかかるものは、請求項乃至請求項のいずれか一つに記載のデータ格納方法であって、(f)前記(b)工程の後に、前記(a)工程の前記判断結果に拘わらず、前記第1及び第2のデータを択一的に前記書き換え可能なROMへと格納する工程(S9,S10,S11,S12)を更に備える。
【0018】
この発明のうち請求項にかかるものは、請求項乃至請求項のいずれか一つに記載のデータ格納方法であって、前記(d)工程は、前記第1のデータを前記ROMから前記書き換え可能なROMへと格納する工程(S3)を有する。
【0019】
この発明のうち請求項にかかるものは、機器(100c,100d)の動作を制御する第1及び第2のデータ(EEA,EEB)を格納するROM(1)と、請求項乃至請求項のいずれか一つに記載のデータ格納方法を用いて、前記機器の種類に応じて前記第1及び第2のデータが択一的に前記ROMから格納される書き換え可能なROM(2)と、前記書き換え可能なROMに格納されたデータに基づいて前記機器の動作を制御する処理部(3)とを備えるデータ格納装置(10,20)である。
【0020】
この発明のうち請求項8にかかるものは、請求項7記載のデータ格納装置(20)であって、前記所定の電子部品(EV)が存在するか否かを判別し、その判別結果を前記処理部に与える判別部(4)を更に備える。そして、前記処理部は前記判別結果に基づいて、前記第1及び第2のデータを択一的に前記ROMから前記書き換え可能なROMへと格納させる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の実施の形態の一つとして空気調和機を例示するブロック図である。図1に示される空気調和機100cは、P板たる電子回路20と、図10の空気調和機100aについて説明された駆動系30aとを備えている。電子回路20は、判別部4と、集積回路10と、図10の空気調和機100aについて説明された制御部5とを備えている。
【0023】
集積回路10はROM1、EEPROM2、CPU3を有している。CPU3は制御部5に対して指令を与える。CPU3の動作はEEPROM2に格納されたデータに依拠する。
【0024】
ROM1は、電子回路20が空気調和機100cに搭載される場合と、空気調和機100dに搭載される場合とで共通してCPU3の動作に必要な共通データCOM、電子回路20が空気調和機100cに搭載される場合に必要であって空気調和機100dに搭載される場合に必要でない初期データEEA、電子回路2が空気調和機100cに搭載される場合に必要でなく空気調和機100dに搭載される場合に必要である初期データEEBを格納している。
【0025】
判別部4は、電子回路20が搭載された空気調和機の備える駆動系に、電子膨張弁EVが存在するか否かを判別し、その判別結果をCPU3に与える。図1においては、駆動系30aに電子膨張弁EVが備えられていないことを破線で示している。一方、図2に示される空気調和機100dは、電子回路20と、図11の空気調和機100bについて説明された駆動系30bとを備えている。従って判別部4は、自身が備えられる電子回路20が、空気調和機100cに搭載された場合には電子膨張弁EVが存在しないことを、空気調和機100dに搭載された場合には電子膨張弁EVが存在することを、それぞれCPU3に了知させる。CPU3はこれを受けて、ROM1からEEPROM2へと、異なる2つの初期データを選択して格納させる。
【0026】
本実施の形態ではこのように、初期データEEA,EEBが予めROM1に格納されており、機器の種類の判定結果に基づいて、初期データEEA,EEBを択一的にROM1からEEPROM2へと電子回路20が自動的に格納することができる。そして制御部5は、EEPROM2に格納されたデータに基づいて動作するCPU3から指令を受け、駆動系30a,30bの動作を制御する。よって機器の種類が複数であっても電子回路20の構成を一種類として設計、製造することができる。
【0027】
機器の種類の判定は、例えば電子膨張弁EVの存否を判別した結果を用いる。電子膨張弁EVの存否を判別する技術は公知であり、例えば特開平2−267482号公報に紹介されている。
【0028】
図3及び図4は本実施の形態にかかるデータ格納方法を示すフローチャートであり、両図に示されるフローチャートは接続子Jを介して相互に接続可能である。またそれぞれが単独のフローチャートとしても機能できる。
【0029】
電子回路20を搭載した空気調和機100cあるいは空気調和機100dは、その電源が投入されることにより、電子回路20にも通電される。そしてステップS1において、EEPROM2のフォーマットを可能にする条件(フォーマット条件)が成立しているか否かを判断する。例えば製造直後ではEEPROM2には何も書き込まれておらず、フォーマット条件が成立している。その場合には図中「Y」と記された経路を通ってステップS2へと進み、共通データCOMがROM1からEEPROM2に書き込まれる。
【0030】
図5はステップS2が実行される様子を示す模式図である。ROM1はメモリ空間である領域1a,1b,1cを備えており、それぞれ初期データEEA,EEB及び共通データCOMを格納している。そしてステップS2において、領域1cから共通データCOMがEEPROM2の領域2cへと書き込まれる。電子膨張弁が存在しない空気調和機100cにも、電子膨張弁が存在する空気調和機100dにも、共通に使用される共通データCOMを設定することにより、ROM1に格納するデータ量を削減することができる。
【0031】
共通データCOMは、従来の技術に加えて更に、空気調和機の機種についての判定の態様を示す判定モードデータDを含んでいる。ステップS2において領域2cに格納される判定モードデータDは、判定の態様が「自動」であることを表す。
【0032】
ステップS2の実行後、ステップS3において、デフォルトとして初期データEEAがROM1からEEPROM2に書き込まれる。図6はステップS3が実行される様子を示す模式図である。領域1aから初期データEEAがEEPROM2の領域2dへと書き込まれる。
【0033】
なおデフォルトとして初期データEEBがROM1からEEPROM2に書き込まれてもよい。その場合には図7に模式的に示されるように、領域1bから初期データEEBが領域2dへと書き込まれる。これによりEEPROM2の格納すべき内容が一応定められる。
【0034】
ステップS3が実行された後、処理の流れは接続子Jに達する。ステップS1,S2,S3が実行された後に空気調和機100c,100dから取り外し、フォーマット済みのEEPROM2を搭載した電子回路20として工場から出荷し、流通させることができる。工場出荷のためにステップS1,S2,S3を実行するためには、電子回路20を空気調和機100c,100dに搭載する必要はなく、電子回路20を製造する製造ラインにおいて電子回路20自体に電源を供給してもよい。
【0035】
さて空気調和機100c,100dを製造する製造ラインにおいては、ステップS1,S2,S3が実行済みの電子回路20を用いてアセンブリを行う。そして空気調和機100c,100dに電源が投入されることにより、電子回路20にも通電される。当該電子回路20は既にステップS2において共通データCOMが書き込まれている。従って当該電子回路20を改めてフォーマットする必要はなく、ステップS2,S3を実行する必要はない。
【0036】
ステップS2,S3を実行させないため、ステップS1では共通データCOMの存否に基づいて判断が行われる。これにより、電子回路20に備えられたEEPROM2が、既に一度、ステップS1,S2,S3が実行されたEEPROM2であるか否かを判断できる。
【0037】
ステップS1において、電子回路20においてフォーマット条件が成立しないと判断されると、図において「N」と記された経路を通ってステップS4へと進み、空気調和機の機種についての判定の態様が「自動」であるか否かが判断される。例えば電子回路20が工場出荷直後のものであれば、ステップS2において判定モードデータDが共通データCOMに含まれている。しかも判定モードデータDが判定の態様が「自動」であることを示しているので、図において「Y」と記された経路を通ってステップS5へと進む。なお、ステップS4において否定的判断がされる場合については後述することとし、ここでの説明を留保する。
【0038】
ステップS5では、電子膨張弁EVが有るかが判別部4によって判断され、その判別結果がCPU3に伝達される。電子膨張弁EVが無い場合には、図において「N」と記された経路を通ってステップS6に進む。この場合、電子回路20が搭載されている空気調和機100cは駆動系30aを備えているのであるから、図6に示されるように、駆動系30aの制御に適したデータたる初期データEEAをROM1からEEPROM2へと格納する。この動作は、電子膨張弁EVが無い旨を判別部4から得たCPU3の制御によって行うことができる。
【0039】
一方、電子膨張弁EVが有る場合には、図において「Y」と記された経路を通ってステップS7に進む。この場合、電子回路20が搭載されている空気調和機100dは駆動系30bを備えているのであるから、図7に示されるように、駆動系30bの制御に適したデータたる初期データEEBをROM1からEEPROM2へと格納する。この動作は、電子膨張弁EVが有る旨を判別部4から得たCPU3の制御によって行うことができる。
【0040】
ステップS6又はステップS7が実行された後のEEPROM2を有する集積回路10,ひいては電子回路20は、それが搭載される空気調和機100c又は空気調和機100dに適した状態に設定されている。
【0041】
このようにステップS5において電子膨張弁EVが存在するか否かを判別し、その判別結果を用いて、機器の種類を判定する。そしてこの判定の結果に基づいて、ステップS6,S7においてそれぞれ初期データEEA,EEBをROM1からEEPROM2へと格納する。この格納は初期データEEA,EEBについて択一的であり、自動的に行われる。ステップS4が実行される前には、ステップS2によって判定の態様が「自動」とされており、上記自動的なEEPROMへの択一的なデータの格納が行われる。なお、後述するステップS8においても判定の態様を「自動」とすることができる。
【0042】
しかもステップS2でEEPROM2に書き込まれた判定モードデータDを用いて、判定の態様が「自動」であるか否かをステップS4で判断するので、機器の機種についての判定を自動的に行う態様と設定することは容易である。
【0043】
ステップS4から、又はステップS6若しくはステップS7から、処理の流れが接続子Jに至った後、空気調和機100c,100dは工場出荷や設置個所変更などのため、流通する。そしてこれらが設置される現地において、新たに初期データを設定し直すことも望ましい。
【0044】
現地において空気調和機100c,100dに電源が投入されると、図3に示されたフローチャートが実行された後、接続子Jを介して図4のステップS8に進む。ステップS8ではEEPROM2の現地設定処理が行われる。当該処理は、判定の態様を「自動」としたり、あるいは強制的に駆動系30aが搭載された空気調和機100cであると判定させたり、駆動系30bが搭載された空気調和機100dであると判定させたりする。具体的には例えば、判定モードデータDを書き換え、書き換えられた判定モードデータDに基づいてCPU3が動作することにより、判別部4の判別結果を無視して強制的に機種を判定し、領域2dに格納すべきデータの種類を決定する。
【0045】
ステップS8からはステップS9に進み、機種判定設定が、強制的に空気調和機100dとされているか否かが判断される。例えばステップS8において、機種判定設定が強制的に空気調和機100dとされていれば、ステップS9から図において「Y」と記された経路を通ってステップS10に進む。そして空気調和機100dに適切な初期データEEBがEEPROM2に書き込まれる。
【0046】
図8はステップS10の動作の一例を模式的に示す図である。同図(i)はステップS3又はステップS6によって既に領域2dに初期データEEAが書き込まれていたEEPROM2の状態を示し、同図(ii)は同図(i)の状態にあったEEPROM2に対してステップS10が実行され、初期データEEBが書き込まれた状態を示す。但し、同図(i)において記号Dは判定モードデータDがステップS2において書き込まれたまま変更されていないことを示し、同図(ii)において記号D’はステップS8において判定モードデータDの内容が、「自動」から「空気調和機100d」に変更されていることを示している。
【0047】
ステップS9において、否定的な判断がなされれば、ステップS9から図において「N」と記された経路を通ってステップS11に進む。ステップS11では、機種判定設定が強制的に空気調和機100cとされているか否かが判断される。例えばステップS8において、機種判定設定が強制的に空気調和機100cとされていれば、ステップS11から図において「Y」と記された経路を通ってステップS12に進む。そして空気調和機100cに適切な初期データEEAがEEPROM2に書き込まれる。ステップS11において、否定的な判断がなされれば、ステップS11から図において「N」と記された経路を通ってステップS13に進む。
【0048】
以上のように、図4で示されるフローチャートが実行されることにより、一旦は自動的に設定されたEEPROM2の内容をマニュアルで設定し直すことができるので、空気調和機100c,100dを設置する現場での変更にも柔軟に対処することができる。
【0049】
なお、上述の処理から明白であるが、ステップS9,S10の対と、ステップS11,S12の対との前後関係を入れ替えることができる。
【0050】
ステップS13ではEEPROM2の初期設定以外の処理、例えば空気調和機の温度設定、風向設定などが行われる。但し、このように設定された諸量は、ステップS13においてユーザー設定パラメータとしてEEPROM2に、例えば領域2dに格納することができる。
【0051】
その後、ステップS14において電源オフと判断されれば図において「Y」と記された経路を通って当該フローチャートは終了する。電源オフでなければ図において「N」と記された経路を通って、ステップS15へと進む。
【0052】
ステップS15では機種判定設定を変更するか否かが判断される。変更する場合には図において「Y」と記された経路を通ってステップS8に戻る。機種判定設定を変更しない場合にはステップS13に戻る。
【0053】
以上のようにして電源オフの後は、EEPROM2の現地での設定も完了している。しかしながら、電源オフの後に、更にEEPROM2の格納内容を現地で変更したい場合もある。図9はそのような場合を例示する模式図である。電子回路20が、一旦は空気調和機100cに搭載されたが、その後に空気調和機100dに補用される場合が図9に示されている。かかる場合には、改めてステップS7又はステップS10が実行される必要がある。
【0054】
一旦は空気調和機100cに搭載されてこれに適した設定を受けたEEPROM2を備えた電子回路20が、その後に空気調和機100dに補用されて電源投入された場合も、図3、図4のフローチャートが採用できる。先ずステップS1については、既にEEPROM2は空気調和機100c用に設定されているので、否定的判断がなされ、ステップS4に進む。
【0055】
空気調和機100cに搭載されてEEPROM2が設定を受けた際、ステップS12が実行されていれば、ステップS4においても否定的判断がなされ、接続子Jに至る(この場合が、上記で説明を留保した場合に相当する)。そして接続子Jを介してステップS8に進み、ここで機種判定設定を強制的に空気調和機100dとする。これにより、ステップS9を介してステップS10に進み、初期データEEBが書き込まれる。
【0056】
他方、空気調和機100cに搭載されてEEPROM2が設定を受けた際、ステップS6が実行され、その後にステップS12が実行されていなければ、ステップS4において肯定的な判断がなされる。これは例えばステップS6が実行されてから、ステップS8において判定モードデータDの内容を「自動」のままにしておいた場合が相当する。そしてステップS5を介してステップS7に進み、初期データEEBが書き込まれる。
【0057】
あるいは、電子回路20を工場出荷して、これを単独で現地において補用部品として採用する場合にも図3、図4のフローチャートが採用できる。ステップS3の実行により、工場出荷時は電子回路20の有するEEPROM2は空気調和100cに対して適した設定となっているからである。
【0058】
判定の態様が「自動」である場合に、ステップS5において判別部4が存否を判別する対象としては、電子膨張弁EVに限定される必要はない。その他の部品であってもよいことは明白であり、その実現は容易である。また当該発明は空気調和機以外の機器に対しても適用可能であることも明白である。
【0060】
【発明の効果】
この発明のうち請求項にかかるデータ格納方法によれば、書き換え可能なROMがフォーマット可能な場合に、(a)工程と(b)工程が実行できるように、自動モードに設定できる。
【0061】
この発明のうち請求項2にかかるデータ格納方法によれば、所定の電子部品が存在する機種にも、所定の電子部品が存在しない機種にも共通に使用される共通データを設定することにより、ROMに格納するデータ量を削減することができる。
【0062】
この発明のうち請求項にかかるデータ格納方法によれば、機器の機種についての判定を自動的に行う自動モードとすることを容易に設定できる。
【0063】
この発明のうち請求項にかかるデータ格納方法によれば、工程(d−1)において共通データが書き込まれるので、既に一度、当該データ格納方法が実施された書き込み可能なROMか否かを判断することができる。
【0064】
この発明のうち請求項にかかるデータ格納方法によれば、自動的に設定された書き換え可能なROMの内容をマニュアルで設定し直すことができるので、機器を設置する現場での変更にも柔軟に対処することができる。
【0065】
この発明のうち請求項にかかるデータ格納方法によれば、書き換え可能なROMの格納すべき内容が一応定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一つとして空気調和機を例示するブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の一つとして空気調和機を例示するブロック図である。
【図3】本発明にかかるデータ格納技術を示すフローチャートである。
【図4】本発明にかかるデータ格納技術を示すフローチャートである。
【図5】本発明にかかるデータ格納技術を示す模式図である。
【図6】本発明にかかるデータ格納技術を示す模式図である。
【図7】本発明にかかるデータ格納技術を示す模式図である。
【図8】本発明にかかるデータ格納技術を示す模式図である。
【図9】本発明の効果を示す模式図である。
【図10】従来の技術を示すブロック図である。
【図11】従来の技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ROM
2 EEPROM
3 CPU
4 判別部
10 集積回路
20 電子回路
100c,100d 空気調和機
COM 共通データ
D 判定モードデータ
EEA,EEB 初期データ

Claims (8)

  1. 書き換え可能なROM(2)へ、機器(100c,100d)の動作を制御するデータを格納する方法であって、
    (a)前記機器に所定の電子部品(EV)が存在するか否かを判別部(4)によって判断する工程(S5)と、
    (b)前記所定の電子部品が存在しない場合の機器(100c)に必要であって前記所定の電子部品が存在する場合の機器(100d)に必要でない第1のデータ(EEA)及び前記所定の電子部品が存在する場合の機器に必要であって前記所定の電子部品が存在しない場合の機器に必要でない第2のデータ(EEB)を格納するROM(1)から、前記(a)工程の判断結果に基づいて、前記第1及び第2のデータを択一的に前記書き換え可能なROMへとCPU(3)によって格納する工程(S6,S7)と、
    (c)前記(a)工程よりも前に、前記書き換え可能なROM(2)がフォーマット可能かの判断を行う工程(S1)と、
    (d)前記書き換え可能なROMがフォーマット可能な場合に、前記機器の機種についての判定を自動的に行う自動モードに設定する工程(S2)と、
    (e)前記(c)工程よりも後で、前記自動モードが設定されているかの判断を行う工程(S4)と
    を備え、
    前記(a)工程及び前記(b)工程は、前記自動モードが設定されている場合に実行されるデータ格納方法。
  2. 前記(d)工程は、前記機器に所定の電子部品が存在する場合にもしない場合にも共通して前記書き換え可能なROMに格納されるべき共通データ(COM)を、前記ROMから前記書き換え可能なROMに格納する工程(S2)を有する、請求項1記載のデータ格納方法。
  3. 前記共通データは前記機器の機種についての判定の態様を示す判定モードデータ(D)を含み、
    前記工程(e)においては、前記判定モードデータが前記自動モードを表しているか否かに基づいて前記判断が行われる、請求項2記載のデータ格納方法。
  4. 前記(c)工程においては、前記共通データ(COM)の存否に基づいて前記判断が行われる、請求項2及び請求項3のいずれか一つに記載のデータ格納方法。
  5. (f)前記(b)工程の後に、前記(a)工程の前記判断結果に拘わらず、前記第1及び第2のデータを択一的に前記書き換え可能なROMへと格納する工程(S9,S10,S11,S12)
    を更に備える、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のデータ格納方法。
  6. 前記(d)工程は、前記第1のデータを前記ROMから前記書き換え可能なROMへと格納する工程(S3)を有する、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のデータ格納方法。
  7. 機器(100c,100d)の動作を制御する第1及び第2のデータ(EEA,EEB)を格納するROM(1)と、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載のデータ格納方法を用いて、前記機器の種類に応じて前記第1及び第2のデータが択一的に前記ROMから格納される書き換え可能なROM(2)と、
    前記書き換え可能なROMに格納されたデータに基づいて前記機器の動作を制御する処理部(3)と
    を備えるデータ格納装置(10,20)。
  8. 前記所定の電子部品(EV)が存在するか否かを判別し、その判別結果を前記処理部に与える判別部(4)
    を更に備え、
    前記処理部は前記判別結果に基づいて、前記第1及び第2のデータを択一的に前記ROMから前記書き換え可能なROMへと格納させる、請求項7記載のデータ格納装置(20)。
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