JP3936559B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀行のテラー用の椅子或いは学童椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8、図9に示すように銀行のテラーは、机1aと一体化された袖キャビネット2a、或いは移動可能なサイドキャビネット3aを左右に並置して業務を行うのが常であり、更に、サービス向上のため、多人数を配して業務処理を図るため、テラーの足元周りのスペース4aは非常に限られたものとなっていた。 一方、閉店時には反り返って休息をとる事も多く、安定性に優れた5本の脚羽根を有する椅子6a(以下5本脚の椅子)を使用する必要があった。
【0003】
すなわち、5本脚の場合、着席した執務状態では、隣接する2本の脚羽根7a,7aを足元周りのスペース4a内に入り込むようにしないと(図9に示す状態)満足な執務姿勢がとれず、又、離席時には、更に2本の脚7a、7aを足元周りのスペース4aに収納する位置まで椅子を移動させておかないと(図9に示す状態)通路スペース8aを確保出来ない。
しかしながら、座席体9aは脚体10aに対して回転自在な構成となっているので、座席体9aの向きと脚体10aの向きは一致せず、着席時或いは椅子を収納する時、脚羽根7a・・・の端部を度々サイドキャビネット3a等の前面に衝突させ、机1a等を傷付ける原因となっていた。(図8に示す状態。)
この為、執務時、離席時等、その都度、脚体10aの向きを覗き込むように確認しながら椅子を移動させる等、非常に煩雑で使用勝手が悪かった。
【0004】
一方、学童椅子も、低学年の児童が座席体9aが回転する椅子を使用すると、十分な体格でない為、床に足が付かず、(学習机の高さが成人の高さに設定して構成されているので、体格の小さい児童が椅子を使用する時は椅子の座席体9aを高くして使用する。この為、床に足が付かない。)その上、座席体9aが回転するので非常に使いづらく、又、興味本位から、椅子を回転させて遊ぶことが多く、勉学に集中出来ないと云う問題があった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、簡単な構造で、座席体の向きを机の正面に向けるだけの操作で、隣接する2本の脚羽根が、確実に足元周りのスペースに入り込み、さらに異なった場所(椅子の使用位置が十分なスペースを有している場所。)或いは、児童がある程度の体格に成長した時期からは、座席体が回転するように選択できる椅子を提供する事を課題とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第一の手段として構成したところは、5本の脚羽根を有する脚体と、脚体の中心部に下端部が取り付けられ高さ調節機能を有する脚支柱と、脚支柱の上端部に取り付けられた座席体等よりなり、前記脚支柱は、ガスシリンダー本体と、ガスシリンダー本体を昇降自在に保持し、下端部が脚体に固定されるサポートチューブより構成され、サポートチューブは、脚体に固定される外筒部と、ガスシリンダー本体を昇降自在で回転不能に支持し、外筒部の上半部内に保持される合成樹脂製のサポート部材より構成され、サポート部材は回転止め螺孔を有し、外筒部に取り付けられる回転止めネジによって、外筒部に回転可能或いは回転不能に支持され、回転止めネジと回転止め螺孔が螺合した状態で、座席体の正面が隣接する2本の脚羽根間の中央部に位置し、座部が最大高さとなった時、回転止めネジが支柱カバーの下端部下方に露出するよう、支柱カバーの上下方向の長さが設定されている点にある。
【0008】
【実施例】
以下、実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
図1において、符号1は座席体を示し、符号2は脚体を示し、符号3は脚支柱を示している。
座席体1は、前側がやや下がり気味に傾斜した座部11と、座部11下面に端部が揺動可能に連結された背もたれ杆12を介して、座部11の後部上方に設けられた背もたれ部13と、座部11下面に配設された脚支柱取付部14と、脚支柱取付部14の下面に上端が連結された、下面が開口する円筒形の支柱カバー15より構成されている。
支柱カバー15は、側面上部に高さ調節用操作杆16の先端部が嵌入する嵌入孔151と、上端に突出し前記脚支柱取付部14に係合する係合突起152を有している。
【0009】
脚体2は、正5角形の中心から各角部に放射状に突出する5本の脚羽根21・・・を有し、脚羽根21・・・の先端部にキャスター22・・・が設けられ、中心部に上面が開口する下方が小径となったテーパー状の脚支柱取付凹部23が形成されている。
脚支柱3は、ガスシリンダー本体31と、ガスシリンダー本体31を昇降自在に保持し、下端部が脚体2に形成された脚支柱取付凹部23に密嵌して固定されるサポートチューブ5より構成されている。
【0010】
ガスシリンダー本体31は、図3に示す如く上端部を上方に向かって小径となしたテーパー状の上端固定部311と、上端固定部311の下方に一体に連設されたシリンダー外筒部312と、シリンダー外筒部312の下端面中央から下方に、シリンダー外筒部312と回転かつ出入自在に突出するピストン軸313より構成され、ピストン軸313の下端部にはサポートチューブ5の下端面に抜け止め支持されるピストン軸固定部314が形成され、シリンダー外筒部312の上下方向には回転止め用凸条301が形成され、回転止め用凸条301の所定寸法上方に、前記高さ調節用操作杆16の先端部が揺動自在に保持される保持孔302が形成されている。
【0011】
そして、ガスシリンダー本体31の上端固定部311が、座部11下面に配設された脚支柱取付部14に形成されたガスシリンダー取付凹部(図示せず。)に密嵌して固定され、座部11の回転と共にガスシリンダー本体31も回転する構成となっている。
【0012】
サポートチューブ5は、図4、図5に示す如く、下端部が下方に向かって小径となるテーパー状で、脚体2に形成された脚支柱取付凹部23に密嵌して固定される金属製の外筒部51と、外筒部51の上半部内に保持され、シリンダー外筒部312の上半部に外嵌して、ガスシリンダー本体31を回転不能に支持する合成樹脂製のサポート部材52より構成され、金属製の外筒部51の底部にはガスシリンダー本体31のピストン軸固定部314が抜け止め連結されるシリンダー本体支持部(図示せず。)が形成されている。
【0013】
そして、外筒部51の上端部には、貫通孔500、500を挿通し、サポート部材52に形成された回転止め螺孔501、501に螺合する回転止めネジ50、50が取り付けられ、回転止めネジ50、50の下方に、外筒部51に形成された抜け止め螺孔510に螺合し、前記サポート部材52の抜け止めを行う抜け止めネジ521、521が取り付けられている。
尚、回転止めネジ50、50とサポート部材の回転止め螺孔501、501が螺合した状態で、サポートチューブ5は、隣接する2本の脚羽根21、21間の中央部に座席体11の正面が位置するよう脚体2に連結されている。
【0014】
サポート部材52は、図5、図6、図7に示すように、外筒部51の上端面に当接する上端縁部522と、前記回転止め螺孔501、501と、回転止め螺孔501、501の下方で、抜け止めネジ521、521の先端部が位置する、円周廻りに形成された抜け止め凹溝523を有して、外筒部51の上端部内に嵌入する嵌入部524と、上端縁部522と嵌入部524の中央部上端から下方に貫通する、シリンダー外筒部312の嵌挿孔525と、回転止め用凸条301が嵌入する嵌挿孔525に連設された回転止め凹溝526を有する上下方向に形成された外筒保持部527と、外筒保持部527の外面から外方に放射状に突出する補強凸条528・・・より構成されている。
【0015】
すなわち、ガスシリンダー本体31の回転止め用凸条301とサポート部材52の回転止め凹溝526と、サポートチューブ5の回転止めネジ50、50にて回転止め装置が構成される。
尚、座部11が最大高さとなった時、回転止めネジ50が前記支柱カバー15の下端部下方に露出するよう、支柱カバー15の上下方向の長さが設定されているので、回転止めが必要でない場所で使用する時、又は回転止めが必要でない時期には、座部11を最大高さとした後、回転止めネジ50、50を取り外すと良い。
この時、サポート部材52とガスシリンダー本体31は回転不能状態で、共に外筒部51に対して回転自在となるが、サポート部材52の抜け止め凹溝523と外筒51の抜け止めネジ521、521によってサポート部材52が上方に抜け出す事はない。
【0016】
【効果】
本発明は上記の如く構成されているので、次のような効果を有する。
請求項1に記載の本発明によれば、座席体の回転止め状態と、回転可能状態が選択できるので、テラー用の椅子、又は低学年の児童用の椅子としても、或いはそれ以外の場所でも、又、児童がある程度の体格に成長した時にも使用出来非常に使い勝手が良い。
又、座席体と脚体が回転不可の状態で、脚体が5本の脚羽根であっても、座席体の向きを机の正面に向けるだけの操作で、隣接する2本の脚羽根が、確実に足元周りのスペースに入り込む個所に位置するので、机等を傷付けたりする事がなく、テラー用の椅子としても非常に使い勝手が向上する。
さらに、回転止めが必要でない場所で使用する時、又は回転止めが必要でない時期には、座部を最大高さとすれば、回転止めネジが支柱カバーの下端部下方に露出するので、回転止めネジを取り外すとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要部分解斜視図
【図2】 本発明の正面図
【図3】 シリンダー本体の正面図
【図4】 脚支柱の正面図
【図5】 図4のAーA線拡大断面図
【図6】 図5のBーB線断面図
【図7】 サポート部材の斜視図
【図8】 従来例での執務状態を示す説明図
【図9】 従来例での椅子の収納状態を示す説明図
【符号の説明】
1 座席体
2 脚体
21 脚羽根
3 脚支柱
31 シリンダー本体
301 回転止め用凸条
5 サポートチューブ
50 回転止ネジ
51 外筒部
52 サポート部材
Claims (1)
- 5本の脚羽根を有する脚体と、脚体の中心部に下端部が取り付けられ高さ調節機能を有する脚支柱と、脚支柱の上端部に取り付けられた座席体等よりなり、前記脚支柱は、ガスシリンダー本体と、ガスシリンダー本体を昇降自在に保持し、下端部が脚体に固定されるサポートチューブより構成され、サポートチューブは、脚体に固定される外筒部と、ガスシリンダー本体を昇降自在で回転不能に支持し、外筒部の上半部内に保持される合成樹脂製のサポート部材より構成され、サポート部材は回転止め螺孔を有し、外筒部に取り付けられる回転止めネジによって、外筒部に回転可能或いは回転不能に支持され、回転止めネジと回転止め螺孔が螺合した状態で、座席体の正面が隣接する2本の脚羽根間の中央部に位置し、座部が最大高さとなった時、回転止めネジが支柱カバーの下端部下方に露出するよう、支柱カバーの上下方向の長さが設定されている事を特徴とする椅子。
Priority Applications (1)
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JP2001220958A JP3936559B2 (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001220958A JP3936559B2 (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 椅子 |
Publications (2)
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JP2003033248A JP2003033248A (ja) | 2003-02-04 |
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ID=19054701
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001220958A Expired - Fee Related JP3936559B2 (ja) | 2001-07-23 | 2001-07-23 | 椅子 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3936559B2 (ja) |
-
2001
- 2001-07-23 JP JP2001220958A patent/JP3936559B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003033248A (ja) | 2003-02-04 |
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