JP3938153B2 - 光学装置とその部品 - Google Patents

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本発明は、凹面反射鏡の反射面側に光源となる高圧放電ランプが装着された高圧放電ランプユニットを備えた光学装置とその部品に関し、特に、液晶プロジェクタ光源に用いて好適なものである。
液晶プロジェクタの光源となる高圧放電ランプユニットは高輝度小型軽量化が求められている。このため近年では、アーク長を1mm程度として点光源に近づけて分光分布を良好に維持すると共に、安定点灯時における水銀蒸気圧を100気圧以上にして発光効率の向上を図った超高圧水銀放電ランプを用い、これを凹面状のガラス反射鏡の光軸上焦点付近に配置したものが一般的に用いられている。
しかし、点灯時に発光管内が100気圧以上の超高圧に達すること、また、蒸気圧を高めるために点灯温度がランプ材料の耐えうる極限に近い高温度に達することから、点灯/消灯の繰り返しによる熱応力の蓄積によって発光管が破裂するものが発生した。
発光管が破裂した時に、その破片により反射鏡まで破裂して、これらの破片が液晶プロジェクタ内に散乱すると、反射鏡近傍に配された電子部品の故障の原因となり、単に、ランプユニットを交換するだけでは済まない。
このため、発光管が破裂することがあっても、その破片がプロジェクタ内部に飛散しないように、反射鏡やその前面に設けたガラス板をある程度厚くして機械強度を確保することにより、ランプが破裂したときの破片が反射鏡の外部に飛散しないようにしている。
ところが、このように厚くすることで反射鏡の機械強度を確保しようとすると、反射鏡だけで相当な重さとなり、ランプユニットの半分以上の重量を占めるため、ランプユニットの軽量化、ひいては液晶プロジェクタの軽量化を図る上で問題であった。
例えば、定格150Wのランプユニットの例では、反射鏡は硬質ガラスに属する硼珪酸ガラス製であり、前面から見て50mm角の比較的小さな寸法のものでも平均ガラス肉厚を約4mm以上としているため、その反射鏡の重量は約65グラムにも達する。
このため、定格150Wのランプでも反射鏡の材質として石英ガラスを用いることにより耐熱性を向上させて小型化を図り、前面から見て45mm角に小さくすると共に、反射鏡のガラス肉厚を例えば2.5mmと薄くすることで重さを約半分の35グラム程度まで軽量化する試みがなされている。
そして、この場合に、ガラスが薄くなって機械的強度が低下することは否めないので、背面側に有機系耐熱被膜をコーティングすることによりその強度を補った反射鏡も提案されている。
特開2000−47327
しかしながら、通常のガラス材は紫外線を透過し、特に石英ガラスは硼珪酸ガラスに比較しても紫外線透過率が高いので、反射鏡内に配した超高圧水銀放電ランプから放出される300nm以上の紫外線は、反射鏡を透過して有機系耐熱被膜に達する。
したがって、反射鏡強化用の有機系耐熱被膜は早期に紫外線劣化して、反射鏡の背面から剥離脱落する現象が発生し、ランプの寿命中を通して反射鏡の機械的強度を一定に維持することができないという問題があった。
このため、反射鏡基材の光反射面にコーティングされる光反射膜となる誘電体多層膜(光反射膜)の高屈折率材料として紫外線を吸収する酸化チタンを用い、低屈折率材料として酸化珪素と共に用いて誘電体多層膜としたが、この範囲の紫外線をカットするためにはかなりの多層(50層以上)としなくてはならないことから膜設計が複雑であり、また、成膜工程数が非常に多く、製造時間・製造コストが嵩むという問題があった。
そこで本発明は、反射鏡強化用の有機系耐熱被膜が高圧放電ランプから放出される紫外線により劣化したり、反射鏡の背面から剥離脱落させないようにすることを技術的課題としている。
この課題を解決するために、請求項1の発明は、内面に反射膜が形成された凹面反射鏡基材の背面側に反射鏡強化用有機系耐熱被膜がコーティングされた反射鏡と、これに装着された高圧放電ランプとからなる高圧放電ランプユニットを備えた光学装置において、
前記有機系耐熱被膜と反射鏡基材との間、又は、反射鏡基材と反射膜との間に、少なくとも波長300〜380nmの範囲の紫外線をカットする紫外線カット層が形成され、
高圧放電ランプの点灯中に前記反射鏡強化用有機系耐熱被膜をその耐熱温度以下に保つ冷却機構を備えたことを特徴としている。
請求項2の発明は、内面に反射膜が形成された凹面反射鏡基材の背面側に反射鏡強化用有機系耐熱被膜がコーティングされた反射鏡と、これに装着された高圧放電ランプとからなる高圧放電ランプユニットにおいて、前記有機系耐熱被膜と反射鏡との間、又は、反射鏡と反射膜との間に、少なくとも波長300〜380nmの範囲の紫外線をカットする紫外線カット層を備えたことを特徴としている。
請求項3の発明は、内面に反射膜が形成された凹面反射鏡基材の背面側に反射鏡強化用有機系耐熱被膜がコーティングされて成る高圧放電ランプ用反射鏡において、前記有機系耐熱被膜と反射鏡基材との間、又は、反射鏡基材と反射膜との間に、少なくとも波長300〜380nmの範囲の紫外線をカットする紫外線カット層を備えたことを特徴としている。
請求項4の反射鏡は、反射面より入射して紫外線カット層を透過する少なくとも波長300〜380nmの範囲の紫外線透過率が20%以下に設定されている。
請求項5の反射鏡は、紫外線カット層が、紫外線遮断物質として酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化亜鉛の少なくとも一つを含有して成る。
請求項1に係る光学装置は、凹面反射鏡の反射面側に配された高圧放電ランプから放射された光のうち、可視光成分が反射鏡で反射され、紫外線のほとんどは反射されずに直進する。
ここで反射鏡は、請求項1乃至3に記載されているように、背面側に反射鏡強化用有機系耐熱被膜がコーティングされると共に、その光源側に少なくとも波長300〜380nmの紫外線をカットする紫外線カット層を備えているので、反射鏡を直進する紫外線は、有機系耐熱被膜に達する手前で紫外線カット層でカットされ、紫外線による有機系耐熱被膜の劣化・剥離・脱落を確実に防止することができるという効果がある。
また、冷却機構により有機系耐熱被膜はその耐熱温度以下に冷却されるので、温度劣化も防止される。
なお、有機系耐熱被膜の劣化を防止するためには、請求項4に記載されているように、反射面より入射して紫外線カット層を透過する少なくとも波長300〜380nmの範囲の紫外線透過率が20%以下であればより効果は大きく、特に長寿命ランプにおいてはその効果が顕著である。
そして、このような紫外線カット層に用いられる紫外線遮断物質としては、請求項5に記載されているように、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化亜鉛が用いられる。
本例では、反射鏡強化用の有機系耐熱被膜が高圧放電ランプから放出される紫外線により劣化したり、反射鏡の背面から剥離脱落させないようにするという目的を、有機系耐熱被膜に照射される紫外線量を低下させることにより実現した。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本発明に係る光学装置を示す説明図、図2及び図3はその反射鏡の紫外線遮断効果を示すグラフ、図4〜図6は他の実施形態を示す説明図である。
図1に示す光学装置Kは液晶プロジェクタの光源装置として使用されるもので、光源となる定格150Wの超高圧水銀ランプなどの高圧放電ランプ2を凹面反射鏡3の光軸上に配すると共に、その正面開口部がカバーガラス4で塞がれて成る高圧放電ランプユニット1とこれを冷却する冷却ファン(冷却機構)14を備えている。
ランプ2は、発光部5の両側に形成された封止部6A及び6B内に電極7A及び7Bが封止されて、アーク長(電極間距離)1.1mmで対向配設されている。
発光部5は、最も膨らんだ中央部分の最大内径(直径)が約4.4mm、その部分の石英肉厚が約2.4mm、内容積約75mmに形成され、その内部に18.0mgの水銀と、始動補助ガスとなる約13.000Paのアルゴンガスと共に、微量の臭素を封入してある。
反射鏡3は、焦点距離が8mm程度の放物面または楕円面で形成された平均肉厚が約2.5mmの石英ガラス製凹面反射鏡基材8を用い、その内面に赤外線及び紫外線を透過し可視光を反射する反射膜となる数十層の誘電体薄膜9が蒸着されている。
また、反射鏡3の背面には、反射鏡強化用有機系耐熱被膜10がコーティングされると共に、その有機系耐熱被膜10の光源側に、ランプ2から照射された少なくとも波長300〜380nmの範囲の紫外線をカットする紫外線カット層11が形成されている。
本例では、紫外線カット層11が反射鏡基材8と反射鏡強化用有機系耐熱被膜10の間に形成されているので、反射鏡基材8の背面に紫外線カット層11が形成され、さらにその外側に有機系耐熱被膜10が形成されることとなる。
具体的には、まず、反射鏡基材8の背面に紫外線カット層11となる酸化亜鉛被膜を形成し、次いでその上に反射鏡強化用有機系耐熱被膜10となるポリイミド被膜をコーティングした。
紫外線カット層11は、反射鏡基材8の背面を加熱後に酸化亜鉛となる溶液にディッピングした後、約500℃で15分間炉内加熱し、厚さ約20μmの酸化亜鉛被膜を形成した。なお、このようにして紫外線カット層11を形成した反射鏡3の反射面より入射し、紫外線カット層11を透過する波長300〜380nmの範囲の紫外線透過率は、20%以下であった。
有機系耐熱被膜10は、まず、紫外線カット層11を形成した反射鏡基材8の背面をポリイミドを含む粘性の高い溶液(20℃にて約30Pの粘性を示す)中にディッピングして液膜を形成させる。次いで、反射鏡機材8の開口部を上向に、底面側を下向きにして、30秒間程ポリイミド液を滴下させ、未乾燥の液膜のたれにより底面側の液膜を厚くした状態で、約300℃で10分間以上炉内加熱して乾燥硬化させコーティングした。
これにより、酸化亜鉛を含む紫外線カット層11の上に、400℃以上の耐熱性のあるポリイミド製の有機系耐熱被膜10を機械的に強固にコーティングすることができる。
しかも、有機系耐熱被膜10は開口側に比して底面側の膜厚が厚く、ランプ2に最も近い反射鏡3が破損し易い部分では膜厚が0.3〜0.5mmにも達し、このような膜厚分布を持たせることで、材料を節約すると同時に、不測のランプ破裂事故に対しても反射鏡3の破片が飛散しないように有効に強化することができる。
なお、有機系耐熱被膜10は、反射鏡3の背面全域にコーティングする場合に限らず、ランプ破裂時に反射鏡3のガラス飛散防止を阻止し得る箇所とすれば良く、例えば、ランプ2近傍の底面側だけにコーティングする場合でも良い。
また、紫外線カット層11は、有機系耐熱被膜10が形成されている部分に形成されていれば足り、さらに、有機系耐熱被膜10が形成されている部分のうち、紫外線の照射量が多く有機系耐熱被膜10の劣化が激しい部分だけであってもよい。
そして、このように製造した反射鏡3の光軸上の焦点に発光部5の中心が位置するように、高圧放電ランプ2の一方の封止部6Aが反射鏡3底部に設けた取付孔12に固定され、反射鏡3の正面開口部の周縁に形成されているフランジ13にカバーガラス4として、無反射コーティングを施した厚さ約3.8mmの硬質ガラス製前面ガラス(防爆ガラス)が固定されている。
また、冷却ファン(冷却機構)14は、反射鏡3の外周面に風を吹きつけることができるように高圧放電ランプユニット1の背面側に対向して配され、高圧放電ランプ2の点灯中に反射鏡強化用有機系耐熱被膜10をその耐熱温度である400℃以下に保つようになされている。
以上が本発明の一構成例であって次にその作用について説明する。
高圧放電ランプ2を点灯すると、該ランプ2から可視光、紫外光、赤外光が照射される。反射鏡3には、可視光を反射させる誘電体薄膜9が形成されているので、可視光は正面開口部側へ反射され、赤外線及び紫外線のほとんどは誘電体薄膜9及び反射鏡基材8を透過する。
反射鏡3の背面には、紫外線カット層11となる酸化亜鉛被膜と、反射鏡強化用有機系耐熱被膜10となるポリイミド被膜が形成されているので、反射鏡基材8を透過した300〜380nmの紫外線は、有機系耐熱被膜10に達する前にその80%以上が紫外線カット層11でカットされる。したがって、ランプ2から放射される紫外線によって有機系耐熱被膜10が劣化することがない。
図2及び図3は、紫外線遮断効果を確認するため、反射鏡3の背面で測定した紫外線の透過光強度比及び紫外線透過率を示すグラフである。
ただし、このときの測定は、紫外線カット層11となる酸化亜鉛被膜の効果を測定するため、反射鏡強化用有機系耐熱被膜10となるポリイミド被膜をコーティングしないものについて測定した。
背面に紫外線カット層11を形成していない反射鏡(波線図示)に対し、紫外線カット層11を形成した反射鏡(実線)においては、300nm〜380nmの透過光が80%以上遮断され、透過光強度が20%以下に低下していることが判る。
また、前面から見て約45mm角、平均肉厚2.5mmの反射鏡基材8に、紫外線カット層11となる酸化亜鉛被膜と反射鏡強化用有機系耐熱被膜10となるポリイミド被膜を形成した反射鏡3に定格電力150Wの高圧放電ランプ2を装着した高圧放電ランプユニット1を点灯させて、2000時間の寿命試験を行なった結果、有機系耐熱被膜10の剥離は全く発生しなかった。
さらに、2000時間経過した高圧放電ランプユニット1について、点灯中にコンデンサに充電したエネルギを瞬間放電させて強制的に該ランプ2を破裂させる実験を行なったところ、通常の破裂エネルギの約2倍量をかけて破裂させても、ランプ2及び反射鏡3の破裂片の飛散は全く見られず、有機系耐熱被膜10となるポリイミド被膜が紫外線により劣化していないことが立証された。
以上述べたように、凹面反射鏡3の背面に紫外線カット層11及び有機系耐熱被膜10を形成することにより、反射鏡基材8を透過した紫外線が、第一層目の紫外線カット層11で遮られるので、紫外線に弱い第二層目の反射鏡強化用有機系耐熱被膜10の紫外線劣化を防止し、ランプ寿命を通して反射鏡3を強度を高く維持することができ、反射鏡基材8として薄肉のガラスを使用しても同程度以上の強度を確保できる。
なお、紫外線カット層11の紫外線遮断波長を300nm〜380nmの紫外線の範囲としたのは、約100気圧以上もの超高圧で動作させる超高圧水銀放電ランプなどの高圧放電ランプ2からは300nm以下の紫外線の放射が殆どないため、それ以下の波長を規定しても意味がないためである。
また、5000時間の連続点灯試験を行ったところ、紫外線カット層11を形成して紫外線透過率を20%以下にした反射鏡3については有機系耐熱被膜10の剥離が確認されず、80%未満の紫外線カット層11を形成した反射鏡3では剥離を生じたものがあったため、長寿命のランプ2に使用される反射鏡3は紫外線透過率を20%以下にすることが望ましい。
ただし、ランプ寿命が2000時間程度のランプにおいては、紫外線透過率が20%を超えても、有機系耐熱被膜10の紫外線劣化を十分に阻止することができる。
さらに、紫外線カット層11の成分としては、上記酸化亜鉛被膜以外に、酸化チタン被膜や、酸化ジルコニウム被膜を用いても、点灯試験中に膜剥離は発生せず、酸化亜鉛被膜と同等の効果が認められた。
さらにまた、反射鏡基材8として薄肉の石英ガラスを例にして説明したが、硼珪酸ガラス製反射鏡であっても同等の効果が認められた。
さらに、図4に示すように、紫外線カット層11を反射鏡3の内面に形成される誘電体多層膜9のアンダーコートとして形成する場合であっても良い。
この場合、蒸着法やスパッタリング法、プラズマ法などで誘電体多層膜9を形成する前に、酸化チタンなどの紫外線吸収特性のある物質を予めコーティングしておけばよい。
本発明は、発光管が破裂してその破片により反射鏡が破裂することがあっても、これらの破片の飛散を確実に防止することが要請されている液晶プロジェクタ用光源などに用いて好適なものである。
本発明に係る高圧放電ランプユニットを示す説明図。 紫外線カット層の紫外線遮断効果を示すグラフ。 紫外線カット効果を確認するための紫外線透過率を示すグラフ。 他の実施形態を示す説明図。
符号の説明
K 光学装置
1 高圧放電ランプユニット
2 高圧放電ランプ
3 凹面反射鏡
4 カバーガラス
8 凹面反射鏡基材
9 誘電体薄膜
10 反射鏡強化用有機系耐熱被膜
11 紫外線カット層
14 冷却ファン(冷却機構)

Claims (5)

  1. 内面に反射膜が形成された凹面反射鏡基材の背面側に反射鏡強化用有機系耐熱被膜がコーティングされた反射鏡と、これに装着された高圧放電ランプとからなる高圧放電ランプユニットを備えた光学装置において、
    前記有機系耐熱被膜と反射鏡基材との間、又は、反射鏡基材と反射膜との間に、少なくとも波長300〜380nmの範囲の紫外線をカットする紫外線カット層が形成され、
    高圧放電ランプの点灯中に前記反射鏡強化用有機系耐熱被膜をその耐熱温度以下に保つ冷却機構を備えたことを特徴とする光学装置。
  2. 内面に反射膜が形成された凹面反射鏡基材の背面側に反射鏡強化用有機系耐熱被膜がコーティングされた反射鏡と、これに装着された高圧放電ランプとからなる高圧放電ランプユニットを備えた光学装置において、
    前記有機系耐熱被膜と反射鏡基材との間、又は、反射鏡基材と反射膜との間に、少なくとも波長300〜380nmの範囲の紫外線をカットする紫外線カット層を備えたことを特徴とする高圧放電ランプユニット。
  3. 内面に反射膜が形成された凹面反射鏡基材の背面側に反射鏡強化用有機系耐熱被膜がコーティングされて成る高圧放電ランプ用反射鏡において、
    前記有機系耐熱被膜と反射鏡基材との間、又は、反射鏡基材と反射膜との間に、少なくとも波長300〜380nmの範囲の紫外線をカットする紫外線カット層を備えたことを特徴とする高圧放電ランプ用反射鏡。
  4. 前記反射膜が形成された内面より入射して前記紫外線カット層を透過する少なくとも波長300〜380nmの範囲の紫外線透過率が20%以下である請求項3記載の高圧放電ランプ用反射鏡。
  5. 前記紫外線カット層が、紫外線遮断物質として酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化亜鉛の少なくとも一つを含有する請求項3記載の高圧放電ランプ用反射鏡。

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