JP3936102B2 - 食品収納容器 - Google Patents
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Description
【発明の技術分野】
本願発明は、例えば、豆腐、ゼリー、水ようかん、プリン等の食品に用いられる、食品収納容器に係る。
【0002】
【従来の技術】
例えば、豆腐収納容器としては、上面開口の周壁上端に外向きフランジを付設した容器体と、該容器体内に張った水に浸した豆腐と、上記外向きフランジ上面に貼着させて上記開口を閉塞した合成樹脂製シートとからなり、該シートの一側部にシート剥離用の摘み片を設けたものが、市販されている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】
上記従来容器では、水密性等の観点から、外向きフランジ上面にシートをある程度強固に貼着する必要があるが、そうすると、摘み片を指先で強く引っ張らないとシートを剥離できないことになり易く、特に、家事で手が濡れているような場合には摘み片を摘持した指先が滑ってシートの除去が困難となるおそれがある。他方、摘み片を引っ張るときに力が入り過ぎたときには、シートの剥離に伴い、容器体内の水が外部に飛び散る等の不都合が生じ得る。
【0004】
本願発明は、容器体の外向きフランジの一部をシート切断用カッターに形成することで、容器体上面開口を閉塞するシートを容易に除去可能とした食品収納容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】
第1の手段は、周壁2上端に外向きフランジ3を付設した硬質の合成樹脂製容器体1と、上記外向きフランジ3上面へ外周部を貼着させて周壁2上端開口面を閉塞する合成樹脂製シート10とからなり、
上記外向きフランジ3外周面の適当長さ部分5の一端から他端までのフランジ部分へ直線状に破断用肉薄線6を穿設して、それらフランジ外周面と肉薄線とが囲むフランジ部分を、肉薄線一端とフランジ外面の一端とで形成した鋭角7付きのカッター片4に形成し、
カッター片4上面とシート10との貼着は、剥離可能にすると共に、上記肉薄線6は、肉薄線破断跡をシート切断用刃9に形成して構成する。
【0006】
第2の手段は、前記第1の手段を備え、更に、前記肉薄線6は、外向きフランジ3の下面にV字状溝8を穿設することにより、形成して構成する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1から図4は、本願発明の第1の実施形態を示している。
【0008】
1は、硬質合成樹脂製の容器体であり、底壁周縁から起立する四角筒状の周壁2上端に巾広の外向きフランジ3を付設している。尚、本明細書中、「硬質」とは、後述カッター片の突刺しによりシートを切断できる程度の固さをいう。又、前記外向きフランジ3は、前記カッター片の突刺しが可能な肉厚及び強度に形成する。前記容器体の内部には、豆腐および該豆腐の損壊防止用の水が収納されている。
【0009】
前記外向きフランジ3には、カッター片4を設ける。該カッター片は、図1の如く、外向きフランジ外周面に該フランジの一角を通る適当長さ部分5をとると共に、該部分一端から他端までのフランジ部分に直線状の破断用肉薄線6を穿設して、これらフランジ外周面部分と肉薄線とが囲む外向きフランジ角部分で形成したものである。又、前記肉薄線一端と外向きフランジ外周面の一端との間には、後述シートへの突刺し用の鋭角7が形成されている。
【0010】
前記肉薄線6は、図2に示す如く、外向きフランジ3下面にV字状溝8を穿設することで、該溝底部に向かって、該溝に接するカッター片側縁部を肉薄化し、肉薄線を破断させた後に、破断したV字状溝底部から前記側縁部に亘る肉薄線破断跡を、シート切断用刃9に形成するように設ける。
【0011】
10は、前記周壁の上端開口面を閉塞する軟質合成樹脂製シートであり、上記外向きフランジ上面へ外周部を貼着させると共に、該シートと前記カッター片4との貼着は剥離可能に形成している。
【0012】
上記構成において、図1の状態から、カッター片4の直角部及び該直角部上のシート部分を共に摘んで、図2に矢示する如く、上内方へ曲げると、外向きフランジ壁のV字状溝穿設側(下面側)に引張応力が働くので、該V字状溝が折り曲げられることで肉薄線が破断して、シート切断用刃9が形成され、この刃先側を外向きフランジ側肉薄線破断面から引き離すようにカッター片4を更に回すと、該カッター片がシート10から剥がれる。次に、前述の刃9を、図4の如く、外向きフランジ3の内縁に沿って前記シート10に突き刺し、かつ、切断していけば、外向きフランジ内方のシート部分を切り取ることが出来る。
【0013】
図5は、本願第2の実施形態を示している。該形態は、円筒状の周壁2上端に付設する環状の外向きフランジ3のうち、該フランジ外周面にとった円弧状の適当長さ部分5と、該円弧両端を結ぶ弦の上に穿設した肉薄線6とで囲む外向きフランジ部分をカッター片4に形成したものであり、その他の構造は、前記第1の実施形態と同じである。
【0014】
【発明の効果】
本願発明は、如上の構成であり、請求項1の発明によれば次の効果を奏する。
○本願容器は、外向きフランジ3外周面の適当長さ部分5の一端から他端までのフランジ部分へ直線状に破断用肉薄線6を穿設して、それらフランジ外周面と肉薄線とが囲むフランジ部分をカッター片4に形成したから、該カッター片で外向きフランジ3内方のシート部分を切り取ることで豆腐等の収納物を取り出すことができ、シート10を外向きフランジ上面から無理に剥がす手間が不要となる。
○前記カッター片4は、前述の如く、前記外向きフランジ3に肉薄線6を穿設することで形成したから、該線破断までは容器体と一体であり、カッター片を別に製造する場合の如く、輸送・保管の際にカッター片を紛失するおそれがない。
○前記カッター片4は、前記肉薄線の破断跡でシート切断用刃9を形成したから、肉薄線破断までは、その刃先が外へ剥き出しとなることがなく、刃先で人の指を傷付けたり、或いは、刃先が他物に当たって鈍くなるおそれがない。
【0015】
又、請求項2の発明によれば、前記肉薄線6は、外向きフランジ3の下面にV字状溝8を穿設して成るから、該溝反対側のカッター片側部(図1の直角部)及び該側部上のシート部分を共に摘んで、図2に矢示する如く、上内方へ曲げると、外向きフランジ壁のV字状溝穿設側に引張応力が働いて該溝が折り曲げられることで、肉薄線を容易に破断させることができ、更に、カッター片4を回すと、前記V字状溝の破断部側より、カッター片をシート10から簡単に剥がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態による容器の斜視図である。
【図2】図1容器の要部側面図である。
【図3】図1容器から分離したカッター片の斜視図である。
【図4】図1容器の使用状態説明図である。
【図5】本願発明の第2実施形態による容器の上面図である。
【符号の説明】
1…容器体
2…周壁
3…外向きフランジ
4…カッター片
5…適当長さ部分
6…肉薄線
7…鋭角
8…V字状溝
9…シート切断用刃
10…合成樹脂製シート
Claims (2)
- 周壁2上端に外向きフランジ3を付設した硬質の合成樹脂製容器体1と、上記外向きフランジ3上面へ外周部を貼着させて周壁2上端開口面を閉塞する合成樹脂製シート10とからなり、
上記外向きフランジ3外周面の適当長さ部分5の一端から他端までのフランジ部分へ直線状に破断用肉薄線6を穿設して、それらフランジ外周面と肉薄線とが囲むフランジ部分を、肉薄線一端とフランジ外面の一端とで形成した鋭角7付きのカッター片4に形成し、
カッター片4上面とシート10との貼着は、剥離可能にすると共に、上記肉薄線6は、肉薄線破断跡をシート切断用刃9に形成したことを特徴とする、食品収納容器。 - 前記肉薄線6は、外向きフランジ3の下面にV字状溝8を穿設することにより、形成したことを特徴とする、請求項1記載の食品収納容器。
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