JP3936586B2 - プレス機械 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランク軸の回転によりスライドを昇降させつつプレス加工するプレス機械に関する。
【0002】
【背景の技術】
クランク軸の回転によりスライドを昇降させつつプレス加工する従来のプレス機械は、フライホイールに蓄積された回転エネルギーを、クラッチ・ブレーキ装置を介してクランク軸に選択的に伝達・分離し、プレス運転・停止をするものと構成されている。
【0003】
かくして、クランク軸への回転動力は、モータで駆動されるフライホイールに蓄積され、このフライホイールとクランク軸との間に介装されたクラッチ・ブレーキ装置のブレーキOFF・クラッチON状態でフライホイールから伝達される。これにより、クランク軸にコンロッドを介して連結されたスライドが上下方向に移動(昇降)する。
【0004】
ところで、所定の製品を確実に生産するための前提として行われる試打ち(試験的なプレス運転)の際、スライドを下死点位置手前で停止させたい場合がある。すなわち、作業員がスライドをそのままの状態で下降させたのでは、不良品の発生による材料損失はともかく、最終的に金型の変形・破損が発生してしまう虞がある場合である。スライドを停止させるには、ブレーキON・クラッチOFF状態に切替えればよい。
【0005】
しかし、スライド停止後にクランク軸を逆回転させるためには、フライホイールの回転が停止するまで待ってからフライホイールを逆回転させ、その後にブレーキOFF・クラッチON状態に切替える必要がある。これによりスライドを下死点位置手前から上死点位置に上昇させる(戻す)ことができる。
【0006】
その後にブレーキON・クラッチOFF状態に切替えてスライドを上死点位置に停止させ、金型取付調整やダイハイト調整がなされる。そして、フライホイールを再び正回転させてから、ブレーキOFF・クラッチON状態に切替えることでスライドを下降させ試打ち再開となる。試打ちでの妥当性(結果)が良であると再確認できた後に、通常の製品生産に入れる。
【0007】
一方、駆動機構が例えばクランク機構でかつ上記したフライホイール,クラッチ・ブレーキ装置を具備するプレス機械では、大きなスライド加圧力(荷重値)を得ることができるが、スライドモーション[時間t―スライド位置PT(乃至クランク角θ―スライド位置PT)]カーブがサイン波形状になるので、他の駆動機構(例えば、ナックル機構,リンク機構等)の場合と同様なスライドモーションカーブを採りえない。駆動機構が例えばトグル機構(やリンク機構)の場合も、他の駆動機構(例えば、クランク機構等)の場合と同様なスライドモーションカーブを採りえない。
【0008】
そこで、クランク機構の利点(大荷重値発生,構造簡単,堅牢,低コスト等)を活用しつつ、クランク軸をモータで回転駆動するいわゆるサーボモータ駆動方式プレス機械が提案(例えば、特願2001−388835号)されている。
【0009】
かかるプレス機械によれば、各種スライドモーションを切替え使用可能であるから、プレス加工態様に対する適応性を拡大できるとともに、従来クランク機構方式のプレス機械の場合に比較してフライホイール,クラッチ・ブレーキ装置の一掃化ができるから、設備経済上や小型軽量化等の点でも優位である。クラッチ・ブレーキ装置の頻繁動作による短命化問題も生じることが無くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、サーボモータ駆動方式のプレス機械においても、試打ちが必要である。この試打ちに関するスライド停止までに要する時間、スライドを下死点位置手前から上死点位置まで戻すために必要な時間並びに前回先試打ち(試験的プレス運転作業)の妥当性確認後から次回試打ち開始までに要する時間は、上記従来プレス機械の場合に比較すれば、大幅に短縮することができる。
【0011】
しかし、サーボモータ駆動方式のプレス機械の場合でも、移動中のスライドの現在位置が下死点位置手前にあるか否かを判定することは、従来プレス機械の場合と同様に至難でかつ初心者(作業員)では正確な判定は殆ど不可能に近い。しかも、その判定後のモータ回転切替え作業に手間が掛かり、取扱いも難しい。
【0012】
したがって、試打ちにはベテラン技術者を配置しなければならず、ミス判定(スライド位置が実際には下死点位置手前にあるのに下死点位置通過後と誤認する。)により下死点位置通過をさせてしまう最悪事態(金型破損)を引起すことがある。これとは逆に、スライド位置が下死点位置通過後であるにも拘わらずモータ逆回転によりスライドを再び下死点位置を逆方向に通過させて上死点位置に戻してしまう不具合(金型変形→破損、スライド移動量増大による時間浪費)も招き易い。
【0013】
本発明の目的は、試打ちに際する金型破損発生を極減化しつつ所定製品実際生産への移行迅速化を図れかつ取扱いが容易なサーボモータ駆動方式のプレス機械を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、サーボモータ駆動方式のプレス機械では、信号入力からスライド停止までに要する時間が従来例の場合(例えば、120mSec)に比較して大幅な時間短縮(例えば、45mSec)ができる点、クランク軸の正回転・逆回転の切替えが容易でかつ短時間切替可能である点、クランク角度を利用してスライドの現在位置を検出することは比較的に容易である点に着目し、作業員による意思表示および検出スライド現在位置が下死点位置手前の位置にある旨の判定結果を条件として下死点位置手前でスライド停止可能かつ上死点側設定点位置に戻し上昇可能であるとともに検出スライド現在位置が下死点位置以降の位置にあると判定された場合にはそのままスライドを上死点側設定点位置に上昇可能に形成し、さらにダイハイト調整の必要がある場合にその旨を表示出力可能に形成したものである。
【0015】
すなわち、請求項1の発明は、駆動機構の一部を構成するクランク軸の回転によりスライドを昇降させつつプレス加工するプレス機械において、前記クランク軸がこれに直接にまたはギヤを介して間接に連結された可逆回転可能なモータにより回転駆動可能に形成され、モータの正回転状態においてかつプレス試打ち作業確認信号が入力された場合に前記スライドの現在位置を検出するスライド現在位置検出手段と、検出されたスライド現在位置が下死点位置手前の位置にあるか否かを判定する比較判定手段と、比較判定手段により検出スライド現在位置が下死点位置手前の位置にあると判定された場合にモータを逆回転状態に切替えて当該スライドを上死点側の設定点位置に戻し上昇させるスライド戻し上昇制御手段と、比較判定手段により検出スライド現在位置が下死点位置以降の位置にあると判定された場合に前記モータを正回転状態のまま当該スライドを上死点側の設定点位置に上昇させるスライド通常方向上昇制御手段と、を設けたプレス機械である。
【0016】
この請求項1の発明に係るプレス機械では、作業員が、例えば荷重(例えば、モータ駆動電流を検出して算出され、あるいは歪ゲージを利用して直接検出される。)の監視,金型・製品廻りの目視や発生音の聴き取りから、当該試打ちの良し悪しについての妥当性を確認する。不良と判断され場合は、当該作業員により例えば確認ボタンがONされると、これによりプレス試打ち作業確認信号が出力される。
【0017】
すると、スライド現在位置検出手段がスライドの現在位置を検出する。また、比較判定手段が、検出されたスライド現在位置と予め設定された下死点位置手前の位置とを比較し、検出スライド現在位置が設定下死点位置手前の位置にあるか否かを判定する。ここに、検出スライド現在位置が下死点位置手前の位置にあると判定された場合に、スライド戻し上昇制御手段はモータを逆回転状態に切替える。スライドは即刻的に一旦停止される。金型破損を防止することができる。しかる後に、スライドを上死点側の設定点位置(例えば、上死点位置乃至その近傍)に戻し上昇して完全停止する。作業者は直ちにダイハイト調整等を行える。取扱いも容易である。一方、比較判定手段により検出スライド現在位置が下死点位置以降の位置にあると判定された場合(つまり、既に下死点位置を通過した後であると判定された場合)に、スライド通常方向上昇制御手段が、モータを正回転状態のまま当該スライドを上死点側の設定点位置に上昇させる。すなわち、モータ停止による中途半端な位置でのスライド停止を回避するために、モータを正回転状態のまま当該スライドを上死点側設定点位置に迅速に上昇させる。かくして、下死点位置通過後の位置である場合には、損失(例えば、不良品発生による材料の無駄や金型一部変形等)を受忍して上で、無駄時間を一掃化しつつその後の対処迅速化を図るのである。
【0020】
また、請求項2の発明は、前記比較判定手段により検出スライド現在位置が下死点位置手前の位置にあると判定された場合にダイハイト調整要求の旨を表示出力可能なダイハイト調整要求表示制御手段を設けた、プレス機械である。
【0021】
請求項2の発明に係るプレス機械では、請求項1の発明の場合に加え、さらに検出スライド現在位置が下死点位置手前の位置にあると判定された場合には、ダイハイト調整要求の旨を表示出力する。したがって、スライドが上死点側設定点位置へ戻し上昇された後に停止された事態(意義)を作業者に知らしめることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0023】
本プレス機械10は、図1〜図4に示す如く、スライド現在位置検出手段(81,82)と比較判定手段(81,82)とスライド戻し上昇制御手段(81,82)とスライド通常方向上昇制御手段(81,82)とを設け、プレス試打ち作業確認信号が入力された場合で検出されたスライド現在位置(θki)が下死点位置(θk180)手前の位置にあると判定された場合にモータ30を逆回転状態に切替えてスライド17を上死点側の設定点位置(この実施形態では、上死点位置θk0)に戻し上昇可能であるとともに検出スライド現在位置が下死点位置以降の位置にあると判定された場合にモータ30を正回転状態のままスライド17を上死点側設定点位置(θk0)に上昇可能に形成されている。
【0024】
また、この実施形態では、ダイハイト調整要求表示制御手段(81,82)を設け、比較判定手段により検出されたスライド現在位置が下死点位置手前の位置にあると判定された場合にダイハイト調整要求の旨を表示出力可能に形成してある。
【0026】
図1において、プレス機械10の駆動機構は、クランク軸12等を含むクランク機構11から構成されている。このクランク軸12は、軸受14,14に回転自在に支持されかつモータ30にはギヤ(メインギヤ13,ピニオン30G…減速機構)を介して間接的に連結されている。かかるギヤ(減速機構30G,13)を介せば、一段と高いスライド荷重値を得ることができる。なお、クランク軸12にモータ30を直結してもよい。
【0027】
このモータ30は、サーボモータ駆動方式とするためのAC(交流)サーボモータから形成され、冷却ファン30Fが一体的に設けられている。モータ軸30Sは、停止状態保持ブレーキ19で回転停止状態を保持(ロック)可能である。なお、モータ30はDC(直流)サーボモータや永久磁石もブラシも有しないレラクタンスモータ等から形成してもよい。
【0028】
駆動機構(11)の一部を構成するコンロッド16は、上端部がクランク軸12の偏心部に被嵌装着され、下端部はスライド17内の球面軸受部材(図示省略)に回転可能に嵌装されている。なお、クランク機構を具備する従来プレス機械の場合のように、コンロッド16とスライド17との間に、油圧放出型の過負荷防止装置を設けられてはいない。
【0029】
なぜならば、この実施形態では、モータ30の駆動電流(Iu,Iv,Iw)を利用して算出したスライド荷重値を監視して荷重値過大に至る以前にプレス停止可能に形成してあるからである。過負荷防止装置の一掃化は、プレス機械10自体の機械軽量化,小型化およびコスト低減に大きく貢献できる。
【0030】
スライド17は、プレスフレーム1に上下方向に摺動自在に装着されている。必要によって、ウエイトバランス装置に係合させてもよい。クランク軸12を回転駆動すれば、コンロッド16を介してスライド17を昇降駆動することができる。金型はスライド17側の上型とボルスタ2側の下型とからなる。
【0031】
ACサーボモータ(30)の図3に示す各相U,V,Wのモータ駆動電流Iu,Iv,Iwに対応する各相電流信号Ui,Vi,Wiは、電流検出部73によって検出される。また、モータ30には、図1,図2に示すエンコーダ35が連結されている。
【0032】
このロータリーエンコーダ35は、原理的には多数の光学的スリットと光学式検出器とを有し、図3のモータ30(モータ軸30S)の回転角度θmを出力するが、この第1の実施形態では、クランク角度θm(パルス信号)をスライド17の上下方向位置相当信号PT(パルス信号)に変換して出力する信号変換器(図示省略)を含むものとされている。
【0033】
図1,図2に示すように、プレス機械10のクランク軸12には、モータ30とクランク軸12との間に減速機構(30G,13)が介装されていることから、これに対応させるために検出軸12Sを介してスライド位置(スライド移動速度)検出用のエンコーダ37を設けてある。このエンコーダ37の基本的構成・機能は、モータ回転駆動制御用のエンコーダ35の場合と同様である。
【0034】
図2,図3において、プレス機械10の設定選択指令駆動制御部は、設定選択指令部(50)と位置速度制御部60とモータ駆動制御部70とから形成されている。なお、位置速度制御部60とモータ駆動制御部70とを一体形成することもできる。
【0035】
図2において、コンピュータ80は、CPU(時計機能を含む)81,ROM82,RAM83,メモリ83M,操作パネル(PNL)84,表示部(IND)85および複数のインターフェイス(I/F)86,88,91を含み、プレス機械10についての設定選択指令部(50)等を構成するとともに、この実施形態ではプレス機械全体の監視部を形成する。
【0036】
コンピュータ80には、自機(10)の状況判断便宜のために表示部(IND)85に各種情報(例えば、クランク角度θk,スライド位置PT,スライド移動速度,加速度,荷重値等)の全てまたは操作パネル(PNL)84を用いて選択された一部を、表示出力可能に形成されている。
【0037】
クランク軸12の回転角度(クランク角度)θkはエンコーダ37で検出され、スライド位置PT(スライド高さh)はクランク軸12の偏心量,コンロッド16の長さ,クランク角度θk等を利用し算出される。なお、この実施形態ではスライド位置をクランク角度θkとして検出している。また、スライド移動速度や加速度は、スライド位置(PT)情報を利用して算出され、荷重値はモータ30の駆動電流を換算して求められる。
【0038】
表示部85への表示出力態様は、デジタル数値やグラフィック曲線等として行える。かくして、プレス運転中の成形状況を迅速かつ正確に把握できるので、高品質製品を能率よく、しかも安全に生産することに大きく貢献できる。
【0039】
かかる各表示出力情報は記憶保持可能かつ書換可能なメモリ83M(フラッシュメモリやハードディスク装置からなる。)に記憶保持しておくことができる。さらに、各値に対する閾値を設定しておき、警告やプレス停止させるように利用することができる。
【0040】
コンピュータ80のインターフェイス(I/F)86は図2,図3に示す位置指令信号(PTs)出力用で、インターフェイス(I/F)88は自機のスライド速度(位置)相当信号(θk)の検出用で、インターフェイス(I/F)91は停止状態保持ブレーキ19の制御信号用である。
【0041】
なお、以下では、各種の固定情報,制御プログラム,演算(算出)式等は、ROM82に固定的に格納されているものとして説明するが、これらは上記メモリ83M等に格納(記憶保持)させておくように形成してもよい。
【0042】
設定選択指令部50は、速度設定器(51…図面上では符号省略),モーションパターン選択器(52…図面上では符号省略)およびモーション指令部(53…図面上では符号省略)を含み、位置速度制御部60に図3に示す設定スライド位置信号(設定選択モーション指令信号)PTsを出力可能に形成されている。
【0043】
操作パネル84,スライドモーションパターンやパターン選択制御プログラムを格納させたROM82およびCPU81から形成されたモーションパターン選択器(52)を用いて予め設定記憶された複数のモーションパターン(経過時間t−スライド位置PT)[または、クランク角度θk−スライド位置PT]の中から希望のモーションパターン(t−PTカーブSMC)を選択することができる。選択されたモーションパターン(t−PTカーブ)は、速度設定器(51)を用いて設定されたモータ回転速度(乃至rpm…スライド速度)[いわゆるスライドストローク数(SPM)]とともにモーション指令部(53)に出力される。
【0044】
速度設定器(51)は、操作パネル84から形成され、モータ30の回転速度[例えば、100rpm(×減速比γ)]を“手動”で設定することができる。“自動”を選択した場合には、予め選択設定されていた最高回転速度[例えば、120rpm(×減速比γ)]が選択されたものとして取扱われる。なお、速度設定器(51)をSPM設定器としてSPMを直接設定するように形成してもよい。
【0045】
モーション指令プログラムを格納させたROM82およびCPU81から形成されたモーション指令部(53)は、位置パルスの払出し方式構造で、選択されたモーションパターン(t−PTカーブSMC)に則り位置指令パルスPTsを出力する。
【0046】
例えば、モータ30(30S)とクランク軸12とが直結され、速度設定器(51)を用いて設定されたモータ回転速度が120rpmで、エンコーダ35から1回転(360度)当りに出力されるパルス数が100万パルスで、払出しサイクルタイムが5mSである場合は、1サイクル(5mS)毎に出力されるパルス数は、10000パルス[=(1000000×120)/(60×0.005)]となる。
【0047】
なお、速度設定器(51),モーションパターン選択器(52)およびモーション指令部(53)は、各コンピュータ80に接続可能なセッター,ロジック回路,シーケンサ等から構成してもよい。
【0048】
図3において、位置速度制御部60は、位置比較器61,位置制御部62,速度比較器63,速度制御部64を含み、電流制御部71に電流指令信号Siを出力可能に形成されている。なお、速度検出器36は、図示上の便宜性から位置速度制御部60に含めた形で表現した。
【0049】
まず、位置比較器61は、モーション指令部(53)[81,82]の位置指令信号出力用インターフェイス86から入力された設定スライド位置信号(目標値信号)PTsとエンコーダ35(減速比γを勘案すれば、37を利用しても実施することができる。)で検出された実際のスライド位置フィードバック信号FPT[θm=(1/γ)・θk]とを比較して、位置偏差信号△PTを生成出力する。
【0050】
位置制御部62は、入力された位置偏差信号△PTを累積し、それに位置ループゲインを乗じ、速度信号Spを生成出力する。速度比較器63は、この速度信号Spと速度検出器36からの速度信号(速度フィードバック信号)FSとを比較して、速度偏差信号△Sを生成出力する。
【0051】
速度制御部64は、入力された速度偏差信号△Sに速度ループゲインを乗じ電流指令信号Siを生成して電流制御部71に出力する。この電流指令信号Siは、実質的にはトルク信号であるが、スライド下降中はプレス負荷が加わらないのでモータトルクがほぼ一定で回転速度の増減をするために必要なものでよいから、荷重値制御中の場合に比較して信号レベルは小さい。
【0052】
モータ駆動制御部70は、電流制御部71とPWM制御部(ドライバー部)72と相信号生成部40とから構成されている。
【0053】
電流制御部71は、各相(U,V,W)用電流制御部71U,71V,71Wからなる。例えばU相電流制御部71Uは、電流指令信号(トルク信号相当)SiとU相信号Upとを乗算してU相目標電流信号Usiを生成し、引続きU相目標電流信号Usiと実際のU相電流信号Uiとを比較して電流偏差信号(U相電流偏差信号)Siuを生成出力する。他のV,W相電流制御部71V,71Wでも、V,W相電流偏差信号Siv,Siwが生成出力される。
【0054】
この電流制御部71に入力される相信号Up,Vp,Wpは、相信号生成部40で生成される。73は、相モータ電流検出器で、各相電流(値)信号Ui,Vi,Wiを検出して電流制御部71へフィードバックする。
【0055】
PWM制御部(ドライバー部)72は、パルス幅変調を行う回路(図示省略)とアイソレーション回路(図示省略)とドライバーとからなり、図3の電流制御部71から出力される各相の電流偏差信号Siu,Siv,SiwからPWM変調され、PWM信号Spwmu,Spwmv,Spwmwを生成する。
【0056】
ドライバーは、各相用の各1対のトランジスタを含むスイッチング回路からなり、各PWM信号Spwmでスイッチング(ON/OFF)制御され、各相モータ駆動電流Iu,Iv,Iwをモータ各相にそれぞれ出力することができる。
【0057】
ここにおいて、スライド現在位置検出手段(CPU81,ROM82)は、モータ30の正回転状態においてスライド17の現在位置(θki、または、θki等を利用して算出されたスライド高さh)を検出(ST12)する。
【0058】
この実施形態では、プレス運転(モータ正回転状態)中でかつプレス試打ち作業確認信号が入力された場合(ST10でYES,ST11でYES)に、スライド現在位置をクランク角度θkとして検出する。プレス試打ち作業確認信号が入力されない場合(ST11でNO)には、検出されない。このように形成しておけば、特に、スライド現在位置を算出スライド高さ(h)として検出するように構成した場合に無駄なデータ処理(算出処理)を大幅に削減できるわけである。つまり、CPU81等の負担軽減ができる。
【0059】
比較判定手段(CPU81,ROM82)は、検出されたスライド現在位置(θki)が下死点位置(θk180)の手前の位置にあるか否かを判定(ST13)する手段である。
【0060】
この下死点位置手前の位置であるか否かの判定に必要な下死点位置θk180は、操作パネル84上のキー(置数キー)操作により設定入力されメモリ83Mに記憶保持される。上死点側の設定点位置(上死点位置θk0)も同様に設定入力されかつメモリ83Mに記憶保持される。
【0061】
スライド戻し上昇制御手段(CPU81,ROM82)は、プレス試打ち作業確認信号が入力された場合(ST11でYES)でかつ検出されたスライド現在位置(θki)が下死点位置手前の位置にあると判定された場合(ST13でNO)に、モータ30を逆回転状態に切替えて当該スライド17を上死点側設定点位置(θk0)まで戻し上昇する(ST15,ST16でNO)。上死点側設定点位置(θk0)に到達した後(ST16でYES)に、モータ30は停止(ST19)される。
【0062】
その後に、停止状態保持切替制御手段(CPU81,ROM82)が、停止状態保持ブレーキ19を働かせ(ONさせ)て、モータ30(クランク軸12)を回転停止状態に保持(ロック)させる。作業者は、ダイハイト調整等を安全に行なえる。
【0063】
この実施形態では、操作パネル84上の妥当性確認ボタン84B(手動用で緊急停止用のプレス停止ボタンを兼用するように形成してもよい。)が作業者によって押下操作された場合に、プレス試打ち作業確認信号出力制御手段(CPU81,ROM82)がプレス試打ち作業確認信号を出力する。つまり、作業者が当該試打ちの良し悪しの確認をしたい(あるいはプレス停止させたい)ときの意思表示による。
【0064】
ダイハイト調整要求表示出力制御手段(CPU81,ROM82)は、プレス試打ち作業確認信号が入力された場合(ST11でYES)でかつ検出されたスライド現在位置(θki)が下死点位置手前の位置にあると判定された場合(ST13でNO)に、ダイハイト調整要求の旨(例えば、“過負荷なのでダイハイト調整をして下さい。”)を表示部85に表示出力(ST14)する。なお、これに加えて例えばブザー音を鳴動させるように形成してもよい。
【0065】
スライド通常方向上昇制御手段(CPU81,ROM82)は、プレス試打ち作業確認信号が入力された場合でかつ比較判定手段(81,82)によって検出スライド現在位置が下死点位置以降の位置にあると判定された場合(ST13でYES)に、モータ30を正回転状態のままスライド17を上死点側の設定点位置(θk0)に上昇させる(ST17,ST18でNO)。
【0066】
上死点側設定点位置(θk0)に到達した後(ST18でYES)に、作業者がモータ30は停止(ST19)される。その後に、停止状態保持切替制御手段(81,82)が働く。
【0067】
かかる構成の実施形態では、モータ30の正回転状態(試打ち)中に、例えば荷重(モータ駆動電流を検出して算出された。)の監視,金型・製品廻りの目視や発生音の聴き取りから、当該試打ちの良し悪しについての妥当性を確認したい場合つまり不良と判断さるような場合に、作業員によって妥当性確認ボタン84Bが押下操作(ON)されると、プレス試打ち作業確認信号出力制御手段(81,82)が働き、プレス試打ち作業確認信号が出力(ST11でYES)される。
【0068】
すると、スライド現在位置検出手段(81,82)が、エンコーダ37の出力信号を利用してスライド現在位置(クランク角度θki)を検出する(ST12)。引続き、比較判定手段(81,82)が、検出スライド現在位置(θki)が設定下死点位置手前の位置にあるか否かを判定(ST13)する。
【0069】
検出されたスライド現在位置(θki)が下死点位置(θk180)手前の位置にあると判定された場合(ST13でNO)に、スライド戻し上昇制御手段(81,82)は、モータ30を逆回転状態に切替える(ST15)。スライド17は即刻的に一旦停止(モータ停止)されるので、金型破損を防止することができる。しかる後に、モータ30を通常の回転方向とは逆の回転方向に強制回転させて、スライド17を上死点側の設定点位置(上死点位置θk0)まで強制戻し上昇させる(ST15)。モータ30は、完全停止される(ST19)。
【0070】
これに先立ち、ダイハイト調整要求表示出力制御手段(81,82)が、ダイハイト調整要求の旨を表示部85に表示出力する(ST14)。したがって、スライド17が上死点側設定点位置(θk0)へ強制的に戻し上昇されかつこれに至った事態(意義)を作業者に知らしめることができるわけである。つまり、作業者は直ちにダイハイト調整等を行える。取扱いも容易である。
【0071】
また、検出されたスライド現在位置(θki)が下死点位置(θk180)以降の位置にある場合[つまり、スライド17が既に下死点位置(θk180)を通過した後であると判定された場合(ST13でYES)]には、モータ停止による中途半端な位置でのスライド停止を回避するために、スライド通常方向上昇制御手段(81,82)が、モータ30を正回転状態のまま当該スライド17を上死点側設定点位置に迅速に上昇させる(ST17,ST18でNO)。
【0072】
すなわち、下死点位置通過後の位置(θk180+α)である場合には、損失(例えば、不良品発生による材料の無駄や金型一部変形等)を受忍して上で、無駄時間を一掃化しつつその後の対処迅速化を図るのである。
【0073】
さらに、停止状態保持ブレーキ19および停止状態保持切替制御手段(81,82)が設けられているので、モータ30(クランク軸12)の回転停止状態保持(ロック)の下にダイハイト調整等を安全に行なえるとともに、回転停止状態保持(ロック)中はモータ駆動制御部70を停止できる(つまり、モータ30のホールドトルク保持用エネルギー(電力)を必要としない)ので、省エネルギーに貢献できる。
【0074】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、次のような優れた効果を奏することができる。
(1)スライド現在位置が下死点位置手前にあると判定された場合に当該スライドの下死点位置通過を積極的に阻止(下死点位置手前での停止および上死点側設定点位置までの逆回転による戻し上昇による。)することができるから、試打ちに際する金型破損発生を極減化を図ることができるとともに、スライド停止までに要する時間、スライドを下死点位置手前から上死点位置まで戻すために必要な時間並びに前回先試打ち(試験的プレス運転作業)の妥当性確認後から次回試打ち開始までに要する時間を大幅に短縮することができるから所定製品実際生産への移行迅速化を図れる。
(2)スライドの位置が下死点位置手前にあるか否かの判定および判定結果によるスライド戻しが自動的に行われるので、取扱いが容易である。
(3)取扱いが非常に容易でありからベテラン技術者(作業員)の配置が必要なくなるので、プレス製品コストを低減できる。
(4)従来問題点[ミス判定によりスライド位置が下死点位置手前にあるのに下死点位置を通過をさせてしまう最悪事態(金型破損)を引起す虞れ、並びに、スライド位置が下死点位置通過後であるにも拘わらずモータ逆回転によりスライドを再び下死点位置を逆回転方向に通過させて上死点側設定点位置に戻してしまうことによる不具合(金型変形→破損、スライド移動量増大による時間浪費)を招く強い虞。]を一掃化できる。
(5)しかも、スライド現在位置が下死点位置以降の位置にあると判定された場合にモータを正回転状態のままスライドを上死点側設定点位置に上昇できるから、モータ停止による中途半端な位置でのスライド停止を回避するとともに、その後の対処迅速化を図ることができる。
【0076】
また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、さらにダイハイト調整要求の旨の表示出力によりスライドが上死点側設定点位置へ強制戻し上昇された後に停止された事態(意義)を作業者に正確に知らしめることができる。したがって、作業者によるダイハイト調整(や厚が大きな材料の排除)を確実に行えるので、その後の試打ちおよび実生産において材料無駄遣いや金型破損の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を説明するためのプレス機械の側面図である。
【図2】 同じく、設定選択指令部(コンピュータ)、位置速度制御部およびモータ駆動制御部を説明するためのブロック図である。
【図3】 同じく、位置速度制御部およびモータ駆動制御部の詳細を説明するための回路図である。
【図4】 同じく、動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 プレス機械
11 クランク機構(駆動機構)
12 クランク軸
13 メインギヤ(ギヤ)
17 スライド
30 ACサーボモータ(モータ)
30G ピニオン
35 モータ軸用エンコーダ
37 クランク軸用エンコーダ
40 相信号生成部
60 位置速度制御部
70 モータ駆動制御部
71 電流制御部
80 パソコン(設定選択指令部)
81 CPU(スライド現在位置検出手段,比較判定手段,スライド戻し上昇制御手段,プレス試打ち作業確認信号出力制御手段、スライド通常方向上昇制御手段、ダイハイト調整要求表示出力制御手段)
82 ROM(スライド現在位置検出手段,比較判定手段,スライド戻し上昇制御手段,プレス試打ち作業確認信号出力制御手段、スライド通常方向上昇制御手段、ダイハイト調整要求表示出力制御手段)
83 RAM
83M メモリ
84 操作パネル
84B 妥当性確認ボタン
85 表示部
Claims (2)
- 駆動機構の一部を構成するクランク軸の回転によりスライドを昇降させつつプレス加工するプレス機械において、
前記クランク軸がこれに直接にまたはギヤを介して間接に連結された可逆回転可能なモータにより回転駆動可能に形成され、
モータの正回転状態においてかつプレス試打ち作業確認信号が入力された場合に前記スライドの現在位置を検出するスライド現在位置検出手段と、
検出されたスライド現在位置が下死点位置手前の位置にあるか否かを判定する比較判定手段と、
比較判定手段により検出スライド現在位置が下死点位置手前の位置にあると判定された場合にモータを逆回転状態に切替えて当該スライドを上死点側の設定点位置に戻し上昇させるスライド戻し上昇制御手段と、
比較判定手段により検出スライド現在位置が下死点位置以降の位置にあると判定された場合に前記モータを正回転状態のまま当該スライドを上死点側の設定点位置に上昇させるスライド通常方向上昇制御手段と、を設けたプレス機械。 - 前記比較判定手段により検出スライド現在位置が下死点位置手前の位置にあると判定された場合にダイハイト調整要求の旨を表示出力可能なダイハイト調整要求表示制御手段を設けた、請求項1記載のプレス機械。
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