JP3937138B2 - 露光装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、感光性基板を露光するための露光装置に関し、特に、光源として複数の発光素子を備えた露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
露光装置では、露光ムラを防ぐために、露光対象である基板に向けて均一な光を照射することが要求される。このような要求を満たすため、従来の露光装置では、単一の超高圧水銀灯を光源として採用し、その水銀灯から発光される光を反射ミラーやコリメータ等を利用して断面積が大きく均一な平行光に変換し、その上で基板に照射していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、超高圧水銀灯は一般に寿命が短く、そのために頻繁に交換をしなければならなかった。この交換作業は新たに取り付けた超高圧水銀灯の光量調整のための作業を含むため、手間と時間がかかるものであった。このために、超高圧水銀灯の頻繁な交換は、露光装置のスループットを低下させる原因となっていた。また、超高圧水銀灯には、消費電力が多く、経済的でないなどの問題もあった。
【0004】
上記のような問題を解決するには、例えば露光装置の光源として、超高圧水銀灯に代え、より耐久性があり、また消費電力も小さい小型の発光素子を複数用いることが考えられる。しかし、光源に複数の発光素子を用いると、基板に照射される光が不均一な強度分布を有するようになり、今度は、基板に露光ムラが生じてしまうという問題が生じる。
【0005】
そこで、本発明は、複数の発光素子を光源として用いながら、実質的にムラなく基板を露光できる露光装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明に係る露光装置は、複数の発光素子と、走査手段と、複数の光学フィルタとを備える。走査手段は、感光性の基板を露光するために、複数の発光素子から照射される光を所定の走査方向に沿って基板上で走査させる。複数の光学フィルタは、それぞれ、複数の発光素子から照射された光の各光路上に配置されている。この複数の光学フィルタは、走査の結果、複数の発光素子から基板の表面に照射された光の光量分布における最大値及び最小値の差を縮小するように機能する。ここで、複数の光学フィルタは、光量分布の最大値及び最小値の差をδL、光学フィルタがない場合にえられるの光量分布の最大値をLmaxとした場合に、
δL/Lmax < 5%
が満たされるように光量分布の最大値及び最小値の差を縮小することが好ましい。これにより、基板の露光ムラを実質的な問題がない程度に解消することができるからである。もっとも、光学フィルタが、走査の結果、複数の発光素子から基板表面に照射された光量を基板上の位置によらず実質的に一定にすることがより好ましいことはいうまでもない。
【0007】
上記の露光装置は、例えば、光学フィルタの各々において、発光素子から照射される光に対する透過率が、発光素子から照射される光の強度分布に対応した分布を有する。この場合、透過率が、走査方向に直交する方向に変化し、走査方向に一様であることが好ましい。また、例えば、透過率が走査方向に直交する方向に段階的に変化するように光学フィルタを形成してもよい。光量分布において光量が最小となる位置に対応する光学フィルタの部位が、透過する光を実質的に減衰させないように光学フィルタを形成すれば、発光素子から照射される光のエネルギーを効率よく利用して基板を露光することができる。
【0008】
本発明に係る露光装置では、複数の発光素子が2次元配列されていることが好ましい。特に、その2次元配列では、2以上の発光素子を所定の基準線に平行な方向に第1の間隔で配列した発光素子の列を、走査方向に第2の間隔で2列以上並べており、かつ、発光素子の各列は、走査方向に隣接する他の列に対し、基準線に平行な方向に一定距離ずらされて配置されていることが好ましい。そして、発光素子が基板の表面に照射するビームスポットの径をd、第1の間隔をa、発光素子の列数をm、一定距離をcとしたときに、
(d×m)≧a、かつ
(c×m)=a
が満たされることが好ましい。この条件が満たされる場合には、複数の発光素子からの光を基板上で走査させることにより、基板をくまなく露光できるようになる。
【0009】
なお、発光素子としては、耐久性があり、低消費電力であり、かつ安価な発光ダイオードを用いることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係る露光装置について説明する。なお、以下の説明では、露光装置に保持された基板の露光面に平行な面をxy平面と呼び、xy平面内で互いに直交する2つの方向をそれぞれx方向およびy方向と呼ぶこととする。
【0011】
図1に、本実施形態の露光装置100の構成を模式的に示した。図1に示されるように、露光装置100は、露光台102上に配置され、基板10をx、yの2方向に移動可能に保持する基板ステージ104と、基板ステージ104の動作を制御する基板ステージ制御部106とを備えている。また、露光装置100は、基板10の露光面に平行にフォトマスク20を保持するマスクステージ108を備えている。本実施形態において、マスクステージ108は、基板10とフォトマスク20との間に数ミクロンから数十ミクロンの間隔があくようにフォトマスク20を保持する。あるいは、マスクステージ108は、基板10の露光面にフォトマスク20が密着するようにフォトマスク20を保持する。したがって、本実施形態では、フォトマスク20に描かれているパターンがほぼ1:1の縮尺比で基板10に露光される。
【0012】
また、露光装置100は、基板10に向けて光を照射する光源110と、光源110を予め定められた走査方向(本実施形態の場合にはx方向)に前後駆動する光走査機構112とを備えている。光走査機構112が光源110をx方向に移動させると、光源110からの光が基板10上をx方向に走査される。露光装置100は、さらに、光走査機構112の動作を制御する光走査制御部114を備えている。
【0013】
次に、露光装置100で用いられている光源110の構成についてより詳細に説明する。
図2は、基板ステージ104側から斜めに見た光源110を示す斜視図である。
光源110は、光源110の走査方向(x方向)に並べられた複数のユニットU1、U2、・・・・・、Unを備えている。各光源ユニットは、基板10の露光面に平行な面内に2次元配列された複数の発光素子136を備えている。
【0014】
なお、本実施形態では、光源110が複数のユニットを備えているが、これは本願発明に必須の要件ではなく、本願発明に係る他の露光装置は、単一のユニットU1のみを有するように構成することもできる。そこで、以下では、説明の簡単のために、光源110がユニットU1のみを有するとして説明を行う。
【0015】
図3は、光源ユニットU1の一部断面図であり、基板10の露光面に垂直であり、かつ、y方向に平行な面に沿った光源ユニットU1の断面の一部を示している。光源ユニットU1内には、プリント基板134が配置されており、そのプリント基板134に前述した複数の発光素子136が取り付けられている。本実施形態の場合、発光素子136は、紫外光を発光する発光ダイオード(LED)である。発光ダイオードは、超高圧水銀灯に較べると、耐久性が高い、消費電力が小さい等の利点を有している。
【0016】
発光素子136の基板ステージ104側には、レンズパネル138が備えられている。レンズパネル138は、ガラス又は光透過性のある樹脂からなり、各発光素子136から照射された光の通過位置にコリメータレンズ140が形成されている。
【0017】
また、発光素子136とレンズパネル138との間には、光学フィルタパネル142が配置されている。光学フィルタパネル142もガラス又は光透過性のある樹脂からなり、各発光素子136から照射された光線の通過位置には、光学フィルタ144が形成されている。この光学フィルタ144は、発光素子136から照射された光の強度分布を変えるための光学フィルタである。
【0018】
上記のように構成された光源ユニットU1では、各発光素子136から射出された光が、まず光学フィルタ144を通過してその光強度分布を調整され、さらにコリメータレンズ140によって平行光に変換され、その後、基板10又はフォトマスク20に照射される。
【0019】
図4に発光素子136から照射される光に対する光学フィルタ144の透過率のy方向分布、つまり、光源110が走査される走査方向に直交する方向の分布を示した。図4において、縦軸αは光の透過率を表し、横軸Yはy方向の座標である。横軸Yにおいて、Y=0は光学フィルタ144のy方向の中心を示し、1/2ω及び-1/2ωはそれぞれ光学フィルタ144のy方向の端部の位置を示している。図示のように、光学フィルタ144の透過率αは、光学フィルタ144の中央(Y=0)において最小となり、そこから光学フィルタ144のy方向の端部に向けて連続的かつ緩やかに増大する分布を有する。また、光学フィルタ144のy方向端部から予め定められた幅δyの領域では、透過率αは実質的に100%となっている。つまり、この領域では、発光素子136からの光が光学フィルタ144を透過しても、その強度が減衰しない。
【0020】
なお、本実施形態の光学フィルタ144は、透過率αがy方向にのみ変化し、x方向、つまり光源110の走査方向においては一定となるように構成されている。
【0021】
図5は、光源ユニットU1における発光素子136の配列を説明するための図である。図5において、黒点pは発光素子136の位置を表しており、破線による円形部qは各発光素子136からコリメータレンズ140を介して照射された光が、基板10又はフォトマスク20に形成するビームスポットを表している。
【0022】
本実施形態の光源ユニットでは、等間隔aでy方向に配置された発光素子136の列が、x方向、つまり走査方向へ等間隔bで複数列配置されている。また、発光素子136の各列は、y方向に互いに一定距離cだけずらされて配置されている。これは、光源ユニットがx方向に走査されたときに、1つの光源ユニット内の2つの発光素子136によりそれぞれ形成するビームスポットqが走査方向において完全に重なることがないようにするためである。
【0023】
また、ビームスポットの径をd、一つの光源ユニット内の発光素子136の列数をmとすると、発光素子136は、次式が成立するように配列される;
【数1】
Figure 0003937138
【数2】
Figure 0003937138
式(1)、(2)が満たされている場合には、光源ユニットをx方向に走査させると、図5において、斜線部rおよびsで示すように、相前後する列の発光素子136のビームスポットがそれぞれ基板10上を通過する領域が一部において重複する。このために、光源ユニットがx方向に走査されたときに、基板10の全面に光源ユニットからの光が照射され、光が照射されず、露光されない領域が残ることがない。
【0024】
以上で説明した露光装置100では、以下の動作で基板10へフォトマスク20のパターンを露光、転写する。すなわち、はじめに基板ステージ制御部106が基板ステージ104の位置を調整することで基板10とフォトマスク20のアライメントを行う。次に、光走査制御部114が光走査機構112を動作させることで、光源110を初期位置に移動させる。ここで初期位置とは、光源110が基板10の上方に位置せず、光源110から照射された光が直接基板10に照射されることがない位置をいう。光源110が初期位置に配置されると、次に点灯制御部126が光源110の発光素子136を点灯させる。次に、光走査制御部114が光走査機構112を制御することで、光源110をx方向に一定速度で走査させる。これにより、光源110が、光を基板10へ向けて照射しながら、基板10の上方をx方向の一端から他端まで通過する。これにより、基板10が露光される。光源110が基板10の上方を完全に通過し、光源110から照射された光が直接基板10を露光しない位置まで光源110が移動すると、光走査制御部114が、光源110の走査を止める。続いて点灯制御部126が光源110の発光素子136を消灯させる。以上で、露光装置100における露光処理は終了する。
【0025】
次に、図4で示した光学フィルタ144の光透過率αの定め方について説明する。
図6は、露光装置100にフォトマスクを取り付けない状態で、光源110をx方向に1回走査することにより基板10を露光した場合に、基板10に光源110から照射される(積算)光量のy方向分布を示している。図6において、縦軸Lは、(積算)光量を表し、横軸yはy座標を表す。図中、y=0は基板10のy方向の中心、W/2及び−W/2は、それぞれ基板10のy方向の端部の位置を示している。なお、露光装置100では、光源110がx方向に一定速度で走査されるので、基板10に光源110から照射される光量の分布はy方向にのみ変化し、x方向には変化せず一定である。
【0026】
図6において、曲線150a〜150gは、光源110に光学フィルタ144が備えられていない場合に、単一の発光素子136が基板10に照射する光量の分布を示している。ここで、発光素子136から照射される光線の強度分布がガウス分布で近似できると仮定すると、各曲線150a〜150fは、次式で表すことができる。
【数3】
Figure 0003937138
ただし、yは、各発光素子136から照射される光線の中心軸のy座標、wは、光線の半径である。光線の半径とは、光線の中心から、光線の強度が最大値の(1/e)倍となる位置までの距離である。
【0027】
基板10に照射される光量のy方向分布は、各発光素子136から照射される光量の分布(曲線150a〜150g)の和として求められ、図6では、曲線152で示されている。曲線152から分かるように、光源110に光学フィルタ144を備えず、各発光素子136からの光をそのまま基板10に照射すると、基板10が受ける光量の分布は最大値Lmaxと最小値Lminとの間を上下する不均一な分布となる。なお、曲線152によって表される光量分布において隣り合う最大値Lmaxの間隔は、図5において説明した距離c、つまり、発光素子136の各列が互いにy方向にずれている距離に等しい。
【0028】
図4において示した光学フィルタ144の透過率αは、曲線152の分布において最大値Lmaxと最小値Lminが縮小されるように、好ましくは、Lmax=Lminとなるように定められる。いま、曲線152がyの関数L=L152(y)で表されるとすると、前述した光学フィルタ144の透過率αは、(y−c/2)<y<(y+c/2)の範囲内において、
【数4】
Figure 0003937138
と定められる。式(4)において、(L152(y)−Lmin)は、基板10に照射される光量のうちLminを超過する光量を表している。よって、式(4)に基づいて光学フィルタ144の透過率αを定めると、光学フィルタ144は、透過していく光線から、Lminを超過する光量分を減衰させることになる。
【0029】
上記のように透過率αが定められた光学フィルタ144を光源110に取り付けて基板10の露光を行うと、基板10に照射される光量の分布は、前述した図6の直線156のように、y方向の位置によらず一定値Lminとなる平坦な分布となる。したがって、光源110に光学フィルタ144を取り付けた場合、露光装置100は、基板10を一様な光量で露光できるようになる。
【0030】
なお、光学フィルタ144の透過率α(y)は、(y−c/2)<y<(y+c/2)を越える範囲では、α(y)=0に定められる。これは、(y−c/2)<y<(y+c/2)を越える範囲は、他の発光素子136によって主に露光される領域であり、他の発光素子136の光路上に配置された他の光学フィルタ144によって基板10へ照射される光量の調整を行うことができるからである。
【0031】
以上、露光装置100について説明したが、露光装置100は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の技術思想の範囲内で露光装置100を種々に変形することが可能である。
【0032】
例えば、上記では、光学フィルタ144の透過率αが、基板10に照射される光量のy方向分布がほぼ平坦になるように定められているが、これは、その光量分布における最大値及び最小値の差δLが、基板10を露光する際に実質的な不都合が生じない程度の大きさまで抑制されるように透過率αを定めることしてもよい。具体的には、例えば、光学フィルタ144がない場合の光量分布の最大値をLmaxとした場合に、
【数5】
Figure 0003937138
の関係が満たされるように光学フィルタ144の透過率αの分布を定めてもよい。
【0033】
また、光学フィルタ144の透過率αは、必ずしもy方向に連続的に変化する必要はなく、段階的に変化させてもよい。
図7に、透過率αが段階的に変化する光学フィルタ144を発光素子136側から見た平面図を示した。図中破線146で示されているのは、発光素子136からの光が照射されている光学フィルタ144上の領域である。
【0034】
図7に示す光学フィルタ144では、透過率αが異なる5種類の領域144a〜144eが形成されている。各領域144a〜144eの中では、透過率αは一様である。領域144a〜144eの各々は、長辺がx方向に平行であり、短辺が光学フィルタ144のx方向端部に一致する長方形の領域である。光学フィルタ144の中央には領域144aが形成されており、そこから光学フィルタのy方向の端部に向けて、領域144b〜144eまでが順に配置されている。透過率αは、領域144aにおいて最も低く、そこから領域144eに向けて段階的に高くなっている。領域144eの透過率αは、実質的に透過する光を減衰させないように設定されている。このような透過率αが段階的に変化する光学フィルタ144は、透過率αが連増的に変化する光学フィルタ144より例えば安価に製造できるという利点を有する。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、複数の発光素子から基板表面に照射された光の光量分布における最大値及び最小値の差を縮小する光学フィルタを露光装置に備えることとしたので、複数の発光素子を用いて基板を均一に露光する露光装置を提供することが可能になった。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る露光装置の構成を模式的に示す図である。
【図2】基板ステージ側から斜めに見た光源を示す斜視図である。
【図3】光源ユニットの一部断面図である。
【図4】光学フィルタの透過率のy方向分布を示す図である。
【図5】光源ユニットにおける発光素子の配列を説明するための図である。
【図6】図1の露光装置を用いて基板を露光した場合に、基板に光源から照射される光量のy方向分布を示す図である。
【図7】透過率が段階的に変化する光学フィルタの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
100 露光装置
110 光源
112 光走査機構
114 光走査制御部
136 発光素子
142 光学フィルタパネル
144 光学フィルタ

Claims (9)

  1. 複数の発光素子と、
    感光性の基板を露光するために、前記複数の発光素子から照射される光を所定の走査方向に沿って前記基板上に走査させる走査手段と、
    前記複数の発光素子から照射された光の各光路上に各々が配置されている複数の光学フィルタとを備え、
    前記光学フィルタの透過率の分布は、前記光学フィルタに対応した前記発光素子から照射される光の照射範囲内における強度分布に対応し、
    前記複数の光学フィルタは、前記走査の結果、前記複数の発光素子から前記基板の表面に照射された光の光量分布における最大値及び最小値の差を縮小することを特徴とする露光装置。
  2. 前記複数の光学フィルタは、前記光量分布における最大値及び最小値の差をδL、前記光学フィルタがない場合に得られる前記光量分布の最大値をLmaxとした場合に、
    δL/Lmax < 5%
    が満たされるように前記光量分布における最大値及び最小値の差を縮小することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記光学フィルタは、前記走査の結果、前記複数の発光素子から前記基板表面に照射された光量を前記基板上の位置によらず実質的に一定にすることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 前記透過率は、前記走査方向に直交する方向に変化し、前記走査方向に一様であることを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  5. 前記透過率は、前記走査方向に直交する方向に段階的に変化する、ことを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  6. 前記光量分布において光量が最小となる位置に対応する前記光学フィルタの部位は、透過する光を実質的に減衰させないことを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  7. 前記複数の発光素子は、2次元配列されており、
    前記2次元配列では、2以上の前記発光素子を所定の基準線に平行な方向に第1の間隔で配列した前記発光素子の列を、前記走査方向に第2の間隔で2列以上並べており、かつ、前記発光素子の各列は、前記走査方向に隣接する他の前記列に対し、前記基準線に平行な方向に一定距離ずらされて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  8. 前記発光素子が前記基板の表面に照射するビームスポットの径をd、前記第1の間隔をa、前記発光素子の列数をm、前記一定距離をcとしたときに、
    (d×m)≧a、かつ
    (c×m)=a
    が満たされることを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  9. 前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
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