JP3937975B2 - 画像処理プログラム、プリンタドライバ、画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents

画像処理プログラム、プリンタドライバ、画像処理装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理プログラム、および、その画像処理プログラムを備えるプリンタドライバ、画像処理装置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタなどの画像形成装置においては、インクジェットプリンタのみならず、レーザプリンタによっても、色彩の豊かなカラー画像を形成できるものが普及しつつある。
【0003】
そのため、企業の会議やプレゼンテーションなどにおいても、カラープリンタによって作成され的確に色分けされた資料に基づいて、迅速かつ効率的なディスカッションができるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、会議やプレゼンテーションなどにおいて、カラープリンタを用いて色分けした資料を作成し、それを配布しても、色覚障害者にとっては、却って分かりにくい場合を生ずる。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、色覚障害者にとっても、わかりやすい画像を形成することのできる画像処理プログラム、および、その画像処理プログラムを備えるプリンタドライバ、画像処理装置および画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、コンピュータに画像データを処理させるための画像処理プログラムにおいて、記録媒体に形成される文字が色覚障害者にとってより識別しやすい文字となるように、文字データを含む画像データに対して、文字データの少なくとも輪郭部分を処理する画像処理手段としてコンピュータを機能させ、前記画像データが図形データを含むことを判断する判断手段としてコンピュータを機能させ、図形データを含むと判断したとき、前記画像処理手段による画像処理を行なわせ、前記画像処理手段は、図形データを、単一色の図形データに変更する画像処理を行なうことを特徴としている。
【0007】
このような構成によると、画像処理手段によって、記録媒体に形成される文字が色覚障害者にとってより識別しやすい文字となるように、文字データの少なくとも輪郭部分が処理される。そのため、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を識別させることができる。
【0008】
また、判断手段によって、画像データが図形データを含むことを判断した場合には、画像処理手段によって、たとえば、図形データがグラデーションまたは多色模様からなる場合であっても、その図形データが、単一色の図形データに変更される。そのため、色覚障 害者に、記録媒体に形成される図形中の文字を識別させやすくすることができる。
また、請求項2に記載の発明は、コンピュータに画像データを処理させるための画像処理プログラムにおいて、記録媒体に形成される文字が色覚障害者にとってより識別しやすい文字となるように、文字データを含む画像データに対して、文字データの少なくとも輪郭部分を処理する画像処理手段としてコンピュータを機能させ、前記画像データが図形データを含むことを判断する判断手段としてコンピュータを機能させ、図形データを含むと判断したとき、前記画像処理手段による画像処理を行なわせ、前記画像処理手段は、図形データを消去する画像処理を行なうことを特徴としている。
このような構成によると、画像処理手段によって、記録媒体に形成される文字が色覚障害者にとってより識別しやすい文字となるように、文字データの少なくとも輪郭部分が処理される。そのため、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を識別させることができる。
また、判断手段によって、画像データが図形データを含むことを判断した場合には、画像処理手段が、図形データを消去するので、現像剤の消費を低減しつつ、色覚障害者に記録媒体に形成される文字をはっきりと識別させることができる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記画像処理手段は、文字データを、縁取りのある文字データにする画像処理を行なうことを特徴としている。
【0010】
このような構成によると、文字データが縁取りのある文字データとして画像処理されるので、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を、縁取りのある文字として明確に識別させることができる。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記画像処理手段は、文字データの色を変更する画像処理を行なうことを特徴としている。
【0012】
このような構成によると、画像処理手段によって、文字データの色が変更されるので、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を、異なる色の文字として明確に識別させることができる。
【0013】
また、請求項に記載の発明は、請求項ないしのいずれかに記載の発明において、前記画像処理手段は、前記画像データにおいて、文字データと図形データとが重なる場合に、前記画像処理を行なうことを特徴としている。
【0014】
このような構成によると、文字データと図形データとが重なる場合に、画像処理手段による画像処理が行なわれるので、たとえ記録媒体に文字と図形とが重なって形成されていても、色覚障害者に記録媒体における図形中の文字を識別させることができる。一方、文字データと図形データとが重なっていない場合には、色覚障害者は文字を認識できるので、そのような場合における、画像処理手段による余分な画像処理が行なわれることを回避して、効率的な画像処理を達成することができる。
【0015】
また、請求項に記載の発明は、請求項ないしのいずれかに記載の発明において、前記画像処理手段は、前記画像データにおける文字データの色と、図形データの色とが、特定の組み合わせである場合に、前記画像処理を行なうことを特徴としている。
【0016】
このような構成によると、画像処理手段によって、文字データの色と画像データの色とが、色覚障害者が識別しにくい特定の組み合わせである場合に、画像処理が行なわれるので、色覚障害者に、記録媒体における図形と文字とが混在する中の文字を確実に識別させることができる。一方、文字データと図形データとが特定の組み合わせでない場合には、色覚障害者は文字を識別できるので、そのような場合における、画像処理手段による余分な画像処理が行なわれることを回避して、効率的な画像処理を達成することができる。
【0017】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記画像データにおける文字データの色と図形データの色との特定の組み合わせが、文字データの色および図形データの色のいずれか一方が赤系色で、他方が緑系色であることを特徴としている。
【0018】
このような構成によると、画像データにおける文字データの色と図形データの色との特定の組み合わせが、一方が赤系色で他方が緑系色であるため、少なくとも、色覚障害者の大半を占める、赤と緑とを識別しずらい第1色覚障害者および第2色覚障害者において、記録媒体に形成される文字を識別させることができる。
【0019】
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の発明において、前記画像処理手段の画像処理を実行させるか否かを選択するための実行選択手段を備えていることを特徴としている。
【0020】
このような構成によると、実行選択手段によって、画像処理手段の画像処理の実行の有無を選択することができるので、色覚障害者を考慮しなくてよい場合には、画像処理手段の画像処理を実行しないことを選択することによって、余分な処理の増加を防止して、処理の効率化を図ることができる。一方、色覚障害者を考慮する必要がある場合には、画像処理手段の画像処理の実行を選択することによって、色覚障害者に対応した適切な画像を形成することができる。
【0021】
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の発明において、色覚障害者が識別しやすい文字に画像データを処理するモードを備えており、前記モードが選択された時に、前記画像処理手段の画像処理が実行されることを特徴としている。
【0022】
このような構成によると、色覚障害者を考慮しなくてよい場合には、モードを選択しないことによって、余分な処理の増加を防止して、処理の効率化を図ることができる。一方、色覚障害者を考慮する必要がある場合には、モードを選択することによって、色覚障害者に対応した適切な画像を形成することができる。
【0023】
また、請求項10に記載の発明は、プリンタドライバであって、請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理プログラムを備え、画像形成装置に接続された端末装置にて起動され、前記画像形成装置によって記録媒体上に画像を形成させることを特徴としている。
【0024】
このような画像処理プログラムを備えれば、プリンタドライバによって、簡易かつ迅速な処理で、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を識別させることができる。
【0025】
また、請求項11に記載の発明は、画像処理装置であって、請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理プログラムを備え、この画像処理プログラムに基づいてカラー画像データを処理することを特徴としている。
【0026】
このような画像処理プログラムを備えれば、画像処理装置によって、簡易かつ迅速な処理で、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を識別させることができる。
【0027】
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理プログラムを備え、この画像処理プログラムに基づいてカラー画像データを処理することを特徴としている。
【0028】
このような画像処理プログラムを備えれば、画像形成装置によって、簡易かつ迅速な処理で、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を識別させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタ1の一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、このカラーレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するための給紙部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
【0030】
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6の一方側端部に設けられる給紙ローラ7(以下、このカラーレーザプリンタ1において、給紙ローラ7が設けられる側を後側、後述する転写ローラ18が設けられる側を前側とする。)と、給紙パス8と、給紙パス8において、給紙ローラ7に対して用紙3の搬送方向下流側(以下、用紙3の搬送方向上流側または下流側を、単に、上流側または下流側という場合がある。)に設けられる搬送ローラ9と、給紙パス8において、搬送ローラ9に対し用紙3の搬送方向下流側に設けられるレジストローラ10とを備えている。
【0031】
給紙トレイ6は、上面が開放されたボックス形状をなし、用紙3が積層される用紙押圧板11を備えている。用紙押圧板11は、給紙ローラ7に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、給紙ローラ7に対して近い方の端部が上下方向に移動可能とされ、また、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。
【0032】
そして、用紙押圧板11上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板11の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ7に向かって押圧され、給紙ローラ7が回転されることによって、給紙パス8に1枚毎に給紙される。
【0033】
給紙パス8は、給紙ローラ7が配置される上流側端部から、上方に向かって一旦反転され、給紙トレイ6の上方において、後側から前側に向かって略平坦状に延び、後側から上方に向かって屈曲するように延び、転写位置(後述する転写ローラ18および第1中間転写体支持ローラ34の対向部分)を通過して、その下流側端部が、後述する定着部20に至る経路として形成されている。
【0034】
搬送ローラ9およびレジストローラ10は、給紙パス8に臨むように、後側と前側とにそれぞれ配置されている。
【0035】
そして、給紙ローラ7によって給紙パス8に給紙された用紙3は、一旦反転された後、搬送ローラ9によって、後側から前側に向かうようにして、レジストローラ10に搬送され、その後、レジストローラ10によってレジスト後に転写位置に搬送される。
【0036】
また、このカラーレーザプリンタ1の給紙部4は、さらに、はがきなどの任意のサイズの用紙3が積層されるマルチパーパストレイ12と、マルチパーパストレイ12上に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス給紙ローラ13とを備えている。
【0037】
マルチパーパストレイ12は、給紙パス8における給紙ローラ7と搬送ローラ9との間に臨むように、本体ケーシング2の後側において、前側が下向きとなる傾斜状に設けられている。また、マルチパーパス給紙ローラ13は、マルチパーパストレイ12と対向する上方に配置されている。
【0038】
そして、マルチパーパストレイ12上の最上位にある用紙3は、マルチパーパス給紙ローラ13が回転されることによって、給紙パス8に1枚毎に給紙される。給紙パス8に給紙された用紙3は、上記と同様に、搬送ローラ9からレジストローラ10に搬送され、レジスト後に、転写位置に搬送される。
【0039】
画像形成部5は、スキャナユニット14、複数(4つ)の現像カートリッジ15、感光ベルト機構部16、中間転写ベルト機構部17、転写ローラ18、スコロトロン型帯電器19および定着部20などを備えている。
【0040】
スキャナユニット14は、本体ケーシング2内における給紙パス8の上方であって、中間転写ベルト機構部17の下方に配置され、レーザ発光部(図示せず。
)、回転駆動されるポリゴンミラー21、レンズ22、反射鏡23および24を備えている。そして、このスキャナユニット14では、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームを、矢印で示すように、ポリゴンミラー21、レンズ22、反射鏡23および24の順に透過あるいは反射させて、後述する感光ベルト機構部16の感光ベルト32の表面上に、高速走査にて照射させている。
【0041】
4つの現像カートリッジ15は、各色毎に、イエローのトナーが収容されるイエロー現像カートリッジ15Y、マゼンタのトナーが収容されるマゼンタ現像カートリッジ15M、シアンのトナーが収容されるシアン現像カートリッジ15Cおよびブラックのトナーが収容されるブラック現像カートリッジ15Kのそれぞれが、本体ケーシング2内の後側において、上下方向において下から互いに所定の間隔を隔てて並列状に順次配置されている。
【0042】
各現像カートリッジ15は、それぞれ、現像ローラ25、層厚規制ブレード26、供給ローラ27およびトナー収容室28を備えており、現像ローラ25を後述する感光ベルト32の表面に接触または離間させることができるように、図示しない現像カートリッジ接離機構によって水平方向に移動可能に構成されている。
【0043】
各トナー収容室28内にはイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーが使用されている。このような重合トナーは、略球形をなし、流動性が極めて良好である。なお、このようなトナーには、各色に対応した着色剤やワックスなどが配合されるとともに、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されており、その粒子径は、約6〜10μm程度とされている。
【0044】
各現像カートリッジ15において、供給ローラ27と現像ローラ25とは、そのそれぞれがある程度圧縮されるような接触状態で回転可能に設けられており、現像ローラ25は、図示しないメインモータによって、その回転方向が、後述する感光ベルト32と接触する接触部分(ニップ部分)において、下から上に回転(時計方向に回転)駆動するように構成されている。また、現像ローラ25には、現像バイアスが印加されている。
【0045】
また、層厚規制ブレード26は、供給ローラ27の下方であって、現像ローラ25における感光ベルト32と対向する反対側の表面を押圧するように設けられている。
【0046】
そして、トナー収容室28に収容されているトナーが、供給ローラ27の回転によって現像ローラ25に供給される。このとき、トナーは、供給ローラ27と現像ローラ25との間で正の極性に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ25上に供給されたトナーは、現像ローラ25の回転に伴って、層厚規制ブレード26と現像ローラ25との間に進入し、一定の厚さの薄層として現像ローラ25上に担持される。
【0047】
感光ベルト機構部16は、4つの現像カートリッジ15の前側側方に配置され、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ15Yと対向する感光体支持ローラ30と、この感光体支持ローラ30の垂直方向上方で、最上位に位置するブラック現像カートリッジ15Kと対向する感光体駆動ローラ31と、これら感光体支持ローラ30および感光体駆動ローラ31の間に巻回されるエンドレスベルトからなる感光ベルト32とを備えている。この感光ベルト32は、その表面に有機感光体からなる感光層を備えており、すべての現像ローラ25と対向接触できるように、上下方向に配置されている。
【0048】
そして、この感光ベルト機構部16では、感光体駆動ローラ31に、図示しないメインモータからの動力が伝達されることにより、感光体駆動ローラ31が回転駆動(反時計方向に回転駆動)され、感光体支持ローラ30が従動(反時計方向に従動)されることにより、感光ベルト32が、これら感光体支持ローラ30および感光体駆動ローラ31の間を周回移動(反時計方向に周回移動)するように構成されている。
【0049】
これによって、感光ベルト32は、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ15Yの現像ローラ25から最上位に位置するブラック現像カートリッジ15Kの現像ローラ25に向けて移動、つまり、各現像ローラ25と接触する接触部分(ニップ部分)において、各現像ローラ25と同一方向に、感光ベルト32が上向きに移動される。
【0050】
中間転写ベルト機構部17は、スキャナユニット14の上方であって、感光ベルト機構部16の前側側方に配置され、中間転写体駆動ローラ33、第1中間転写体支持ローラ34および第2中間転写体支持ローラ35と、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂からなるエンドレスベルトからなる中間転写ベルト36とを備えている。
【0051】
中間転写体駆動ローラ33は、感光ベルト32および中間転写ベルト36を挟んで感光体駆動ローラ31と対向配置されている。第1中間転写体支持ローラ34は、中間転写体駆動ローラ33に対して、斜め前側下方に配置され、後述する転写ローラ18と中間転写ベルト36を挟んで対向配置されている。第2中間転写体支持ローラ35は、中間転写体駆動ローラ33の下方であって、第1中間転写体支持ローラ34に対して後側側方に配置されている。そして、これら中間転写体駆動ローラ33、第1中間転写体支持ローラ34および第2中間転写体支持ローラ35が、略三角形状に配置され、その周りに中間転写ベルト36が巻回されている。
【0052】
そして、この中間転写ベルト機構部17では、中間転写体駆動ローラ33に、図示しないメインモータからの動力が伝達されることにより、中間転写体駆動ローラ33が回転駆動(時計方向に回転駆動)され、第1中間転写体支持ローラ34および第2中間転写体支持ローラ35が従動(時計方向に従動)されることにより、中間転写ベルト36が、これら中間転写体駆動ローラ33、第1中間転写体支持ローラ34および第2中間転写体支持ローラ35の間を周回移動(時計方向に周回移動)するように構成されている。
【0053】
これによって、中間転写ベルト36は、中間転写体駆動ローラ33において、感光ベルト32と対向接触し、その接触部分(ニップ部分)において、感光ベルト32と同方向に移動される。
【0054】
転写ローラ18は、中間転写ベルト36の表面と接触するように、中間転写ベルト機構部17の第1中間転写体支持ローラ34と中間転写ベルト36を挟んで対向配置されており、中間転写ベルト36との接触部分(ニップ部分)において、中間転写ベルト36と同方向に回転(反時計方向に回転)するように構成されている。なお、この転写ローラ18は、図示しない転写ローラ接離機構によって、用紙3にカラー画像を転写する時には、中間転写ベルト36と接触する接触位置に移動され、転写しない時には、中間転写ベルト36から離間する離間位置に移動されるように構成されている。
【0055】
また、転写ローラ18は、図示しないメインモータによって駆動され、転写バイアスが印加されるように構成されている。
【0056】
スコロトロン型帯電器19は、感光ベルト32の表面と接しないように、所定間隔を隔てて配設されており、感光ベルト32の移動方向における感光体支持ローラ30の近傍上流側に設けられている。このスコロトロン型帯電器19は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ベルト32の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
【0057】
そして、感光ベルト32の表面は、スコロトロン型帯電器19により一様に正帯電された後、スキャナユニット14からのレーザービームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。
【0058】
次いで、静電潜像が形成された感光ベルト32に、特定の現像カートリッジ15の現像ローラ25を、図示しない現像カートリッジ接離機構によって接触させることにより、感光ベルト32上に、その特定の現像カートリッジ15に収容される単色のトナー像が形成される。感光ベルト32上に形成された単色のトナー像は、次いで、中間転写ベルト36と対向した時に、その中間転写ベルト36に転写され、その中間転写ベルト36において順次重ね合わされることにより、カラー画像が形成される。
【0059】
すなわち、たとえば、まず、図示しない現像カートリッジ接離機構によって、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ15Yを水平方向前方に移動させて、イエロー現像カートリッジ15Yの現像ローラ25を、静電潜像が形成される感光ベルト32に接触させるとともに、マゼンタ現像カートリッジ15M、シアン現像カートリッジ15Cおよびブラック現像カートリッジ15Kを水平方向後方に移動させて残りの現像ローラ25を感光ベルト32から離間させることにより、イエロー現像カートリッジ15Yに収容されるイエローのトナーによって感光ベルト32上にイエローのトナー画像が形成され、次いで、感光ベルト32の移動により、そのイエローのトナー画像が中間転写ベルト36と対向した時に、その中間転写ベルト36に転写される。
【0060】
次いで、上記と同様にして、再び感光ベルト32上に静電潜像が形成される一方で、各現像カートリッジ15を、図示しない現像カートリッジ接離機構によって、水平方向に適宜移動させることにより、下から二番目に位置するマゼンタ現像カートリッジ15Mの現像ローラ25を感光ベルト32に接触させるとともに、残りの現像ローラ25を離間させることにより、マゼンタ現像カートリッジ15Mに収容されるマゼンタのトナーによって感光ベルト32上にマゼンタのトナー画像が形成されると、そのマゼンタのトナー画像は、中間転写ベルト36と対向した時に、既にイエローのトナー画像が転写されている中間転写ベルト36上に重ねて転写される。
【0061】
このような同様の動作が、シアン現像カートリッジ15Cに収容されるシアンのトナーおよびブラック現像カートリッジ15Kに収容されるブラックのトナーによって繰り返され、これによって、中間転写ベルト36上にカラー画像が形成される。
【0062】
そして、このようにして中間転写ベルト36上に形成されたカラー画像は、用紙3が中間転写ベルト36と、接触位置に移動される転写ローラ18との間を通る間に、その用紙3に一括転写される。
【0063】
定着部20は、転写ローラ18の上方であって、給紙パス8の下流側端部に配置されており、加熱ローラ41と、その加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42と、搬送ローラ43とを備えている。加熱ローラ41は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、用紙3上に転写されたカラー画像を、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させるようにしている。
【0064】
そして、このように定着部20においてカラー画像が熱定着された用紙3は、搬送ローラ43によって、排紙パス44に送られ、排紙パス44の下流側端部に設けられる排紙ローラ45によって、本体ケーシング2の上部に形成される排紙トレイ46上に排紙される。
【0065】
図2は、このカラーレーザプリンタ1が接続される端末装置としてのパーソナルコンピュータ51を備えるコンピュータシステム50を示すブロック図であり、図3は、このパーソナルコンピュータ51において、プリンタドライバを起動させるための階層構造を示すブロック図である。
【0066】
パーソナルコンピュータ51には、装置の制御を実施するCPU52と、そのCPU52内に、制御プログラムが格納されるROM53と、ワークメモリが格納されるRAM54と、電源が切断されても情報が記憶された状態で残る記憶手段としてのNVRAM55とが備えられている。パーソナルコンピュータ51には、CD−ROM56を装填再生するためのCD−ROM再生装置57、CRT58、キーボード59、CRT58の画面内での各種操作を行なうためのマウス60、オペレーションシステム(OS)62やアプリケーションソフトウェア63やプリンタドライバ64がインストールされるハードディスク40、および、各種外部機器とパーソナルコンピュータ51とを接続するためのインターフェイス61が備えられており、それらが、それぞれCPU52と接続されている。このパーソナルコンピュータ51は、このインターフェイス61を介してカラーレーザプリンタ1に設けられているインターフェイスと接続されることによって、カラーレーザプリンタ1と接続されている。
【0067】
そして、このコンピュータシステム50では、CD−ROM再生装置57に、カラーレーザプリンタ1に送信する印刷ジョブを作成するための画像処理プログラムを備えるプリンタドライバ64が記録されているCD−ROM56が装填されると、ハードディスク40にそのプリンタドライバ64がインストールされ、図3に示すように、所定のオペレーションシステム(OS)62上でプリンタドライバ64が起動可能な状態となる。
【0068】
そして、本実施形態では、このようにして起動されるプリンタドライバ64に、通常プリンタドライバ64として設定されている印刷制御コマンド(すなわち、アプリケーションソフトウェア63上で作成されたオペレーションシステム62に準じたデータ形式の文字や図形からなる画像データをカラーレーザプリンタ1が受信できる、たとえば、ページ記述言語(PDL)からなる画像データに変換して、カラーレーザプリンタ1に送信する画像処理プログラム)の他に、色覚障害者にとっても、わかりやすい画像を形成するための画像処理プログラムとして、色覚障害対応モードが設定されている。
【0069】
印刷制御コマンドでは、アプリケーションソフトウェア63上で作成された文字や図形からなる画像が、ページ記述言語(PDL)によって、文字データや、文字データ以外のデータである図形データからなる画像データにそれぞれ変換される。その後、変換された画像データは、印刷ジョブとしてカラーレーザプリンタ1にインターフェイス61を介して送信され、カラーレーザプリンタ1において印刷処理が実行される。このとき、カラーレーザプリンタ1では、文字データや図形データを受信して、そのデータ内容(色、大きさ、フォント、太さ等)を読み取って、印刷が行なわれる。
【0070】
次に、このプリンタドライバ64の色覚障害対応モードについて詳述する。
【0071】
たとえば、ユーザが、会議やプレゼンテーションに使用する画像をアプリケーションソフトウェア63を用いて作成した後、印刷する場合において、色覚障害者にとっても、識別しやすいように印刷したい場合には、まず、プリンタドライバ64のプロパティを表示させる。プリンタドライバ64のプロパティを表示させるには、アプリケーションソフトウェア63上から印刷実行ウィンドウ(図示せず)を選択し、表示された印刷実行ウィンドウ上からプロパティを選択する公知の操作方法に従えばよい。
【0072】
このようにして、プリンタドライバ64のプロパティが選択されると、たとえば、図4に示すプロパティウィンドウ65が表示される。
【0073】
プロパティウィンドウ65には、たとえば、「情報」ダイアログ、「詳細」ダイアログ、「共有」ダイアログ、「用紙」ダイアログ、「グラフィックス」ダイアログ、「デバイスオプション」ダイアログ、「両面印刷」ダイアログおよび「色覚」ダイアログなど、複数のダイアログが備えられており、任意のダイアログ画面をクリックして選択することにより、所定のダイアログを最前面にて表示させて、各種設定ができるようになっている。この図4においては、色覚ダイアログ66が最前面に表示されている。
【0074】
色覚ダイアログ66には、色覚障害者にとって識別しやすい画像を形成するための、画像処理手段としての色覚障害対応モードを選択可能な実行選択手段としての色覚障害対応モードチェックボックス67が備えられている。そして、色覚障害者にとって識別しやすいように印刷したい場合には、この色覚障害者対応モードチェックボックス67にチェックを入れる。
【0075】
この色覚障害対応モードチェックボックス67にチェックを入れると、後述するプリンタドライバ64のページ処理において、図5のフロー図で示される色覚障害対応モードの処理が実行される。色覚障害者を考慮する必要がある場合には、このようにして色覚障害対応モードを選択することによって、色覚障害者に対応した適切な画像を形成することができる。一方、色覚障害者を考慮しなくてよい場合には、色覚障害対応モードチェックボックス67のチェックを外せばよい。これによって、色覚障害対応モードが選択されず、余分な処理の増加を防止して、処理の効率化を図ることができる。
【0076】
また、色覚ダイアログ66は、画像処理対象設定ボックス68と、画像処理方法設定ボックス69とを備えている。
【0077】
画像処理対象設定ボックス68は、次に述べる色覚障害対応画像処理を実行させるための対象となる画像データの条件が設定できるようになっている。より具体的には、この画像処理対象設定ボックス68には、画像データ中に含まれる文字データと図形データとが互いに重なりあっている場合に、後述する色覚障害対応画像処理を実行させることを選択するための「文字データと図形データとの重なり」、および、画像データに含まれる文字データの色と図形データの色とが、特定の色の組み合わせ、より具体的には、このプリンタドライバ64では、文字データの色と図形データの色のいずれか一方が赤系色で、他方が緑系色である場合に、後述する色覚対応画像処理を実行させることを選択するための「文字データの色と図形データの色とが赤系色と緑系色との組み合わせ」を設定することができるように、それぞれに対応するチェックボックスが備えられている。
【0078】
たとえば、「文字データと図形データとの重なり」のチェックボックス71がチェックされると、文字データと図形データとが重なっている場合にのみ、後述する色覚障害対応画像処理が実行されることが選択される。
【0079】
文字データと図形データとが互いに重なりあっていることの判断は、ページ記述言語(PDL)により変換された文字データと図形データとの画像データにおける座標点から判断され、これら文字データの座標点と図形データの座標点とが一致している場合には、文字データと図形データとが互いに重なっていると判断される。
【0080】
また、「文字データの色と図形データの色とが赤系色と緑系色との組み合わせ」のチェックボックス72がチェックされると、文字データの色と図形データの色のいずれか一方が赤系色で、他方が緑系色である場合にのみ、後述する色覚障害対応画像処理が実行されることが選択される。
【0081】
文字データの色および図形データの色のいずれか一方が赤系色で、他方が緑系色であることは、次のようにして判断される。
【0082】
すなわち、通常、文字データおよび図形データを含む画像データでは、1つのピクセル毎にR(赤)、G(緑)、B(青)の色データを有しており、その色彩が、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色の混合色で表現されている。そして、各ピクセルにおいて、これらR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色の階調が変更されることによって、ユーザの視覚で認識される多様な色彩が実現されている。なお、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色は、それぞれ、たとえば256階調、すなわち、0〜255階調のレベルを有している。
【0083】
そして、この判断は、まず、文字データおよび図形データのピクセルについて、赤系色か緑系色か、あるいは、それ以外の系統色であるかに区分される。
【0084】
すなわち、たとえば、文字データまたは図形データのピクセルについて、R(赤)の階調の値が最も大きく、G(緑)およびB(青)のそれぞれの階調の値が、R(赤)の階調の値よりも小さい場合において、R(赤)と2番目に大きい階調の値をもつものとの階調値の差が、2番目に大きい階調の値を有するものと3番目の階調の値を有するものとのそれぞれの階調値の差よりも大きい場合には、そのピクセルの色は、赤系色と判断される。
【0085】
また、たとえば、文字データまたは図形データのピクセルについて、G(緑)の階調の値が最も大きく、R(赤)およびB(青)のそれぞれの階調の値が、G(緑)の階調の値よりも小さい場合において、G(緑)と2番目に大きい階調の値をもつものとの階調値の差が、2番目に大きい階調の値を有するものと3番目の階調の値を有するものとのそれぞれの階調値の差よりも大きい場合には、そのピクセルの色は、緑系色と判断される。
【0086】
また、上記の判断において、赤系色および緑系色のいずれにも属さない場合には、それ以外の系統色であると判断される。
【0087】
そして、この判断では、文字データが、赤系色に区分され、図形データが緑系色に区分されるか、あるいは、文字データが緑系色に区分され、図形データが赤系色に区分された場合に、文字データの色および図形データの色のいずれか一方が赤系色で、他方が緑系色と判断される。
【0088】
なお、画像処理対象設定ボックス68においては、「文字データと図形データとの重なり」のチェックボックス71または「文字データの色と図形データの色とが赤系色と緑系色との組み合わせ」のチェックボックス72のみを選択することができ、また、「文字データと図形データとの重なり」のチェックボックス71および「文字データの色と図形データの色とが赤系色と緑系色との組み合わせ」のチェックボックス72の両方を選択することもできる。「文字データと図形データとの重なり」のチェックボックス71および「文字データの色と図形データの色とが赤系色と緑系色との組み合わせ」のチェックボックス72の両方を選択した場合には、文字データと図形データとが重なっていて、かつ、文字データと図形データのいずれか一方が赤系色で他方が緑系色である場合にのみ、後述する色覚障害対応画像処理が実行されることが選択される。
【0089】
このような「文字データと図形データとの重なり」のチェックボックス71の選択により、色覚障害対応画像処理が実行されると、たとえ用紙3に文字と図形とが重なって形成されていても、色覚障害者に図形中の文字を識別させることができる。しかも、この「文字データと図形データとの重なり」のチェックボックス71を選択すれば、文字データと図形データとが重なっていない場合には、色覚障害対応画像処理が実行されないので、余分な画像処理が行なわれることを回避して、効率的な画像処理を達成することができる。
【0090】
また、「文字データの色と図形データの色とが赤系色と緑系色との組み合わせ」のチェックボックス72の選択により、色覚障害対応画像処理が実行されると、たとえ文字データの色と図形データの色とが特定の組み合わせであっても、色覚障害者に、用紙3における図形と文字とが混在する中の文字を確実に識別させることができる。しかも、「文字データの色と図形データの色とが赤系色と緑系色との組み合わせ」のチェックボックス72を選択すれば、文字データの色と図形データの色とが特定の組み合わせでない場合には、色覚障害対応画像処理が実行されないので、余分な画像処理が行なわれることを回避して、効率的な画像処理を達成することができる。
【0091】
また、上記したように、文字データと図形データのいずれか一方が赤系色で他方が緑系色である場合には、少なくとも、色覚障害者の大半を占める、第1色覚障害者および第2色覚障害者において、用紙3に形成される文字を識別させることができる。
【0092】
画像処理方法設定ボックス69には、種々の色覚障害対応画像処理が設定できるように、複数のチェックボックスが設けられている。より具体的には、画像処理方法設定ボックス69には、画像データに含まれる文字データの輪郭部分の画像処理を行なう「縁取り処理」、画像データに含まれる文字データの色を変更する画像処理を行なう「色変更処理」、画像データに含まれる図形データを単一色の図形データに変更する画像処理を行なう「単色化処理」、および、画像データに含まれる図形データを消去する画像処理を行なう「消去処理」を設定することができるように、それぞれに、対応するチェックボックスが備えられている。たとえば、「縁取り処理」のチェックボックス73がチェックされると、色覚障害対応画像処理として後述する縁取り処理が選択され、「色変更処理」のチェックボックス74がチェックされると、色覚障害対応画像処理として後述する色変更処理が選択され、「単色化処理」のチェックボックス75がチェックされると、色覚障害対応画像処理として後述する単色化処理が選択され、「消去処理」のチェックボックス76がチェックされると、色覚障害対応画像処理として後述する消去処理が選択される。
【0093】
なお、画像処理方法設定ボックス69においては、原則として、いずれか1つの処理が選択されるが、場合により、たとえば、「縁取り処理」または「色変更処理」と「単色化処理」、あるいは、「縁取り処理」または「色変更処理」と「消去処理」の両方を選択することができる。すなわち、文字データ側の処理(「縁取り処理」および「色変更処理」)と図形データ側の処理(「単色化処理」および「消去処理」)とを適宜組み合わせて選択することができる。
【0094】
そして、色覚ダイアログ66において、色覚障害対応モードの選択、画像処理対象設定ボックス68の選択および画像処理方法設定ボックス69の選択が終了した後に、色覚ダイアログ66内に設けられたOKボタン77をクリックすると、色覚障害対応モードの選択、画像処理対象設定ボックス68の選択および画像処理方法設定ボックス69の選択に関する情報が、CPU52内のNVRAM55に記憶される。NVRAM55に記憶されたこれらの情報は、色覚ダイアログ66を表示させることによって、随時、変更することができる。これらの情報を変更した後は、変更後の情報が、NVRAM55に記憶される。これらの情報を、NVRAM55に記憶させるようにすれば、特定の色覚障害者が反復して使用する場合に、使用時において、毎回、これらの情報を選択して入力する手間を省くことができる。
【0095】
そして、このような色覚ダイアログ66で各種設定がなされた後、印刷処理を実行させると、図5に従ったページ処理が開始される。
【0096】
なお、印刷処理の実行は、色覚ダイアログ66を終了した後に、印刷実行ウィンドウ(図示せず)において、印刷ページ範囲や、印刷枚数などを設定した後、印刷実行のための「OK」ボタンをクリックする公知の操作方法に従えばよい。そして、印刷処理が実行されると、印刷実行ウィンドウで設定された1つのジョブにおける、1ページごとに、図5に示すページ処理が開始される。
【0097】
すなわち、ページ処理が開始されると、まず、現在のページ番号が認識された(S1)後、アプリケーションソフトウェア63によって作成された画像がカラーレーザプリンタ1において印刷可能な画像データに変換される画像データ処理が行なわれる(S2)。このデータ処理では、上記したように、ページ記述言語(PDL)によって文字や図形が、それぞれカラーレーザプリンタ1によって印刷可能な文字データや図形データに変換される。
【0098】
次いで、このような画像データ処理が行なわれた後、色覚障害対応モードが選択されているか否かが判断される(S3)。色覚障害対応モードが選択されていない場合(S3:NO)、すなわち、上記の図4において、色覚障害対応モードチェックボックス67がチェックされていない場合には、色覚障害対応モードの処理が行なわれることなく、そのまま、通常の印刷モードで、インターフェイス送信処理(S9)がなされる。
【0099】
一方、色覚障害対応モードが選択されている場合(S3:YES)、すなわち、上記の図4において、色覚障害対応モードチェックボックス67がチェックされている場合には、色覚障害対応モードの処理が起動され、次に、画像データの中に、文字データと図形データとが含まれているかが、判断手段としての画像判断プログラムの処理によって判断される(S4)。
【0100】
すなわち、この画像判断プログラムの処理において、画像データ中に文字データと図形データとの両方が含まれていない場合(すなわち、画像データが文字データのみか、あるいは、図形データのみからなる場合)(S4:NO)には、次の色覚障害対応画像処理が行なわれることなく、そのまま、通常の印刷モードで、インターフェイス送信処理(S9)がなされる。
【0101】
画像データ中に文字データと図形データとの両方が含まれている場合(S4:YES)には、画像処理対象設定ボックス68において選択された画像データであるか、すなわち、次の色覚障害対応画像処理の対象となる画像データであるか否かが判断される(S5)。たとえば、画像処理対象設定ボックス68において、「文字データと図形データとの重なり」のチェックボックス71および「文字データの色と図形データの色とが赤系色と緑系色との組み合わせ」のチェックボックス72の両方にチェックがされている場合には、上記したように、文字データと図形データとが重なっていて、かつ、文字データと図形データのいずれか一方が赤系色で他方が緑系色である場合にのみ、次の色覚障害対応画像処理が実行される(S5:YES)。
【0102】
一方、「文字データと図形データとの重なり」のチェックボックス71および「文字データの色と図形データの色とが赤系色と緑系色との組み合わせ」のチェックボックス72の両方にチェックがされている場合において、たとえば、文字データと図形データとが互いに重なりあっている領域がない場合、あるいは、文字データの色と図形データの色のいずれか一方が赤系色で、他方が緑系色でない場合(S5:NO)には、次の色覚障害対応画像処理が行なわれることなく、そのまま、通常の印刷モードでインターフェイス送信処理(S9)がなされる。
【0103】
そして、上記の判断がなされ、画像データが色覚障害対応画像処理の対象となる画像データである場合(S5:YES)において、たとえば、画像処理方法設定ボックス69において、「縁取り処理」のチェックボックス73がチェックされている場合には、色覚障害対応画像処理として、画像データ中の文字データの縁取り処理が実行される(S6)。このように、色覚障害対応画像処理の対象となる画像データであると判断した場合に、色覚障害対応画像処理を実行させることによって、用紙3において図形と文字とが混在して形成されていても、色覚障害者に、文字を識別させることができる。
【0104】
より具体的には、この縁取り処理では、図6に示すように、たとえば、文字データ81と図形データ82との座標が重なっており、かつ、文字データ81が赤系色で、図形データ82が緑系色である場合(図6(a))には、文字データ81が縁取り部分83を有する文字データ81に変換される(図6(b))。なお、この変換は、文字データ81のアウトラインフォントを変換する公知の方法により実行される。
【0105】
これにより、簡易かつ迅速な処理によって、文字データ81と図形データ82との境界部分における色覚障害者が識別しにくい部分が、色覚障害者にとって識別しやすく画像処理される。その結果、色覚障害者に、用紙3に形成される文字を、縁取りのある文字として簡易かつ明確に識別させることができる。
【0106】
また、たとえば、画像処理方法設定ボックス69において、「色変更処理」のチェックボックス74がチェックされている場合には、色覚障害対応画像処理として、画像データ中の文字データの色を変更する色変更処理が実行される(S6)。
【0107】
すなわち、この色変更処理では、図7に示すように、たとえば、文字データ81と図形データ82との座標が重なっており、かつ、文字データ81が赤系色で、図形データ82が緑系色である場合(図7(a))には、文字データ81の色が、元の文字データ81が有していた色とは異なる色に変更される(図7(b))。
【0108】
より具体的には、たとえば、濃い赤色の文字データ81と濃い緑色の図形データ82とからなる画像データである場合に、この色変更処理が実行されると、文字データ81の色が黄系色の色に変更される。また、たとえば、薄い赤色の文字データ81と薄い緑色の図形データ82とからなる画像データである場合に、この色変更処理が実行されると、文字データ81の色が青系色の色に変更される。
【0109】
なお、上記の判断において、文字データ81または図形データ82の色の濃淡は、文字データ81または図形データ82を構成するピクセルの輝度から判断される。すなわち、この輝度の判断は、まず、文字データ81または図形データ82の輝度を、各ピクセルが有するR(赤)、G(緑)、B(青)データから、それぞれが有する輝度の値に係数s、t、uを乗じてその和をとることにより求められ、その程度が0〜255のレベルに区分される。
【0110】
輝度X = sR+tG+uB
ここで、各係数s、t、uの値は、たとえば、s:0.30、t:0.59、u:0.11とし、各係数s、t、uの総和は、1とする。
【0111】
そして、求められた輝度が、たとえば、127以下である場合には、濃い色であると判断され、また、たとえば、128以上である場合には、薄い色であると判断される。
【0112】
これにより、文字データ81の色が元の色とは異なった色に変更されるので、文字データ81と図形データ82との境界部分における色覚障害者が識別しにくい部分が、色覚障害者にとって識別しやすく画像処理される。その結果、色覚障害者に、用紙3に形成される文字を、異なる色の文字として簡易かつ明確に識別させることができる。
【0113】
また、たとえば、画像処理方法設定ボックス69において、「単色化処理」のチェックボックス75がチェックされている場合には、色覚障害対応画像処理として、画像データ中の図形データ82の色を単一の色にする単色化処理が実行される(S6)。すなわち、この単色化処理では、図8に示すように、たとえば、文字データ81と図形データ82との座標が重なっており、かつ、文字データ81が赤系色で、図形データ82が緑系色であり、この図形データ82がグラデーションまたは多色模様からなる場合(図8(a))には、図形データ82の色が、図8(b)に示すように、その図形データ82の最も濃い色の部分と最も薄い色の部分との平均値の単一色に変更される。
【0114】
これにより、たとえば、図形データ82がグラデーションまたは多色模様からなる場合であっても、図形データ82の色が単一色にされ、文字データ81と図形データ82との境界部分における、色覚障害者が識別しにくい部分が、色覚障害者にとって識別しやすく画像処理される。その結果、色覚障害者に、用紙3に形成される図形中の文字を識別させやすくすることができる。
【0115】
また、たとえば、画像処理方法設定ボックス69において、「消去処理」のチェックボックス76がチェックされている場合には、色覚障害対応画像処理として、画像データ中の図形データ82を消去する消去処理が実行される(S6)。
すなわち、この消去処理では、図9に示すように、たとえば、文字データ81と図形データ82との座標が重なっており、かつ、文字データ81が赤系色で、図形データ82が緑系色である場合(図9(a))には、図9(b)に示すように、図形データ82が消去される。
【0116】
これにより、図形データ82が消去されるので、文字データ81と図形データ82との境界部分における色覚障害者が識別しにくい部分がなくなり、色覚障害者にとって識別できる画像処理がされる。その結果、図形データ82に用いるトナーの消費を低減しつつ、色覚障害者に用紙3に形成される文字をはっきりと識別させることができる。
【0117】
そして、このページ処理では、上記の処理によって、色覚障害者が識別しにくい画像領域の画像データが、色覚障害者が識別しやすい画像データに処理された後、インターフェイス送信処理がなされる(S7)。
【0118】
なお、以上の説明では、画像データに含まれる文字データ81の輪郭部分を縁取り処理したが、図形データ82の境界部分を縁取り処理してもよい。
【0119】
また、以上の説明では、色変更処理として、文字データ81の色を元の色とは異なる色に変更したが、図形データ82の色を元の色とは異なる色に変更してもよい。
【0120】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、その他の形態においても実施することができる。すなわち、以上の説明では、本発明の画像形成装置を、いわゆる中間転写方式のカラーレーザプリンタ1を例にとって説明したが、本発明の画像形成装置は、これに限らず、いわゆるタンデム方式のカラーレーザプリンタであってもよく、さらには、インクジェットカラープリンタであってもよい。
【0121】
また、以上の説明では、色覚障害対応モードをプリンタドライバ64に搭載したが、色覚障害対応モードは、プリンタドライバ64以外のソフトウェアや画像処理装置に搭載してもよい。さらに、以上の説明では、プリンタドライバ64をパーソナルコンピュータ51にインストールして、そのパーソナルコンピュータ51からカラーレーザプリンタ1を制御したが、たとえば、カラーレーザプリンタ1のCPUで、色覚障害対応モードが実行可能となるようにセットアップして、カラーレーザプリンタ1の操作パネル上で色覚障害対応モードの操作を行なってもよい。
【0122】
また、以上の説明では、プリンタドライバ64がページ記述言語(PDL)に基づいて作動するものとして説明したが、GDI(Graphics Device Interface)に基づいて作動するものであってもよい。なお、この場合には、上記の処理が終了した後に、プリンタドライバ64において、RGBデータがトナーの色に対応するYMCKデータに変換される。
【0123】
さらに、以上の説明では、RGB表色系を色データとして有する画像データを例にとって説明したが、La表色系を色データとして有する画像データについても同様の処理を適用することができる。また、以上の説明では、主として、第1色覚障害者および第2色覚障害者にとって、識別しやすい画像処理について説明したが、第3色覚障害者にとって、識別しやすい画像処理についても、上記と同様の処理を適用することができる。
【0124】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、記録媒体において図形と文字とが混在して形成されていても、色覚障害者に、記録媒体に形成される図形中の文字を識別させやすくすることができる。
【0125】
請求項2に記載の発明によれば、現像剤の消費を低減しつつ、記録媒体において図形と文字とが混在して形成されていても、色覚障害者に、色覚障害者に記録媒体に形成される文字をはっきりと識別させることができる。
【0126】
請求項3に記載の発明によれば、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を、縁取りのある文字として明確に識別させることができる。
【0127】
請求項4記載の発明によれば、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を、異なる色の文字として明確に識別させることができる。
【0128】
請求項に記載の発明によれば、たとえ記録媒体に文字と図形とが重なって形成されていても、色覚障害者に図形中の文字を識別させることができる。一方、文字データと図形データとが重なっていない場合における余分な画像処理が行なわれることを回避して、効率的な画像処理を達成することができる。
【0129】
請求項に記載の発明によれば、色覚障害者に、記録媒体における図形と文字とが混在する中の文字を確実に識別させることができる。一方、文字データと図形データとが特定の組み合わせでない場合における余分な画像処理が行なわれることを回避して、効率的な画像処理を達成することができる。
【0130】
請求項に記載の発明によれば、少なくとも、色覚障害者の大半を占める、第1色覚障害者および第2色覚障害者において、記録媒体に形成される文字を識別させることができる。
【0131】
請求項に記載の発明によれば、色覚障害者を考慮しなくてよい場合には、画像処理手段の画像処理を実行しないことを選択することによって、余分な処理の増加を防止して、処理の効率化を図ることができる。一方、色覚障害者を考慮する必要がある場合には、画像処理手段の画像処理の実行を選択することによって、色覚障害者に対応した適切な画像を形成することができる。
【0132】
請求項に記載の発明によれば、色覚障害者を考慮しなくてよい場合には、モードを選択しないことによって、余分な処理の増加を防止して、処理の効率化を図ることができる。一方、色覚障害者を考慮する必要がある場合には、モードを選択することによって、色覚障害者に対応した適切な画像を形成することができる。
【0133】
請求項10に記載の発明によれば、プリンタドライバによって、簡易かつ迅速な処理で、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を識別させることができる。
【0134】
請求項11に記載の発明によれば、画像処理装置によって、簡易かつ迅速な処理で、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を識別させることができる。
【0135】
請求項12記載の発明によれば、画像形成装置によって、簡易かつ迅速な処理で、色覚障害者に、記録媒体に形成される文字を識別させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】 図1に示すカラーレーザプリンタが接続されるコンピュータシステムを示すブロック図である。
【図3】 図2に示すコンピュータにおいて、プリンタドライバを起動させるための階層構造を示すブロック図である。
【図4】 図2に示すCRTに表示されるプリンタドライバのプロパティウィンドウを示す図である。
【図5】 図3に示すプリンタドライバのページ処理を示すフロー図である。
【図6】 縁取り処理の一例を示す図であり、(a)は、縁取り処理前の画像を示し、(b)は、縁取り処理後の画像を示す。
【図7】 色変更処理の一例を示す図であり、(a)は、色変更処理前の画像を示し、(b)は、色変更処理後の画像を示す。
【図8】 単色化処理の一例を示す図であり、(a)は、単色処理前の画像を示し、(b)は、単色処理後の画像を示す。
【図9】 消去処理の一例を示す図であり、(a)は、消去処理前の画像を示し、(b)は、消去処理後の画像を示す。
【符号の説明】
1 カラーレーザプリンタ
3 用紙
51 パーソナルコンピュータ
63 プリンタドライバ
67 色覚障害対応モードチェックボックス
81 文字データ
82 図形データ
83 縁取り部分

Claims (12)

  1. コンピュータに画像データを処理させるための画像処理プログラムにおいて、
    記録媒体に形成される文字が色覚障害者にとってより識別しやすい文字となるように、文字データを含む画像データに対して、文字データの少なくとも輪郭部分を処理する画像処理手段としてコンピュータを機能させ
    前記画像データが図形データを含むことを判断する判断手段としてコンピュータを機能させ、図形データを含むと判断したとき、前記画像処理手段による画像処理を行なわせ、
    前記画像処理手段は、図形データを、単一色の図形データに変更する画像処理を行なうことを特徴とする、画像処理プログラム。
  2. コンピュータに画像データを処理させるための画像処理プログラムにおいて、
    記録媒体に形成される文字が色覚障害者にとってより識別しやすい文字となるように、文字データを含む画像データに対して、文字データの少なくとも輪郭部分を処理する画像処理手段としてコンピュータを機能させ、
    前記画像データが図形データを含むことを判断する判断手段としてコンピュータを機能させ、図形データを含むと判断したとき、前記画像処理手段による画像処理を行なわせ、
    前記画像処理手段は、図形データを消去する画像処理を行なうことを特徴とする、画像処理プログラム。
  3. 前記画像処理手段は、文字データを、縁取りのある文字データにする画像処理を行なうことを特徴とする、請求項1または2に記載の画像処理プログラム。
  4. 前記画像処理手段は、文字データの色を変更する画像処理を行なうことを特徴とする、請求項1または2に記載の画像処理プログラム。
  5. 前記画像処理手段は、前記画像データにおいて、文字データと図形データとが重なる場合に、前記画像処理を行なうことを特徴とする、請求項ないしのいずれかに記載の画像処理プログラム。
  6. 前記画像処理手段は、前記画像データにおける文字データの色と、図形データの色とが、特定の組み合わせである場合に、前記画像処理を行なうことを特徴とする、請求項ないしのいずれかに記載の画像処理プログラム。
  7. 前記画像データにおける文字データの色と図形データの色との特定の組み合わせが、文字データの色および図形データの色のいずれか一方が赤系色で、他方が緑系色であることを特徴とする、請求項に記載の画像処理プログラム。
  8. 前記画像処理手段の画像処理を実行させるか否かを選択するための実行選択手段を備えていることを特徴とする、請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理プログラム。
  9. 色覚障害者が識別しやすい文字に画像データを処理するモードを備えており、
    前記モードが選択された時に、前記画像処理手段の画像処理が実行されることを特徴とする、請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理プログラム。
  10. 請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理プログラムを備え、画像形成装置に接続された端末装置にて起動され、前記画像形成装置によって記録媒体上に画像を形成させることを特徴とする、プリンタドライバ。
  11. 請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理プログラムを備え、この画像処理プログラムに基づいてカラー画像データを処理することを特徴とする、画像処理装置。
  12. 請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理プログラムを備え、この画像処理プログラムに基づいてカラー画像データを処理することを特徴とする、画像形成装置。
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