JP3937756B2 - 光電式煙感知器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光素子から照射された光が煙により散乱された散乱光を受光して電気信号に変換することにより煙を感知する光電式煙感知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図8に示すような光電式煙感知器が提供されている。この光電式煙感知器は、発光素子(発光ダイオード)LDを駆動して監視空間に光を照射する発光回路1’と、発光素子LDから照射された光が監視空間内の煙により散乱された散乱光を受光素子(フォトダイオード)PDで受光して電気信号に変換する光電変換回路2’と、光電変換回路2’の出力信号からノイズ成分を除去するフィルタ回路3’と、フィルタ回路3’でノイズ成分が除去された出力信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路4’と、サンプルホールド回路4’の出力信号に対してゲイン調整並びにオフセット調整を行う出力調整回路5と、各回路を間欠的に動作させるタイミングを制御するタイミング制御回路6’と、各回路の動作用電源(電源電圧VDD)を作成する電源回路7とを備える。
【0003】
図9は発光回路1’の詳細な回路構成を示している。発光素子LDのアノードが限流抵抗RLを介して電源回路7の出力端に接続され、発光素子LDのカソードがトランジスタTrのコレクタに接続される。また、トランジスタTrのエミッタが抵抗Rdrvを介してグランドに接続されるとともに、トランジスタTrのベースがアンプA2の出力端に接続される。そして、タイミング制御回路6’から与えられるタイミング信号(制御信号)LEDによってアンプA2がトランジスタTrを間欠的に動作させ、発光素子LDを間欠的に駆動して発光させる。但し、通常は発光素子LDを駆動するための電流が電源回路7の電流供給能力よりも大きいため、発光素子LDのアノードとグランドの間に挿入されたコンデンサC1を発光素子LDの停止中に電源回路7により充電しておき、発光素子LDの駆動電流をコンデンサC1の放電によって補助するようにしている。さらに図9における故障検知回路1a’は、発光素子LDのアノードに接続される端子T1’、発光素子LDのカソードに接続される端子T2’、並びにトランジスタTrのエミッタに接続される端子T3’から取り込んだ3種類の検出電圧に基づいて発光素子LDやトランジスタTrの断線又は短絡等の故障を検出する。
【0004】
図10は光電変換回路2’の詳細な回路構成を示している。受光素子PDのカソードが電源回路7の出力端に接続され、受光素子PDのアノードが光電変換回路2’のアンプA3’の反転入力端に接続される。アンプA3’の非反転入力端には基準電圧VR3が供給され、出力端と反転入力端の間には抵抗Rf及びコンデンサCfの並列回路が接続されており、散乱光を受光した受光素子PDに流れる微弱な光電流がアンプA3’及び抵抗Rf’によって電圧信号V1に変換されて光電変換回路2’より出力される。
【0005】
而して、光電式煙感知器の監視空間内に煙が侵入すると、発光回路1’で駆動された発光素子LDからの光が煙によって散乱されて散乱光が発生し、この散乱光を受光した受光素子PDに流れる光電流が光電変換回路2’にて電圧信号V1に変換される。光電変換回路2’の出力信号V1はフィルタ回路3’によってノイズ成分(受光素子PDの暗電流等による低周波成分)が除去され、サンプルホールド回路4’にてサンプルホールドされる。そして、サンプルホールド回路4’の出力信号が出力調整回路5にてゲイン調整並びにオフセット調整され、所望のレベルのアナログ信号として出力される。
【0006】
ここで、タイミング制御回路6’は発光回路1’及びサンプルホールド回路4’の動作タイミングを制御しており、サンプルホールド回路4’が光電変換回路2’の出力信号のピーク値を確実に保持でき、且つ、発光素子LDの消費電力を低減できるように、タイミング制御回路6’は発光素子LDを間欠的に点灯させており、サンプルホールド回路4’の保持動作完了と略同時に発光素子LDの点灯を終了させている。
【0007】
ところで、このような光電式煙感知器は、例えば防災システムにおける火災感知器等に利用され、防災システムの受信機と電源回路7が電力線で接続され、電力線を介して受信機から電源供給を受けるとともに、火災感知時に電力線の線間電圧を所定値に低下させることで受信機に発報する電力線搬送を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、電源回路7において電力線搬送を行う関係で電源回路7の出力段に限流抵抗RLが設けられているため、電源回路7から供給する動作用電源の変動を抑制する目的で電源回路7の出力端間に大容量(数十μF)のコンデンサC0が挿入されている。しかしながら、このような大容量のコンデンサC0を使用することは部品コストが高くなるだけでなく、部品寸法が大きいために光電式煙感知器の小型化の障害となっている。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、コンデンサの容量値を減少してコストダウンと小型化を可能とした光電式煙感知器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、発光素子を駆動して監視空間に光を照射する発光回路と、発光素子から照射された光が監視空間内の煙により散乱された散乱光を受光して電気信号に変換する光電変換回路と、光電変換回路の出力信号からノイズ成分を除去するフィルタ回路と、フィルタ回路でノイズ成分が除去された出力信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、各回路を間欠的に動作させるタイミングを制御するタイミング制御回路と、各回路の動作用電源を作成する電源回路と、電源回路の出力端間に挿入される電圧変動抑制用のコンデンサと、少なくとも電源回路から光電変換回路、フィルタ回路並びにサンプルホールド回路に供給される動作用電源電圧を安定化させる定電圧回路とを備え、発光素子に駆動電流を流す駆動素子を設け、この駆動素子を駆動する駆動信号を出力するアンプを発光回路に具備し、駆動素子の低電位側の出力端とアンプの一方の入力端との間に発光素子を接続したことを特徴とし、電源回路の出力電圧を定電圧回路で安定化させて各回路に供給するため、電源回路の出力端間に挿入するコンデンサの容量値を減少させてコストダウンと小型化が可能となる。また、発光素子における電圧降下がトランジスタの動作に影響を与えることがなくなって発光素子に安定した駆動電流を流すことができる。しかも、発光素子や駆動素子の故障検出用の信号を取り出す点が少なくできる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、タイミング制御回路により定電圧回路を間欠的に動作させることを特徴とし、発光回路等の動作停止時に定電圧回路の動作を停止させて消費電流を低減することができる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、光電変換回路は、受光素子の両端が各々入力端に接続された完全差動増幅器を具備することを特徴とし、完全差動増幅器の正負2つの出力端からは同相のノイズ成分と逆相の信号成分がそれぞれ出力されるため、完全差動増幅器の正負2つの出力を差動増幅すれば同相の信号成分のみが得られる。その結果、外乱ノイズの影響を低減してS/N比が向上する。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、フィルタ回路は光電変換回路の出力信号を反転増幅する反転増幅回路を有し、この反転増幅回路の入力段に直列接続されるコンデンサを反転増幅回路の出力段に接続するスイッチ要素を設け、タイミング制御回路によりフィルタ回路の動作開始時に所定時間だけスイッチ要素をオンすることを特徴とし、スイッチ要素をオンすることでフィルタ回路が正常に動作可能となるまでの時間を短縮することができる。その結果、全体の動作時間を短縮できて省電力化が図れる。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、サンプルホールド回路は、出力信号をホールドするためのコンデンサと限流用の抵抗を具備し、このコンデンサ並びに抵抗でローパスフィルタを構成したことを特徴とし、サンプルホールド回路にローパスフィルタの機能を持たせることで回路規模を縮小し、コストダウン及び小型化が図れる。
【0017】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、コンデンサの入力側にスイッチ要素を設け、光電変換回路の動作タイミングに同期した駆動信号をタイミング制御回路からスイッチ要素に与えてスイッチ要素をオンすることを特徴とし、スイッチ要素の抵抗分を含めたローパスフィルタの時定数が大きい場合でもサンプルホールドした信号電圧の誤差が低減できて高精度化が図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。
【0019】
図1は本実施形態の一部省略した回路ブロック図である。本実施形態は、発光素子(発光ダイオード)LDを駆動して監視空間に光を照射する発光回路1と、発光素子LDから照射された光が監視空間内の煙により散乱された散乱光を受光素子(フォトダイオード)PDで受光して電気信号に変換する光電変換回路2と、光電変換回路2の出力信号からノイズ成分を除去するフィルタ回路3と、フィルタ回路3でノイズ成分が除去された出力信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路4と、サンプルホールド回路4の出力信号に対してゲイン調整並びにオフセット調整を行う出力調整回路5と、各回路を間欠的に動作させるタイミングを制御するタイミング制御回路6と、各回路の動作用電源(電源電圧VDD)を作成する電源回路7と、電源回路の出力端間に挿入される電圧変動抑制用のコンデンサC0と、電源回路7から供給される動作用電源電圧を安定化させる定電圧回路(レギュレータ)8とを備える。ここで図1における点線で囲まれた範囲、すなわち発光回路1、光電変換回路2、フィルタ回路3、サンプルホールド回路4、出力調整回路5、タイミング制御回路6並びに定電圧回路8は1つのチップに集積化されている。
【0020】
電源回路7は従来例と共通であって、外部から供給される電源により動作用電源を作成し、発光回路1、タイミング制御回路6並びに定電圧回路8に限流抵抗RLを介して電源電圧VDDを供給している。
【0021】
定電圧回路8は、図2に示すように電源電圧VDDから作成した基準電圧VR1がアンプA1の非反転入力端に入力され、アンプA1の反転入力端と出力端の間に抵抗R1が挿入されるとともに、反転入力端とグランドの間に抵抗R2が挿入された構成を基本とし、アンプA1の出力端に安定化された駆動電圧VD=VR1×(R1+R2)/R2を出力するものである。また、抵抗R1の抵抗値をトリミング調整することで駆動電圧VDを所望の値に調整可能としてある。なお、本実施形態では抵抗R2とグランドの間にFETからなるスイッチング素子Q1が挿入してあるが、このスイッチング素子Q1の役割については後述する。
【0022】
而して、光電変換回路2、フィルタ回路3、サンプルホールド回路4並びに出力調整回路5には定電圧回路8で安定化された駆動電圧VDを供給し、発光回路1、タイミング制御回路6並びに定電圧回路8にだけ電源回路7からの電源電圧VDDを供給するようにしたため、従来例に比較して電源電圧VDDの供給先が減少することにより電源電圧VDDの変動抑制用のコンデンサC0の容量値を減少させることができる。よって、部品寸法が小さく且つ安価なコンデンサC0を使用することができてコストダウンと小型化が可能となる。
【0023】
ところで、図9に示した従来の発光回路1’においては、トランジスタTrのコレクタ端子電圧Vcが電源電圧VDDと発光素子LDの電圧降下との差分になるから、電源電圧VDDが低下したときに発光素子LDの電圧降下分だけ大きく低下し、トランジスタTrのコレクタ−エミッタ間電圧を低下させるために飽和領域に入りやすく、通常時の駆動電流が得られない虞がある。
【0024】
これに対して本実施形態における発光回路1では、図3に示すように従来の発光回路1’に対して発光素子LDとトランジスタTrの接続位置を入れ換えており、発光素子LDにおける電圧降下がトランジスタTrの動作に影響を与えることがなくなって発光素子LDに安定した駆動電流を流すことができる。なお、従来例と同様にアンプA2はタイミング制御回路6から与えられる制御信号LEDによって間欠的に駆動される。
【0025】
また、従来の故障検出回路1a’では3つの端子T1’〜T3’から取り込んだ3種類の検出電圧で発光素子LDの断線及び短絡を検出していたが、本実施形態の故障検出回路1aではトランジスタTrのベースに接続された端子T1と発光素子LDのカソードに接続された端子T2から取り込んだ2種類の検出電圧Vb,Veに基づいて発光素子LDの断線及び短絡を検出する構成とし、検出電圧を取り込むための端子数を減らしてコストダウンが図れるという利点がある。
【0026】
この故障検出回路1aは、例えば所定の閾値Vth1,Vth2と検出電圧Ve,Vbをそれぞれ比較する2つのコンパレータ(図示せず)を具備しており、各コンパレータの出力をVcp1,Vcp2としたとき、Ve>Vth1の時にVcp1がLレベル、Ve<Vth1の時にVcp1がHレベル、Vb>Vth2の時にVcp2がLレベル、Vb<Vth2の時にVcp2がHレベルとなるように構成され、正常時にVe>Vth1且つVb>Vth2となるように各閾値Vth1,Vth2が設定される。したがって、コンパレータの出力Vcp1,Vcp2がともにLレベルであれば、Ve>Vth1且つVb>Vth2であるから正常と判定できる。一方、発光素子LDが断線した場合、検出電圧Vbが上昇するとともに駆動電流の減少によって検出電圧Veが低下する。故に、検出電圧Vbが上昇してもVb>Vth2のままであるからVcp2はLレベルのままとなるが、検出電圧Veが低下するためにVe<Vth1となってVcp1がHレベルに反転するから、Vcp1がHレベル且つVcp2がLレベルであれば発光素子LDが断線している判定できる。さらに、発光素子LDが短絡した場合、発光素子LDの電圧降下が低下するために検出電圧Vbが正常時より低下するが、検出電圧Veは変化しない。故に、検出電圧VeはVe>Vth1のままであるからVcp1はLレベルのままとなるが、検出電圧Vbが低下するためにVb<Vth2となってVcp2がHレベルに反転するから、Vcp1がLレベル且つVcp2がHレベルであれば発光素子LDが短絡していると判定できる。
【0027】
ところで、図10に示した従来の光電変換回路2’においては、受光素子PDで散乱光を受光した時に発生する光電流の信号成分と外乱ノイズによるノイズ成分とが同相となるために出力信号V2のS/N比が低下してしまうという問題がある。
【0028】
これに対して本実施形態における光電変換回路2は、図4に示すように所謂完全差動増幅器A3、帰還用の抵抗R3,R4並びにコンデンサC3,C4、完全差動増幅器A3の+出力と−出力を差動増幅する増幅回路2aを具備する。完全差動増幅器A3は従来周知であって、+入力端に入力される信号を反転増幅して−出力端から出力するとともに−入力端に入力される信号を反転増幅して+出力端から出力するものであり、+入力端に受光素子PDのアノードが接続されるとともに−入力端にカソードが接続される。すなわち、受光素子PDに流れる光電流の信号成分が完全差動増幅器A3の+,−入力端に逆相で入力され、ノイズ成分は+,−入力端に同相で入力されるため、完全差動増幅器A3の+出力端と−出力端の信号を増幅回路2aで差動増幅すれば逆相の信号成分のみが増幅されてノイズ成分が低減される。その結果、従来の光電変換回路2’に比較して外乱ノイズの影響を低減してS/N比を向上させることができる。なお、後述するように完全差動増幅器A3はタイミング制御回路6から与えられる制御信号IVACによって間欠的に駆動される。
【0029】
また、フィルタ回路3は、図5に示すようにコンデンサCxと抵抗Rxの直列回路がアンプA4の反転入力端に接続され、電源電圧VDDから作成された基準電圧VR4がアンプA4の非反転入力端に入力されるとともに、アンプA4の出力端が帰還抵抗Rfを介して反転入力端に接続されてなり、コンデンサCxの容量値と抵抗Rxの抵抗値で決まる遮断周波数以下の低周波成分(受光素子PDの暗電流分)が光電変換回路2の出力電圧V1から除去され、アンプA4にて反転増幅された後に出力される。
【0030】
ところで、フィルタ回路3のアンプA4もタイミング制御回路6から与えられる制御信号IVACによって間欠的に駆動されており、制御信号IVACによって動作を開始した後に基準電圧VR4が発生するとアンプA4の反転入力端及び出力端が基準電圧VR4に変化するが、コンデンサCxのアンプA4側の端子にはアンプA4からの出力しか電流供給経路が存在しないため、コンデンサCxのアンプA4側の端子が基準電圧VR4に達するまでにコンデンサCxの容量値と抵抗Rx,Rfの抵抗値で決まる時定数に依存した安定時間が必要となる。この安定時間、すなわち動作開始時点からフィルタ回路3が正常に動作し得るようになるまでの時間は煙感知器の動作において比較的に長い時間であり、そのために実際に煙の検出動作に入るまでの時間も長くなってしまい、消費電力の増大並びに応答性の低下といった問題が生じる。
【0031】
そこで本実施形態のフィルタ回路3においては、アンプA4の出力端とコンデンサCxのアンプA4側の端子との間をアナログスイッチSW1を介して接続し、タイミング制御回路6から与えられる制御信号STARTによりアンプA4の動作開始と同時にアナログスイッチSW1を一定期間オンしてアンプA4の出力端とコンデンサCxのアンプA4側の端子との間を短絡させている。その結果、基準電圧VR4が発生するとコンデンサCxのアンプA4側の端子も直ちに基準電圧VR4に達することとなって安定時間を大幅に短縮することができる。
【0032】
また、サンプルホールド回路4では、図6に示すようにフィルタ回路3の出力電圧V2が抵抗Rsh並びにアナログスイッチSW2を介してコンデンサCsh及びバッファアンプA5の非反転入力端に入力されている。ここで、タイミング制御回路6から与えられる制御信号SHでアナログスイッチSW2がオンされている間、フィルタ回路3の出力電圧V2がコンデンサCshに印加されてコンデンサCshが充電される。一方、アナログスイッチSW2がオフされている間はコンデンサCshが充電電荷を保持し続け、コンデンサCshの両端電圧がバッファアンプA5によって、そのまま出力調整回路5に出力される。なお、後述するようにサンプルホールド回路4のアンプA5もタイミング制御回路6から与えられる制御信号POWER2によって間欠的に駆動される。
【0033】
ところで、サンプルホールド回路4の後段には通常ノイズ除去用のローパスフィルタが設けられるのであるが、本実施形態ではアナログスイッチSW2の入力側に抵抗Rshを接続することにより、抵抗RshとコンデンサCshの積分回路によってローパスフィルタを構成している。すなわち、サンプルホールド回路4にローパスフィルタの機能を持たせることで回路規模を縮小し、コストダウン及び小型化が図れるものである。
【0034】
そして、サンプルホールド回路4の出力電圧Vshが出力調整回路5でゲイン調整並びにオフセット調整され、所望のレベルのアナログ信号Voutとして出力される。但し、このような出力調整回路5は従来周知の技術を用いて実現可能であるから、詳細な構成については図示並びに説明を省略する。
【0035】
次に、図7に示すタイムチャートを参照して本実施形態の動作を詳細に説明する。
【0036】
まず、時刻t=t0に電源回路7から電源供給が開始されて動作電圧VDDが立ち上がると(図7(a)参照)、タイミング制御回路6が動作を開始して制御信号POWER1,POWER2,IVAC,STARTをHレベルに立ち上げる(図7(b),(d),(f)参照)。制御信号POWER1,POWER2がHレベルに立ち上がると定電圧回路8並びにサンプルホールド回路4が動作を開始する。定電圧回路1では制御信号POWER1,POWER2がHレベルに立ち上がると基準電圧VR1が供給され、アンプA1が動作を開始するとともにスイッチング素子Q1がオンとなって駆動電圧VDを出力する(図7(g)参照)。また、制御信号IVACがHレベルに立ち上がると光電変換回路2及びフィルタ回路3が動作を開始する。このとき、制御信号STARTがHレベルに立ち上がるためにフィルタ回路3のアナログスイッチSW1がオンし、上述のようにアンプA4の出力端とコンデンサCxのアンプA4側の端子との間が短絡される。なお、タイミング制御回路6ではコンデンサCxのアンプA4側の端子が基準電圧VR4に達する安定時間が経過する時刻t=t1に制御信号STARTをLレベルとしてフィルタ回路3のアナログスイッチSW1をオフする。
【0037】
続いて、各回路の動作点が安定するのに要する時間が経過した時刻t=t2にタイミング制御回路6が制御信号LEDをHレベルに立ち上げて発光回路1を動作させ、発光素子LDから監視空間に光を照射させた後、時刻t=t3に制御信号LEDをLレベルに立ち下げて発光回路1を停止させて発光素子LDを消灯させる(図7(c)参照)。また、タイミング制御回路6は時刻t=t3に制御信号IVACをLレベルに立ち下げることで発光素子LDの消灯と同期して光電変換回路2並びにフィルタ回路3の動作を停止させるとともに(図7(d)参照)、制御信号IVDCをHレベルに立ち上げて出力調整回路5を動作させる(図7(e)参照)。さらに、タイミング制御回路6では時刻t=t4に制御信号IVDCをLレベルに立ち下げて出力調整回路5の動作を停止させており、時刻t=t3〜t4の期間に出力調整回路5からアナログ信号Voutが出力される(図7(l)参照)。そして、時刻t=t5にタイミング制御回路6が制御信号POWER1,POWER2をLレベルに立ち下げることで定電圧回路8並びにサンプルホールド回路4が動作を停止して1回の検出動作が完了する(図7(b)参照)。
【0038】
ここで、サンプルホールド回路4のアナログスイッチSW2をオンする制御信号SHが従来例と同様に発光素子LDを発光させる制御信号LEDに同期してタイミング制御回路6から出力された場合(図7(h)参照)、アナログスイッチSW2のオン抵抗とローパルフィルタを構成する抵抗Rsh及びコンデンサCshの影響で、アナログスイッチSW2のオン抵抗及び抵抗Rshの抵抗値とコンデンサCshの容量値で決まる時定数分だけサンプルホールド回路4の出力電圧Vshの立ち上がりに遅れ時間Tdが生じてしまう(図7(i)参照)。このため、タイミング制御回路6が制御信号SHをLレベルに立ち下げた時点(時刻t=t3)ではフィルタ回路3の出力電圧V2とサンプルホールド回路4の出力電圧Vshとの間に誤差Verが生じてしまうことになる(図7(i)参照)。
【0039】
そこで、本実施形態ではタイミング制御回路6が制御信号POWER1に同期して時刻t=t0に制御信号SHをHレベルに立ち上げるようにし(図7(j)参照)、サンプルホールド回路4のコンデンサCshを予め充電しておくことによって上記遅れ時間Tdの発生を防ぎ、フィルタ回路3の出力電圧V2とサンプルホールド回路4の出力電圧Vshとの間に誤差Verが生じないようにしている(図7(k)参照)。
【0040】
而して、タイミング制御回路6では上記時刻t=t0〜t5の動作を所定の周期で繰り返しており、各回路を間欠的に動作させることで低消費電力化を図っている。
【0041】
ところで、本実施形態では定電圧回路8に外部電源PWを接続するための外部電源接続端子Tpを設けている。例えば、本実施形態の光電式煙感知器を防災システムの火災感知器等に使用する際、感知器の動作を個別に試験する場合がある。このような試験時に電源線を介して受信機から電源回路7に電源を供給するよりも、別途電池のような外部電源PWから電源供給を行う方が都合がよい。外部電源接続端子Tpは、図2に示すように定電圧回路8のアンプA1の出力端に接続されている。そして、外部電源接続端子Tpに外部電源PWが接続された場合、タイミング制御回路6が制御信号POWER1をLレベルとすることで出力端をハイインピーダンスとした状態でアンプA1を停止させるため、外部電源PWから外部電源接続端子Tpを介して定電圧回路8よりも後段の各回路(光電変換回路2、フィルタ回路3、サンプルホールド回路4並びに出力調整回路5)に駆動電圧VDを供給することができる。また、定電圧回路8の後段の上記各回路が停止状態のときには、タイミング制御回路6が制御信号POWER2をLレベルとしてスイッチング素子Q1をオフすることにより、抵抗R1,R2での電流消費をゼロとして定電圧回路8全体の消費電流をゼロとしている(アンプA1は停止状態のために消費電流はゼロとなる)。但し、必ずしも外部電源接続端子Tpを設ける必要はなく、定電圧回路8の出力端に外部電源PWを接続しても同様の効果を奏することが可能である。
【0042】
而して、上述のように定電圧回路8のアンプA1の出力端に対して出力端と並列に接続された外部電源接続端子Tpを設け、出力端をハイインピーダンスとした状態でアンプA1を停止可能としているので、電源回路7の代わりに外部電源接続端子Tpに接続した外部電源PWから各回路の動作用電源(駆動電圧VD)の供給が可能となり、使用用途に応じて電源を選択することができて適用用途の拡大が図れるとういう利点がある。
【0043】
【発明の効果】
請求項1の発明は、発光素子を駆動して監視空間に光を照射する発光回路と、発光素子から照射された光が監視空間内の煙により散乱された散乱光を受光して電気信号に変換する光電変換回路と、光電変換回路の出力信号からノイズ成分を除去するフィルタ回路と、フィルタ回路でノイズ成分が除去された出力信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、各回路を間欠的に動作させるタイミングを制御するタイミング制御回路と、各回路の動作用電源を作成する電源回路と、電源回路の出力端間に挿入される電圧変動抑制用のコンデンサと、少なくとも電源回路から光電変換回路、フィルタ回路並びにサンプルホールド回路に供給される動作用電源電圧を安定化させる定電圧回路とを備え、発光素子に駆動電流を流す駆動素子を設け、この駆動素子を駆動する駆動信号を出力するアンプを発光回路に具備し、駆動素子の低電位側の出力端とアンプの一方の入力端との間に発光素子を接続したので、電源回路の出力電圧を定電圧回路で安定化させて各回路に供給するため、電源回路の出力端間に挿入するコンデンサの容量値を減少させてコストダウンと小型化が可能となり、また、発光素子における電圧降下がトランジスタの動作に影響を与えることがなくなって発光素子に安定した駆動電流を流すことができ、しかも、発光素子や駆動素子の故障検出用の信号を取り出す点が少なくできるという効果がある。
【0044】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、タイミング制御回路により定電圧回路を間欠的に動作させるので、発光回路等の動作停止時に定電圧回路の動作を停止させて消費電流を低減することができるとういう効果がある。
【0047】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、光電変換回路は、受光素子の両端が各々入力端に接続された完全差動増幅器を具備するので、完全差動増幅器の正負2つの出力端からは同相のノイズ成分と逆相の信号成分がそれぞれ出力されるため、完全差動増幅器の正負2つの出力を差動増幅すれば同相の信号成分のみが得られ、外乱ノイズの影響を低減してS/N比が向上するという効果がある。
【0048】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、フィルタ回路は光電変換回路の出力信号を反転増幅する反転増幅回路を有し、この反転増幅回路の入力段に直列接続されるコンデンサを反転増幅回路の出力段に接続するスイッチ要素を設け、タイミング制御回路によりフィルタ回路の動作開始時に所定時間だけスイッチ要素をオンするので、スイッチ要素をオンすることでフィルタ回路が正常に動作可能となるまでの時間を短縮することができ、その結果、全体の動作時間を短縮できて省電力化が図れるという効果がある。
【0049】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、サンプルホールド回路は、出力信号をホールドするためのコンデンサと限流用の抵抗を具備し、このコンデンサ並びに抵抗でローパスフィルタを構成したので、サンプルホールド回路にローパスフィルタの機能を持たせることで回路規模を縮小し、コストダウン及び小型化が図れるという効果がある。
【0050】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、コンデンサの入力側にスイッチ要素を設け、光電変換回路の動作タイミングに同期した駆動信号をタイミング制御回路からスイッチ要素に与えてスイッチ要素をオンするので、スイッチ要素の抵抗分を含めたローパスフィルタの時定数が大きい場合でもサンプルホールドした信号電圧の誤差が低減できて高精度化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す回路ブロック図である。
【図2】同上における定電圧回路の具体回路図である。
【図3】同上における発光回路の具体回路図である。
【図4】同上における光電変換回路の具体回路図である。
【図5】同上におけるフィルタ回路の具体回路図である。
【図6】同上におけるサンプルホールド回路の具体回路図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】従来例を示す回路ブロック図である。
【図9】同上における発光回路の具体回路図である。
【図10】同上における光電変換回路の具体回路図である。
【符号の説明】
1 発光回路
2 光電変換回路
3 フィルタ回路
4 サンプルホールド回路
5 出力調整回路
6 タイミング制御回路
7 電源回路
8 定電圧回路
Claims (6)
- 発光素子を駆動して監視空間に光を照射する発光回路と、発光素子から照射された光が監視空間内の煙により散乱された散乱光を受光して電気信号に変換する光電変換回路と、光電変換回路の出力信号からノイズ成分を除去するフィルタ回路と、フィルタ回路でノイズ成分が除去された出力信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、各回路を間欠的に動作させるタイミングを制御するタイミング制御回路と、各回路の動作用電源を作成する電源回路と、電源回路の出力端間に挿入される電圧変動抑制用のコンデンサと、少なくとも電源回路から光電変換回路、フィルタ回路並びにサンプルホールド回路に供給される動作用電源電圧を安定化させる定電圧回路とを備え、発光素子に駆動電流を流す駆動素子を設け、この駆動素子を駆動する駆動信号を出力するアンプを発光回路に具備し、駆動素子の低電位側の出力端とアンプの一方の入力端との間に発光素子を接続したことを特徴とする光電式煙感知器。
- タイミング制御回路により定電圧回路を間欠的に動作させることを特徴とする請求項1記載の光電式煙感知器。
- 光電変換回路は、受光素子の両端が各々入力端に接続された完全差動増幅器を具備することを特徴とする請求項1記載の光電式煙感知器。
- フィルタ回路は光電変換回路の出力信号を反転増幅する反転増幅回路を有し、この反転増幅回路の入力段に直列接続されるコンデンサを反転増幅回路の出力段に接続するスイッチ要素を設け、タイミング制御回路によりフィルタ回路の動作開始時に所定時間だけスイッチ要素をオンすることを特徴とする請求項1記載の光電式煙感知器。
- サンプルホールド回路は、出力信号をホールドするためのコンデンサと限流用の抵抗を具備し、このコンデンサ並びに抵抗でローパスフィルタを構成したことを特徴とする請求項1記載の光電式煙感知器。
- コンデンサの入力側にスイッチ要素を設け、光電変換回路の動作タイミングに同期した駆動信号をタイミング制御回路からスイッチ要素に与えてスイッチ要素をオンすることを特徴とする請求項5記載の光電式煙感知器。
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