JP3939498B2 - 高純度クロラミン溶液の製造方法 - Google Patents

高純度クロラミン溶液の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、塩化アンモニウムの存在下におけるアンモニア溶液上の、クロロ化度(chlorometric degree)100の商業的ジャベル水の作用による、高純度クロラミンの製造方法に関する。この製造方法によれば、クロラミンは2mol・L-1以上、すなわち10.3%以上の含有量で得られる。この製造方法は、連続的にも非連続的にも実施することができる。漂白剤、消毒剤および殺菌剤としての応用に加えて、モノクロラミンは、合成中間体として、多くの反応に用いられる。特に、ラーシッヒの合成法による、薬学的に価値のあるヒドラジンの合成において基本的な試薬である。例えば、特許明細書EP462016およびEP277267に記載されている製造方法に従って、NH2Clと2−メチルインドリンおよび3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタンを反応させることにより、N−アミノ−2−メチルインドリンおよびN−アミノ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタンが調製される。
【0002】
その調製法は、現在、N−ニトロソ化合物を用いる先行の調製方法に比べて、ほとんど公害を発生しないという事実から、非常に多くの興味がもたれている。しかしながら、一般的に2〜4%を超えないという、反応液の低いヒドラジン含量に関する欠点を有するのである。この制限は、基本的に、試薬類、および特に次亜塩素酸ナトリウムが非常に希釈されているので、複雑でわずらわしい抽出手法を必要とするという事実に結びついている。その結果、反応器中のクロラミンの瞬間濃度は、最高の状態であっても1molL-1(5.15%)を超えることがない。
【0003】
NH2Clが水溶液中で極度に不安定であるという事実より、より濃縮した媒体中での合成は行われてこなかった。その不安定性は、媒体の急速な酸性化、およびジクロラミンと塩化窒素の主要な形成という結果となる、加水分解と自己触媒的不均化反応との間の競合に結び付けられる。非緩衝媒体中では、分解が急速な溶液の沸騰に到ることがある。より高いモノクロラミン力価の獲得には、クロロ化度の高い新たな試薬、および好適な操作条件の探究が必要とされる。
【0004】
本発明は、クロロ化度100のジャベル水溶液を用い、そして高純度(H.G.)クロラミンを得るのに適した条件を用いることにより、NH2Cl力価を少なくとも倍にすることができる。この新しい製造方法は、同じ単位容量の次亜塩素酸から出発して、ヒドラジンに換算して生産性を2倍にすることができ、そして合成、試薬の再利用および蒸留処理において原材料とエネルギーを節約することができる。
【0005】
次亜塩素酸によるアンモニアの酸化は発熱反応なので、分解反応を制限するため、低温で行わなければならない。それゆえ、試薬を前もって、つまりそれらの注入に先立って冷却する必要がある。例えば、クロロ化度48のジャベル水溶液(結晶化点=−21.4℃)に対しては、反応器の内側は−5℃以下でなければならない。この限界点は、倍以上の高さのNaOCl含量に対しては、より低くなければならない。2.14molL-1(48°chl.)の次亜塩素酸とは違って、クロロ化度100のジャベル水溶液は、攪拌された媒体中で結晶化する。それにもかかわらず、始まらない限り、結晶化は起こりにくい。それゆえ、静置した媒体中において、結晶化の明確な遅れが観察され、それゆえH.G.ジャベル水溶液を単一相媒体中、−20℃で数時間ガラスの器で保つことができる。しかしながら、結晶化の傾向をほとんど有しない溶液であるにもかかわらず、連続的な産業的合成の場合は、配管中で起こりうるこびりつきを回避すべく、約14℃でH.G.ジャベル水を使うことが必要である。
【0006】
クロロ化度48の次亜塩素酸ナトリウムから出発してNH2Clを調製する工程における場合は、反応:
ClO- + NH3 → NH2Cl + HO-
によって、その場所における水酸化物イオンを完全に中和することができる一定量の受容体化合物をアンモニア含有試薬に導入する必要がある。
【0007】
受容体は酸、すなわち水溶性酸性塩または水溶性中性塩でもよい。しかしながら、HO-イオンを排除して遊離のアンモニア濃度を一定に保つため:
NH+ 4 + HO- → NH3 + H2
NH+ 4/NH3のおおよそのpKa値における反応媒体を緩衝するように
【化3】
Figure 0003939498
型のアンモニウム塩を用いることが好ましい。
【0008】
さらに、合わせたアンモニア混合物は、発生した熱を吸収し、そして結晶化温度よりも高い温度での次亜塩素酸の注入に伴う熱を相殺するために、−10℃より低い温度まで十分に冷却しておかなければならない。これらの条件下において、基本的にアンモニア溶液によって導入される冷却効果は、超冷却状態におけるジャベル水の使用を避け、したがって均一媒体中での合成を確実なものとする。
【0009】
これらの制限は、−20℃〜−30℃の低い結晶化点を有する、新しいアンモニア化合物の発見を必要とする。それらの混合物の組成は次亜塩素酸溶液の含有量で決められる。後者は、およそクロロ化度100の力価を有し、それはすなわち、通常状態下においては、塩化水素の作用下において、1リットルから放出される塩素が100リットルであることを意味する。そしてNaOClのモル濃度は4.46molL-1である。クロロ化度48の抽出物とは違い、NaClおよびNaOCl力価は等モルの割合ではない。
【0010】
収率良く得るため、合成の条件は以下の項目に適合したものでなければならない。
【0011】
◆H.G.ジャベル水は超冷却状態で使用できるが、いかなる結晶化の開始をも防ぐため、15℃以上の温度で注入することが望ましい。H.G.ジャベル水は比較的安定であり、24時間では、17℃で約1.3の程度、10℃で約0.47の程度の損失である。
【0012】
◆全体のルイス酸含量は、NH3/NaOCl反応の結果として産出される水酸化物イオンの少なくとも90%を中和するのに十分なものでなければならない。
【0013】
◆pHは10〜12、好ましくは約10.5に保持しなければならない。
【0014】
◆形成されるクロラミンを安定化するように、〔全アンモニア〕/〔ClO-〕比率は2〜5(好ましくは2.7)でなければならない。
【0015】

【化4】
Figure 0003939498
からなる3元混合物の結晶化点は、単一相媒体中での合成という状況において、T≧15℃での塩素化試薬の注入に関連する冷却による不利を相殺するように、−20℃〜−30℃でなければならない。
【0016】
◆反応器の内部温度は−5℃〜−20℃、好ましくは約−15℃の範囲でなければならない。
【0017】
クロラミンの合成においては、数多くの酸(HCl、H2SO4、等)、中性塩(CaCl2、MgCl2、ZnSO4、等)、酸性塩(NaH2PO4、NH4HCO3、NH4Cl、NH4NO3、等)が用いられ得る。演繹的に、これらのあるものについては、同じ分子の中で1つ以上の酸性基を有するという、非常に興味深いものである。他方、溶解性であり、0℃より低い温度で沈殿するものはほとんどない。この段階では、媒体のアンモニア含量が増えると共に増加する、より高い溶解性を示すことから、アンモニウム塩が最も好適である。
【0018】
上に定義した合成の条件下において、NH+ 4を含んだポリサーマルダイヤグラムの使用により、上記の項目に適合するアンモニア化合物は、硝酸アンモニウムの使用が必要であることが示された、すなわち:NH3−NH4Cl−NH4NO3−H2OまたはNH3−NH4NO3−H2O。これらの化合物の混合物により、均一媒体を−30℃に冷却した中での操作ができる。NH4NO3の不在下においては、H.G.クロラミンの調製はバッチでしか行うことができない。事実、反応の開始時点では、中和塩の部分は不溶性である;そして混合物はHO-イオンの希釈と中和の結果として、急速に均一化する。
【0019】
すなわち、本発明によれば、均一媒体における連続的なクロラミンの調製は、硝酸アンモニウム
【化5】
Figure 0003939498
好ましくはNH3/NH4NO3/H2OまたはNH3/NH4Cl/NH4NO3/H2Oに基づいたアンモニア化合物の存在下で行わなければならない;クロラミンの非連続的な調製は、
【化6】
Figure 0003939498
型、好ましくはNH3/NH4Cl/H2O(塩素化試薬の添加の過程において部分的に不溶でありうる)の混合物を用いて行わなければならない。
【0020】
以下の実施例は、それに限定されないが、非連続的および連続的に実施される本発明の工程を説明するものである。
【0021】
実施例1
反応は、円筒形の、ホウ珪酸塩ガラスからつくられおり、温度自動調節液の循環により−20℃に保たれた二重壁反応器の中で行われた。アンモニア溶液はNH3に対して7.2molL-1およびNH4Clに対して4.76molL-1の力価を有し、これは以下の組成物に相当する、すなわち重量%で:NH312.1%、NH4Cl25.2%、H2O62.7%。次に、その混合物30mlを容器に導入し、温度平衡に達するまで攪拌する。次に、超冷却状態の次亜塩素酸ナトリウム溶液(クロロ化度104.4;4.64molL-1)を通常の速度で反応器内の温度が−10℃を超えないように注入する(10分間継続添加)。アンモニア混合物が現れる時点が決まり、反応の開始時に、3元の組成物NH3−NH4Cl−H2O(等温線−20℃)についてのダイアグラムの液体+NH4Clの2相部位の中で、最初の量の29.3%の硝酸アンモニウムが沈殿した。NaOClを添加する過程において、水酸化物イオンの希釈化と排除の結果、混合物は急速に均一化する。反応の最後にはクロラミン溶液は、次亜塩素酸と比較して98%の収率に対応する2.18molL-1(11.2%)の力価で得られた。この実験で記載された条件下で、形成された高純度NH2Cl溶液は−20℃で比較的安定であり、15分後でも1.4%しか損失がなかった。
【0022】
実施例2
合成を、同じ条件で、しかし最初のNH4Clの沈殿なく(均一媒体)行うためには、塩化アンモニウム含量を減らす必要がある。三元混合物の飽和曲線が示すところでは、NH4Clが溶解するように、NH3力価を増加しなければならない(ガス状NH3の注入)。例えば、市販の32%アンモニア溶液から出発する場合は、−20℃の等温線によって許されるNH4Clの最大溶解量は、以下の全体の組成に呼応する、すなわち:NH325.3%(14.25molL-1)、NH4Cl(3.74molL-1)。濃縮したNH2Cl溶液は、1.99molL-1(10.2%)の力価で得られ、すなわち、NaOClと比較して90%の収率である。この収率のわずかな減少は、反応のうち16%が非緩衝媒体中で行われたためである。
【0023】
実施例3
この実験は、次亜塩素酸溶液を、もはや超冷却状態ではなく、その結晶化点(+15℃)より高い温度で用いて行われた。NH3(21.2%)に対しては12.4molL-1の力価を、そしてNH4Cl(26.8%)に対しては5molL-1の力価を有する、組み合わされたアンモニア溶液30mlを、−25℃に保たれた容器に注ぎ入れた。等量のジャベル水(クロロ化度103.8;4.62molL-1)を、反応容器の内部温度が−15℃を超えないように滴下した(15分間継続添加)。実施例1のように、反応媒体は最初に均一であり(NH4Clの部分的沈殿)、最終的にNH2Cl濃度が2.19molL-1(11.3%)、つまり94%の収率であった。
【0024】
実施例4
すべてのHO-イオンを中和する一方で、+15℃でジャベル水を用いた単一相媒体中で調製を行うため、4元の混合物、NH4Cl−NH4NO3−NH3−H2O、を用いた。その組成すなわちNH3、NH4Cl、NH4NO3およびH2Oについては、それぞれ13.4molL-1(22.4%)、3.02molL-1(16.2%)、1.76molL-1(14.1%)、および26.2molL-1(47.3%)であった。実験条件は実施例3と同一である。クロロ化度98.4(4.39molL-1)のジャベル水を用いた場合、NH2Cl溶液は2.01molL-1の力価で(収率90%)、つまり重量の観点からは含量10.3%で得られた。
【0025】
実施例5
この試験は、実施例4と同じであるが、すべての塩化アンモニウムを硝酸アンモニウムに換えている。すなわち、4.65molL-1(クロロ化度104.3)のジャベル水およびNH37.55molL-1(12.9%)のアンモニア混合物およびNH4Cl5molL-1(27%)から出発して、反応の収率は95%に達し、それは2.21molL-1(11.4%)のNH2Cl溶液に当たる。
【0026】
実施例6
クロラミン合成は−20℃〜−30℃の温度に維持した攪拌された円筒状連続反応器中で行った。直径に対して正反対の位置にある2つの側面注入口により、H.G.次亜塩素酸およびアンモニア溶液を連続的に注入することができる。共−試薬は、2つの円筒状温度調節被覆中に組み込まれた2つのらせん状コイル中の循環により事前に冷却した。それらの組成は実施例4で定義したものと対応する。量的な観点での流量は、注入が一定量(4ml.min-1)になるように、事前に制御した。試薬類の注入温度は、NaOClおよび4元混合物NH4Cl−NH4NO3−NH3−H2Oに対してそれぞれ15℃および−30℃に固定した。反応混合物中の温度は−11℃であった。反応器の排出口において、2.07molL-1(10.6%)の力価を有するNH2Cl溶液が連続的に得られた。
【0027】
H.G.クロラミンから出発するN−アミノ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタンの合成
ヒドラジン(N−アミノ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン)の溶液は、水酸化ナトリウム3.8gを含むヘテロ共沸アルカリ溶液(30%3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン)130g上への−15℃に冷却したNH2Cl30mlの作用により調製した。実施例4および5に記載された方法によって、それぞれ2.18および2.21molL-1の力価を有するクロラミンが合成された。添加時間は20分であり、反応混合物の温度は60℃であった。それらの条件下で、0.36molL-1および0.365molL-1(4.34%および4.42%)の力価を有するN−アミノ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタン溶液が得られた、つまり、NH2Clに比較して92〜93%の収率であった。
【0028】
H.G.クロラミンから出発するN−アミノ−2−メチルインドリンの合成
同様にして、特許明細書EP462016の条件下での手順によって、2−メチルインドリンのアルコール性溶液上のクロラミンの作用によってN−アミノ−2−メチルインドリンが得られた。

Claims (13)

  1. 高純度クロラミン溶液を合成する方法において、クロロ化度100の等級の次亜塩素酸ナトリウム溶液を、組み合わされたアンモニア混合物と、−5℃〜−20℃の温度で反応させることを特徴とする方法。
  2. 均一媒体中における連続的な調製が、硝酸アンモニウム
    Figure 0003939498
    に基づいたアンモニア化合物の存在下において行う必要がある、請求項1記載の方法。
  3. 硝酸アンモニウム
    Figure 0003939498
    に基づいたアンモニア化合物が、NH3/NH4NO3/H2OまたはNH3/NH4Cl/NH4NO3/H2Oである、請求項2記載の方法。
  4. Figure 0003939498
    型の混合物を用いて、不連続な調製を行う、請求項1記載の方法。
  5. Figure 0003939498
    型の混合物が、NH3/NH4Cl/H2Oである、請求項4記載の方法。
  6. クロロ化度100の次亜塩素酸ナトリウムを15℃以上の温度で用いる、請求項2〜4のいずれか1項記載の方法。
  7. アンモニア試薬の温度を−20℃〜−30℃に維持する必要がある、請求項1記載の方法。
  8. 反応によって生み出される水酸化物イオンの少なくとも90%が中和され、pHが10〜12に維持されている、請求項1記載の方法。
  9. pHがおよそ10.5に維持されている、請求項8記載の方法。
  10. 試薬の割合(〔NH3〕+〔NH+ 4〕)/〔ClO-〕が2〜5である、請求項1記載の方法。
  11. 試薬の割合(〔NH3〕+〔NH+ 4〕)/〔ClO-〕が、およそ2.7である、請求項10記載の方法。
  12. N−アミノ−3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタンを合成する方法において、請求項1記載の方法により得られた高純度クロラミンを、3−アザビシクロ〔3.3.0〕オクタンと反応させることを特徴とする方法。
  13. N−アミノ−2−メチルインドリンを合成する方法において、請求項1記載の方法により得られた高純度クロラミンを、2−メチルインドリンと反応させることを特徴とする方法。
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